TOP PAGEへ

No.53B
ソロモン攻略戦

【シナリオデモ開始】
現在位置 コンペイ島

ブライト「7年前、連邦軍がソロモンに対して仕掛けた攻略戦は第3艦隊をサイド4の暗礁空域から突撃させ…」「一方でティアンム主力艦隊がサイド6から侵攻し、対要塞兵器ソーラ・システムを使用する予定でした」
グローバル「…だが、その寸前にASS-1、つまりマクロスがL宙域にデフォールドし…」「ソロモンをかすめ、月からのジオン援軍艦隊とティアンム艦隊を消滅させて地球へ落下したのだな」
ブライト「ええ。その時、私やアムロは地球へ落下するマクロスをホワイトベースから目撃しました」「そして、我々が『とんがり帽子』と呼ばれるジオン軍のモビルアーマーと戦闘した後…一年戦争は終結したのです」
クワトロ(………)(そう…その時に、ララァ=スンは…)(ガンダムに乗ったアムロから私をかばい、宇宙に散っていった…)(………)
グローバル「…今回の作戦は7年前の再現となる。もっとも、こちらの戦力はかなり少なくなっているが…」
未沙「連邦軍の宇宙艦隊はネオ・ジオンとジュピトリアンによってほぼ壊滅状態になってしまっていますから…」
グローバル「そうだな。援軍はエゥーゴとリガ・ミリティア以外に期待することは出来ん」
未沙「しかし、我々にはソーラ・システムの代わりとも言えるマクロスの主砲があります」
グローバル(………)「クワトロ大尉、エゥーゴ並びにリガ・ミリティア部隊の動きはどうか?」
クワトロ「現在、サイド4の暗礁宙域付近とサイド6の中間地点に位置していています」「彼らはアクシズやア・バオア・クーの牽制が目的ですが、ギレンやハマーンは動きを見せていません」
グローバル「では、エゥーゴ部隊はソロモンに対して主力とオトリのどちらにも転じられるというわけか」
ブライト「しかし…7年前と同じ作戦をとれば、敵にこちらの動きを読ませてしまうことになります」
グローバル「そうだな。では、バニング大尉。作戦案を聞かせてくれたまえ」
バニング「まず、敵は大出力の主砲を持つマクロスを捕捉してくるものと思われます」「それを逆手にとり、マクロスをオトリとしてラー・カイラムとエゥーゴ艦隊でソロモンを急襲する作戦と…」「ラー・カイラムとエゥーゴ艦隊をオトリとし、マクロスをサイド3方面から要塞型で突撃させる作戦があります」
グローバル「マクロスをオトリにすれば、敵を分断できるが、こちらの戦力も減りソロモン攻略に時間がかかるのが欠点か」
未沙「その間に敵の援軍が来る可能性もありますね」
グローバル「もう片方の作戦はマクロスの戦力が使えるが、いかに敵の防衛網を短時間で突破するかが問題だな」
未沙「ええ。本艦のアームド・アタックは対要塞戦で非常に効果的ですが…」「全長1キロの本艦は敵にとって良い標的となります。それに、長時間の集中砲火に耐えることでも出来ません」
グローバル(………)
「マクロス陽動作戦を採用する」
「マクロス強行突破作戦を採用する」

≪「マクロス陽動作戦を採用する」を選択≫

グローバル「よし、マクロスで敵をおびき出し、ラー・カイラム並びにエゥーゴ艦隊でソロモンを急襲する」

≪「マクロス強行突破作戦を採用する」を選択≫
グローバル「よし、ラー・カイラム並びにエゥーゴ艦隊で敵を引きつけ…その隙にマクロスでソロモンを突撃する」

アムロ「…ララァ…!」「!?」「…くそ…また同じ夢を見るようになってしまった…!」(…無理もない…ここはソロモン宙域だ…)(………)(できればララァの魂が漂うこの宙域に戻りたくはなかった…)(………)
〔通信のコール音〕
チェーン「アムロ大尉」
アムロ「何だ!?」
チェーン「ブリーフィングの時間ですが…」
アムロ「すぐに行く」

