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No.18B
機械の獣たち

【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現済み〕
トーレス「ブライト艦長、偵察機が戻って来ました」
ブライト「よし、収容準備を」
トーレス「了解です」
〔味方ユニット出現〕
トーレス「三機だけ…?」
ブライト「………」
サエグサ「まさか…あいつ、迷ったのか?」
トーレス「だから言わんこっちゃない…」
サエグサ「でも、移動力が高いサイバスターは遠方の偵察に向いてるからなあ」
トーレス「帰って来れなきゃ意味ないよ」
アストナージ「ギャリソンさんがマサキに渡したナビゲーションシステムを改造して…」「最悪の場合は自動でアーガマへ帰還できるようにしておいたんだが…」
サエグサ「そ、そこまでしてもらって迷ったのか、マサキは…」
ブライト「やはり、彼を偵察に出したのは間違っていたか…」
弁慶「よう、リョウ。そっちは何か見つかったか?」
竜馬「街はいくつか発見したが、プリベンターのメンバーはな…」
神宮寺「こっちは例のロボットと陸上戦艦を見かけたぜ」
竜馬「やはり、北を目指していたのか?」
神宮寺「ああ。北に何かあると見て間違いねえな…とにかく、アーガマに着艦しようぜ」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ開始】

現在位置 サンベルト地帯

ブライト「では、報告を頼む」
竜馬「この付近と同じような街を発見しましたが、プリベンターの機体は確認できませんでした」
神宮寺「こっちはこないだからウロチョロしているロボットと陸上戦艦を見つけたぜ」
弁慶「俺の方は何にも見つかりませんでした」
ブライト「そうか…」
アムロ「ここ数日の偵察結果と同じか」
クワトロ「となると、やはり気になるのは昨晩に大気圏外から飛来した戦艦らしき物体だな」
アムロ「甲児とエマ中尉、ノインは近くの街へ情報収集に行っていたんだろう? 何かわかったことはあったか?」
甲児「…月に住んでた連中が襲って来たって大騒ぎになってましたよ」
ゼクス「月、だと…?」
エマ「それから…信じられないことですが、南方にある山の中からモビルスーツらしき物が発掘されているそうです」
ブライト「何だと…?」
猿丸「は、発掘…!?」
エリ「遺跡の中からモビルスーツが出土したんですか?」
ノイン「ええ。街で発行されていた新聞に写真が載っていました。…これです」
アストナージ「どれどれ…」
竜馬「! こ、これって…」
アムロ「ザクじゃないか…それに…」
クワトロ「…ネオ・ジオン軍の水陸両用モビルスーツ、カプールだ」
ゼクス「こんな物が発掘されているだと…?」
バニング(………)「これでクワトロ大尉の仮設…この世界は我々の時代の未来だということが真実になったか…」
アムロ「ああ…」
竜馬「未来世界…か。この荒廃した世界が俺達の未来だっていうのか…」
隼人(………)
エマ「それから、もう一つ気になることがあります」
ブライト「何だ?」
エマ「こっちの写真を見て下さい」
アストナージ「ホワイトドールという見出しが付いている記事か?」
アムロ「ガンダム…? いや、それにしては頭部の形状が違う」
クワトロ「…少なくとも、新西暦の機体ではないな」
