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No.15B
ディアナ降臨

【シナリオデモ開始】
現在位置  ビシニティ・マウンテンサイクル

洸「キースさん、連中の様子はどうなんだい?」
キース「軍隊がやって来て、モビルスーツを掘り出してるみたいだ」
洸「!? この山、他にもモビルスーツが埋まってるのか!?」
キース「ああ。俺も未だに信じられないんだけど…」
洸「冗談で言ってたこと、本当になったのか…」
キース「!」「あ、あのタイプ…どこかで見たことがある…確かネオ・ジオンの…あんなものまで埋まってるのか…」
洸「ネオ・ジオンだって!? モビルスーツ工場の遺跡なのか…?」
キース「俺の知ってる機体が出てきたとなると…ここが未来の世界だってのはますます確実になったってことか…」
洸(………)
キース「それに、慌ててモビルスーツを掘り出してるところを見ると…」「昨晩の連中を相手に大きな戦争が始まるんじゃないか」
洸(………)「キースさん…この様子じゃ遅かれ早かれ俺達の機体も見つかっちまうぜ?」
キース「ああ。いったん戻ろう。モンシア中尉にも報告しなきゃならないしね」

シド「すみませんな、御曹司…こんな山の中まで来て頂いて」
グエン「気にすることはない。私もこの目で機械人形を見たかったのだ。それに他の用もあるのでね」
シド「ノックスの方はどうなんです?」
グエン「今のところは平穏だ。機能の襲撃でかなりの被害は出ているがな」
シド「…敵は海の向こうのガリア大陸から渡ってきた蛮族ではなかったそうですな」
グエン「彼らも機械人形を持っているという噂だが…今の我々の敵は月から来たムーンレィスだ」
シド「やはり連中はこのイングレッサ領に侵略を…?」
グエン「…ムーンレィスの女王、ディアナ=ソレルが間もなく降下してくるとの情報もある」「彼らとの交渉は続けるつもりだ。だが、立場を対等にするため我が方にも機械人形はあった方が良い」「それに、今回の件はこの北アメリア大陸に工業化社会をもたらすきっかけともなる」
シド(………)「とりあえず、ここのマウンテンサイクルから発掘した機械人形は…あれです」
グエン「あの…丸い緑の奴か?」
シド「はい。運転席にはAMX-109カプルという名が刻まれてありましたが…」「間違いなくあれは数千年前の失われた技術で造られた機械人形です」
グエン(………)
シド「やはり、この山は黒歴史が封印されておるマウンテンサイクルでした」
グエン「そのカプルという機械人形…すぐにでも使えるのか?」
シド「保存状態は良かったようです。ヒゲの機械人形が参考にもなります。運転も飛行機乗りならば歩かせるぐらいは…」
グエン「くれぐれも、ディアナ・カウンターに見つからんようにな」
シド「はい。洞窟の中に隠そうと思っとります」
グエン「ところで、昨晩現れた別の機械人形の行方は?」
シド「…詳しいことはわかっておりません。少なくとも、連中はムーンレィスではないと思いますがね」
グエン(彼らと接触して上手く交渉すれば、こちらの戦力に引き込めるかも知れん…)「では、ローラはどこにいるのかね?」
シド「ローラ…? ああ、ロラン=セアックですか。あの子は今、ハイム家に行っております」
グエン「ハイム家へ?」
シド「何でも、彼の主人が昨日の戦闘に巻き込まれて亡くなったとかで…」
グエン「!」「ディラン=ハイムが…キエル嬢とソシエ嬢の父君が亡くなったのか…そうか…」
ジョゼフ「シドじいさん、あのヒゲの機械人形のものらしい武器が見つかったぜ。どうするんだ?」
シド「あの子が帰ってくるのを待って、使えるかどうか試してみよう」
ジョゼフ「あいつなら、さっきソシエと一緒に戻って来たぜ」
グエン「では、ローラの所へ案内してくれないか?」

