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No.61
運命の矢

【シナリオデモ開始】
現在位置 コンペイ島

タシロ「地球での任務、ご苦労だったな…グローバル君」
グローバル「ええ。我々はカガチやトレーズ率いるジュピトリアン軍とOZを倒し…」「そして最後の使徒を撃退することができました」
タシロ「こちらもネオ・ジオンの拠点アクシズの制圧に成功した」「さらに、エアロゲイターとの戦闘でレビ=トーラーという彼らの指揮官を捕らえることができた」
グローバル「! エアロゲイターの指揮官を…?」
タシロ「うむ…見た目は13、4歳の少女なのだが…」
グローバル(………)
エレ(…そんな歳の女の子が…)
グローバル「……では、これでエアロゲイターの情報を入手することができると…?」
タシロ「いや…彼女は本来の人格を消され、ジュデッカという巨大な機動兵器に意識を操られていたのだ…」「そして…そのジュデッカが破壊された今は…」
シーラ「…以前の記憶がない、と?」
タシロ「…そうだ」
エレ「…その子もエアロゲイターの犠牲者だったということですね…」
タシロ「…うむ…現在は艦内の病院で治療を受けさせておる」
グローバル(………)
タシロ「ところで…BF団やティターンズの一部、シロッコが残っているとはえ…」「地球圏内で表立って我々SDFに敵対する組織はなくなったことになる」
グローバル「ええ。残る敵は異星人軍と宇宙怪獣です」
タシロ「報告書を読んだが…最後の使徒は少年の姿をしていたそうだな」
グローバル「ええ…しかし、Nervはそれ以上の情報を我々に公開しません」
タシロ「…こちらへ上がって来たエヴァンゲリオンは初号機だけかね?」
エレ「はい。零号機は大破…」「弐号機はパイロットのアスカがエアロゲイターの副司令ユーゼスによって精神攻撃を受け…現在入院中です」
ブライト「それが原因で葛城三佐や赤城博士はこちらへ来ていないのですか?」
エレ「そうです」
タシロ「それにしても…君達までユーゼス=ゴッツォと接触していたとはな」
エレ「…彼はNervが進めている人類補完計画の調査に来たようでした」
ブライト「こちらではサイコドライバーのサンプルと…」「サイバスターのラプラスコンピューターを奪取するために現れました」
シーラ(………)
エレ「…彼が必要としているものは私達ロンド=ベル隊と密接な関係を持つものばかりですね…」
タシロ「一体、あの男の目的は何なのだ?」

シーブック「結局、EVAは初号機だけが戻った来たのか…」
甲児「…色々あってな。シンジの奴もずっと落ち込んだきりだし…」(あいつ…もう戦えないんじゃねえか…?)
シーブック「シンジに何があったんだ?」
竜馬(………)
甲児(………)「シンジはNervでの戦いで友達…をなくしちまってな」
シーブック(………)
竜馬(だが、あの渚カヲルというシンジ君の友人は………)
シーブック(………)「…最後の使徒って人間の姿をしてたって聞いたけど…本当なのか?」
竜馬(………)
鉄也「ああ。しかもEVAの新しいパイロットとしてNervにやって来た」
シーブック「!! 何だって…!?」
鉄也「それを知った時は俺達も驚いたぜ…」「それまではヒトの姿をしていなかった奴らが突然…だからな」
シーブック(………)
隼人「今思えば、使徒はEVAとの接触…そしてNervへの侵入を図っていた」「そのために外見や能力を変え、より確実に目的を達成しようとした」
シーブック「…俺が初めて見た使徒は海上移動中のEVAを襲おうため、海棲生物のような姿をしていたな」
亮「その次の使徒は複数のEVAを攻撃するため、2体に分離した」
鉄也「第2新東京市の特殊装甲を溶かす能力を持った使徒もいた」
竜馬「そして…最後の使徒は人間の姿をし…いともたやすくNerv内へ侵入した」
隼人「まるで…使徒は姿を変えつつ進化をしているようだ」
甲児「進化だって?」
隼人「そう思わないか? 奴らは目的を達成するためにその姿と能力を徐々に改善していっている」
鉄也「確かに…そうとも考えられるな」
隼人「そして、最初は意志の疎通など不可能だった連中が…」「結果的にはシンジや大作、カトル達と会話をするレベルにまで至っているんだ」
鉄也「ということは…使徒の目的の一つに人間との接触があったのかも知れないな」
隼人(………)「それに…Nervは使徒の登場、そしてそのデータを最初から知っていたように思える」
竜馬「まさか…あんないつ現れるかわからない連中の情報をNervが初めから持っていたっていうのか?」
亮「ありうるな。その証拠に第2新東京市は使徒の特性を踏まえた上で建造された迎撃戦用都市だとえる」「そして、EVAも…」
甲児「そうや…岡長官もNervから情報をもらって最初の使徒が現れるってことを知ってたもんな」
隼人(………)「全ては…仕組まれたことなのかも知れん」
甲児「まさか…俺達だって使徒と戦ってるんだぜ? それもNervに仕組まれたことなのかよ」
隼人(………)
シーブック「しかし、使徒は全て撃退されたんだろう? Nervはこれからどうするつもりなんだ?」
亮(………)
鉄也「今までは協力的だったが、それは裏を返せば使徒撃退のために俺達を利用していたとも考えられる」
シーブック「Nervが本格的に行動を開始するのはこれからだとうことなのか?」
亮「それはわからんが…Nervに関しての謎はまだまだ多い」
甲児「ミサトさんの話じゃ、エアロゲイターのユーゼスって奴もNervを警戒してるみたいだからな」
隼人「いずれ、彼らは俺達にとって強大な敵になるかも知れないぞ…」
竜馬(………)

フォッカー「リィナ…よく無事だったな」
リィナ「はい…ご心配をおかけしました」
ウッソ「…本当に良かったですね、ジュドーさん」
ジュドー「ん? あ、ああ…」
フォッカー(ウッソの奴…シャクティが行方不明なのに無理しやがって…)
リィナ(………)「…ウッソさん、私…シャクティもきっと無事だと思うんです」
ウッソ(………)
リィナ「あたしだって、助かったのが信じられないくらい…。だから、あきらめないで下さい」
ウッソ「…ありがと、リィナ」
輝(………)
フォッカー「!」「どうした、輝? ここのところ、元気がないぞ」
輝「いえ…何でもないです」
〔扉の開閉音〕
フォッカー(………)(そうか…あいつ、ミンメイちゃんのことを…)