チェーン「どうしたのかしら、大尉…怖い声だった…」

〔扉の開閉音〕
アムロ「!」
クワトロ(………)
アムロ(………)
クワトロ「…今は…」「今は過去に囚われている時ではない」
アムロ(………)
クワトロ「…自分の殻に閉じこもることをララァは決して喜びはしないぞ」
アムロ(………)
クワトロ「私もそう考え、ダカールでの演説を行ったのだ」
アムロ(………)
クワトロ「今度は君が自分の業を乗り越える番ではないのか?」
アムロ(………)「…あなたにそう言ってもらえると助かる」
クワトロ(………)「当てにさせてもらうぞ、アムロ」
アムロ「もちろんだ、シャア」

現在位置 移動中

ギレン「SDFはソロモンに速攻をかけてくる確率の方が高い。しかし、案ずるな…ドズル」
ドズル「ア・バオア・クーだよ!」「ア・バオア・クーの戦力とデラーズ・フリートの残存戦力を今すぐ振り向けてくれればいい! 間に合う!」ギレン「振り向けるよ。出撃準備をさせている…」「それよりもだ…ビグ・ザムとα・アジールの部隊を送っておいたはずだ」「あれならば、SDFとも十分に渡り合える」
ドズル「戦いは数だよ、兄貴! 偉そうにふんぞりかえる前に勝つための手立てを!」
ギレン「しているよ。策はすでに講じている。増援も出しているのだ」「大体、今になって直接会話は盗聴される危険もある。あとは命令通り作戦を遂行すればいいのだよ、ドズル」
ドズル「ソロモンはア・バオア・クーの露払いだと言うのか!?」
ギレン「すでに連邦の宇宙艦隊は壊滅し、ティターンズもその立場を失った。SDFの戦力とて恐るるに足りん」
ドズル「…では、マクロスを奪取するのではなく、破壊しても構わんと言うのだな?」
ギレン「出来るのであればな」
ドズル(………)
ギレン「ドズル、ここで支えてくれればネオ・ジオンは勝つよ」
ドズル「…フン!」
〔通信を切る音〕
ドズル「この期に及んで、兄上は何を企んでおるのだ!?」
ラル「…ギレン閣下は秘密裏に別の作戦を準備されているのでは?」
ハモン「デラーズ・フリートの残存部隊が再度コロニーを輸送しているという情報も入っております」
ドズル「ようやく取り戻したこの宇宙要塞ソロモンを犠牲にする作戦などに意味があるのか!?」
ハモン「せめて、アクシズからの援軍が来れば…」
ドズル「フン…ハマーンは兄上に対し、反旗を翻した」「あの女の手を借りれば、国中の物笑いの種になるわ!」
ラル(………)
ドズル「それに、アクシズの部隊にはジュピトリアンを牽制する役目もある」
ハモン(…ハマーンはドズル閣下の愛娘、ミネバ様を手放しはしない…)(それに…閣下はミネバ様をこの戦いに巻き込むおつもりはないはず…)
ドズル「それよりも、マクロスはまだ発見できんのか?」
ラル「サイド4の暗礁宙域を中心に捜索を続けておりますが…未だ発見の報告はありません」
ドズル「…あのEOT艦の主砲は連邦のソーラ・システム並の破壊力を持つと聞いておる…」「あれを沈めねば、我が方の勝利は確実なものとならん」
ラル「では…私の部隊がマクロス捜索にあたりましょう」
ハモン「運良くマクロスを発見できれば、内部へ潜入して破壊工作を行います」
ドズル「…だが、それではマクロスの集中砲火を浴びることになるぞ?」
ラル「相手は全長1キロ以上の超巨大戦艦であります。取り付いてしまえば、こちらの方が有利です」「それに、戦力はなくともゲリラ屋本来のやり方であたれば何とかなりましょう」
ハモン「その方が兵達も喜びます」
ドズル(………)「すまぬな。貴様には7年前、ガルマ仇討ちの木馬討伐作戦以来、無理難題ばかり押しつけている」
ラル「いえ。敵艦にはアムロ=レイが乗っております。7年前の決着をつけるにはちょうど良い機会かと」
ドズル「うむ…では、任せる」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ソロモン攻略戦」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

