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No.47
男の戰い

【シナリオデモ開始】
現在位置 第2新東京市

〔Nervの警報〕
リツコ「どうしたの? 何故、初号機のエントリープラグが射出されないの?」
マヤ「初号機の連動回路がカットされました。射出信号も受け付けません!」
ミサト「シンジ君…!」
日向「しかし、シンジ君! ダミープラグを使わなければ、君は暴走したEVA3号機…いや、使徒にやられていたぞ!!」
シンジ「そんなの関係ないよ…」
日向「だが、それも事実だ。突如現れた真・ゲッターが使徒を消滅させる力があるとはこちらでも予測出来なかった!」「だから、EVA3号機が使徒に乗っ取られた以上、ダミープラグで初号機を暴走させるしかなかったんだ!」
シンジ「…竜馬さんの真・ゲッターが現れなければ…僕はトウジを殺すところだったんだ…」
日向「しかし、あの時は…!」
シンジ「そんなこと言ってこれ以上僕を怒らせないでよ…」「初号機の残されているあと185秒…これだけあれば、本部の半分は壊せるよ」
ミサト「!!」
青葉「今の彼なら、やりかねませんね」
マヤ「シンジ君、話を聞いて! 碇司令の判断がなければ、みんな死んでいたかも知れないのよ!」
シンジ「そんなの関係ないって言ってるでしょうッ!!」
マヤ「!!」
シンジ「父さんは…あいつはトウジを…EVA3号機に乗ったトウジを殺そうとしたんだっ!!」「この僕の手で…!!」
ゲンドウ(………)
シンジ「父さん、そこにいるんだろ!? 何か言ってよ! 答えてよ!!」「どうしてトウジは3号機に乗らなきゃならなかったんだっ!?」
ゲンドウ(………)
シンジ「どうして使徒に乗っ取られた3号機を僕に破壊させようとしたんだっ!?」
ゲンドウ(………)「LCL圧縮濃度を限界まで上げろ」
マヤ「えっ…?」
ゲンドウ「子供の駄々に付き合っている暇はない…」
〔システムの落ちる音〕
シンジ「!? まだ直接回路が残って…うぐっ!?」「がはっ…! ちくしょう…ちくしょう!」

アスカ「今度はダメかも知れないわね…あのバカ、立ち直れないわよ、きっと」
レイ「碇君は?」
アスカ「ケガはしてないんだし、その内気づくわよ」
レイ(………)
アスカ「甲児や豹馬達みたいな熱血体育会系の影響でシンジも少しは前向きになったと思ってたけど…」「今回は、ね」
レイ「あなたは碇君のこと心配じゃないの?」
アスカ「バ、バカ言わないでよ! 何でこの私があのバカシンジを心配しなくちゃなんないのよっ!」
レイ(………)
アスカ「な、何よ、その目は…」
レイ(………)
アスカ「…い、一応は心配してるわよ。あんな奴だけど、今まで一緒に戦って来た仲間だもの…」「でも、一応よ、一応! そこんとこ誤解しないでね!!」
レイ「そう…」
アスカ(………)「珍しいわね。あんたが他人のこと心配するなんて…」
レイ「そう…?」
アスカ「バカシンジの奴…今頃夢でも見てるんじゃないの」
レイ「夢…?」
アスカ「そう。あんた……見たことないの?」
レイ(………)

〔電車が通り過ぎる音〕
シンジ(………)
レイ「碇君…どうしてあんなことしたの?」
シンジ「許せなかったんだ…父さんが…僕を裏切った父さんが」「父さんは僕の気持ちなんかわかってくれないんだ」
レイ「碇君はわかろうとしたの? お父さんの気持ちを…」
シンジ(………)「確かに父さんがあの時、ああしなければゴラオン隊のみんなは死んでいたかも知れない」
レイ(………)
シンジ「でも、だからってどうしてトウジがあんな目に遭わなきゃならないんだ?」「父さんはトウジを助けようともせず、最初から使徒として処分するつもりだったんだ」「父さんは…僕やトウジ達のことをただの部品だと思っているんだ!」「僕には…それが許せない! 僕が今までどんな思いをして戦って来たか、父さんにはわからないんだ!」
レイ(………)
シンジ「だから、父さんの気持ちなんてわかってたまるもんか!」
レイ「じゃあ、どうするの?」
シンジ(………)「…僕は帰る」
レイ「どこへ?」
シンジ「…僕がいてもいい場所…」「そう、みんながいるロンド=ベル隊へ…」
レイ(………)

