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No.51B
ダカールの日

【シナリオデモ開始】
現在位置 ダカール

ジャミトフ「連邦議員達への根回しはどうなっている?」
ジャマイカン「既に過半数は、我々の息のかかった者で占められております」
ジャミトフ「後は明日の連邦議会で非常事態宣言を発令すれば、連邦はティターンズの物となる」
バスク「その時から、閣下は連邦政府大統領ですな」
ジャミトフ「うむ…その後は忌々しい極東支部の連中とSDFを併合しジオンと異星人共を迎撃する…」
ジャマイカン「イゴールやグローバルも地球連邦政府からの命令ではさすがに反対は出来ないでしょうな」
ジャミトフ「そうだ。シビリアンコントロールの原則がある限り、連邦政府の決定に逆らうことは出来ん」「最終的には奴等を力で押さえつけても世論はこちらに付く」
バスク「しかし、ジュピトリアンがエアロゲイターの手先とわかった以上、シロッコめの協力は望めませんが…」
ジャミトフ「案ずる事はない。地球には我々ティターンズを支援する組織は幾らでも存在する」「事実、ゼーレなる組織が多額の資金を、ロームフェラ財団がモビルスーツの提供に来たではないか」
ジャマイカン「しかし、軍需産業をメインとするロームフェラ財団はともかく、ゼーレはその実態の不明ですが…」
ジャミトフ「ゼーレについてはさらなる調査を進めておけ」
〔扉の開閉音〕
ジェリド「ロームフェラ財団のデルマイユ公爵をお連れしました」
デルマイユ「お会いするのは前回のEOT特別審議会の会合以来ですな、ジャミトフ=ハイマン閣下」
ジャミトフ「デルマイユ公、この度は我々ティターンズへの新型モビルスーツの提供に感謝する」
デルマイユ「ティターンズによって生まれ変わる連邦議会と連邦軍へ我々からの手向けです」
ジャマイカン「デルマイユ公、新型モビルスーツとはどのような物なのですか?」
デルマイユ「我々ロームフェラ財団は画期的な新システムを搭載するモビルスーツの開発に成功した」「そのシステム…モビルドールシステムはモビルスーツからパイロットを排し…」「機体の完全自動制御を可能とする。つまりモビルドールは究極の無人人型機動兵器なのだ」
ジャマイカン「ほう…」
デルマイユ「機体の制御や正確な攻撃などその総合性能は人間に比べて遥かに高い」
ジャマイカン「素晴らしい。モビルドールさえあれば、兵力の心配は無用というわけですな」
デルマイユ「そうだ。それに加え、パイロットの養成や技術も不要となる」
ジェリド(………)(…そんな人形がロンド=ベル隊の連中に通用すると思っているのか?)
デルマイユ「さらに我々は、そのモビルドールシステムを連邦の象徴『ガンダム』に搭載し、量産に成功した」
ジェリド(ガンダムを…?)
ジャミトフ「モビルドールシステムがあれば、異星人や反乱分子、バイストン・ウェル軍を掃討することなど易しかろう」
デルマイユ「特に反乱分子の始末は急いだ方がよろしいでしょうな」「まずは、ロームフェラ財団を裏切りOZを率いてジュピトリアンに降った男、トレーズ=クシュリナーダ…」「そして、完全平和主義を唱えるサンクキングダムのミリアルド、リリーナ=ピースクラフトの兄妹です」
ジャミトフ「うむ…」
ジャマイカン「ロンド=ベル隊の一部がサンクキングダムの防衛に向かったという情報が入っております」「おそらく、彼らやカラバはリリーナを旗頭に地球圏の統一を目論んでいると思われます」
ジャミトフ「わかっている。予定通り、ロンド=ベル隊とサンクキングダムのカラバ掃討作戦を開始せよ」
バスク「了解です」
ジャマイカン「ロンド=ベル隊の残りは明日の連邦議会を阻止すべく動いているという情報がある」「ジェリド中尉、お前はモビルドール部隊とサイコガンダムを率い、ダカールの防衛に当たれ」
ジェリド「了解しました」
デルマイユ(…これでいい。ティターンズに邪魔者を始末させ、その間にEOTを我が財団で独占する…)(…最悪の場合は、我々だけでもマクロスとヱクセリヲンを土産にエアロゲイターの下に付けば良い…)

