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No.22
謎のランドシップ

【シナリオデモ1開始】
現在位置 キングスレーの谷

ジュドー「よ、おはよ!」
ちずる「おはよう、ジュドー…早いわね」
ジュドー「最近、朝メシが楽しみでさ。ついつい早起きしちゃうんだよね」
ちずる「…現金ねえ」
ジュドー「だって、あのパンうまいからなあ。早めに食堂へ行かないと焼きたてが食えないもんね」
メシェー「ロランの友達のキースって子が焼いてるパンでしょ。あたしも好きだな」
ガロード(………)
ちずる「ガロード、どうしたの? パンを二つも持って…」
ガロード「あ…こ、これは…」
メシェー「わかった。ティファの所へ持って行くんでしょ?」
ロード「え? ま、まあ…そうだけど」
ジュドー「相変わらず健気だねえ」
ちずる「あら、女の子ってそういうことしてもらったらすっごく嬉しいんだから」
ジュドー「俺だったら、自分の分の朝メシは自分で取りに行くね」
メシェー「それって量を多くしてもらうためでしょ」
ジュドー「当たり前じゃん」
ちずる「…女心がわかってないのね」
ジュドー「?」
ロアビィ「よう、ガロード。ティファは例の件について何か教えてくれたかい?」
ガロード「…これからだよ。悪いか?」
ロアビィ「なに怒ってんだ? さてはあの子とケンカでもしたか」
トニヤ「その話、興味あるわね」
ガロード「な…何だよ」
ロアビィ「…ホント、こういう話になるとどっからでも出てくるね、あんた」
トニヤ「うっさいわね。それで、どうなのよ?」
ガロード「ど、どうなのって…俺達は別にそういう間柄じゃないし…」
トニヤ「またまた…毎朝、食事届けてるんでしょ? 少しは進展とかしてるんじゃないの?」
ガロード「進展…?」
ロアビィ「少しどころか、彼女の方は準備オッケーだったりして」
ガロード「いぃっ!?」
トニヤ「あははは、赤くなった、赤くなった」
ロアビィ「でも…ちょっぴりマジで言うけどさ。自分の気持ちが決まってんならチャッチャと動いた方がいいかもよ」「後で泣きを見るよかはね…」
ガロード(………)
サラ「でも、時が解決してくれるまで動かないっていう方法もあるわ」
ウィッツ「だけどよ…たまに時の流れってのは残酷だぜ」
ガロード(………)
トニヤ「び、びっくりした…あの二人、突然出てくるんだもん」
ジュドー「言うだけ言ってどっか行っちゃったよ」
ロアビィ「ともかく…善は急げ、だ。それに、自分の感情へ素直に従うってのはお前の十八番でしょうが」
メシェー「ガロード…あたし、応援するよ」
ちずる「あたしも」
ガロード「と、とにかく俺、ティファん所へ行ってくるよ!」
〔走る足音〕
トニヤ「逃げたわね」
ロアビィ「やれやれ。あの調子だと当分の間、進展はなさそうか」

ソシエ「ロラン!」
ロラン「な、何ですか? お嬢さん…」
ソシエ「どこへ行くの?」
ロラン「キエルお嬢さんの所ですけど…」
ソシエ「またなの? ここのところ、ずっとお姉様と一緒にいるわね」
ロラン「そ、そうですか…?」
ソシエ「何か隠し事でもしてるんじゃないの?」
ロラン「べ、別にそんなことは…」(もしかして…ソシエお嬢さんはディアナ様のことに気づいている…?)(………)
「本当のことを言う」
「本当のことを言わない」


※※「本当のことを言う」を選択した場合のセリフ※※
ロラン「ソシエお嬢さん…あの…」
シエ「何?」
ロラン(いや、ダメだ…ディアナ様をここにいることをお嬢さんが知ったら…)
ソシエ「どうしたのよ?」
ロラン「い、いえ…」
※※「本当のことを言わない」を選択した場合のセリフ※※
ロラン「隠し事なんて…してませんよ」
ソシエ「ホントかしら」
ロラン(………)

ソシエ「それより、聞きたいことがあるの」
ロラン「何です?」
ソシエ「どうしてホワイトドールのパイロットの任務を断らないの?」
ロラン「今は戦争中で誰だってしなくちゃいけないことがあるでしょう。僕だってそうしなければならないって」
ソシエ「ミリシャにとっては不幸なことだわよね」
ロラン「はぁ」
ソシエ「ロランは自分から進んで最前線に出る様子があまりないじゃない」
ロラン(………)
ソシエ「そんな人にホワイトドールを任せるなんて宝の持ち腐れなのよ」
ロラン「ぼくだって必要な作戦には出て行きますよ」
ソシエ「とか言って、お姉様のお尻を追っかけてるだけのくせに」
※※「本当のことを言う」を選択した場合のセリフ※※
ロラン「そ、そんな…お嬢さんのことだって心配してますよ」
ソシエ「いつまでもお姉さまのおまけだった時のあたしだと思わないで」
ロラン「そんなこと思ってませんよ、僕…」
ソシエ「どうだか」
ロラン(………)
竜馬「ロラン君、ここにいたのか。キエルさんが俺達を待ってるぞ」
ロラン「す、すみません」
※※「本当のことを言わない」を選択した場合のセリフ※※
キエル「そんなことはありません。ロランは立派に務めてくれていますよ」
ソシエ「お姉様…!」
ロラン「ディ…い、いえ…キエルお嬢様…」
ソシエ「お姉様、本気でそう思うの?」
キエル「ロランのお尻にくっついて、ホワイトドールの扱い方をきちんと見ていましたからね」
ロラン「は、はあ…」
キエル「だから、ロランにホワイトドールを任せて大丈夫だと思います」
ソシエ「お姉様ったら…」
キエル「ところでロラン…竜馬さんが私達を待っていますよ」