ロラン「お、お嬢さん、その格好…本気でモビル…いや、機械人形に乗るおつもりなんですか!?」
ソシエ「そうよ! あたしはカプルに乗ってお父様の仇を討つの!」
ロラン「そ、そんな…!」
メシェー「こうなったら、ソシエは止められないよ」
ロラン「お嬢さん、下手したら戦争になるかも知れないんですよ? キエルお嬢様だって反対なさいます」
ソシエ「何言ってんのよ! ムーンレィスが攻めて来なかったら、あたしのお父様は死なずに済んだのよ!?」
ロラン「!」
ソシエ「それにあんたがもっと上手くホワイトドールを使えたら…!」
ロラン(………)
メシェー「ソシエ、そりゃ言い過ぎだよ。ロランだって初めてあんなのに乗ったんだから…」
ソシエ「「でも、あたしは…」
グエン「ローラ…昨日の夜は大変だったようだな」
ロラン「グエン様!」
グエン「ソシエ…君のお父上はお気の毒だった…」
ソシエ(………)
ロラン「…グエン様、どうしてここへ?」
グエン「君に頼みがあって来た」
ロラン「頼み…ですか?」
グエン「そうだ…君の力を借りたい。ホワイトドールのパイロットになってくれないか?」
ロラン「ぼ、僕が…ホワイトドールの…!? そ、そんな…!」
グエン「君になら出来るさ。地球と月の平和のために…頼む」
ロラン「平和の…ため?」
グエン「ムーンレィスは地球への帰還を希望しているが、我々がそれを拒めば昨日の晩のような実力行使に出る可能性が高い」
ロラン「…それで地球側に機械人形があれば彼らはそう簡単に攻撃をしてこないと…?」
グエrン「さすがローラだ。飲み込みが早い」
ロラン「…僕はロランです」
グエン「……間もなく、ムーンレィスの女王、ディアナ=ソレルがこの地へ降下してくる」
ロラン「!!」(…ディアナ様が…地球へいらっしゃる…!?)
グエン「私は彼女と直接交渉をするつもりだ。だが、立場を対等にするため彼女達にホワイトドールを見せておきたい」
ロラン(もしかして…ディアナ様に会える…!?)(でも…そうなったら、僕がムーンレィスだとみんなにバレてしまう…)
グエン「ローラ…どうした?」
ロラン「い、いえ…」
〔走る足音〕
ミリシャ兵「グエン様! ムーンレィスの機械人形がこちらに向かっています!」
グエン「!?」
ソシエ「ムーンレィスが!?」
グエン「こちらに気づいたのか…? ミハエル大差を呼べ!」
ミリシャ兵「は、はい!」
メシェー「あたし、出撃するわ!」
ソシエ「あたしも!」
ロラン「い、いけません、お嬢さん!」
グエン「ローラはホワイトドールに! ここの発掘現場を攻撃されるわけにはいかん!」
ロラン(……!)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ディアナ降臨」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ポゥ「フィル少佐、昨日の夜、謎のモビルスーツの反応が見られたのはこの辺りです」
フィル「うむ…」(あのデータは明らかに我がディアナ・カウンターのものではなかった)(ディアナ様は穏便にとおっしゃるが、地球は広いということか)「ポゥ中尉、我がディアナ・カウンターの旗艦ソレイユが間もなく降下してくる。それまでに機能の機械人形を捕獲するぞ」
ポゥ「はっ!」「よし…各機へ! 怪しいと思われる所にミサイルを撃て!」
〔マップ端へ砲撃〕
ミハエル「ムーンレィスの奴ら、見当違いの所を攻撃しているな…」
グエン「このマウンテンサイクルが目標ではないというのか…?」
シド「もしや、昨日の夜の機械人形を見つけたのか…」
グエン「………」
〔味方ユニット出現〕
ポゥ「出たな! あれがイノセントの秘密兵器かどうか調査する必要がある。連中を捕獲しろ」「抵抗するようなら攻撃を加えても構わん!」
フィル「ほう、あれが昨日の…。ディアナ・カウンターにはないタイプのモビルスーツだな。ならばイノセントか…?」
モンシア「チッ、見つかっちまった!」
キース「こっちを狙ってますよ!!」
モンシア「仕方ねえ…反撃するぞ!」
ミハエル「あれが…ホワイトドールとは別の機械人形か!」
シド「昨日の夜はよく見えんかったが…ホワイトドールの倍ぐらいの大きさの奴もいるのか…!」
グエン(…彼らと接触するチャンスかも知れないな)
ロラン「お嬢さん、ここは危険です。早く坑道の中に…」「お嬢さん、どこ行ったんです?」
〔味方ユニット出現〕
シド「あの嬢ちゃん達…いつの間に!?」
ロラン「お嬢さん、やめて下さい! 戦闘なんて無茶ですよ!!」
ソシエ「言ったでしょ! あたしはお父様の仇を討つの!」
ロラン「ですから!」
ソシエ(…あの…優しかったお父様の仇を……)
ロラン「ソ、ソシエお嬢さん…」
ポゥ「何だ、あのハリボテは…? 昨日の夜にはいなかったはず…」
フィル「蛮族どもめ…モビルスーツを発掘でもしているのか?」
ポゥ「昨晩、ヒゲのモビルスーツはあの周辺から現れました」
フィル「数も気になるが機能も気になる。よし、我々は調査に向かうぞ」
シド「こちらに気づかれたか!? このマウンテンサイクルを連中に見つかるわけにはいかん!」
ソシエ「………」「メシェー、敵の大型2本足が接近してる!」「シドじいさんがここを見られたくないって! 敵の目をそらさなきゃ!」
メシェー「このカプル…ジョゼフさんは頑丈だって言ってるけど、直接にロケット弾なんか受けちゃダメよ!」
ソシエ「マウンテンサイクルとビシニティの街に寄せつけなきゃいいんでしょ!」
ロラン「僕もホワイトドールで出ます!」
シド「ちょっと待ってくれ。今、ジョゼフにホワイトドール用の武器を用意させておる」
ロラン「ホワイトドールの武器!? ビーム…い、いや、ライフルは昨日ので溶けてしまったのに…」
シド「どうやら他にも埋まっておったようなんじゃ。今、ジョゼフ達が掘り出しておる!」
ロラン「………」
コウ「キース、あの緑色のモビルスーツは確か、ネオ・ジオン軍の…」
キース「ああ…こっちのデータと多くの部分で一致した。多分、水陸両用のカプールだよ。けど、機体の色や大きさが違う…」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

