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エンディング

【シナリオエンドデモ】
現在位置 大鳥島・ビッグファルコン

葉月「…作戦は成功です」「本日、午前6時2分…G型のX線を観測。現時点で…すでに敵集団の99.89%が消失しました」「なお…超重力崩壊の衝撃波はあと六カ月で到達します」
イゴール(………)「SDF艦隊とエアロゲイター本隊の反応は?」
葉月「…依然、感知できません」
イゴール(………)
岡(………)「SDFやロンド=ベル隊のおかげで人類は生き延びることが出来たが…」「…その代償は余りにも大きい…」 
葉月(………)
ゲラール「ですが、長官。忍達やロンド=ベル隊がそう簡単に死ぬわけありませんよ」
イゴール(………)
ゲラール「あの連中は必ず生きています。何があっても…」
イゴール「そうだな…」
岡「葉月博士、超重力崩壊による地球圏への影響は?」
葉月「衝撃波が地球圏に到達すればスペースコロニーのほとんどは大破…地球上にもかなりの被害が出ると推測されます」
岡(………)
〔扉の開閉音〕
マリア「…それは、この災厄を生き延びた人類が背負わなければならない業なのでしょう…」
葉月「あ、あなたは…?」
村雨「…この人はジュピトリアンのマリア女王だ」
葉月「マ、マリア女王…エンジェル・ハイロゥのキールームにいた…?」
岡「エンジェル・ハイロゥが八丈島沖に落下した後…」「彼女はトレーズ=クシュリナーダによって密かに逃がされていたそうなのだ」
葉月「そうだったんですか…」
村雨「その後、女王の行方を調べるよう依頼を受けていた俺達国際警察機構のエキスパートが…」「脱出カプセルで太平洋上をさまよっていた彼女と娘さんのシャクティを保護したというわけさ」
マリア「カガチやシロッコの野望を止めることが出来なかった私は死んで然るべき身なのですが…」「…トレーズ准将は私に今までの罪滅ぼしをする機会を与えて下さいました…」
イゴール(………)(だが…地球圏は…)
〔モニターの開く音〕
岡「…諸君、バスク=オムの演説が始まるぞ…」
イゴール「………」

バスク「顧みよ! 今回の事件は地球圏の防衛という夢想を掲げた一部の楽観主義者が招いたのだ!」「そして、SDFは異星人との戦闘を建前に己の勢力を拡大していただけに過ぎぬ」「彼らはティターンズとネオ・ジオンの共謀という虚言を世間に流布し…我らの軍事行動を妨害した」「その結果、地球はジュピトリアンによる作戦で大きな被害を受ける結果を迎えたのだ」「そして…今回の事件を経て、我々の地球は絶えず様々な危機にさらされていることが証明された!」「地球! この宇宙のシンボルを揺るがせにしないためにも!」「我々ティターンズが再び起つのだ!!」
〔歓声〕

イゴール(………)
村雨「そして、歴史は繰り返される…か」
ロバート(………)
イゴール「結局…最後に残った軍事勢力が彼らだとは皮肉だな…」
村雨「…ティターンズの再建にはロームフェラ財団が再び動いたとの情報です」
岡「だが、我々やDCがいる限り、奴らの好きにはさせん」
シャクティ(………)「…ウッソやみんなは必ず帰って来ます…きっと…」
岡(………)
マリア「シャクティ…」
シャクティ「母様…」
マリア「信じましょう…あなたがそういうのなら…」
シャクティ「ありがとう…母様…」
村雨(………)(…銀鈴…いや、ファルメール…)(…いつものように…お前はそっちで、俺はこっちだったよ…)(………)(…だが、俺も信じてみよう…お前達が帰ってくると…)

早乙女「…そうですか。ありがとうございました」
〔モニターの閉じる音〕
ミチル「…お父様…」
早乙女「ミチル…」「…竜馬君達は宇宙怪獣のせん滅に成功したようだ」
ミチル「!! 本当!?」
早乙女「ああ。今、極東支部から連絡があった」
ミチル「良かった…これで人類は救われたのね…」
早乙女(………)
ミチル「それで、ハヤト君やリョウ君達は…?」
早乙女(………)
ミチル「お父様…?」
早乙女(………)

シロー「…それで…お兄ちゃんは…お兄ちゃん達はどうなったの…?」
弓教授(………)
シロー「せ、先生…」
弓教授「シロー君……」「…心して聞いてくれ。極東支部からの報告では…」「…SDF艦隊の消息は不明だそうだ…」
シロー「!!」
弓教授(………)
シロー「それって…お兄ちゃんやさやかさん達が………」
弓教授(………)「…シロー君、私は甲児君達を信じている…」
シロー(………)
弓教授「…彼らは必ず私達の所へ帰って来る…」
シロー(………)「僕も…信じるよ…」「…だって、お兄ちゃん達は何があっても必ず帰って来てくれたもの…」「だから、今度もきっと…」

