TOP PAGEへ

No.25
もう逢えない気がして

【シナリオデモ1開始】
現在位置 Pポイント

ビエル「ほう…。では君達は北アメリア大陸でイレギュラーやジロン達と接触したのか?」
シャギア「そして、ゾンダーエプタでも…」
ビエル「ゾンダーエプタ…カシム様直属のビラム一級司政官が管理している中継基地か」
ドワス「はい。ですが…フォートセバーンと同様に連絡が途絶えたそうです」
オルバ「あの基地はイレギュラーの攻撃を受けて壊滅したんだよ」
ドワス「な、何だと…ゾンダーエプタは対ムーンレィス戦用の重要拠点だというのに…」
ビエル(…そうか。ジロン達がビラムの基地を破壊したか…)
ドワス(やはり、イレギュラーやジロン=アモス達を放っておくべきではなかった…)
シャギア「それで…我々に依頼したい事とは?」
ビエル「イレギュラーに同行しているアイアン・ギアーの乗組員を私の下へ連れて来て欲しい」
オルバ「ターゲットは?」
ビエル「ラグ=ウラロとエルチ=カーゴ…二人のうち、いずれか一人だ」「ら致の方法は任せるが無傷のままで、というのが第一条件だ」
シャギア「あなた方が彼らをここへ呼びつけた方が確実ではありませんか…?」
ビエル「彼らは我々イノセントの目的に気づきつつある。そう簡単にこちらの誘いに乗っては来ないだろう」
シャギア「…では、イレギュラー達の現在位置を教えてもらいましょうか」
ドワス「連中はこのPポイントの南…Sポイント近くにいる」
シャギア「Sポイント…」
ドワス「すでに放棄されたドームだ。イノセントはそこには住んでおらん」
シャギア(………)
ドワス「他には何かあるか? 戦力が必要なら提供するぞ」
シャギア「ならば、オトリに使えそうな者を貸して頂きたい」
ドワス「わかった。キッド=ホーラというブレーカーをお前達の下につかせる」
ビエル「では、良い結果を期待しているぞ。シャギア=フロスト、そしてオルバ=フロスト」
シャギア「お任せ下さい…」

ドワス「ティンプやホーラだけでなく、あのような素性のわからない者達までドーム内に立ち入らせるなど…」
ビエル「あの兄弟はバルチャーではない。おそらくムーンレィスだな」
ドワス「な、何ですって…!?」
ビエル「おそらく我々イノセントとイレギュラーの情報を得るためにガリアへ来たのだろう」「いつぞや、このポイントを偵察するために現れたモビルスーツ…意外と彼らなのかも知れないぞ」
ドワス「そ、それでは…!」
ビエル「どうやらムーンレィスも一枚岩ではないと見える」
ドワス「彼らを放っておいてよろしいのですか!?」
ビエル「今の内は構わんさ。それよりも、イレギュラーだ」
ドワス「…フォートセバーンの基地を壊滅させたのもイレギュラーだという報告が入っています」「その上、ゾンダーエプタまで…。これ以上、ジロン達を野放しにしているのは危険です」
ビエル「彼らは己れの力で勝ち残り続けている。我々の人類再生プログラムに従って…」
ドワス「まさか、あなたはそのプログラムを全面的に認めている訳ではないでしょうね?」
ビエル「私は一級司政官だぞ」
ドワス「結構です。将来我々イノセントがどのような運命に陥るかをおわかりなら」
ビエル「黙りたまえ、ドワス二級司政官。これ以上はお前の権限外だ」
ドワス「しかし、ジロン=アモスやイレギュラー達を放置したままではイノセントは破滅します!」
ビエル「ドワス…我々イノセントの目的は何だ?」
ドワス(………)「…この惑星ゾラに適応する人の改造です」
ビエル「そのために我々イノセントは長年に渡って数々の生体実験をやってきた」「ジロン達の件もその中の一つだよ。これも実験だ」「アイアン・ギアーの連中は我々の求めている生体と思えるが…」「本当にそうなのかどうかはまだわからんのだ。サンプルを捕らえ、試練を与える必要がある」
ドワス「危険です! 何よりもシビリアンのコントロールシステムを壊すことは体制の問題として!」
ビエル「体制だと? 君は誰からそんな言葉を教えてもらったのだ?」「我々は目的のためにとりあえずシビリアンを監視しているだけだ」「二度と私の前でその言葉を口にするな」
ドワス「も、申し訳ありません」
ビエル「ジロン達は研究資料なのだ。イレギュラー共々、マークを忘れるな」