シド「ようし、ロラン! 武器の用意が出来たぞ!」
〔味方ユニット出現〕
ロラン「何です、これ?」
ジョゼフ「チェーンハンマー型の武器みたいだな」
ロラン「何でこんなものが…?」
シド「今すぐ使えるのはこいつぐらいしかなかったんじゃ」
ロラン「こ、こんなの…冗談でしょ!?」
グエン「ローラ、ソシエ嬢達とあの機械人形を助けてやってくれないか」
ロラン「…わ、わかりました。何とかやってみます」
※※まだフィル&ポゥ健在の場合、セリフ追加※※
ポゥ「出たな、白ヒゲ!」
フィル「ポゥ、あれも捕獲するぞ! あいつはまだ完全な状態じゃない!」


<3EP>
ポゥ「こ、この反応は…?」
フィル「どうした?」
ポゥ「上空からソレイユの反応が近づいてきます!」
フィル「まさか…ディアナ様が直接ここへ降りて来られるというのか!?」

<コウvsフィル>
コウ「このモビルスーツ…どう見ても宇宙艦隊戦用だぞ!?」
フィル「モビルスーツでの戦いに慣れている…こいつらは一体何者なんだ!?」

<コウvsポゥ>
ポゥ「機械人形をそこまで操れるとは…お前達はイノセントなのか!?」
コウ「イノセント!?」

<モンシアvsポゥ>
モンシア「図体のでかさだけでモビルスーツ戦の勝敗が決まると思うなよ!」
ポゥ「モビルスーツという言葉を知っている…? ならば、貴様はムーンレィスか!?」
モンシア「ムーンレィス!? 何言ってやがる、俺はれっきとした地球生まれの地球育ちよ!」

<ロランvsフィル>
フィル「いかにも蛮族がやりそうなことをっ!!
ロラン「お嬢さんたちにっ!!

<ロランvsポゥ>
ロラン「地球は戦争をする所じゃないでしょうっ!
ポゥ「ヒゲがっ!!