ソシエ「何だ、お姉様と二人で会ってるわけじゃなかったのね」
ロラン「そうですよ? それが何か?」
ソシエ「ううん、何でもないわ」
※※「本当のことを言う」を選択した場合のセリフ※※
竜馬「じゃあ、行こう…ロラン君」
※※「本当のことを言わない」を選択した場合のセリフ※※
キエル「では、ロラン…行きましょう」


ロラン「海を渡ってガリア大陸へ行くですって?」
キエル「はい。イノセントの本拠地はこの北アメリア大陸ではなく…ガリア大陸に存在していると思われますから」
竜馬「ガリア大陸…鉄也君や健一君達が飛ばされた所か」
ロラン「イングレッサでは、そこに蛮族が住んでいると信じられていました」「実際にはジロンやエルチさん達がいたんですけど…」
竜馬「そして、イノセントの支配力が最も強い大陸か…」
キエル「ええ。イノセントの長、アーサー=ランクはあの大陸にあるイノセントの本拠地にいるはずです」
竜馬「しかし…その人との話し合いで地球と月の戦争は本当に止められるんですか?」「フォートセバーンの例を挙げてもわかるように…彼らはムーンレィスと戦うつもりなんですよ」
キエル「イノセントの全てが好戦的な人々ではありません。ムーンレィスも然りです」
竜馬「それはあなたを見ていればわかりますが…」「現状だとガリアに行くことは敵の真っ直中に行くのと同じですよ?」
ロラン「そうです。そもそもディアナ様はどうやってあの大陸へ行かれるおつもりなんです?」
キエル(………)「たとえ私一人でも…どんな手段を使ってでも行くつもりです」
ロラン「そ、そんな…お一人でなんて無茶ですよ!」
キエル「しかし、あなた方の力を借りるわけにも参りません」「とにかく急がなければ…キエルさんとハリー中尉がフィル達を抑えるのにも限界があります」
ロラン「そうですね…。もし、キエルお嬢様のことがわかれば…」「ディアナ・カウンターは軍人さん達の思いどおりに動かされて戦争が広がってしまいます…」
キエル「ええ。ですから…」
竜馬(………)
ロラン「で、でも…やっぱり無茶なことに変わりはありませんよ」
竜馬(………)「ディアナさん、ロラン君…ここは俺に任せてもらえないか?」
キエル「竜馬さんに…?」
竜馬「ええ…何とか方法を考えてみます。それまでは早まったことをしないで下さい」
キエル「しかし…それではあなたにご迷惑をおかけすることに…」
ロラン「そうですよ。あの恐竜帝国のことだってあるのに…」
竜馬「…わかっている。ハヤトの言葉どおり、やつらの計画の真相を早く突き止めなければならない…」「それに…俺の仲間、ムサシやさやかさん達も捜さなければならないんだ」
ロラン「だったら…」
竜馬「だけど、俺は俺達の時代であったような戦争の繰り返しも御免なんだ」「俺が君達に協力することで人間同士の戦いが回避できるのなら…」
ロラン「竜馬さん…」
キエル「わかりました、竜馬さん。あなたのお言葉に甘えさせて頂きます」

竜馬(とは言ったものの、いったいどうすればいいんだ?)(ハヤトやブライトさん達に相談するわけにもいかないし…)(………)(ハヤトの言うとおり…俺の考えは甘いのかも知れないな…)
ガロード「よ! どうしたんだい、竜馬さん。暗い顔しちゃってさ」
竜馬「ガロード君か…」
ガロード「何か悩み事がありそうな感じだぜ」
竜馬「君は何をしてるんだ?」
ガロード「俺? 俺はティファの所へ行くんだ」「俺達がこれからどうすりゃいいのか、ティファがヒントをくれるんでね」
竜馬(…ヒント…)「ガロード君。俺も彼女に会っていいかい?」
ガロード「べ、別に俺に断る必要なんてないよ。じゃあ、一緒に行くかい?」
竜馬「すまないな」
ガロード(………)(まさか、ライバル出現? …って、そんなワケないか)

