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No.7
終わらない円舞曲

【シナリオデモ開始】
現在位置 ダカール

ジャミトフ「アレグ基地を失うとは…とんだ失態だな、少佐」
ジャマイカン「…申し訳ありません」
ジャミトフ「では、旧ロンド・ベル隊のメンバーは我々の手から離れたということか」
バスク「はっ…」
ジャミトフ「南アタリア島とアレグ基地を失った罪は重いぞ」
バスク(………)
ジャマイカン(………)
ジャミトフ「…その後のプリベンターの動きは?」
ジャマイカン「戦力を集結させ、このダカールへ攻撃を仕掛けるようです」
ジャミトフ「それに対し、何か手は打っているのか」
バスク「強化人間のスパイを奴らの戦艦へ潜入させる予定です」
ジャミトフ「ロザミア=バダムか? マメなことだな…」
バスク「はっ…」
ジャミトフ「…では、デキムの部隊は?」
ジャマイカン「残存勢力がカエス基地へ降下したようですが、現在のところ動きはありません」
バスク「カエス基地…? あそこはバルマー戦役時、ジュピトリアンによって破壊されておるはずだ」
ジャマイカン「ええ。修復もされず、放棄されたままになっております」
ジャミトフ「フン…やはり、デキムもこのダカールにあるマクロスが狙いか」(核を持っているとはえ、マクロスがこちらにある以上、手出しは出来まい)
ジャマイカン「閣下、このままでは例の式典に支障が出るものと思われます」
ジャミトフ(………)「…式典は予定どおり行う。ゴーストX-9の配備状況はどうか?」
ジャマイカン「問題ありません。テストではプロジェクト・スーパーノヴァ以上の成果を上げております」
ジャマイカン「旧SDFのAVFは?」
バスク「YF-21はパイロットごと、こちらの戦力に組み込んであります」
ジャマイカン「エドワーズ基地のYF-19の方には廃棄処分命令を出しておきました」
ジャミトフ「よかろう。では、ダカール市周辺の警戒を怠るな」

現在位置 移動中

小介「あのう、すみません…ボウィーさん、キッドさん」
ボウィー「ん? 何だい?」
小介「後学のために、ブライガーの拡大縮小原理を教えて頂きたいんですが…」
キッド「ああ、ブライ・シンクロンのことね」
ウッソ「僕も興味があるんです。是非、お願いします」
ボウィー「勉強熱心だねえ。俺ちゃん、感心しちゃうな。んじゃま、キッドさん…ご説明をどうぞ」
キッド「ええと、ブライ・シンクロンってのは…まあ、何だな、その、つまり…何だっけ、ボウィーさん」
ボウィー「そこで俺に振りますか、キッドさん」
シン「あはは。その2人にそんなことを聞いたって無駄だよ」
キッド「何ぃ!?」
ウッソ「君は?」
シン「おいら、シン=リン=ホー。で、こっちが姉貴の…」
メイ「メイ=リン=ホーです。あたし達、J9のアシスタントをしているんです」
ウッソ「へえ…2人とも、まだ子供なのに」
シン「何言ってんだよ、兄ちゃんだって、そうじゃないか」
ウッソ「ご、ごめん…」
メイ「シン…そんな言い方、失礼よ」
シン「ま、いいや。シンクロン理論のこと、おいらが説明してやるよ」
ボウィー「おやま、自信たっぷりだこと。ほんじゃ、聞かせてもらいましょうか」
シン「シンクロン理論ってのはこの宇宙の質量やエネルギーを多元宇宙の一つなり、二つなりに預けることによって…」「その投影像のこっち側の物体は拡大・縮小が自由になるんだよ」
キッド(相変わらず…)
ボウィー(…ワケがわかりませんなあ)
シン「ホントなら、その現象を起こすには太陽エネルギー並の力が必要なんだけど…」「そこらへんをチョチョイと解決したのがシンクロン理論なのさ。わかった?」
ウッソ「それって、画期的なシステムだけど、エネルギー波のバランス調整が難しそうだね」
ボウィー「おいおい、僕ちゃん達は今の話がわかるのかい?」
小介「ええ。多元宇宙理論にエネルギー保存の法則を応用したものですよね?」
キッド(………)
ボウィー「ほえ~…最近のお子ちゃまって凄いのね」
シン「ま、おいらの説明が良かったからね」
メイ「何言ってるのよ。全部エドモン博士の受け売りじゃない」
シン「エヘヘ…バレちゃったか。でも、記憶力の良さはほめてくれよな」
ボウィー「へえへえ。感服致しましたでございますよ」