エマ「それも気になるんですが…後ろに写っているシルエットをよく見て下さい」
アストナージ「後ろ…?」
神宮寺「おい、これは…」
甲児「ライディーンに似てるだろ、それ」
猿丸「ええ、これはライディーンです。写真の構図から判断すると一緒に戦っているようにも見えますね」
甲児「そういうこと。これで洸のいる場所はハッキリしたぜ。早速、あーがまで迎えに行ってやらねえと…」
ブライト(………)
クワトロ(………)
甲児「どうしたんです? 俺、何かマズいこと言ったかな…?」
クワトロ(………)「…我々はこの未来世界にとってイレギュラー的な存在だ。不必要な行動は避けたいところだ」
甲児「な…! 仲間を助けに行っちゃダメだって言うんですか!?」
クワトロ「玄田泣きで我々が得ているこの世界の情報は少ない」「目立つアーガマでうかつな行動は取れんのだ」
甲児「け、けど! さやかさんや鉄也さん、ムサシ達の行方だってまだわかってないんだ!」
竜馬(………)
甲児「そんな時にようやく洸達が見つかったっていうのに…!」
クワトロ「何も助けに行かないというわけではない。先に調査が必要だ」
甲児「でも、もし洸達に何かあったら…」
アムロ「甲児、気持ちはわかるが…この世界では何らかの戦いが起きようとしている」「もし、それに俺達が巻込まれれば、状況をより悪化させることになりかねない」
甲児「だからって、それが洸達を見捨てる理由になるんですか!?」
竜馬「甲児君…」
甲児「昔のロンド・ベル隊じゃ、そんな決断はしなかったぜ」「プリベンターになってからみんな冷たくなったんじゃねえのか!?」
隼人「…相変わらずの単細胞だな。事態はそう甘くはないぜ」
甲児「どういう意味だ、ハヤト!?」
隼人「フッ…お前は何もわかっちゃいねえんだな…」
甲児「だったら、説明してみろよ!」
隼人「いいか…? 俺達の行動はな、思いがけないところに思いがけない結果を生み出すんだ」
甲児「何っ…」
隼人「例えばバルマー戦役の最終作戦…あれのおかげで地球圏は衝撃波の被害を受けることになった」
甲児「あ、あの時は…そうするしか…」
隼人「だが、あの時の俺達の行動がその後の事態の引き金になったのは事実だ」
甲児(………)
隼人「だからこそ、状況が見えない時には慎重な行動を取る。クワトロ大尉は間違っちゃいねえよ」
甲児(………)
隼人「それがわからねえ奴はこれからの戦いに参加する資格はねえぜ」
弁慶「お、おい、ハヤト…」
甲児「ハヤト、てめえ…黙って聞いてりゃ好き放題言いやがって!」
竜馬「そうだ。言い過ぎだぞ、ハヤト」
ハヤト「リョウ、甲児…真・ゲッターとマジンカイザーが何故、封印されなければならなかったのか…もう一度考えてみろよ」
竜馬「ハヤト…!」
ブライト「そこまでだ、お前達。それ以上続けるなら、反省室へ行ってもらうぞ」
竜馬「す、すみません…」
隼人「フッ…」
甲児(………)
ブライト「ともかく、情報がそろうまでアーガマはしばらくここに止まる」
サエグサ「了解です」
ブライト「猿丸君と安西博士は引き続き周辺の調査をお願いします」
エリ「はい」
ブライト「それから、バニング大尉とクワトロ大尉は新たな偵察部隊の編成を頼む」
クワトロ「ライディーンの調査だな。では、今度は私が行こう」
アストナージ「大尉、百式改のオーバーホールが間もなく終了します。次からはあれを使って下さい」
クワトロ「了解した。では、作戦の終了を待とう」