輝(………)(リィナやシャクティは同じ地球人に捕らえられていたから助かる可能性はあるけども…)(ミンメイの場合はゼントラーディ軍だ…このまま奴らとの全面戦争が始まれば、万が一生きていても…)
※※未沙ポイントの方が高い場合のセリフ※※
未沙「一条君…」
輝(………)
未沙「どうしたの? 最近、元気がなさそうだけど…」
輝(………)「どういう風の吹き回しです? 中尉が俺のことを心配してくれるなんて…」
未沙「え? そ、それは…」「あなたの最近の戦闘データを見て…被弾率が高くなっているから…心配になって…」
輝(………)
未沙「べ、別に深い意味はないわよ」
輝「わかってますよ、それぐらい…」
未沙(………)「…ミンメイさんのことが気になっているんでしょう?」
輝(………)(………)「…俺、やっぱりミンメイとは上手くいかない運命なんですかね…?」
未沙(………)
輝「お互いの立場も違うし、いつもすれ違いばかり…」
未沙(………)
輝「あの時、俺達がマクロスを飛び出したのは…立場の違いを乗り越えるためだった…」「でも、それが原因で今度は離ればなれ…」
未沙(………)
輝「俺達、こんなんでどうなるんだろう…」
未沙(………)「一条君…」
輝(………)
未沙「…ごめんなさい。あの時、私がもっとしっかりしていればミンメイさんは………」
輝(………)(………)
未沙「ねえ、何か喋ってよ。私の悪口でもいいから…喋ってないと心細いのよ」
輝「中尉の口から心細いなんて言葉が聞けるとは…思っても見ませんでしたよ」
未沙「悪かったわね!」
輝「そうそう、その方が中尉らしい」
未沙(………)「さっきのだって、私らしいのに…」
輝(………)
※※ミンメイポイントの方が高い場合のセリフ※※
未沙「一条君!」
輝(………)
未沙「どうしたの?」
輝「別に…何でもありませんよ」
未沙「それが何でもないって顔?」
輝「…俺に何の用です、中尉?」
未沙「あなたの最近の戦闘データを見たんだけど…被弾率が高いわね」
輝(………)
未沙「このままじゃスカル小隊の編成も考え直さなきゃならないわ。一体、どうしたの? あなたらしくないわよ」
輝(………)「…俺のことは放っておいて下さいよ」
未沙「そういうわけにはいかないわ。これから異星人軍との全面戦争が始まるというのに…」
輝「中尉に俺の何がわかるっていうんです!?」
未沙「!」
輝「俺は全力で任務を遂行してますよ! けど…ミンメイが生きて戻ってくる保証なんてどこにもないんだ…!」
未沙「一条君…」
輝(………)「…すみません。どうかしてますね、俺」
未沙(………)
輝「編成の件はお好きにどうぞ。俺が役に立ちそうにないってんなら、小隊から外してもらって結構ですよ」
未沙(………)
輝「じゃあ、失礼します」
〔歩き去る足音〕
未沙「…一条君…」


タシロ「各チームのリーダーはそろったようだな。では、これよりSDF作戦会議を始める」「その前に…今後、我々のブレインとしてSDFに参加してくれることになった方々を諸君らに紹介する」「まず…エアロゲイターより生還した剛健太郎博士だ。諸君らも知っての通り、博士は健一君達の実父でもある」
剛健太郎「私がエアロゲイターに囚われていた時に得た情報がお役に立てるかも知れません。息子達ともども、よろしくお願いします」
タシロ「次に…DCのシュウ=シラカワ博士だ。彼はグランゾンのパイロットとして戦闘にも参加してくれることになった」
シュウ「…人類がこの危機を乗り越えるために、私の力が少しでもお役に立てるのなら…」
万丈(………)
タシロ「最後に、マオ・インダストリーから来てもらったヴィレッタ=バディム君だ」「彼女はEOT技術の研究者であり、エアロゲイターの機体解析に携わっていた」
ヴィレッタ「…ヴィレッタ=バディムです」
万丈(バディム…?)
アヤ(あの人…以前にもどこかで会ったような気がする…)
タシロ「では、本題に入ろう。つい1時間ほど前、アステロイドベルトのイカロス基地から報告があった」「それによると、木星宙域を中心としてエアロゲイターとゼントラーディ軍の先遣艦隊が全面戦争に入ったそうだ」
アムロ「!」
フォッカー「…ついに始めやがったか」
タシロ「この戦いが地球圏に飛び火するのは時間の問題だ。そこで我々は本日より非常警戒態勢をとる」
グローバル「火星軌道を第1次防衛網、月軌道を第2次防衛網、そして衛星軌道を最終防衛網と設定し…」「このコンペイ島を拠点として我がSDF艦隊とエゥーゴ、リガ・ミリティア艦隊で異星人軍の襲来に備える」
豹馬「でも…エアロゲイターやゼントラーディ軍ってワープしてくるんだろ?」「いくら防衛網を張ったってそれで一気に突破されちまったらどうしようもないぜ」
ヴィレッタ「それに関してはマオ社とDCが共同開発した高性能の重力震センサーで敵軍のワープアウト点を早期発見するわ」
豹馬「…まるで地震予測だな」
甲児「だけど、エアロゲイターならまだしもゼントラーディの連中があの圧倒的な数で攻めてきたら…?」
シュウ「その時は我々が持てる力を全て使って敵を倒すしかありませんね…」
甲児「ありませんね、って言われてもなあ…」
ショウ「それじゃ水際の戦いだ」
健一「ああ…とても作戦と呼べる代物じゃないな」
剛健太郎「今までの情報をまとめると、エアロゲイター、ゼントラーディ、メルトランディは地球に対して大きな関心を持っている」「彼らが戦力を送り込んで来たとしても、地球圏そのものを壊滅させはしないだろう」
健一「しかし、父さん…その保証がどこにあるっていうんです?」
剛健太郎「彼らが本気なら、地球圏はとうの昔に壊滅している」
健一(………)
ヴィレッタ「ここに至っても異星人軍は本格的な戦力を地球圏へ投入していないわ」「少なくとも、エアロゲイターは地球圏を壊滅させるつもりがないと見て間違いないでしょう」
万丈(………)
ショウ「なるほど…だからこそ彼らはエンジェル・ハイロゥを使ったのか」
忍「ったく、防衛線一辺倒なんて…最悪に分の悪い戦いだぜ」「いっそのこと、敵の中枢に突撃した方がいいんじゃないのか?」
アムロ「その方法で勝てる可能性は低い。それに敵は異星人だけじゃないんだぞ」
豹馬「…そ、そうか…宇宙怪獣が…」
万丈「ビアン博士の言葉どおり、人類に逃げ場なし…だな」
グローバル「そうだ。例え、勝ち目のない戦いだとしても…我々が逃げることは許されない」
タシロ「我々の双肩にはまさに人類の命運がかかっているのだ。諸君らのより一層の奮闘を期待する」

デュオ「よお、ヒイロ。俺達に話って何だ?」
ヒイロ「今度来たヴィレッタという女…どこかで見覚えがないか?」
デュオ「…お前もかよ。実は俺もそうなんだ。それにマサキも同じようなことを言ってたな」
カトル「僕もです。でも…どこで会ったかわからない…」
五飛「確か、バディムは新西暦50年代に猛威を振るった謎の犯罪組織の名前だ」
デュオ「新西暦50年ってったら、今から130年以上も昔だぜ? その組織とあの女が関係あるってのか?」
カトル「まさか…記録によれば、バディムは当時の連邦軍の特殊部隊ガイアセイバーズによって完全に壊滅しています」
五飛「フン…おそらく、バディムというのは偽名だな」
トロワ「ああ。偽っているのは名前だけではないかも知れん」
〔扉の開閉音〕
マサキ(………)
デュオ「マサキじゃねえか。どうした、難しい顔をして…」
マサキ「…いや、何でもねえ」
デュオ「そうだ…お前、あのヴィレッタって奴に覚えがあるって言ってたよな」
マサキ「ああ…南アタリア島で出会ったエアロゲイターの機体のパイロットと声が似ている」
カトル「じゃあ、彼女はエアロゲイター…?」
デュオ「あり得るな。イングラムの例もあるし…」「それに何よりもあいつはイングラムと雰囲気が似てやがる。もしかしたら…スパイかも知れねえ」
マサキ(………)(それよりも、シュウだ。あの野郎、今度は何が目的で…)