シャクティ「身体の調子はいいみたいですね、ティファさん…」
ティファ「ええ…」
カルル「だぁ、だぁ!」
シャクティ「ダメよ、カルル。大人しくしてなきゃ。ティファさんのお絵かきの邪魔になるでしょ?」
ティファ(………)
シャクティ「ごめんなさい。この子、人見知りをしなくって…」
ティファ「…構いません…」
シャクティ(………)
ティファ(………)
シャクティ「あの…」
ティファ「あの…」
シャクティ「!」
ティファ「シャクティ、あなたの方から話して下さい…」
シャクティ「い、いえ、ティファさんの方から…どうぞ」
〔ドアノブを回す音〕
ガロード「よお、ティファ」
ティファ「ガロード…」
シャクティ「ガロードさん…それに竜馬さんも…」
竜馬「邪魔させてもらうよ、シャクティ」
ガロード「ティファ、例の件だけど何かわかったかい?」
ティファ「ええ…この絵を」
ガロード「どれどれ…」
竜馬(何の絵なんだ…?)
ガロード「海岸の絵か…それに、何だこれ? 変な形の岩だな」
ティファ「…そこに行けば、何かがわかるかも知れません…」
竜馬「それ以上のことはわからないのかい?」
ティファ(………)
ガロード「ニュータイプってっても完全に予知できるわけじゃないんだよ、竜馬さん」
竜馬「そうなのか…」
ティファ「…ごめんなさい」
竜馬「い、いや…謝ることなんてないよ」「人間って、そんなに便利なものじゃないもんな」
ティファ(………)
ガロード「う~ん、この岩がある海岸がどこだかわかりゃあいいんだけどな」
シャクティ「…地理に詳しい人に聞いてみるのはどうでしょうか?」
ガロード「そうか! シドじいさんなら色んな所を旅してるからわかるかも…」
竜馬(海岸か…もしかしたら、ガリア大陸へ行くことになるかも知れないな)
ガロード(………)「あのさ、ティファ…」
ティファ「はい…」
ガロード「今度、みんなみたいに食堂に朝飯食べに行かないか?」
ティファ「でも…」
ガロード「いつまでも、自分の殻に閉じこもってるのって良くないよ…」
ティファ「!」
ガロード「い、いや、はは…何言ってんだかなあ、俺…」
ティファ(………)
シャクティ「私…ティファさんが人とあまり触れ合おうとしない理由、何となくわかるんです」
ガロード「シャクティ…」
シャクティ「…それは…周りの世界が怖いからですね?」
ティファ(………)
シャクティ「自分の力が人に利用されて…自分の知らない所で不幸を生み出す源になってしまう…」「それを知っているから…だから……」
竜馬(そうか…。シャクティはバルマー戦役の時、ジュピトリアンのエンジェル・ハイロゥの中で…)
シャクティ「けれど、人は独りで生きていくことなんてできないんです…」
ティファ(………)「…シャクティの言うことはわかります」「心を閉ざされるのは…辛い…ことだから」
ガロード「ティファ…」

ジャミル「それで…この絵がそうか」
ガロード「ああ」
リリ「お上手な絵ですわね」
ガロード「そうなんだ。ティファの隠れた才能さ」
グエン「シド、この岩がある海岸に心当たりはないか?」
シド「そうですな…」
ジョゼフ「シドじいさん…これ、イングレッサの南にある海岸じゃないか?」
シド「おお、そういえば…」
エルチ「海岸って…ひょっとして私達が来たガリア大陸に面しているの?」
ジョゼフ「ああ。この海岸の向こう側はガリアだ」
コトセット「ひょっとしてガリアへ行けってことですかね?」
竜馬(………)
ブライト「では、そこに行けば…我々の目的を達成するための何かがあると?」
クワトロ「ティファの能力を信じるのならな」
アムロ「あの子の力は本物だよ。大尉にならわかるはずだ…」
クワトロ(………)(アムロ、彼女は違う…ララァとは別のタイプだということがわかっているのか…?)
アムロ「ブライト、俺達プリベンターはそこへ向かおう」「もしかしたら、まだ見つかっていない仲間達がそこにいるのかも知れない」
ブライト「そうだな。クルーに出発準備をさせよう」
竜馬(これでもしガリア大陸へ行くことになれば、ディアナさんの目的が果たせるかも知れない)
ジャミル「では、ブライト艦長…フリーデンもあなた方に同行する」
ブライト「君達の目的の方はいいのか?」
ジャミル「ティファの言葉は我々の行動の指針にもなる」
サラ「…彼女と出会ってから私達はそうやって行動してきましたから」
エルチ「じゃ、私達も一緒行こうかしら」
リリ「あら、よろしいんですの?」
エルチ「ええ。フォートセバーンに行く必要もなくなりましたから」
コトセット「ここいらでガリア大陸に戻った方がいいかも知れませんなあ」
エルチ「そうね。下手にイノセントを敵に回すのはさけたいトコだし…」
グエン(………)「だが、あなた方がガリアに行けば、我が方の戦力は大幅に下がることになる」
リリ「でも、考えようによっては都合がいいかも知れませんわよ」
グエン「何故です?」
リリ「イノセントやムーンレィスの人達はアーガマやフリーデンにある黒歴史の機械人形に興味があるのでしょう?」
グエン「そうだが…」
リリ「みなさんがガリア大陸へ移動すれば、彼らもそちらへ気を取られると思いますわ」
ジャミル「我々がオトリになるということか…」
ガロード「あいつら、GXやホワイトドールを手に入れようとしてるから…」「俺達がガリアへ移動すれば当然、追って来るだろうな」
シド「場合によっては戦域が大きく移動するかも知れんのう」
グエン「…なるほど。その方がムーンレィスとの交渉を再開しやすいかも知れない」「それにマウンテンサイクルぐらいならミリシャの戦力でも十分に防衛できる」「では、ブライト艦長、ジャミル艦長、エルチ嬢…」「我々ミリシャはこのキングスレーに残り、宇宙船の発掘作業を続けます」
ブライト「了解した」
グエン「エルチ嬢、ローラ達はあなたに預けます。彼らのことを頼みます」
エルチ「わかりましたわ、グエン様」
ジャミル「サラ、フリーデンの発進準備を急がせてくれ」
サラ「了解です」
リリ「それでは皆さま、ご機嫌よう…。ご無事なお帰りをお待ちしておりますわ」