ゲンドウ「命令違反…EVAの私的占有…稚拙などう喝」「これらは全て犯罪行為だ。何か言いたいことがあるか?」
シンジ「はい…僕はここにいたくありません」
ゲンドウ「では、出て行け」
シンジ「はい」
ゲンドウ(………)「また逃げ出すのか?」
シンジ(………)(………)「…逃げるんじゃない」
ゲンドウ(………)
シンジ「…もう僕には…いや、ヒトには逃げ場なんてないことぐらい、わかっているつもりです」
ゲンドウ(………)
シンジ「だから、僕は帰ります。みんながいるロンド=ベル隊へ…」
ゲンドウ(………)
シンジ「EVAに乗れなくても、僕はロンド=ベル隊へ帰ります」
ゲンドウ「そんなことが出来ると思っているのか?」
シンジ(………)「…僕だって、いつまでも以前の僕じゃないんだ」「けど、トウジを見殺しにするような父さんの下で戦うつもりはありません」
〔響く足音〕
ゲンドウ(………)

ゲンドウ「…私だ。サードチルドレンは抹消」「初号機の専属パイロットはレイをベーシックにダミープラグをバックアップに回せ」
万丈「…碇シンジ君の登録抹消もあなたの計画通りですか?」
ゲンドウ(………)
※※火星で万丈が未沙を助けた場合のセリフ※※
ゲンドウ「久しぶりだな、破嵐万丈君」
万丈「ええ。僕がダイターンで地球に戻ってきた時以来ですね」
ゲンドウ「よくここへ入ってこれたな」
万丈「そりゃどうも。僕もこことは縁が遠いわけではありませんからね」
※※火星で万丈が未沙を助けなかった場合のセリフ※※
ゲンドウ「…よくここへ入って来れたな、破嵐万丈君」
万丈「それはどうも。僕もこことは縁が遠いわけではありませんからね」

万丈「それに、蛇の道は蛇、というでしょう?」
ゲンドウ「…何の用だ?」
万丈「エヴァンゲリオンをマクロスに乗せた理由を聞きに来ました」
ゲンドウ(………)
万丈「あれはエヴァンゲリオンの宇宙戦闘テストのためですね?」
ゲンドウ「…そう、EVAは汎用兵器だ。宙間戦闘も想定して造られている」
万丈「なるほど」
ゲンドウ「君が聞きたいのはそんなことではないだろう?」
万丈「さすがは碇司令。ならば、本当のことを聞きましょう」「…僕はEVAがSTMC、つまり宇宙怪獣とも戦うために造られているのではないかと思っています」
ゲンドウ(………)
万丈「そして、あなた方が進めている人類補完計画…」「あれは来るべき宇宙怪獣の大襲来に備えるために計画ではないのですか?」
ゲンドウ(………)
万丈「宇宙怪獣は今でこそ確認されている数は少ないが、これまでの敵とは全く違う性質を持った存在です…」「彼らは意思を持たず、知的生命体に対してひたすらに攻撃を仕掛けてくる…」「まるで、この宇宙から全ての知的生命体を抹消するのが目的であるかのように…」
ゲンドウ(………)
万丈「あれが大発生し、より攻撃的に進化すれば、ゼントラーディ軍やエアロゲイターとて太刀打ち出来ない」「…あなた方は宇宙怪獣の発生とその性質、彼らの目的、彼らが招く災厄を初めから知っていたのではないですか?」
ゲンドウ(………)
万丈「だからこそ、宇宙怪獣の襲来から生き残るため、人類補完計画をスタートさせた…」
ゲンドウ(………)
万丈「そして、エヴァンゲリオンも使徒だけではなく、宇宙怪獣との戦闘を想定した造られた…」「違いますか、碇司令?」
ゲンドウ(………)「君に答える必要はない」
万丈(………)
※※火星で万丈が未沙を助けた場合、セリフ追加※※
ゲンドウ「警告しておく。例え、君が破嵐創造の息子であっても、我々に対する余計な詮索は一切不要だ」
万丈「!」「あの男の名を聞くのはずいぶんと久しぶりですよ」
ゲンドウ「ああ、そうだな。そして、君は破嵐博士が人工進化研究所で計画していた通りの性能を発揮しているようだ…」
万丈(………)

ゲンドウ「…すぐにここから去れ。今なら破嵐創造博士とのよしみで、ここへの不法侵入は不問にしておく…」
万丈(………)

