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No.5B
鎖を解き放て

【シナリオデモ開始】
現在位置 大鳥島・ビッグファルコン

ギャリソン「万丈様、あと3時間ほどでアーガマの補給作業が終了致します」
万丈「わかったよ、ギャリソン。それから、リーンホース部隊との連絡は取れたのかい?」
ギャリソン「ええ。先程、カトル様から通信が入りました」
レイカ「バートン財団の実力部隊…マリーメイア軍がルナツーを襲撃して核を奪ったらしいわよ」
万丈「やっぱり…デキムは直接、月へ向かわなかったのか」
ギャリソン「どうやらマリーメイア軍は先々ティターンズと決別するつもりのようですな」
万丈「ああ…選民主義のデキム=バートンがタダで彼らに手を貸すわけがないと思っていたが…」「もしかしたら、衝撃波を上手く使って地球を粛清するつもりなのかも知れないぞ」
ビューティ「それ、どういうこと?」
万丈「つまり、重力シールドを最小限で展開して、自分達が選んだ人間だけを生き残らせるってこと」
レイカ「ふ~ん、なるほどね。それだったら、今のイージス計画のままでも十分だわ」
ビューティ「じゃあ、どうして核を奪ったの?」
ギャリソン「もちろん、それはティターンズや我々への牽制に使うつもりなのでしょうな」
〔扉の開閉音〕
マサキ「ちょっといいかい?」
ビューティ「あら、久しぶりね…マサキ。地底世界のラ・ギアスへ帰ったって聞いてたけど…」
マサキ「…ああ」
万丈「どうしたんだ?」
マサキ「早速でわりぃけどよ、これから俺は別行動を取らせてもらうぜ」
万丈「別行動?」
マサキ「ああ。南アタリア島のDC本部へ行こうと思ってな」
万丈「…行方不明のシュウを捜しにか?」
マサキ「ああ。今、奴は地上世界にいる可能性が高いんだ」
万丈「地上に…? 彼は地上でもバルマー戦役後、すぐに行方不明になったままだが…」
ギャリソン「さらに、DC日本支部もティターンズによって爆破されてしまいました」
マサキ「何!? DC日本支部が!?」
ギャリソン「左様で。しかし、博士の動きは何もありません」
レイカ「あの人…いったい、何を企んでいるの?」
マサキ「それがわからねえからあの野郎を追って地上へ来たんだよ」
ギャリソン「もしかして…ここ最近多発している軍の機体およびパイロット失そう事件と何か関係が?」
万丈「月のムーンクレイドルにいるリンからリューネが突然ヴァルシオーネごと行方不明になったという報告も来たが…」
マサキ(! まさか、リューネもラ・ギアスに…?)
万丈「心当たりがあるのか?」
マサキ(…ミオの例もある。その可能性は十分にあるかも知れねえ…)
万丈(………)
マサキ「とにかく、シュウはバルマー戦役の時は妙に協力的だったが…」「それはエアロゲイターという邪魔者を消すため、俺達を利用してただけに過ぎねえんだ」
万丈「それぐらい、こっちもお見通しさ。彼の目的が別の所にあったのは明らかだったしね」
マサキ「だから、俺はあいつの真意を確かめるために南アタリア島へ行く。あそこはあいつが現れる可能性が高いからな」
万丈(………)「わかった。こっちでも彼に関する新たな情報を手に入れたら連絡するよ」
マサキ「勝手を言ってすまねえな」
万丈「遠慮はいらないさ。僕達は共にあの大戦を戦い抜いた仲間じゃないか」
マサキ「そう言ってくれると助かるぜ」
ギャリソン「マサキ様。老婆心ではございますが、これをお持ちになって下さいませ」
マサキ「何だ、これ?」
ギャリソン「サテライト・ナビゲーション・システムでございます。すでに南アタリア島へのコースをインプットしておきました」
マサキ(………)
万丈「さすがギャリソン、気が利くね。方向オンチのマサキには必須アイテムだ」
マサキ「気が利くね、って…オイ」
ギャリソン「くれぐれもナビの操作はマサキ様がなさらず、クロ様かシロ様にお任せ下さいますよう…」
マサキ「…わ、わかったよ。じゃあ、行ってくるぜ。他のみんなにもよろしくな」