現在位置 ディアナ・カウンター駐屯地

ミラン「例の戦艦が移動を開始した?」
フィル「はい。3艦ともガリア大陸に面する海岸を目指しているようです」
ミラン「ガリアとえば、イノセントの本拠地がある大陸だ」
フィル「連中はイノセントと手を結ぶ気ではないでしょうか?」
ミラン「それはありえんな。現にフォートセバーンのイノセントは彼らを攻撃したのだろう?」
フィル「ですが、ここに来て地球人同士で手を結ぶつもりなのかも知れませんぞ」
ミラン(………)
フィル「彼らを黙って見逃すわけにはいきません。すぐに主力部隊で追撃させましょう」
ミラン「だが、それではディアナ様のご命令に逆らうことになるぞ」
フィル(………)「ディアナ様のやり方ではサンベルト地帯を手に入れることなど不可能だと考えます」
ミラン「少佐!」
フィル「ミラン執政官、我々は片道切符を手にしてこの地球へ来たのです」「もはや月に帰還することはできません。その上、アグリッパ達が何かを企んでいるというのなら…」「我々はこの地で孤立し、自滅するだけですぞ!」
ミラン(………)
フィル「最悪の場合は我々だけでサンベルト建国宣言を行う必要があるとご理解いただきたい」
ミラン「何…? 貴公、まさか…」
フィル「…そうです。場合によってはディアナ様に女王の座を降りていただくことになりますな」
ミラン(………)
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現〕
エルチ「ジョゼフ、例の海岸まであとどれぐらいなの?」
ジョゼフ「そうだな…この速度なら2、3時間ってところだろうな」
メディック「すまんが、エルチ。頼みたいことがあるんじゃ」
エルチ「何?」
メディック「アイアン・ギアーの食料と医療品が底をつき始めておってな。出来れば近くの街で補充したいんじゃが…」
エルチ「わかったわ。コトセット、アーガマとフリーデンは先に行ってもらうよう連絡して」「私達は買い物が済み次第、追いつくようにするから」
コトセット「了解です、お嬢さん。えー、アイアン・ギアーからフリーデン、アーガマへ。応答願います…」
エルチ「ラグ、買い出しはあんた達に任せるわ」
ラグ「ったく、相変わらず人使いが荒いね…」
エルチ「何いってんの。こっちはちゃんと給料払ってんだから」
ラグ「そんなに威張られる程の給料、もらってないけど」
エルチ「当たり前よ。あんた達の食費を天引きしてんのよ。人一倍どころか三倍ぐらい食べるからね」
ラグ「………」
エルチ「それはともかく、頼むわよ」
ブルメ「あのさ…この辺りって例の連中がいるんじゃなかったっけ?」
ダイク「ああ。アイアン・ギアーみたいに変形するランドシップに乗った連中だろ。かなりの凄腕らしいじゃないか」
エルチ「変形するランドシップですって?」
メディック「まさか、アイアン・ギアーの同型艦か?」
ダイク「型はともかく、大きさはアイアン・ギアーと同じぐらいらしいぜ」
ラグ「けど、デュオはそいつらがフォートセバーンの近くにいるって言ってたよ」
ブルメ「それがどうも南下して来たらしいぜ」
チル「もしかして、あたい達を追っかけて来たの?」
ダイク「まさかぁ。ホーラじゃあるまいし」
エルチ「………」
コトセット「…以上、通信終わり」
トーレス「アーガマ了解。目的地へ先行する」
シンゴ「同じく、フリーデンも了解」
〔味方戦艦離脱〕
エルチ「アイアン・ギアーを街の近くに固定して警戒態勢をとるわ。ジロンとロラン達は周辺の警備をお願いね」
ジロン「あいよ」
ロラン「わかりました」
〔敵ユニット出現〕
ティンプ「…見つけたぜ、アイアン・ギアー。ドマンジュウの兄ちゃんのみならず、本当にしぶとい連中だぜ」「フフフ…だが、兄ちゃん達は知らねえだろうな。イノセントから抹殺命令が出てるってことを」「だから、兄ちゃん達がガリア大陸へ戻る前にキッチリとケリつけさせてもらうぜ」
ギロ「ところでティンプの旦那…」
ティンプ「旦那じゃねえ。艦長だ。ティンプ艦長!」
ギロ「す、すんません」
ティンプ「で、何だ?」
ギロ「あの女、信用できるんですかね?」
ティンプ「信用はできねえが、利用はできる。俺が動けば、ドマンジュウの兄ちゃんや他のイレギュラーにバレちまう確率が高いからな」「要はアイアン・ギアーに攻撃を仕掛ける隙さえ出来りゃいいんだよ。そして、俺達はそこを突いて連中を始末する」
ギロ「なるほど、旦那らしい卑怯な手だ」
ティンプ「フッ…卑怯は俺の専売特許よ…」「って、てめえ! 俺のこたあ艦長と呼べって言ってんだろうが!」
ギロ「す、すんません!」
【戦闘マップ1終了】


