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No.27A
捨て身と捨て身の大激闘

【シナリオデモ開始】
現在位置 移動中

ビリン「これがイノセントの主要拠点を記したガリアの地図です」
ジャミル「つまり、彼らのドームの位置を示した地図か」
ビリン「全部というわけじゃないけど…」
竜馬「結構、数があるんだな」
ビリン「そして、ここがアーサー=ランクがいると言われる最重要ポイント、ヨップ…」
ブライト「アーサー=ランク…?」
ビリン「ええ。イノセントの長と呼ばれる人物です」「そしてイノセントの中枢もこのヨップ・ポイントにあるという噂です」
エマ「キエル=ハイムの話は本当だったのね…」
ゼクス「アーサー=ランクとはどういう人物なのだ?」
マリア「その正体は謎に包まれています。誰もその姿を見た人はいません…」
竜馬(………)(キエルさん…いや、ディアナ女王はアーサーのことを知っているようだが…)(直接彼と会ったことがあるんだろうか…?)
ジャミル(………)「地図によれば、この近くにイノセントのポイントがあるようだな」
ビリン「ええ。Pポイントです」
健一「Pポイント? それって…」
ゼクス「知っているのか?」
健一「ええ。そこへ行ったことがあります」
ビリン「ホントなの?」
健一「ああ。そこでビエルという司政官と会った」「そして、俺達は彼に頼まれて北アメリア大陸へ行ったんだ」
エマ「会ったことがあるって…その人は味方なの?」
健一「それは…わかりません。ビエル司政官はポタン砲という武器を俺達とビックマンに渡し…」「互いに戦わせようとしましたから」
エマ(………)
健一「でも、もしかしたら…エルチやティファはそこにいるかも知れません」
ジャミル「何故、そう思えるのだ?」
健一「ビエル司政官はジロンや俺達に興味があるようでしたから」
エマ「だから、直接あなた達と会ったというわけね…」
ブライト「よし…そのPポイントへ行ってみよう」
ジャミル「危険だな。イノセントがブレーカーを配備して我々を待ち受けている可能性がある」
ブライト「それは百も承知だ。だが、今の我々には情報が必要だ」
ブライト「メイガスの例をとってみてもわかるように…この大陸には疑問が多いからな」
ジャミル(………)

現在位置 Pポイント

ドワス「ビエル様、イレギュラーの一行がこのポイントへ近づいているようです」
ビエル「やはり来たか…」
ドワス「いい機会です。カラス=カラス達に彼らを迎撃させましょう」
ビエル「ジロン達には手出しは無用だと言ってあるはずだが?」
ドワス「ですが、彼らはエルチ=カーゴをさらったのが我々だと気づいています」「場合によってはこちらへ攻撃を仕掛けてくる可能性も…」
ビエル「それより、廃棄されたはずのSポイントにいたという者達の調査はどうなっている?」
ドワス「カラスからの報告の後調査隊を送り込んだのですが…それらしき者は認識できませんでした」
ビエル(………)「では、ジロン達を丁重に出迎えたまえ」
ドワス「し、しかし!」
ビエル「これは命令だ。いいな?」
ドワス(………)(もうこれ以上、奴らを野放しにするわけにはいかん。ならば…)

サエグサ「ブライト艦長、Pポイントが視界に入りました」
ブライト「ウォーカーマシンの反応は?」
サエグサ「今のところありません」
ブライト「そうか…」
クワトロ「こちらを迎え入れるつもりか?」
ブライト「それはまだわからん」

〔通信のコール音〕
トーレス「ブライト艦長、Pポイントのドワスと名乗る人物から通信が入っています」
ブライト「よし、正面モニターに映像をまわしてくれ」
ドワス「接近中の3艦に告ぐ。私はPポイントのドワス二級司政官だ」
ブライト「こちらはアーガマンのブライト=ノアだ」
ドワス「ここはイノセントの聖域だ。手形のない者は立ち入りを禁じている。早急に立ち去れ」
ブライト「我々にはアイアン・ギアーも同行しているのだが…」
ドワス(………)「ブルーストーンの上納を行う気があるのなら、それには応じよう」
クワトロ(我々からアイアン・ギアーを引き離すつもりか…)
ブライト「…了解した。ではアイアン・ギアーのみをそちらに向かわせる」
ドワス「よろしい。アイアン・ギアーはドーム近くで待機し、こちらの指示を待て」