現在位置 Sポイント

カミーユ「あれがSポイントのドームか…」
万丈「ドームの中に街がある…。まるで無菌室だね」
隼人「しかし…何だって連中はあんなドームの中に住んでるんだ?」
健一「ここの世界じゃ、それが当たり前みたいだぜ」
ジロン「そうさ。イノセントの連中はドームの外に出ることはほとんどないよ」
隼人「その割りにあのイーグレットって奴は自分から外に出ているみたいだがな」
ジロン「そうだよな…。考えてみれば、変だよな…あの連中」
キエル(………)
ロラン「お嬢様、大丈夫ですか? 顔色が少し悪いみたいですけど…」
キエル「…いえ、平気です。ロランは?」
ロラン「僕ですか? 何ともないですけど…」
キエル(………)(…北アメリア大陸に続き、この大陸も浄化がほぼ終わっていると聞いていたが…)(2年間もここと似た環境で過ごしたロランはともかく…)(月の低重力下で生活をしていたムーンレィスにはまだまだ過酷な環境とえる…)(私も医療用のナノマシンが体内に注入されていなければ、倒れていたところだったかも知れない…)(そして、ナノ・テクノロジーを失ったイノセントは未だにドームの中での生活を余儀なくされている…)(イノセントもムーンレィスも…真の意味で、地球への帰還はまだ果たしていないのだ…)

イーグレット「ここが僕達のドームです」
クワトロ「まるでスペースコロニーの中だな」
健一「ええ。俺も前にドームへ入った時、そう思いました」
ラグ「それにしても、えらく静かだね」
ジロン「ああ。誰もいない…」
ラグ「っていうか、人が住んでる気配がしないよ」
イーグレット(………)「では、代表者の方はこちらへ。メイガスの所へご案内します…」
クワトロ(………)