サブタイトル
「謎のランドシップ」


【シナリオデモ2開始】
現在位置 イングレッサ領南部

ポンチョ「はいはい、バッチリおまかせ。コズモレンジャーJ9にまかしておけば、もう、ね、大船に乗った気持ちでゲスよ」「何しろ、お呼びとあらば即参上でゲスからな。ははっ」
エニル「その割には待ち合わせの時間に遅れているわね」
ポンチョ「す、すみませんねぇ。どこかで道草でも食ってるんでゲスかねぇ」
〔車のブレーキ音〕
アイザック「遅れてすまないな、ポンチョ」
エニル(………)
アイザック「彼女が今回の依頼人か?」
ポンチョ「そうでゲス」
エニル「…エニル=エルよ」
ボウィー(こりゃまた、目のやり場に困るセクシーなベッピンさんですねえ)
お町「どしたの、ボウィー? 鼻の下が伸びてるわよ」
キッド「どこを見てたか、一発でバレバレだぜ?」
ボウィー「そういうキッドさんこそ」
エニル(………)
アイザック「では、依頼内容を聞こう」
エニル「あなた達に始末して欲しい連中がいるの」
アイザック「それは?」
エニル「ガリア大陸から来たアイアン・ギアーと呼ばれる陸上戦艦に乗っている連中よ」
アイザック(………)
エニル「彼らやブレーカーがこの北アメリア大陸へ現れたおかげで…」「ひどい目に遭ってる人が多いって話、あなた達も聞いてるでしょう?」
キッド「まあね」
エニル「あたしはそれを何とかしたいの。今以上に戦争が広がるのは御免だからね」
アイザック「戦争を止めたいのならば、標的はムーンレィスではないのか?」
エニル(………)「…報酬は金で5000万払うわ。どうかしら?」
ポンチョ「5000万! そりゃもう、是非に!」
アイザック(………)
ポンチョ「どうしたんでゲス、アイザック? まさか、この話を受けないって言うんじゃあ…」
アイザック(………)「…いいだろう。では、標的はどこにいるから教えてもらおうか」
エニル「この街の外にいるわ。相手も変形するランドシップを持っているから油断しない方がいいわよ」「それから、報酬は仕事が成功した後で払わせてもらうわ」
ポンチョ「ちょ、ちょっと待ってもらえないでゲスか?」
エニル「何?」
ポンチョ「こういう仕事の時は前金をもらうようにしてるんでゲスが…」
アイザック「構わん、ポンチョ。依頼人のいうとおりにしよう」
ポンチョ「そ、そんな…」
エニル(………)