万丈「ヴィレッタについての情報は集まったかい?」
ギャリソン「はい。彼女は間違いなくマオ・インダストリーの人間です」
万丈(………)
レイカ「2年ほど前に地球連邦政府直轄組織のEOTI機関からマオ社に出向したみたいよ」
万丈「EOTI機関…ディバイン・クルセイダーズの前身となったEOTの調査機関か」
ギャリソン「はい。そして、彼女はマオ社に入ってから非常勤研究員としてヒュッケバインシリーズの開発に参加していたようです」
万丈「ふうん…イングラム少佐と経歴が似ているな。それに非常勤だったというところも怪しい…」
ビューティ「どうして?」
ギャリソン「マオ社にいる時間が少なかったからと予想されますな。どうやら、何か他にすることがあったのではないでしょうか」
万丈「ああ…一度、マオ社社長のリンにヴィレッタのことを聞いてみよう」「それから、ビューティとレイカはそれとなく彼女をマークしておいてくれ」
ビューティ「OK!」
レイカ「任せといて」

フォッカー「よし、スカル小隊は全員そろったな」
輝(………)
柿崎「隊長、どうしたんですか?」
フォッカー「南アタリア島のDC本部に行かなきゃならない用事が出来てな…俺はしばらくの間マクロスを留守にする」
イサム「用事って何なんです?」
フォッカー「機密事項だ。お前達には言えん」
ガルド(………)
フォッカー「というわけで、俺がいない間代わりに隊長を務めてもらう者を選ぶ」
イサム(やれやれ…隊長なんてガラじゃねえんだがな…)
フォッカー「マックス。俺の留守中はお前が隊長だ」
マックス「え!? ぼ、僕が?」
フォッカー「ああ、頼むぞ」
イサム「ちょ、ちょっと待った! 階級や腕前からっても、俺が隊長じゃないんですか!!」
フォッカー「確かにそうだが、お前には協調性と冷静さが少し足りんからな」
イサム「う……」
フォッカー「本当ならガルドが適任だが、彼の機体はスタンドアローンでの戦闘を前提としているため、小隊指揮には向いていない」
ガルド「…その通りです」
フォッカー「そういう意味で、トータルバランスに優れるマックスを俺の代理とする。異存はないな?」
ガルド「イサムが隊長を務めるのでなければ、私は構いません」
イサム「何だと、てめえ!」
ガルド「お前のそういう短絡的なところが隊長任務に向いていないとわからないのか」
イサム「くっ……」
マックス「すみません、お二人とも…ご協力をお願いします」
イサム「…しょうがねえな、ったく…」
柿崎「よろしく頼むぜ、マックス隊長」
輝(………)
フォッカー「よし、解散だ。それから輝、お前に話がある」
輝「…はい」

輝「先輩、話って何です?」
フォッカー「…ああ、本当なら俺の代わりはお前に務めてもらいたかったんだが…」
輝(………)「…今の俺じゃ隊長どころか、この戦いに生き残るのも難しいって言うんでしょう?」
フォッカー「…まあな」
輝「…自分でもわかってます。ミンメイへの気持ちを整理しなければならないってこと…」
フォッカー「…そういうことだ。もっとも、ミンメイちゃんが死んだと決まったわけじゃないが…」
輝(………)
フォッカー「代わりと言っちゃ何だが、お前には俺と同じS型のバルキリーを用意しておいた。次の戦闘はそれに乗れ」
輝「すみません、先輩…色々と気をつかってもらって」
フォッカー「なあに、いいってことよ。じゃあ、後は頼むぞ」

マサキ「シュウがロンド=ベル隊に合流するって!?」
ライ「ああ」
マサキ(……!)
〔扉の開閉音〕
シュウ(………)
マサキ「シュウ…!!」
シュウ「私がロンド=ベル隊に参加するのが気に入らないようですね」
マサキ「…当たり前だ。だがな…」「…状況が状況だ。今はお前の手を借りてでも地球圏を異星人や宇宙怪獣から救わなきゃならねえ」
シュウ「賢明な判断です」
マサキ(………)「それから…お前に聞きたいことがある」
シュウ「何でしょう?」
マサキ「アクシズ攻略作戦前に出会ったエアロゲイターの副司令ユーゼス=ゴッツォって奴のことだが…」
シュウ(………)
マサキ「何故、あいつはサイバスターのラプラスコンピューターを手に入れようとしてるんだ?」
シュウ「…その前にあなたはラプラスコンピューターが何であるかを知っているのですか?」
マサキ「…ウェンディやセニアから、未来の出来事をある程度だが予測する装置だって聞いてる」
シュウ「あなたにしては上出来な答えですね」
ライ「シラカワ博士…ラプラスとは旧西暦1700年代の数学者のことですか?」
シュウ「そうです。ピエール=ラプラス…天文学者でもあり、ブラックホールの存在を予言した人物です」
マサキ「そんな大昔の学者がどうしてサイバスターのコンピューターの名前に?」
ライ「そうえば…ラプラスは事象予測の基礎理論を確立したことでも有名だった…」
マサキ「未来予測…予知のことか? じゃあ、ラプラスって超能力者だったのか」
シュ「違いますよ、マサキ」
マサキ(………)
シュウ「…確かに、未来を完全に予測するには予知能力者や神のような存在でなければ無理だと考えるのが常識でしょう」「だが、ラプラスは『確率』によって物事の初期条件の把握を補えば、より正確な予測が出来ると考えたのです」
ライ「それで…予測・予知のあいまいさをできるだけ排除するというわけですね」
シュウ「そうです…そのラプラスの変換理論を応用した論理システムを採用したのがラプラスデモンタイプのコンピューターなのです」
マサキ「それって…サイバスターが未来を予測できるってことかよ?」
シュウ(………)「あなたが現段階で行っている精霊憑依と同じく…ラプラスコンピューターはその性能をほとんど発揮していません」
マサキ「何…!!」
シュウ「あれは操者の魔力次第で全ての因果律を計算し、あらゆる事象を予測できる力を秘めているのですが…」
マサキ「それって…俺が未熟ってことかよ!?」
シュウ「そういうことになりますね」
マサキ「……!」
ライ「では、ユーゼスはそれを手に入れて未来を予測するつもりなのか…?」
マサキ「あの野郎…占い師にでもなる気なのかよ」
シュウ「さあ…ただ、力ある者がラプラスコンピューターを手にすれば…因果律を操作することが容易になるでしょうね」
マサキ「…どういう意味だ?」
シュウ「この世の全ての事象の原因と結果の関係を予測するだけでなく…直接的にも間接的にも操れるということです」
ライ(………)
シュウ「そして…それが可能な者は神のような存在であると言えるでしょう」
マサキ「じゃあ、ユーゼスは神にでもなるつもりか?」
シュウ「…まさか。人は神にはなれませんよ」
マサキ「じゃあ、奴は一体何が目的なんだ!?」
シュウ(………)「それは…私達自身で確認するしかないでしょう」
ライ(………)
マサキ(………)