ミサト「私やアスカ、レイはこのままNervへ残ることになったわ」
シンジ「そうですか」
ミサト「シンジ君…あなたはロンド=ベル隊へ戻ることは出来ないわ」
シンジ「…わかってます。僕がNervの秘密を知っている人間だからでしょう?」
ミサト「…そうよ」
シンジ「…最後に一つだけ教えて下さい」
ミサト「何?」
シンジ「何故、EVA3号機のパイロットはトウジなんですか?」
ミサト「第四次選抜候補者は全てあなたのクラスメイトだったのよ」「私も最近知ったわ。全て、仕組まれていたことだったの」
シンジ「!!」
ミサト「そう…SRX計画の機体に乗るよう仕向けられた○○○と同じように…」
シンジ(………)
ミサト「…鈴原君のことはいくら言葉で謝っても取り消されるミスではないわ」「でも、シンジ君。正直、私はあなたに自分の夢、願い、目的を重ねていたわ」「それがあなたの重荷になっているのも知ってる」「でも私達は…Nervのみんなはあなたに未来を託すしかなかったのよ。それだけは、覚えておいてね」
シンジ「勝手な言い分ですよね」
ミサト「それはわかっているわ。本部でのパスコードとあなたの部屋はそのままにしておくから」
シンジ(………)「僕はもう、ここには戻りません」
ミサト(………)(積極的に話をしている…ロンド=ベル隊に出向してから変わったわね、この子…)
〔サイレン〕
ミサト「!!」
シンジ「…使徒だ」

〔Nervの警報〕
青葉「総員第一種戦闘配置。地対空迎撃戦用意!」
冬月「目標は?」
青葉「外周防衛線を全て突破され、第2新東京市へ侵入しつつあります」
冬月「何だと…!」
〔使徒の攻撃音〕
〔画面、振動〕
〔崩落音〕

冬月「!!」
青葉「第1から18番装甲まで損壊!」
日向「じゅ、18もある特殊装甲を一瞬に!?」
〔扉の開閉音〕
日向「葛城三佐!」
ミサト「EVAの地上迎撃は間に合わないわ! 弐号機をジオフロント内に配置!」「本部施設の防衛に回して! アスカには目標がジオフロント内に侵入した直後を攻撃させて!」
日向「了解!」
ミサト「零号機は?」
マヤ「ATフィールド中和地点に配置されています」
ゲンドウ「レイは初号機で出せ」
ミサト「えっ…?」
ゲンドウ「ダミープラグをバックアップとして用意」
ミサト「…はい」

マヤ「エントリースタート!」
レイ(………)
リツコ「A10神経、接続開始」
〔警報ブザー〕
レイ「!!」「…ダメなのね、もう」

〔Nervの警報〕
マヤ「バルス逆流! 初号機、神経接続を拒絶してます!」
リツコ「まさか…そんな!」
冬月「碇…!」
ゲンドウ「ああ。私を拒絶するつもりか」「起動中止。初号機はダミープラグで再起動」

≪トウジが仲間にいる≫
ゲンドウ「場合によっては、3号機を出撃させる」
リツコ「!!」
日向「さ、3号機を!?」
マヤ「き、危険です! 3号機は機体の調整がまだ完全に終わっていません!」「もし、また使徒に乗っ取られたら…!」
ゲンドウ「その心配はない。3号機の出撃準備を急げ」
ミサト「し、しかし、パイロットは…!?」
ゲンドウ「フォースチルドレンを使う」
ミサト「……!」

ゲンドウ「レイは零号機で出撃」
ミサト「しかし…!」
レイ「構いません、行きます」
ミサト「レイ!!」
レイ「私が死んでも、代わりはいるもの
〔使徒の攻撃音〕
〔画面、振動〕
〔崩落音〕

ミサト「!!」
青葉「駄目です! あと一撃で全ての装甲が突破されます!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「男の戰い」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
青葉「目標がジオフロント内に侵入!」
ミサト「頼んだわよ、アスカ!」
〔敵ユニット出現〕
アスカ「来たわね…!」
ミサト「アスカ、使徒を本部に侵入させないで!!」
アスカ「わかってるわ!」「シンジなんかいなくったって、あんなの私1人でお茶の子サイサイよ!」
〔ゼルエル、アスカへ隣接〕
アスカ「!?」「こんちきしょぉぉぉぉ!!」
ミサト「アスカっ!?」「全神経接続をカット! 早く!!」
[イベント戦闘「アスカvsゼルエル」]
シンジ「アスカ…!!」
青葉「弐号機、大破!!」
ミサト「アスカはっ!?」
日向「無事です! 生きてます!!」
アスカ「くぅっ…ちきしょう…!!」
ミサト「弐号機を回収! 急いで!!」
〔味方ユニット離脱〕
ミサト「初号機の状況は!?」
マヤ「ダメです! 初号機がダミーを拒絶! 起動しません!!」
リツコ「ダミーを…レイを」
冬月「受け入れないのか…」
※※トウジが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ゲンドウ「EVA3号機は?」
マヤ「出撃準備は整っています」
ゲンドウ「直ちに出撃」
〔味方ユニット出現〕
ミサト「鈴原君…!」
トウジ「わかってます、ミサトさん。ワシは…シンジや惣流達に助けられたばっかりやった」「今度はワシがシンジらを助ける番や」
ミサト「無茶は…しないでね」
トウジ「シンジがおらへんのやったら…ワシがやるしかないんや、ワシが!」
シンジ「あれは…EVA3号機…まさか、トウジが…!?」