ブライト「連邦政府大統領の就任記念式典?」
ヘンケン「ああ。アランからの情報だが…間もなくダカール市で開催されるそうだ」
アムロ「もしや…大統領に就任するのはジャミトフ=ハイマンですか?」
ヘンケン「そうだ」
エマ「その話は私達も耳にしていました」
クワトロ「ジャミトフは自分が大統領になることによって、地球圏の統治をより確実なものにするつもりだ」
ノイン「さらに未確認ですが、就任式典にはリン=ミンメイも出席するとのことです」
輝「! ミンメイが…!?」
フォッカー「奴ら、ミンメイちゃんを広告塔代わりにするつもりか」
ノイン「おそらく。彼女は現在の地球圏で大きな影響力を持つ人物の一人ですから…」
輝(ミンメイ……)
フォッカー「ダカールにはグローバル艦長やクローディア達もマクロスごと捕まっているしな…」
アムロ「我々同様、人質として利用される可能性は高いですね」
輝(そうだ…ミンメイと一緒に早瀬中尉も…)
フォッカー「もっとも、艦長達なしでマクロスを運用することはできんから、身の危険はないだろうが…」
トーレス「ブライト艦長!」
ブライト「どうした?」
トーレス「マリーメイア軍が全世界へ向けて政見放送を流しています!」
アムロ「!」
ブライト「映像をモニターに回せ!」

マリーメイア「我々は地球連邦政府に対し、独立を訴えると共に…」「地球圏を支配するティターンズへ宣戦布告を致します」「私は世界国家元首の正統なる後継者…私の名はマリーメイア=クシュリナーダ」「トレーズ=クシュナーダの娘であります」「私は父の遺志を継ぎます。人類は戦ってこそ意義のある存在なのであります」
デキム(………)
リリーナ(………)
マリーメイア「まず、手始めに地球圏を襲う衝撃波を利用して…」「スペースノイドの粛清を目論むティターンズに対し、正義の鉄槌を下します…」

甲児「お、おいおい…今の放送…リリーナ王女もいたよな?」
忍「ああ、間違いねえ」
ヒイロ(………)
竜馬「彼らもティターンズと同じく、人々に影響力のある人物を利用したということか」
ジュドー「ったく、よく言うぜ。マリーメイア軍だって、アースノイドの粛清を企んでいるくせに」
忍「やってることはジュピトリアンと同じだな」
竜馬「彼らはどこから放送しているんだ?」
お町「電波の発信源は廃棄された連邦軍カエス基地みたいね」
竜馬「廃棄された基地…?」
お町「そう。確か、バルマー戦役時にジュピトリアンの攻撃を受けて…」
甲児「そんな所に何の用があるってんだ?」
万丈(………)
アイザック「本来なら、先程のムーンクレイドルを制圧した後で行う予定だったのだろう」
万丈「多分ね」
アイザック「それは裏を返せば、奴らが世間を味方に付けねばならんほど、困窮しているということになる」
お町「じゃ、叩くのは今のうちってこと?」
アイザック「そうだ。だが、私の情報ではカエス基地を建設したのがバートン財団であることがわかっている…」「奴らが予め、あの基地に何らかの仕掛けをしている可能性は高い」
万丈(………)「ダカールより先にマリーメイア軍を何とかした方がいいかも知れないな…」
甲児「でも、あいつらって核を持ってんだろ?」
ヒイロ「ああ」
忍「核なんざ、とっとと奪い返せばいいだろうが!」
お町「そんなこと言って…核を使われちゃったらどうするの、ボク?」
忍「ボ、ボクだとぉ!?」
お町「あら、ムキになっちゃって。か~わゆい」
ジュドー(さしもの忍さんもお町さんにかかっちゃ坊や扱いだね)
万丈「アイザック、何とかしてリリーナ王女達を救出し…そして核を奪取できないか?」
アイザック「よかろう。リリーナ王女の救出は別件の依頼でも受けている」
お町「本気なの? 爆弾は爆弾でも核爆弾はちょっとあたしの手に余るんだけどナ」
ポンチョ「そうでゲス。危険な依頼には、それ相応の報酬を頂かないと…」
万丈(………)
「J9に依頼する」
「J9に依頼しない」

≪「J9に依頼する」を選択≫

万丈「報酬は払うし、僕も手伝うよ。どうだ、アイザック?」
アイザック「よかろう。その依頼、引き受ける」

ブライト「マリーメイア軍がいる旧カエス基地に潜入して、核を奪取するというのか?」
万丈「そうです。切り札の核がなくなれば、彼らの存在は脅威ではなくなります」
クワトロ「確かにな…」
万丈「そこで、毎度のことながら申し訳ないんですが…」「プリベンターのみんなに陽動作戦を頼みたいんです」