竜馬「おい、待てよ、ハヤト!」
隼人「何だ、リョウ…?」
竜馬「どうしたんだ、ハヤト? 何かあったのか?」
隼人(………)「リョウさんよ…お前も俺達のいる状況がつかめてないのなら、下手にリーダー面はしてもらいたくねえな…」
竜馬「何だと…? お前は洸君やムサシ達が心配じゃないとでも言うのか」
隼人(………)「フッ…お人好しもほどほどにしないとお前や甲児みたいな奴はこの世界じゃ生きていけねえぜ」
〔歩き去る足音〕
竜馬(………)
エマ「…ハヤトはあなた達のことを心配しているのよ。ああ見えてもね」
竜馬「エマさん…」
エマ「それに…ここは新西暦の時代じゃないもの。彼はいつも以上に慎重な対応が必要だと言っているのよ」
竜馬(………)「…わかってますよ。奴との付き合いは長いですからね。でも、甲児君の言うこともわかるんです」
エマ(………)
竜馬「俺達の力が世界のばらんすのを乱すということは十分認識しているけど…」「昔の俺達はそんな理由で仲間の救助をためらうことはなかった」
エマ(………)
竜馬「世界と仲間の両方を守ってこそロンド・ベル隊だと言えませんか、エマさん…?」
エマ「でも、今の私達はプリベンター…状況も色々と変わったし、前と同じようにはいかないわ」
竜馬(………)
エマ「もちろん、仲間の人達を見捨てるわけじゃないけれど…慎重な判断と行動は必要よ」「私達の戦力は使い方を間違えれば大変な結果を生み出しかねないもの…」
竜馬(………)
エマ「だから、あなたも真・ゲッターロボの封印に同意したんでしょう?」
竜馬「…ええ…そうです」「真・ゲッターやマジンカイザーは今の俺達にとって手に余る代物です」「もし、あれらが制御できなくなったらいったい何が起きるか…」

甲児「お~い…カツ、ファ。見張り番交代だぜ」
カツ「どうしたんです? 不機嫌そうな顔しちゃって…」「ひょっとして、パイロットが見張り番をやらなきゃならないことに腹を立ててるんですか?」
甲児「…そんなこたぁねえよ」
ファ「どうせハヤト君か神宮寺君あたりとケンカしたんでしょ?」
甲児「な、何でわかるんだ?」
ファ「甲児君はカミーユと一緒で考えてることが顔に出やすいもの」
甲児「そうかなあ…」
カツ「そうですよ」
ファ「早く仲直りした方がいいんじゃない?」
甲児(………)
ファ「何でケンカしたか知らないけど、こんな時だからこそチームワークが必要だと思うわ」
甲児(………)(状況が見えない時は慎重な行動を取れか…確かにこんな世界じゃ何が起きるかわからねえからなあ…)「あ、ところで…マサキの奴、帰って来たか?」
ファ「ううん、まだよ」
甲児「こりゃいよいよ本格的に捜索隊を出さなきゃならねえなあ」
カツ「!」
甲児「どうした、カツ?」
カツ「甲児さん、向こうの森で何か動きましたよ」
甲児「何…どれどれ」
カツ「…モビルスーツ…? いや、違う!」
甲児「お、おい! あのシルエット…ありゃまさか!」

〔警報〕
トーレス「艦長! アーガマ近辺に機動兵器らしき反応多数!」
ブライト「モビルスーツか!?」
トーレス「い、いえ…違います! これは…!!」
ブライト「総員第1種戦闘配置につけ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「機械の獣たち」


【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

甲児「ま、間違いねえ、ありゃ機械獣だ!」
竜馬「こんな未来世界にも機械獣がいるなんて…!」
弁慶「オ、オバケか何かじゃねえだろうな…」
隼人「フッ…懐かしい相手に巡り会った気分だぜ」
弁慶「懐かしいって…オイ」
アムロ「ザクやカプールが土の中から発掘されているような時代だ。機械獣が出て来ても不思議ではないが…」
甲児「で、でも、あいつら…化石とかじゃなく、ちゃんと動いてるぜ。まるで最近造られたみたいに!」
クワトロ「何者かによって操作されているか、機械獣のプラントか何かが残っていたと考えるのが妥当だろうな」
甲児(機械獣のプラント…未来へ飛ばされる前に見た恐竜帝国のプラントみたいなモンか…)
ブライト「いずれにせよ、機械獣を見逃すわけにもいくまい。各員、攻撃を開始せよ!」
<戦闘開始>

<1EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
甲児「また出やがった!!」
ゼクス「機械獣はあの洞窟の中から出て来ているのか…?」
〔カーソル、プラントを指定〕
猿丸「ブライトさん、あの山の中に人工建造物らしき反応があります!」
ブライト「やはり、機械獣のプラントが地下に存在しているのか!?」
竜馬「まさか、誰かの手によって意図的に造り出されているのか?」
甲児「この時代の連中があんなの造って何しようってんだよ? 人間が乗って操縦するもんじゃねえんだぞ」
竜馬「………」
弁慶「なあ、リョウ。気のせいかも知れねえけど、あいつら、様子が変じゃねえか?」
竜馬「…確かにな」
甲児「チッ…いったい何がどうなってんだ!?」