≪「R-GUNパワードフラグ」成立≫
コウ「! あのパーソナルトルーパーは…」
大作「R-GUNパワードじゃないですか!!」
ヴィレッタ「そう。君達に撃墜された機体をマオ・インダストリーで修復し、ここへ輸送してきた」
コウ「確か、ヴィレッタさん…ですよね」
ヴィレッタ「ええ。本日からロンド=ベル隊へ参加することになったわ」
リュウセイ(………)(…どことなくイングラムに似ているな。それに、どこかで会ったような気がする…)
ヴィレッタ(この男がリュウセイ=ダテか…)
リュウセイ「それにしても、どうしてR-GUNパワードを…?」
ヴィレッタ「これからの戦い…SRXにはR-GUNが必要でしょう?」
リュウセイ「…ああ」
コウ「R-GUNはSRXと合体するのか?」
リュウセイ「ああ、正確には接続だけどな。R-GUNパワードは銃形態に変形し…SRXのHTBキャノンとなる」
大作「なるほど…それでR-GUNの変形後の姿は大型の銃なんですね」
リュウセイ「そういうこと。正式名称はハイパー・トロニウム・バスターキャノン…俺流に名付けて、天上天下一撃必殺砲!」
コウ(………)
大作「やっぱり…天上天下ってつくんですか?」
リュウセイ「ああ。スーパーロボットの必殺技ってのはな、ちょっとダサ目に名付けるのがコツなんだよ」
大作「本当かなあ…」
コウ「ところで、誰がR-GUNパワードに乗るんだ?」
ヴィレッタ「私よ」
リュウセイ「え!? あんた、操縦できるの?」
ヴィレッタ「…R-GUNパワードのテストパイロットは私が務めていた。君達の負担にはならないと思うわ」
リュウセイ(………)(…テストパイロットとは言え、あのR-GUNを操縦できるなんて…)
ヴィレッタ「それから…HTBキャノンの充填時間を少しでも短縮するため、SRX合体時にR-GUNの組み込みが必須となる」
リュウセイ「それって…どういうこと?」
ヴィレッタ「つまりSRXは今までの3機合体ではなく、R-GUNパワードを加えた4機合体になるということよ」
リュウセイ「なるほど…わかったぜ」「ところでヴィレッタ…あんたを信じていいんだな?」
ヴィレッタ「どうしてそんなことを聞くの?」
リュウセイ「あんたも知ってるだろうが…イングラムの例があるからな」
ヴィレッタ(………)「私が信用できないのなら、いつでもR-GUNのリミッターをSRXから解除すればいいわ…」「そうすれば、私はR-GUNと共に消滅することになる」
リュウセイ(………)「わかったよ。疑ってすまなかった。これからはよろしく頼むぜ」
ヴィレッタ「ええ」(…イングラム…これでいいのでしょう…?)

〔マクロスの警報〕
グローバル「どうした!?」
未沙「重力震センサーに反応! 何者かがエリア27の宙域に干渉してます!」
ヴィレッタ「このパターンは…メルトランディ軍か」
グローバル「ゼントラーディやエアロゲイターより先んじてメルトランディが襲来するとは…!」
未沙「目標は7分39秒後、エリア27の宙域へデフォールドしてきます!」
グローバル「月の近くか…ここからでは遠いな」(………)
「ロンド=ベル隊を先行させる」
「バルキリー小隊を先行させる」

≪「ロンド=ベル隊を先行させる」を選択≫
グローバル「早瀬君、ロンド=ベル隊を先行させてくれたまえ、敵に時間を与えるかも知れないが、戦力的には安心できる」
未沙「了解!」
グローバル「全艦、第1種戦闘配置!」
クローディア「イエッサー! 全艦、第1種戦闘配置!」

≪「バルキリー小隊を先行させる」を選択≫
グローバル「早瀬君、バルキリー小隊を先行させてくれたまえ! それなら敵を少しでも減らすことができる」
未沙「了解!」
グローバル「全艦、第1種戦闘配置!」
クローディア「イエッサー! 全艦、第1種戦闘配置!」

〔マクロスの警報〕
甲児「シンジ、何やってんだ! 出撃だぞ!!」
シンジ(………)
甲児(やっぱり、無理か…)
カミーユ「甲児、急げ! 敵はメルトランディ軍らしいぞ!」
甲児「チッ…それじゃ物量戦かよ!」
※※「シンジフラグ」成立の場合のセリフ※※
シンジ(………)「甲児さん、僕を説得しようったって無駄ですよ…」
甲児「!」「何だと…!?」
シンジ「カヲル君にあんなことをした僕には…EVAに乗る資格はないんです…」「やっぱり、カヲル君の代わりに代わりに僕が死ぬべきだったんだ…」
甲児「バカヤロウ! てめえがそんなんじゃ、レイやアスカはどうなるんだよ!!」
シンジ「!」
甲児「あいつらに対して、少しでもすまないと思うなら、この戦いで人類が生き延びた後でエヴァンゲリオンから降りやがれ!」
シンジ(………)
甲児「何もしねえでウジウジ悩んだまま死ぬなんて…それで他人を巻き込むなんてこの俺が絶対に許さねえからな!!」
シンジ(………)
甲児「てめえもロンド=ベル隊の一員だったら、守るべきものを守るために戦い抜いて見せろ!」
シンジ(………)
甲児「それが漢ってもんだ! スーパーロボット乗りの魂ってもんだ!!」
シンジ(………)
※※「シンジフラグ」未成立の場合のセリフ※※
〔走る足音〕
シンジ(………)
カトル「シンジ君…」
大作「シンジさん…」
シンジ(………)
カトル「シンジ君の気持ちはよくわかります」「僕も…ウイングガンダムゼロに乗った時、かけがえのない友人にひどいことをしてしまったから…」
シンジ(………)
カトル「でも、僕は自分の罪をつぐなうために…多くの人々の命を救うために…これからの戦いへ自分の意志で参加します」
シンジ(………)
大作「僕もです。人類が滅亡してしまったら…父さんが僕に遺した問いの答えを出すことなんて出来ませんから」
シンジ「…でも、僕はもう戦いたくないんだ」「僕はカヲル君を………あんなつらい思いをしてまでEVAに乗りたくないんだ」
カトル(………)
大作(………)
ウッソ「大作君! カトルさん! 出撃しますよ!」
カトル「すぐに行きます」
シンジ(………)
カトル「ウッソ君だって、シャクティを助けられなかったことをきっと後悔していると思います」「でも、彼は前に進むことを選びました。あなたもよく考えて、自分が進むべき道を選んで下さい」
〔歩き去る足音〕
シンジ(………)(………)「でも…僕はダメだ。もう…ダメなんだ…」

【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「運命の矢」


【戦闘マップ開始】
≪「ロンド=ベル隊を先行させる」を選択≫

〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

未沙「敵機補足、エリア27にデフォールド予定。女性ばかりのメルトランディ軍と推定される」
イサム「へえ…そいつはいいな。モンシア中尉あたりが喜びそうだぜ」
マックス「ダイソン中尉、メルトランディ軍はゼントラーディ軍より手ごわい相手です。十分気をつけて下さい」
イサム「わかってるよ、マックス隊長。俺も奴らとはやり合ったことがあるからな」
〔敵ユニット出現〕
ミリア「プロトカルチャーか…あのエースパイロットはいるのか?」
イサム「あの赤い機体は…!?」
ガルド「…土星宙域でガンバスターが出撃した時に交戦した機体か」
※※「ミリアフラグ」成立の場合、セリフ追加※※
マックス「あの機体は僕に任せて下さい!」
輝「何っ、大丈夫なのかよ!?」
マックス「あれとは前にも戦ったことがありますから」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〈出撃ユニット選択〉
※※「シンジフラグ」1~4成立し、シンジ出撃の場合、セリフ追加※※
シンジ「………」
甲児「シンジ…」
シンジ「…僕だって男です。それに、カトル君や大作君、ウッソ君達が戦っているのに僕だけが何もしないなんて…」
甲児「よし、そうこなくちゃな! だが、無理はするなよ!」
シンジ「…無茶をしなきゃ、勝てない相手なんでしょう?」
甲児「この野郎…言うようになりやがって。よし…行くぞ、シンジ!!」
シンジ「はい!」