≪「J9に依頼しない」を選択≫
万丈「やっぱり、マリーメイア軍の攻略に関してはブライト艦長に相談してみよう」
アイザック「その方が賢明かも知れんな」
万丈「できれば、J9にも協力してもらいたいんだが…」
アイザック「ああ。リリーナ王女はデキムの下にいるからな」
ポンチョ「もちろん、その際は追加の依頼料を頂けるんでゲスな?」
万丈「わかってるよ、ポンチョ」

ブライト「マリーメイア軍がいる旧カエス基地へ攻撃を仕掛けるだと?」
万丈「ええ。ダカールへ攻め入った時、彼らとティターズに挟撃されないためにも…」「先にマリーメイア軍を叩いておいた方がいいでしょう」
ブライト(………)
アムロ「万丈の意見に賛成だな」「彼らもああいう形で声明を発表した以上、無益に核を使用するとは思えない」
クワトロ「いや、こちらから刺激した場合は別だろう。彼らはテロリストなのだからな」
アムロ(………)
クワトロ「だが…叩くなら、事態が悪化してからよりも今がベストかも知れん」
ブライト(………)「…わかった。万丈、君の意見を採用しよう」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「終わらない円舞曲」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
マリーメイア兵「基地内の第1から第5ゲートまでの封鎖完了。シェルター・シールドの展開も終了しました」
デキム「戦術核の発射準備は?」
マリーメイア兵「間もなく準備が完了…目標はダカール市内に固定しています」
デキム「よかろう」「フフフ、ティターンズめ…我々がヌビアの手を借りて、予めこの基地の地下に核シェルターを建設していたとは思うまい」
リリーナ「………」
マリーメイア「これで私の城は完璧となりました。戦術核を使用しても、私達は無事です」
リリーナ「…あなた方は本当に核を使うつもりなのですか? そんなことをしたら…!」
マリーメイア「ティターンズを滅ぼし、人々をより良い方向へ導くにはやむを得ないことです」
リリーナ「それでは、マクロスやダカールに住む人達を道連れに…!」
マリーメイア「マクロスはEOTの全包囲バリアを使用して、核爆発を耐えしのぐでしょうね」
リリーナ「そういうことを言っているのではありません。核の使用を禁止している南極条約を無視すれば、どういうことになるか…!」
マリーメイア「では、核兵器の使用が禁止された世界に、何故ガンダム試作2号機のような戦術核搭載モビルスーツが造られたのでしょうか」「何故、ルナツーには核兵器が貯蔵されていたのでしょうか…?」
リリーナ「………!」
マリーメイア「人類は一度手にした天地を灼く剣を未来永劫捨て去ることは出来ませんよ。無論、戦争もね…」
リリーナ「………」
マリーメイア「ウフフフ…例えるなら、歴史は終わらないワルツのようなものです」「戦争、平和、革命の三拍子がいつまでも続く………」
リリーナ「………」
マリーメイア「ですが、ティターンズを滅ぼし、イージス計画を成功させた後…私の戴冠式と共に歴史は変わります」「新西暦187年…この年の終了と同時に私は地球圏の頂点に立ち、新しい時代の到来となるのです」
リリーナ「しかし、そのために核を使用するのは間違っています!」
マリーメイア「全ての人類が私にひざまずけば、そんなことをしなくても済むのです」
リリーナ「そんなことが本当に実現できると思っているの!?」
マリーメイア「ジュピトリアンが作り上げようとした地球圏統一国家の代表者であるクイーン・リリーナ…」「つまり、あなたがその権限を私に委ねれば可能ですわ」
リリーナ「何ですって!?」
マリーメイア「あなたは外交次官としてコロニーからの信頼も厚い。しかも、プリベンターの一員でもある…」「あなたの権限はあなたが思っている以上に強い影響力をもっているのです」「そう…バルマー戦役でゼントラーディ軍の脅威から地球圏を救ったリン=ミンメイのようにね…」
リリーナ「そのために、私を…」
マリーメイア「そういうことですわ」
※※「J9に依頼しない」を選択した場合、セリフ追加※※
〔サイレン〕
マリーメイア兵「デキム様! プリベンターの戦艦をキャッチしました!」
デキム「やはり来おったな…」
マリーメイア「ほらね…こうやって私達に戦いを挑む者がいる。だから、力は必要なのです」
リリーナ「………」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方戦艦出現〕
〈出撃ユニット選択〉
※※デュオ&トロワ&カトル出撃の場合、セリフ追加※※
カトル「デュオ、トロワ…準備はいいですか?」
デュオ「おお、いつでもいいぜ」
トロワ「やはり、オペレーション・メテオはこうあるべきだ」
※※ゼクス&ノイン出撃の場合、セリフ追加※※
ゼクス「ノイン…私に付き合わなくてもいいんだぞ」
ノイン「いえ…バルマー戦役中に私は言ったはずです。あなたの傍から離れないと…」
ゼクス「………」
ノイン「ずっと待っていたんです。もう待つのはごめんです」
ゼクス「…わかった………」
※※「J9に依頼しない」を選択した場合のセリフ※※
ブライト「各機へ! 5分後にJ9チームが敵基地内へ侵入する。それまで敵機を全て撃破しろ!」
※※「J9に依頼しない」を選択した場合のセリフ※※
ブライト「各機へ! 敵は核を使用する恐れがある。できるだけ短時間に敵を倒し、基地を占拠しろ!」
五飛「さあ…プリベンターよ。俺に本当の正義を見せてみろ!」
甲児「う、五飛…! 本当に敵側に回っちまっているのか…!」
ヒイロ「………」
デキム(例え、こちら側のモビルスーツが撃破されたとしても…奴らにはシェルター・シールドを破ることはできん)(フフフ…核ミサイルさえ発射できれば、結果的には我々の勝ちだ)