万丈「…と、いうわけで情報収集のためにドーム内へ侵入するメンバーを募りたいんだ」
ジロン「じゃあ、俺が行くよ。前にも入ったことあるからさ」
万丈「助かるよ」
ラグ「あたしも行くよ」
ジロン「ラグ…」
ラグ「みんなには借りもあるしね…。それにジロンが暴走しないように監視役も必要だろ?」
ブルメ「どっちが監視役なんだが…」
ラグ「ブルメ、何か言ったかい?」
ブルメ「いや、別に…」
ガロード「俺も行く」
ジロン「ガロード…」
ガロード「頼む、俺も連れて行ってくれ。ティファの手がかりを少しでも手に入れたいんだ」
ジロン(………)「よし、一緒に行こうぜ」
ガロード「いいのかよ?」
ジロン「ああ。しょげてるガロードなんて、らしくないからな」
万丈「よし…じゃ、行くとするか」
キエル(………)

ドワス「前借りだと? 今まで一度の前例もないことだと知って頼むのか?」
カラス(………)
ドワス「しかも、貴様は前の戦いでブルーストーンを全て失ったのだろう?」
カラス「う……」
ドワス「一度前例を許せば、二度三度と同じ者が出てくる。認められんな」
カラス「そこを何とか! この通りです! 弟は殺され、女房までも…」「そればかりか私まで丸裸にされて男が立ちません!」「私がこうなったのも、アイアン・ギアーと戦力があまりにも違いすぎたため…」
ドワス「戦力?」
カラス「はい…せめて同じ規模のランドシップさえあれば、あんな小僧ごときに背を向ける私ではありません…」
ドワス「ドックの新型ランドシップのことか?」
カラス「はい。あれを前借り出来れば、弟や女房の仇討ちも…!」
ドワス(…互角の戦力を与えて、ジロン達を始末するという方法もあるか)「良かろう、特別に許そう」
カラス「えっ!? ドワス様、あなたは神様です!」
ドワス(………)(ここでアイアン・ギアーを倒せばカシム様も私の力を認めて下さるだろう…)(ビエル様…教義に忠実であるあなたはアーサー様は、このイノセントの世には不必要なのです…)

万丈「みんな、こっちだ!」
ラグ「とりあえず、ドックから抜け出すのは成功したね」
ガロード「なあ…俺、前から疑問に思ってたんだけどさ」「どうしてガリアのイノセントはドームの中から出て来ないんだ?」
ラグ「どうしてって…それが当たり前だからさ」
ガロード「でも、フォートセバーンのイノセントはドームの外にいたぜ?」「それにSポイントのメイガスやイーグレットって連中も…」
万丈(………)
ガロード「でも、ここのイノセントはドームの中にいる。何か変じゃないか?」
ジロン「う~ん、言われてみれば…」
ラグ「!」
ガロード「ラグ、どうしたんだ?」
ラグ「しっ…。誰かがあたし達を尾行してるみたいよ」
万丈「よし、そこの物陰に隠れて取り押さえよう」
ラグ(………)
ガロード「それっ!」
ロラン「うわっ!」
万丈「ロラン!?」
キエル(………)
ガロード「どうして、あんた達がこんなとこにいるんだよ?」
ロラン「そ、それは…」
キエル「ロランを責めないで下さい。責任は無理を言った私にあります」
ラグ「あんたみたいなお嬢さんがこんな所へ来て何をしようっていうのさ?」
キエル(………)「私はどうしてもイノセントの司政官に会わなくてはならないのです」
ジロン(………)
ガロード「ま、ついてきちゃったのはしょうがないよ。それより、さっさと仕事しようぜ」
ジロン「そうだな。グズグズしてたら見つかっちゃうもんな」
〔サイレン〕
万丈「! 見つかった!?」
ジロン「ほら、言わんこっちゃない!」
ガロード「ど、どうするんだよ!?」
ジロン「…こうなったら行けるところまで行くしかない!」