※※「マクロス陽動作戦を採用する」を選択した場合のセリフ※※
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
コンスコン「何!? SフィールドとNフィールドに新たな部隊が現れただと!?」
ブライト「よし…こちらの読み通り、敵の戦力は少な目だ」
アムロ「………」(…ララァ…ララァ=スン…)(僕はこうやって宇宙に戻って来た…また君と…ここで会えるのか…?)
クワトロ「………」(…この宙域へ来るのはララァを失った時以来だな)(そして…算しなければならない過去の一つがここにある…)(…ガルマ、ララァ…今更お前達に許しは乞わん。だが、私にはやらねばならないことがあるのだ)
ドズル「フン…やはりマクロスはオトリだったか。ならば、ここへ来るには時間がかかるはずだ」「よし…7年前の決着を今ここでつける! 敵機を引きつけ、一気にせん滅せよ!」
ヘンケン「ラー・カイラム隊と共同戦線を張りつつ、敵機を全て撃墜する! 遅れをとるな!」
ウッソ(ジュンコさん達も参戦してくれるんだ…!)
ジュンコ「みんな、ウッソ達に格好悪い所は見せられないよ!」
マヘリア「わかってるよ、姉さん!」
ブライト「全機、攻撃開始!」
※※「マクロス強行突破作戦を採用する」を選択した場合、セリフ追加※※
〈出撃ユニット選択〉
ラル「NWフィールドでマクロスを発見! 直ちに迎撃する!」
未沙「艦長、本艦が敵に捕捉されました!」
グローバル「エゥーゴ部隊の陽動で少しは敵の数が減っていると思いたいが…ここまで来れば、あとは突撃あるのみだ」
アムロ「………」(…ララァ…ララァ=スン…)(僕はこうやって宇宙に戻って来た…ここで…また君と会えるのか…?)
クワトロ「………」(…この宙域へ来るのはララァを失った時以来だな)(そして…算せねばならない過去の一つがここにある…)(…ガルマ、ララァ…今更お前達に許しは乞わん。だが、私にはやらねばならないことがあるのだ)
ドズル「フン…やはり本命はマクロスか。予め防衛網を展開しておいて正解だったわ」「この戦い、我らに分があるぞ! 各機、集中攻撃にてマクロスを沈めろ! 雑魚には目もくれるな!」
グローバル「今回の作戦目的は本艦が宇宙要塞ソロモンへ到達することである。各員の検討を期待する!」
未沙「デルタ1より各機へ! 本艦はこれよりソロモンへ突撃する!」「作戦のタイムリミットは12分後。なお、本艦への集中攻撃が予測される。コース上の敵を最優先して排除せよ!」
フォッカー「スカルリーダーより各機へ! 先行して敵機を叩き、マクロスの進路を確保するぞ! いいな!!」

<戦闘開始>

<敵増援2出現前に敵20機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕

<アムロvsガイア>
アムロ「いつまでこんな無意味な戦いを続けるつもりなんだ!?」
ガイア「貴様を倒さぬ限り、俺にとっての一年戦争に終わりはない!」

<アムロvsコンスコン>
アムロ「仕留めてみせる!」
コンスコン「お、落とせ! シャアが見ているのだぞ!!」

<クワトロvsガイア>
ガイア「貴様…よくもノコノコとこのソロモンへ来られたものだな!」
クワトロ「その言葉は甘んじて受けねばなるまい」「だが、過去に囚われて生きる時代は終わったのだ」

<クワトロvsコンスコン>
コンスコン「もしや…シャアか!? ええい、落とせ! 何としても奴を落とせ!!」

<3ターン以内にリック・ドムII隊全滅>
※※まだコンスコン健在の場合、セリフ追加※※
コンスコン「12機のリック・ドムが全滅…!? 3分もたずにか!?」「化け物か…!