<戦闘開始>

≪「バルキリー小隊を先行させる」を選択≫

〔味方ユニット出現〕
イサム「さて…マックス隊長のお手並み拝見といくか」
マックス「よろしくお願いします、中尉」
イサム「ああ、お手柔らかにな」
未沙「敵機補足、エリア27にデフォールド予定。女性ばかりのメルトランディ軍と推定される」
輝「女だからって甘く見るなよ! 忘れたのか、ゼントラーディ艦に捕らえられた時のことを!?」「あいつら、下手すりゃゼントラーディ軍より手強いぞ!」
マックス「フッ…どうしたんです、一条君。急に臆病風吹かしちゃって
輝「!」
柿崎「マックス隊長の言うとおり! もしかすると女が出来たせいかな…ウハハハ!」「ウワァァァァァッ!!
〔味方ユニット撃破出現〕
輝「柿崎ぃぃっ!!
〔敵ユニット出現〕
ミリア「何がプロトカルチャーだ」(ゼントラーディ語)
イサム「あの赤い機体は…!?」
ガルド「…土星宙域でガンバスターが出撃した時に交戦した機体か」
イサム「くそっ…よくも柿崎を!」
※※「ミリアフラグ」成立の場合、セリフ追加※※
マックス「あの機体は僕に任せて下さい!」
輝「何っ、大丈夫なのかよ!?」
マックス「あれとは前にも戦ったことがあります」「それに、柿崎君のカタキは僕が取ります!」

<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

※※「バルキリー小隊を先行させる」を選択した場合、セリフ追加※※
〔味方戦艦出現〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

未沙「デルタ1より各機へ! 戦闘空域にフォールド反応を感知! 警戒せよ!
イサム「敵の増援がまだ来るってのか!?」
※※「バルキリー小隊を先行させる」を選択した場合、セリフ追加※※
〈出撃ユニット選択〉

≪「ロンド=ベル隊を先行させる」を選択≫
<4EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
イサム「来やがったな…!」
未沙「デルタ1より各機へ! 再びデフォールド反応を感知!」
万丈「くっ…さらに新たな敵が来るというのか!?」

≪「バルキリー小隊を先行させる」を選択≫
<5EP>
〔マクロスの警報〕
未沙「か、艦長! また新たな重力震反応が…! しかも、今までにない膨大な数です!!」
グローバル「何だと…!?」
クローディア「そ、そんな…敵の旗艦クラスでも現れるの!?」
クローディア「敵の旗艦クラスでも現れるの!?」
忍「これじゃキリがねえぜ!」
甲児「ちきしょう…このままじゃ、こっちがへばっちまうぞ!」

≪「ロンド=ベル隊を先行させる」を選択≫
<5PP以降、敵20機以下・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕

≪「ロンド=ベル隊を先行させる」を選択≫
<敵増援2出現後、敵15機以下・敵増援3出現>
未沙「デルタ1より各機へ! さらなるデフォールド反応を感知!」
輝「何だって…まだ現れるのかよ!?」
グローバル「これが彼らの本格的な戦術だというのか…!」
〔敵ユニット出現〕

<マックスvsミリア>
マックス「行くぞ!
ミリア「何っ…こいつは!?」(ゼントラーディ語)

<マックスvsミリア(戦闘後、ミリアHP50%以下)>
ミリア「この私をここまで追い込むとは…!」(ゼントラーディ語)
〔敵ユニット離脱〕
マックス「逃がすものか!
〔味方ユニット離脱〕

<ミリア撃破>
ミリア「この私が落とされるとは…!」

<敵全滅・勝利条件達成>
〔敵ユニット出現〕
※※「ロンド=ベル隊を先行させる」を選択した場合、セリフ追加※※
ショウ「くっ、何て連中だ! まだ増援を送り込んで来るとは…!」
忍「これじゃマジでキリがねえぜ!」
甲児「ちきしょう…このままじゃ、こっちがへばっちまうぞ!」
〔マクロスの警報〕
未沙「か、艦長! また新たな重力震反応が…! しかも、今までにない膨大な数です!!」
グローバル「何だと…!?」
クローディア「そ、そんな…敵の旗艦クラスでも現れるの!?」
グローバル「もはや、これまでか…!」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔BGM「愛・おぼえていますか」〕
輝「う!?」「………」「…ミンメイ…!?」
メルトラン兵「アアッ…!?」
シャミー「何なの、これ!?」
キム「どこの歌!?」
未沙「どうして…ミンメイさんが…?」
シンジ「ま、まさか…この歌は…カヲル君が口笛で吹いていた…!?」
メルトラン兵「兵士の戦闘レベルが著しく低下…この音は一体!?」「これがプロトカルチャーの力なのか!?」
〔敵ユニット離脱〕
〔第3軍ユニット出現〕
グローバル「!! ゼントラーディ軍だと!?」
未沙「か、艦長! 出現したゼントラーディ軍は前方の艦隊だけではありません!!」「この宙域を中心に、無数の戦艦がデフォールドしたようです…!!」
グローバル「な、何だと…!?」
エキセドル「成功です。メルトラン、退却致しました」
ボドルザー「フォダンツ。このミーゾーンにミンメイの言っていた『歌詞』がそろえば、メルトランを降伏させることが出来る」
エキセドル「では、早速手はず通りに…」
輝「くそっ…あんな数、どうやって相手にすればいいんだ!?」
未沙「か、艦長! ゼントラーディ軍が和平交渉を申し入れて来ました!」
グローバル「何、和平交渉だと…!?」「………」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 コンペイ島

<<ブリット>>
ブリット「ゼントラーディ軍と和平するってのはやっぱり本当なのか?」
<<リョウト>>
リョウト「ゼントラーディ軍と和平するってのはやっぱり本当なの?」

キース「ああ…SDFから全世界へ向けて会見放送をするらしいよ」
ユング「あのゼントラーディ軍が和平を申し入れてくるなんてね…何か拍子抜けしたわ」
マーベット「でも、相手はさっきみたいな物量戦を仕掛けてくる相手よ。まともに戦ったら勝ち目はなかったわ…」
クリス(………)
麗「さっき、シャミー達から聞いたのですが…あの艦隊は彼らの旗艦艦隊だそうです」
キース「な、何だって…!? じゃあ、親玉が地球圏に乗り込んで来たっていうのかよ?」
麗「…ええ」
マーベット「それで、あの数なのね…」
クリス「…このコンペイ島を中心に直径700キロメートルの宙域をほぼ埋める形で艦隊を展開するなんて…」
キース「なあ、そんな奴らと戦って俺達、本当に生き残れるのか…?」
麗(………)
マーベット「和平交渉が上手くいけば少なくともゼントラーディ軍と戦う必要はなくなるわ」
キース「なら、ちょっとは生き残る確率は上がったかな…」
<<ブリット>>
ブリット「いや、待てよ…」
<<リョウト>>
リョウト「いや…」
○○○
「ゼントラーディの旗艦艦隊が地球圏に現れたことによって…」「メルトランディやエアロゲイターが本格的に戦力を送り込んでくる可能性が高くなる」
ユング「そうね。ゼントラーディと手を組めば…メルトランディ軍やエアロゲイターを敵に回すことになる」
○○○「圧倒的な戦力を持つその三軍が戦えば…地球圏は無事ではすまなくなる…」
クリス(………)
マーベット(………)