ビエル「…侵入者発見の警報だと? 何故、警報を鳴らす必要がある…」「まさか、ドワスめ…。この機に乗じてジロンやイレギュラーの者達を処分するつもりなのではあるまいな?」
〔扉の開閉音〕
ジロン「よし、ここに隠れるぞ!」
ビエル「! ジロン=アモス…!!」
ジロン「あ、あんた…ビエル司政官かい!?」
ビエル「どうして君達がここへ?」
ガロード「何言ってんだよ! あんたの部下が追いかけて来たからだろうが!」
ビエル「ドワスが…? そうか…」
ジロン「それより、あんた! エルチをどこへやったんだ!?」
ガロード「そうだ! ティファを返せ!!」
ビエル「ティファという人物は知らないが、エルチ=カーゴはもうここにはいない」
ガロード「な、何だって!?」(ティファを知らないって…!? じゃ、じゃあ…いったいティファはどこに…?)
ジロン「やっぱり、エルチをさらように命令したのはあんただったのか!」
ビエル「それにはワケがあるのだ」
キエル「待って下さい、ジロン…」
ジロン「!?」
キエル「私にその方とお話をさせて下さい」
ビエル「あなたは?」
キエル「…キエル=ハイムと申します。ディアナ=ソレルの使いの者です」
ビエル「ディアナ=ソレル…!! では…!」
キエル「ディアナ女王はあなた方との和平を望んでいます」「どうかこのことをあなた方の長、アーサー=ランクにお伝え下さい」
ビエル(………)
キエル「そして、ディアナ=ソレルとアーサー=ランクの会見を…」
ビエル「それでイノセントとムーンレィスの戦いが回避できると?」
キエル「はい。そう信じております」
ビエル(………)
万丈「…今は人間同士で争っている場合じゃないからね」「地底から恐竜帝国と呼ばれる者達が現れたことはあなた方も知っているだろう?」
ビエル(………)
キエル「イノセントの中にもムーンレィスとの戦いを良しとしていない方々がいらっしゃるはず…」「そう…アーサー=ランクのように」
ビエル「それを知っておられるのなら説明も容易いものとなるでしょう」「ですが、私はこのゾラをムーンレィスに渡すつもりはありません」
キエル「!」
ビエル「何故ならば、時が満ちていないからです。我々の計画はまだ終わっていない…」
万丈「計画?」
ビエル「そう…人類再生計画だ。我々イノセントはは気の遠くなるような年月をかけてその計画を進めて来た」
万丈「人類の…再生だって?」
ビエル「…遙かな昔に起きた大異変でこの惑星ゾラは人の住めない星となってしまった」「生き残ったわずかな人々はゾラを捨て、生活の場を月や宇宙へ移した」「そして…長い年月をかけてゾラの環境は再生され、人は大地への帰還を果たした」
万丈(…メイガスが僕達に教えてくれた伝説と内容が一致しているな…)
ビエル「だが、変貌したゾラの環境は宇宙での生活に馴染んだ人々にとってあまりにも過酷だった」
キエル(………)
ビエル「そのため、人々はドームの中で暮らすことを余儀なくされたのだ」
ジロン「それが…イノセントの先祖…?」
ビエル「そうだ。ゾラに帰還した我々の祖先は再び大地の浄化を始めたが…」「それにも長い年月がかかり、イノセントは種としての限界を迎え始めてしまった」
万丈(………)
ビエル「そこで、我々の先祖は一つの計画を開始した」「その計画の内容はゾラの環境に適応した人種を作り出すことだった」
万丈「!」
ビエル「いや、正確に言えば…太古の人間が本来持っていた生命力を取り戻そうとしたのだ」
ロラン「太古の人間って…もしかして、万丈さん達のことですか?」
ビエル「イレギュラーの者達が過去から来たということが事実ならな」
万丈(………)
ビエル「そして、我々はヒトの品種改良を繰り返し…強い肉体と精神を持った人種を生み出すことに成功した」
万丈「まさか…それが!」
ビエル「そう。シビリアンと呼ばれる種族…」「ジロン君、君達のことだよ」
ジロン「何だって!!」
ビエル「君達はゾラの後継者として我々に育てられてた人種であり、我々の希望…そして夢なのだ」
ジロン「お、俺達、そんなに凄いの?」
ラグ「さ、さあ…」
ビエル「だからこそ、我々は君達に様々な試練を与えて来た…」
ジロン「それって…もしかして三日の掟とか…?」
ビエル(………)
万丈(過酷な環境に対応した人種の創造だと…)(それじゃ、まるでメガノイドじゃないか!)
キエル「では、あなた方イノセントはムーンレィスとの共存を望んでいないと?」
ビエル「ムーンレィスがゾラへの帰還を切望していることは良く理解している」「…我々もそうだからな」
キエル(………)
ビエル「だが、まだ人類再生計画は完全に終了していないのだ…」「そんな時にムーンレィスが帰還しても戦争が起きるだけだ。かつてのように…」
キエル(………)(私が…地球への帰還を焦り過ぎたと…?)
ビエル「そして、イノセントの中にはシビリアンにゾラの大地を譲ることを良しとしていない者もいる」
万丈「自分達の支配体制がゆらぐのを嫌って…か?」
ビエル「そうだ…。その者の名はカシム=キング…アーサー様の補佐を務める男だ」
ジロン「カシム=キング…。悪い奴のボスってわけか…」
ビエル「現在、イノセントの実権はカシム=キングが握っていると言っていい」
キエル「! ということは…」
ビエル「イノセント本来の目的…シビリアンにゾラの大地を明け渡そうと考えておられるアーサー様は…」「カシムによって幽閉されている可能性が高い」
キエル「……!」
ビエル「だが、アーサー様なら…イノセントとシビリアン、そしてムーンレィスとの共存を望まれるかも知れん」
キエル(………)
ビエル「…あの方はそういうお方なのだ」
〔走る足音〕
ブレーカー「こっちの侵入者がいるぞ!」
ロラン「!」
キエル「一つだけ教えて下さい。アーサー=ランクの居場所は?」
ビエル「ヨップ・ポイントだ」
キエル「ヨップ・ポイント…」
ビエル「ディアナ=ソレルが和平を望んでいるというのなら…」「君達の手であのお方をカシムの下から救い出してくれ」
ジロン「ああ。その人、カシムっていう悪い奴に捕まってんだろ?」
ビエル「…おそらく、エルチ=カーゴもカシムの所にいる」
ジロン「本当か!?」
キエル「ビエルさん…」
ビエル「さあ、行くがいい。あちらの出口なら見つからずに逃げられる」「そして、その先には新型のウォーカーマシンもある。それを使ってドームから脱出したまえ」
ガロード「よし、行こうぜ!」
〔走る足音〕
ビエル「…アーサー様を頼んだぞ、シビリアン…それにイレギュラーの諸君」


