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No.37
僕らが求めた戦争だ

【シナリオデモ開始】
エルチ(………)(…私は……)「!!」「う、うう…だ、誰だ…? 私の心に…干渉してくるのは…!?」「や、やめろ…! 私に触れるな…! お前は誰だ…!!」「え、ええい! こ、ここから出せ! 私を出せぇぇぇっ!!」

テクス(………)
メディック(………)
ジャミル「どうだ、ティファ…?」
ティファ「…エルチさんの心は激しい憎しみに支配されています…」
テクス「何とか彼女の心を解放できないのか?」
ティファ(………)
メディック「ダメか…」
ジロン「お、おいおい! ダメかってどういうことだよ!?」
メディック「ジロン…」
ジロン「ムーンレィスの技術って、俺達より進歩してんだろ!? ホラ、あの…何とかマシンでさ!!」
テクス「すまんが、ナノマシンでこういう症状を治したという前例はない…」
ジロン「そ、そんな…! ティファ、お前の力で何とかエルチを元に戻せないのかよ!?」
ティファ(………)
カリス「ジロン、落ち着いて下さい。こういう事例は特殊なんです。対応はじっくり練らないと…」
ジロン「ううっ…! せっかくエルチを取り戻せたのにさ…これじゃ意味がないよ…」
カリス(………)

プルツー「それ、本当なの!?」
健一「ああ…。エルチはイノセントに精神を操作されているだけじゃなく…」「別の人格を移植されたらしいんだ」
プル「ひ、ひどい…」
フォウ「じゃあ、エルチの人格は…?」
健一「ティファの話によれば、消え去ってはいないらしいが…このままでは…」
プル「そ、そんな……」
プルツー(………)「…ねえ、私達で何とかエルチを助けられないかな?」
フォウ「プルツー…」
プルツー「私達は今まで他のみんなに助けられるばかりだった」
フォウ(………)
プルツー「今度は私達が助ける番だと思う…」
健一「でも…どうやって? ティファでもエルチの人格を元に戻すことは出来なかったんだぞ?」
プルツー「…私に考えがあるの」

アーサー「なるほど…君のアイデアは良いかも知れないね」
プルツー(………)
メディック「し、しかし…そんなことが本当に出来るのか?」
アムロ「…サイコミュを使えば可能な話だ」
テクス「医者の立場から言わせてもらえば、あまり勧められん方法だ」「ニュータイプの精神波動をエルチに送り込んで…移植された人格を排除するなど…」
アムロ「…我々は以前に同じ方法で一人の少年を救ったことがあります」
テクス「しかし、それでは精神波動を送り込む側の負担が大きすぎる」
アーサー(………)「アムロ大尉、そのサイコミュという装置を使って…」「私とエルチの精神をつなげることは出来るのかね?」
アムロ「あなたの思考波を強制的に送り込むことは可能ですが…」
アーサー「それで十分だ」
アムロ「だが、危険です! あなたもエルチと同じことになるんですよ?」
アーサー「…いいんだ」
アムロ「何故です!?」
アーサー「エルチが誰の人格を移植されたか、私にはだいたいの見当がついている…」「それが正しければ、別人格の移植先は私が最適なのだ」
メディック「な、何!?」
ジロン「ア、アーサーさん、本気かよ!?」
アーサー「全ては私がカシムの暴走を止められなかったことが原因だ」
アムロ「それは違いますよ、アーサー=ランク…あなたのせいじゃない」
アーサー「いや、あの男の悪意を引き受けるのは私以外の人間であってはならない」
メディック「そ、そんなこと…ワシには出来ん…」
アーサー「やるんだ、メディック。カシムに屈服してはいかんのじゃないかね? 我々は…」
ジロン「アーサーさん…」
アーサー「それに…私の命は長くないはずだ。どうせ死ぬのなら、君達の役に立って死んでいきたい…」
テクス(………)
アーサー「人格の受け入れに成功すれば、私がエルチの代わりに暴れ出すかも知れない」「その時はジロン…私を殺してくれ」
ジロン「ええっ!?」
アーサー「それが理屈だろう…?」
ジロン「そんなこと、出来るわけないだろ! アーサーさん、ファンも多いんだよ!?」
アーサー「フフフ…そうしなければ、私が君を殺すかも知れないんだ…」
ジロン「ア、アーサーさん…」
アーサー「…もう時間がない。早速、準備を始めてくれたまえ…」

シド「御曹司…言われたとおり、プリベンターの機械人形の資料を持って来ました」
グエン「すまないな、シド」
シド「それをどうなさるおつもりです?」
グエン「ギム=ギンガナムとの取り引き材料に使う」
シド「な、何ですと!?」
グエン「全地球の運命がかかっているんだ」「このままプリベンターとイノセント、ギンガナムが戦えば…地球もただでは済まん」
シド「し、しかし…!」
グエン「それに私は月に比べて地球の技術レベルが遅れていることに我慢が出来ない」
シド「ホワイトドールはどうするんです!?」
グエン「出来れば、ローラと一緒に連れて行きたい」
ロラン「グ、グエン様…! どういうことなんです!?」
グエン「ローラ…!」
ロラン「ギム=ギンガナムと交渉をするなんて…ディアナ様とはお話がついているんですか?」
グエン「ローラはホワイトドールのパイロットであるし…今後、ミリシャの機械化部隊の指揮官になって…」
ロラン「僕は! ロランです!」
グエン「ロラン!」
ロラン「グエン=ラインフォード卿のやろうとしていることは間違っています!」
グエン「ローラ! 地球をギンガナムのような者の手に渡さないためだ!」
ロラン「黒歴史の再来は嫌ですよ!」
グエン「黒歴史のいいところを学ぶというのが…!」
〔銃を構える音〕
ロラン「グエン様…! その銃で何をなさるおつもりですか!」
グエン「ローラ、私と一緒に来るのだ。そして…」
ロラン「お断りします!」
グエン(………)「くっ…!」
〔走る足音〕
シド(………)
ロラン「グエン様…!」