現在位置 テスラ・ライヒ研究所

ロバート「助かったよ、甲児君。おかげでこのテスラ=ライヒ研究所からティターンズを退けることが出来た」
甲児「お安いご用です。俺とさやかさんがちょうど用事でこっちに来ていて良かったですよ」
さやか「ところでオオミヤ博士、日本との連絡は取れたんですか?」
ロバート「ああ。あっちもティターンズの撃退に成功したようだ。光子力研も無事らしいよ」
さやか「良かった…」
甲児「それから、博士…リュウセイ達SRXチームの消息はつかめたんですか?」
ロバート(………)「南アタリア島にいるのは確実なんだが…あそこは今もティターンズに占領されている…」
甲児「そうですか…」
ロバート「SRX計画は連邦政府命令で中止になり、機体もほとんどがティターンズに接収されてしまったからな…」「俺はバルマー戦役後、このテスラ研に出張していたから良かったものの…」
甲児(………)「…じゃあ、俺達は日本へ帰ります。カイザーの補助制御プログラムの件、よろしくお願いします」
ロバート「ああ…気を付けてな」

現在位置 南アタリア島

バスク「コバヤシ博士、アヤ=コバヤシとレビ=トーラーの調整はまだ終わらんのか?」
ケンゾウ「バルマー戦役での酷使が、彼女達のT-LINKコネクトを著しく不安定にしている」
バスク「言い訳はいい。ダカールでのSRXの調整も遅れておるというのに…」
ケンゾウ「連邦政府を介し、我々からSRXとRシリーズを取り上げておいて良く言う…」「特にアヤとR-3を引き離すことには最初から反対していたはずだ」
バスク「…とにかく、時間がない。重力シールド展開にはSRXの動力源が必要不可欠なのだ。作業を急げ」
ケンゾウ「ならば、龍虎王やヒュッケバインMk-III、R-GUNの動力源でも使えば良かろう」
バスク「貴様…大戦直後にそれらが行方不明になったことを知っていて、そう言うか」
ケンゾウ(………)
バスク「つまらん企みは無駄だぞ。この南アタリア島やSDFは今やティターンズの管理下にあるのだからな」
〔緊急警報〕
バスク「何事だ!?」
イルム「報告します。フォッカー少佐以下、スカル小隊の5名が島からの脱走を図ったようです」
バスク「何だと!? 貴様はベン=ウッダーと協力して奴等を捕縛、場合によっては撃墜しろ!」
イルム「申し訳ないんですが、俺の機体はちょっと調子が悪くて…代わりに部下を出撃させます」
バスク「イルム…貴様はその腕を見込まれこれまでの罪状を全て抹消することを条件としてティターンズに買われたのだ」「くれぐれも、おかしな気は起こすなよ」
イルム「…もちろん。十分に承知してますよ、バスク大佐」

現在位置 移動中

〔通信のコール音〕
甲児「ん? これは…」
さやか「どうしたの、甲児君?」
甲児「レーダーにサイバスターの識別コードが表示されたんだ」
さやか「もしかして、マサキ君…地上へ来てるのかしら?」
甲児「かも知れねえな。南アタリア島方面から反応が出てるみてえだぜ」
さやか「で、でも…南アタリア島って、確かティターンズに占領されてるんじゃ…」
甲児(………)「こいつぁ、何かあるに違いねえ。さやかさん、南アタリア島へ寄り道するぜ! しっかりつかまってろよ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「鎖を解き放て」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

フォッカー「ほう…こうも早く追撃機を出撃させるたあ、ティターンズもなかなかやるじゃないか」
輝「感心してる場合ですか!」
フォッカー「あン? 輝ぅ、まさかティターンズ相手にビビッてんじゃないだろうな?」
輝「そんなことありませんよ。それより、さっさとこんな所は抜け出して、マクロスがあるダカールへ向かいましょう」
フォッカー「ほう、お前もいっぱしの指揮官面になってきたな」「お前ら、聞いてのとおりだ。バーッと追っ手を片づけて、ダカールへ殴り込みをかけるぞ!」
柿崎「了解、了解! 今までの仕打ち、十倍にして返してやりますよ」
マックス「大丈夫だね、ミリア?」
ミリア「ああ。マイクローンになろうとも、エースのミリアは健在だ」
<戦闘開始>