ガロード「じゃ、じゃあ…ティファもそこにいるのか!?」
ビエル「すまんが、ティファという人物のことについては何も知らない」
ガロード「な、何だって!!」(ティファを知らないって…!? じゃ、じゃあ…いったい…!)
万丈(………)
ビエル「今の私が君達に教えられることは以上だ…」
万丈(………)「では、僕達はヨップ・ポイントを目指します」
ビエル「…アーサー様を頼んだぞ、シビリアン…それにイレギュラーの諸君」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「捨て身と捨て身の大激闘」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
ソシエ「ドームに動きがあったって?」
マリア「ええ、見て下さい! 中をガードマン達が走ってます!」
豹馬「どうやらジロン達、見つかっちまったようだな」
コトセット「仕方がない、こうなったらアイアン・ギアーで…」
ビリン「待って! ドームのゲートが開き始めたよ!」
豹馬「中から何か出てきたぜ!」
コトセット「あ、あれは!?」
〔敵ユニット出現〕
〔カーソル、カラスを指定〕

コトセット「ア、アイアン・ギアー!?」
豹馬「ど、同型艦かよ!?」
小介「そ、そんな…!」
十三「こっちの母艦と同じ型やて!? こりゃ今までにあらへんかったパターンやな」
コトセット「あ、ありうる話だ…何てったって、アイアン・ギアーはイノセントが造った艦だからな!」
カラス「ハハハ…見たかアイアン・ギアーのガキどもめ」「パターン破りのザブングルと言えども、同型艦が敵になって出てくるとは思うまい
豹馬「おい、ヤバいぜ! アイアン・ギアーって、今までの戦闘で結構ガタが来てるんだろ!?」
コトセット「あ、ああ…。あわよくば、あのドームから物資をかっぱらって修理をしようと思ってた…」
カラス「野郎ども、よく聞け。これから弔い合戦に向かう!」「だからだ…この船の名前を我が愛する妻グレタ、そして最愛の弟ガリーから取って…」「…グレタ・ガリーと名づけることにする!」「女房の仇、弟の仇を討たせてもらうぜ。この新造艦グレタ・ガリーで息の根を止めてくれるわ
十三「グレタって…こないだの年増のオバハンかいな!」
コトセット「アイアン・ギアーに集中攻撃を食らったら終わりだ! みんな、援護を頼むぞ!!」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<カラスHP70%以下>

