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No.46B
第三の力

【シナリオデモ開始】
現在位置 国際警察機構北京支部

中条「シラカワ博士、MK-IIIの最終調整の方はどうかね?」
シュウ「アーマード・モジュールはまだ完成していませんし、トロニウム・エンジンの出力も予定値を超えていません」「現状では、MK-IIやEX以下の性能しか発揮しないでしょう」「もっとも、MK-IIIはアーマード・モジュールなしではその真価を発揮しない機体ですが」
呉学人(アーマード・モジュールとは一体…?)
中条「やはり、イングラム君なしでトロニウム・エンジンを完成させることは困難だということか…」
シュウ(………)
呉学人「では、グランゾンと同じく対消滅エンジンか、ブラックホール・エンジンを使用してみるというのは…?」
村雨「それは危険だな」
中条「村雨君! いつ戻って来たのかね?」
村雨「つい先程です。それよりも、EOTのブラックホール・エンジンを使用するのはやめた方がいい」
シュウ(………)
中条「どういうことかね?」
村雨「ブラックホール・エンジはイングラムが造り上げた人類第2の縮退機関ということになっていますが…」「本当のはエアロゲイターからもたらされた技術だったのでしょう」
呉学人「!」「そ、そうか…そうだったのか…」
中条「呉先生、どうしたのかね?」
呉学人「2年前、月のテクネチウム基地を消滅させたヒュッケバインMK-Iの暴走事故の原因がわかりました…」「あれは事故ではなく…エアロゲイターによって予め仕組まれていたことだったのです」
中条「何だと…!?」
シュウ(………)
村雨「そうだ。ヒュッケバインMK-Iはイングラムの解析した異星人の超技術・EOTが初めて始めて搭載されたPTだ…」「だが、その動力源であるブラックホール・エンジンには元から欠陥部分が組み込まれていたに違いない」
中条「そんな馬鹿な…」
呉学人「そして、イングラム少佐はその欠陥を地球人に教えなかった…」
中条「何のためにそんなことを? もしや、エアロゲイターが地球に対して技術的な優位を保てるようにするためか」
呉学人「おそらく…」
中条(………)
村雨「もし、地球人がその欠陥に気づけば、高い知能と技術力を持っていることが証明される」「また、欠陥に気づかず事故を起こしたとしてもエアロゲイターに対する恐怖心を植え付けられる…」「そして、結果的に地球人は暴走事故を起こし、それを教訓として後に様々なEOT兵器を造り出した」
中条「エアロゲイターにとって、地球人は自軍の戦力となる素質を持っていたということか…」
シュウ(………)
呉学人「我々はエアロゲイターに試され、そして利用されたのです」
シュウ(………)(…そうです。そして、それを許すわけにはいきません)
村雨「ところで、シラカワ博士。あなたはかなり早期の段階で気づいていたんじゃないのか?」
シュウ「…何をです?」
村雨「イングラム少佐の正体とブラックホール・エンジンの欠陥を…」
シュウ(………)
村雨「その証拠に、あなたは月でのヒュッケバインの起動実験に立ち会わなかったそうじゃないか」
シュウ(………)
村雨「さらに、あなたはグランゾンにブラックホール・エンジンではなく、対消滅エンジンを採用している…」
シュウ「…偶然ですよ」
村雨(………)
シュウ「それでは、私は極東支部へ戻ります」
呉学人「何故です? MK-IIIの最終調整はまだ…」
シュウ「SRX計画のオオミヤ博士が私の代わりに北京支部へ来ます」「それに、私がここにいれば何かと面倒な問題が起きますからね…」
村雨(………)

マサキ「クロ、シロ、シュウは見つかったか!?」
クロ「一通り捜したけど、ここにはいニャいみたいね」
マサキ「そんなはずはねえ! ブラックホールクラスターはこの地域から発射されたはずだ!」
シロ「そうニャ…地球へ落下するコロニーへの弾道を計算するとここら辺にニャるもんニャ」
クロ「ひょっとして…マサキがここに来るのを知って、逃げたのかニャ?」
マサキ「あいつがそんな理由で逃げるような奴か!」
シロ「…そりゃそうだニャ」
マサキ「くそっ…! あの野郎、地上で何を企んでやがるんだ!!」「一体、何を…!」

