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シーン6「狂気の力」編
自由選択ステージ終了後

【シナリオエンドデモ開始】
アサミ「モーディワープの中間報告書が届きましたので説明させてもらいます」
アカマツ「はぁ、しかし暑いなぁ 今年は異常気象の連続攻撃だ」
カエデ「少し前は、ずっと霧ばかりでしたよねぇ」
ヤナギ「サクラちゃん、気分が悪くなったら遠慮せずに言ってくれよ」
サクラ「はい、大丈夫です」
アサミ「では、始めます‥釧路の事件より、さかのぼる事4年‥みなさんもご承知のインドアジャンター石窟。その新たな真相から順をおってお話します」
ブライト「4年も前からアルジャーノンはあったのか‥」
アサミ「ヒノキさんのご家族を含む調査隊が地下遺跡で行方不明になった少しあと現地の警察と共に捜索に参加した人物がいました。B.P.L‥生工食糧研究所所長梅崎博士です」
ヤナギ「むろん、博士は地上で待機していただけですが戻った警察が見つけたアニムスの花をその後、BPLに持ち帰っています」
隼人「そして、そのすぐ後警官達はお互い殺し合い全員が死体で発見された」
アサミ「はい、解剖の結果神経組織の異常発達が確認されました。数年前から、世界各地で起こっている大量殺人の原因もこの脳内の変化によって引き起こされるものではないのか‥」
クワトロ「その論文をまとめた研究者の名をとって以後これらの症候群はアルジャーノンと呼ばれた」
アサミ「はい」
アカマツ「で、その研究者を今ではモーディワープで雇ってる‥か?」
アサミ「いいえ、死にました」
ジュドー「ひょっとして‥!」
ルー「アルジャーノン!」
アサミ「話を戻しましょう‥BPLでアニムスの花の研究を進めていた梅崎博士ですが、この花が実を結ぶさいアミノ酸をL型からD型に変換する性質がある事を発見したのです」
シルキー「L型とD型?」
小介「光学異性体とも言いますが、全ての有機化合物は左右対称の構造を持っている‥ところが、地球上の生物は全て片側のみ・・L型アミノ酸で出来ているんです。仮に、光学異性体であるD型のアミノ酸を与えてもそれを利用しようとはしません」
アサミ「梅崎博士はアニムスのアミノ酸変換の際に生まれる特殊な酵素‥テロメラーゼを取り出す事に成功しています」
トロワ「細胞分裂の回数が、生物の寿命を決める‥」
アサミ「寿命は、DNAの結び目であるテロメアの耐久力で決まります」
ヤナギ「そして、耐久力はテロメラーゼによって補われる‥」
アカマツ「ちょっと待ってくれ。じゃあ、その実を食って変身するベターマンってのは何なんだ?」
アサミ「ベターマンが変身の起爆剤としてアニムスの実を食す事は、分かっていますが‥さらに、彼らの体を構成するアミノ酸は私達と鏡像関係にある光学異性体である事が分かったのです」
カエデ「‥て事はぁ‥」
鉄也「アニムスの花の実からしか彼らはアミノ酸を摂取できない‥」
ジュン「そして、そのアニムスの花は人を苗床にして育つ‥」
アカマツ「つまり、ベターマンは人を食らうって事か!」

敷島博士「新メカが完成するまでにはまだ時間がかかる。したがって、これより諸君達に新メカが完成したものと仮定してのテストを行ってもらおう。ミカ!」
ミカ「はい!」
敷島博士「今日から合身戦隊メカンダーロボの一員として働いてもらおう!」
ミカ「私が!?」
敷島博士「ジミーと小次郎は、メカンダープレーン1と2に竜介はトライカー1‥ミカはトライカー2に乗る。この配列は、新しいメカとの関連のためだ‥細かい事はテストを行いながら指示する。大至急、配置につけ!」
ジミー「トライサー!」
ミカ「トライサー!」
敷島博士「よし、テストを開始する。メカンダー1と2、地上100mまで降下せよ」
小次郎「トライサー!」
敷島博士「諸君の各コクピットには四角いレーダースクリーンがセットされている。そのレーダーの指示通りに各自の位置を合わせろ」
竜介「トライサー!」
敷島博士「よし、いいぞ! その調子だ! ミカ、少し速度が足らん トライカー1と並行するまで加速をするんだ」
ミカ「トライサー!」
敷島博士「よし、それが諸君のメカのこれからの攻撃態勢だ。よく覚えておきたまえ」
ジミー「トライサー!」
敷島博士「よし、あとは新メカの完成を待ってくれ」

