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シーン7「最終決戦」編
No.29
アルジャーノン

<選択「モーディワープ」>
超人同盟がモーディワープ社にいる。
彼らが動き出す前に決着をつけなければ‥

戦闘準備は、よろしいですか?


サブタイトル
「アルジャーノン」


【戦闘マップ開始】
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃ユニット選択〉

ブライト「なんだ、ここは?」
ケータ「リンカージェルの貯蔵そう?」
魔門「おーや、よくここまでたどりつけぇましたねぇ」
アサミ「魔門先生!」
魔門「リンカージェルを汚さないでくださぁいね‥この下に眠る数千人もの亡骸が無駄になりますからねぇ」
ジュドー「あんた、すでにアルジャーノンに‥」
魔門「ふははははぁ、アルジャーノンに冒された者が殺戮を繰り返すのは種の存続の為の本能なのぉです」
甲児「殺す事が、なんで存続なんだ!?」
魔門「アルジャーノンは、病気や現象ではなく、DNAのプログラム‥多くの屍から離脱する気のエネルギーにより生体の変革を導く為の‥」
シオン「変革しなくちゃいけない理由は!?」
魔門「カンケルを上回る力を得る為です」
ラミア「‥‥」
魔門「ほっほぉぉぉ! やっと現れましたねベターマン! 待ちくたびれましぃたよ」
ラミア「元凶なりし力‥」
ヒノキ「ラミア‥」
魔門「あなたのホメオボックス遺伝子なくしてカンケルを上回る事はできぃない。光学異性体たるその肉体を取り込む事でハイブリダイゼンションは完結するぅのです!」
ノイン「ハイブリダイゼーション? 何の事だ?」
魔門「L型とD型、陰と陽、数十億年ずっと二つに分かれていたアミノ酸は、今やっと1つの完全なる生命体に進化する」
竜馬「なにっ!?」
ラミア「違う‥二つは分かれているからこそ共生すべき存在‥完全なる姿である事‥それはカンケルと同じ事‥他者を否定する元凶の源‥」
魔門「だぁまれぇ! アニムスの花を仲介するとはいえ人を食らうベターマンなどに人類の苦悩など分かるものか! ブラフゥマァァン!!」
〔敵ユニット出現〕
魔門「ほっほっほぉぉぉ!」
サクラ「来てる‥」
カエデ「何か‥こっちに‥近づいてる!」
アサミ「この識別信号は‥最新型戦闘用ニューロノイド、ブロッサム!?」
〔敵ユニット出現〕
アサミ「うかつでした‥ブロッサムまで活動可能だったなんて」
魔門「あなた達に勝ち目はありません!」
ヤナギ「ベターマンにも勝てるというのか‥」
魔門「私は全て知っています‥さあ変身しなさい! ベターマン!! 変身の後に待つ眠りこそあなたの最大の弱点! 仲間のベターマンなき今自ら戦うしか選択の余地はない! 夢の中で楽しく死んでいけるのです。幸せでしょ? それとも、今すぐ引きちぎって差し上げましょうか?」
ラミア「私は‥負けん!」
〔味方ユニット出現〕
アサミ「フォルテ!」
十三「いきなり、最強モードかいな?」
アムロ「こっちも、行くぞ!」
<戦闘開始>

<魔門撃破>

魔門「全てはアカシックレコードの流れのままぁにぃ‥ふふ‥来るぞ、ベストマンが‥」
〔敵ユニット撃破〕
フォルカ「魔門を倒したのはいいが‥これで、アルジャーノンはなくなるのか?」
ヤクスギ「若き命たちよ‥元凶の源を‥止めるのだ」
ケータ「い、生きてたんすね、じいさん」
ヤクスギ「ペルーのポーポ湖の水のみが我の殺力を静める唯一の解毒剤であった‥しかし、その水もすぐに純度を保てなくなった‥異常気象を招いた人による自然破壊が我の中のカンケルを解き放ったのだ‥記憶を失った我は、チャクラの導きによってここまで来たのだが‥それは、カンケルによる全生命死滅への準備に他ならない」
ルー「カンケルって?」
ラミア「人は滅びる事の無い細胞を目指した‥滅びは新たな命への進化‥しかし、人はそれを拒んだのだ‥」
ヤクスギ「老いていく事の恐怖に耐えられぬのだ! 人は寿命なる物を超越した不老不死への進化を望んだ‥だが、その結果がこれだ!」
〔敵ユニット出現〕
ケータ「ルーメっていうベターマンのお姉さんをやっつけちまった黒い奴!」
ジミー「お前はなんでベターマンを襲うんだ!?」
カンケル「‥‥」
サクラ「それは、ベターマンが人を守る免疫抗体だから‥ベターマンが滅べば人も滅びる事をカンケルは知っているの」
ヒノキ「サクラ!?」
〔第3軍ユニット撃破〕
鉄也「バカな‥フォルテでさえ一撃でやられるのか!?」
セーメ「ラミア‥まだ終わってはいない‥」
ラミア「私には、もはやウィウェレすら手にする力もない‥」
セーメ「忘れた訳ではあるまい‥? その手にあるフォルテを‥」
ラミア「フォルテでは‥カンケルを倒せぬ‥」
セーメ「フォルテ合わせる時‥生まれいずる物‥」
ラミア「それは‥」
セーメ「そう‥カンケルが脅威とする‥」
ラミア「オルトス!」
セーメ「お前にオルトスへの耐性が備わっているか‥」
ラミア「今ここで試す以外に道はない‥」
セーメ「まだ戦う意思が残っているのなら‥立て‥灯火を消さぬ為に‥ラミア‥」
ラミア「セーメ、私を新たな誕生へと導いてくれ! うおぉぉぉぉ!」
〔第3軍ユニット出現〕
ラミア「我らソムニウムは生態系のバランスを保つ肝機能のごとき存在‥我ら滅びるとき免疫力なき人もまた滅びる!」
ヤクスギ「我、人の細胞を奪う者‥我、人の命を超える者‥我、進化の到達点‥カンケルなりし者!」
ラミア「尊者ヤクスギ‥たどり着いたカンケルの潜む宿主‥」
ヤクスギ「チャクラに封印されし殺力 我自身すら見抜けぬ事実‥」
ラミア「死滅の殺力を上回る誕生の命力がお前を止める!」
ヤクスギ「この我を‥止めろ‥止めてくれ!!」

