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No.45A
漆黒の天使来たりて

【シナリオデモ開始】
現在位置 アクシズ

ハマーン「グレミーの部隊がレウルーラで無断出撃しただと?」
マシュマー「はっ。ナナイ=ミゲルのニュータイプ部隊も同行しています。こちらからの呼びかけには応じません」
ハマーン「…フッ、グレミーめ。私がこのような事態を予測しなかったとでも思っているのか…」
マシュマー「では…あの男はハマーン様の読み通り、ア・バオア・クーから送り込まれた監視役だったと?」
ハマーン「そうだ…だからこそ、私は奴やミネバ様の前で本心を見せた」「そうなれば、ギレン子飼いのグレミー=トトはああいう行動をとるしかないだろう」
マシュマー「どういうことなのです?」
ハマーン「ミネバ様はネオ・ジオンの者の心の拠り所とはえ…将来的にはギレンの独裁を脅かす存在になるかも知れぬ」「あの男は地球圏を制圧した後、ミネバ様…いや、ドズル閣下までも亡き者にするつもりだろう」
マシュマー「ま、まさか、そんなことは…」
ハマーン「忘れたのか? ギレン=ザビは7年前にデギン公王を謀殺した男だぞ」
マシュマー(………)
ハマーン「それぞれの派閥がそれぞれの拠点を手に入れ…これからネオ・ジオンの中でも勢力争いがより顕現化していく…」「ギレンにとって、私の父マハラジャ=カーンの影響の色濃く残るアクシズは邪魔だろうからな…」
マシュマー「で、では…」
ハマーン「ちょうど良い頃合いだ。ギレンに対しても我らの志を示す。こちらもモビルスーツ部隊を出撃させよ」
マシュマー「はっ!」
ハマーン「!」
〔脳波の乱れる音〕
ハマーン(………)
マシュマー「ハマーン様、どうなさいました?」
ハマーン「いや、何でもない…」
ハマーン(………)(何だ、このプレッシャーは…? シャアやアムロ、ジュドーとは違う…パプテマス=シロッコでもない…)(新しいニュータイプ…いや、それも違うな。二重の警戒が必要か…?)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「漆黒の天使来たりて」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
サエグサ「敵部隊、本艦の前方にモビルスーツ部隊を展開しています!」
クワトロ「あの布陣…妙だな。アクシズを牽制しているようにも見える」
カミーユ「この状況で仲間割れですか?」
クワトロ「ネオ・ジオンとて一枚岩ではないさ。ありえん話ではない」
ブライト「各機に告ぐ。本艦はこれよりアクシズ宙域を脱出する」「ラー・カイラムがこの宙域の端まで…つまり」
〔カーソル、目標ラインを指定〕
ブライト「ここまで行けば脱出が可能だ。各機は本艦を護衛しつつ目的位置までの突破口を開いてくれ」
フォッカー「スカルリーダーより各機へ! 聞いての通りだ。敵機を落とすより、ラー・カイラムの護衛を優先しろ!」
カズミ「要はラー・カイラムを一番端までエスコートすればよろしいのですね?」
フォッカー「そうだ。それに、ここは敵の本拠地だ。いつ敵の増援が現れるかわからん」「くれぐれも無茶はするなよ!」
輝「無茶するなって…先輩に言われても説得力ないなあ…」
フォッカー「あン? 何か言ったか、輝!?」
輝「いえ! 何でもありません!」
グレミー「………」「各機、戦力を温存しつつロンド=ベル隊を迎撃せよ」
ラカン「戦力を温存…? どういう意味だ、グレミー?」
グレミー「ア・バオア・クーから報告があった。デラーズ・フリートの星の屑作戦が失敗し、艦隊はほぼ全滅状態だそうだ」
ラカン「何だと…!?」
グレミー「戦力立て直しのため、我々は早急にア・バオア・クーへ帰還せねばならん」
ラカン「フン…俺はてっきり貴様がハマーンを討つつもりなのかと思ったぞ」
グレミー「無論、そのためにも戦力を温存するのだ…」「ザビ家の領袖たるギレン閣下に刃向かう者はハマーン=カーンとえどもこの私が許しはしない」「それがギレン閣下から直々に受けた私の使命なのだから…」
ナナイ(…どうやら、グレミーがザビ家の血を引いた人間であるという噂もあながち嘘ではないようだな…)
レズン(戦力を温存して戦えだと…? そんな甘い考えでロンド=ベルを倒せるものか!)
ギュネイ(あの部隊にいるアムロとシャアを倒せば、俺はネオ・ジオンを支配する男にだってなれる…!)
<戦闘開始>