<戦闘開始>

≪「J9に依頼しない」を選択≫
<1EP>

マリーメイア「せっかくの兄妹対面も実現しそうにありませんね」
リリーナ「………」
デキム「この戦いの映像を全世界に流せ」
マリーメイア兵「はっ」
デキム「新たな秩序に対して無駄な抵抗をする愚かな者達がいる…」「ここに流されるであろう多くの血は、どれほどの意味があるのかよく考えてみることだ」

≪「J9に依頼する」を選択≫
<2PP>

デュオ「あいつら…基地を防衛もせず、全機で突っ込んで来やがる!?」
コウ「基地を守る余裕がないのか、それとも必要がないのか…」
カミーユ「やっぱり、基地に何か仕掛けでもしてあるのか?」
フォッカー「余計なことを考えず、あと4分以内に敵を全滅させろ!」
マリーメイア「せっかくの兄妹対面も実現しそうにありませんね」
リリーナ「………」
デキム「この戦いの映像を全世界に流せ」
マリーメイア兵「はっ」
デキム「新たな秩序に対して無駄な抵抗をする愚かな者達がいる…」「ここに流されるであろう多くの血は、どれほどの意味があるのかよく考えてみることだ」

≪「J9に依頼しない」を選択≫
<2EP・敵増援1出現>

※※熟練度2以上の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

マリーメイア「例えモビルスーツを壊しても、このシェルターを破ることはできないのに…所詮は無駄なあがきです」
リリーナ「……………」「私は…」
マリーメイア「どうしました、リリーナさん」
リリーナ「私は逃げていました」
マリーメイア「?」
〔大型モニターの開く音〕
リリーナ「全世界の皆さん、この映像を見てマリーメイア軍とティターンズを恐れてはなりません!」「平和は誰かに与えられるものではありません。自分自身の力で得るものなのです!」「そして、今、マリーメイア軍と戦っているプリベンターの人々はそれを証明しようとしています!」
〔ノイズ〕
洸「お、おい…今のって…」
ウッソ「え、ええ…リリーナ王女です…」
鉄也(彼女は完全平和主義を自ら覆したのか…見直したぜ)
ボウィー「ヒュウ! かっくいい~! 俺ちゃん、あのりりしさに惚れちまいそうだね」
キッド「おやおや、ボウィーさん、年下が趣味だったのかよ?」
ボウィー「あのね、茶化さないでくれる? 俺ちゃん、真剣に感動してんだから」
ゼクス(リリーナ…お前は……)
クワトロ「彼女を利用するわけではないが、今の言葉で我々の大義名分は立つ…」
アムロ「ああ。リリーナ王女の言葉は以前のあなたの演説と同じぐらいの影響を与えることになるだろう」
豹馬「リリーナ王女だって頑張ってんだ。俺達もいいトコ見せなきゃな!」
デキム「あなたの登場はまだ早過ぎますぞ、元女王陛下」
リリーナ「………」
マリーメイア「大衆を戦いに導くのですか? それは完全平和主義に反する行為ではないのですか?」
リリーナ「私はピースクラフトではありません。そして今、私達に必要なのは主義や主張ではなく、平和を望む心なのです」