マウアー「ジェリド…」
ジェリド「マウアーか…」
マウアー「…聞いたわ。連邦議会の防衛部隊の指揮を執るんですって?」
ジェリド「マウアー…俺は必ずロンド=ベル隊を倒してみせる」「そして、必ずティターンズの中でのし上がってみせる」
マウアー「ジェリド…」
ジェリド「俺は一兵士で終わるつもりはない。そのためにも、ロンド=ベル隊に…カミーユに負ける訳にはいかないんだ」
マウアー「……ジェリド、覚えておいてね。あなたの後ろには、いつもあたしがいるって…
ジェリド「ああ。俺も男としてついてきてくれるお前の機体に応えたい…」

現在位置 移動中

ブライト…以上の通り、我々の任務の目的は連邦議会が開かれるダカールの議事堂を占拠することだ」
アムロ「その後、サンクキングダムに向かったグラン・ガラン隊がリリーナ王女をダカールへ連れてくる」「全議員が居合わせる中で、リリーナ王女がティターンズを告発し、地球圏の決起を促すことになる」
ブライト「なお、王女の演説の様子はカラバの協力によって全地球圏に放映される」「こちらの彼女が、その報道部門の責任者…」
ベルトーチカ「ベルトーチカ=イルマです。よろしくお願いします」
ブライト「では、各員の活躍に期待する。以上、解散!」
スレッガー「やれやれ…議会を占拠するなんてまるでクーデターだな」
カツ「何を言ってるんです。クーデターを仕掛けているのはティターンズの方なんですよ」
ジュドー「ところで、○○○さんって何やってんの?」
リュウセイ「何でも、新型機の調整に手間取っているらしいんだ」
ジュドー「へえ~新型機か」
リュウセイ「その内、合流すると思うけどな」
ジュドー「リュウセイさん、その新型機の写真を撮ろうとして撃墜されちゃダメだぜ?」
リュウセイ「大丈夫だ。俺の撮影テクニックをなめるな」
ジュドー「…操縦テクニックの間違いじゃないの?」

ベルトーチカ「あなたがアムロ大尉?」
アムロ「ああ」
ベルトーチカ「この香り…ヘレン・ヘレンね?」
アムロ「え?」
ベルトーチカ「私の好きな石けん」
アムロ(何でヘレン・ヘレンがラー・カイラムにあるんだ?)
ベルトーチカ「…ふうん」
アムロ「何か?」
ベルトーチカ「ニュータイプっていっても普通の人なのね」
アムロ「ご期待にそえなくて悪かったね」
ベルトーチカ「…私、アムロ=レイって、もっと好戦的なタイプと思っていたの。安心したわ」
アムロ(………)
ベルトーチカ「私、ロンド=ベル隊やカラバがティターンズのように…ううん、地球連邦政府のように…」「大義名分を隠れミノに兵器で人殺しをする集団だったらどうしようって怖かったの」
アムロ「それで?」
ベルトーチカ「私の思い過ごしだってわかって安心したわ。でも…」
アムロ「でも?」
ベルトーチカ「あちらのクワトロ大尉は、その点であなたとちょっと違うみたいね。何だか怖い人ね。ギラッとして」「戦争以外の世界では生きていけない人じゃない? あの人には平和なインテリジェンスを感じないわ…」
アムロ「クワトロ大尉はそんな人間じゃないさ…きっと…」
チェーン「アムロ大尉! 機体の最終チェックに入ります。急いで下さい」
アムロ「わかったよ、チェーン。今、格納庫へ行く」
チェーン(あの女の人は…?)
ベルトーチカ「…恋人?」
アムロ「…そういうわけじゃないよ」
ベルトーチカ「じゃあ、まだ私の入り込む余地もありそうね」
アムロ「え?」
ベルトーチカ「アムロ大尉、テレビカメラのファインダー越しに活躍を祈ってるわ」
アムロ「ああ…君も気を付けてな」