<2PP>

〔轟音〕
トーレス「重力震感知! 先程より強力になっています!」
ブライト「エアロゲイターやゼントラーディ軍の出現パターンとは違うな…」
リュウセイ「リョウト、この圧迫感…前にも感じたことがあるとは思わねえか!?」
リョウト「うん…」「…複雑な…善とも悪ともとれない念だよ」
アムロ「リョウト、リュウセイ。今はラー・カイラムを護衛してアクシズからの離脱に専念しろ」
リョウト「は、はい!」
リュウセイ「…了解!」
アムロ(確かにあの2人が不安になる気持ちもわからんではない…)(俺もこのプレッシャーには脅威を感じる…一体、何者なんだ?)

<2EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
グレミー(現れたか、ハマーン…!)
ハマーン「………」「グレミー=トト。無断出撃の理由を聞かせてもらおう」
グレミー「…デラーズ・フリートの星の屑作戦が失敗し、彼らが敗北したという報告が入りました」
ハマーン「………」
グレミー「そのため、私の部隊は早急にア・バオア・クーへ帰還しなければなりません」
ハマーン「ほう…私の断りなしにか?」
グレミー「………」(ここで仕掛ければハマーンとロンド=ベル隊で挟み撃ちにされてしまうか…?)
〔轟音〕
アムロ「!!」
リュウセイ「これは…!?」
ハマーン「来たか、プレッシャー…!」
トーレス「アクシズの周辺に強力な重力震を感知! 何者かがワープアウトして来ます!」
ブライト「何だと!?」
〔アクシズ付近に重力震の広がり〕
〔敵ユニット出現〕

ノリコ「な、何なの…あの黒いロボットは…!?」
カミーユ「あれがプレッシャーの正体か!」
リュウセイ「う……」
ノリコ「リュウセイ君、どうしたの!?」
リュウセイ「…こ、この念は…まさか」
アヤ「…そ、そんな…あの人なの…!?」
リョウト「間違いない…あの機体に乗っているのは…」
イングラム「フッ…因果の鎖というものは思った以上に強固なものらしい」「俺の意志に関係なく、こうやって再び彼らと相まみえるとはな」
アヤ「!!」
ブライト「まさか…イングラム=プリスケン少佐か!?」
ユング「イングラム少佐…? あのPTXチームを率いていたエースパイロットの…!?」
リュウセイ「イングラム=プリスケン…!!」「き、貴様…! よくもノコノコと俺達の前に現れやがって…そこを動くな!!」
イングラム「やめておけ。今のお前では俺を倒すことは出来ん」
リュウセイ「な、何だと!?」
イングラム「それに…未熟なお前と戦う理由もない」
リュウセイ「!!」「黙れ! こっちにはその理由って奴があるんだッ!!」
イングラム「戦場では状況を正確に把握しろと教えてあったはずだ…」
リュウセイ「うるせえ! そうやって余裕を見せていられるのも今の内だ!!」
リョウト「ダメだ、リュウセイ君!!」
〔リュウセイ、イングラムへ隣接〕
[イベント戦闘「リュウセイvsイングラム」]
リュウセイ「う…あ、ああ…」
アヤ「リュウセイッ!!」
イングラム「予定通りの性能は発揮したか。だが、出力制御に問題があるようだな…」
リュウセイ「う、うう…っ」
イングラム「おかげでサンプルをあやうく消滅させるところだった」
リュウセイ「…な、何だ…今のは…!?」
イングラム「リュウセイ…これがアストラナガンの力だ」
リュウセイ「ア、アストラ…ナガン!?」
イングラム「そう…俺が造り上げた究極の人型機動兵器だ」
リュウセイ「き、究極の…人型機動兵器だと…!?」
グレミー「奴は一体何者なんだ…?」
ハマーン「………」
イングラム「聞こえるか、ハマーン=カーン。俺はゼ=バルマリィ帝国監査軍…すなわちエアロゲイターのイングラム=プリスケンだ」
ハマーン「エアロゲイターだと…?」
イングラム「俺はお前達と戦うつもりはない」
ハマーン「では、何をしに来たと言うのだ?」
イングラム「お前と交渉をするために…」
ハマーン「交渉だと? 貴様の何を信じてそれに応じろと言うのだ?」
イングラム「そうだな。では…アストラナガンの実戦テストを兼ねて、お前が望む方の敵の相手をしよう」
ハマーン「………」(シロッコと同じく信用することは出来ないが、利用する価値はありそうだ)「では、私に楯突く者の相手をしてもらおうか…」
イングラム「いいだろう」
グレミー「ハマーンめ、こちらに仕掛けてくるつもりか」「全機に告ぐ! ハマーン=カーンは造反した! 我が隊はこれより反乱分子を処分する!」