<ソシエvsフィル>
ソシエ「あんた達さえ来なければ、お父様は…」
フィル「そんなハリボテでこのウォドムと戦うつもりか!?」

<ソシエvsポゥ>
ソシエ「お父様の仇ぃーっ!!」
ポゥ「ボールがチョロチョロするんじゃない!」

<洸vsフィル>
フィル「この機体は明らかにモビルスーツではない! ならば、イノセントの秘密兵器なのか!?」
洸「イノセントだって!?」

<洸vsポゥ>
洸「モビルスーツで地球を制圧する気なのか、こいつらは!?」
ポゥ「こいつ…やはりモビルスーツなんかじゃない!」

<フィル撃破>
フィル「ええい! ここは後退する!」

<ポゥ撃破>
ポゥ「わ、私が落とされるなんて…!」

<敵全滅or6PP・勝利条件達成>
〔敵ユニット出現〕
ハリー「ハッハッハッハ! 地球の雨とは、温かいものだな…! 緑の地球…我らが故郷か
コウ「金色のモビルスーツ…?」
キース「だけど、百式じゃない…」
モンシア「何だ、この反応は…! 上空から戦艦クラスが何隻も降りて来やがる…」
ハリー「両軍とも兵を退け! 月の女王、ディアナ=ソレル陛下が間もなくここへ降りて来られる!」
ロラン「えっ…ディ、ディアナ様が!?」
ソシエ「何で敵の大将に様なんかつけるのよ!?」
ロラン「す、すみません…」
ミハエル「敵の総大将が来るならちょうどいい…隙を見て捕まえれば、連中がどんな強力な兵器を持っていても使えなくなる」
グエン「そう焦るな、ミハエル大佐。この場は戦力差がありすぎる」
ミハエル「………」
グエン「それよりも、女王陛下自らこの場を収めに来たということは…こちらと交渉をする気があると見える」
ミハエル「御曹司、そんな悠長なことは言っていられませんぞ」
グエン「戦争には駆け引きも必要なのだ。ローラやソシエ嬢達に戦闘中止命令を出せ」
ハリー「…丸腰で出迎えというわけか…小賢しいな。……いらっしゃった
〔敵ユニット出現〕
〔カーソル、ディアナを指定〕

ロラン「ソレイユだ…! ディアナ=ソレル様は真っ先にいらして下さった!
グエン「本当に凄いものだな。だが、こちらにはローラがいる…やられっぱなしになどなるものか」
ミハエル「………」
グエン「行くぞ、大佐。月の女王であり、ディアナ・カウンターの総大将をこの目で見ようではないか」
ロラン(あのブリッジにディアナ様がいらっしゃる…最大望遠なら…!)
ディアナ「………」
ロラン「ディアナ様…本物だ……! あれに乗っていらっしゃる!
ディアナ「ディアナ=ソレルです。グエン=サード=ライフォード殿でありましょうか?
グエン「は……はい。ディ、ディアナ=ソレル閣下で?
ディアナ「よしなに
グエン「はい…」(………)(…これは驚きだな…)(ディアナ=ソレルはキエル=ハイム嬢と似ている。まるで双子の姉妹のようだ……)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 ビシニティ

グエン「ディアナ・カウンターにおわかり頂きたいのは…」「無線で交渉していた2年余りはなかったことにして頂きたいということなのです」
ミラン(………)
ハリー「月に住むムーンレィスを人類として認識していなかったということですか?」
グエン「我々はムーンレィスほどの学問も知識もなかったと申しておるのです」
ミラン「その割には機械人形の運用に成功しているようだが…」
グエン「ここまで顕著な技術の差があれば、我々にも自衛の手段は必要でありましょう」
ミラン(………)
グエン「交渉はあくまでも対等な立場で進めさせて頂きたい」
ハリー「私は平和主義者ではないぞ」
グエン「しかし、交渉は続けたい」
ハリー「蛮族には蛮族のやり方に合わせろと?
グエン「残念ながら…そういう言い方を認めざるを得ませんな
ハリー(………)
グエン(………)
ハリー「では、ディアナ様との交渉は3日後…場所はボストニア城でよいのだな?」
ミラン「ハリー中尉!」
ハリー「ミラン執政官、こちらにも情報をまとめ、態勢を整える時間が必要です」「…我々の敵は彼らだけではないのですから」
ミラン「…そうだな…」
グエン(敵…?)
ハリー「では、グエン卿…ディアナ様とのご面会は3日後に」