メイガス「みなさん、ようこそおいで下さいました」
ブライト「あなたが…?」
メイガス「はい。私がこのSポイントの主…メイガスです」
万丈(メイガスは女性だったのか…。その上、美人だ)
メイガス(………)
万丈(だけど、彼女の印象はあの女に似ているな…)
ブライト「アーガマ艦長のブライト=ノアです。早速ですが、我々を呼んだ理由を聞かせて下さい」
メイガス「…あなた方にお会いして、お願いしたいことがあったからです」
ブライト「我々に…?」
メイガス「ええ。この世界でイレギュラーと呼ばれ、強い力を持つあなた方に…」
クワトロ(彼女は我々の素性を知っているのか…?)
万丈「それで…僕達に頼みたいことってのは何なんです?」
メイガス(………)「…あなた方の手で倒してもらいたい者達がいます」
ジャミル「それは…ムーンレィスですか?」
メイガス「いえ…違います。地底から現れた異形の者達です」
ブライト「地底…? 異形の者達…」
万丈(機械獣、戦闘獣…そして、恐竜帝国のことか?)
ブライト「あなたは彼らについて何か知っているのですか?」
メイガス(………)「では、あなた達にこのゾラに伝わる伝説をお話しましょう」
ブライト「伝説…?」
メイガス「そう…。ゾラの過去を断片的に語る伝説です…」「かつてのゾラは水と緑が豊かな美しい星だったといいます」
クワトロ(………)
メイガス「ですが…ある時、空の彼方からやって来た災いの風により、ゾラは大きな被害を受けました」「しかし、災いはそれだけではありませんでした」
ブライト(………)
メイガス「大災厄の混乱に乗じて、地底から無数の悪魔達が現れたのです」「その結果、大地は割れ、海は干上がったといいます」
ブライト(………)
メイガス「悪魔達は地上を席巻し、多くの人間達を死に追いやりました」「さらに悪魔達が吐く毒の息により緑もその多くが枯れ果てたといいます」
万丈(………)
メイガス「かろうじて生き残った人々は、ゾラを捨て、月や他の星へ逃げ延びました」
万丈(………)
メイガス「そして…人間がいなくなったゾラは悪魔達が支配する星となったのです」
ジャミル(………)
メイガス「しかし、そんなゾラに救い主が現れました」「それは鋼鉄の機械巨人達…そして、大地の守護神。彼らは地上にはびこる悪魔達と勇敢に戦い…」「ついには彼らを地底へ追い返すことに成功したのです」
クワトロ(………)
メイガス「ですが、最後の戦いはし烈を極め…機械巨人達も力尽きました」「そして、彼らの骸はゾラの大地に散り…青く輝く石となったのです…」
ブライト(………)
万丈(………)
メイガス「以上が、ゾラに伝わる伝説の概要です」
クワトロ(………)
万丈「では、地球は…地底から現れた者達によって荒廃してしまったと…?」
メイガス「おそらくは。その後、月の人々の一部が地球へ帰還してイノセントの先祖となり…」「月に残った人々がムーンレィスの先祖となったのでしょう」
ジャミル「月と地球の戦争の歴史はさらにその後の話ということか…」
クワトロ「だが、今の話は伝説に過ぎん。真実の歴史というわけではないだろう」
メイガス「ですが、地底の悪魔達は伝説の時代から姿を現しました。これは紛れもない真実です」
クワトロ(………)
メイガス「彼らを止めなければ、このゾラは再び死の星と化してしまいます」「みなさま方…どうか私の願いをお聞き届け下さい。そして、この星を救ってください…」
クワトロ「ならば、何故あなた達が行動を起こさないのです?」「あなた達にもイーグレットが乗っているような人型機動兵器があるのでしょう?」
メイガス「私達の戦力など…微々たるものに過ぎません。彼らとはとても互角に戦えません」
ジャミル(………)
メイガス「ですが、あなた方なら…。私にはあなた方がかつてゾラを救った機械巨人達の再来に思えるのです…」

マサキ「ヤンロン!」
ヤンロン「マサキ…どうやら無事だったらしいな」
マサキ「そっちこそ。お前ら、今まで何やってたんだよ?」
ヤンロン「僕達はネオ・グランゾンが消滅した後、この大陸へ飛ばされたのだ」「その後、アーガマを見つけるために海を渡ろうとしたんだが…」
ランシャオ「私達に同行していたウェンディ様のお身体の具合が悪くなったのです」
マサキ「!」
テュッティ「そんな時に、あのイーグレットという子が現れて…ここへ案内してくれたのよ」
ヤンロン「…3日ほど前の話だ」
マサキ「そうだったのか…」
テュッティ「でも、もう心配はいらないわ。ここで療養したおかげで彼女の体調も良くなったから」
マサキ「ここの連中がウェンディを治療してくれたのか?」
テュッティ「ええ、そうよ」
マサキ(………)
ヤンロン「正直言って、僕は彼らを信用しているわけじゃない」「ここへ来たのはあくまでもウェンディの体調を優先しての選択だった」
マサキ(………)「ところで、リューネは…やっぱりここにいないのか?」
テュッティ「…あなた達の方でも彼女の行方はわかっていないの?」
マサキ「ああ…。それにリュウセイ達もな…」
ヤンロン(………)