≪「J9に依頼する」を選択≫
<敵全滅or6PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔味方ユニット出現〕
万丈「みんな、さすがだな。じゃあ、こっちは侵入するぞ」
ボウィー「はいな」
万丈「目的地は…」
〔カーソル、アレク基地を指定〕
万丈「ここだ」
アイザック「ボウィー、任せるぞ」
ボウィー「OK! じゃ、可愛い子ちゃんがいるゴールを目指すといきますか!」
お町「あ~ら、ボウィーって年下が趣味だったの?」
ボウィー「あれ? もしかして、お町さん…妬いてんの?」
デキム「プリベンターめ…どこまでワシに楯突くつもりだ。こちらも増援を出せ」
〔敵ユニット出現〕
五飛「さあ…プリベンターよ。俺に本当の正義を見せてみろ!」
甲児「五飛…! 本当に敵側に回っちまっているのか…!」
ヒイロ「………」

≪「J9に依頼しない」を選択≫
<4EPまでに敵全滅or5PP・敵増援1出現>

※※敵全滅の場合のセリフ※※
デキム「あくまでもワシに楯突く気か、プリベンター!」「構わん、ダカール市へ向けて核ミサイルを撃て!!」
マリーメイア兵「はっ!」
※※5PPの場合のセリフ※※
マリーメイア兵「デキム様、核ミサイルの発射準備が完了しました!」
デキム「よし、ダカール市へ向けて発射せよ!」
※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
ブライト「!!」
トーレス「艦長! 敵基地より巡航型の核ミサイルが発射されました!!」
ブライト「目的地は!?」
トーレス「方角から見て、ダカール市方面だと思われます!!」
ブライト「やはり、そうか…!」
コウ「くっ! 本当に核を使うなんて!」
輝「あれを落とさなきゃ、早瀬中尉やミンメイ達が!」
マックス「ダメですよ、一条君! ここで下手に撃墜したら、僕達が核爆発に巻き込まれてしまいます!」
輝「じゃあ、どうすりゃいいんだ!?」
アムロ「ミサイルが加速する前に推進装置を破壊するが、弾頭部分を切り落とすんだ」
豹馬「そ、そんなこと出来るのかよ!?」
ブライト「大丈夫だ。アムロは一年戦争の時、ガンダムで核ミサイルを撃墜したことがある」
プル「ホ、ホントなの…!?」
アムロ「いいか、核ミサイルに追いつき推進装置を破壊しろ!」
キッド「つまり、核ミサイルに手加減して攻撃しろってか」
※※「J9に依頼する」を選択した場合のセリフ※※
お町「焦って撃墜しちゃダメ。かといって、見逃しちゃってもチョメよ」
※※「J9に依頼しない」を選択した場合のセリフ※※
お町「撃墜しちゃわないよう、程々に攻撃をすればいいのね。でも、見逃しちゃうのはチョメよ」

ボウィー「キッドさん、調子に乗ってミサイルを破壊しちゃやーよ!」
ブライト「いいか! 核ミサイルがこの空域を離脱する前に何としても推進装置を破壊しろ!」
デキム「フン…もはや核ミサイルを止めることなど出来ん。我々の勝利は確実だ!」