<1EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
マックス「あの機体は…量産型パーソナルトルーパーのゲシュペンストMk-IIだ」
輝「ってことは…あれに乗っているのは…」
フォッカー(フン、予定どおりだな…)
イルム「モンシア中尉。任務はわかっていますね」
モンシア「うるせえな。一度聞きゃ充分だ。バルキリーを抑えりゃいいんだろ、抑えりゃよ!」
イルム「そう、抑えてもらえばいいんです」
モンシア(…何だ、こいつ? 柄にもなく敬語をつかいやがって…いつもと様子が違うじゃねえか)
コウ(………)
モンシア「ウラキ、キース! わかってるな。スカル小隊相手に手加減すると、こっちがやられるぞ!」
コウ「しかし、モンシア中尉!」
モンシア「しかしもカカシもあるか! ブライト艦長やバニング大尉達が奴らに人質に取られている以上、仕方ねえんだ!」
コウ「………」
モンシア「じゃあ、てめえなバニング大尉達に何かあっても構わねえとでもいうのか!?」
コウ「し、しかし…だからと言って、前の大戦で同じロンド・ベル隊にいたスカル小隊と戦うなんて…!」
キース「コ、コウ…やっぱりやるしかないよ…」
コウ「リュウセイ、ライ! 君達はどうなんだ! このままじゃ、全てがティターンズの思うツボになるんだぞ!」
リュウセイ「………!」
ライ「………」「…こちらもアヤ大尉とレビを人質にされているも同然だ。残念だが、命令に従う以外の選択肢はない」
イルム「…そういうことだ。いいな、本気でやるんだぞ」
ライ「…了解」
コウ「………」
イルム(でなきゃ、バスクの目をごまかすことができないし、時間も稼げないからな)
フォッカー(………)「スカルリーダーより各機へ。向こうは本気で来るぞ。だが、コクピットは狙うなよ!」
輝「コクピットは狙うなって…それはわかりますけど…」
フォッカー「いいから、イルムの芝居に付き合ってやれ。わかったな」
輝「芝居って…ああ、なるほど。そういうことですか」
フォッカー「そういうことだ。成功するかどうかはわからんが、戦力を削ぐような真似はするなよ」

<敵全滅or3EP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
バスク「反逆者どもめ! モビルドール部隊で一気に片づけてくれる!」
柿崎「フォッカー少佐! 人形の部隊が出てきました!」
フォッカー「ほう…ここぞとばかり、派手な見送りをしてくれるじゃないか」
マックス「どうあっても僕達を逃がすつもりはないようですね」
フォッカー「フン…かえって都合がいいかも知れんぞ、これは」
イルム(バスク自らが出撃したか…流れはこっちに向いて来たようだな)(人質を連れ出さなかったことがあんたの敗因だってことを教えてやるよ。あとはアヤとレビの居場所さえ判れば…)

<輝vsコウ>
輝「まずいな…コウだったら、本気で狙ってくるかも…」
コウ「本気で、って…どういうことだ!?」

<輝vsキース>
キース「く、来るなよ、輝! 撃っちまうぞ!」
輝「キース! 撃つのは構わないが、俺に当てるんじゃないぞ!」
キース「え!? そ、そう言われると自信が…」

<輝vsリュウセイ>
リュウセイ「すまねえ、輝! アヤとレビが人質にされてるんだ! 出来れば、上手くよけてくれ!」
輝「気にするな。こっちだって、当てられるつもりはない!」

<フォッカーvsコウ>
フォッカー「ウラキ! いつまでもウジウジ悩んでたら、俺の弾に当たるぞ!」
コウ「!? どういうことです、少佐!」

<フォッカーvsモンシア>
フォッカー「モンシア中尉、遠慮はいらん! 本気でかかって来い!」
モンシア「言われるまでもありませんや! 演技はバッチリしてせますぜ!」

<フォッカーvsリュウセイ>
フォッカー「リュウセイ、上手くよけろよ!」
リュウセイ「く…、すいません、フォッカー少佐!」

<マックスvsリュウセイ>
マックス「リュウセイ君、君との決着はいつぞやと同じく、バーニングPTでつけるべきです」
リュウセイ「な、何…どういうことだ!?」

<マックスvsライ>
マックス「戦闘技能も一流なら、演技の方も一流と願いたいところですね」
ライ「期待にそえるようにやってみるつもりだ、マックス君」

<ミリアvsライ>
ミリア「お前と本気で戦えないのが残念だ」
ライ「ああ、全くだ」

<柿崎vsキース>
柿崎「こいつ…ここぞとばかりに当てるつもりじゃねえだろうな!」
キース「!? ど、どういう意味なんだ!?」

<柿崎vsモンシア>
モンシア「わかってんな、柿崎!」
柿崎「わかってますけど、当たっちまったら、勘弁して下さいよ!」

<コウ撃破>
こんなことでやられるなんて! …後を頼みます!」

<キース撃破>
キース「だ、脱出します!!」

<モンシア撃破>
モンシア「ちぃぃぃくしょぉぉぉぉ!! 俺は不死身の第4小隊出だぞ! 次は、こうはいかねえからな!」

<リュウセイ撃破>
リュウセイ「く、訓練が足りなかったのか…!」

<ライ撃破>
ライ「油断したか…! いや、己の甘さも未熟ゆえの結果か…」

<敵増援2出現の次PP・味方援軍2&敵増援3出現>
〔ノイズ〕
ベン「バ、バスク大佐! モビルドールの制御が! 格納庫内の機体もろとも行動不能に陥っています!」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