マサキ「ウェンディ…身体の方は大丈夫なのかよ?」
ウェンディ「ごめんなさい…。あなた達に余計な心配をかけてしまって…」「でも、しばらくここにいたおかげでだいぶ良くなったわ」
マサキ「そ、そっか…」(………)
ウェンディ(………)
マサキ(………)
ウェンディ「ねえ、マサキ…サイバスターの調子はどう?」
マサキ「そんなことより、自分の身体の心配しろよ」
ウェンディ「でも、あの機体は私が設計したものだし…何よりあなたが乗っているから気になるわ」
マサキ「何だよ? それって俺が頼りないってことかよ?」
ウェンディ「うふふ、違うわ…」
マサキ「?」
ウェンディ(…何故ならサイバスターは私とあなたを結ぶ絆だから…)(…なんて言っても、マサキは気づいてくれないわね、きっと)
マサキ「どうしたんだ?」
ウェンディ「何でもないわ。それより、あなたにお願いがあるの」
マサキ「お願い?」
ウェンディ「…リューネさんを捜してあげて」
マサキ「!」「ああ…わかってるよ」
ウェンディ(………)「やっぱり…気になる?」
マサキ「そ、そりゃもちろん…一緒に戦って来た仲間だし…」「ま、でも…きっと大丈夫だよ。あいつ、タフだからさ」
ウェンディ(………)「彼女のこと、信頼してるのね」
マサキ「そ、そんなんじゃねえよ。何て言うか、その…腐れ縁みたいなモンでさ」
ウェンディ「でも…何だかリューネさんがうらやましいわ」
マサキ「何で?」
ウェンディ「前にも言ったけど、私はラ・ギアスにいるマサキしか知らないもの」「でも、彼女は地上にいたあなたのことも知ってる…」
マサキ「ウェンディ……」
ウェンディ「ごめんなさい、変なことを言っちゃって。私の身体のことは心配してもらわなくても大丈夫だから」
マサキ(………)

アムロ「で、返答は保留して来たのか?」
ブライト「ああ。確かに恐竜帝国は脅威だが…」
クワトロ「メイガスはイノセントだ。ワナの可能性もまだ捨て切れん。現段階で協力するのは危険だろう」
アムロ「じゃあ、彼女が教えてくれたという伝説はともかく…」「黒歴史の詳細についてのデータはわからずじまいか」
クワトロ「ああ。司政官レベルではイノセントの中枢コンピュータにアクセス出来ないそうだ」
ブライト「今以上の情報は彼らに協力することを約束しなければ手に入らないだろうな」
アムロ「これからどうする?」
ブライト「とりあえず不審な点はあるが、メイガスは我々の敵ではなさそうだ」
クワトロ「黒歴史の件はともかくイノセントについての情報は手に入れておきたいところだな」
ブライト「しばらく様子を見よう。ドーム内に残して来た万丈やJ9が何かつかむかも知れないからな」

〔ノックの音〕
ティファ「誰?」
ガロード「俺だ、ガロードだ」
〔ドアノブを回す音〕
ガロード「…寝てたのかい?」
ティファ「…さっき、起きたところ…」
ガロード「じゃ、ちょうど良かったな。な、ティファもドームの中へ行かないか? 公園とかあるらしいぜ…」
ティファ(………)
ガロード「どうしたんだ…? 何かあったのか?」
ティファ(………)
ガロード「夢を…見たんだな? どんな夢だ?」
ティファ「ガロードと…本当に逢えなくなる夢…」
ガロード「それって、未来が見えたのか?」
ティファ「私にもわからない…。でも…もう逢えない気がして…
ガロード「逢えないって…どういう意味だよ!?」
〔警報〕
ガロード「敵襲か!?」
ティファ(………)
ガロード「いいか、ティファ! 絶対にここを動くんじゃないぞ!」

〔爆発音〕
〔画面、振動〕

チル「な、何なんだわさ!?」
ギャバン「今のは爆発だぞ!?」
コトセット「攻撃を仕掛けて来るのはどこのバカだ!? ここがどこだかわかってんのか!?」
チル「コ、コトセット! 敵はウォーカーマシンだわさ!!」
コトセット「嘘つけ! ここはイノセントのドームだぞ! ブレーカーが攻撃して来るなんて…」
チル「ホントだわさ!! 自分の目で外を見てよっ!!」
ギャバン「おう、嬢ちゃんの言うとおりだ。あれはウォーカーマシンだな…!」
コトセット「!」「ほ、本当だ…!! ブレーカーがイノセントに攻撃をして来るなんて…」
ダイク「俺達じゃあるまいし…」
コトセット「くっ…! ドームの中にいるお嬢さん達に連絡を! 手の空いてる者は砲座に回ってくれ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「もう逢えない気がして」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔敵ユニット出現〕