<ヤクスギ撃破>
ヤクスギ「人はベストマンになる事を目指した‥共生すべき掟を破ってでも‥だが、もしお前が真に正しき道を選び進む者ならば我を止めるのだ! ベターマンよ!!」
ラミア「染色体の螺旋は二重に連なる事で共生し環境の変化により組み変わる‥すなわち、無限の細胞分裂は人にとっての進化ではない! しかし、唯一カンケルと同じ能力を持つ物‥それは‥」
ヤクスギ「生殖細胞!」
ラミア「滅びるがいい‥カンケル!」
ヤクスギ「我の能力を開放に導くのか!?」
ラミア「全ての遺伝情報が目覚めた時プログラムは無に戻る!」
〔敵ユニット撃破〕
ヤナギ「ようやく、倒したか‥」
豹馬「ブロッサムまで動かなくなったぞ!」
小介「カンケルに操られていたブロッサムが元に戻ったんでしょう」
ラミア「人は、死を超えようとした‥しかし、死は進化の為の必然‥生き残る為の手段だった」
フォルカ「ラミア‥我々に何かを伝えたいのか?」
ラミア「アルジャーノンによる死も生存の為のプログラムだったのだ」
アサミ「人類存亡の為のアポトーシス!」
甲児「どういう事だ? 俺にも分かるように説明してくれよ!」
ラミア「全ての過ちは、7年前に行ったあの実験‥」
ヤナギ「ダイブインスペクションか!」
アサミ「遺伝子レベルの突然変異を引き起こし耐性病原体をも陵駕する不死身の人類を追及した実験‥」
カミーユ「人間を強化しようとした?」
アサミ「生体設計図ホメオボックス遺伝子をリンカージェルにより書き換え‥尊者ヤクスギはベストマンとして完成し永久に分裂を繰り返す不死身の細胞を手に入れた‥」
小介「まさか、その元になった細胞って‥」
アサミ「そう‥ガン細胞よ」
ブライト「その実験と、アルジャーノンがどう関係しているんだ?」
ラミア「実験の結果‥元凶なりし力‥カンケルが誕生した‥実験を行った人々は、カンケル誕生という生態系への危険情報を脳内のプリオンタンパクに焼きつけたまま世界中へ散っていった‥そして、接する人全てにこのインパルスパターンを感染させていったのだ‥そしてそれが、脳内の死滅プログラムを発動させた‥」
サクラ「アルジャーノン‥」
アサミ「では、ダイブインスペクションで生き残った私自身が‥アルジャーノンの元凶‥」
ラミア「アルジャーノンは人の特殊な死により甦生するアニムスによってベターマンという免疫抗体を呼び寄せる生物界のメカニズム」
小介「つまり、生物としての人間の危機を感知して発動する防衛プログラム‥」
ブライト「では、都古博士と接触した我々もアルジャーノンに冒されているのか?」
ラミア「カンケルがいなくなった今‥死滅プログラムは解除された‥」
エレ「危険は去ったのですね‥」
ラミア「そうだ‥」
ヒノキ「ラミア‥あなたも私達と一緒に戦わない?」
ラミア「ヒノキ‥私はお前の兄から採取されたウィウェレの実によってお前の兄の記憶を受け継いだ‥。だが、私は眠りにつかねばならない。再び生命の危機が訪れるまで‥」
〔第3軍ユニット離脱〕
ヒノキ「ラミア‥」
ブライト「‥ともかく、これでアルジャーノンには決着がついたな」
シーラ「時間が有りません。次へ向かいましょう」
【戦闘マップ終了】


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