カラス「まだまだ! こんなところで倒れたら母ちゃんに合わせる顔がない!」
〔カラス、精神コマンド「根性」使用〕

<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>
カラス「遊びは終わりだ! ここで一気に片をつけてやる!」「グレタ・ガリーを変形させろ!」
〔カラスのいる地点に噴煙〕
〔カラス、変形〕

豹馬「向こうが先に変形しやがった!」
ダイク「コトセット! こっちも変形して応戦しろよ!」
コトセット「そ、それが…アイアン・ギアーの変形機構は故障したままなんだ…!」
ダイク「な、何だってぇ!?」
ブルメ「それじゃ、踏み潰されるのを待つだけじゃねえかよ!」
カラス「もらったぞ、アイアン・ギアー!」
〔カラス、コトセットへ隣接〕
カラス「弟の仇、妻の仇め! 覚悟!」
[イベント戦闘「コトセットvsカラス」]
カラス「よく耐えたな! だが、次の一撃がとどめだ!」
コトセット「だ、駄目だ! もうアイアン・ギアーはもたない!」
〔味方ユニット出現〕
ビリン「ジロン達なの!?」
ダイク「あのウォーカーマシン…新型か!?」
ジロン「ラグ、どうだ? 動かせそうか?
ラグ「わかんないよ! でもなんとかなるんじゃない?
ジロン「へへへ…新型か何か知らないけど、同じようなモンだろ? ガスは…入ってるか
〔エンジン音〕
ジロン「おお、この音は16気筒か!」「うぉぉ、さ、さすが~! 感動的!」「そうか…ラグの方が足で、こっちが上半身でウォーカーマシンになるのか。なるほど、ザブングルより簡単な変形だ」「機銃も4門か。ギャリアってうの、へ~。ラグ、ドッキングやるぞ!
ラグ「ってみる? タイプは新しいけど、簡単に出来そうよ
〔ジロン&ラグ、フォーメーション〕
〔機体の連結音〕
〔機体の拘束音〕
〔ジロン、合体〕

ジロン「よぉし! こいつの力、試してみるぞ!」
〔ジロン、カラスへ隣接〕
カラスこの緑のウォーカーマシン、イノセントの新型か!?」
ジロン「行っけぇぇぇっ! ウォーカーギャリア!!」
[イベント戦闘「ジロンvsカラス」]
カラス「し、しまった! 変形用のバランサーをやられた!」
ジロン「す、すごい! このウォーカーギャリアのパワー、ザブングル以上だ!」
ドワス「カラスめ! アイアン・ギアークラスのランドシップを使っておきながら!」「…かくなる上は!」
〔敵ユニット出現〕
ラグ「見なよ、ジロン! 向こうも新型を出して来たよ!」
ジロン「あのウォーカーマシン…空を飛んでる!」
コトセット「な、何!? 飛行するタイプなんて初耳だぞ!」
万丈「なるほど…シビリアンには飛行不可能なウォーカーマシンを渡し、自分達はあのようなタイプを用意していた…」「支配にこだわる連中がいかにも考えそうな手だ」
ラグ「まったくだよ! イノセントもこすっからいね!」
ビエル「ドワスめ…禁を破り、ドームから外へ出ての攻撃を開始したか」「ならば、我々も彼らの攻撃対象となる。このPポイントも終わりだな…」
カラス「イノセントが俺を信用しないで自分達が戦うというのか!?」
ジロン「まだわからないのかよ! イノセントはもうブレーカーなんか使わず直接自分達で邪魔者を消すつもりだ」「あんただって、連中はいざとなれば捨てるつもりなんだよ!」
カラス「…だが、俺にも面子がある! 弟や女房のためにも、お前達だけは俺のこの手で倒してやる!」
〔カラス、精神コマンド「根性」使用〕

<ジロンvsカラス>
ジロン「戦いをやめろ! 力のある運び屋同士を戦わせるのはイノセントの企みなんだ!」
カラス「それが本当だったとしてもアイアン・ギアーが弟と女房を殺したことに変わりはない!」