カミーユ「クワトロ大尉…」
クワトロ「どうした、カミーユ? 出撃直前だ。用があるなら手短に済ませてくれ」
カミーユ「…シャア=アズナブルを名乗る決心はつきましたか?」
クワトロ(………)
カミーユ「あなたはリリーナ王女と共に歴史の表舞台に立つべき人なんです」
ジュドー「カミーユさんの言う通りだと思うな。大尉がそんな調子だから、ハマーンだって苛立っているんだ」
ウッソ「無意味な戦いを止められる力を持ったあなたが、何もしないのは卑怯だと思います」
クワトロ(………)
「シャアとして応える」
「クワトロとして応える」

≪「シャアとして応える」を選択≫

クワトロ「人には恥しさを感じる心がある…」
カミーユ「!」
クワトロ「…だが、激動する情勢は私にそれを許してはくれないようだ」「君達の期待に応えることは出来ないかもしれないが、私は私に与えられた役割を果たすつもりだ」
カミーユ「クワトロ大尉…」
〔緊急警報〕
カミーユ「!?」
アムロ「何をやっている!? 敵迎撃部隊が接近しているんだぞ!」
ジュドー「何だって!? 向こうから討って出てきたのかよ!」
カミーユ「!?」
ウッソ「どうしたんです、カミーユさん?」
カミーユ(この感覚…! フォウ…フォウが来ているのか!?)
アムロ「急げ! 準備が出来次第、出撃しろ!」
【シナリオデモ終了】

≪「クワトロとして応える」を選択≫
クワトロ「今の私はクワトロ=バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」
カミーユ「!?」「…歯ぁ食いしばれっ! そんな大人、修正してやるっ!!
〔殴打音〕
クワトロ「これが…若さか…
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ダカールの日」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
ジェリド「来たか、ロンド=ベル隊!」
ライラ「ジェリド、あんたが一人前の男になったかどうか、見せてもらうよ」
ジェリド「…恩に着る、ライラ。お前の教えてくれた戦い方で今日こそは奴等を倒してみせる!」
ライラ「その意気だ。いい男になれる素質はあるんだよ、あんたには…」
ジェリド「よし! 俺達はサイコガンダムとモビルドールを盾にして、一気にラー・カイラムを落とすぞ!」
マウアー(強化人間のフォウ=ムラサメ…戦力になるのか?)
フォウ「………」「うう…頭が…頭が痛い…」「…カミーユ=ビダン…Zガンダムは私の敵…」
カミーユ「!」「サイコガンダム! やはりフォウが乗っているのか!?」
アムロ「ホンコンでカミーユが会ったという強化人間の少女か?」
カミーユ「そうです! 彼女は自分の記憶を取り戻すため、半ば強制的に戦場へ駆り立てられているんです!」
アムロ「…サイコガンダムに操られているというのか…!」(しかし…カミーユにとってこの出会いは…)「…カミーユ。サイコガンダムはお前に任せる。だが、フォウをあのマシンから解放出来なかった場合は…」
カミーユ「………」
ブライト「各機、何としても敵陣を突破し…」
〔カーソル、議事堂を指定〕
ブライト「議事堂を制圧しろ!」
イサム「敵陣の強行突破か。だったら、俺の出番だな」
<戦闘開始>

<1EP>

ベルトーチカ「始まったわね。こちらも準備を進めなくては…」

<2PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
リョウト「遅れてごめん!」
ライ「あれが、ヒュッケバインの最終形態か…」
リュウセイ「それにグルンガスト弐式も一緒だ!」
ライ「リョウト、今回の任務は議事堂の制圧だ。援護を頼む」
リョウト「わかった! 行くよ、リオ!」
リオ「了解!」