<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>
シンジ(…このままじゃ、みんなが…)
万丈「くっ…今からじゃ、ロンド=ベル隊も間に合わないか!」
シンジ「万丈さん!」
万丈「シンジ君! どうしたんだ、こんな所で」
シンジ「ぼ、僕は…」
万丈「いいから、早く逃げろ!」
シンジ「えっ…?」
万丈「僕はシンジ君がEVAを降りた理由を知っている」
シンジ「………」
万丈「だが、君は自分一人で逃げ出すのではなく、僕達の所へ戻ることを選んだんだろう?」
シンジ「………」
万丈「僕達にはその気持ちだけで充分だ。君は今まで良くやってくれたよ」
シンジ「………」「万丈さんはどうするんですか…?」
万丈「僕か? 僕はこういう事態を黙って見過ごせない損な性分でね」
シンジ「………」
万丈「…だから、こんな時に僕はいつもこうやってダイターンを呼ぶのさ」「ダイタァァァァァン! カァァムヒア!!
〔味方ユニット出現〕
青葉「ダ、ダイターン3が出現しました!」
ミサト「万丈君がここに来ていたの!?」
冬月「…あの男らしいな」
万丈「世のため人のため、悪の野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬなら、かかって来いっ!!
冬月(はたして…彼が言う悪とは使徒のことか、それとも我々のことか?)
シンジ「万丈さん…!」(…僕は…このまま何もしなくていいのか…)(僕は…!)

<4PP・第3軍増援1出現>
青葉「し、司令!」
ゲンドウ「どうした?」
青葉「ジオフロント内にきょ、強力な重力震を探知!! 境界領域が発生しています!!」
冬月「何だと!?」
ミサト「重力震って…まさか!?」
青葉「な、何者かが異空間から出現します!!」
〔轟音〕
〔重力震の広がり〕
〔第3軍ユニット出現〕

万丈「!!」
ミサト「な、何…あれ!?」
ゲンドウ「…あの男か」
冬月「ああ」
イングラム「………」
万丈「!! まさか…イングラム少佐か!?」
イングラム「そうだ。久しぶりだな、破嵐万丈」
万丈「やはり、あなたは…エアロゲイターの人間だったのか…」
イングラム「………」
万丈「この目で見るまでは信じられなかったが…その機動兵器は…」
イングラム「ああ。察しの通り、俺のアストラナガンはヴァルシオンシリーズ、SRX計画の機体、魔装機神…」「そして、エアロゲイターの技術を組み合わせた究極の人型機動兵器だ」
万丈「あなたは…それを造るために、DCやSRX計画へ接触していたのか!」
イングラム「…それだけではないがな」
ゲンドウ「イングラム=プリスケン…何をしにここまでやって来た?」
イングラム「…事実を知るために」
ゲンドウ「………」
万丈「どういうことだ?」
イングラム「使徒がここの地下に眠るアダムと接触すれば、ヒトは全て滅びるとわれている…」
ゲンドウ「………」
イングラム「そして、それを止められるのは使徒と同じ力を持つエヴァンゲリオンだけだ」
ミサト「………」
イングラム「俺はそれが事実かどうか知るためにここへ来た」
ゲンドウ「………」
イングラム「だから、お前達と戦うつもりはない」
万丈「あなたを…信用しろと言うのか?」
イングラム「それはお前達次第だ」
ゲンドウ「………」
万丈「………」
ミサト「…使徒にアストラナガン。絶体絶命…か」
シンジ「……!」
ゲンドウ「冬月…少し、頼む」
冬月「ああ」

<5PP・味方援軍2出現>
リツコ「初号機はまだなの!?」
マヤ「ダミープラグ拒絶! ダメです、反応ありません!」
ゲンドウ「続けろ。もう一度108からやり直せ」
シンジ「…乗せて下さい!!」
ゲンドウ「………」
シンジ「僕を…僕を…この初号機に乗せて下さい!!」
ゲンドウ「………」
シンジ「………」
ゲンドウ「………」
シンジ「…父さん…!」
ゲンドウ「何故ここにいる?」
シンジ「!」「僕は…僕は…」「僕はエヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!!
〔味方ユニット出現〕
ミサト「EVA初号機!?」
イングラム「現れたか…忌むべき存在、EVA初号機…」
万丈「シンジ君かっ!?」

<シンジvsゼルエル>
シンジ「うおああああああっ!!