<2PP>
弁慶「どうしたんだ…さっき出てきた機械獣の奴、あそこから動かねえぜ」
隼人「地下にあるプラントを防衛しているんじゃないのか?」
猿丸「おそらく、僕達に反応してプラント内では機械獣の出撃準備が次々と進んでいるんじゃないでしょうか」
バニング「放っておけば、敵機が次々に出てくる可能性が高いというわけか」
アムロ「ブライト、どうする?」
ブライト「…プラントに関してはもうしばらく様子を見る。各機は機械獣の撃破に専念してくれ」

<2EP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
トーレス「新たな敵を確認!」
ブライト(このまま敵の数が増えて行けば、いずれはこちらが不利になるか…)

<3PP・味方援軍1出現>
トーレス「ブライト艦長! この空域に接近する物体を感知しました!」
ブライト「敵の増援か!?」
トーレス「い、いえ、違います! こちらのデータベースと照合する機体あり!」
ブライト「何!? では…」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃ユニット選択〉
甲児「な、何だ、ありゃ!?」
神宮寺「この辺りをうろついてる陸上戦艦と似てるな」
エルチ「空を飛ぶ戦艦…もしかして、ムーンレィスなの!?」
健一「いや、あれは俺達の母艦のアーガマだ」
一平「ドンパチをやってる連中がいるから、もしやと思って来たのが正解だったな」
ボス「兜ーっ! 俺だ、俺! 会いたかったぜーっ!」
甲児「ボ、ボス! その声はボスじゃねえか!!」
モンシア「バニング大尉!」
バニング「モンシア! それに、ウラキとキースも…無事だったのか、お前達!?」
キース「や、やっとアーガマを見つけられましたよ…」
ソシエ「ロラン、あの山にいる機械は何なの?」
ロラン「さ、さあ…あれ、機械人形じゃありませんよね…?」
メシェー「人形っていうより、獣だよね」
鉄也「あれは機械獣じゃないか。何で奴らがこんな所にいるんだ?」
甲児「鉄也さん、あいつら土の中から出て来たんだ」
鉄也「!」
コウ「土の中からって…まさか、ここにあるマウンテンサイクルから!?」
甲児「しかも、俺達の時代にいた奴よりびっとばかし手強くなってやがる。気をつけてくれよ!」
鉄也「…機械獣ごときに手こずってるようじゃ先が思いやられるぜ」
甲児「!」「鉄也さん、そりゃどういう意味だ!?」
ジュン「二人とも、ケンカをしてる場合じゃないわよ!」
アムロ「ブライト、彼らに協力してもらって機械獣のプラントを抑えた方がいい」
ブライト「よし、各機へ。プラントの入り口と思われるポイントを制圧するんだ」
〔カーソル、プラントを指定〕
ブライト「いいな、目標地点はここだ」
ラグ「何、あたし達も手伝うのかい?」
ロラン「あの機械の獣たちを放っておけば、街にも被害が出ます。何もしないわけにはきませんよ」
ジロン「そうだな。それに、あんな機械はさすがにバザーでも売れないもんな」
シド「出来れば、プラントはなるべく壊さないようにしてくれ」
ジロン「シドじいさん、そりゃ無理ってもんだよ。向こうはこっちを攻撃して来てんだよ?」
シド「あの山は普通のマウンテンサイクルじゃない。調べてみる必要がある。ロストマウンテンではないと思うが…」
ジロン「ロストマウンテン?」
シド「ワシら山師にとって禁断の土地じゃ。そこにはマウンテンサイクル以上に黒歴史の秘密が隠されているという…」
ジロン「………」