<4PP>
ウッソ「!? 何だ…!?」
ジュドー「これは…!?」
アムロ「ジュドー、ウッソ、お前達も感じたか!?」
ウッソ「ええ…」
カミーユ「上空からのプレッシャー…それに、この感じには覚えがある…!」
〔鈴の音〕
ウッソ「!」
リョウト「な、何…!?」
ウッソ「鈴の音が…鈴の音が聞こえる!」
〔上空からビーム攻撃×5〕
ブライト「な、何だ!?」
トーレス「ちょ、超高空からのビーム攻撃です!!」
ブライト「馬鹿な…一体、何者だ!?」
〔第3軍ユニット出現〕
トレーズ「私はOZの総帥のトレーズ=クシュリナーダである」
クワトロ「!!」
ブライト「な、何!?」
ジャマイカン「ま、まさか…! あの男が何故こんな所に!?」
ジャミトフ「奴は本物のトレーズなのか?」
トレーズ「後の歴史の変わり目となるこの舞台に通信で割り込むほど私は無粋ではありませんよ、閣下」「人類の命運をかけて戦うあなた方に敬意を表するために私自らがここへ出向いたまでです」
ジャミトフ「…トレーズ、ジュピトリアンに降っておきながら今さら何をしに来たというのだ?」
トレーズ「あなた方へ重大な事実を伝えに来ました」
ジャミトフ「重大な事実だと?」
トレーズ「ええ。サンクキングダムのリリーナ=ピースクラフト王女の身柄は我が方が確保しました」
フォッカー「な、何だと!?」
クワトロ「………」
ブライト「グラン・ガラン隊が間に合わなかったというのか…」
ジャミトフ「トレーズよ、それがどうしたと言うのだ?」「反乱分子が貴様達の手の落ちても、ティターンズには何の影響も及ぼさんぞ…?」
トレーズ「この事実は、歴史の表舞台に上がるべき人物の決意を促すためのものに過ぎません」
クワトロ「………」(…私への当てつけか?)
トレーズ「…シャア=アズナブル。今日という日に道化を演じるのは何もあなただけではない…」
クワトロ「………」
トレーズ「私もそうなのだ。そして、時代は我々のような人身御供を必要としていることをわかってはもらえまいか?」
クワトロ「………」
レコア「クワトロ大尉…いえ、シャア=アズナブル」
クワトロ「!」
エマ「まさか…レコア少尉!?」
クワトロ「レコア少尉、君が何故そこにいる?」
レコア「………」「あなたは私を止められるだけのことをして下さいました?」
クワトロ「………」
レコア「私がここにいる理由を少しでも理解できるのなら…偽りの仮面を脱いで下さい」「でなければ、私は…!」
クワトロ「………」
ジャマイカン「ええい、何をしている! 奴らを攻撃しろ!!」
ファラ「動くんじゃないよ。先程のザンネックキャノンの威力はお前達も見ただろう?」「私達に関わると、ギロチンの刃がお前達に落ちるよ…フフフフ」
ジャマイカン「うぬ…!」
トレーズ「あなた方ティターンズの役目はすでに終わったのです。潔く舞台から立ち去られることをお勧めします」
ジャミトフ「若造が何を言うか」
トレーズ「歴史を変えていくのは私でもあなた方でもありませんよ…」
〔第3軍ユニット離脱〕
ジュドー「な、何なんだ、あいつら!?」
ブライト「サエグサ、グラン・ガランとの連絡は取れたか?」
サエグサ「はい。残念ながら…トレーズの言葉は事実だそうです」
ブライト「くっ…我々がこのまま議事堂を制圧するだけでは、ただのクーデターになってしまう!」「ここは一旦、退くしかないのか…!?」
クワトロ「………」「ブライト艦長、私が行く」
ブライト「クワトロ大尉!?」
クワトロ「私が直接議事堂へ向かい、議会でティターンズを告発する」
アムロ「クワトロ大尉…!」
クワトロ「…私にもプライドというものはあるさ」「すまんが、各機。議事堂までの援護を頼む!」
フォッカー「スカルリーダーより各機へ! 聞いての通りだ。赤い彗星を議事堂までエスコートするぞ!」
アムロ「何としてもクワトロ大尉を…いや、シャアを議会の壇上へ!!」
コウ「了解!」
輝「了解!」
リュウセイ「へッ…ティターンズなんかとはくぐって来た修羅場が違うってことを教えてやる!」
リョウト「そうだよ。僕達が力を合わせれば…これぐらいの包囲網なんて!」
ブライト「各機、いいか。クワトロ大尉の目的地は…」
〔カーソル、議事堂を指定〕
ブライト「あそこだ。何としても包囲網を突破せよ!」