≪「J9に依頼する」を選択≫
<敵増援1出現の次PPまでに敵5機以上撃破・敵増援2出現>

〔敵ユニット出現〕
マリーメイア「例えモビルスーツを壊しても、このシェルターを破ることはできないのに…所詮は無駄なあがきです」
リリーナ「……………」「私は…」
マリーメイア「どうしました、リリーナさん」
リリーナ「私は逃げていました」
マリーメイア「?」
〔大型モニターの開く音〕
リリーナ「全世界の皆さん、この映像を見てマリーメイア軍とティターンズを恐れてはなりません!」「平和は誰かに与えられるものではありません。自分自身の…」
〔ノイズ〕
洸「お、おい…今のって…」
ウッソ「え、ええ…リリーナ王女です…」
ヒイロ「………」
ゼクス「………」
デキム「あなたの登場はまだ早過ぎますぞ、元女王陛下」
リリーナ「………」
マリーメイア「大衆を戦いに導くのですか? それは完全平和主義に反する行為ではないのですか?」
リリーナ「私はピースクラフトではありません。そして今、私達に必要なのは主義や主張ではなく、平和を望む心なのです」
デュオ「それにしても、次から次へと敵が出てきやがる!」
カトル「やっぱり、今度も負ける戦争かな…」
ゼクス「予想以上の猛攻だ。ここは私達が抑える。プリベンターの主要メンバーは撤退してくれ」
豹馬「撤退だって!?」
デュオ「ヘッ…撤退するぐらいなら最初から逃げてるぜ…!」
ゼクス「だが、お前達にはティターンズを倒すという役目がある」
竜馬「…いや、撤退する気はありません!」
ジュドー「そうだ! 俺達は味方同士で戦う羽目になってもここまで来たってのに…」
洸「それに、バルマー戦役直後みたいに後味の悪い思いをするのはもう嫌だ!」
トロワ「敵のパイロットはかつての俺達と同じだ。己の存在意義をデキムの口車で踊らされているだけなんだ」
ゼクス「しかし!」
デュオ「ま、そんなに気にすんなよ。これでも負け続ける戦いは得意なんでね」
忍「なに言ってんだ! そりゃ、てめえが俺達の敵に回ってた時の話だろうが! 俺は戦うとなったら、必ず勝ってみせるぜ!」
ゼクス「………」
クワトロ「ゼクス、彼らのいうことは間違っていない。我々はこの戦場から退くわけにはいかないのだ バルマー戦役終結後、ティターンズの復活を阻止できなかったという過ちを繰り返さないためにもな」
ゼクス「…いいでしょう、クワトロ大尉。あなたがそう言うのなら」
フォッカー「よし…万丈達が基地内に侵入するまで、敵機を引き付けるんだ!」

≪五飛フラグ未成立≫
<ヒイロvs五飛>
≪五飛フラグ成立≫
<ヒイロが五飛を説得(1回目)>

※※ヒイロvs五飛の場合のセリフ※※
ヒイロ「五飛、マリーメイア軍に手を貸すのはよせ!」
※※ヒイロが五飛を説得(1回目)の場合のセリフ※※
ヒイロ「五飛、これがお前の言う正義なのか?

五飛「俺はバルマー戦役の犠牲の上に成り立つ平和という名の正義が本当に正しいか確かめたいだけだ!」「そのために、俺は悪になる!」
ヒイロ「!」
五飛「人類は変わらなかった。倒すべき敵を倒しても…地球は何も変わらなかったんだっ!!」
ヒイロ「兵士は平和のために戦って来たはずだ! 今、ここにある世界を信じてみろ!
五飛「ティターンズがはびこるこの世界をか!? 衝撃波による滅亡が迫っているこの地球圏をか!?」「俺達のあの戦いは無意味だった! 結果的に正義はなかったんだ!!」「俺はお前達を認めない! だからこそ、俺はこうして戦っている!」「そして、戦っている時こそ、貴様も俺も充実しているのではないのか!?」
ヒイロ「!」
五飛「俺と貴様は同類だ! 戦場でしか己の存在意義を見出すことが出来んのだ!」
ヒイロ「五飛! トレーズはもういない! トレーズはお前が倒したんだ!
五飛「違うっ! 俺は今でも奴と戦っている!!」

<ヒイロが五飛を説得(2回目)>
ヒイロ「五飛…今はそれでいいかも知れない…」「だが、マリーメイアやティターンズは歴史を繰り返すだけだ。悲しくみじめな戦争の歴史をな…」「ここで流れを食い止めなければ、また俺達と同じような兵士が必要となってくる!」「そうなれば、悲劇という名の歴史がいつまでも続く…」
五飛「………」
ヒイロ「俺達はあと何人殺せばいい?
五飛「!」
ヒイロ「俺はあと何回…あの子とあの仔犬を殺せばいいんだ…?
五飛「!?」
ヒイロ「ゼロは俺に何も言ってはくれない…教えてくれ、五飛!
五飛「……………」「…あれが…また繰り返されるというのか…」「…ならば…俺は!」
〔五飛、敵から味方へ〕