<カラス撃破・勝利条件達成>
カラス「うおおっ!?」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

カラス「お、おのれ…! まだ俺は死にはせんぞ! 弟と女房の仇を討つまでは!!」
コトセット「何!? まだ生きてるのか!?」
ブルメ「さっすが、アイアン・ギアーの同型艦!」
コトセット「そんなこと言ってる場合か! こっちはもうスクラップ寸前なんだぞ!!」
〔カラス、後退〕
ラグ「あいつ、逃げるつもりだよ!」
コトセット「くそっ! あいつのおかげでアイアン・ギアーはやられたんだ! こうなりゃ死に花を咲かせてやる!」「アイアン・ギアー突撃だ!」
カラス「つ、突っ込んでくるだと!?」
〔コトセット、カラスへ隣接〕
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕

カラス「か、母ちゃぁぁぁぁん!」
〔敵ユニット撃破〕
〔コトセットに爆発〕

ドワス「カラスがやられた!? くっ…このまま戦い続けても戦力を消耗させるだけか!」「仕方がない、このドームを放棄して脱出する!}
〔敵ユニット離脱〕
チル「見て、ジロン! ドームからイノセントが逃げていくだわさ!」
ジロン「………」「俺達…イノセントに勝った…のか…?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 Pポイント

ジロン「派手にやったもんだな…」
チル「アイアン・ギアー、壊れちゃった…」
コトセット「心配するな。パーツはたっぷりあるんだ。すぐに直してみせるさ」
カミーユ「そのパーツってまさか…」
コトセット「そう! あのグレタ・ガリーだ」
アストナージ「まあ、2艦の無事なパーツを組み合わせれば、まるまる1艦分ぐらいにはなるだろう」
キッド「こっちを直すよりも向こうに乗り換えてあっちを修理する方が早いかもな」
ウッソ「なんだか、敵艦のパーツで補修したリーンホースJr.みたいですね…」
アストナージ「こうなったら、メカニックマン総動員だ。早速作業に取りかかろう」
小介「僕も手伝います」
日吉「僕も」
アストナージ「ああ、助かるよ」
コトセット「よ~し、ついでに武装を強化しておくか!」
ウッド「あの…色とかどうするんですか?」
コトセット「色?」
ウッソ「ええ。アイアン・ギアーとグレタ・ガリーって色が違うじゃないですか」
キッド「そんなもん、塗り直せばいいじゃないか」
ウッソ「だって…100メートルクラスの戦艦だよ?」
チル「だったら、ウォーカーマシンで塗りゃいいんだわさ!」
ウッソ「な、なるほど…」
アストナージ「カミーユ、ウッソ、お前達はドームに行って使える物があるかどうか見て来てくれ」
カミーユ「わかりました」

ウィッツ「シビリアンがイノセントに作られた種族だと!!」
万丈「ああ」
ロアビィ「そういうの、ぞっとしないねえ」
イサム「まったくだ」
万丈「だけど、ビエル司政官に会ったおかげでこの世界の秘密が何となくわかってた」
ジャミル(………)
万丈「そして、僕達が次に何をやるべきなのかもね」
イサム「そのアーサーって偉いさんがいる…ヨップポイントへ行くんだろ?」
万丈「ああ。これ以上、人間同士で不毛な戦いをやってる場合じゃないからな…」
ジャミル(………)

コウ「で、イノセントの格納庫からは何が見つかったんだ?」
ウッソ「V2のアサルトパーツとウォーカーギャリアの追加武装です」
コウ「ギャリアのパーツはいいとして…V2のアサルトパーツが何でここに?」
ウッソ「今のV2はゾンダーエプタで見つけたものですし…」「イノセントが他のマウンテンサイクルで発掘した物を保管しておいたんでしょう」
コウ「なら、バスターパーツも探せば見つかるかも知れないな」
ウッソ「ええ」