<シンジが撃墜されたorゼルエル撃破・勝利条件達成>
※※シンジが撃破された場合のセリフ※※
シンジ「う、うぐうううっ!?」
マヤ「初号機、活動限界です!!」
リツコ「初号機のコアが…露出している…!」
ミサト「シンジ君ッ!!」
シンジ「ううっ…!」「動け、動け、動けっ!! 動け、動いてよっ!!」「今動かなきゃ、何にもならないんだっ!!」「動け、動け、動けっ! 動け動け動けっ! 動け、動け、くうっ…動け、動いてよぉっ!!」「今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ!」「もうそんなの嫌なんだよッ!! だから、動いてよォォォォッ!!」
〔初号機、再起動〕
シンジ「!?」
〔初号機、ゼルエルへ隣接〕
ミサト「!!」
リツコ「そ、そんな!」
マヤ「エ、EVA、再起動…」
ミサト「…す、凄い…!」
イングラム「…始まったか」
ゲンドウ「………」
マヤ「まさか…信じられません! 初号機のシンクロ率が…400%を越えています!!」
リツコ「…やはり目覚めたのね、彼女が…」
ダミープラグ「ウォォォォオォォォ…!!
[イベント戦闘「ダミープラグvsゼルエル」]
ダミープラグ「………」
〔咀嚼音〕
万丈「な、何が…起きているんだ…!?」
ミサト「使徒を…食ってる…」
リツコ「…S2機関を…自ら取り込んでいるとうの…? EVA初号機が…」
マヤ「…ううっ…!」
ダミープラグ「グウウウ…」
〔衝撃音×3〕
リツコ「…拘束具が外れていく…!」
日向「拘束具!?」
リツコ「そうよ…あれはEVAの装甲板ではないの。EVA本来の力を私達が押さえ込むための拘束具なの」「その呪縛が今、自らの力で解かれていく…」「私達にはもうEVAを止めることは出来ないわ」
イングラム「あれが…EVA初号機か」「やはり、ユーゼスが想像していた以上の代物だったようだ」
〔第3軍ユニット離脱〕
加持「初号機の覚醒と解放、ゼーレが黙っちゃいませんな」「これもシナリオの内ですか、碇司令」
冬月「…始まったな」
ゲンドウ「ああ。全てはこれからだ」
※※ゼルエル撃破の場合のセリフ※※
ミサト「や、やった…!」
イングラム「フッ…やはり、抑止力は働いたか。これもお前達の計画通りなのか?」
ゲンドウ「…そうだ」
イングラム「上手くゼーレの目をあざむいたということだな」
ゲンドウ「………」
イングラム「だが、おかげでお前達の真の目的も見当がついた」
ゲンドウ「………」
イングラム「所詮、人間の敵は人間…」「我々の運命を決めるのは神ではない…」
ゲンドウ「………」

〔第3軍ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔ゼーレの座〕
※※シンジが撃破された場合、セリフ追加※※
声「EVAシリーズに生まれ出ずるはずのないS2機関…」
声「まさか、かのような手段で自ら取り込むとはな…」
声「我らゼーレのシナリオとは大きく違った出来事だよ」
声「この修正、容易ではないぞ」

声「碇ゲンドウ…あの男にNervを与えたのがそもそもの間違いではないのかね?」
キール「だが、あの男でなければ全ての計画の遂行は出来なかった…」「碇…何を考えている…?」
声「それに…エアロゲイターもEVA初号機の正体に気づきつつあるようだ」
声「エアロゲイターではない…あの男に、だ」
声「EVA以外の忌むべき存在がまた一つ増えたようだな…」
声「彼も、シュウ=シラカワ同様傍観者に徹するなら問題はないが…」
キール「計画の修正のために…予定を一つ繰り上げねばならんな…」