トニヤ「やっぱ、自分の艦はいいわね~。何だか落ち着くわ」
シンゴ「ミリシャの連中、大事にしてくれてたみたいだな」
トニヤ「しかも、わざわざこんな所まで持って来てくれるなんて…ミハエル大佐もいいトコあるじゃん」
シンゴ「ところで、そのミリシャはどこへ行ったんだ?」
トニヤ「さあ? さっき、あたし達の隊から離れて行ったみたいだけど…」
ジャミル(………)
サラ「キャプテン、ラー・カイラムから伝達事項がありました」
ジャミル「内容は?」
サラ「エルチ=カーゴの治療を行うため、しばらくの間、艦を固定するとのことです」
ジャミル「…了解した」
トニヤ「いよいよ始めるんですね、例の治療法…」
ジャミル「ああ。上手くいけばいいのだが…」
〔基地の警報〕
ジャミル「どうした!?」
サラ「本艦の前方へ接近してくる物体を発見!」
ジャミル「識別は!?」
サラ「これは…ディアナ・カウンターのソレイユです!」
トニヤ「ソレイユって…何でこんな所に!?」
サラ「ブレーカーの集団に追われているみたいよ!」
ジャミル「何だと…!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「僕らが求めた戦争だ」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔第3軍ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

フィル「うぬっ、蛮族共め! 我がディアナ・カウンターがこのような場所にまで追われねばならんとは…!」
キャローン「いいかい? あの白い艦を落とせば大金星だ!」「そうしたら、金だってイノセントからたっぷりもらえる。あんた達、ぬかるんじゃないよ!!」
グレタ「とか何とか言って、報酬をピンハネするつもりじゃないだろうね?」
キャローン「おや、あんたは金よりも若さが欲しいんじゃないのかい?」
グレタ「ケツの青い小娘がイキがるんじゃないよ。あんたがあたしの域に達するには10年早いよ」
キャローン「あ~ら、20年の間違いでしょ?」
グレタ「あんたと違って、あたしはその分女の幸せって奴を知ってんだよ」
ゲラバ「ねえ、兄貴…俺達、最近女の尻にしかれて肩身がせまいッスね。何だか出番も少ないし」
ホーラ「言うな、ゲラバ。俺だってそいつを痛感してんだよ」「だがな、気合入れろ! ここらで今までの汚名を返上せんと、俺達はいつまでも冷や飯食いのままだぞ!」
ゲラバ「ちぇっ…本当はジロン達に取り戻されたエルチが気になるだけのくせに」
ホーラ「いちいちうるさいっ!」
ポゥ「フィル少佐! このままではこちらが全滅していしまいます!!」
フィル「泣き言をいうな、ポゥ! 我々はこんな所で敗れるわけにはいかんのだ!!」
ミラン「………」「いや、フィル少佐…これが我々にとって当然の報いなのかも知れん」「ディアナ様に仇なし…道を踏み外してしまった我々にはな…」
フィル「………!」
キエル「ディアナ様……」
ディアナ「あなたも一度はソレイユの主になった方…あの艦の人々が悪人でないことはご存知のはずです」
キエル「それはもう…」
ディアナ「ブライト中佐、彼らを救っては頂けませんか?」
ブライト「し、しかし…彼らはあなたを…」
ディアナ「全ては私の未熟さが原因なのです。フィル達も私がここにいることを知れば、同調致しましょう」
ブライト「………」「…わかりました」「各機、出撃せよ!!」
〈出撃ユニット選択〉
キャローン「!? アイアン・ギアーの連中かい!?」
ミラン「ラ、ラー・カイラム……!」
フィル「こ、こんな所で挟み撃ちとは…!」
ディアナ「ディアナ=ソレルよりフィル=アッカマン少佐に命じます」
フィル「!」
ミラン「!」
ディアナ「この場は私達に任せ、速やかに撤退なさい」
ポゥ「………!」「…あ…あの方は…間違いない、あのお方は……」「ディアナ様!!」
ミラン「わ、我々をお救い下さるというのか…あのお方は…」
フィル「………」「……撤退するぞ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
キャローン「大金星が逃げちまったよ!」
グレタ「あたしにとっちゃ、ジロン達の方が金星だねえ」
キャローン「こうなったら、あの白い艦を落とす! 他には構うんじゃないよ!!」
ホーラ「言われなくてもエルチを取り戻すには、それしかない!」
トーレス「艦長、医務室より連絡が!」
ブライト「何だ?」
トーレス「すでにエルチの治療に入っているため、艦への衝撃は絶対に避けて欲しいとのことです」
ブライト「治療に入っているだと…? アムロやプルツー達は戦闘配置についているはずだろう?」
トーレス「は、はい…。しかし、ドクターテクスからの連絡ではエルチの治療を開始したと……」
ブライト「………」「各機へ! こちらはエルチの治療を開始したため、身動きをとることが出来ない!」「さらに本艦への攻撃も絶対に避けなければならない。敵機を本艦に近づけるな!」
アムロ「エルチの治療を始めただと…!?」
プルツー「ど、どういうことなの!?」
ジロン「とにかく、エルチの治療が終わるまで敵をラー・カイラムに近づけなければいいんだな!?」
ブライト「そうだ。一度でもラー・カイラムが攻撃を受けたら、そこで終わりだぞ!」
<戦闘開始>