<5PP以降のPP>
ブライト「ここの議事堂だ! クワトロ大尉がたどりつくまで各機は援護に専念しろ!」
〔カーソル、議事堂を指定〕

<アムロvsフォウ>
アムロ「やはりマシンがこの少女を操っている…戦争はここまでむごい事を人にさせるのか…」

<カミーユvsジェリド>
ジェリド「カミーユ! これまでの借り、今日こそ返すぞ!」
カミーユ「ジェリド中尉か!? この気迫、今までと違う!」
ジェリド「大気圏内の戦いはアースノイドの俺の方が有利だ! 覚悟しろ!!」

<カミーユvsカクリコン>
カクリコン「つくづくお前とは縁があるようだな、カミーユ=ビダン!」
カミーユ「こいつ、死に急ぐか!」

<カミーユvsライラ>
カミーユ「このパイロット出来るな!」
ライラ「あたしはニュータイプなんざ信じてないよ! あんたのメッキを剥がさせてもらう!」

<カミーユvsフォウ>
カミーユ「フォウ! 止めろ! 俺は君と戦うつもりはない!」
フォウ「黙れ! お前達はあたしをいじめに来た! あたしから記憶を奪ったのはお前達だ!」
カミーユ「くそっ! やはりマインドコントロールの支配下にあるのか!?」

<カミーユvsフォウ(戦闘後)>
フォウ「う、うう…頭が痛い…」
カミーユ「フォウ! 戦闘のショックで正気に戻ったのか!?」
フォウ「カ、カミーユ…? 助けて…、サイコガンダムが私の心を飲み込もうとしている…」
カミーユ「今、助ける! さあ、コクピットハッチを開けて!」
フォウ「…来ないで、カミーユ…。カミーユ…、カミーユ=ビダン…カミーユ=ビダンは私の敵…」
カミーユ「く! またサイコガンダムに意識を取り込まれたか!?」
アムロ「カミーユ! そのモビルアーマーを破壊するんだ!」
カミーユ「しかし…」
アムロ「脱出ポッドがあるから大丈夫だ! 今ならマシンから引き離せば彼女を救う事が出来る!」
カミーユ「…わかりました。待ってろよ、フォウ! サイコの呪縛から解き放ってやる!!」

<カミーユvsヤザン>
ヤザン「ゼータ! お前は俺の獲物だ! また会えて嬉しいぜ!!」
カミーユ「そこをどけ! お前のような奴がいるから戦いが終わらないんだ!」

<カミーユvsマウアー>
マウアー「ジェリドの前に立ち塞がる者は私が倒す!」
カミーユ「俺の邪魔をするな! 無駄死にをするだけだぞ!」

<ジュドーvsヤザン>
ヤザン「ここにも俺の獲物がいるか。楽しませてくれよ!!」
ジュドー「戦いを楽しむような奴に負ける訳にはいかないんだよ!!」

<カミーユがフォウを説得>
カミーユ「フォウ! 俺だ! カミーユ=ビダンだ!!」
フォウ「…カミーユ=ビダンはゼータのパイロットだ。ロンド=ベル隊の中核の戦士として認知されている…」
カミーユ「くそっ! やはりマインドコントロールの支配下にあるのか!?」
フォウ「放せ! お前達はあたしをいじめに来た! あたしから記憶を奪ったのはお前達だ!」
カミーユ「フォウ! ティターンズの嘘に騙されるな! 記憶は誰かにもらうものじゃない!」
フォウ「黙れ! あたしの記憶を返せ! くっ…あ、頭が割れそうだ…」
カミーユ「思い出せ、フォウ! 俺の事も、ホンコンでの出会いまで忘れてしまったのか!?」
フォウ「ホンコン…白鳥…カミーユ…」
カミーユ「そうだ、思い出すんだ! 俺は敵じゃない。君を救いたいんだ!」
フォウ「う、うう…」「…カミーユ…」「カ、カミーユ、助けて…」
カミーユ「フォウ! 思い出してくれたか!」
アムロ「カミーユ! そのモビルアーマーを破壊しろ! マシンが彼女を縛っているんだ!」
カミーユ「しかし…」
アムロ「脱出ポッドがあるから大丈夫だ! 急げ! いずれはマシンが彼女の精神を完全に取り込む!」
フォウ「カ、カミーユ…少しの間なら私の意志でサイコを抑えることが出来るわ。だからお願い…」
カミーユ「わかった! 俺がサイコガンダムの呪縛から解き放ってやる!!」