呉学人「銀鈴、これがお前の新しい機体だ。今までの物と比べて戦闘能力が向上している」
銀鈴(………)
呉学人「どうした?」
銀鈴「…いえ、何でもないです」(…デザインとネーミングは相変わらずなのね…)
大作「呉先生、ロボの武装は強化されるんですか?」
呉学人「…い、いや、その予定はない」
大作「ど、どうしてなんです? 戦いはこれからますます激しくなるってうのに…!」「ロボがパワーアップしなければ、ロンド=ベル隊は敵に勝てませんよ!」
銀鈴「大作君…」
鉄牛「何だ、おめえ…1人で敵と戦ってるつもりなのか?」
大作「そんなこと、思っていません!」
鉄牛「なら、どうして怒るんだよ? 相変わらずロボの力を自分の力だと勘違いしてんじゃねえのか?」
銀鈴「鉄牛!」
鉄牛「前にも言ったろう、大作。おめえなんざ、ロボがいなければただのガキだってな…」
大作「…そんなこと、わかってます。だから、他のみんなを助けられるようロボをパワーアップさせたいんです!」
呉学人「大作君…実は、ロボは…」
大作「…ロボがどうしたんです?」
中条「本部の決定で、ロボは封印されることになった」
大作「!! ロ、ロボを…?」
銀鈴(………)
大作「どうして…どうしてなんですか!? 何故ロボを封印するんです!?
中条「もう一度言う。ロボはこの北京支部に封印する」
大作「で、でも!」
中条「説明の必要はない」
大作「長官! 何故なんですか? 何故、ロボを封印するんですか? 答えて下さい!」
中条(………)
大作「これまでだってロボと一緒の方が安全だったじゃないですか!?」
中条(………)
大作「それとも…ロボがBF団で造られたロボットだからですか!?」
中条「!」
大作「…そうですよね…」「ロボはBF団が世界制服のために造り上げたロボットです…」「父が開発に関わっていたとはえ、BF団によってどんな機能が付け加えられているか、わかりませんからね…」
呉学人(………)
中条(………)
載宗「おいおい、何を言ってるんだ、大作」
大作「載宗さん…」
載宗「長官はこれからの戦闘にロボをお前を参加させるのは危険だと判断されたんだ」
大作「で、でも!?」
載宗「いいか…世界は破滅に向かってどんどん突き進んでいる…ロンド=ベル隊や俺達はそれを阻止しなきゃならねえ」「だから、言うことを聞いてくれ。その代わり、頼みがある…」
大作(………)
載宗「これからの戦いで俺達やロンド=ベル隊にもしものことがあったら…」
大作(………)
載宗「その時だ。な? お前とロボの出番はその時こそなんだ…」
大作「で、でも…僕は…僕はみんなと一緒に戦いたいんです!」「それが父から受け継いだ役目です!」
載宗(………)
中条「ロボの封印は本部の命令だ。命令に服さぬ者はエキスパートからも外れてもらう…」

大作(………)(父さん…父さんはどうしてBF団でロボを造ったんですか…)「父さん…父さんはそうやって黙ってるだけですか
銀鈴「大作君…」
大作「銀鈴さん…」
銀鈴「載宗さんの言うとおり。あなたとロボは私達エキスパートの力の要って本当よ」「だから、そんなにしょげないで」
大作「でも…何だかまた独りぼっちになったみたいで…」
銀鈴「何言ってるの。あなただって立派なエキスパートじゃない」
大作「でも…鉄牛さんは僕のこと…ロボがなかったらただの子供だって…」
銀鈴「…嫉妬してるだけよ」
大作(………)
銀鈴「たった12歳のあなたが自由自在にロボを操るってね…」
大作(………)