<敵全滅or6EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ガロード「フロスト兄弟!!」
ジャミル「ギンガナム軍もこのエイジア大陸に来ていたのか!」
シャギア「フッ、ちょうどいい。ラー・カイラムは動けんようだな」
オルバ「この機会にディアナを始末することが出来るね」
ロラン「始末って…ディアナ様を!?」
シャギア「そうだ。もはや、必要のない存在だからな」
ロラン「あなた達は何を言っているんです! ディアナ様がいなくなったら、誰が月と地球の間を取りまとめるんですか!?」
ガロード「そうだ! 今は人間同士で争ってる場合じゃねえんだぞ!!」
シャギア「いや…人は争いを捨て去ることは出来ない」
オルバ「そう…。そして、僕達は僕達以外の全ての人間を否定する…」
ガロード「!?」
シャギア「お前達とディアナを倒せば月と地球の本格的な戦争が再び始まる…」
オルバ「覚えておけよ、ガロード=ラン。再び戦争が起きたなら、それが僕ら兄弟の勝利だと言うことを…
ガロード「何だとっ!?
オルバ「次の戦争は…僕らが求めた戦争だ
〔ニュータイプの共鳴〕
ティファ「う…!」
ガロード「どうした、ティファ!?」
ティファ「…あの人達の心に激しい憎悪を感じます。世界を滅ぼしてもあり余るほどの憎しみを!」
ガロード「世界を滅ぼしてもあり余るほどの憎しみ…?」
デュオ「あの兄弟達の目的は地球と月の支配とか、そんなモンじゃなく…」
カトル「…この世界そのものを滅ぼそうとしているのか…!?」
ガロード「何故だ!? 何故、お前達はそれほどまでに世界を変えようとする!?」
シャギア「我々こそ世界の中心にあるべき存在だとわからせるためだ」
オルバ「僕たちには、生まれながらの力があった…」
シャギア「だが、その力はフラッシュシステムに対応しなかった」
オルバ「たったそれだけの理由で僕らは黙殺されたんだよ!」
ガロード「それが…世界を変えようとする理由か!?」
オルバ「そうだ…僕達にとっては十分過ぎるほどの理由だよ」
ガロード「………」
シャギア「貴様にはわかるまい。人を超えた力を持ちながら、評価を受けぬ者の苦しみは…」
オルバ「僕らが味わった屈辱…そして、絶望」「それは僕らにカテゴリーFのらく印を押したギンガナムとこの世界の滅亡を引き換えにしてこそ、いやされる」
シャギア「そして全てが破壊された後、新しい人類により新たな秩序が築かれるのだ」
オルバ「それが僕らが求める正しき未来だ!」
アムロ「そんなものは幻想に過ぎない! あのD.O.M.E.が俺達に語ったように…!」
ロラン「そうです! 地球も月も…イノセントもムーンレィスもない世界こそ僕達が進むべき未来のはずです!」
シャギア「お前の理想こそ幻想だ。現にグエン=ラインフォードはそれに気づき、ギンガナムの下へ行ったではないか」
ロラン「!」
ソシエ「な、何ですってぇ!?」
キエル「グエン様が…!?」
豹馬「あいつ…俺達を裏切りやがったのかよ!?
シャギア「あの男は気づいたのだ。戦争こそが人を正しき未来へ誘い、進化させるものだとな…」
オルバ「君達だって、戦いに勝利することで未来を…多くのものを犠牲にした上で成り立つ未来を切り開いて来たんだろう?」
ロラン「確かにそうかも知れません。でも、僕達が戦っているのはあなた達のような人がいるからです!」「決して自分から望んで戦っているわけじゃありません!」
甲児「そのとおりだ! てめえらだって、力の使い方を間違えなければそんなにならなかったろうに…!」
シャギア「貴様などには私達兄弟の苦しみはわかりはせん!!」
甲児「ああ、わからねえよ! だがな、俺は知ってるぜ…」「お前らみたいに特別な力を持っていたせいで他人に利用され続けた奴のことをな!」「そいつは新型機の実験台にされ…恋人の記憶も奪われ…それでもめげずに世界を救うために戦ってたんだ!!」
シャギア「フン…己に与えられた力を有効に利用できない者など、ただの愚か者に過ぎん」
オルバ「その点、僕達は違う…。僕達は新しい世界を作るために自分の力を使うのだからね…」
甲児「何だと!?」
万丈「甲児、それ以上の問答は無意味だ。力の使い方を間違った者には…力で説き伏せなければならない時もある」
竜馬「そうだ! そして、今がその時だ!」
シャギア「ならば、貴様らをここで滅ぼしてくれる!」
オルバ「そう…僕達の新しい世界のために!」

<アムロvsフロスト兄弟>
シャギア「貴様に我々の苦しみが理解できるか!」
アムロ「苦しみや痛みは誰もが背負う業だ! それを理由にするのはお前達のエゴだ!」
シャギア「では、貴様ならどうする!? 全ての人間の幸福が約束された世界を貴様なら作ることが出来るのか!?」
アムロ「やってみなければ分からん! 貴様達ほど急ぎ過ぎもしなければ人類に絶望もしちゃいない!」
オルバ「ならば、見せてみろ! お前のニュータイプの力で人類を未来に導いてみるがいい!」
アムロ「まだわからないのか! 人類を導くのは一握りの人間ではない! 一人一人の力だ!」

<ヒイロvsフロスト兄弟>
ヒイロ「お前達は何に怯えている…?」
オルバ「何だと…?」
ヒイロ「今ある世界から逃げようとするお前達に…新しい世界を作ることなど出来ない」
シャギア「言ってくれるな、イレギュラー! だが、創造が出来なくとも破壊は出来る! お前の命と引きかえにそれを教えてやろう!」