<ガイア撃破>
ガイア「やむをえん、撤退だ!」

<オルテガ撃破>
オルテガ「うおっ! こいつら並じゃないぞ! 脱出する!」

<マッシュ撃破>
マッシュ「くっ! 俺達をここまで追いつめる奴がいるとは!」

<トクワン撃破>
トクワン「ぐ! 敵を甘くみたか…。ここは撤退する!」

<コンスコン撃破>
コンスコン「ば、馬鹿な!」

<ドズル(グワジン搭乗)撃破・敵増援2出現>
ドズル「えーい、いまいましい! 戦力を整えれば、決して負けないものを…。ここは一度退くぞ!!」
〔敵ユニット出現〕
アムロ「何だ…あの巨大なモビルアーマーは!?」
クワトロ「あれは…ビグ・ザムか! まだあんな物が残っていたとは…」
ドズル「戦力をズタズタにされ過ぎた。遺憾ながらソロモンを放棄する」「生き残っている者は各個に脱出しろ。無駄死にはするな。ビグ・ザムは私が預かる!」
〔敵ユニット離脱〕
ドズル「フフフフ…こうも簡単にソロモンが陥ちるとはな…」(………)(ミネバ…お前の顔が見られなかったのが心残りだが…強い子に育つのだぞ)
〔ドズル、気力+20〕

<リョウトvsドズル>
ドズル「ぬうっ! EOT兵器か!?」
リョウト「あなたはここまで来てまだ戦いを続けようというのか!?」
ドズル「貴様らのような軟弱に地球圏を任せるわけにはいかん!」
リョウト「凝り固まったその念が…結局は地球圏を滅ぼすことになるんです!!」

<カミーユvsドズル>
カミーユ「これが避けられない戦いだと言うのなら…一気にケリを付ける!」
ドズル「若造が…思い上がるな!」

<クワトロvsドズル>
ドズル「貴様…シャアか!? どの面を下げて俺の前に現れた!? ザビ家に対する復讐のつもりか!?」
クワトロ「…そういう個人的な感情は捨てている! もはやザビ家は過去の遺物に過ぎない!」

<ウッソvsドズル>
ウッソ「いくら巨大な機体でも、一ヶ所を集中的に攻めれば!」
ドズル「子供の分際で!」
ウッソ「子供が戦わなくてはならないのはあなた達のような大人の責任でしょう!」

<ドズル(ビグ・ザム搭乗)HP60%以下>
ドズル「なめるなよ! このビグ・ザムはその程度の攻撃など、どうということはない!」「道連れに一人でも多く地獄に引きずり込んでやるわ!」
〔ドズル、精神コマンド「ド根性」「鉄壁」「戦慄」使用〕
アムロ「あ…圧倒的じゃないか…!」

<ドズルHP50%以下でスレッガーが隣接>
アムロ「スレッガー中尉! 何をするつもりです!?」
スレッガー「つもりもへったくれもあるものか!」「Iフィールドを張っているとなりゃ、接近してビームをぶち込むしかない!」
アムロ「無茶だ! そんな事をすれば、中尉も無事では済まない!」
スレッガー「私情は禁物よ。奴のためにこれ以上の損害は出させん」
アムロ「スレッガー中尉!!」
スレッガー「…悲しいけどこれ、戦争なのよね!
ドズル「むっ…下か!? 対空防御!!」
〔味方ユニット撃破〕
アムロ「スレッガー中尉!!」

≪スレッガー特攻後≫
<アムロvsドズル(ビグ・ザム搭乗)>

アムロ「このぉ!!」
ドズル「うおおおっ!?」

<ドズル(ビグ・ザム搭乗)撃破>
※※主人公が撃破の場合のセリフ※※
ドズル「たかが1機のEOT兵器に…! このビグ・ザムがやらせるか!!」
リョウト「!?」ドズル「やらせはせんぞ! 貴様ごときにジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん!!」「この俺がいる限りはやらせはせんぞォッ!!」
リョウト「な、何だ、これは…怨念とでもいうの!?」
ドズル「うおおおっ!!」
※※アムロが撃破の場合、セリフ追加※※
ドズル「たかが1機に…! このビグ・ザムがやらせるか!!」
アムロ「!?」
ドズル「やらせはせんぞ! 貴様ごときにジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん!!」「この俺がいる限りはやらせはせんぞォッ!!」
アムロ「な…何者なんだ!?」「!? 何だ!?」
ドズル「うおおおっ!!」
※※主人公orアムロ以外が撃破の場合のセリフ※※
ドズル「う、うおおおっ!?」「ミ、ミネバ…! 先立つ不幸を許せ…!!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ドズル「うおおおっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
※※スレッガー特攻の場合、セリフ追加※※
アムロ「………」(くっ…スレッガー中尉…!)