リョウト「ヒュッケバインMK-IIIはまだ実戦に使えないんですか?」
ロバート「ああ。MK-IIIのコアトルーパーは完成しているが…」「動力源のトロニウム・エンジンがまだ完全に作動していない」(それに、アーマード・モジュールがまだ…)
リョウト「トロニウム・エンジンって異星人の資源を使った超大出力のEOTエンジンですよね?」
ロバート「ああ。すまんが、それを実戦で使用するにはもう少し時間がかかりそうなんだ…」
リョウト「じゃあ、まだ未完成…そんなものを実戦に投入するんですか?」
ロバート「状況が状況だ。それにMK-IIIはMK-IIのような量産試作型ではなく…」「SRX計画で得たPT技術や最新のEOTがふんだんに採用されたワンオフの超高性能機体なんだ」「開発コンセプトはSRXと同じく、『1機で選挙区を変え得る力を持った人型機動兵器』だからな」
リョウト「じゃあ、MK-IIIは1機だけしか造られていないと?」
ロバート「2機がロールアウトしたが、内1機は起動実験で大破した…」
リョウト(………)
ロバート「だが、MK-IIIはSRX計画の頂点であり、使い方次第ではSRXですら上回る最強クラスの機動兵器だと言える」「しかも、MK-IIIの機体概念にはシラカワ博士がグランゾンで構築したノウハウも積極的に取り入れられている…」
リョウト(………)
ロバート「無責任な発言だとは思うが…あとはお前の力次第なんだ」「T-LINKシステムによるトロニウム・エンジンと念動フィールの出力調整が上手くいけば…」「MK-IIIはグランゾンやイングラム少佐のアストラナガンに匹敵する力を発揮し…」「この戦況を打開する大きなカギとなるだろう…」
リョウト(………)「…覚悟はもう決めていますよ」「それに、博士が相当の覚悟を持ってMK-IIIの戦線投入を決意されたことも…わかっているつもりです」
ロバート「…すまん」
リョウト「…それよりも、イルム中尉とリオはここへ現れるんでしょうか…」
ロバート(………)
〔扉の開閉音〕
エリ「オオミヤ博士、龍王機と虎王機の現時点での推測データがまとまったわ」
リョウト「!」
ロバート「ああ…紹介しよう。彼女は安西エリ博士。超考古学の権威でLTR機構…古代文明調査機構の人だ」
エリ「安西エリです。よろしく」
リョウト「こちらこそ」
ロバート「博士は山東省の蚩尤塚から龍王機と虎王機を発掘した人でもある」
エリ「その後、BF団に捕まってあの2機の解析をさせられていたわ」「そこを国際警察機構の銀鈴さん達に助けてもらって…そのままこの北京支部で龍王機と虎王機の解析を続けているの」
リョウト「確か、あの2体は甲児達によればDr.ヘル達が操っているって…」
エリ「ええ。龍王機と虎王機が彼らに操られたままなら、私達にとってあまりにも強大な敵となってしまう…」「その時の対策のために、私はここで研究を続けているのよ」
リョウト(………)
〔基地の警報〕
リョウト「!!」
ロバート「敵襲!? こんな時に!?」
リョウト「博士、僕はMK-IIで出ます!」

〔国際警察機構の警報〕
大作「!!」「敵襲か…!」「でも、ロボはもう使えないんだ…」
呉学人「大作君、君にはすまないと思っている…」
大作(………)
呉学人「だが、仕方のないことなんだよ。何故なら、BF団の目的は…」
ヒィッツカラルド「残念だな…ロボが封印されているとは」
大作「!!」
呉学人「何者だ!? 名を名乗れ!!」
ヒィッツカラルド「フフフ…よかろう。私の名は素晴らしきヒィッツカラルド
呉学人「ま、まさか、十傑集!?」
大作「あ、ああ…!!」
呉学人「じゅ、十傑集が直接ここへ乗り込んでくるとは!?」
ヒィッツカラルド「フン…こんな支部クラスの防衛網など十傑集には通用せんよ」
大作「ううっ…!」
ヒィッツカラルド「草間大作…ロボの封印を解くつもりなら…」「手伝ってやろうか? ただし、真っ二つだぞ
大作「う、うわあああ!!」
村雨「大作!!」
大作「む、村雨さん!?」
〔指パッチン×2〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「第三の力」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕

あしゅら「フフフ…奴らも国際警察機構北京支部が目的地だったようだな」「安西博士とオオミヤ博士を捕らえることが今回の目的だが…SRX計画の機体は見逃せんな」
イルム「チッ…しつこい奴らだぜ。こっちはてめえらに構っているヒマはないってのに…!」「大丈夫か、リオ!?」
リオ「は、はい…何とか」
イルム「いいか、俺のことは放っておいて、お前はリョウトと接触するんだ!」
リオ「で、でも…それじゃイルム中尉が…!」
イルム「おいおい、何のために俺がお前をここまで連れて来たと思ってるんだ?」
リオ「………」
イルム「おそらく、イングラム少佐はお前とリョウトをエアロゲイターの戦力にするべく育ててきたはずだ…」
リオ「………」
イルム「少佐が裏切った以上、お前までエアロゲイターに捕らえられるわけにはいかない」「それに、今となってはSRX計画の機体はあいつを倒せる唯一の手段になってしまった」
リオ「でも…私は少佐に利用され、記憶も操作されてリョウト君にひどいことをしてしまった…」「今さら、どうやってあの人と顔を合わせれば…」
イルム「………」「だが、少佐の計画なしでリョウトとお前の力を引き出すことは出来なかった…」「ま、そいつぁ少佐を止められなかった俺のせいにすればいいさ」「結果的にSRX計画の機体とお前達の力は地球を救う鍵になるはずだからな」
リオ「イルム中尉…」
イルム「だがな、男と女の間は理屈じゃねえんだ」「リョウトに対して、悪いと思っているのなら…今日からはあいつの力になってやれ」
リオ「………」
イルム(もっとも…俺が言えたことじゃねえか。俺だって…リンの力にはなれなかったからな…)「さあ、行け! 行ってリョウトとこの星の明日のために戦うんだ!」(…って、我ながらちょっとカッコつけずぎかな?)
〔味方ユニット出現〕
リョウト「あ…あれはグルンガスト弐式!?」
ロバート「やはり現れたか、イルムガルト=カザハラ…」
リョウト「リオ!」
リオ「………」
リョウト「どうした!? 何で返事をしないんだ!?」(くっ…直接、話をするしかないの!?)
載宗「中条長官、奴らの目的はおそらく…」
中条「うむ。龍王機と虎王機を完全に目覚めさせるために…」「安西博士やオオミヤ博士を捕らえるつもりなのだろう。載宗君は鉄牛君と一緒に2人を護衛してくれ」
載宗「わかりました」
〔基地に爆発〕
〔爆発音〕

中条「!?」
呉学人「ちょ、長官! 十傑集が…!!」
載宗「な、何だと!?」
〔味方ユニット出現〕
中条「ロボ!?」
大作「む、村雨さん! 呉先生!!」
村雨「大作、お前は逃げろ! 奴らの目的はおそらく…」
〔指パッチン〕
村雨「うぐっ…!」
ヒィッツカラルド「ほう…私の指に耐えられるとは…」「もしや、貴様が不死身の村雨健二か!」
村雨「………」
呉学人「何が目的でここへ来た!?」
ヒィッツカラルド「フフフ…貴様らにきっかけを与えるためだ」
呉学人「きっかけ…!?」
ヒィッツカラルド「SRX計画の適格者が真の力を発揮するには…絶体絶命の状況が必要なんだろう?」「だから、その演出を手伝いに来てやったのさ」
呉学人「な、何だって!?」
〔指パッチン〕
〔基地に爆発〕

中条「いかん! このままでは奴1人にこの支部が破壊されてしまう!」
ヒィッツカラルド「いやいや…君達は運がいい。今日は特別でね、もう1人来てるんだ
〔敵ユニット出現〕
大作「あれはGR2!!」
セルバンテス「大作君…そろそろ君のロボが我々BF団にとって必要になってきたのでね…」「今日こそはロボを返してもらうよ」
大作「!!」
中条(やはり、それが目的か!)
大作「中条長官、僕はロボで戦います!」
中条「………」
最策「…他の人達を犠牲にしてまで命令を守るなんて…僕には出来ません!」
中条「大作君…」
大作「それがエキスパートとして相応しくないというのなら…」「僕はエキスパートなんかにはなりたくありません!」
<戦闘開始>