バニング「間もなく、グローバル艦長の会見放送が始まる」
コウ「大尉…連邦政府や連邦軍に断りもなく、SDFがゼントラーディ軍と和平交渉を行ってもいいんですか?」
デュオ「今の連邦政府や連邦軍のお偉方に、あんな巨人達と交渉する度胸はないんじゃないの?」
バニング「デュオの言う通りだな」
クワトロ「ブレックス准将からの情報では、SDFに異星人との交渉における全権限が委ねられているそうだ」
ジュドー「じゃあ、上層部は何やってんの?」
アラン「おそらく、逃げ出す算段でもしているんだろう」
リューネ「…逃げ場なんてどこにもないのにね」
万丈「ああ。肝心要の箱船は最前線に配備されているからね」
ジュドー「箱船って…?」
デュオ「何だ、知らなかったのか? マクロスとヱクセリヲンはな、元々地球脱出船団の宇宙船なんだぜ」
ジュドー「地球脱出船団…!?」
リューネ「そう…6年前、EOT特別審議会が連邦政府へ提出した地球脱出計画の要だよ」「その計画に基づいて、マクロスは他星系への移民船として…ヱクセリヲンはその護衛艦として建造されたんだ」
ジュドー(………)
デュオ「それで、マクロスの中には都市があるってワケさ」
コウ「じゃあ、連邦政府の上層部は初めから異星人と戦う気がなかったのか…」
万丈「まあ…当然だろうね」
クワトロ「南アタリア島に落下したASS-1…すなわちマクロスを調査すればするほど…」「異星人の強大さが判明していったはずだ。当時のEOT特別審議会はヒトという種の存続を優先させたのだろう」
万丈「だが、当時EOTI機関の責任者だったビアン=ゾルダーク博士…つまり、リューネの父親は…」「後に有名になった『人類に逃げ場なし』という声明を出し、異星人との徹底抗戦を訴えた」
リューネ「そう…あたしの親父はその時に連邦政府やEOT特別審議会の連中に見切りをつけ…」「軍事企業をスポンサーとしてEOTI機関をディバイン・クルセイダーズとして再編成し、SDFを結成したのさ」
ジュドー「へええ…」
リューネ「さらに親父はその後、南アタリア島のDC本部で極秘裏にEOTサミットを開き…」「各国のロボット工学研究者を集めて、対異星人戦用スーパーロボットの開発を勧め、その人達を支援した…」
万丈「そして、その時に集まったメンバーは早乙女博士や葉月博士、そして南原博士、剛博士夫妻、弓教授らだと聞いている」
コウ「なるほど…それで極東地区でスーパーロボットの開発が盛んだったんですね」
万丈「備えあれば憂いなし、って奴さ。SDFのバルキリーやマシーン兵器なども同じタイミングで開発が始まっている」
バニング「考えてみれば…その時に開発が決定された機体のほとんどがロンド=ベル隊に集結していることになるのか」
ジュドー「…ホントだ」
クワトロ「何か運命めいたものを感じるな…」
〔アラーム音〕
クワトロ「む…グローバル艦長の会見が始まるようだ」
コウ「大尉、自分達も会見に出てよろしいですか?」
クワトロ「そうだな…ロンド=ベル隊のメンバーは会見に出席しておいた方がいいだろう」

〔ざわめき〕
副長「只今から、グローバル准将による公式発表を行います」
グローバル「…連邦特別宇宙軍SDFは本日午前11時をもって…」「ゼントラーディ軍第425ボドル旗艦艦隊と和平を成立致しました」
〔ざわめき〕
グローバル「…そして、彼らから得た情報をまとめた結果…」「今から50万年以上昔に『プロトカルチャー』という一大星間文明が遠い宇宙に存在していたことが判明しました」「さらに驚くべきことに、我々地球人やゼントラーディ軍人、メルトランディ軍人…」「我々がエアロゲイターと呼んでいるゼ=バルマリィ帝国人も…」「そのプロトカルチャーの末えいである可能性が高いのです」
〔ざわめき〕
コウ「な、何だって…!?」
豹馬「俺達とあいつらの先祖が同じだって!?」
カズミ「異星人とっても、基本的に同じ人間の姿をしているからある程度予想はしていたけど…」
マーベル「いざ本当となるとショックね…」
健一(………)(じゃあ、ボアザン星人と地球人との混血である俺や大次郎、日吉どころか…)(この銀河系の人間はみなたもとを同じくしているのか…)
シンジ(………)(だとしたら、カヲル君は一体…)
グローバル「ゼントラーディ人はプロトカルチャーの驚くベき科学力によって…」「人間の遺伝子を変換・制御して造り出されたのです」「彼らの遺伝子工学をもってすれば、巨人を我々と同じ人間サイズに戻すことも可能なのです」「ゼントラーディ人は全く文化を知らない戦闘人種であり…」「男と女…すなわちメルトランディ軍と50万年もの間に渡って戦い続けてきました」「そして、ゼ=バルマリィ帝国と銀河に散らばる数々の文明…さらに我々地球人はその戦いに巻き込まれたのです」「…7年前、南アタリア島に落下し…人類がこの戦いに巻き込まれる原因になったマクロスは…」「銀河の同胞から我ら幼い人類に目覚めてくれと放たれた…運命の矢だったのかも知れません」(………)「では、マイクローン化…すなわち人間サイズとなり、我々への使者として来たゼントラーディの人々を紹介しましょう…」

ブリタイ(………)
エキセドル「プロトカルチャーのエルケル受信は作戦成功まで禁止されているはずでは…?」
ブリタイ「見えるか、あの者達が…」
エキセドル「地球人との停戦のために送り込んだマイクローンが何か?」
ブリタイ「…ブリタイはゼントランがあんなにカルチャーなところは見たことがない…」
エキセドル(………)
ブリタイ「私もマイクローンになってみたい…」
エキセドル「ヤック・デカルチャ!」
ブリタイ「フン…『冗談』だ」
エキセドル「『冗談』?」
ブリタイ「…知らぬか?」
エキセドル「はい」
ブリタイ「プロトカルチャーのリン=ミンメイが教えてくれた『本気ではない』という意味の言葉だ」
エキセドル「デカルチャ…」

