エンディング
【シナリオエンドデモ開始】
ファ「アクシズ、軌道をそれます！」
ブライト「確かか！」
シーラ「‥悪意が‥遠ざかってゆきます」
アムロ「勝った‥か」
甲児「正義は勝つ。昔から言うじゃねえか」
鉄也「月並みだが、今回は納得するよ、甲児君」
ブライト「‥さて、これからがまた大変だな」
カミーユ「ずたずたになった地球圏の建て直しですか」
ジュドー「俺たちの処分もあるんじゃないの？」
ブライト「すべての責任は、艦長の私にある。‥気にするな、ジュドー」
チェーン「艦長‥」
アムロ「ぼくもつきあうさ、ブライト」
「宇宙世紀００ＸＸ。こうして‥憎悪も、理想も、野心も‥すべてのみ込んだ宇宙は、静寂の中へ戻った」
甲児「これで全部終わりか。なんだか‥祭りの後みたいだな」
洸「二度としたくない祭りだったけどな‥」
さやか「そうそう。でもブライトさん、よかったですね。処罰なしだって」
ブライト「ああ。つい先日、連邦議会で決定した。今回の大戦は‥すべて事故、もしくはジオンのテロ行為として決着した。我々は‥その時たまたま偵察飛行中であり、凍結機は「国家財産の保護」をするために搭載したに過ぎない」
ベンケイ「俺たちの戦いはなかったことになるのか」
リョウ「なんだか‥むなしいな。散っていった生命も、最初からいなかったことになるわけか」
ハヤト「それなかかったことと‥言わないだろうがな」
鉄也「マジンガーも、グレートも、ゲッターも‥解体は免れたが、今後は連邦の管理下に置かれるらしい。今後またこういう事態が起こったら‥持ち出すのは難しいな」
ジドー「へへっ、また嘘言っちゃって。いざという時にゃあ飛び出すくせにさ」
ジュン「当然でしょ？」
ジュドー「それを聞いて安心したよ。ま、少なくとも次の機会ってのは、最低でも３年は後にしてほしいね」
カミーユ「本当に‥行くのか？ ジュドー」
ジュドー「ああ、もう決めたんだ。ブライトさん‥おれ」
ブライト「ジュピトリスII‥木星か。でもいいのか？ ３年‥いや、４、５年は戻ってこれんぞ」
ジュドー「わかってるって。だけど‥おれも俺の道を進むためにはさ。あそこは‥いっておかなきゃならないところなんだ」
ブライト「止めるつもりはない。木星は‥ニュータイプを育てるらしい。いつか戻ってこい、ジュドー」
カミーユ「強いな、ジュドーは。艦長、ぼくは‥地球に降ります」
ファ「私も行きます。」
ブライト「地球に‥？ そうか‥だが、あそこは‥君にとってつらい事になるかもしれんぞ」
カミーユ「わかっています。‥だけど‥逃げるわけにはいかないんです。重力の井戸の底にあるものを見るために」
鉄也「わからんな。地球はおれたちの生まれ故郷だ。宇宙生まれはそれが怖いのか？」
ルー「そうかもしれないわね。‥それはとても哀しいことかもしれないけど」
甲児「へっ、怖けりゃいつでも光子力研究所に来いよ、カミーユ」
カミーユ「ありがとう‥」
リィナ「お兄ちゃん！ シャトルが出るよ！」
ブライト「ジュドー、元気でな」
ジュドー「ああ！ ブライトさんもほどほどにな！」
バニング「ブライト艦長、では我々はオークリー基地へ戻る」
コウ「二度と会うことがない‥のが一番いいんでしょうけど‥再び戦いが起こったときは、必ず駆けつけます！」
ブライト「ああ。ウラキ少尉‥いつの間にか、軍人の顔になったな」
コウ「‥それがいいのか悪いのかは‥わかりません」
ダバ「ここでお別れですね」
アムロ「ああ。さっき言った通り、こちらとペンタゴナを結んでいる空間‥ムゲ宇宙の縮小が始まっている。計算では、あと３２時間後には完全に消失するということだ」
アム「なんかあっという間。せっかに仲間になれたのに‥」
レッシィ「アムロさん、お世話になりました。他の皆さんにも、よろしくお伝えください」
アム「ちょっとレッシィ！ あんまりにもそっけなさすぎるんじゃなくて！？」
レッシィ「いいのよ。これくらいの方が。‥別れがつらくならないでしょ‥？」
アムロ「そうだな。でも永遠に会えないと決まったわけじゃない。またいつか‥」
ダバ「ええ、ペンタゴナの建て直しが終わったら‥こちらへ来る方法を探します」
アム「ダバぁ、あたしたちのハネムーンで来ようよ、ね」
レッシィ「アァムッ！」
アムロ「楽しみにしているよ。だが地球圏は‥宇宙とコロニー、たったこれだけしか離れていないのに様々な確執が争いを生む。‥今回の戦いも、発端はすべてそこにあった」
キャオ「こだわってないで仲良くやりゃいいのに」
アムロ「そう、人の革新がその壁を破ったら‥歓迎するよ、ダバ君。‥そろそろお別れだな。本当にありがとう」
ダバ「はい。また、いつか。‥エルガイムと同じ、白い美しい機体のこと、忘れません。その機体に乗っていた人のことも」
チャム「リリスちゃあん！」
リリス「あ、チャムさん！
チャム「行っちゃうの！？ せっかくフェラリオの友達に会えたのに‥」
ショウ「チャム！ ダバさんたちに迷惑をかけるんじゃない！ 帰れなくなったらどうするんだ」