≪熟練度10以上≫
<3EP・敵増援3出現>
≪熟練度9以下≫
<4EP・敵増援3出現>

〔敵ユニット出現〕

<敵全滅or味方がプラントへ到達・勝利条件達成>
※※敵全滅の場合のセリフ※※
トーレス「敵機、全滅しました!」
※※味方がプラントへ到達の場合のセリフ※※
トーレス「味方機、プラント入口の制圧に成功しました!」

ブライト「よし、そのまま内部へ侵入し、プラントの活動を停止させろ」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 サンベルト地帯

アムロ「イノセントとムーンレィスか…」
健一「ええ…彼らによって、この世界で戦争が起きようとしています」
アムロ「恐れていたとおりになったな」
ゼクス「ああ。我々はこの世界の戦いに巻き込まれてしまった」
ロラン「でも、ムーンレィスの女王、ディアナ=ソレル様はこの戦いに反対なさっているのです」
キエル(…ロラン=セアック……)
グエン「しかし、話し合いによる平和的な解決は絶望的になってました」
ロラン「グエン様、そんなことは…」
グエン「イノセントと呼ばれる人々はムーンレィスと戦うつもりだ。遅かれ早かれ、我々はそれに巻き込まれるだろう」
キエル(………)
グエン「ローラ、キエル嬢…ノックスが彼らの手によって崩壊した事実を忘れないでくれ」「…我々は力を手にしなければ、自分達の土地すら守れないのだ」
ロラン(………)
ブライト「それで、君は我々に何をしろというのかね?」
グエン「あなた方の力を貸して頂きたいのです」
ブライト(………)
アムロ「俺達にムーンレィスと戦えと?」
グエン「ムーンレィスは侵略者であり…我々はその被害者だということはあなた方もご存じのはずです」
キエル(………)
クワトロ「だが、我々は戦うためにここへ来たのではない。この世界への干渉は極力避けたいのだ」
グエン「戦う理由がない…とおっしゃられるのですな?」
クワトロ「そういうことになる」
健一(………)(本当にそれでいいんだろうか…)(俺達がこの時代へ来たことには何か意味や理由があるんじゃないのか…)
リリ「でも、戦う理由がないというのはおかしいですわね」
ゼクス「どういう意味です?」
リリ「あなた方は土の中から出てきたあの機械の怪物をご存じの様子。しかも、ご自分から戦っていらした」
ゼクス(………)
リリ「あんなものが他の場所に現れて街を襲っても…あなた方は同じことをおっしゃいますの?」
ゼクス(………)

神宮寺「大先生、どうだった? 洞窟の中は…」
猿丸「…経年劣化のせいで、プラントとしての機能はほとんど果たしていなかったようです」
エリ「保管してあった機械獣が自動で動き出しただけのようね」
コウ「自動で動き出したって…」
猿丸「僕達に反応したのか、それとも甲児さんのマジンガーZに反応したかはわかりませんが…」
コウ(………)
一平「連邦軍のモビルスーツの工場ならいざ知らず…」「俺達がさんざん倒してた機械獣のプラントが、こんな所に堂々と残ってるなんて変じゃねえか?」
猿丸「そうですね…恐竜帝国のプラントは地下深くにありましたし…」
エリ「Dr.ヘルも各地の拠点は主に地下に造っていたわね」
コウ「お詳しいですね、博士」
エリ「私は彼らに捕まって、龍虎王の解析をさせられていたことがあるから…」「少なくとも、彼らはこんな目立つ所に拠点を持っていなかったと思うわ」
神宮寺「じゃあ、Dr.ヘル以外の誰かが造ったプラントの可能性もあるってことか?」
猿丸「ええ。地下勢力のいずれかだとは思いますが…」「ひょっとしたら、僕達の時代からかなり後に造られたものかも知れません…」
神宮寺「造られてから何年ぐらい経っているかわからねえのか?」
猿丸「詳しいことは不明ですが、最低でも千年単位の時間は経っていると思います」
コウ「千年単位…!」
神宮寺「確かにそれぐらいの時間が経ってりゃ、世界がここまで変わってるのも納得できるってモンだぜ」
一平(………)「前から疑問に思ってたんだが、どうして俺達の時代のメカが千年先の未来でちゃんと動いてんだ?」
猿丸「それは僕も気になっていたことです」「ヒントは機械獣やモビルスーツを覆っていた土にあると思いますが…これからシドさん達と一緒に調べてみますよ」
神宮寺「任せたぜ、大先生」