副長「では、ご紹介しましょう…地球圏最大のスーパースター、リン=ミンメイさんです」
ミンメイ(………)
〔歓声〕
豹馬「ほ、本物だ…!」
さやか「無事だったのね…!」
豹馬「お、おい! 輝はどこだ!? あいつにミンメイちゃんが生きていたことを教えてやらなきゃ!」
健一「それが…さっきからいないんだ」
豹馬「何だって…あいつ、こんな時にどこへ行ったんだよ!!」
〔BGM「愛・おぼえていますか」〕
ミンメイ(………)
シンジ「!!」
イサム「これは…さっきの戦闘で流れていた曲か?」
さやか「ええ…メルトランディ軍はこれを聞いて逃げ出したみたいですけど…」
シンジ(………)(…ま、間違いない…この曲はカヲル君が口笛で吹いていた…)
ミンメイ「今流れているこのメロディは…ゼントラーディ軍に古くから伝わるメモリープレートを解読したものです」
シンジ(……!)(じゃあ、カヲル君が僕にくれたあのプレートは一体…!?)
ミンメイ「ただ、残念なことに彼らのメモリープレートにはこの歌の歌詞が記録されていませんでした…」
シンジ「!!」
イサム「どうしたんだ? 顔色が悪いぞ」
シンジ「…い、いえ…何でも…ないです」(まさか…カヲル君からもらったプレートが…この歌の…?)
ミンメイ「そこで今、音楽プロデューサーのミュン=ファン=ローンさんがこの歌のために素敵な歌詞を作った下さっています」
イサム「!? ミュン=ファン=ローンだと…!?」
さやか「すごい…あのミュン=ファン=ローンがミンメイさんをプロデュースするなんて…」
イサム「…ミュンを知っているのか?」
さやか「有名な音楽プロデューサーですよ。イサムさん、知らなかったの?」
イサム(………)
カズミ「ほら、私達はヱクセリヲンに乗ってしばらく地球圏から離れていたから…」
さやか「あ、そうか…」
ミンメイ「では、ミュンさんをご紹介します」
ミュン「プロデューサーのミュン=ファン=ローンです」
イサム(!!)
ミュン「今回、このような大役に選ばれて大変光栄に思っています」
ミンメイ「ミュンさんのお力を借りてこの歌を全宇宙に流し…メルトランディや…ゼ=バルマリィ帝国の人達とも和平を結んで…」「戦いのない、平和な世界を作りたいと思います」
〔歓声〕
副長「…私達がこうして平和への第一歩を歩めるのも、多くの人々の尊い犠牲があったからこそです…」
ミンメイ(………)
副長「思えば、ミンメイさんにとってはつらく悲しい日々でした…」
※※未沙ポイントの方が高い場合のセリフ※※
副長「戦乱に巻き込まれ、捕虜となり…別れ別れになりつつも奇跡的に助かり、苦労を堪え忍んできた若者達…」
※※ミンメイポイントの方が高い場合のセリフ※※
副長「戦乱に巻き込まれ、捕虜となり…別れ別れになりつつも奇跡的に助かり、彼女は苦労を堪え忍んできたのです…」

ミンメイ(………)
副長「今、ここに涙の再会です…」
ミンメイ「!」
副長「リン=ミンメイさんが待ちに待ったその人は…」
ミンメイ「え…!?」
ミュン「私から紹介させて頂きます…SDF-1チーフオペレーター早瀬未沙中尉と…」「バルキリースカル小隊の一条輝少尉です」
〔歓声〕
輝(………)
未沙(………)
ミンメイ「あ……!」
輝(………)
ミンメイ「輝……!」
輝「ミンメイ…」
ミンメイ「輝……輝!!」
〔走る足音〕
ミンメイ「輝…会いたかった、ずっと…!」
※※未沙ポイントの方が高い場合のセリフ※※
輝(………)
未沙(………)(…この気持ちは…何?)(私、一体…? どうして…?)
輝(………)
ミンメイ「輝…?」
〔歓声〕
※※ミンメイポイントの方が高い場合のセリフ※※
輝「…おかえり、ミンメイ。長いデートだったね、僕達…」
ミンメイ「ああ…輝…!」
〔歓声〕
〔カメラのシャッター音〕

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


〔歓声〕
〔モニターの閉じる音〕

ガルド(………)(ミュン…)

〔BGM「愛・おぼえていますか」〕
レビ(………)「…この歌は…」(………)
〔扉の開閉音〕
アヤ「気が付いたのね…?」
レビ「…ここは?」
リュウセイ「俺達の艦…SDF-1マクロスだ」
レビ「マクロス…?」
アヤ「あなたはリュウに助けられたのよ…」
レビ「…助けられた…? 私が…?」
リュウセイ「!」
アヤ(……この子の念は……)(私達がロンド=ベル隊に出向する前、中国大陸で接触したエアロゲイターの指揮官から感じたものに似ている…)(…それに…もしかしてこの子は………)
レビ(………)
リュウセイ(………)

エレ「では、彼女はエアロゲイターであった時の記憶がないのですか?」
アヤ「断片的には覚えているようですが…こちらが必要としている敵の情報などは何も…」
エレ「そうですか…」
忍「さんざん俺達に攻撃を仕掛けておいて、オチはそれかよ」
沙羅「忍!」
忍「ま、敵へ寝返ったままのシャピロよりはマシだけどよ…」
リュウセイ(………)
ヴィレッタ(ジュデッカから解放され…本来の人格が戻ったのね)(だが、強制的にカルケリア・パルス伝達装置から引き離されたのなら、精神崩壊を引き起こしてもおかしくはないわ)(それを未然に防いだのはリュウセイの力のおかげか…)(イングラムの言っていたとおり…サイコドライバー能力に関しては地球人の方が優れているわね…)
<<ブリット>>
ブリット「じゃあ、彼女はクスハと同じ…」
<<リョウト>>
リョウト「じゃあ、あの子はリオと同じ…」
□□□
(………)
アヤ「ええ。ゼ=バルマリィ帝国のユーゼスか、イングラム少佐に操られていたのかも…」
リュウセイ(………)
※※No54Bを通った場合のセリフ※※
リュウセイ「□□□、以前にレビが地球人かも知れないって言ってたよな」
<<リョウト>>
リオ「…ええ」

リュウセイ「お前、何でそれがわかったんだ?」
□□□(………)
<<リョウト>>
リオ「あの子と前に戦った時、感じたテレキネシスα波が…」「イングラム少佐の下で訓練を受けていた時に使われていたサンプルパターンと似ているの…」

アヤ「何ですって…!」
ヴィレッタ(………)
リュウセイ「って、ことは…レビもSRX計画の…?」
アヤ「で、でも、それならデータが残っているはずだし、彼女の検査の時に判明しているはずよ」
リュウセイ「そ、そうか…」
※※No54Bを通っていない場合のセリフ※※
<<ブリット>>
クスハ「…ひょっとしたら、レビはエアロゲイターに連れ去られた地球人なのかも知れません…」

アヤ「!」
忍「な、何だって!?」
リュウセイ「お前、何でそれがわかったんだ?」
□□□(………)
<<ブリット>>
クスハ「あの子が現れた時に感じたテレキネシスα波が…」「イングラム少佐の下で訓練を受けていた時に使われていたサンプルパターンと似ているの…」

アヤ「何ですって…!」
ヴィレッタ(………)
リュウセイ「って、ことは…レビもSRX計画の…?」
アヤ「で、でも、それならデータが残っているはずだし、彼女の検査の時に判明しているはずよ」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