サラ「間違いない、ウォーカーマシンだわ。トニヤ、キャプテンに連絡して」
トニヤ「とっくにコールしたわ。とりあえず、キャプテン達が戻ってくるまであたし達で何とかしなきゃ…」
サラ「わかったわ」「コトセットさん、艦をここに固定して敵を食い止めます。協力をお願いします」
コトセット「了解!」
サラ「艦内の出撃可能な機体は発進して、敵を迎撃して下さい!」
〔味方ユニット出現〕
ギャバン「何だぁ!? 残っているメンバーは女子供ばかりか!? これはお守りが大変だな…」
ソシエ「それ、どういう意味ですか!?」
ギャバン「どうもこうも…そのまんまの意味だが?」
ソシエ「失礼しちゃうわ。いつまでも子供扱いしないで下さい!」
プル「そうよ! あたし達だって頑張ってるもん。ね、プレシア」
プレシア「うん」
ギャバン「ははは、悪かった。ま、嬢ちゃん達は俺が守ってやるよ」
ガロード「………」
ファ「ガロード、どうしたの?」
ガロード「ん? あ、いや…何でもないよ」
ファ「そう…?」
メシェー「ティファとケンカでもしたんじゃないの?」
ギャバン「よーし、おしゃべりはそこまでだ。散開して敵機を迎え撃つぞ!」
<戦闘開始>

<2PP>

トニヤ「変ね…敵に動きがないわ」
サラ「陽動かしら?」
ギャバン「敵が動かないってのなら、こっちから攻撃を仕掛けるまでだ! 他の連中の出撃を急がせてくれよ!」
サラ「了解です。艦のクルーは周辺の索敵を怠らないように!」
ガロード「………」(ティファ…もう逢えないなんて…どういうことだ?)
ギャバン「おい、ガロード! ボーッとしてると、やられるぞ!」
ガロード「あ、ああ…ごめん」

<敵全滅・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
トニヤ「敵の増援だわ! やっぱりさっきのは陽動だったのね!」
コトセット「あれはホーラのガバリエ…だとしたら、襲って来てる連中はあいつの一味なのか!?」
サラ「もうすぐ他の人達が戻ってくるわ。それまで持ちこたえて!」
トニヤ「ところで、ここを守ってるっていうあの派手なマシンは何やってんの!?」
シンゴ「言われてみりゃ、あいつら…出てこないよなあ。自分達のドームがピンチだってのにさ」
サラ「確かにおかしいわね…。私達がここへ近づいた時は迎撃に出て来たのに…」

<敵増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
エルチ「コトセット、待たせたわね! 今、戻ったわよ!」
コトセット「お嬢さん!」
エルチ「準備の出来た者から出撃! メイガスのドームを守るのよ!!」
〈出撃ユニット選択〉
サラ「各機へ! 新たに現れた敵部隊も陽動である可能性が高いと思われます!」「部隊を展開して、なるべく短時間に敵部隊を倒して下さい!」
エルチ「………」「あれって…ホーラが乗ってたランドシップじゃない?」
コトセット「え、ええ…多分」
エルチ「じゃ、じゃあ…このSポイントを襲って来てるのは…ホーラなの!?」
ラグ「まっさかぁ。あのホーラがイノセントに楯突くような真似をするなんて…」
ジロン「ん? 待てよ…ホーラに命令を出してるのって、イノセントだよな」「ってことは、そのイノセントがここのイノセントを襲わせる命令を出したのか…?」
ラグ「そんなの知らないよ。同じイノセントでも仲が悪いんだろ、きっと」
ジロン「…争いの嫌いなイノセントが、か…?」

<敵全滅or味方援軍1出現の3ターン後のEP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
コトセット「また出やがった!」
メディック「こっちのマシンを母艦から引き離そうとしているみたいじゃのう」
チル「ね、ね…ひょっとしてワナなのかさー?」
ジロン「ハッ、あのホーラにそんな気の利いた真似が出来るもんか」
エルチ「余計なことを言ってないで、早く敵を片づけなさい!」