<五飛撃破>

五飛「馬鹿な……俺の正義は…間違っていたというのか…!?」

<万丈orボウィーが基地へ侵入>
万丈「よし、作戦の第一段階は成功だ。基地内部へ侵入するぞ!」
〔味方ユニット離脱〕

<核ミサイルがマップ端へ到達>
トーレス「核ミサイルがこの空域から離脱します!!」
ブライト「くっ……!!」
〔敵ユニット離脱〕
(→GAME OVER

≪「J9に依頼する」を選択≫
<敵全滅・勝利条件達成>
≪「J9に依頼しない」を選択≫
<核ミサイルHP規定値以下・勝利条件達成>

※※核ミサイルHP20%以下の場合のセリフ※※
マリーメイア兵「デ、デキム様! 核ミサイルが落とされました!!」
デキム「な、何だと!? そんな馬鹿な!!」
ブライト「マリーメイア軍へ告ぐ。こちらはプリベンターのブライト=ノア中佐だ」「これ以上の戦いは無意味だ。直ちに武装を解除し、降伏せよ!」※※万丈orボウィーが基地へ侵入前に敵全滅の場合、セリフ追加※※
万丈「本当に敵を全て撃破するとは…さすがというか、何というか…」
ボウィー「俺ちゃん達が何もしてなかっただけだったりして」
万丈「よし、基地内部へ侵入するぞ!」
※※マップ上にヒイロ(ウイングゼロカスタム搭乗)がいる場合、セリフ追加※※
※※敵全滅の場合のセリフ※※
お町「アイザック! 基地地下への入り口に強力なシェルター・シールドが張ってあるわ!」
アイザック「何だと!?」
キッド「そういう時こそ、お町さんの出番でしょうが。爆弾でドカーンとやっちゃってよ」
お町「それが…あたしの手持ちの爆弾じゃダメみたいなのよね」
ボウィー「にゃにぃ!?」
※※核ミサイルHP20%以下の場合のセリフ※※
デキム「お、おのれ…こちらにはシェルター・シールドがある! 降伏などはせん!!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔ヒイロ、前進〕
ゼクス「ウイングゼロ!
ヒイロ「ターゲット、ロック・オン…」
マリーメイア兵「デキム様! ガンダムのパイロットから通信が!」
リリーナ「ヒイロ……!」
ヒイロ「確認する…シェルター・シールドは張っているな?
デキム「き、貴様…何を!?」
ヒイロ「シェルターは完璧なんだな?
マリーメイア「もちろんです。あなた達の無力を思い知りなさい!」
ヒイロ「了解した…
〔ヒイロ、ツインバスターライフル発射〕
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕

マリーメイア兵「うわああっ!」
デキム「サーペントをここに集結させろ! ウイングゼロを落とせ!!」
マリーメイア「み、みじめな男だわ…こんなことをしたって無駄なのに…」
リリーナ「怖いの? マリーメイア…」
マリーメイア「………!」
〔ヒイロ、ツインバスターライフル発射〕
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕

デキム「ば、馬鹿な! 何故、こんなことが…!!」
マリーメイア兵「シールド強度半減! ウイングゼロの照準はコンマ2ケタまで狂いがありません!!」「もう一度同じ場所を攻撃されたら、このシェルターは崩壊します!!」
デキム「やめろ! ここにはリリーナ=ピースクラフトもいるんだぞ!!」
ヒイロ「………」
リリーナ「ヒイロ……」
マリーメイア「!!」
ヒイロ「くっ……!」
〔ヒイロ、ツインバスターライフル発射〕
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 カエス基地