<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 ア・バオア・クー

ギレン「…ソロモンが陥ちたか」
グレミー「はい。ドズル中将の生死は不明だそうです」
ギレン「そうか。あの戦力では健闘した方だな。それに時間も十分に稼いでくれたよ」
グレミー「……はい」
ギレン「では、作戦を最終段階に移行する。グレミー、お前に名誉挽回の機会を与えよう…」
グレミー「は…」
ギレン「ニュータイプ部隊を率い、ア・バオア・クーの防衛にあたれ」
グレミー「…必ずや閣下のご期待に添える働きをご覧に入れます」
〔扉の開閉音〕
ギレン(………)(…マクロスの次の標的はこのア・バオア・クーに違いあるまい)(その脇腹を茨の園のデラーズ・フリートにソーラ・レイで突かせれば…マクロスとてひとたまりもあるまい)(マクロスを失うのは惜しいが…ソーラ・レイの威力はジュピトリアンやOZ、エアロゲイターへの牽制にもなる)(そして、その後で地球からEOTを引き上げれば良い)

現在位置 コンペイ島

グローバル「ヘンケン艦長、ゴメス艦長…ご苦労だった」
ゴメス「いえ…マクロスやラー・カイラム隊のおかげでソロモンを奪還できました」
ヘンケン「以後、このソロモンは我々エゥーゴとリガ・ミリティアが拠点として使用します」
グローバル「それが良かろう。連邦宇宙軍はほぼ壊滅状態だからな…このままにしておけば再度占領される恐れもある」
ゴメス「それにしても…この要塞は出入りが激しいですなあ」
グローバル「まったくだ」
ヘンケン「では、艦長。補給物資や新型機の受け取りがありますので、我々はこれで失礼します」
グローバル「この状況で補給ルートが確保できたのかね?」
ゴメス「ええ。事態の深刻化を認識したアナハイムやマオ・インダストリーが我々に全面協力するようになったのです」
ヘンケン「ですから、物資や新型機はマクロスへ優先して送らせます」
グローバル「うむ…早瀬君、早速搬入作業に移ってくれ」
未沙「了解です」

ジュドー「ソロモンの中にガンダム2号機があったって本当!?」
モンシア「ご覧の通りだ。ジオンの奴ら、2号機を修理してまた使うつもりだったみてえだな」
ジュドー「どうするの、これ?」
モンシア「俺達はこいつのおかげでとんでもねえ目に遭ったからな…すぐにスクラップだよ」
コウ(………)
ニナ「…これでコウの任務は本当に終わったわね…」
コウ「いや、まだだ。まだガトーとの決着はついていない」
ニナ「コウ…」
コウ「ニナ…月からの輸送船がソロモンに来ている。君はそれに乗ってアナハイムへ帰ってくれないか?」
モンシア「ウラキ! てめえ、何言ってんだ!?」
ジュドー「モンシアさん、ここは2人だけにしてあげようよ」
モンシア「あ、コラ、ジュドー! 腕を引っ張るんじゃねえ!!」
〔扉の開閉音〕
コウ(………)
ニナ(………)「…どうしてそんなことを言うの?」
コウ「…これから戦いがより一層激しくなるからだ。君にはその中にいて欲しくない…」
ニナ(………)
コウ(………)
ニナ「私は…この戦いをこの目で見届けなければならないのよ…」「だから、これからもあなたの傍にいさせて…」
コウ(………)

フラニー「ウッソ! 元気だったかい?」
ウッソ「ええ…みなさんもお元気で」
マヘリア「ふ~ん…ちょっと見ない内に男っぽくなったね」
ウッソ「そ、そんなことは…」
ハロ「照レルナ、ウッソ!」
ジュンコ「ウッソ…聞いたよ。シャクティが行方不明になったんだって…?」
ウッソ「…ええ。おそらくジュピトリアンの所にいると思うんですが…」
ジュンコ「…そう」
ウッソ「でも、シャクティは必ず僕が助け出します」
コニー「強くなったね、ウッソ…」
ウッソ「…そ、そうですか…?」
ヘレン「そうだ、ウッソ。あんたのお母さんからの預かり物を持って来たんだ」
ウッソ「母さんから…?」
ペギー「V2ガンダム用のバスターパーツだよ」
ウッソ「バスターパーツ?」
ジュンコ「アサルトよりも火力を重視した遠距離戦闘用の増加パーツだと聞いてるよ」
フラニー「それから、前に渡したアサルトとバスターパーツは二つをいっぺんに装着できるらしいよ」
マヘリア「で、その状態をV2アサルトバスターガンダムってうんだってさ」
ウッソ「V2アサルトバスターガンダム…」(あのV2が今まで以上に強化されるのなら…シャクティを助け出すことだって不可能じゃない)
ジュンコ「あたし達はこのままコンペイ島に駐留することになるけど…命だけは大事にするんだよ、ウッソ」
ウッソ「はい。ありがとうございます」