<デュオvsフロスト兄弟>
オルバ「所詮、君達イレギュラーはこの世界にとって異邦人に過ぎない!」
シャギア「そのイレギュラーに我々の未来を阻む権利などない!」
デュオ「うるせえ! 未来なんてのはな、誰のものでもねえんだ! それがわからないお前らに未来を語る資格はないぜ!」

<トロワvsフロスト兄弟>
トロワ「戦争で新しい世界を作るなど不可能だ。戦争が生むものは死と破壊と悲しみだけだ…」
シャギア「聞いたような口を! お前達が正しいか、我々が正しいか…それを決めるのは力だ!」
オルバ「僕達を止めるのなら僕達以上の力を見せてもらおうか!」
トロワ「言われなくともそのつもりだ。兵士の役目は戦争を終わらせることだからな」

<カトルvsフロスト兄弟>
カトル「あなた達だってD.O.M.E.の言葉を聞いたのでしょう! なぜ戦争の不毛さを理解しないのです!?」
オルバ「…充分理解しているさ。だが、その不毛さこそ人類が背負うべき罪となる!」
シャギア「そして、それを断罪する者…それは我々兄弟でなくてはならない!」
カトル「そんな勝手な理屈…僕は認めるわけにはいきません!」

<五飛vsフロスト兄弟>
シャギア「そこをどけ、イレギュラー! お前達に我々を止める権利はない!」
五飛「貴様ら、自分に正義があると思っているのか!?」
オルバ「当然だ。僕達はこの世界を作りかえる人間だ。僕達の行為は誰にも否定させない!」
五飛「いいだろう! 貴様達と俺の正義、どちらが正しいか…今ここで答えを出してやる!」

<ガロードvsフロスト兄弟>
ガロード「俺は貴様らを認めない! 誰だって、辛いことや悲しいことをかかえて生きているんだ!」「そんな勝手な理由で世界を滅ぼされてたまるかっ!!」
オルバ「貴様などにわかるか!? 僕らのこの苦しみが!!」
ガロード「わかってたまるかっ!!」
シャギア「世界が我らを黙殺するから、我らは世界を滅ぼすのだ!」

<ウィッツvsフロスト兄弟>
ウィッツ「てめえらの理屈はたくさんだ! ひねた理屈をこねて…それで何人の人間を殺せば気がすむんだ!!」
オルバ「言ったはずだ! 僕達を否定した全ての人間の数だけだよ!」
シャギア「我々の目的を邪魔する者は誰であろうと排除する! 誰であろうとな!」

<ロアビィvsフロスト兄弟>
オルバ「バルチャーごときが僕達の未来の邪魔をするな!」
ロアビィ「…確かに俺は思想がかった戦いは嫌いだけどね」「あんたらみたいに自分の都合で人を不幸にするような連中は心底目障りなんだよ!」

<ロランvsフロスト兄弟>
ロラン「カシムとギンガナムを倒せば世界は変わります! 戦争を起こさなくても世界を変えることは出来るんです!」
シャギア「∀のパイロットか…! 人類を滅亡に追い込むことが出来る機体に乗っていたパイロットが言ってくれる!」
オルバ「君も同じ罪を犯すことになるかも知れないんだよ…?」
ロラン「僕はそんなことなんかしません!」

<ジロンvsフロスト兄弟>
シャギア「アーサー=ランクの望んだ新たな世界の担い手が貴様のような下劣な人間だったとはな!」
ジロン「黙れ! お前達やカシムのように自分の勝手で人の命をもてあそぶような奴を許してたまるかよっ!」
オルバ「ならば、向かって来るがいい! 頭で理解できないのなら、その身に君達の身のほどを思い知らせてあげよう!」

<ジロンvsホーラ>
ジロン「ホーラ! 事情もわからずにイノセントに手を貸すのはやめろ!」
ホーラ「黙れ! イノセントは俺にランドシップを任せてくれたんだ!」「お前達を倒せば報酬は望みのままだ! そして、俺はエルチを手に入れる!!」
ジロン「そのエルチを助けるための治療を今やってるんだよ!! それを邪魔するなっ!!」

<ブライトがダメージ>
トーレス「艦が直撃を受けました!!」
ブライト「くっ…作戦失敗か!」
(→GAME OVER

<ホーラ撃破>
ホーラ「くそ! せっかくイノセントにもらったランドシップをよくも…!」

<グレタ撃破>
グレタ「父ちゃんの仇を討つまでは引っ込むわけにゃいかないんだよ!」

<キャローン撃破>
キャローン「馬鹿な!? このあたしがやられただと!」

<シャギアorオルバ撃破orHP規定値以下orフロスト兄弟以外の敵全滅・勝利条件達成>
※※フロスト兄弟同時撃破の場合のセリフ※※
シャギア「な…馬鹿な!」
〔敵ユニット撃破〕
オルバ「しまった…!」
〔敵ユニット撃破〕
ガロード「やったか!?」
甲児「いや、待て! 奴らはまだ生きてるぞ!!」
〔敵ユニット出現〕
シャギア「…大丈夫か、オルバ……」
オルバ「あ、ああ…。まだ機体は何とか動くよ、兄さん。それよりも……」
シャギア「……ああ。そろそろ切り札を使う時が来たようだな」
※※シャギア撃破の場合のセリフ※※
シャギア「な…馬鹿な!」
〔敵ユニット撃破〕
シャギア「やはり、切り札を使わねばなるまいか…」
オルバ「そうだね、兄さん…」
※※オルバ撃破の場合のセリフ※※
オルバ「しまった…!」
〔敵ユニット撃破〕
シャギア「やはり、切り札を使わねばなるまいか…」
オルバ「そうだね、兄さん…」
※※シャギアorオルバHP規定値以下orフロスト兄弟以外の敵全滅の場合のセリフ※※
シャギア「やはり、切り札を使わねばなるまいか…」
オルバ「そうだね、兄さん…」