現在位置 Nerv本部

≪シンジが撃破された≫
〔Nervの警報〕
マヤ「やはりダメです…エントリープラグ排出信号、受け付けません…」
リツコ「予備と擬似信号は?」
マヤ「拒絶されています」
日向「プラグ内の映像回線、つながりました。モニターに回します」
〔モニターの開く音〕
リツコ「!!」
マヤ「ああっ!」
ミサト「何よ、これ!? シンジ君がエントリープラグ内にいないじゃない!?」
リツコ「これがシンクロ率400%の正体…」
ミサト「そんな…! シンジ君は一体どうなったのよ!?」
リツコ「EVA初号機に取り込まれてしまったわ…」
ミサト「何よ、それ!? EVAって何なのよ!?」
リツコ「人の造り出したヒトに近い形をした物体…としか言いようがないわね」
ミサト「人の造り出した…? あの時南極で拾った物をただコピーしただけじゃないの!」「オリジナルが聞いてあきれるわ」
リツコ「ただのコピーとは違うわ。人の意志が込められているもの」
ミサト「これも誰かの意志だって言うの!?」
リツコ「あるいはEVAの…」
ミサト「!!」
〔頬を叩く音〕
リツコ(………)
ミサト「何とかなさいよ!? あんたが造ったんでしょ!!」「最後まで責任取りなさいよッ!!」
リツコ(………)

アスカ(………)「何も…何も出来なかったなんて…!!」「あのバカシンジに負けたなんて…!!」「…くやしい…!!」
〔扉の開閉音〕
アスカ「加持さん…?」
万丈「期待に添えなくて悪かったね」
アスカ「万丈さん…」
万丈「…どうしたんだ?」
アスカ「…何でもないわ」
※※シンジが撃破された場合のセリフ※※
万丈「シンジ君が心配かい?」
アスカ「!」「そ、そんなんじゃないわよ」「ただ…私があの使徒を倒していれば、バカシンジなんかには…!」
万丈(………)「とりあえず、僕達は待つしかない」
アスカ(………)
万丈「シンジ君が無事に戻ってくるのをね…」
アスカ「あんな奴、どうなっても構わないわよ!!」
〔走る足音〕
万丈「やれやれ…素直じゃないな」
※※ゼルエル撃破の場合のセリフ※※
万丈(………)「シンジ君に負けた…と思っているのか?」
アスカ「!」
万丈「それとも、何も出来なかった自分に腹が立っている…そんなところかい?」
アスカ(………)
万丈「ま、お節介かも知れないが…」「君が戦っていなければ、シンジ君はEVA初号機に乗ることはなかった」
アスカ「!? 私がシンジの踏み台だって言うの!?」
万丈「…そうじゃないさ」「シンジ君は君やレイ、その他のみんなを助けるためにEVAへ乗った…」「君達がいたからこそ、シンジ君は戦うことが出来たんだ。それだけは紛れもない事実だよ」
アスカ(………)


≪シンジが撃破された≫
ミサト「シンジ君のサルベージ計画?」
リツコ「そう。シンジ君の生命というべきモノはまだエントリープラグ内に存在しているわ」
マヤ「シンジ君の肉体は自我境界線を失って、量子状態のままプラグ内に漂っていると推測されます」
ミサト「つまりシンジ君は私達の目では確認できない状態に変化していると?」
マヤ「そうです。プラグの中のLCL成分は化学反応を起こし、現在は原始地球の海水に酷似しています」
ミサト「生命のスープか…」
リツコ「シンジ君を構成していた物質は全てプラグ内に保存されているし、魂というべきモノもそこに存在している…」「現に彼の自我イメージがプラグスーツを擬似的に実体化させているわ」
マヤ「つまり、サルベージとは彼の肉体を再構成して精神を定着させる作業です」
ミサト「そんなこと出来るの…?」
リツコ「MAGIのサポートと…T-LINKシステムがあれば」
ミサト「T-LINKシステム!? それって、SRX計画の…!?」
リツコ「そう。極東支部にある予備のT-LINKシステムを使って、シンジ君の魂に呼びかけ…」「システム使用者の念動力で彼の肉体の再構成を補助する…」
ミサト「そんなこと、誰が出来るっていうの!?」
リツコ「その内、わかるわ」