マリーメイア兵「うわああっ!!」
マリーメイア「きゃああっ!!」
レディ「くっ!」
〔崩壊音〕
レディ「…ご無事ですか?」
マリーメイア「あなたは…」
レディ「たとえ、あなたが間違っているとしても…」「トレーズ閣下のご息女を死なせるわけにはいかない…」
マリーメイア(………)
レディ「トレーズ閣下は負け続けながらも戦う姿勢を止めない人々を愛していました」「そして、だからこそ、人々はガンダムを…バルマー戦役を戦い抜いた機動兵器を受け入れる…」
マリーメイア(………)
レディ「人々の心を動かすのは勝者ではないのです」「そして、それは旧ロンド・ベル隊やプリベンターのメンバーを見ればわかるはず…」
デキム「違う! 我々に敗北はない!! 我がバートン一族こそ地球圏の真の支配者なのだ!!」「ワシはそのために一年戦争以前から計画を立て、ヌビアなどという犯罪組織の手まで借りて…!!」「マリーメイア様! 今こそ地球圏全ての頂点にお立ちください!!」
マリーメイア「!」「……私は勝者……」「父の遺志は……私が継いだ…………」
〔頬を叩く音〕
マリーメイア「!!」
リリーナ「失礼…でも、もう目を覚ましなさい…マリーメイア」
マリーメイア「リ、リリーナ…さん…?」
リリーナ「あなたは恐怖というものを知った」「そして、だからこそ自分の過ちも認められるようになったはずです」
デキム「そこまでだ、リリーナ=ピースクラフト」
〔銃を構える音〕
リリーナ「!」
デキム「私のマリーメイアにつまらんことを吹き込まないで頂きたい!」
リリーナ「撃ちたいのでしたら、どうぞご遠慮なく。覚悟は出来ています!」
デキム「フン、では、死ぬ前に真理を教えてやろう。民衆は勝者に従うものなのだ!!」
マリーメイア「くっ…!」
〔銃声〕
マリーメイア「!!」
リリーナ「マリーメイア!! 私をかばって…!?」
デキム「マリーメイアの代わりなど、いくらでも作れる! その小娘もワシが…」
レディ「デキム!!」
〔ムチの飛ぶ音〕
デキム「ぐあっ…!?」
アイザック「悪党にかける情けはない!
レディ「ア、アイザック…!」
アイザック「レディ…遅れてすまない」
万丈「なるほど…アイザックに依頼していたのはレディさんだったのか…」
アイザック「それよりもマリーメイア嬢の方を」
リリーナ「マリーメイア、しっかり!」
マリーメイア「私…間違っていました…ご、ごめんなさい……」
リリーナ「マリーメイア……」
ヒイロ「今、楽にしてやる」
リリーナ「! ヒイロ……」
ヒイロ(………)
〔銃を構える音〕
マリーメイア「あ、ありがとう……」
〔撃鉄の降りる音〕
マリーメイア(…私を…撃たなかった…?)
ヒイロ「マリーメイアは殺した。これで…この戦いはもう終わりだ」
リリーナ「ヒイロ……」
レディ「まだ希望はある! マリーメイア様をすぐに医療室へ!!」
マリーメイア兵「はっ!」
万丈「…これで一件落着か…」
アイザック「そうだな。後は気絶させたデキムを裁きの場へ引きずり出すだけだ」
〔コブラの鳴き声〕
万丈「! アイザック、危ない!」
〔銃声〕
アイザック「どうした、万丈?」
万丈「キングコブラが君にかみつこうとしていていたんでね…。銃で始末したのさ」
アイザック「キングコブラだと…?」
万丈「しかし、何でこんな所にコブラが?」
レディ「! こ、これは…!」
アイザック「どうした、レディ?」
レディ「馬鹿な…デキムが死んでいる!」
アイザック「何!!」
万丈「まさか、さっきのキングコブラにかまれて…?」
アイザック(………)「この手口…もしや、ヌビアの仕業か…?」

カトル「五飛……」
五飛(………)
※※五飛を説得していない場合、セリフ追加※※
カトル「五飛、もう僕達で無意味な戦いをするのは止めにしましょう…」「君にも、そんなことをしている場合ではないとわかっているはずです」
五飛(………)
カトル「だから、君はティターンズではなく、彼らと戦おうとしたマリーメイア軍についたのでしょう?」
五飛「だが、俺達のあの戦いには何の意味もなかった。無論、正義もな…」「だから、俺は自分が悪となり、バルマー戦役の犠牲に上に成り立つ平和という正義の意味を確かめようとしたのだ」
ヒイロ「そのためにマリーメイアの独裁を認めるのか?」
五飛「それが戦う者の魂の拠り所となる…!」
カトル(………)
ヒイロ(………)「五飛…今はそれでいいかも知れない…」「だが、マリーメイア軍やティターンズは歴史を繰り返すだけだ。悲しくみじめな戦争の歴史をな…」
五飛(………)
ヒイロ「ここで流れを食い止めなければ、また俺達と同じような兵士が必要となってくる」「そうなれば、悲劇という名の歴史がいつまでも続く…」
カトル「ヒイロ…」
五飛「………」
ヒイロ「五飛、教えてくれ。俺達はあと何人殺せばいい?」
五飛「!」
ヒイロ「俺はあと何回…あの子とあの仔犬を殺せばいいんだ…?
五飛(………)
ヒイロ「ゼロは俺に何も言ってはくれない…教えてくれ、五飛
五飛(………)(…あれが…また繰り返されるというのか…)

カトル「五飛、お願いです。僕達に力を貸してください」「ティターンズを放っておけば、それこそあのバルマー戦役が無意味なものになるんです!」
五飛「…俺の戦いは…まだ終わってはいない」
※※五飛を説得している場合、セリフ追加※※
ヒイロ(………)

五飛「…俺はまだ、トレーズと戦っている。あの戦いの本当の意味を見つけ出すまではな」
〔歩き去る足音〕
カトル「五飛……」
デュオ「なぁに…大丈夫だって、カトル。あいつ、協力してくれるってさ」
カトル「デュオ…! いたんですか?」
デュオ「まあ、説得って奴は苦手なんでね。な、ヒイロ、五飛は大丈夫だよな?」
ヒイロ「ああ……」
【シナリオエンドデモ終了】


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