豹馬「切り札!? 切り札って何だ!?」
トーレス「艦長! 戦闘空域外より高速で接近する物体を発見しました!!」
ブライト「敵の増援か!?」
トーレス「いえ、違います! これは…!!」
〔敵ユニット出現〕
輝「あ、あれは!!」
フォッカー「巡航ミサイル! まさか、核か!?」
シャギア「そうだ。これが我らの切り札だ」
ロラン「あ…あなた達は! あんなものを使うっていうんですか!?」
オルバ「君達も他人のことは言えないだろう? それに、ここは黒歴史の闇に葬られたエイジアのロストマウンテン地帯…」「古より何度も破滅を迎えた地…君達に相応しい墓場だよ」
アムロ「馬鹿な…! ここで核を使えば、イノセントとムーンレィスは泥沼の戦争状態に陥ってしまうぞ!」
オルバ「さあ…やろう、兄さん。僕たちの時代の幕開けだ
シャギア「我々は戦争を望んでいる
オルバ「だから、君達が邪魔なんだよ
シャギア「新しい人類に栄光あれ!
ガロード「や、やめろぉぉぉぉっ!!」
〔核ミサイル、前進〕
※※月ルートを通った場合、セリフ追加※※
〔第3軍ユニット出現〕
イーグレット(ウルズ)「核を使うなんて…何故ヒトは同じ過ちを繰り返そうとする…」
イーグレット(アンサズ)「自らの手で大地を汚染し、再生させ…また汚染する。まったく、困った住人達だねえ…」「かつて、この星を救った存在が誰であるかも知らずに…」
イーグレット(スリサズ)「ハハハ…駆除だ…! 今すぐに駆除するしかない…!」
イーグレット(ウルズ)「結論を焦るな。今はこの核を処理しなければならない」「これ以上、僕達の星が汚染されることをメイガスは望んでいないのだ」
ブライト「彼らは…Sポイントのメイガスの下にいた…」
クワトロ「イーグレットという少年…? しかし、何故三人もいるのだ…!?」
イーグレット(ウルズ)「いいな、お前達…マシンセルを使うぞ」
〔マシンセル展開〕
〔敵ユニット離脱〕

オルバ「ば、馬鹿な…! 核ミサイルが分解された!?」
シャギア「な、何だ…今の現象は!? ま、まさか…!」
甲児「あ、あれって…こないだの…」
ロラン「げ、月光蝶と似ている…?」
ディアナ「………」
シャギア「オルバ、ここは撤退するぞ…!」
オルバ「しかし、兄さん!」
シャギア「奴らの戦闘能力は未知数だ…! それに、我々はまだステージから退場するわけにはいかない…!」
オルバ「わ、わかったよ…」
〔敵ユニット離脱〕
イーグレット(ウルズ)「…これで作業は終了した」「では、イレギュラーの方々。先日の返答を頂きましょうか」
万丈「先日の返答…?」
イーグレット(ウルズ)「そうです。あなた方に地下勢力と戦い…この星を救う気があるかどうかを聞かせてもらいましょう」
万丈「………」「…そのつもりはある」
イーグレット(ウルズ)「ならば、結構です。今すぐ、恐竜帝国のマシーンランドへ向かって下さい」
万丈「何故、僕達にそれを依頼する? それほどまでに地下勢力を恐れるのなら、君達が今の力を使えばいいんじゃないのか?」
イーグレット(ウルズ)「…僕達アンセスターは人間達の歴史や営みに干渉することを極力避けなければならないのです」
クワトロ「アンセスター……」
イサム「それがあいつらの名前か…!」
アムロ「人間への干渉を避けると言ったな。なら、さっきの行動は何なのだ?」
イーグレット(ウルズ)「僕達アンセスターは地球環境の再生と管理を司る者なのです。そのため、核による汚染を防止したまでです」
ディアナ「地球の再生と管理…!? まさか、あなた達は…」
イーグレット(ウルズ)「僕達はあくまでも管理者に過ぎません。この星を救うのはあなた方人間でなくてはならないのです」
万丈「…管理者だと…?」
イーグレット(ウルズ)「さあ、ここでグズグズしている暇はありません。恐竜帝国はこの星を改造し、環境を作りかえようとしています」「一刻も早くマシーンランドを捜し出し、彼らを倒して下さい。あなた達の力ならば、それが出来るはずです」
万丈「もちろん、それは承知している。だが、その前にやらなければならないことがある」
イーグレット(ウルズ)「人間同士の戦いを収めようというのですか?」
ディアナ「そうです。恐竜帝国と同じように…ギム=ギンガナムが操るターンXも地球を滅ぼす力を持った危険な存在なのです」「それを放っておくわけにはまいりません」
イーグレット(アンサズ)「愚かだねえ…。お前達は自分達のすべきことを見失っているよ」
イーグレット(スリサズ)「所詮はイレギュラーだ! 僕達が管理するシステムの調和を乱すイレギュラーは排除するしかない!」
イーグレット(ウルズ)「………」
イーグレット(スリサズ)「こいつらは力の使い方がわかっていない!」「自分達の力で世界を統一する気もない! 平和という幻想を追い続けて、また人間同士で小競り合いを続けるだけだ!」
イーグレット(ウルズ)「………」
イーグレット(アンサズ)「ムーンクレイドルの管理者は彼らに未来を託したようだけど…。確かに結果はすでに見えているかも知れないねえ」
イーグレット(スリサズ)「ここで排除するべきだ! こいつらは僕達のことを勘違いして、やがて僕達に牙をむく!」
甲児「こ、こいつら…一体、何なんだ!?」
忍「同じ面で…三人で議論してやがる…!」
イーグレット(スリサズ)「排除だ! 排除するしかない!」
イーグレット(ウルズ)「お前はそう言うが、他の人間達では地下勢力を倒すことは難しい」
イーグレット(アンサズ)「なら、彼らに見切りをつけて僕達やゼンガーで地下勢力を排除すればいい。そう、昔のようにね…」
イーグレット(ウルズ)「………」
イーグレット(スリサズ)「ヒトなんて…所詮は愚かな存在だよ。僕達と違ってね」
イーグレット(アンサズ)「それに、同じ過ちを繰り返すだけだということは歴史が証明しているじゃないか…」
イーグレット(ウルズ)「………」
イーグレット(アンサズ)「やはり、僕達がこの時代に目覚めた以上…自然環境だけでなくこの星の全てを管理するべきだ」
イーグレット(ウルズ)「………」
イーグレット(スリサズ)「かつて、僕達は地上を支配していた地下勢力と戦い、奴らを駆除することに成功した!」「だからこそ、今のこの星がある!」
イーグレット(ウルズ)「………」
イーグレット(アンサズ)「忘れたのか…? ヒトの限界を知った僕達の創造者は…」「地球の後継者として僕達マシンナリーチルドレンを創った。そして、僕達はこの時代に目覚めた」「だから…もうこの星は僕達のものなんだよ」
イーグレット(ウルズ)「………」「…多数決か」「ならば、導き出された結論どおりイレギュラーを排除する」
万丈「!!」
豹馬「な、何なんだ、あいつら! 言ってることが無茶苦茶だぞ!?」
忍「おい! 俺達には干渉しねえじゃなかったのかよ!?」
健一「そんなことより、奴らはこっちを攻撃してくるぞ!!」
竜馬「まずいぞ! あのマシンセルというものを使われたら、俺達は…!!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット出現〕
ブライト「ドランタイプ!? 誰が乗っている!?」
※※月ルートを通った場合のセリフ※※
〔アーサー、スリサズへ隣接〕
イーグレット(ウルズ)「何だ、こいつは!?」
アーサー「……こ、この星は……」
イーグレット(ウルズ)「!?」
アーサー「…ジロン達やロラン達の…ものだ…」
※※Xポイントルートを通った場合のセリフ※※
〔アーサー、核ミサイルへ隣接〕
シャギア「!!」
アーサー「……こ、この星を……」
オルバ「!?」
アーサー「我が父祖達が…再生した…このゾラを…汚染することは…許さない…」「この星は…ジロン達やロラン達の…ものだ…」