<リョウトvsイングラム>
リョウト「イングラム=プリスケン! あなたの本当の目的は何なんだ!?」
イングラム「地球人特有の特殊能力や技術を解析し…それを手に入れることだ。無論、お前達のサイコドライバーの力も含めてな」
リョウト「それは目的のための手段に過ぎないはずです!」
イングラム「さすがに良い勘をしているな。だが、真実を知りたければ俺とアストラナガンを倒すことだ」「そうしなければお前とリオは己の宿命から逃れることは出来んぞ」
リョウト「何を…! 仕組んだのはあなたでしょう!」「あなたのせいでイルム中尉とリオは…!」
イングラム「イルムは優秀だったよ。俺の予想通りに動いてくれた」
リョウト「!! あなたはそうやって人を利用し続けるのかっ!!」
イングラム「…その通りだ」

<アムロvsギュネイ>
ギュネイ「来たな、プレッシャー!」
アムロ「こいつは!?」
ギュネイ「アムロ=レイを倒せば俺はいつだってシャアやグレミーを超える男になれる!」

<アムロvsレズン>
レズン「ロンド=ベル隊のエース、アムロ=レイがどの程度の腕前か…見させてもらうよ!」

<アムロvsイングラム>
アムロ「イングラム少佐!」
イングラム「アムロ=レイか…お前のデータは非常に役立った」
アムロ「データだと…?」「もしや、その機体はロンド=ベル隊の機体のデータを集めて造ったものか!?」
イングラム「そうだ。アストラナガンは様々な機体の長所を持っている…」
アムロ「そのためにあなたはロンド=ベル隊と接触したのか!?」

<ブライトvsレズン>
レズン「ニュータイプだ、強化人間だって戦艦の足を止められなきゃさ…!」

<カミーユvsイングラム>
カミーユ「お前のように人を人とも思っていない者がいるからフォウやプルが苦しむことになる!」「だから…俺はお前を倒す!」
イングラム「…もろいな、カミーユ=ビダン。そういう感情はいずれお前にとって命取りになるぞ」

<クワトロvsギュネイ>
クワトロ「この感覚…ニュータイプ研の強化人間か?」
ギュネイ「俺は強化人間じゃない、ニュータイプだ!」「クワトロ=バジーナ…いや、シャア=アズナブル!」「俺はお前を倒して力を…ネオ・ジオンを掌握する力を手に入れる!」
クワトロ「…所詮、強化人間やニュータイプは戦争の道具として利用され続けるだけに過ぎん」
ギュネイ「一年戦争でニュータイプを利用した貴様が言えることか!」

<クワトロvsナナイ>
クワトロ「ナナイ、ここは退け! お前達ではあの男…イングラムに勝つことは出来んぞ」
ナナイ「大佐…!」

<クワトロvsナナイ(戦闘後)>
ナナイ「グレミー、本艦はこの宙域より離脱します」
グレミー「何だと!?」
ナナイ「戦況は我々にとって不利です。それに我々はア・バオア・クーへ帰還することが重要なはずです」
グレミー「………」「いいだろう…全軍、この宙域より撤退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<クワトロvsイングラム>
クワトロ「ハマーン=カーンと接触する理由はニュータイプや強化人間のデータを取るためか?」
イングラム「フッ…その読みの鋭さはさすが赤い彗星だな」
クワトロ「お前の行動は時代の流れを乱す…それを見逃すわけにはいかん」
イングラム「流れに乗るだけの男が俺を倒せると思っているのか?」

<ジュドーvsイングラム>
ジュドー「あんたが俺達の敵に回るってんなら容赦はしない!」
イングラム「ジュドー=アーシタ、戦いは人を覚醒させる。その事実はお前も身を以って知っているはずだ」
ジュドー「人殺しのための力なんているもんかよ!」
イングラム「残念だな。お前は数多いニュータイプの中でも優秀なサンプルだったのだが…」