<1EP>

イルム「どうした、リオ! 何故、北京支部に向かわない!?」
リオ「中尉を…放って行くわけにはいきません!」
イルム「イングラムがここに現れたらどうする気だ!? いいから、早く行けよ!!」
クスハ「いえ、中尉こそ逃げて下さい! 私が敵を引き付けます!」
イルム「な、何だと!?」
リオ「…私のグルンガスト弐式のT-LINKシステムには敵を引き寄せる機能があると聞きました」
イルム「!! お前、どうしてそれを…」
リオ「イルム中尉が私と一緒に行動しているのは…私が引き付ける敵を倒すためなんでしょう?」
イルム「う……」
リオ「私は今まであなたの守られ続けてきました…だから、今度は私が中尉を助ける番です」
イルム「お、お前…!」

<2EP・味方援軍1&敵増援1出現>
〔落雷×4〕
リョウト「こ、この感じは…!?」
〔敵ユニット出現〕
エリ「間違いない…龍王機と虎王機だわ…」
マサキ「な、何だ、ありゃ!?」
クロ「もしかして…甲児が言っていた龍型と虎型のロボットニャの!?」
イルム「チッ…あれが噂の発掘兵器か! タイミングが悪すぎるぜ!!」
〔敵ユニット出現〕
あしゅら「遅かったな、ブロッケン!」
ブロッケン「フン、龍王機と虎王機は貴様の機械獣とはワケが違うのでな!」「さあ、龍王機に虎王機よ。手始めにSRX計画のパーソナル・トルーパーを血祭りに上げろ!!」
龍王機「………」
虎王機「………」
リョウト「!」
リオ「さあ、来なさい。あなた達の相手は私がするわ!」
マサキ「まずいぞ! あいつら、あのパーソナル・トルーパーを集中攻撃するつもりじゃねえのか!?」
銀鈴「…まるで敵があの機体に引き寄せられているみたいだわ…!」
マサキ「このままじゃあいつ、やられちまうぞ!!」
リオ(イルム中尉、後のことはお任せします)(リョウト君…あなたには一言謝っておきたかった…)
銀鈴「!」
マサキ「おい、リョウト!」
リョウト「わかってる!」「今度こそ…今度こそ僕はあの子を助けてみせる!」「僕は二度とあんな思いをするのは御免なんだ!!」
ブロッケン「だが、この状況でどうやって助けるというのだ?」
リョウト「!!」
ブロッケン「この龍王機と虎王機の前では、貴様らなど無力だということを教えてやる!」「やれい、虎王機よ!!」
リオ「!!」
リョウト「や、やめろぉぉぉぉっ!!」
〔虎王機、恋人へ隣接〕
[イベント戦闘「恋人vs虎王機」]
リオ「「…これでいい…私はこうなって当然だもの…」
リョウト「リオ!!」
リオ「あ…この念は…何…?」
〔第3軍ユニット撃破〕
リョウト「リオ!!!」
イルム「た、たった一撃で弐式を!? だ、だが…!」
リョウト「あ、あああ…」
ブロッケン「ぐははは! もろい、もろいぞ!! SRX計画の機体とっても所詮こんなものか!?」
イルム「き、貴様ッ…!!」
ブロッケン「龍王機と虎王機があれば、ロンド=ベル隊を全滅させることも容易い!!」
リョウト「う、うう…」「うおおおおっ!!」
〔主人公、気力150〕
〔主人公、虎王機へ隣接〕

リョウト「うわああああっ!!!」
ロバート「ダメだ、リョウト! それではMK-IIのウラヌス・システムが作動してしまう!」「そうなったら、お前の機体は…いや、お前の身体も保たない!!」
ブロッケン「フフフ…貴様とて結果は同じだ! やれい、龍王機よ!!」
〔龍王機、主人公へ隣接〕
リョウト「!?」「な、何!? 機体が思うように動かない!?」
ロバート「や、やはり…リョウトの念動力の強さに機体が反応しきれていない!」
[イベント戦闘「主人公vs龍王機」]
マサキ「リョウト!!」
リョウト「ううっ…ヒュッケバインMK-IIが…!」
ブロッケン「龍王機! そいつにトドメを刺せ!!」
リョウト「く、くそっ…機体が動かない!!」「頼む! ヒュッケバイン、動いてくれ! 僕はこんな所でやられるわけにはいかないんだっ!!」
〔機体の駆動音〕
〔機体の起動音〕