サフィーネ「あ~ら、もろいお人形ねえ。この程度のハックに耐えられないなんて」
ベン「バスク大佐! DCのメインコンピュータが、ウイルスに侵食され、全システムが崩壊していきます!」
サフィーネ「ふふふ…あたしが仕掛けたネットワークワームを解除しようったって、無駄よ」「それには特別に餓鬼魂を憑依させてあるのさ。どん欲さではこのあたしより上よ」
バスク「早くアンチウイルスのプログラムを起動させろ!」
ベン「だ、駄目です! あらゆる手段を試したようですが、相手のウイルスが協力すぎて…」
バスク「ば、馬鹿な…! 何十ものセキュリティが整備されたDC本部がこうも易々と落ちるとは…」サフィーネ「当たり前でしょ。そのセキュリティを組んだのはあたしのシュウ様だからね」
バスク「シュウ…? まさか、DC副総裁のシュウ=シラカワのことか!?」
サフィーネ「そう。それに、こうなることは最初から決まってたのさ」
バスク「最初からだと…! 貴様、いったい何者だ!?」
サフィーネ「よくお聞き。暗黒に舞う紅蓮の炎を纏いし女…その名は…」
???「そこまでだ、サフィーネ!」
サフィーネ「!? その声は…!」
〔味方ユニット出現〕
ヤンロン「紅蓮のサフィーネ! やはり、地上に来ていたか!!」
サフィーネ「あ~ら、ヤンロンじゃない。わざわざあたしを追って来たの?」
ヤンロン「人衆ければ天に勝ち、天定まれば人に勝つ…お前達の野望は必ず潰える。答えろ、ここで何をしていた?」
サフィーネ「決まってるじゃない、シュウ様のお手伝いよ」
フォッカー「シュウの手伝いだと!?」
リュウセイ「てめえ、それでDC本部のメインコンピュータを崩壊させたってのかよ!?」
サフィーネ「あら、可愛い坊やね。そうムキにならなくても、後でお姉さんが相手をしてあげてもいいわよ」
リュウセイ「な…な、な、何だって!?」
サフィーネ「ふふっ、紅くなっちゃって。ウブな子って好きよ」
リュウセイ「す…す、好きよって…?」
フォッカー(…ありゃ女に騙されるタイプだな。それはともかく、イルム…上手くこの状況を利用してくれよ)
リューネ「ちょっと待ちな! DC本部のメインコンピュータを壊滅させたってどういうこと!?」
サフィーネ「あら、あんたは…確か、ビアン博士の一人娘の…リューネ=ゾルダークとかったわね」「悪いけど、これでDCのデータベースは破壊させてもらったわ。イージス計画のバックアップもろともね」
輝「な、何だって!?」
マックス「イージス計画のデータまでも…!? そんなことをしたら…」
柿崎「地球圏が衝撃波で壊滅しちまうぜ!」
リューネ「よくもやってくれたね…DCは、ディバイン・クルセイダーズは親父の夢と理想の結晶だった…」「それを、あんた…このあたしとヴァルシオーネにケンカ売ったようだね!」
サフィーネ「ふふっ…マサキに負けず劣らず威勢がいいこと」「ま、でもこっちの目的は達成したし…ここらが潮時のようね」
ヤンロン「サフィーネ、逃がしはせんぞ!」
ランシャオ「お待ち下さい、ご主人様。レーダーに魔装機の反応があります」
〔味方ユニット出現〕
マサキ「サフィーネ! ゲートで地上に出たのはてめえだったのか!」
サフィーネ「あら…坊や、久しぶり。どうしたの、サイバスターは? サイフィスに嫌われでもしたの?」
マサキ「うるせえ! てめえをとっつかまえて、シュウの居場所を白状させてやるぜ!」
クロ「マサキ、あんまり熱くなっちゃ駄目ニャ!」
ヤンロン「そうだ、マサキ。頭に血を上らせているだけでは何も解決せんと言ってあるはずだ」
マサキ「げ! ヤ、ヤンロン!? どうしてお前が地上にいるんだ!? しかもリューネと一緒に…」(まさか、リューネも…?)
ヤンロン「事情は後で説明してやる。今はサフィーネを逃がすな!」
マサキ「お、おう!」
サフィーネ「せっかくの歓迎だけど…あたしはあんた達と戦うつもりはないの」「このウィーゾルも改造したばかりで、まだ実戦テストも済ましていないし…」
マサキ「てめえの都合なんざ知ったことか!」
サフィーネ「じゃあ、あたしを見逃してくれたら、あんた達が知りたがってる情報を教えてあげる」
ヤンロン「この期に及んで何をいう!」
サフィーネ「あら、いいの? ティターンズに捕まってるロンド・ベル隊のメンバーの居所の情報なんだけど…」
フォッカー「何だと!?」
コウ「まさか…ブライト中佐やバニング大尉がいる場所を知っているというのか!?」
フォッカー「…その話、本当なのか!?」
サフィーネ「信じる信じないはあんた達の勝手。さあ、どうする?」
マサキ「くっ…!」
マサキ選択
 「サフィオーネを見逃す」
 「サフィーネを見逃さない」