<ジェリド撃破>
ジェリド「何故だ!? 俺は何故、奴らに勝てない!?」

<カクリコン撃破>
カクリコン「こんな所でやられるとはな!」

<ライラ撃破>
ライラ「ここまでとはね…撤退する!」

<フォウ撃破>
フォウ「ああ………!!」
〔敵ユニット撃破〕
カミーユ「フォウ!!」
アムロ「大丈夫だ、カミーユ。脱出ポッドは無事だ」「それに、時間をかければ彼女は必ず回復する」
カミーユ「フォウ…良かった…」
アムロ(そうだ…俺とシャアのような悲劇は2度と繰り返させる訳にはいかない)「回収は地上のカラバに任せて俺達はティターンズを叩くぞ」
カミーユ「はい!」

<ロザミア撃破>
ロザミア「空が…落ちる…!」

<ヤザン撃破>
ヤザン「フン…俺もヤキが回ったようだな!」

<マウアー撃破>
マウアー「戦闘続行は不可能。脱出する」

<ラムサス撃破>
ラムサス「た、隊長!」

<ダンゲル撃破>
ダンゲル「だ、脱出!!」

<ゲーツ撃破>
ゲーツ「…脱出する!」

<ガディ撃破>
ガディ「フン…これ以上は無理のようだな」

<クワトロが議事堂へ到達・勝利条件達成>
ベルトーチカ「お待ちしておりました、クワトロ大尉…いえ、シャア=アズナブル。こちらに着替えて下さい」
クワトロ「…このスーツは?」
ベルトーチカ「アムロ大尉の指示で、あなたに合ったものを用意しておきました」
クワトロ「アムロが…?」「フッ…」
ベルトーチカ「放送の準備も全て整っています。さあ、こちらへ」
ジャミトフ「ロンド=ベル隊の突破をこうも簡単に許すとは…! バスク、全軍を引き上げさせろ!」
バスク「ジャミトフ閣下、まだ敗北が決まったわけではありませんぞ!」
ジャミトフ「奴等は30バンチ事件の証拠も持っている。これ以上、ここにとどまるのは危険だ!」
アムロ「頼んだぞ、シャア…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔ざわめき〕
クワトロ「議員の方とこの放送を見ている方々には突然の無礼を許していただきたい」「私はロンド=ベル隊のクワトロ=バジーナ大尉である」「そして…話の前にもう一つ知っておいてもらいたい事がある…」「私はかつて、シャア=アズナブルという名で呼ばれた事もある男だ」
〔ざわめき〕
クワトロ「まず私は、この場を借りてジオンの遺志を継ぐ者として語りたい。無論、ジオン公国のシャアとしてではなく…」「ジオン公国の建国者、ジオン=ダイクンの息子としてである」「そして、ジオン=ダイクンの遺志を歪め、地球圏の支配を目論むネオ・ジオンをここに断罪する」「そして同時に、地球連邦政府を我が物にしようとするティターンズを告発する所存だ」「この両者は互いに反目しながらもその目指す所は同一。すなわち、力による地球圏の支配にある」「だが、今の地球圏はエゴをむき出しにした人間達の跳梁を許しておける状況ではない」「もはや、人類同士で争っている場合ではないのだ」「現在、私が所属する第13独立外部部隊ロンド=ベルは連邦特別宇宙軍とも行動を共にしている」「世間では連邦特別宇宙軍を異星人の侵略に対抗するための軍隊であるという認識が強いが…」「SDFの実態はヒトの種の存続を目的とする地球脱出船団の護衛艦隊なのだ」
〔ざわめき〕
クワトロ「…静粛に願いたい。裏を返せば、それだけ異星人の存在は地球にとって驚異だという事である」「かつて、DCのビアン=ゾルダーク博士が我々に対して警告したように…」「人類は既に逃げ場を失っている。我々に必要なのは箱船ではなく、異星人に対抗するための剣なのだ」(………)「…我々はSDFの旗艦を中心に、地球圏を脅かす異星人と戦ってきた」「しかし、地球人同士が争いを続けている限り、人類最大の危機を乗り切ることは出来ない」「ジュピトリアン、そしてその背後にいる異星人と戦うためには地球圏全ての力を結集しなければならない」「この放送をご覧になってる方、そして民衆の代表である議員の方、どうか考えて欲しい」「この星のために自分に何が出来るかという事を…」(………)「これより、我々が知る限りのネオ・ジオンとティターンズの行状の証拠をお見せする」「これをご覧になった後に、地球圏に生きる人間として出来る事を一人一人がもう一度考えていただきたい」「最後に、私の同志を代表して、この演説に耳を傾けてもらえた人々に厚く感謝の意を表明する」「そして、私とロンド=ベル隊、SDFは人類の未来を切り開く剣となることをここに誓うものである!」
〔拍手〕