リョウト「「な…何だ…!? T-LINKシステムが…別のシステムに切り替わった…?」「これは…何だ? ウラヌス・システムだと…?」
〔サイコドライバー能力発現〕
リョウト「「何だ!? 一体、何とリンクしてるってうんだ!?」
〔サイコドライバー能力発現〕
中条「今度は何だ!?」
ロバート「だ、第3格納庫が…!」
中条「第3格納庫だと!?」
ロバート「ば、馬鹿な…! ヒュッケバインMK-IIIが起動!?」「あれは今、コクピットブロックを取り外してあるんだぞ!?」
〔味方ユニット撃破〕
中条「リョウト君!!」
ロバート「い、いや、大丈夫です…パーソナルファイター部分が切り離されています…」
中条「どういう意味かね…!?」
ロバート「MK-IIのコクピットブロックは脱出ポッドになっており…しかも、MK-IIIと同規格なんです…!」
中条「しかし、そうだとしても何故、無人のMK-IIIが…!?」
〔味方ユニット出現〕
ロバート「ヒュッケバインMK-III…リョウトが念動力で呼んでいるのか!?」「しかも、トロニウム・エンジンまで起動させて…!」「これがウラヌス・システムの…いや、リョウトの力なのか…?」
〔リョウト、後退〕
あしゅら「な…何だ、あれは!?」
ヒィッツカラルド「フン、孔明が言った通りの本性を現したか…」
ブロッケン「奴らの新型機か…!」
あしゅら「だが…龍王機と虎王機にかかれば新型機とて!」
リョウト「僕の念が届いたのか、ヒュッケバインMK-III…!」「しかも、MK-IIのメインシステムとリンクしている…!」「よ、よし…行くぞ、MK-III! リオとMK-IIのカタキを取るんだ!!」

<龍王機HP70%以下>
〔敵ユニット離脱〕

<虎王機HP70%以下>
〔敵ユニット離脱〕

<大作vsセルバンテス>
セルバンテス「大作君…君がBF団にこれ以上逆らうと言うのなら、私は君達を本当に倒さなければならなくなる…」
大作「………」
セルバンテス「だが、君がロボを我々に返してくれるなら、他の連中の命を助けてやってもいいのだよ?」
大作「何だって…!?」
セルバンテス「我がBF団は異星人から地球を守るために君のロボを必要としているんでね…」
大作「!!」
中条「馬鹿な…彼らの目的は侵略者から地球を守ることだというのか!?」
大作「お、お前達BF団が…地球を守るだって!?」
セルバンテス「そう。そのため、我々はGR計画を本格的に開始しなければならない」
大作「ジ、GR計画…!?」
セルバンテス「だから大作君、ロボを我々に返してくれたまえ」「君がロボを手放さない限り…地球に明日はないのだ」
大作「………」
セルバンテス「さあ、ロボを渡したまえ。そしてビッグ・ファイアの名の下で地球を守るため、共に戦おうではないか」
大作「………」
銀鈴「大作君! そんなことを信じちゃいけないわ!!」
大作「………」
セルバンテス「さあ、大作君。他の連中の命を救うためにも…」
大作「………」「父さんは…」「父さんは…ロボにそんなことを望んではいない…」「でなければ、BF団から脱走し、僕にロボを託さなかったはずだ」「それに…世界を救うのはBF団じゃない!」
セルバンテス「ほほう…ならば、君とロボが世界を救うと言うのかね?」「それは思い上がりというものだよ」
大作「僕だけじゃない! ロンド=ベル隊のみんながこの世界を救うんだっ!!」「行けっ、ロボ! あいつを倒すんだっ!!」

<あしゅら撃破>
あしゅら「あの計画さえ発動すれば貴様らなど…!!」

<ブロッケン撃破>
ブロッケン「ぐぐ…吾輩達にはあの計画が残されている!」「この次は必ず貴様らにを地獄に叩き込んでくれるわ!」

<セルバンテス撃破>
セルバンテス「ば、馬鹿な…! 二度ならず三度までGR2がぁぁぁっ!!」
ヒィッツカラルド「チッ! 十傑集ともあろう男が、だらしのない!」「だが、目論見通りSRX計画の適格者が力を発揮した…今日のところはこれで良しとするか」