※※「サフィーネを見逃す」を選択した場合のセリフ※※
マサキ「…わかった。取り引きを飲むぜ」
リューネ「マサキ!」
マサキ「………」「……あのバルマー戦役を一緒に戦い抜いたみんなを…仲間を見捨てるわけにはいかねえ…!」
ヤンロン「………」「リューネ、マサキは利口ではないが愚かでもない。ここはマサキの決定に従おう」
マサキ「そりゃ褒めてんのか、けなしてんのか、どっちだ!?」
ヤンロン「好きに取るがいい。だが、サフィーネの口振りだとシュウはやがて僕達の前に姿を現すだろう…」「隠れたるより見るるはなし…危険な賭けだが、その時を待った方が良いかも知れんな」
サフィーネ(…お堅いだけだと思ってたけど、なかなか勘が鋭いじゃない…)「ロンド・ベル隊のメンバーは北アフリカのアレグ基地にいるわ。じゃ、約束どおり行かせてもらうわよ」
マサキ「サフィーネ…ここは譲ったがな、シュウに言っておけ…」「…てめえの化けの皮は必ず俺がはがしてやるってな!!」
サフィーネ「ふふふ…伝えるだけ伝えておくわ、坊や」
〔敵ユニット離脱〕
バスク「ええい! こうなれば反逆者どもだけでも始末する! 残存戦力を全て出せ!」
※※「サフィーネを見逃さない」を選択した場合のセリフ※※
マサキ「…そんな見え透いた手に騙されてたまるかよ!」
フォッカー「マサキ!」
マサキ「少佐の気持ちも分かるが、こいつは信用するだけ無駄だぜ」「何せ、シュウの下にいる女だからな!」
サフィーネ「何よ、随分な言葉じゃない」
ヤンロン「口に蜜あり腹に剣あり…これまでだな、サフィーネ」
サフィーネ「ふうん…どうしてもあたしと一線を越えたいわけ?」
ヤンロン「それを言うなら一戦を交える、だ」
マサキ「サフィーネ! てめえをとっつかまえて、シュウの居場所を吐かしてやる!」
サフィーネ「じゃ、あなた達がこのウィーゾル改の初めての相手ね。少しばかりなら、激しくしてもいいわよ」
フォッカー「な、何なんだ、あの女…」
マックス「…美しい‥…」
ミリア「…何か言ったか、マックス?」
マックス「い、いや、何でもないよ」
バスク「ええい! こうなれば反逆者どもだけでも、ここで叩き潰してくれる!」「残存戦力を全て出せ! あの女は後で捕獲する。まずはスカル小隊とその協力者を始末しろ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

バスク「わかっているな、イルム中尉。人質の命が惜しければ、ウラキ少尉達と協力して、反逆者を全て始末するのだ!」
イルム「了解…と言いたいところだが、予定外の乱入者のおかげで上手く事が運んだのさ、これが」
バスク「何!?」
イルム「リュウセイ、ライ! ケンゾウ博士とアヤ達は俺が救出した! もう、奴らに従う必要はないぞ!」
※※「サフィーネを見逃す」を選択した場合のセリフ※※
ライ「上手くいったようですね、中尉」
イルム「ああ。それに、アレグ基地の件は万丈に連絡しておいた。早速、宇宙の始末屋とかいう連中が救出しに行ったらしいぜ」
※※「サフィーネを見逃さない」を選択した場合のセリフ※※
ライ「本当ですか、中尉!?」
イルム「ああ。それから、万丈からブライト中佐達の居場所が判明したという報告が入った」「早速、宇宙の始末屋とかいう連中が救出に向かったらしいぜ」

モンシア「ようし…そうと決まりゃ、あのタコハゲのいうことなんざ聞く必要はねえ!」
フォッカー「これで心おきなく今までの礼が出来るというわけだな!」
マサキ「ヤンロン、リューネ! お前らも協力しろ!」
ヤンロン「地上には極力干渉したくないが…そうも言っていられないようだな」
リューネ「…親父のDCを自分達の汚い野望の道具にしたティターンズ、容赦しないよ!」
バスク「おのれ、イルムめ…最初から裏切りを画策しておったのか!」
〔コウ&キース&モンシア&リュウセイ&ライ、敵から味方へ〕