リリーナ(………)
パーガン「…お嬢様…」
レディ「…あまり驚かれないようですね、リリーナ王女…」
リリーナ「ヒイロは……」「ヒイロは…自分を信じろと私に言ってくれました」
レディ(………)
リリーナ「だから、ヒイロは必ず帰ってきますわ。そして、ロンド=ベル隊の皆さんも…」
パーガン(………)
レディ(………)
リリーナ「それに、まだ私には果たさなければならない役目があるのでしょう?」
レディ「…そうです。ティターンズが復活を果たし…ロームフェラ財団は依然暗躍を続けています」「…私はトレーズ様のご遺志を継ぎ…SDFやロンド=ベル隊の働きによって得ることができた未来を守るために…」「OZやカラバの軍事力を引き継いだ秘密組織プリベンターを結成します」
リリーナ「プリベンター…?」
レディ「あなたの父上の思想…完全平和主義に反する行為であることはわかっています。ですが…」
リリーナ「いえ…このような時代ですから…それもやむを得ないことなのでしょう」
レディ(………)
リリーナ(………)「…私はリリーナ=ドーリアンに戻り…養父の仕事を受け継ぎたいと思っています」
レディ「ドーリアン外務次官の…?」
リリーナ「ええ。私は私なりの方法で平和への道を模索したいのです」
レディ(………)
リリーナ「…それはヒイロが私に託してくれた役目でもありますから…」

鉄牛「長官、俺は信じませんぜ!」「銀鈴や…大作が死んじまったなんてよ!」
中条(………)
呉学人「…だが…ヱクセリヲンが引き起こした人工ブラックホールは…」
鉄牛「惑星の一つや二つ消えたって、あいつらは…!」
載宗(………)「呉先生…大作や銀鈴だって。立派なエキスパートです。そう簡単に死ぬわけありませんや」
呉学人(………)
中条「載宗君の言うとおりだ」「…戦いというものは己の力を全て出し尽くしてからが始まりだ…あの二人はそのことをよく知っている」
呉学人「中条長官…」
載宗「長官のおっしゃるとおりだ。どんな状況でもあいつらやロンド=ベル隊は決してあきらめやしない」
中条「うむ。彼らは必ず帰って来る。そう信じようではないか…」

セイラ(………)(…あの空の渦は…一体…?)(………)
カイ「あの空の渦は人工のブラックホールだそうだ」「そして、あれによって人類の未来はかろうじて救われたらしい」
セイラ「カイ…! カイ=シデン…」
カイ「元気そうだね。会うのは一年戦争以来かな…?」
セイラ「ええ、そうね…。それにしても、私の居場所がよくわかったわね」
カイ「ああ…7年前のホワイトベースのクルーの消息を追うのが今の仕事なんでね」
セイラ「…何のために?」
カイ「セイラさんも知ってのとおり、ティターンズはシャアのダカール演説によって一時はその立場を失ったが…」「ここにきてまた復活の兆しを見せている」
セイラ「…バスク=オムという軍人の演説放送は私も見たわ…」
カイ「だが、そのティターンズと戦っていたロンド=ベル隊は消息不明になってしまった…」
セイラ「! それは本当なの?」
カイ(………)「ああ。アムロやブライトさん、そしてシャアが所属していたあの部隊はエアロゲイターとの戦闘中に…」
セイラ(………)
カイ「…俺はあの連中が死んだとは思っちゃいないんだが…」「今の地球圏でティターンズを止められるのはカラバやエゥーゴしかいない」「そこで俺はカラバのハヤトの依頼もあって、昔のクルーを集めているというわけさ」
セイラ(………)「…私に…また戦えと?」
カイ「そうじゃない。俺達に協力してもらいたいだけさ」「カラバもエゥーゴも今回の戦いで人員が不足している。それに…」「セイラさんはシャアと同じく、あのジオン=ズム=ダイクンの忘れ形見だ」
セイラ(………)
カイ「その立場を利用するつもりは俺もハヤトもないんだが…協力してくれるのなら、何かと助かるしな」
セイラ(………)
カイ「ま、無理にとは言わないんだが…」
セイラ「いえ、カイ…私の力が役に立つかどうかはわからないけど…」「あなた達に協力するわ」
カイ「!」「…そう言ってもらえると助かる」
セイラ(………)(…キャスバル兄さんも過去を捨てて…戦っていた…)(………)(ならば、今度は私の番ね……キャスバル兄さん……)