<<ブリット、リョウト>>
□□□「もしかしたら、あの子は特脳研にいたことがあるのかも…」

リュウセイ「特脳研って、アヤの親父が所長だったっていう特殊脳医学研究所だっけ?」
アヤ「……ええ」
リュウセイ「確か、T-LINKシステムの基礎理論はそこで完成したんだろ?」
アヤ(………)
忍「そういや、エアロゲイター側についたシャピロと出会ったのはその特脳研の近くだったな」
沙羅「ああ…ダンクーガが初めて合体した時のことだね」
アヤ(………)(…もしかして、レビは…。いや、そんなことはないわ…)(…マイが生きていたとしてもレビとは年齢が違う…)
エレ「アヤさん…一度、お父様に確認を取ってみた方が良いのではないでしょうか?」
アヤ「ええ…」
沙羅「…あのレビって子もエアロゲイターの被害者なんだね…」
ヴィレッタ(………)
忍「やっぱり、あのユーゼスって奴の仕業じゃねえのか? こないだの時みてえに…」
沙羅「そうね。あの男ならやりかねないわ」
アヤ「エレ王女、レビの処置はどうすれば…?」
エレ「このまま、我々と一緒にいてもらった方がいいでしょう」
沙羅「そうだね。ロンド=ベル隊ならまだしも、他の連中に正体がばれたらただじゃ済まないからね…」
リュウセイ(………)
エレ「今までの敵とはえ、彼女のこの戦争の悲しい犠牲者なのです。どうか手厚く看護してあげて下さい」
アヤ「ええ、わかりました」

≪「バルキリー小隊を先行させる」を選択≫
※※「マックスフラグ」成立の場合のセリフ※※
フォッカー「マックスが帰還していないだと…!?」
柿崎「は、はい…俺を撃墜したメルトランディ軍のエースパイロットを追って、そのまま…」
フォッカー(………)
柿崎「相手はいつぞやのゼントラーディ軍の戦艦内で出会った、メルトランディ軍の赤い機体でした」
フォッカー「あの凄腕の奴か…」
柿崎「も、もしかして…」
フォッカー「あいつはそう簡単に死にはせん」「お前も無事だったし、ミンメイちゃんですら生きてマクロスに帰って来たんだ…」「だから、きっと大丈夫だ。それに、案外メルトランディ軍の兵士を口説いて戻ってくるかも知れないぞ」
柿崎(………)
フォッカー「とにかく、まだ死んだと決まったわけじゃない。スカル小隊はしぶといのが信条だからな」
柿崎「は、はい」
※※「ミリアフラグ」成立の場合のセリフ※※
フォッカー「何だ、柿崎…お前、撃墜されちまっただと!?」
柿崎「す、すみません…」
マックス「フォッカー少佐、柿崎君のせいじゃありません。相手が悪かったんです」
フォッカー「相手?」
マックス「いつぞやのゼントラーディ軍の戦艦内で出会った、メルトランディ軍の赤い機体だったんです」
フォッカー「ああ、あの凄腕の奴か」
柿崎「しかし、マックスはそいつすら撃墜するんだから、やっぱ天才だよなあ」
マックス「それより、柿崎君が無事で何よりでした。僕はてっきり君が死んだのかと…」
柿崎「ヘッ、この俺がそう簡単にやられるかよ」
フォッカー「ま、お前は身体だけは丈夫だからな…」
柿崎「でも、乗る機体が…」
※※「柿崎撃墜フラグ」成立の場合、セリフ追加※※
※※マックスフラグ成立の場合のセリフ※※
フォッカー「それから、お前の機体だが…」「俺が南アタリア島から持って帰って来た機体にでも乗るか?」
※※ミリアフラグ成立の場合のセリフ※※
フォッカー「………」「しょうがないな。じゃあ、俺が南アタリア島から持って帰って来た機体にでも乗るか?」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
柿崎「何なんですか、それ?」
フォッカー「異星人との最終決戦用に開発された非軌道兵器…デストロイド・モンスターと…」「アーマード・バルキリーだ」
柿崎「モンスター…?」
フォッカー「デストロイドの歩行システムを生かした小型の移動砲台みたいなもんでな」「重武装・重装甲が原因で機動性があまりにも低くなってしまい、SDFでも使い道がなかったらしい」
柿崎「そんなの、どうするんです?」
フォッカー「その代わり、攻撃力と射程の長さは文句ナシだ」「それに、宇宙なら姿勢制御バーニアの増設で何とか使えるってことで、マクロスに回されて来たのさ」
柿崎「じゃあ、アーマード・バルキリーは?」
フォッカー「バトロイド形態のJ型にプロテクター・ウェポン・システムを装着した機体でな…」「火力の向上とバルキリーの欠点だった装甲の薄さをカバーしている」
柿崎「スーパー・パックとは別の装備ってわけですか…」
フォッカー「操縦はバトロイドと同じだから、次の作戦にでも使ってみるといい」


≪ミリアフラグ成立≫
ミリア(………)(…幾百幾千にも渡る監察軍との戦いに一度として負けたことのない私が…たかがマイクローンごときに…)(あの機体、あのパイロットに会ってみたい…)(そのために私はマイクローンになりこの艦に侵入した。あのパイロットはどこだ…?)

≪ミリアフラグ成立≫
マックス「どうしたんです、リュウセイ君。最近元気がないみたいですね…」
リュウセイ「…ま、色々あってさ…」
ノリコ「元気出してよ。リュウセイらしくないよ」
リュウセイ(………)
マックス(………)「どうです? 元気づけに僕とゲームで一勝負するってのは」
リュウセイ「お前と? そんなの勝てるわけねえじゃん」
マックス「じゃあ、そのゲームが『バーニングPT』だったら?」
リュウセイ「何っ…あれがあるのか!?」
マックス「ええ。艦内都市のアミューズメントセンターで見つけました」
ノリコ「ねえ、バーニングPTって何?」
マックス「今、地球圏で流行っている対戦型のロボットシミュレーションゲームですよ」「リュウセイ君はそのゲームの大会で優勝したことがあるんです」
ノリコ「へええ…」
リュウセイ「それが軍に入るきっかけになったんだ。じゃ、マックス…一勝負するか!?」
マックス「望むところです」

≪ミリアフラグ成立≫
〔爆発音〕
十三「あ、あかん! ワイの負けや!!」
ミリア(………)
十三「この姉ちゃん、めっちゃ強いな…」
ボス「十三もダメか…」
弁慶「こうなったら、リュウセイを連れてくるしかねえか」
ボス「ああ…あいつ、このバーニングPTのチャンピオンだったからな」
〔扉の開閉音〕
リュウセイ「お? 先客がいるぜ」
弁慶「リュウセイにマックス! ちょうどいいところに!」
マックス「どうしたんです?」
十三「あの姉ちゃんとバーニングPTで対戦してたんやけどな…ワイらを入れてもう20人ぐらい勝ち抜かれてるんや」
マックス「ほう…」
ミリア(………)
マックス(僕の好みのタイプだ…)「一つ、お手合わせ願えないかな?」
ミリア「…いいだろう」
マックス「決まりだ」
〔マシンガンの発射音〕
〔爆発音〕

ミリア(こいつ…!)
マックス(美しい…
〔マシンガンの発射音〕
〔爆発音〕

ミリア(こ、この戦い方は…!? まさか、こいつが…!)
マックス(バストは85ぐらい…意外と着やせするタイプかな
リュウセイ「す、すげえレベルだ…!」
弁慶「さすがマックス…このまま行けば勝てるぜ」
〔爆発音〕
マックス「僕の勝ちだね」
ミリア「……!」(負けた…この私が…!?)「くっ…!」
マックス「君、よろしかったら名前と電話番号を」
ミリア「名前はミリア。電話はない!
マックス「明日の夜9時、幸せの森公園で会ってくれる?」
ミリア「承知!」
〔走る足音〕
マックス(………)
ノリコ「何かデートの申し込みっていうより、果し合いの申し込みみたいだったね」
十三「そ、そやな…」」
マックス(ミリアか…いい名前だな)
【シナリオエンドデモ終了】


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