メイ「あ、みんなが帰って来たわ」
ボウィー「喜んでちょうだいよ、メイ=リン=ホー。今回の依頼で当面の資金は何とかなりそうだぜ」
シン「じゃ、食料とかもいっぱい買い込めそうだね」
ポンチョ「何言ってんでゲスか。あんな仕事の受け方じゃ、後で依頼人に逃げられても文句を言えませんぜ」
アイザック(………)
メイ「今回もブレーカーにいじめられてる人を助けるの?」
ボウィー「ああ。俺ちゃん達の始末屋家業もこの近辺じゃすっかり有名になってるみたいだな」
キッド「意外にアウトローの俺たちゃ、こういう所の方が性に合ってるのかもね」
ボウィー「ご冗談。やっぱ元の時代の方がいいでございますよ」
アイザック(………)
キッド「あ、そうだ、アイザック…」
アイザック「何だ?」
キッド「ビジネスライクなあんたのワリには珍しい仕事の受け方だったけど…何か理由でもあるのかい?」
アイザック(………)
ポンチョ「そうでゲスよ。少しは報酬受け取り担当のあたしのことも考えて下さいよ」
アイザック「今回の話だが、私は何か裏があると見ている」
ボウィー「それ、どういう意味?」
アイザック「標的が具体的な動きを見せていない」「はたして彼らが罪のない人々を泣かせるような真似をしてきたかどうか…疑問だな」
ボウィー「そりゃ確かに…」
アイザック「つまり、我々を彼らと戦わせようとする意志が存在しているということだ」
キッド「なるほどね…」
ボウィー「じゃ、何かい? あの可愛い子ちゃんを疑うってのか?」
お町「ボウィーちゃん、美しいバラにはトゲがあるっての、セオリーなのよ。わかる?」
ボウィー「そりゃ、お町さんを見てりゃ納得いきますけどね」「俺ちゃんは彼女がメイみたいに純真な子だって信じたいねえ」
メイ「そんな…ボウィーさん…」
お町「あら、メイだって大人になれば男を手玉に取るような美人になるわよ」
キッド「で、アイザック…この話の裏ってのはいったい何なんだ?」
アイザック「…そこまではまだわからん」「だが、我々のような存在を利用しようとする者がいるのは確かだ」
キッド(………)
アイザック「この未来世界において、私達はイレギュラーな存在であり…均衡を乱す要因であるはず」「そして、それを排除、もしくは利用するためには…」
お町「同じような存在を…つまり、私達の仲間をぶつけた方がいいってワケね」
アイザック「そう。そのために我々はこの世界で始末屋家業を始め、目立つように行動をしたきたのだ」
お町「そうすれば、どっちかがどっちかのターゲットになって…お互いの所在がわかるもんね」
キッド「な~るほど。この世界で仕事を始めたのはそういうワケだったのか」「俺はまたアイザックがここで生きてく覚悟を決めたのかと思ってたぜ」
お町「かわゆ~い! キッドちゃんのオツムって意外と単純なのね」
キッド「なにぃ!?」
お町「で、どうすんの、アイザック? あたし達で動くの?」
アイザック「いや…。依頼人の望みどおりにしよう。お町、彼に連絡を取ってくれ」
お町「わかったわ」
ボウィー「んじゃ、俺ちゃん達は?」
アイザック「別行動で偵察中の獣戦機隊と連絡を取り、プリベンターを捜す」「私の勘が正しければ彼らはこの近くにいるはずだ」
【戦闘マップ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現済み〕
エルチ「ラグ達はまだ買い出しから戻って来ないの?」
メディック「そうみたいじゃな」
エルチ「ったく、何やってんのかしら…。敵が襲って来るかも知れないってのに」
コトセット「お嬢さん! 艦の前方にランドシップらしきものが…!」
エルチ「何ですって!?」
〔敵ユニット出現〕
エルチ「な、何なの、あれ…!?」
コトセット「見慣れないタイプのランドシップですね…大きさもアイアン・ギアーと同じぐらいだ」
エルチ「ひょっとして、ブルメが言ってた謎のランドシップって…」
コトセット「あ、あれなんですかね…!?」
エルチ「どうしてそんなのがあたし達の前に…!?」
メディック「もしかして、イノセントかムーンレィスに依頼されて俺達を始末しに来たのかも知れんぞ」
エルチ「!」「コトセット、ラグやジロン達をすぐに呼び戻して! それから、アイアン・ギアーはウォーカーマシン形態に変形!」
コトセット「向こうより先に変形するってワケですね? 了解です!」
〔コトセット、変形〕
トッポ「万丈兄ちゃん、向こうも人型に変形したよ!!」
万丈「…こいつは驚きだね。全長もダイターンと同じぐらいじゃないか」
レイカ「どうすんの、万丈? 向こうはこっちと戦うつもりみたいよ」
万丈「アイザックからは様子を見てくれと言われてる。事の真相が明らかになるまで、彼らのお相手をしてみるさ」「それから…ギャリソン、偵察に出ているアランや忍達から連絡はあったかい?」
ギャリソン「いえ」
万丈「そうか。アイザックがにらんだとおり、彼らがプリベンターと接触しているのなら…この近辺にいそうなものなんだが」
<戦闘開始>

<コトセットvs万丈>

エルチ「行けーっ、コトセット!!」
万丈「さあて、この時代の100メートル級ロボットのお手並み拝見と行きますか!」

<万丈がダメージ>
万丈「なかなかやるじゃないの」
レイカ「油断してたらやられちゃうわよ」
万丈「じゃあ、こっちも変形させてもらおうか」「チェンジ! ダイタァァァァン3!!
〔万丈、変形〕
万丈「世のため人のため、悪の野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬのなら、かかって来い!!
エルチ「向こうも変形した!? やっぱり、あの連中がそうなの!?」
コトセット「しかし、アイアン・ギアーの同型艦ならともかく…」「あんなタイプのランドシップなんて見たことも聞いたこともありませんよ!」
エルチ「それに、ノリが何となく豹馬や健一達と似てるわね…」

<万丈撃破or3PP・味方援軍1&敵増援1出現>
※※万丈撃破の場合、セリフ追加※※
万丈「な、何とっ!?」
コトセット「見たかっ! これがアイアン・ギアーの力だ!」
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕

万丈「いやはや…少し遊びが過ぎたようだね」
ギャリソン「左様でございますな。ですが、ここは素直に相手方を誉めるべきでしょう」
万丈「まったく…」
トッポ「感心してる場合じゃないよ! ダイターンをやられてどうすんだよ!?」
レイカ「まさか万丈…マッハアタッカーで戦うつもり!?」
ギャリソン「ご心配は無用です。こんなこともあろうかとダイターンにはスーパーリペアキットを装備してございます」
万丈「さすがギャリソン、いつものことながら、気が利くね」
ギャリソン「ありがとうございます。それでは仕切り直しと参りましょうか」
トッポ「あ、おいらにいつものやらせてよ! こういう機会って少ないからさあ」
万丈「しょうがないな…じゃ、任せるよ」
トッポ「ダイターン、カムヒアッ!」
〔万丈、HP回復〕
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕

コトセトット「な、何だっ!?」
エルチ「ちょっと! そんなのあり!?」
万丈「さあ! 第2ラウンドの始まりだ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※

〔通信のコール音〕
レイカ「万丈、アイザック達から連絡が入ったわよ」
万丈「結果は?」
レイカ「ビンゴだって!」
万丈「ようし…。じゃ、そろそろ今回の黒幕にご登場を願うとしますか」
〔万丈、コトセットへ隣接〕
〔機体の拘束音〕