ジロン「ア、アーサーさん!!!」
マリア「ええっ!?」
ディアナ「アーサー=ランク!!」
ジロン「な、何をするつもりなんだよ!? アーサーさん!!」
アーサー「ジ、ジロン…エルチに取りついていた…人格の正体がわかったよ…」
ジロン「!!」
アーサー「カシムだ……カシムの…性格パターンがエルチに取りついて…いたんだ…」
ジロン「な、何だって!?」
アーサー「く…う……もうダメだ…私は…カシムの人格に支配される……その前に……!」
※※月ルートを通った場合のセリフ※※
イーグレット(スリサズ)「何をするつもりだ!?」
※※Xポイントルートを通った場合のセリフ※※
シャギア「何をするつもりだ!?」

ジロン「やめろ! やめるんだ!! アーサーッ!!」
アーサー「ジロン……さよなら!」
〔味方ユニット撃破〕
※※月ルートを通った場合のセリフ※※
〔スリサズにダメージ〕
※※Xポイントルートを通った場合のセリフ※※
〔核ミサイルにダメージ〕
〔敵ユニット離脱〕

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ジロン「アァァサァァァァァァァッ!!!」
※※月ルートを通った場合、セリフ追加※※
アムロ「そ、そんな……」

甲児「………」
※※月ルートを通った場合のセリフ※※
プルツー「じ、自爆するなんて……!」
イーグレット(スリサズ)「お、おのれ…! 自爆するとは……この僕に傷を付けるとは…許さん!!」
イーグレット(ウルズ)「やめるんだ。その損傷はマシンセルでも修復に時間がかかる。ここは退くぞ」
イーグレット(スリサズ)「嫌だ! 奴らを殺してやる!!」
イーグレット(ウルズ)「僕のいうことが聞けないのか? スリサズ……」
イーグレット(スリサズ)「うっ……」
イーグレット(アンサズ)「そうだ、スリサズ。ウルズに逆らうと後が怖いよ…ククク」
イーグレット(スリサズ)「わ、わかったよ、アンサズ…」
イーグレット(ウルズ)「じゃあ、アースクレイドルへ帰ろう…。自らの命を犠牲にした人間に敬意を表してね…」
〔第3軍ユニット離脱〕
※※Xポイントルートを通った場合のセリフ※※
プルツー「そ、そんな……!」
アムロ「自分を犠牲にして…核ミサイルの推進装置を破壊したのか‥…!?」
シャギア「ば、馬鹿な…!」
オルバ「に、兄さん……!」
シャギア「オルバ、ここは撤退するぞ…!」
オルバ「しかし、兄さん!」
シャギア「我々はまだステージから退場するわけにはいかない…!」
オルバ「わ、わかったよ…」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ジロン「う、ううう…! アーサー…!」
ディアナ「……アーサー=ランク…あなたは………ううっ…」
ジロン「く、くそぉ…カシムめ……」「……許さないぞ……」「うおおお! カシムめ!! 許さないぞぉぉぉぉぉぉっ!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ラグ「うう…アーサーさん…」
竜馬(………)
ロラン(………)
ソシエ「どうして、どうして…戦争はいい人も悪い人もお構いなしに命を奪っていくのよ…!」
キエル「ソシエ……」
キッド「それが…戦争ってモンなんだよ。悲しいけどな……」
ディアナ(………)
マリア(………)
ジロン「何でだ!! 何でアーサーを止められなかったんだ!?」
テクス(………)
メディック(………)
ジロン「あんたら医者だろう!? どうしてなんだ!?」
メディック「…エルチの容態が急変したんじゃ。もうワシらには時間と手段がなかった……」
テクス「……そして…アーサー=ランクは人格の移植処置を私達に命令した……」
ジロン「そんな!! あれはアムロさんやティファが手伝うって話になってたろうが!?」
ティファ(………)
テクス「…すまない、ジロン。だが、あのままではエルチは……」
ジロン「バ、バカヤロウ!!」
〔殴打音〕
テクス「うぐっ…!」