<5PP・味方援軍3出現>
〔味方ユニット出現〕
マサキ「マジンガーZ! 甲児か!?」
甲児「ヘッ、やっぱりこっちに顔を出して正解だったな!」
輝「甲児…どうして、ここへ!?」
甲児「マサキの後を追って来たんだよ。まさか、方向オンチのあいつが真っ直ぐここへ来てるとは思わなかったがな」
シロ「…それはギャリソンさんのおかげだニャ」
甲児「見たところ、どうやら取り込み中のようだな。俺達も手を貸すぜ!!」

<コウvsバスク>
コウ「お前達はバルマー戦役で散っていった戦士の魂を踏みにじった! それを許すわけにはいかないっ!!」
バスク「ええい! 大人しくティターンズに従っておれば長生きできたものを!」

<キースvsバスク>
キース「バニング大尉さえ無事ならお前なんか…お前達なんか!」
バスク「くっ! ここにも我々に刃向かう奴がいるかっ!」

<モンシアvsバスク>
モンシア「よくも、今まで上官づらしていばりちらしてくれやがったな!」
バスク「貴様っ! 一度は我々に忠誠を誓いながら…」
モンシア「馬鹿野郎! ありゃポーズだ!」

<甲児vsバスク>
バスク「地球圏の秩序はティターンズによって維持されている貴様らロンド・ベルの者共はすでに過去の遺物なのだ!」
甲児「バカヤロウ! そりゃこっちの台詞だ!!」

<フォッカーvsバスク>
フォッカー「遠慮はいらんぞ! 俺からの礼をたっぷりと受け取れ!」
バスク「SDFの残党ごときが…調子に乗るな!」

<マサキvsサフィーネ>
マサキ「言え! シュウは何を企んでやがる!?」
サフィーネ「あら、シュウ様に直接会って確かめてみれば? シュウ様もあなたを待っているわよ」
マサキ「何だと!?」

<ヤンロンvsサフィーネ>
サフィーネ「しつこいわよ、ヤンロン! …それともあたし自身に興味があるの?」
ヤンロン「…余計な心配は無用だ。好色で強欲で慎みのないお前は僕の理想とは対極に位置している」
サフィーネ「フフフ…嫌よ嫌よも好きの内っていうけどね」

<リューネvsサフィーネ>
リューネ「DCをぶっ潰した落とし前だけはつけさせてもらうからね!」
サフィーネ「あたしを追い回す暇があったら、女を磨くほうがいいわよ」
リューネ「ハン! 磨きすぎておばさんになるつもりはないね!」
サフィーネ「…言っちゃいけないことを言ったわねえっ!!」

<イルムvsバスク>
バスク「貴様! よくも我々を謀ってくれたな!」
イルム「口が達者なのには自信があってな。それに、女は口説くに限るが、悪人は騙すに限るってね!」

<ベン撃破>
ベン「くそ! 総員、撤退だ!」

<バスク撃破orHP規定値以下>
※※撃破の場合のセリフ※※
バスク「よくもやりおったな! だが、壊滅したDC本部など貴様らにくれてやるわ!」
〔敵ユニット撃破〕
※※HP規定値以下の場合のセリフ※※
バスク「うぬっ…やむを得ん、遺憾ながら南アタリア島を放棄する! 全機、撤退せよ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕

<サフィーネ撃破orHP50%以下>
※※撃破の場合のセリフ※※
サフィーネ「ふうん、やるじゃないのさ。ま、目的は果たしたことだし…次に会える時を楽しみにしておくわ」
〔敵ユニット撃破〕
※※HP50%以下の場合のセリフ※※
サフィーネ「今日のところはこんなものかしらね。あんた達の相手は後でたっぷりとしてあげるわ」

〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 南アタリア島

コウ「じゃ、じゃあ…さっきの戦闘って…作戦だったんですか!?」
フォッカー「まあ、そういうこった」
コウ「少佐はイルム中尉が敵を騙しているといつ気づかれたんです?」
イルム「ああ、そりゃ少佐達の脱出を手引きしたのは俺だからね」
コウ「え…?」
キース「じゃ、じゃあ…みんな、知ってたんですか!?」
コウ「ど、どうしてそんな大事なことを教えてくれなかったんです?」
モンシア「お前らじゃすぐに演技がバレちまいそうだからな」
キース「お、俺達…本気で輝達と戦ってしまうところだったんですよ…」
モンシア「馬鹿野郎、そういうことはな、俺みたいに勘で気づくモンだ。勘で」
キース「勘って、そんな無茶な」
モンシア「もっとも、ライの野郎はわかってたみたいだったがな」
コウ「じゃあ、モンシア中尉はいつ気づかれたんです?」
モンシア「そりゃな、このイルムがバスクの下について、柄にもなく俺に敬語を使った時点で、だ」
キース「そんなの、何の根拠もないじゃないですか」
モンシア「必死で焦ってたくせにナマいってんじゃねえよ」
イルム「すみませんね、中尉。柄じゃなくて」
フォッカー「ま、こいつの口が達者だっていうのは前から有名だからな」
キース「じゃあ、あれからリンさんとも上手く仲直りできたんですか?」
イルム「うっ………」
フォッカー「ワハハハ! さしものお前も、それは無理だったか」
イルム「それはともかく上手い具合に事が進んで良かったですよ」
フォッカー「…DC本部は壊滅状態だがな」
イルム(………)
フォッカー「シュウ=シラカワ…バルマー戦役の時から信用のおけない男だったが…」「配下らしきあの女を送り込んだことから見て、どうやら本性を見せつつあるらしいな」
イルム「ええ…あの男にとってDCやSRX計画、そしてバルマー戦役でさえも…」「己の目的を成し遂げるための手段だった…」
モンシア「あの野郎…神様にでもなったつもりかよ」
フォッカー(………)「俺達の本当の敵はティターンズでなく、あの男かも知れんな」

さやか「あら…どうしたの、甲児君」
甲児「いや…マサキに声かけようと思ったら、あいつ、新顔と話し込んじゃっててさ…」
さやか「ああ、あのヤンロンって人?」
甲児「そうそう。それで、どうしたもんかなと思ってさ」
さやか「邪魔しない方がいいんじゃないの?」
甲児「そうだなあ…先にリュウセイの所にでも行ってみるかな」(………)
「リュウセイやマサキの所に行く」
「どちらにも行かない」

≪「リュウセイやマサキの所に行く」を選択≫

甲児「よお、リュウセイ」
リュウセイ「甲児か…何だか久しぶりだな。バルマー戦役が終わった時以来だっけ?」
甲児「そうだな…あの後、すぐにお前達は日本からいなくなっちまったもんな」
リュウセイ「…それから色々あってな…」「SRX計画はティターンズの命令で中止になって…関わってたメンバーは散り散りに…」「そして、SRXもティターンズに取り上げられちまった…」
甲児「そうか…」
リュウセイ「聞いた話じゃ、R-1とR-2は解体処分だってよ…」
甲児(………)
リュウセイ「ま、しょうがねえかもな…」「シュウに散々利用されたSRX計画なんざなくなっちまった方が良かったかも知れねえ…」
甲児「ああ…あいつらやアヤみたいな目に遭う奴を増やすわけにはいかねえからな」
リュウセイ(だが、アヤはともかくあの二人は行方不明になっちまった…)(無事だといいんだけどな…)
甲児(………)「けど、オオミヤ博士はテスラ研で元気そうだったぜ」
リュウセイ「ホントか!?」
甲児「ところでアヤとレビは大丈夫なのかよ?」
〔扉の開閉音〕
アヤ「ごめんなさい、甲児君。心配をかけちゃったみたいね」
甲児「アヤ!」
リュウセイ「無事だったのか、二人とも!」
レビ「また、お前達に助けられてしまったな」
リュウセイ「アヤ、レビ…バスクの命令で何かされてたみたいだけど、平気か?」
アヤ「ええ…大丈夫よ。お父様は私とレビに何もしなかったわ」
レビ「そう…ただ、眠らされていただけだった」
リュウセイ(………)(あのオッサンにも人情ってもんがあったんだな…俺達のことを実験体としか見てねえって思ってたけど)
レビ「どうかしたのか、リュウ?」
リュウセイ「い、いや…何でもねえよ」
甲児「ま、ともかくみんな無事でよかったぜ。じゃあ、俺、マサキの所へ行ってくら」
リュウセイ「あ、俺も行く。リューネに聞きたいことがあったんだ」