エルチ「きゃああっ!!」
コトセット「ま、まずい…! 動きを封じられた!?」
万丈「さあ、これでどうだ!!」
〔敵ユニット出現〕
エルチ「な、何よ、これ…! ワナだったっていうの!?」
ティンプ「そういうことだ、嬢ちゃん。毒を制するには毒を…って奴さ」
エルチ「ティ、ティンプ!! あんた、生きていたの!?」
ティンプ「大人をなめちゃいけねえよ、嬢ちゃん。俺は不滅だぜ」
エルチ「……!」
ティンプ「それはともかく、ご苦労だったな。デカいウォーカーマシンの兄ちゃん」
万丈「………」
ティンプ「そのままアイアン・ギアーをつかまえていてくれよ。今からギブロスの主砲でトドメを刺してやるからよ…」
万丈「それは…僕も一緒にってことかい?」
ティンプ「フフフ…気づいていたんなら、話は早い。じゃ、とっとと覚悟しな、兄ちゃん」
〔ティンプに爆発〕
ティンプ「何だ!? どこからの攻撃だ!?」
ギロ「旦那、あれを!!」
〔味方ユニット出現〕
ティンプ「あいつらは…!」
ギロ「フォートセバーンの近くで暴れ回ってたっていうブレーカー…!」
エニル(J9っていう連中…一筋縄ではいかないと思っていたけど…やっぱり、気づいていたようね)(でも、その行動はあたしの狙いどおり。あなた達はあの坊やを連れて来てくれた…)「………」「あの子は来る…ガロード=ランは必ず来る!
エルチ「あのブレーカー連中もティンプの仲間だったってこと!?」
コトセット「わ、わかりませんけど…大ピンチってのは確実です!!」
アイザック「………」「やはり、今回の依頼には裏があったようだな」
アラン「ああ。事が大きくなる前に彼らと合流できて良かった」
忍「まったくだぜ。俺達で同士討ちをさせようなんて、考えることがセコいんだよ」
エルチ「同士討ち…!?」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
エルチ「アーガマ…! それと一緒にいるってことは…」
万丈「そう。僕達は彼らの仲間なのさ」
エルチ「!」
ブライト「万丈…よく無事でいてくれた」
万丈「そちらこそ。何だか随分と長い間会ってなかったような感じですよ」
ティンプ「チッ…裏目に出ちまったか。しょうがねえ、こうなったらまとめて始末してやるぜ」
ジロン「ティンプ! ぐぬぅぅ…!!
ティンプ「久しぶりだな、兄ちゃん! フフフ…覚えてるかい、俺を…? 口惜しいだろうな、兄ちゃん
ジロン「生きていたのか、ティンプ!!
ティンプ「そうよ、俺の芝居に騙された兄ちゃんがバカだってことだな!
ジロン「このぉぉっ!!
〔敵ユニット出現〕
※※ガロード出撃の場合のセリフ※※
ガロード「! あの青いジェニスは確か…!?」「前にGXを奪おうとして…フォートセバーンでも俺を狙って来た奴か!」
エニル「やはり来たわね、坊や…。今度こそ逃がさない。あたしを拒んだ報いを受けてもらうわよ」
※※ガロードが出撃しない場合のセリフ※※
エニル「あの坊やがいない…。あたしを二度も袖にしてくれるなんて…フフ、やってくれるわね」「なら、この場所にもう用はないわ」
〔敵ユニット離脱〕


<ガロードvsエニル>
エニル「やはり、来たわね…坊や」
ガロード「あんた、何だって俺を付け狙うんだ!?」
エニル「他にも理由はあるけど…何よりも坊やにはあたしを拒んだ報いを受けてもらうわ」
ガロード「そんなワケのわからない理屈でやられてたまるか!」
エニル「女に恥をかかせた罪がどれだけ重いか、教えてあげるわ!」

<万丈vsティンプ>
ティンプ「いいのかい? 俺に手出しすると、あんたらイノセントを完全に敵に回すことになっちまうぜ」
万丈「望むところさ。僕もイノセントという連中には多少の興味がわいて来たんでね」

<忍vsティンプ>
忍「ブレーカーまがいの仕事もこれで終わりにさせてもらうぜ!!」
ティンプ「残念だったな。兄ちゃん達はいいブレーカーになれる素質がったのによ」
雅人「そりゃ言えてるかも…」

<J9vsエニル>
エニル「やっぱり、こっちの目論見に気づいてたようね…」
お町「美しいバラにはトゲがあるって言うもんね」
ボウィー「俺ちゃん、今回で実感…」
お町「それに、この世界で一人で生き抜いてきたしたたかさってのも感じられたからね」
エニル「フフフ…あなたとは気が合いそうね。けど!」

<J9vsティンプ>
キッド「俺達を上手く使って同士討ちをさせようとしてたんだろうが…」
お町「そうは問屋が卸さないのよね~」
ティンプ「ほざけ。こっちはハナからてめえらを始末するつもりよ!」
アイザック「だが、お前達には礼をのべておく。おかげでアーガマと合流することが出来たからな」

<ジロンvsティンプ>
ジロン「ティンプ!!」
ティンプ「フ…俺の演技がよっぽど口惜しかったようだな。だがな、兄ちゃんも間抜けだったってことだぜ?」

<コトセットvsティンプ>
エルチ「あんた、まだイノセントの命令で動いてんの!?」
ティンプ「ちょいと事情が変わってな。嬢ちゃん達を始末するように言われてるのさ」
エルチ「何ですって…!?」