ジロン「医者だったら、人の命を助けることが仕事だろう!? それを…それを!!」
テクス「…医者だからこそ、決断をしたのだ。確実に命を救える方法を…」
ジロン「そんな理屈っ!!」
テクス「殴りたければ、気が済むまで殴れ」「お前の一生分の怨みを受けることぐらい…医者という職業を選んだ時から覚悟は出来ている…」
ジロン「ちきしょぉぉっ!!」
アムロ「やめろ、ジロン!」
ジロン「!!」
アムロ「ここで争ったって…死んだ人間は戻っては来ない…」
ジロン「う……!」「うううう…ううう…っ!」
マリア「ジロンさん……」
ラグ(………)
竜馬(………)
ディアナ(………)(…アーサー=ランク……)(…私には…まだ覚悟が足りませんでした……)(あなたのご遺志は…このディアナ=ソレルが引き継ぎます………)(そして…月と地球の人々が手を取り合える日を必ず………)
キッド(…あばよ、アーサーさん。あんたとはちょっとしか一緒にいられなかったけど…)(あんたは立派だったぜ。だから…安らかに眠ってくれ……。あんたが愛した、このゾラの大地でな…)

≪月ルートを通った≫
クワトロ「やはり、D.O.M.E.が言ったとおり…アースクレイドルは実在していた…」
万丈「そこにいる者達の名はアンセスター…地球環境の管理者だと言っていましたね」「そして…僕やウェンディさんの予想どおり、やはり彼らは僕達の味方ではなかった」
ウェンディ「…ええ…」
カトル「彼らは僕達を試していたんですね…。この地球を救うに相応しい存在かどうかを…」
ジャミル「そして、彼らは我々を否定した」
カミーユ「争いを続ける人間を…彼らは見限ったということか」
ブライト「そうか…あの時のメイガスの話は……」
〔画面、発光〕
メイガス「かつてのゾラは水と緑が豊かな美しい星だったといいます」「ですが…ある時、空の彼方からやって来た災いの風によりゾラは大きな被害を受けました」「しかし、災いはそれだけではありませんでした」「大災厄の混乱に乗じて、地底から無数の悪魔達が現れたのです」「その結果、大地は割れ、海は干上がったといいます」「悪魔達は地上を席巻し、多くの人間達を死に追いやりました」「さらに悪魔達が吐く毒の息により緑もその多くが枯れ果てたといいます」「かろうじて生き残った人々はゾラを捨て、月や他の星へ逃げ延びました」「そして…人間がいなくなったゾラは悪魔達が支配する星となったのです」「しかし、そんなゾラに救い主が現れました」「それは鋼鉄の機械巨人達…そして、大地の守護神。彼らは地上にはびこる悪魔達と勇敢に戦い…」「ついには彼らを地底へ追い返すことに成功したのです」「ですが、最後の戦いはし烈を極め…機械巨人達も力尽きました」「そして、彼らの骸は大地に散り…青く輝く石となったのです……」「以上が、ゾラに伝わる伝説の概要です………」
〔画面、発光〕
万丈「空の彼方からやって来た災いの風とは超重力崩壊の衝撃波…」「その後に現れた地底からの悪魔とは…おそらく恐竜帝国を始めとする地下勢力…」
ブライト「そして、彼らを倒した者達…すなわち、大地の守護者がアンセスター…」
クワトロ「ムーンクレイドルがそうだったように、アースクレイドルにも人工冬眠施設が存在しているはずだ」「もしかして…彼らは我々と同じ新西暦時代の人間の生き残りなのかも知れん」
エリ(…………)(…ひょっとして、メイガスとはソフィア…あのソフィア=ネートなの…?)
万丈(………)「ギャリソン…もう一度、アースクレイドルとアーク計画のことについてまとめなおしてくれ」
ギャリソン「かしこまりました」
エリ「……私もご協力致します」
万丈(そうか…アーク計画は安西博士の友人が参加していたんだ…)
カミーユ「俺もアンセスターのマシンについて調べてみます」
クワトロ「アンセスターのマシンを?」
カミーユ「ええ…気になることがあるんです」
ウェンディ「じゃあ、私もお手伝いします。Sポイントにいた時、彼らのマシンを何度か間近で見ましたから」
カミーユ「お願いします」
ブライト「よし…では、頼むぞ」