≪シンジが撃破された≫
シンジ(………)「何だ、これ…僕がいない…」「これは…? 外からのイメージ…? よくわからない。でも、嫌なイメージ…」「そうだ…敵だ…!」「敵、敵、敵…使徒と呼ばれ、天使の名を冠する僕らの敵。EVAの、そしてNervの目標……」「…何で僕が戦うんだろう…?」
アスカ「あんた、バカ? ワケわかんない連中が攻めて来てんのよ! 降りかかる火の粉は払いのけるのが当たり前じゃない」
シンジ「理由なんてないのかな…考えちゃいけないのかな…」「敵…敵…敵…みんな、敵…僕を僕らを脅かすモノ…エアロゲイター、ゼントラーディ、宇宙怪獣…」「つまり、敵。そうさ、自分の命を…自分達の命を自分で守って何が悪いんだ!!」「あいつらと戦わなきゃ、みんな死んじゃうんだ! 敵、敵、敵…僕の敵…!」「僕の敵!!」
ゲンドウ(………)
シンジ「!!」「ちきしょう、ちきしょう! よくもトウジをあんな目に遭わせ、母さんを殺したなあっ!!」
レイ「何故、お父さんが嫌いなの?」
シンジ「当たり前だよ、あんな父親なんて!」
レイ「お父さんがわからないの?」
シンジ「当たり前だよ…ほとんど会ったことないんだもの」
レイ「だから嫌いなの? 何故、わかろうとしないの?」
シンジ(………)「今は…わかるような気がする…」

≪シンジが撃破された≫
マヤ「全探査針、打ち込み終了」
日向「T-LINKシステム、最終接続完了。問題なし」
マヤ「自我境界パルス、接続完了」
リツコ「了解。サルベージ、スタート」
日向「T-LINKシステム、作動確認。リンク係数、上昇。第1念動信号、送ります」
青葉「EVA初号機、信号を受信。拒絶反応なし」
マヤ「続けて第2、第3信号、送信開始」
ミサト(…シンジ君)

≪シンジが撃破された≫
シンジ(………)「優しい…温かい…人の温もりなのかな、これが。知らなかったな…」
レイ「…寂しいって何?」
シンジ「これまではわからなかった。でも、今はわかるような気がする」
レイ「…幸せって何?」
シンジ「これまではわからなかった。でも、今はわかるような気がする」
レイ「…優しくしてくれる? 他の人が」
シンジ「…うん」
レイ「どうして?」
シンジ「僕がEVAのパイロットだから。僕がEVAに乗っているから大事にしてくれる…」「それが、僕を支えている全てなんだ。だから、僕はEVAに乗らなければいけない」
レイ「EVAに乗って?」
シンジ「敵…そう、みんなが敵と呼んでいる者と戦わなきゃいけない」
レイ「戦って?」
シンジ「勝たなきゃいけない。そう、負けちゃいけないんだ」「みんなの言うとおりにEVAへ乗って、みんなの言うとおりに勝たなきゃいけないんだ」「そうじゃないと…誰も…誰も…僕を必要としてくれない」「僕はこんなにも戦ってるのに…」「僕はEVA初号機で怖いのを我慢して戦ってるのにだ…」「父さんはそれを認めてくれない。誰も僕のことをわかってくれない…」「誰か僕に優しくしてよ…」「誰か僕に優しくしてよっ!!」
甲児「こら、シンジ。何を情けねえこと言ってんだ!」
シンジ「!!」
甲児「あのな、誰もお前を必要じゃないなんて思ってねえぜ」
シンジ「甲児…さん!?」
竜馬「そうだ。君は俺達の…ロンド=ベル隊の仲間なんだ」
シンジ(………)
忍「だからよ…いつまでもウダウダ悩んでたってしょうがねえぞ!」
ノリコ「悩みがあったって…努力と根性で乗り越えられるわ」
シンジ(………)
エレ「そうです…悩みを抱えているのはあなただけではありません…」
シンジ(………)
エレ「だから…私達はお互いに助け合って生きているのです…」
シンジ(………)
エレ「それに、私達はあなたを必要としています…」「EVA初号機のパイロットとしてのあなたではなく、一人の人間としてのあなたを」

≪シンジが撃破された≫
〔Nervの警報〕
マヤ「ダメです! 自我境界がループ上に固定されています!」
リツコ「…こちらからの念動信号がクライン空間に捕らわれている…」
マヤ「プラグ内から念が逆流してきます!」
リツコ「リンク係数をレベル4に!」
日向「ダメです! これ以上テレキネシス・リンクを行えば、リュウセイ少尉が保ちません!!」
青葉「アヤ大尉とエレ王女も限界です! このままではT-LINKシステムのブレーカーが落ちてしまいます!」
ミサト「どういうこと!?」
リツコ「つまり…失敗」
ミサト「え?」
リツコ「干渉中止! 現状維持を最優先。念の逆流を防いで!」
マヤ「はい!」「プラス0.5…0.8…変です! せき止められません!!」
リツコ「これは…何故? 帰りたくないの…シンジ君?」