<敵全滅or敵増援2出現の3ターン後のPP>
〔敵ユニット出現〕
ガロード「あ、あれはフロスト兄弟! フリーデンのあんな近くに!!」
トニヤ「これが最終目的だったっていうの!?」
オルバ「フフフ…兄さん、作戦は上手く行ったようだね」
シャギア「ああ。古典的な陽動作戦だったが我々がアイアン・ギアーやフリーデンに接近する時間稼ぎになった」「ホーラ君。我々が敵を引きつけておく。その間に事を済ませたまえ」
ホーラ「ああ、わかってるよ」「それにしても…イノセントが無傷で女を連れて来いだと…? しかもエルチかラグだと?」
ゲラバ「いっひっひ…いいんじゃないスか? まだエルチを嫁さんにしたいんでしょ? この際さらって嫁さんにしちゃったら…」
ホーラ「そ、そうだな…」
〔ホーラ&ゲラバ、コトセットへ隣接〕
ゲラバ「動くなよ、アイアン・ギアー!!」
コトセット「ホーラか!?」
ホーラ「他の機体も動くなよ! アイアン・ギアーのブリッジは俺達が押さえた!」
ジロン「くそっ…卑怯な真似を!」
ホーラ「ジロン、久しぶりだな。今日こそ貴様と最後の決着をつけてやる!
ジロン「フン、ホーラ! いつから敵役になったんだ?
ホーラ「何だと!
ジロン「それは敵役の言う決まり台詞じゃないか!
ホーラ「今日から俺が主人公だ。そのつもりで帰ってきたのだ」「ハッハッハッハ! これが主人公に相応しいウォーカーマシンなのだよ、パワーが違う!
ジロン「またエルチに銃を突き付けてプロポーズでもするつもりかよ!?」
ホーラ「動くなと言っただろう! もう前回と同じ失敗はしないぜ!」
〔機体の拘束音〕
〔コトセットに爆発〕

エルチ「きゃああああっ!」
ファットマン「エルチ!」
コトセット「お、お嬢さんっ! ホーラ、お嬢さんを捕まえてどうするつもりだ!?」
ホーラ「悪いな、これもイノセントの命令なんだよ!」
ジロン「な、何だって!?」
ラグ「イノセントがエルチをさらって、何をしようってのさ!?」
ホーラ「そんなこと、俺が知るか!」
ラグ「前から見損なってたけど、今回はホントに見損なったよ! あんた、ホレた女をイノセントに取られてもいいってのかい!?」
ホーラ「うるさい! エルチは俺が…俺が守ってみせる!」
ジロン「何を主役キャラみたいなこと言ってんだ! エルチは返してもらうぞ!」
ホーラ「動くなドマンジュウ! エルチの命は俺の手の中にあることを忘れるんじゃねえぞ!」
ジロン「うっ…!」
オルバ「あの連中、どうやら首尾良くやったみたいだよ」
シャギア「そうか…では、私達もボーナスを頂いて行くとしよう」
オルバ「わかったよ、兄さん…」
〔オルバ、サラへ隣接〕
〔機体の拘束音〕
〔サラに爆発〕

トニヤ「きゃああっ!」
サラ「居住区の外壁、大破!!」
ガロード「ま、まさか…!?」
オルバ「そう、そのまさかさ…。囚われの姫君は僕達が預かった」
ティファ「………!」
ガロード「ティファッ!!」
シャギア「動くな。動くとヴァサーゴのメガソニック砲を撃つ…」
ガロード「て、てめえら…!!」
シャギア「これで目的は達成した…」
ガロード「ま、待てっ!! ティファをどうする気だ!?」
シャギア「動くなと言ったはずだ。警告を無視するのなら、このままフリーデンを破壊する」
ガロード「うっ…く、くそぉぉっ!!」
シャギア「さらばだ、ダブルエックス」
ティファ「ガロード!!」
〔敵ユニット離脱〕
ガロード「返せよぉ…ティファを返してくれ…! 約束したんだ…ずっと一緒にいるって…約束したんだ!」「それにまだ話したいこともたくさんあるんだ! ティファァァァァッ!!
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 Sポイント