〔拍手〕

セイラ(………)(キャスバル兄さん…)(兄さんは…父さんの遺志を継ぐ決意をしたのですね…)

現在位置 アクシズ

〔拍手〕
ハマーン(………)
イリア「…ハマーン様?」
ハマーン「…少し考え事をしたい。下がってよい」
イリア「はい。では、失礼します」
〔扉の開閉音〕
ハマーン(シャア…やはり、お前は私の下に戻るつもりはないようだな…)(アクシズを去ってからの3年、お前は地球連邦とアースノイドの腐敗ぶりを思い知ったはずだ…)(それでも、お前は奴等を異星人から救う意味があるというのか)(………)

現在位置 ア・バオア・クー

ギレン「シャアめ…アースノイドを無意味に扇動するつもりか」
ナナイ(………)
ギレン「やはり血は抗えぬものだな。ジオン=ダイクンの思想では人類を異星人の脅威から救うことは出来ん」
グレミー「アクシズでハマーンもろとも、あの男も葬っておくべきでした…」
ギレン「あの男にはまだ使い道がある。奴の演説のおかげでジャミトフは地球連邦を敵に回すことになるだろう」「後は地球圏に帰還したマクロスを我らの戦力に併合すれば、ジュピトリアンも恐れるに足りん」
グレミー「総帥、マクロス奪取の栄えある任務、このグレミー=トトにお任せ下さい」
ギレン(………)
グレミー「ザビ家の血による人類の統制…必ずや実現させてご覧にいれます」
ギレン「…よかろう。ナナイ=ミゲルのニュータイプ部隊を使うがいい」
グレミー「はっ!」
ギレン(………)(あとはア・バオア・クーの戦力でマクロスやジュピトリアンを牽制し…)(茨の園でメギドの火を完成させればよい…)

現在位置 ダカール

ブライト「予定通りにはいかなかったがとりあえず作戦は成功したな」
アムロ「ああ…これもクワトロ大尉のおかげだ」
バニング「…その大尉はどこに?」
ベルトーチカ「だいぶお疲れのようで、自室で休んでおられるようです」
フォッカー「しかし、リリーナ王女はOZの手の中か…」
アムロ(だが、トレーズによってティターンズ派の議員達も恐怖し、こちら側につくこととなった…)(結果的とはえ、トレーズが我々の後押しをしたと見えるのは考え過ぎか…?)
フォッカー「ブライト中佐、これから俺達は?」
ブライト「今回の演説でティターンズは立場を失った。後の始末はカラバと連邦正規軍に任せればいいだろう」「我々ラー・カイラム隊はこのまま宇宙に上がってマクロスと合流、ネオ・ジオン軍の動きに備えようと思う」
バニング「確かにティターンズの失墜は奴等にとっても絶好のチャンスです」
ブライト「そうだ。ジュピトリアンとの決戦の場も宇宙となるだろう。その前に足場を固める必要がある」「各方面に連絡を取った後、本艦は宇宙へ上がる。各員は準備を進めてくれ」
ベルトーチカ「では、ブライト艦長。私はカラバと接触します」
ブライト「うむ。ハヤト=コバヤシによろしく伝えてくれ」
ベルトーチカ「はい」
アムロ「気をつけてな、ベルトーチカ」
ベルトーチカ「…素敵だったわよ、アムロ。また会いましょう」
〔歩き去る足音〕
アムロ(………)
フォッカー「アムロ大尉も隅に置けないな。チェーンと二股か?」
アムロ「少佐、冷やかさないで下さいよ」
フォッカー「結構、結構。ま、男はそれぐらいでなくっちゃな」