<ルーvsグレミー>
グレミー「ルー=ルカ…! まだロンド=ベル隊にいたのか!?」
ルー「それがどうだっていうのよ!」
グレミー「君とは戦いたくない…ロンド=ベル隊から抜けてくれないか」
ルー「何ですって…私だけ見逃してくれるっていうの!?」
グレミー「そうだ。だから、私の願いを聞いてくれ」
ルー「そんなことを私が聞き入れると思ってんの!?」
グレミー「………」

<ルーvsグレミー(戦闘後)>
グレミー「…戦況がこちらにとって不利になった。全軍、撤退する!」
〔敵ユニット離脱〕
ルー「………」「見逃してくれたっていうの…?」

<ライvsイングラム>
イングラム「歴然とした力の差を見せつけられても向かってくるとは…お前らしくないな、ライディース」
ライ「あなたはいずれ越えなければならない壁だった。俺はこうなることを心のどこかで望んでいたのかも知れない」
イングラム「フッ…ならば命を賭けて越えてみせろ」
ライ「…そうさせてもらう!」

<アヤvsイングラム>
アヤ「イングラム少佐…!」
イングラム「アヤ…その様子では未だにT-LINKシステムをフルドライブさせることが出来ていないようだな」
アヤ「私が…念動力者として欠陥品だとうのなら、どうしてあの時私を殺さなかったんです!?」
イングラム「………」「…お前に新たな利用価値を見出だしたからだ。しかし、チャンスは二度までしか与えんぞ」
アヤ「やはり、あなたは私達のことを…!」
イングラム「そう…お前とライはリュウセイのブースターに過ぎん」「○○○にとって□□□がそうであるようにな」
アヤ「あ、あなたとう人は…!」

<ハマーン撃破>
ハマーン「今回はここまでのようだな…」

<マシュマー撃破>
マシュマー「この私がやられるとは…ハマーン様に申し訳が立たぬ!」

<キャラ撃破>
キャラ「あはは、やるじゃないのさ! でも、この借りは高くつくよ!」

<ゴットン撃破>
ゴットン「だ、駄目じゃないかと思っていたが、やっぱり駄目か!」

<グレミー撃破>
グレミー「くっ…私はこんな所で朽ちる人間ではない!」
〔敵ユニット撃破〕
グレミー「くっ…ここまでの力を持っているとはな。全機、撤退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<ラカン撃破>
ラカン「この俺を落とすとは奴め、只者ではないな!」

<オウギュスト撃破>
オウギュスト「脱出する!」

<アリアス撃破>
アリアス「ち! やはり一筋縄ではいかんか!」

<イリア撃破>
イリア「おのれ…想像以上の力だ…!」

<ギュネイ撃破>
ギュネイ「俺がこんな所でやられるとは!!」

<レズン撃破>
レズン「チッ…油断したか!」

<ナナイ撃破>
ナナイ「ここまでか…!」

<イングラム撃破orHP70%以下>
※※撃破の場合、セリフ追加※※
イングラム「…そうだ。その力だ…」
〔敵ユニット撃破〕
※※※※※※※※※※※※※※※※

イングラム「…どうやら機体の調整が完全ではなかったらしいな。ひとまず撤退させてもらおう…」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅orブライトがマップ端へ到達・勝利条件達成>
ブライト「よし、最大戦速でこの宙域を離脱する!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

トーレス「本艦の進路クリア。追っ手の部隊は確認できません」
ブライト「イングラム少佐の機体は?」
トーレス「反応ありません。あの後、アクシズ内へ侵入したと思われます」
ブライト「そうか…何とか逃げ切れたようだな」
クワトロ「だが…結局、私のせいでネオ・ジオンとの交渉は決裂してしまった…」
フォッカー「気にすることはない。クワトロ大尉以外の者が交渉しても結果は同じだっただろう」
アムロ「少佐の言う通りだ。あなた一人のせいじゃない」
クワトロ「…そう言ってもらえると助かる」
サエグサ「ブライト艦長、連邦軍極東支部より通信が入っています」
ブライト「つないでくれ」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