<敵全滅・勝利条件達成>
※※まだイルム健在の場合、セリフ追加※※
イルム「いいか、リョウト。リオのことを頼むぜ…」
リョウト「! な、何を…!?」
イルム「俺が言えた事じゃないが…過去の事は気にするな」「それよりも、お前達にはこれからの方が重要なんだ」
リョウト「………」
イルム「…リョウト、お前にはすまないことをしたと思っている…」「もっと早く俺がイングラムを止めていれば…こんなことにはならなかった」
リョウト「………」
イルム「イングラム少佐とのケリは俺がつけてやる。お前はリオのことを頼むぜ」
〔第3軍ユニット離脱〕
リョウト「イルム中尉…」

【戦闘マップ開始】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 国際警察機構北京支部

中条「では、グルンガスト弐式のパイロットは無事だったのかね?」
ロバート「はい…ヒュッケバインMK-II同様、コクピットブロックが機体の爆発寸前に自動で射出されたようです」
中条「そうか…では、龍王機と虎王機はどうなったのかね?」
エリ「…行方不明です…」
呉学人(………)
エリ「…もしかして、彼らは本来の使命を思い出したのかも知れませんね…」
中条(………)「ところで、MK-IIIは?」
ロバート「機体の精密検査をしましたが、異常は見られません。動力源やシステムも以前と比べ物にならないほど安定しています」
呉学人「人間の念で、機体のそういった問題をクリアするとは…」
ロバート「それがSRX計画で開発され、T-LINKシステムを搭載している機体の特徴でもありますから…」
呉学人(………)
ロバート(…だが、ウラヌス・システムには俺の知らない機能が備わっているようだ…)
呉学人「博士、これは私見なのですが…先程見たところMK-IIIの性能はMK-IIと大差がないような気が…」
ロバート「確かに…そう見えるかも知れませんね。しかし、あれがMK-IIIの全てではありません」
呉学人「全てではない…!?」
ロバート「ええ。MK-IIIが真の実力を発揮するにはまだ時間がかかるのです…」
中条「では、オオミヤ博士…MK-IIIの整備とグルンガスト弐式の修理を急いでくれたまえ」
ロバート「わかりました」

リオ(………)
リョウト(………)
「SRX計画の真相を聞く」
「何も聞かない」

≪SRX計画の真相を聞く」を選択≫

※※「SRX計画の真相を聞く」を選択した場合のセリフ※※
リョウト「リオ、僕は君を責める気はないよ」
リオ(………)
※※「何も聞かない」を選択した場合のセリフ※※
リオ「…私に何も聞かないの?」
リョウト(………)「昔のことを聞いたって…」
リオ「ごめんなさい…私は…」
リョウト「謝る必要はないよ」
リオ「!」

リョウト「僕と同じくイングラムに利用されていたことがわかったから…」「だけど、一つだけ教えて」
リオ「……何?」
リョウト「僕達が持っているというサイコドライバーの力って一体何なんだ?」「そして、その力を発揮したら僕達はどうなるの?」
リオ(………)「…私もサイコドライバーの力について詳しいことは知らないの」「…ただ、サイコドライバーの力が全て解放された時、人は人でなくなるという話を聞いたことがある…」「そして、T-LINKシステムは念動力だけでなく、サイコドライバーの力を引き出すための装置でもあるんだよ…」
リョウト(………)
リオ「それに、あのシステムには敵を引き寄せる機能が備わっていると聞いたことがあるの…」
リョウト「な、何だって!?」
リオ「私達の念はT-LINK氏撃て無で増幅され、敵の位置などを知るために周辺へ放出されるわ」「でも、同時にそれは敵を無意識に私達の所へ引き寄せることにもなっているらしいの」
リョウト「そ、そんな…じゃあ、僕達の念が強くなれば強くなるほど敵が近寄ってくるっていうのか!?」
リオ「…そうやって、私達を絶体絶命の危機に追い込み、サイコドライバーの力を誘発させるのが目的なのかも知れない」
リョウト(………)
リオ「…私達は…イングラム少佐にとってただの実験体に過ぎない…」「…それに、私はあなたと過ごした記憶どころか…」「…SRX計画に参加する前の記憶もあやふやなの…」
リョウト「……!」
リオ「もしかしたら、今の私の記憶ですら少佐によって作られたものかも…」
リョウト「それ以上言わないで!」
リオ「!」
リョウト「昔の記憶なんて…今の僕達にはどうでもいいんだ」「大切なのはこれからどうするか、だよ」
リオ(………)
リョウト「イングラムの本当の目的がどうだろうが、僕は自分の力をみんなが生き残るために使いたい」
リオ(………)
リョウト「だから、僕に協力してくれ。僕と一緒に弐式で戦ってくれ」
リオ(………)「こんな私で…いいの?」
リョウト「うん…僕達は…そのために出会ったんだ。少なくとも、僕はそう思いたい」
リオ(………)「…わかったわ。私、あなたといっしょに戦います。それが…あなたのためになるなら」
リョウト「ありがとう、リオ」「じゃあ、僕はオオミヤ博士の所へ行って来るよ」
〔扉の開閉音〕
リオ「…リョウト君」
リョウト「何だ?」
リオ「…ありがとう」