ディアナ「そうですか…グエン卿はやはりギンガナムの下に…」
シド「ええ…。ホワイトドールを含むラー・カイラムの機械人形のデータと一緒に…」
ロラン「僕も連れ出すつもりだったようです」
ソシエ「これは完全な裏切りだわ! 私達に一切の相談もなくギンガナムの所へ行くなんて!」
モンシア「裏切る気があるのに相談なんかするわけねえだろうが」
キエル「沈着冷静なグエン様がどうしたことでしょうか…」
ロラン「僕もグエン様という方がわからなくなってました…」
モンシア「あの坊ちゃんは前から月の技術に興味があったからそれにひかれたんじゃねえか?」
ディアナ「それなら、ディアナ・カウンターの誰かを買収すればいいだけのこと」
リリ「そうですよ。領主たる者、下々の者をいかに治めるかを考えています」「その上、グエン様は産業の近代化も考えていらっしゃいましたからいいも悪いもないのでしょう」
モンシア「ケッ! 地球が滅びるかも知れねえってのに、気楽なこった」
ロラン(………)
モンシア「それに、あいつはアーサー=ランクの遺志を何だと思ってやがんだ」
リリ「多分、新しい目標が見えたのでしょうね…」
ソシエ「置いていかれて腹が立たないんですか?」
リリ「私も政治家の娘です。腹など立てている暇はございません」「それよりも…グエン様によって、こちらの機械人形の情報がもれたことを気にしませんと」
ハリー「∀のデータがギンガナムの手に渡ったことは確かに由々しき問題だな…」
リリ「そうだ、ロラン…。あなた、ローラとしてグエンの所へ行って、あの人をたらし込みなさい」
ロラン「ええっ!?」
リリ「馬鹿ねえ。そうしておいて∀のデータを取り返すのよ」
ソシエ「そんなの反対です!」
ロラン「そ、そうですよ! データなんてとっくにコピーされてます」
ハリー「…いい手なんだがな」
ロラン「ハ、ハリーさん!」
モンシア「そう言や、ハリー大尉もローラにたらし込まれそうになったことがあったなあ」
ソシエ「ホントなんですか?」
ハリー「あれはロラン君に騙されていただけだ」
キエル(………)
ハリー「ディアナ様、そろそろお時間です」
ディアナ「わかりました。では、参りましょう」
ロラン「ディアナ様、ハリーさん…どちらに?」
ハリー(………)「…アーサー=ランクのご遺志を無駄にしないために…ディアナ様はソレイユへ向かわれる」
ロラン「ソレイユへ!?」
ディアナ「ええ。私の未熟さが原因で起きた不始末の収拾をつけるために…」
キエル(ディアナ様……)
ディアナ「でないと私はアーサー=ランクに顔向けが出来ません…」

フィル(………)
ミラン(………)
ディアナ「フィル少佐、ギム=ギンガナムが地球に降りて来てしまいました」「これもまた私の犯した罪であります。彼を駆逐するために手を貸して欲しい、ミランも」
ミラン「わ、我々を…お許し下さるのですか、ディアナ様…」
ディアナ「自分の犯した過ちを認めるのなら、残りの人生を月と地球の平和のために捧げなさい」
ミラン「はっ…ディアナ=ソレル陛下、命を賭して…」
ディアナ「よろしいですね、フィル少佐?」
フィル(………)「そのようなお言葉を陛下からご命令として頂きたかったのであります」
ディアナ「では、ディアナ・カウンターに命令する。ラー・カイラムと協力してギンガナム隊を駆逐せよ!」
フィル「ははっ!」

現在位置 アースクレイドル

ウルズ「…報告は以上です、メイガス」
メイガス「そうか…。人間達は再び核を使おうとしたか…」
ウルズ「はい。彼らはかつてと同じ過ちを繰り返そうとしています」
メイガス「…愚かな…」
ウルズ「もはや…ヒトは我々が守る意味も、この星に生息する価値もないと思われます」
メイガス(………)
アンサズ「今後の地球のシステム維持のためには、月を含めて全てのヒトを消滅させる必要があるでしょうねぇ…」
スリサズ「そうだ…。ヒトなんて時代遅れの粗悪品に過ぎないんんだ…」「だから消去する! 壊れたデータをデリートするようにね! アハハハ!!」
メイガス「スリサズ、先程から感情パターンが偏っている…」「そのままでは命令実行に支障をきたす恐れがある。感情調整を行うぞ」
スリサズ「申し訳ありません…。ニュートラルに戻します」
メイガス「イレギュラーの方はどうか?」
ウルズ「彼らは地下勢力との戦いを優先させることを拒否しました」
メイガス「やはりな」
ウルズ「地下勢力の除去は再び我々が実行するべきだと判断します」
メイガス「では、イレギュラーはもはや不要な存在だ。ゼンガーをここに呼べ」
スリサズ「はっ…」
メイガス「スリサズ、お前はアースクレイドルを戦闘モードに切りかえよ」
スリサズ「はっ…」
メイガス「ウルズ、お前はアウルゲルミルへのブラックボックス取り付け作業を急げ」
ウルズ「はっ…」
メイガス(………)
〔歩み寄る足音〕
ゼンガー「ゼンガー=ゾンボルト、参りました」
メイガス「ゼンガーよ…スレードゲルミルを出撃させ、イレギュラーを消去せよ」
ゼンガー(………)
メイガス「…どうした? 感情パターンに乱れが出ているぞ」
ゼンガー(………)「…う……く……」「…め、いれいを…実行し、ます…」
〔歩き去る足音〕
メイガス(ゼンガー…。人間と接触したことでオリジナルデータがリロードされたか…)(…再調整の必要があるな…)
【シナリオエンドデモ終了】

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