ロバート「そうか…フォン・ブラウンの天文台でもロンド=ベル隊の確認はできなかったのか…」
リン「ええ…でも、STMCとエアロゲイターは間違いなく消滅したわ…」
ロバート(………)
リン「そして…おそらく、イングラム少佐も…」
ロバート(………)
カーク「…二人とも、悲しんでいる時間はないぞ」
ロバート「カーク…」
カーク「エアロゲイター…すなわる、ゼ=バルマリィ帝国の位置艦隊が襲来してきただけで…」「地球圏はここまでの危機に陥ったのだ。もし、彼らが本格的に侵攻してきたら…
ロバート「俺達なんかひとたまりもないということか…」
カーク「そうだ。我々の戦い…そしてSRX計画はまだ終わったわけではない」
ロバート「………」
リン「ええ…例の衝撃波の問題も何とかしなければなりませんから」
ロバート「………」「カーク…」
カーク「…私はSRXチームやロンド=ベル隊が消滅したなどとは思っていない」
リン「!」
ロバート「お前…」
カーク「彼らの今までの生還率を計算すれば、その結果はすぐに導き出される」
リン(………)
カークだからこそだ。我々は今、できることをしなければならない。違うか?」
ロバート「………」「そうか…そうだな」
リン「ええ。彼らは…きっと帰ってくる。そう信じましょう…」

現在位置 木星圏

グローバル(………)
クローディア(………)
未沙(………)
ミサト(………)
グローバル「…早瀬君、本艦の現在位置は…?」
未沙(………)「空間座標J120-221…」「…木星圏内です」
グローバル「…敵は…どうなった?」
未沙「ジュデッカ、ズフィルード…そしてアストラナガン…全て確認できません」
キム「固有重力震反応もなし…先の戦闘で消滅したと推測されます」
未沙「縮退レーダーによる宇宙怪獣の反応もありません」
グローバル(………)「…ロンド=ベル隊は?」
未沙「全機、無事です…」
グローバル「…そうか……」
ミサト(………)
クローディア(………)
グローバル「…全艦に告ぐ。現時刻をもって、全ての作戦を終了する…」「みんな、ご苦労だった。そして…ありがとう…」
〔歓声〕
ミサト「未沙…ご苦労さま」
未沙「あなたこそ…」
クローディア「やっと、終わったのね…」
ミサト「ええ…」
グローバル(………)(タシロ提督、地球は…人類はついに未来を手にしましたぞ…)(その結果として許されざる罪を背負うことになってしまいましたが…)(それを打開するための時間が与えられたのも事実です…)(ですから、後のことは我々にお任せ下さい…)(………)
〔マッチを擦る音〕
シャミー「あ、艦長! 煙草は…」
クローディア「いいのよ、シャミー。今はいいの」
シャミー「え? は、はい…」
グローバル(………)「…クローディア君、空間転移の準備を頼む。目的地は地球圏だ」
クローディア「イエッサー…」
グローバル「さあ…諸君。帰ろうではないか」「…我々の母星、地球へ…」
【シナリオエンドデモ終了】


ブルックリン=ラックフィールド
こうして、俺の戦いは終わりを告げた。
俺は軍を退役し、DCに入ることにした。
ロンド=ベルのみんなには止められたんだが、軍人になるつもりはなかったんだ。
DCでは、今までの経験を生かし、人型機動兵器のテストパイロットをやることになっている。
もちろん、何かあればロンド=ベル隊に帰るつもりだ。
地球の…そして、みんなの平和を守る気持ちに変わりはないから…。

リョウト=ヒカワ
こうして、戦いはようやく終わった。
そして、僕はロンド=ベル隊に残ることにした。
みんな意外そうな顔をしていたし、父さんや姉さんは反対したけど、この戦いが終わって、僕が何をすべきなのかハッキリした。
だから、後悔はしていない。
そして、本当の平和が来る日まで、僕は頑張るつもりだ…。

クスハ=ミズハ
こうして、戦いは終わりました。
私はパイロットをやめ、ロンド=ベル隊から去ることにしました。
みんなには止められたし、自分でも大分悩んだけど、
お医者さんになろうって、決めたんです。
でも、何かあったらいつでも、みんなの所へ戻ってくるつもりです。
やっぱり、自分たちで作り出した平和は、自分で守りたいから…

レオナ=ガーシュタイン
こうして、私の戦いは終わりを告げた。
私は、フォッカー少佐やグローバル艦長の勧めもあり、SDFへ所属することにした。
私の家系には軍人が多いから親族は誰も反対しなかったけど、両親はさすがに、私が地球圏を離れることには難色を示した。
でも、何かが起きれば、いつでもロンド=ベル隊へ戻ってくるつもりよ。
だって、そこには苦楽を共にした、かけがえのない仲間がいるから…。


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