イサム「こいつがSRX計画の最新型か…」
リュウセイ「見たところ、俺達のRシリーズに似てるけど…前のMK-IIとそんなに違いがねえな」
〔扉の開閉音〕
リオ「リョウト君、弐式の出力調整のことなんだけど…」
アヤ「! あなたは…!?」
リオ「…アヤ大尉…」
リョウト「アヤ大尉、リオを知っているんですか?」
アヤ「ええ…リュウと同じ時にSRXチームへスカウトされたテストパイロットよ」「イルムガルト=カザハラ中尉と一緒に軍を抜け出し、行方不明になったと聞いていたんだけど…」
リオ(………)
リュウセイ「待てよ…じゃあ、イルム中尉と一緒に南アタリア島で俺達に攻撃を仕掛けてきたのは…」
リオ「…ええ、私よ」
リュウセイ「!?」「まさか…Rシリーズを破壊しに来たのか!?」
リオ(………)「いや、もうそのつもりはないわ」「何故なら、今となってはイングラム少佐を倒せるのはSRX計画の機体しかないから…」
リョウト「リュウセイ…リオも僕と同じくイングラム少佐に利用されていたんだ…」
リュウセイ(………)
アヤ(…もしかして…リョウトの念動力を引き出すための素材として…)(………)
リオ「…これからはリョウト君と一緒に弐式で戦うつもりよ」
リュウセイ「そうか…じゃ、まあ一つよろしくな」
リオ「…私を責めないの?」
リュウセイ「ああ。もう俺達で内輪もめをやっているような状況じゃねえからな」「それにイングラムを倒すには少しでも戦力が欲しいところだ」
リオ「ええ…」

≪フォウが仲間にいる≫
フォウ「う、うう…」
カミーユ「フォウ、気がついたか?」
フォウ「カ、カミーユ…ここは…?」
カミーユ「ラー・カイラムの中だよ。君はサイコガンダムの呪縛から解放されたんだ。気分はどうだ?」
フォウ「…少し…頭が痛いけど…」
カミーユ「しばらくは頭痛が続くかも知れないけど、すぐに治るそうだよ。それに、この艦はこれから宇宙に行く」
フォウ「宇宙…?」
カミーユ「そうさ。宇宙に出ると、人の意識は無限に広がっていく。宇宙に出れば、きっと君の記憶も戻るさ」
フォウ「ありがとう、カミーユ…。でも、もう記憶の事はいいの…」
カミーユ「フォウ…」
フォウ「…もう過去の事はいらない。その代わり、私もあなた達と共に戦うわ」
カミーユ「いいんだよ、フォウ。もう君が戦う必要はない…」
フォウ「ううん…。戦いが続けば、私のような悲しい思いをする人間がきっとまた現れるわ」「それを止めるために、そしてカミーユと同じ時を過ごすために私にも戦わせて」
カミーユ「…ありがとう、フォウ。ブライト艦長には俺から話しておくよ。でも、まずは身体を治す事が先だ」
フォウ「ええ…」
カミーユ「おやすみ、フォウ…」

アムロ「クワトロ大尉」
クワトロ「アムロ…」
アムロ「あなたのおかげで、みんなが今までになく盛り上がっている」
クワトロ「だが、これで私は自由を失った」
アムロ「トレーズが言った通り、こんな大仕事に一人や二人の人身御供は要るよ」
クワトロ「…私は人身御供か?」
アムロ「ふふふ、その家系かもな。これからもよろしく頼むぞ、シャア」
クワトロ「ああ」
【シナリオエンドデモ終了】


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