〔戦艦の発進音〕
ミハエル「御曹司…彼らの好きにやらせておいていいのですか?」
グエン「まともにやり合って彼らムーンレィスに勝てる見込みはないさ」「それより今は少しでも時間を稼ぎ、こちらの戦力を整えたい」
ミハエル(………)
グエン「あの機械人形に乗っていた者達はどうしている? 彼らと会って交渉したいのだが」
ミハエル「…彼らはムーンレィスではないのですか?」
グエン(………)「海の向こうにあるガリア大陸でも機械人形の発掘に成功したという噂を聞いているが…」「それは本当かも知れないな」
ミハエル「では、彼らはガリア大陸の人間だと…?」
グエン「あるいは…昔、この大陸を支配していたというイノセントの末裔かも知れん」「だが、いずれにせよ今の我々にとって貴重な存在であることに間違いはない」
ミハエル(………)
グエン「すまないが、彼らの所へ案内してくれ」

グエン「…だいたいの事情は理解できた。君達がムーンレィスではないということも信じよう」
モンシア(………)
コウ(中尉、自分達が過去から来たことを説明しなくてもいいんですか?)
モンシア「何言ってんだ。そんなこと、この連中が理解できるわきゃないだろうが)
グエン「何か?」
モンシア「いや、何でもねえよ」
グエン「では、君達と交渉がしたい」
洸「交渉?」
グエン「君達が捜しているという仲間…彼らの情報を我々の方でも集めよう。他に食料や生活物資などの支給もする」
モンシア「その代わりに何をしろってんだい?」
グエン「我がミリシャのパイロットに機械人形の運転方法を教えてやって欲しい」
コウ「モビルスーツの操縦を?」
グエン「私はムーンレィスと戦争をやるつもりはないが…」「このサンベルト地帯をよこせという一方的な要求を受け入れるつもりもない」
コウ(………)
グエン「この地は我が父祖達が開拓したものだ。それをムーンレィスに譲渡する道理はない」「そして…彼らが武力を押し立てて来た時には、我々も対抗せざるを得ないのだ」
モンシア「要は用心棒をやれってことか。いいだろう。その話、受けるぜ」
グエン「…すまない」
コウ「いいんですか、中尉?」
モンシア「どっちにしたってこの世界の情報は必要なんだ。俺達だけで行動するのも限度がある」「それに…あのムーンレィスって連中のやり方もティターンズ並に気に入らねえしな」
洸「それは…言えてるな」
コウ(………)(自分達の介入が…余計な混乱を招かなければいいんだが…)

現在位置 ノックス郊外」

フィル「これでは話が違う!」
ミラン(………)
フィル「サンベルト一帯に住む人間は文化レベルが最も安定しており…非好戦的ではなかったのか?」
ハリー(………)
フィル「それがどうだ! おもちゃのような軍隊で我が軍に反抗する、機械人形は持ち出す…」「あれではガリア大陸に住むシビリアンという種族と同じではないか!」
ミラン「サンベルトについての情報はかなり古い物だ…多少の食い違いはある」
フィル「それを是正するために前もってムーンレィスを地球に送り込んでいたのではないのか?」
ミラン「彼らは地球の環境適応反応テストの対象者だ。スパイの類ではない」
フィル(………)「我々の敵は古くから地球を支配するイノセントのはずだ」
ハリー(………)
フィル「奴らとの戦闘を極力避けるため、このサンベルト地帯へ降下したというのに…」「これではイノセントどころか、地球に住む人間全てが我がディアナ・カウンターの敵となるぞ!」
ミラン(………)
ハリー「…我々が降下したからこそ、ホワイトドールのような機械人形が動き出したとも考えられる」
フィル「ならば、なおさら今のようなやり方では…!」
ディアナ「もうよいではありませんか」
フィル(………)
ミラン(………)
ディアナ「3日後の会見まで、全ての戦闘行為は禁止します」
フィル「!」
ディアナ「我々はこの地球へ戦争をしに来たのではないのです」
フィル「お言葉ですが、女王陛下…!」
ディアナ「では、モビルスーツが発掘されそうな山の調査は認めます。それでよろしいですね?」
フィル「……はっ」
ミラン「地球が力を持てば交渉どころではなくなりますからな」
ディアナ「戦争はいけません…パーティを催しましょう」
ミラン「は?」
ディアナ「お互いに理解を深めれば、むやみに争いも起きなくなりましょう…」
ミラン「…承知致しました」
ディアナ「それからミラン執政官…イノセントのアーサー=ランクとのコンタクトを急いで下さい」
ミラン「イノセントの長…ですな?」
ディアナ「そうです。私と彼が出会えば、月と地球との戦争を回避することが出来るのですから…」
【シナリオエンドデモ終了】


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