アムロ「ショウ君、君達は？ ‥帰れる‥いや、帰るのか？」
ショウ「‥はい。シーラ様と俺、そしてマーベルたちのオーラ力を合わせれば、おそらく」
マーベル「ショウ、本当にいいの？ このまま地上に残っても‥」
ショウ「マーベル、いいんだ。俺の帰るべき場所は‥決めたんだ。それにトッドと決着をつける約束だしな」
アムロ「そうか‥寂しくなるが‥」
チャム「リリスちゃん、お手紙書くからね！」
リリス「うん！ あたしも！」
キャオ「‥誰がどうやって届けるんだ？」
ダバ「では‥僕たちは行きます。いつか、またお会いしましょう」
ショウ「俺たちも。魂の故郷で‥地上の平和を願って」
アムロ「ああ、いつか‥またいつの日か、な」
忍「あっという間だったな」
沙羅「そうだね。いろんな事がいっぺんに起こって‥」
雅人「ひたすら戦ってるうちに、なんとかなっちゃった感じだね」
亮「そんなもんだ、何事も、な」
忍「こんだけ早いと、なんかこう‥ハリってやつがねえぜ」
一矢「あ、獣戦機隊のみんなが」
京四郎「おつかれさん」
忍「よお、夕月に色男じゃねえか。べっぴんの彼女はどうした？」
沙羅「忍！ 小バームは‥」
一矢「小バームは‥新天地を目指して、地球圏を離れたんだ‥」
雅人「あ～あ、忍、無神経すぎない？」
忍「あっと‥すまねえ」
エリカ「あ、そんなに気になさらないで」
忍「いや、俺が考えなしに言っちまって‥って、いるじゃねえかっ！」
ナナ「わ～い、だまされた！」
一矢「エリカはバーム星の使節団の一員として、地球に残ることになったんです」
沙羅「一矢、良かったじゃないのさ」
亮「しかし、難しいかもしれんな。地球圏だけでもこのザマだ。異星人を受け入れる余裕があるとは思えん」
エリカ「‥‥」
一矢「‥わかってます。だから、俺だけでも‥！」
沙羅「亮～！ あんたねえ」
忍「だが俺たちが守ってやるなら別‥だろ？」
亮「フッ、少しはまともになったな、忍」
忍「けっ、少しは余計だぜ。つきあい長げえんだ、てめえが素直じゃないことぐらいお見通しよ」
一矢「‥‥」
エリカ「忍さん‥すみません、でも本当に‥」
忍「やるってったらやるんだよ。俺たちは獣戦機隊だぜ？」
沙羅「意味わかんないけど、どうやら本気らしいね」
雅人「親父の会社つぐよりは面白そうだ」
亮「それじゃ、行くか」
京四郎「古人いわく、天は自ら助くるものを助く‥か」
クワトロ「みんな、もとの生活に戻っていったか。ん？ ‥シーブック君は？」
アムロ「彼とセシリーは一足先にフロンティアIVに向かった。もともと‥民間人だからな」
クワトロ「‥君も昔はそうではなかったかね、アムロ＝レイ君。彼らは‥ニュータイプだ。それも優れた、な」
アムロ「なにが言いたい？ 軍に入れ、僕やあなたと同じ道を歩ませろというのか？」
ララァ「大佐」
クワトロ「そんなにムキにならんでほしいな。君が若い力にかけているのは知っている。若い子らといえば‥ヒイロ君たちは？」
アムロ「プロベンターへ帰頭したよ。ロンド・ベルが事実上解散となった今、もし何かあったなら、彼らが地球圏を守ってくれるさ。ゼクスとノインも頼りになる」
クワトロ「地球圏統一国家‥そんなことが本当に可能だと思うかね」
アムロ「ぼくは、あなたほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしていない」
ララァ「アムロ大尉、大佐は‥あ、失礼しました、クワトロ大尉はそんな人ではありませんわ」
アムロ「ララァ‥君と‥もう少し早く出会えていたなら」
ララナ「うふふ‥そうね。でもあなたにはもっと大事な人がいるのではなくて？」
チェーン「あ、アムロ大尉！ それにクワトロ大尉も」
アムロ「チェーン」
チェーン「クワトロ大尉、軍を抜けられるとお聞きしましたが‥」
クワトロ「ああ、ロンド・ベルも解散だ。私も現役から退こうと思ってな」
アムロ「‥‥」
クワトロ「では、失礼する。‥ララァ、行くぞ」
アムロ「シャア。‥おまえは‥なにをするつもりだ？」
クワトロ「‥‥」
チェーン「クワトロ大尉？ 一緒に戦った‥仲間ですよね！？」
クワトロ「‥そうだ。私とアムロ君は仲間だ。方法は異なるにしろ」
アムロ「‥‥」
ララァ「お元気で。アムロ、また‥いつか会いましょう」
アムロ「ララァ‥。そうだな、また‥いつか。そう遠くない未来に」
【シナリオエンドデモ終了】
宇宙世紀００ＸＸ
あらゆる記録は抹消され、
ロンド・ベル隊も解散された。
そして様々な問題を抱えたまま
スタートした地球圏統一国家。
ここに戦士たちの戦いは幕を閉じる。
いつか再び‥どこかで戦いが始まるまで。
だがそれはまた、別の物語である
Ｔｈａｎｋｓ ｆｏｒ
ｙｏｕｒ ｐｌａｙｉｎｇ
ＳｕｐｅｒＲｏｂｏｔＷａｒｓ
ＣＯＭＰＡＣＴ
ｆｏｒＷｏｎｄｅｒＳｗａｎＣｏｌｏｒ
ＴＨＥ ＥＮＤ
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