現在位置 ノックス・ボストニア城

ミラン「何だと…!? もう一度言ってみよ、フィル少佐」
フィル「何度でも申し上げます。自分はあのディアナ=ソレルは偽者であると確信しております」
ミラン(………)「その証拠は?」
フィル「例の3隻の戦艦が海を渡ってガリアへ行ってからというものの…」「ディアナ女王は何ら具体的な政策を示してはおりません」
ミラン(………)
フィル「現在、北アメリア大陸のイノセントはフォートセバーンとゾンダーエプタを失ったことによって…」「具体的な動きを見せておらず、ミリシャもまた然りです」
ミラン(………)
フィル「つまり、この大陸で我らの障害となる者はいないのです」「我々がサンベルト建国宣言を行い、帰還民を大地に解放するには絶好の機会でありましょう」
ミラン(………)
フィル「なのに、あのディアナ=ソレルは本来の目的を忘れ、我々に現状維持の命令を出し続けるのみです」
ミラン(………)
フィル「兵達や帰還民も皆が疑問に思っております。何故、ディアナ女王が次の命令を出さないのかと…」「何故、約束の地サンベルトをディアナ・カウンターの物にしないのかと…」
ミラン「では、ソレイユにいらっしゃるディアナ様は何者だというのだ?」
フィル「ミラン執政官もご存じでしょう…ディアナ=ソレルに瓜二つの者がいることを…」
ミラン「何…? まさか、貴公は…」
フィル「ディアナ様はキエル=ハイムと二人きりで会われたことがある。可能性がない話ではありません」「そして、このボストニア城が我が軍の本拠地となってからも女王はソレイユから出ようとしない…」「まるで何かを恐れているように…」
ミラン(………)「貴公の話が事実として、いったいどうやってそれを確かめるというのだ?」
フィル「本人に直接確かめれば良いのです」
ミラン「しかし、それでは…」
フィル「どうか覚悟をお決めいただきたい。今の我々に必要なものは第二の故郷となるサンベルトの土地と…」「その地を外敵から守り抜くための戦力です」
ミラン「それではクーデター…反乱ではないか」
フィル「クーデター? よろしいではありませんか。もはや我々は月に還ることも出来ないのです」「この地で生きていくしかないのです。そのためには手段なぞ選んでいられません」
ミラン(………)
フィル「ですから…女王更迭の許可を頂きたい」
ミラン(………)「良かろう。貴公に任せる」

現在位置 ディアナ・カウンター駐屯地

ハリー「私にガリア大陸へ行けと?」
ディアナ「はい…」
ハリー「何故です?」
ディアナ「もう私のことを隠し通すのも限界でありましょう」「遅かれ早かれ、ディアナ・カウンターは実権はフィル少佐達に握られることになります」
ハリー(………)
ディアナ「それに、ディアナ様がここへお戻りにならないのは理由があるからでしょう?」
ハリー(………)「はい。あのお方はイノセントの長、アーサー=ランクに会い…和平交渉を進めるおつもりです」
ディアナ「ならば、ハリー中尉…ガリアへ行ってそれを見届けた後、ここへディアナ様をお連れして下さい」
ハリー「しかし、それではあなたが…」
ディアナ「フィル少佐達も事が軌道に乗るまでは私の存在を利用しようとするはず…」「少しの間なら、私だけでも時間を稼ぐことは出来ます。ですから…」
ハリー(………)(この方はご立派になられた…もはや単なるディアナ様の身代わりではない)
ディアナ(………)
ハリー「わかりました。この身に代えてもディアナ様をお連れ致します」
ディアナ「どうかよしなに…ハリー中尉…。そして、早く戻って来て下さい…」
ハリー「…お約束致しましょう」

ハリー(さて…ここからガリアへはスモーの高機動ユニットを使用すればすぐにたどり着けるが…)(イノセントの防衛網をいくつか突破せねばならんか…)
ムーンレィス兵「ハリー中尉」
ハリー「何か?」
ムーンレィス兵「フィル少佐の命令であなたの身柄を拘束致します」
ハリー「どういうことだ?」
ポゥ「ハリー中尉…今までよくも私達をたばかってくれたな」
ハリー(………)「自分はディアナ様の勅命で動いている。ポゥ少尉の行為は反逆だぞ」
ポゥ「反逆だと…!! よくもそんなことが言える!」「ここにいるディアナ=ソレルが偽者だということはわかっているんだぞ!」
ハリー(フィル少佐がついに行動を起こしたのか…)「ポゥ少尉、何を根拠にそのようなことを…」
ポゥ「問答無用! ハリー中尉、反逆者として貴様を逮捕する!」
ハリー「悪いが、そうは簡単につかまるわけにはいかん!」
ポゥ「待て!」
〔銃声〕
ムーンレィス兵「しまった、モビルスーツに!」
ポゥ「逃がすな!」
〔機体の発進音〕
ポゥ「くっ…ハリーめ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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