≪「リュウセイやマサキの所に行く」を選択≫
マサキ「ヤンロン…ラングランの王都にいねえと思っていたら、地上に出ていたとはな」
ヤンロン「僕は王都陥落後、一時カークス将軍と行動を共にしていた」
マサキ「何!? お前ら、あの昼行灯のおっさんと一緒だったのか!?」
ヤンロン「…王都の情報を得るため、ゲンナジーをラングランに向かわせたはずだが…彼から僕達の話を聞かなかったのか?」
マサキ「いや…あいつがラングランへ帰って来た時、無理言ってジャオームを借りて…そのまま地上へ出たからな」
ヤンロン「まったく、お前という奴は…目先の事柄しか頭にないのか?」
マサキ「それよりも、カークスがラングランを離れたおかげで俺達はどんな目に遭ったか…!」「なのに、なんでお前はカークス側にいるんだよ!?」
ヤンロン「お前の言いたいことは承知しているつもりだ。だが、今はそれを語るべき時ではない」
マサキ「じゃあ、何を語るってんだ!?」
ヤンロン「シュテドニアス軍との戦闘中、僕とリューネは恐るべきものを発見したのだ」
マサキ「恐るべきもの?」
ヤンロン「破壊神、サーヴァ=ヴォルクルスを祭る神殿跡だ」
マサキ「何だって!?」
ヤンロン「そこで邪神官のルオゾールと接触したが…奴がシュウと何かを企んでいるのは間違いない」
マサキ(………)
ヤンロン「今回のシュウの動きは両方の世界の破滅につながる予感がする。彼を放っておくのは非常に危険だ」
マサキ(………)
ヤンロン「僕達魔装機神の操者は世界の存亡に関わる事態に遭遇した時、全てをすててでも戦わなければならない」
マサキ「そんなのは百も承知だ。だから、お前は地上へ上がって来たってワケか」
ヤンロン「ああ。カークス将軍やフェイル王子のことも気になるが、今はシュウを倒すことが先決だと判断した」「聞くまでもないと思うが、お前も目的は同じなのだろう?」
マサキ「ああ。正直、ラングランを離れたくはなかったがな。あそこにはフェイルやテュッティもいるし…」
ヤンロン(………)
マサキ「ところで、リューネは?」
リューネ「ここにいるよ」
マサキ「な、何だ…驚かせんなよ」
リューネ「マサキ、何かあたしにいうことない?」
マサキ「何かって?」
リューネ「あたしに一言もなくラ・ギアスへ帰るなんて、どういうつもり?」
マサキ「何で俺がそんなことしなきゃならないんだよ!?」
リューネ「おかげでこっちも大変だったんだから。いきなりラ・ギアスへ召喚される羽目になったし…」
マサキ「!」(やっぱり…リューネもミオと同じだったか……)
〔扉の開閉音〕
甲児「何だ、お前ら…出合った早々、痴話ゲンカかよ?」
マサキ「いきなり出てきてワケのわからことを言うんじゃねえ!」
リュウセイ「そんなに怒ることないだろ。さては図星か?」
マサキ「あのなあ…」
リューネ「リュウセイ、アヤ達は無事だったの?」
リュウセイ「ああ。ところでリューネ、ヴィレッタ隊長のことを知らないか?」
リューネ「あたしがラ・ギアスへ行く前は月のマオ社にいたみたいけど…」
リュウセイ「やっぱりな。指示があるまで下手な動きをするなと命令していなくなっちまったから…」「ところで、その人は?」
マサキ「ああ、紹介するよ…」
ヤンロン「ホワン=ヤンロンだ。魔装機神グランヴェールの操者を務めている」
ランシャオ「私はヤンロン様のファミリア…ランシャオでございます。以後、お見知りおきを」
甲児「黒豹が喋った!?」
ヤンロン「ランシャオは豹じゃない。風生獣という伝説上の生物の姿をしたファミリアだ」
甲児「つまりはクロやシロと同じ…ってことか」
リューネ「風生獣っていうよりアレに似てるでしょ、アレに」
マサキ「あれって何だ?」
リューネ「だから、ロ○ム」
リュウセイ「ア○レスともうな。他にもいるんじゃないの? 寸胴のロボットと怪鳥型のファミリアが…」
ランシャオ(………)
ヤンロン(………)

フォッカー「じゃあ、俺達はプリベンターと合流してダカール方面へ向かうが…」「イルム中尉とSRXチームはここに残るんだな?」
イルム「ええ」
ライ「色々と残務処理もありますので」
アヤ「イージス計画のバックアップデータは極力復元するよう努力してみますが…」「おそらく、もう…」
フォッカー「壊されちまった物はしょうがない。後は俺達で何とかする」
マサキ「俺は少佐達と一緒に行くが…ヤンロンとリューネはどうするんだ?」
リューネ「あたしもシュウのことが気になるからね。みんなと一緒に行くよ」
ヤンロン「地上に干渉するのは極力避けたいところだが…事態が事態だ。やむを得まい」「シュウと接触するにはマサキと行動を共にした方が良さそうだ」
キース「…言えてる」
マサキ「そりゃどういう意味だ!」
ヤンロン「それに、お前の監視役も必要だろうからな」
マサキ「…余計なお世話だ」
フォッカー「よし…じゃあ、行くとするか」
ライ「どうかご武運を…」
【シナリオエンドデモ終了】


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