≪シンジが撃破された≫
シンジ「…わからない…」「…僕は…僕は…」
リュウセイ「わからなきゃ、それでもいいじゃねえか」「でも、自分のカラに閉じこもったら何にもならねえぜ」
シンジ「…リュウセイさん?」
アヤ「あなたがどう思うと、あなたの帰りを待っている人がいる…」
シンジ(………)
アムロ「シンジ君…君には帰れる所があるんだ」
シンジ「…僕の…帰る所…?」
アムロ「そうだ。みんなが君を待っている…」
シンジ「…みんなが…?」

≪シンジが撃破された≫
〔Nervの警報〕
マヤ「EVA、信号拒絶!!」
青葉「LCLの自己フォーメーションが分解していきます!!」
日向「プラグ内、圧力上昇!!」
リツコ「全作業中止! 電源を落として!!」
マヤ「ダメです! プラグが強制排出されます!!」
日向「LCLが…外部に噴出っ…!!」
ミサト「シンジ君ッ!!」

≪シンジが撃破された≫
シンジ「…でも、僕はもうEVAには乗らないって決めたんです…」
アムロ「だが、君は自分の意志でEVAに乗った」
シンジ「!」
アムロ「君はEVA初号機に乗ったことによって、ロンド=ベル隊のみんなと出会うことができた」「そのことを…EVAに乗っていた事実を…今までの自分を否定することは出来ない」
シンジ(………)
アムロ「これから自分がどうするか…それは君が決めろ」
シンジ「…僕は…」

≪シンジが撃破された≫
ミサト「う、ううっ…」「…人ひとり…人ひとり助けられなくて何が科学よ!!」
アムロ「葛城三佐…」
甲児(………)
エレ(………)
リュウセイ(………)
リツコ(………)
ミサト「シンジ君を返して…シンジ君を返してよォッ!!」
リツコ(………)

≪シンジが撃破された≫
シンジ「匂い…人の匂い…ミサトさん…? 綾波…?」「いや、違う。そうだ…お母さんの匂いだ」(………)
ゲンドウ「セカンドインパクト以後の世界を生きていくのか…この子は…逃れられない破滅が待つこの世界を」
ユイ「あら…生きていこうと思えば、どこだって天国になるわよ」「だって、生きているんですもの…幸せになるチャンスはどこにでもあるわ」
ゲンドウ「そうか…そうだったな」
シンジ「おかあ…さん…」
ユイ「…決めてくれた?」
ゲンドウ「男だったらシンジ、女だったらレイと名付ける」
ユイ「シンジ…レイ…」
シンジ「母さん…」

≪シンジが撃破された≫
ミサト「ううっ…ううう…」
〔排出音〕
甲児「何だ!?」
竜馬「!?」
ミサト「シンジ…君!?」
リツコ「コアから…排出された…!?」
ミサト「シンジ君!!」
シンジ(………)「ミサト…さん?」
甲児「シンジ!?」
シンジ「…甲児さん…」
甲児「こ、この野郎…! 心配かけやがって…!!」
エレ「…良かった…」
シンジ「…みんな…僕を…僕を呼んでくれた…」
アムロ「ああ、そうだ。みんなで…君を呼んだんだ」
ノリコ「…お帰りなさい、シンジ君」
シンジ(………)「…ただいま、みんな…」

※※シンジが撃破された場合のセリフ※※
アムロ「では…EVA各機の修理が済み次第、シンジ君達をロンド=ベル隊へ復帰させると?」
ゲンドウ「そうだ」
アムロ(………)
※※ゼルエル撃破の場合のセリフ※※
万丈「では…EVA各機の修理が済み次第、シンジ君達をロンド=ベル隊へ復帰させると?」
ゲンドウ「そうだ」

万丈「碇司令、ゼーレの矛先を僕達に向けるつもりですか」
ゲンドウ「それに答える必要はない」
※※シンジが撃破された場合、セリフ追加※※
アムロ(………)

万丈「毎度のことながら、これ以上の問答は無駄なようですね」
ゲンドウ「ああ」
※※シンジが撃破された場合のセリフ※※
アムロ「…では、我々は極東支部に戻ります」
ゲンドウ「…アムロ大尉」
アムロ「何か?」
ゲンドウ「君達にはシンジのサルベージの件で苦労をかけた。その礼を言っておく」
アムロ「…いえ、当然のことをしたまでです」
※※ゼルエル撃破の場合のセリフ※※
万丈「…では、我々は極東支部に戻ります」
ゲンドウ「…待ちたまえ」
万丈「何か?」
ゲンドウ「君のおかげで時間が稼げた。その礼を言っておく」
万丈「…いえ、当然のことをしたまでです」

万丈(碇司令が礼を言うなんて…)(珍しいこともあるものだ)
【シナリオエンドデモ終了】


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