イゴール「久しぶりだな、ブライト中佐。ネオ・ジオンとの交渉の結果はどうだ?」
ブライト「…残念ながら、失敗に終わりました」
イゴール「そうか…こちらもティターンズやバイストン・ウェル軍とは交渉すら出来なかった」
ブライト「…グラン・ガラン隊の方は?」
イゴール「ジュピトリアンの無差別攻撃とデラーズ・フリートのコロニー落としは彼らのおかげで何とか阻止できた」「これで宇宙の情勢はしばらくの間落ち着くことになるだろうが、逆に地球の状況は悪化しつつあるのだ」
ブライト(………)
イゴール「ティターンズやドレイク軍は極東支部制圧を目論み、エアロゲイターも本格的な侵略行動を取ってくるはずだ」「さらに…最近、動きを見せないBF団やDr.ヘル達も気になる」
ブライト(………)
イゴール「そこで、私はロンド=ベル隊を極東支部に集結させようと考えている」
ブライト「そうですね…こちらも戦力を立て直す必要があるでしょう」「では、本艦はこれより極東支部へ向かいます」
イゴール「頼む。それから、リョウト=ヒカワはいるか?」
ブライト「今、ここにはいませんが…」
イゴール「そうか。では後ほど、SRX計画のオオミヤ博士に連絡を取るように伝えてくれ」
ブライト「了解しました」
〔周波数を合わせる音〕
〔モニターの閉じる音〕

〔モニターの開く音〕

ロバート「そうか…イングラム少佐が…」
○○○「…はい」
ロバート「俺もそんな予感はしていたんだ…だが、事実に直面するとつらいものだな」
○○○(………)
ロバート(………)「ショット博士といい、シャピロ少佐といい…一連の事件はSRX計画絡みの人間が原因、か」「人々を守るためのマシンを開発していた連中が…こぞって敵に回るとは皮肉だよ」「俺達は一体何をやっていたんだろうな…」
リョウト(………)「オオミヤ博士、イルム中尉とリオが今どこにいるのか教えて下さい」
ロバート(………)「しかし…リオには、君と過ごした時間の記憶がないんだぞ…?」
リョウト(………)「僕のことはどうでもいいんです」「ただ…僕と同じように利用され続けるあの子を何とかして助けてやりたい…」「それだけです」
ロバート「……そうか」「だが、俺もあの2人がどこにいるかは知らん…」「おそらく、独自にイングラム少佐の行方を追っているとは思うが…」
リョウト(………)
ロバート「だが…次に彼らが現れそうな場所はわかる」
リョウト「それはどこですか!?」
ロバート「国際警察機構北京支部だ。今、あそこでSRX計画の新型機が最終調整を受けている」
リョウト「どうして、そんな所にSRX計画の機体が…?」
ロバート「俺が今いる極東支部基地はティターンズやバイストン・ウェル軍に狙われているからな…」「彼らに新型機を奪われないよう、国際警察機構北京支部で作業が行われることになったのさ」「そして、シュウ=シラカワ博士もそこにいる」
リョウト「シラカワ博士も…?」
ロバート「ああ。そして、新型機がロールアウトする時、イルム中尉とリオが現れる可能性は高い」「彼らの目的はイングラム少佐が関わったSRX計画の機体を破壊することだからな」
○○○(………)
ロバート「そこで…君に新型機受け取りのため、北京へ行ってもらいたい」
リョウト「新型機って…もしかして」
ロバート「そうだ。君専用の機体だ」
リョウト「…わかりました。では、北京へ向かいます」
ロバート「頼んだぞ…」
〔モニターの閉じる音〕
リョウト(………)(リオ…もう一度、君に会えるの…?)

現在位置 アクシズ

ハマーン「ニュータイプと強化人間に関する研究資料を渡せだと…?」
イングラム「そうだ。その見返りとしてお前達にエアロゲイターやジュピトリアンの情報を提供しよう…」
ハマーン「随分と気前が良い話だな。そちらのデメリットの方が大きいのではないか?」
イングラム「俺個人のデメリットはない。それにギレン=ザビへ反旗を翻したお前達にとって断る理由はないはずだ」
ハマーン「それはどうかな。ロンド=ベルやエアロゲイターを裏切ろうとするお前がギレン側につく可能性は十分にある」
イングラム「…ギレンはその役目を7年前に全うしている。これからの時代に必要とされる人物ではなかろう」
ハマーン「役目だと…?」
イングラム「そう…彼が引き起こした一年戦争によって地球人類は我々の兵器として確実に成長した」
ハマーン(我々の兵器…だと?)
イングラム「だが、彼とその一党が流れに逆らうようであれば…その存在をアストラナガンで抹消するまでだ」
ハマーン(………)(…単身でエアロゲイターやジュピトリアンを敵に回すその自信の根拠はやはりあの黒い人型機動兵器か…)(今、この男を敵に回すのは得策ではないな…)
【シナリオエンドデモ終了】


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