アムロ(………)(ララァ…)(ララァ…僕はこれでいいのか? このまま宇宙の戦いに身を投じて…)(………)

チェーン「アムロ大尉!」
アムロ「!」
チェーン「…どうかなさったんですか? 出撃前からご様子が変でしたけど…」
アムロ「いや…何でもない」
チェーン(………)
アムロ「すまない、心配をかけたみたいだな」
チェーン「…いえ。大尉が…ご無事ならいいんです」
アムロ(………)「これから戦いが激化しても、フィン・ファンネルで勝てるさ」
チェーン「でも…」
アムロ(………)
チェーン(………)
アムロ「νガンダムは僕が基本設計して君が整備しているんだから」
チェーン(………)「…それはそうですね」
※※νガンダムHWS入手フラグ成立の場合、セリフ追加※※
チェーン「それから、大尉…アナハイムのオクトバーさんからνガンダム用のパーツが届きました」
アムロ「νガンダム用の…? ああ、追加装甲のHWS…ヘビーウェポンシステムか」
チェーン「早速、取り付け作業にかかります」
アムロ「頼むよ、チェーン」(νガンダムがフルアーマー化すれば…これからの戦いも少しは楽になるか…)


≪スレッガーが特攻した≫
アムロ「スレッガー中尉が生還したというのは本当なのか!?」
モーラ「ええ。さっき、何事もなかったような顔をして戻って来られましたよ」
スレッガー「よう、アムロ」
アムロ「スレッガー中尉…!」
スレッガー「間一髪で脱出装置が起動してな。心配かけちまって悪かった、悪かった」
アムロ「いえ…中尉が無事ならいいんです。その代わり、あんな無茶な真似は以後やめて下さいよ」
スレッガー「ああ…すまなかった」

リュウセイ「よお、リョウト。ヒュッケバインMK-III用の強化武装パーツがいよいよ来るんだって?」
リョウト「さすがにそういう話は耳が早いね」
リオ「さっき、マオ・インダストリーからの輸送船が到着したみたいよ」
〔扉の開閉音〕
リン(………)
リュウセイ「誰だ、あれ? どっかで見たような顔だけど…」
リョウト「!? あ、あの人は…」
リュウセイ「知ってんのか?」
リョウト「あ、ああ…あの人はリン=マオ。マオ社の社長だよ」
リュウセイ「!? じゃ、じゃあ…イングラム少佐が指揮していたPTXチームの元メンバーの…!?」
リョウト「どうしてこんな所に…」
リン「久しぶりだな、リョウト」
リョウト「は、はい…」
リン「…君にはすまないことをしたと思っている…」
リン「ヒュッケバインMK-II強奪事件がイングラム少佐によって仕組まれていたと私が早めに気づいていれば…」
リョウト「いえ…もういいんです。こうやってリオも一緒にいられるようになりましたから」
リオ(………)
リン「そう言ってもらえると助かる」
リョウト「それよりも…社長自らがここまで来られるなんて…」
リン「ロバート=オオミヤ博士から話があったと思うが…MK-III専用のアーマード・モジュールを持って来た」
リョウト「アーマード・モジュール?」
リン「ああ。ヒュッケバインMK-IIIはその武装強化パーツによって真価を発揮する機体だとうことは聞いているな?」
リョウト「はい」
リン「アーマード・モジュールは2種類ある。まず一つはAMガンナーと呼ばれ…」「これを装着することによってMK-IIIはヒュッケバインガンナーという機動性と遠距離戦闘に優れた機体となる」「そして、もう一つはAMボクサーと呼ばれ…」「これを装着することによってMK-IIIはヒュッケバインボクサーという火力と近接戦闘に優れた機体となる」「今後は戦闘目的に応じて、この2つのアーマード・モジュールを使い分けるんだ」
リュウセイ「す、すげえ…さすがSRX計画の最新鋭機だな」
リン「換装方法はV2ガンダムと同じだ。ただ、トロニウム・エンジンの出力の問題から2つのパーツは同時に装着出来ないが…」
リョウト「わかりました。ガンナーとボクサー…使いこなしてみせます」
リン「よろしく頼む。それから、リオ君…」
リオ「はい」
リン「…イルムガルト=カザハラ中尉の行方はまだわかっていないのか?」
リオ「…ええ。北京で別れたきりです…」
リン(………)「…そうか」(私もイングラム少佐の正体に薄々感づいていた…)(…イルム…何故、私に相談してくれなかったんだ…?)(…やはり、あの時のことを…)
リョウト(………)
リン「…これからの我が社は全力を挙げて君達をサポートする」「今の私に出来ることはそれぐらいしかないが…人類の未来のために頑張ってくれ」
リョウト「…はい」