アサミ「ケータくんがチャンディと呼んでいた少女‥彼女は、梅崎博士が次世代の強化人間として実験を進めていたクローンでした」
フォルカ「そんな事が、許されるのか‥」
アサミ「いいえ、インドから戻った梅崎博士にもすでにアルジャーノンの症状が出ていたのでしょう」
アレン「では、梅崎博士もアルジャーノンに踊らされた犠牲者に過ぎないという事ですか?」
アサミ「本部はそう結論づけています」
エマ「じゃあ、アルジャーノンの正体は分からないまま?」
甲児「ベターマンもB.P.L.で作られた強化人間なんじゃねぇのか?」
アサミ「いいえ、ベターマンは何千年も前からその存在を証明する痕跡を残しています。そして、私達自ら‥彼らは複数である事を確認しました」
カエデ「ベターマンって何人いるのかな?」
サクラ「ベターマンが来るのはヒノキさんを助ける為‥なぜなのか分からない‥でも、あたしの中をこっそり読んでいつもヒノキさんの居場所を探っているの」
ケータ「ベターマンはなんで、ヒノキを助けるんだ?」
アサミ「話が脱線してしまいましたわね。噛み砕いて説明しますと、アニムスの花を大量に手に入れ究極の食糧を追求した梅崎博士は自らをフェロモン発生装置の中枢に置き数々のバイオ生物を利用して荒唐無稽な活動を始めました」
タツヤ「それが、あのUMAたち‥」
アサミ「アニムスの花が人間を苗床にアジャンター石窟のような環境下で叢生する事を知った梅崎博士は人集めの為、超音波を発し幻覚症状を引き起こすベヘモットを送り込みました」
ヤナギ「そして、集められた人達は、地下通路を使い、キャリアントによって運ばれた」
アサミ「集められた人達をサラマンダーの作り出す特殊な液体に保存する事によってより苗床として完成された物に‥」
ブライト「あの博士はそんなに恐ろしい事をしていたのか‥」
アカマツ「このまんまじゃ、アルジャーノンで俺達も全員おっちぬ運命だろうよ」
アサミ「私はあきらめません。たとえ、最後の一人になろうとも!」

メイシス「‥ここは‥」
アルティス「気がついたか」
メイシス「アルティス様‥なぜ、止められたのです!?」
アルティス「メイシスよ、お前はここを去れ‥」
メイシス「どうして‥?」
アルティス「あの場では、ミザルを殺す事は出来ん‥奴の強さは知っているだろう?」
メイシス「しかし‥」
アルティス「それに、あそこで奴に手を出せばフェルナンドに何をするか分からない‥」
メイシス「あ‥も、申し訳ありません!」
アルティス「ふっ、手荒なマネをしたのは私の方だ‥すまなかったな」
メイシス「い、いえ‥」
アルティス「メイシスよ‥この後、何が起きようとその目で見届けるのだ‥修羅の行く末を私達の生き様を」
メイシス「いいえ、私もあなたと一緒に!」
アルティス「それはできん‥フェルナンドを放って行く訳にはいかない‥」
メイシス「では、まずフェルナンドを探して‥」
アルティス「あのミザルの事だ‥見つけた所でどうする事もできんだろう。メイシスよ、お前は独りで元に戻す方法を探してくれ。私はミザルの気を引いておく‥」
メイシス「アルティス様‥分かりました。死なないでください‥」
アルティス「行け! メイシス!」
メイシス「はっ!」
アルティス(頼んだぞ‥)

アサミ「モーディワープから、新たに報告がありました」
ブライト「今度はなんだ?」
アサミ「梅崎博士に協力していた会社があったんです」
アムロ「あの博士に協力?」
アサミ「はい、会社の名前は超人同盟‥」
ファ「超人同盟?」
アサミ「株式会社超人同盟‥ここ数年、企業コンサルティングやR&Dで奇跡的ともいえる業績を上げメキメキ頭角を現してきた総合情報商社です。その調査内容は、正確無比‥企業のみならず大物政治家も彼らの顧客リストに含まれているそうです」
ゼクス「なぜ、その会社が関係していると?」
アサミ「向こうから接触してきたんです」
シオン「接触? 攻撃してきたのか!」
アサミ「いえ‥カエデさんを渡せと‥」
カエデ「私?」
アカマツ「で、その怪人だか同人だかの同盟連中がなんでカエデちゃんを欲しがるんだ?」
アサミ「ダウジングを使いこなすカウンセラー集団ともいえる彼らの業務拡大の為にカエデさんの能力が必要なのかもしれません」
クワトロ「なぜ、その会社は梅崎博士に協力していたんだ?」
アサミ「両方共、最終目的が人類を超える事なんです」
鉄也「それで、協力しあっていたのか‥」
フォルカ「こうなったら、直接その会社に行った方が早そうだ」
ブライト「そうだな、行ってみるか‥」
【シナリオエンドデモ終了】


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