ボス「じゃ、じゃあ…さやかはまだ行方不明なのかよ!?」
甲児「ああ…それにムサシもな…」
ボス「そ、そんな…」
ジュン(………)
ファ「大丈夫よ、甲児君。他のみんなだって次々見つかってるんだもの…さやかやムサシだってきっと…」
甲児「ああ…」(………)「ところでさ、ジュン…鉄也さんに何かあったのか?」
ジュン「!」
甲児「どうも最近、俺に対する鉄也さんの態度が変なんだ。それが気になってさ」
ジュン「そ、そうかしら…?」
ボス「言われてみりゃ、そうだわさ。元々愛想のいい奴じゃないけど、ここ最近は特に…」
ファ「何てこというのよ、ボス。確かに彼は厳しいところもあるけど…仲間想いのいい人じゃない」
ジュン(………)
甲児「俺…一度、鉄也さんと話をしてみようかな…」
ジュン「たぶん、何でもないと思うわ。鉄也にはあたしが話をしてみるから」
甲児「そうかい…?」

ジュン「鉄也…」
鉄也「ジュンか…何の用だ?」
ジュン「甲児君があなたのことを気にしてたわ。最近、様子が変だって…」
鉄也「変…? フッ、確かにそうかも知れんな」
ジュン「あなた、まさか…」
鉄也「ああ、そうさ…。俺は心のどこかで兜甲児を憎んでいるのかも知れない…」
ジュン「そんな…私達は仲間じゃない…」
鉄也「兜甲児と俺とは根っから違うんだよ。何といっても所長と俺は血のつながらない赤の他人だからな」
ジュン「鉄也…それは違うわ!」
鉄也「俺だって血の通った人間だぜ。感情だってあるんだ」「所長にかばわれて、ぬくぬくと暮らしている兜甲児のおぼっちゃんぶりが気に入らなかったのは確かだ」
ジュン「て、鉄也…」
鉄也「バルマー戦役でロンド・ベルの連中がマクロスで冥王星に行っていた時…」「極東地区や南アタリア島を守っていたのは俺とお前だ」
ジュン(………)
鉄也「戦闘のプロとして育てられた俺達のやり方で、何とか任務を果たすことは出来たが…」「所長の命令でロンド・ベル隊に組み込まれてからとうものの…あいつらの甘いやり方に振り回され…」「結果的にはゴーゴン大公や暗黒大将軍を取り逃がした」
ジュン(………)
鉄也「このまま連中のやり方がまかり通ったら、俺達が命をかけてやってた意味がなくなっちまう…!」
ジュン(………)
鉄也「仲間を守るのをいいが、それ以前に守らなきゃならないものが俺達にはあるんだ」「非情に徹しきれない今のプリベンターじゃ、これからの事態に対処できないぜ」
ジュン(………)
鉄也「それに…兵器として所長に育てられた俺達がこれからも必要とされるには…」「あの兜甲児に勝つしかないだろう?」
ジュン「鉄也…それは違うわ。それは違う…!」
鉄也(………)(……………)「…すまん、ジュン。何を言ってるんだろうな、俺。どうかしてるぜ…」
ジュン(………)
鉄也「…この話は甲児君にはしないでくれ」
ジュン(………)
鉄也(………)「なあ、ジュン。俺は機械獣の復活を…地下勢力の復活を心の中では喜んでいるのかも知れない…」「何故なら、あいつらを…敵を倒すことが俺達の生きる目的だからな…
ジュン(鉄也………)
【シナリオエンドデモ終了】


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