ミネバ「!?」
リィナ「…どうしたの?」
ミネバ「…お父様の声が…お父様の声が聞こえた…」
リィナ「あなたのお父様って…」
〔歩み寄る足音〕
ハマーン「ミネバ様…」
ミネバ「…ハマーン、聞いておくれ。お父様の声が聞こえたのだ」
ハマーン(………)
ミネバ「もしや…お父様に何かあったのか?」
ハマーン「…マクロスによりソロモンは陥落…お父上のドズル閣下の生死は不明です」
リィナ「!?」
ミネバ「う、嘘だ…。お父様が死んだりするものか…」
ハマーン(………)
ミネバ「ハマーン、嘘だと言っておくれ…」
ハマーン(………)
ミネバ「そ、そんな…!」
リィナ(………)
ミネバ「嘘だ…そんなの嘘だ…!」
ハマーン「…リィナ=アーシタ。すまぬが、ミネバ様を頼む」
リィナ「わ、わかりました…」

ハマーン「…ご苦労だったな、リィナ=アーシタ。ミネバ様は自室でお休みになられた」
リィナ(………)
ハマーン「だが、しばらくはショックから不安定な状態が続くだろう。引き続きミネバ様のお相手を頼む」
リィナ「…ハマーンさん。怪我をした私を治療してくれた事は感謝しています…」「でも、ミネバちゃんの遊び相手として言わせてもらいます」「あんな小さな子が悲しむような戦争は、一刻も早く終わらせるべきだと思います」
ハマーン「何故、そう考える?」
リィナ「戦争が続く限り、人々の間で悲しみが消えることはないからです。私のお兄ちゃんもそう言っていました」
ハマーン「兄…? ジュドー=アーシタのことか」「…では、お前に聞こう。アクシズが戦いに参加しなければ、この戦争は終わると思うのか?」
リィナ「そ、それは…」
ハマーン「例え異星人の脅威を取り除いたとしても、人類は再び戦いを始めるだろう…」「何故ならば、平和は戦争を…戦争は平和を生み出すからだ」
リィナ(………)
ハマーン「その因果律を断ち切るためには優れた支配者の存在が必要不可欠なのだ」
リィナ(………)
ハマーン「そして、その者がニュータイプであれば尚更良い」
〔扉の開閉音〕
マシュマー「ハマーン様!」
ハマーン「何事だ?」
マシュマー「緊急事態が発生しました」
ハマーン「…報告せよ」
マシュマー「はっ。月軌道外の宙域に巨大な物体が突如出現しました」
ハマーン「出現だと…大きさは?」
マシュマー「直径およそ20キロ…コロニー並の物体です」
ハマーン(………)「…ジュピトリアンかエアロゲイターの者だと考えるのが妥当だな」「全軍に第2種戦闘配置を発令。物体の調査も引き続き行え」
マシュマー「はっ!」
リィナ(………)
ハマーン(奴らめ…ついに本格的な行動を起こしたか)
【シナリオエンドデモ終了】


● No52B「バイブレーション」 へ戻る

● No54B「女たちの戦場」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦α」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。