<敵一定数撃破>
ティンプ「…こいつはいけねえ。状況がマズい方向へ傾いて来やがった」
ギロ「ど、どうするんでさ、旦那!」
ティンプ「いくらイノセントの命令とはえ、てめえの命を捨てるような真似が出来るか」「撤退だ、撤退するんだよ! ブレーカー共には時間を稼がせろ!」

<エニル撃破>
エニル「このあたしをやるなんて…!」

<ティンプ撃破>
ティンプ「チ…。だがよ、これだけは覚えておきな」「イノセントの偉いさんは兄ちゃん達を完全に敵視してるぜ。じゃ、あばよ」

<ティンプがマップ端へ到達>
ティンプ「ここまで来たらこっちのもんだ。じゃ、あばよ」「おっと、こいつだけは教えといてやる。イノセントの偉いさんは兄ちゃん達を完全に敵視してるぜ…」

<敵全滅・勝利条件達成>
ジロン「ティンプ…生きてたなんて…!
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

デュオ「じゃあ、何かい? 凄腕のブレーカーって獣戦機隊やJ9のことだったのかよ?」
沙羅「あたし達って、そんなに噂になってたのかい?」
デュオ「ああ。結構ね」
豹馬「な~るほど…変形するランドシップってダイタンクのことだったのか」
マリ「納得…ダイターンって、アイアン・ギアーと同じぐらいの大きさだもんね」
豹馬「しかしよ、こんな未来世界でも始末屋稼業をやってたなんて商魂たくましいよなあ」
ボウィー「どこの世界でも生きてくには金が必要だからねえ」
雅人「色んな仕事を依頼されて結構面白かったよね」
忍「俺たちゃ意外にあいう荒っぽい仕事が向いてるのかも知れねえな」
マリ「なんか、それも納得…」

万丈「…なるほど。この世界についての情報は僕らが得たものと大体同じですね」
ブライト「そうか。だが、何はともあれ君達が無事で良かった」
アラン「それで…今はティファという少女が示した道標の海岸へ向かっていると?」
バニング「ああ。間もなく到着する予定だ」
アムロ「それによって俺達の行くべき所か…残りの仲間達の行方がわかればいいんだが…」

現在位置 北アメリア大陸東海岸

トニヤ「キャプテン、アイアン・ギアーから連絡が入りました」
ジャミル「うむ」
トニヤ「ティファが絵に描いた海岸はこの辺りのようです」
ジャミル「よし、艦を停止させろ」
シンゴ「了解」
ジャミル「トニヤ、アーガマとアイアン・ギアーに連絡し、捜索隊の結成を要請してくれ」
トニヤ「例の海岸を探すんですね? わかりました」
ジャミル「私はティファを連れて外に出る。後は任せるぞ、サラ」

〔波の音〕
ガロード「さあて、ティファの絵の海岸はどこかなっと…」
甲児「岩の形に特徴があるから、わりかし目立ってるハズなんだが…」
カミーユ「じゃあ、この辺りは岩場が多いから意外に近いのかも知れないな」
プル「あ~あ…あたし、海で泳ぎたいなあ」
甲児「ホントだな。もし、海を渡ることになったらブライトさんに頼んでみようぜ」
ウッソ「そんなこと言ってる場合じゃないですよ」
甲児「何だよ、妙に真面目ぶりやがって。お前、見たくないのか?」
ウッソ「何をです?」
甲児「トニヤさんとか、サラさんの水着姿」
ウッソ「な、何言ってんですか!」
プル「どうして慌ててんの、ウッソ? もしかして図星なんだ?」
ウッソ「そ、そんなことないよ!」
甲児「ガロードだって見たいだろ? ティファの水着姿」
ガロード「え…? う、うん」
甲児「ほら…ガロードの方が素直だぜ、ウッソ」
ウッソ「そ、そんなこと言われても…」
プル「ウッソ、真っ赤になってる~! おっかしいの!」
ウッソ「!」「こ、甲児さん、あの岩を見て下さい!」
甲児「何言ってんだ。そんなのでゴマかそうなんて…」
カミーユ「確かにティファの絵と同じ形だな。プル、悪いけどジャミルとティファを呼んで来てくれ」
プル(………)
カミーユ「どうした、プル?」
プル「み、見て…あれ…。月から、光の柱が伸びてるよ……」
ガロード「つ、月から…光の柱だって!?」

ガロード「あ、あれは…! ま、間違いない、サテライトシステムの…!」「誰かが…誰かが別のガンダムエックスを動かしているってうのか?」
カミーユ「別のガンダムエックス…!?」
〔車のブレーキ音〕
ジャミル「ガロード!」
ガロード「ジャミル…あれを見てくれよ」
ジャミル「!」「あれは…サテライトシステムの照準レーザー…!」「間違いない、何者かがGXを起動させている…!」
甲児「な、何!? あのガンダムって量産型なのかよ!?」
ジャミル「そうだ。だが、もう一つ、重要な事実が判明した…」「あの海の向こうに…ニュータイプがいる」
カミーユ「!」
ガロード「あそこに…GXを持ったニュータイプが!?」
【シナリオエンドデモ終了】


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