ジロン「バッキャロー! あんたが側にいて何であんなことになるんだよ!?」
コトセット「あの状況で何が出来た!? 仕方なかったんだよ!」
ジロン「無茶苦茶じゃないか! これじゃ俺達はホーラに手玉に取られて…」「ファットマン! 貴様だっていたんだろうに!」
ファットマン「う…うう…」
ジロン「くそっ!! これじゃあんまりじゃないか!!」
健一「よせよ、ジロン。ここで暴れたってどうにもならない…」
ジロン「う……」「く、くそっ…! 何でこんなことになっちまったんだ…!」
ラグ「ジロン……」
アムロ(………)「…ガロードはどうしている?」
パーラ「あいつ…あれから部屋に閉じこもったままだぜ…」
ロアビィ「ま、ショックは大きいだろうね…」
忍「ジロンの気持ち、わかるぜ。昔、俺も同じような目に遭ったからな…」
アムロ(………)「パーラ、ウィッツ…ガロードから目を離さないでくれ。また一人で飛び出すかも知れないからな」
パーラ「ああ、わかった…」
忍「それにしてもよ…あのゼンガーって奴とイーグレットは何をしてやがったんだ?」
健一「そうだ。俺達は彼らの代わりに戦って、仲間を連れ去られたってのに…」
ジロン(………)(エルチ、待ってろよ…。必ず俺がこの手で救い出してやるからな…!)

アイザック「お町、調査の結果は出たか?」
お町「う~ん…出たっていうか、何も出なかったっていうか…」
アイザック「どういうことだ?」
お町「ここの端末を色々と調べて見たんだけど…システムが起動したのはつい最近みたいね」
万丈「何だって…?」
アイザック「妙だな…。私の見たところ、イノセントはコンピュータの恩恵なしでは生きて行けぬ種族のようだが…」
万丈「いや、これでこのSポイントに人がいない理由がついたかも知れない…」
ボウィー「ど、どゆこと?」
お町「ボウィーちゃんにもわかるように、お答えから申しますれば…」「このSポイントはついこないだまで無人だったの。これ、どういうコトかわかりる?」
ボウィー「な、何となく…」
お町「ホントかしら?」
ボウィー「つまり…あのメイガスっていう美人の姉ちゃんはイノセントじゃないってことだろ?」
お町「イェイ、ご名答!」
アイザック(………)
万丈(………)
ボウィー「ん? ってことは…彼女、いったい何者なのよ?」
お町「さぁ。もしかして、幽霊だったりして…」
ボウィー「ローレライの海じゃあるまいし…幽霊なんて、さかまさかま…いや、まさかまさか」
アイザック(………)「ボウィーの言葉…あながち冗談ではないかも知れんぞ」
万丈「ああ…」(…メイガス達がイノセントでないのなら、いったい何者だというんだ?)

メイガス「では…あなた方はここから去られると?」
ブライト「ええ。あなた達にご協力できないのが残念ですが…」
メイガス(………)「…理由は何なのです?」
万丈「…ご存じのとおり、僕達の仲間がイノセントにさらわれました」「ですから、僕達は彼らを助けなければなりません」
メイガス(………)「それは…地球を地底の悪魔達から救うこと以上に大事なことなのですか?」
万丈(………)「僕達にとっては同じぐらい大事ですね」
メイガス(………)「そうですか…」
ブライト「申し訳ありません。我々の仲間まで助けて頂いておきながら…」
メイガス「いえ、いいのです…」
万丈「ですが、我々もいずれは恐竜帝国と戦うことになるでしょう」「どうか、それだけは忘れないで下さい」
メイガス「わかりました…。それでは、どうかご武運を…」
〔歩き去る足音〕
メイガス(………)(………)
イーグレット「メイガス、よろしいのですか? 彼らをこのまま立ち去らせて…」
メイガス「…余計な疑いを持たれたまま手元に置くよりも、好きに泳がせる方が得策というもの…」
イーグレット「なるほど。スケープゴートというわけですか…」
メイガス「そう。おそらく、これからの戦いは彼らを軸にして動いていく…」「イーグレット、イレギュラーに監視をつけなさい。彼らから目を放してはいけません」
イーグレット「…了解致しました」
【戦闘マップ2終了】


● No24「大地の守護神」 へ戻る

● 熟練度14以下 → No26A「破れかぶれのラグ」 へ進む

  熟練度15以上 → No26B「果てしなき大空へ誓う」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦α外伝」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。