大作「長官…僕はBF団の目的がロボを取り戻すことだと気づきませんでした」「だから、長官はBF団にロボを奪われないよう、封印するつもりだったんですね?」
中条「そうだ」
載宗(………)
大作「…僕はそんなことも知らず、命令に背いてロボを出撃させてしまいました」「ですから…僕にはエキスパートの資格はありません」
銀鈴「大作君…」
鉄牛(フン、いい気味だぜ)
中条「では、大作君。命令違反に対する処分を通達する」
大作「…はい」
中条「君にはエキスパートから外れてもらう」
大作「…わ、わかりました…」
載宗「ちょ、長官! 本気ですかい!?」
銀鈴「大作君がロボでGR2と戦ってくれなければ、北京支部は破壊されていたかも知れないんですよ!?」
中条「だが、命令違反を犯したことに違いはない。その処分は必要だ」
載宗「だったら、十傑集の侵入に気づかなかった俺と鉄牛も処分するのが筋ってモンですぜ!」
鉄牛「あ、兄貴! 何で俺まで…」
載宗「馬鹿野郎! 俺とお前がもっとしっかりしていれば、大作は出撃しなくても良かったんだ!」
鉄牛「で、でもよ…」
載宗「じゃあ、お前にあのGR2…ジャイアント・ロボの2号機を止めることが出来たのか?」
鉄牛「そ、そいつぁ…やってみなきゃわからねえ」
大作「いいんです…鉄牛さん、載宗さん。命令に背いた僕が悪いんです」
載宗「だ、大作…」
鉄牛(………)
中条「では、大作君…君のこれからのことだが…」
大作(………)
中条「本日付けをもって、ロンド=ベル隊への転属を命じる」
大作「!!」
銀鈴「長官…!」
中条「無論、ロボも一緒にだ。わかったかね?」
大作「え…で、でも…」
中条「大作君…これからの世界の命運を握るのは我々やBF団ではない」
大作(………)
中条「ロンド=ベル隊こそ、この世界を救う者達だと私は信じている」「そして、君は彼らと共に戦い、草間博士の行いが間違っていなかったことを証明したまえ」
大作「は、はいっ!」
鉄牛「ちょ、長官…いいんですかい?」
中条「梁山泊には私から説明しておく。それから銀鈴君。君は引き続きロンド=ベル隊へ出向してくれたまえ」
銀鈴「はい」
中条「では、MK-IIIと弐式の作業が済み次第、マサキ君達と一緒に日本へ向かってくれ」
銀鈴「わかりました」
載宗「大作…俺達がいなくても大丈夫だな?」
大作「はい。ロボと…ロンド=ベル隊のみんながいてくれますから…!」
鉄牛「ケッ…調子に乗るんじゃねえよ」
駄作「鉄牛さん…」
鉄牛「大体、おまええは横から見ていて危なっかしいんだ」
大作(………)
鉄牛「だからよ、助けが欲しくなったらいつでも俺と兄貴を呼びな。お前が死んだらロボを動かせる奴がいなくなっちまうからよ」
銀鈴「鉄牛…」
載宗(ったく、素直じゃねえんだから…)
鉄牛「わかったな?」
大作「は、はい! ありがとうございます!」
【シナリオエンドデモ終了】


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