TOP PAGEへ


エンディング(難)

【シナリオエンドデモ1開始】
現在位置 月面・ムーンクレイドル

健一「父さん……」
剛健太郎「良くやってくれた、健一…お前達のおかげで地球は救われた」
健一(………)「父さん、そうじゃないさ。俺達は最後の一押しをしただけに過ぎない…」「地球を救ったのはイージス計画に関わった人達や…」「地球の平和を願う人々の心さ…」
剛健太郎「うむ…そうだな」
一平「それにしても…これでようやくバルマー戦役が終わったな」
めぐみ「ええ…本当に長い戦いだったわ…」
日吉「これで…地球に帰れるんだね?」
大次郎「ああ……」
健一(………)「さあ、帰ろう……」「みんなの力で守った…俺達に故郷に……」

忍「そうか…。お前らとはここでお別れか」
ジュドー「ああ。とりあえず、リィナやビーチャ達が待ってるシャングリラへ帰ろうと思ってね」
雅人「プルとプルツーも一緒に行くのかい?」
プル「うん!」
沙羅「でも、ジュドー…大丈夫かい? 二人も家族が増えて……」
ジュドー(………)
プルツー「平気だよ。私達もジュドーと一緒に働くから」
ジュドー「何言ってんの。二人にそんな苦労をさせるわけにいくかよ」
プル「で、でも…」
ジュドー「心配すんなって。いざとなったら、木星行きの船にでも乗り込んで出稼ぎするからさ」
忍「木星って…お前……」
〔自動扉の開く音〕
ビューティ「あ、ジュドー。ここにいたのね」
ジュドー「?」
レイカ「これ…万丈からあなたにって」
ジュドー「…アタッシュケース?」
レイカ「中を見てちょうだい」
〔箱を開く音〕
ジュドー「こ、これは…!」
雅人「中に金塊が…!」
ビューティ「それ、万丈からのお礼よ」
ジュドー「お礼って…」
レイカ「ジュドーにイージス計画の準備を手伝ってもらったからって…」
ジュドー「そんな…俺は金をもらうために万丈さんを手伝ったわけじゃ…」
忍「いいから、もらっておけよ」
ジュドー「け、けど……」
忍「何言ってんだ、お前…。ようやくリィナ達と一緒に暮らせるようになったんだぜ?」
ジュドー(………)
忍「なのに、金稼ぎのために木星まで行くこたあねえよ」
沙羅「忍の言うとおりだよ、ジュドー。リィナ達と一緒にいてやりなよ」
ジュドー(………)
プルツー「ジュドー……」
ジュドー「…わかった。じゃあ、ありがたくもらっておくことにするよ」
プル「それじゃ、みんなで一緒にいられるんだね?」
ジュドー「ああ…」

ルー「ねえ、カミーユはこれからどうするの?」
カミーユ(………)「一度、サイド7へ帰ろうと思ってる。しばらく戦いから遠ざかりたいんだ」
ルー「…ファも一緒なの?」
カミーユ「ああ」
フォウ(………)
カミーユ「フォウ…もし、良かったら…」
フォウ「ごめんなさい。あたし、ルーと一緒にプリベンターの本部へ行くつもりなの」
カミーユ「え…?」
ルー「フォウはあたしと一緒にプリベンターの仕事を手伝うことになったのよ」
カミーユ「しかし、それじゃ……」
フォウ(………)「…あたし、やっぱりカミーユと一緒にはいられないわ」
カミーユ「フォウ…」
フォウ(………)「だって、ファに悪いもの…」
カミーユ(………)
フォウ「そんな顔しないで、カミーユ」「あたしにとって、カミーユは大切な人だけど…ファだってそうなの」「それに…二度と会えなくなるわけじゃないしね」
カミーユ(………)「そうだな…」
フォウ「それじゃ、元気…カミーユ」
ルー「ファによろしくね」
カミーユ「ああ…二人も元気で」

フォッカー「じゃあ、アムロ大尉…後のことは頼むぞ」
アムロ「ええ……」
ブライト「少佐には何かと助けられた。改めて礼を言わせてくれ」
フォッカー「いやいや、こちらこそ…」
バニング「それで…メガロードの出航予定はいつなのです?」
フォッカー「もうしばらく先だな」
エマ「…メガロードは太陽系外宙域へ旅立つことになるんですよね?」
イサム「ああ。俺達の第二の故郷となる惑星を探しにな」
フォッカー「そこでかつてのSDF第零番旗艦の例にならい…」「俺達のスカル小隊やバルキリー隊が護衛戦力としてメガロードに同行する」
ガルド「…外宇宙に潜む脅威は完全に払拭されたわけではないからな」
アムロ「そうだな…」
フォッカー「そして、メガロードの旅立ちがプロジェクト・アークの締めくくりとなる…」
ブライト(………)
イサム「ま、地球圏にいるよか外宇宙に飛び出した方が退屈しなくて済みそうだし」
ブライト「ところで、メガロードの艦長には早瀬中尉が就任すると聞いたが…」
輝「ええ。それに…ミンメイやミュンさんもメガロードに乗ることになったんです」
エマ「それ…本当なの?」
輝「メガロードには多数の移民者も乗り込みますし……」「ミンメイの歌はその人達や俺達にとって心の支えとなりますから…」
エマ「そうね……」
トーレス「ブライト艦長、間もなく本艦の出航時間です」
ブライト「では、フォッカー少佐、ダイソン中尉、一条少尉、ガルド、君達の航海の安全を祈る」
フォッカー「そちらも…」
輝「みなさん、どうかお元気で……」

デュオ「何? ヒイロの奴、もういなくなっちまったのか?」
トロワ「ああ…ウイングゼロを俺達に託してな…」
デュオ(………)
カトル「彼はどこに行ったんでしょうか…」
デュオ(………)「ま、大体の見当はついてるけどね」
カトル(………)「それじゃ、皆さん…準備はよろしいですか?」
トロワ「ああ。ガンダムのシーリングは終了している」
五飛(………)
デュオ(…………)「この先、平和が続くなら…俺達のガンダムは必要ない、か…」
五飛(………)
トロワ「…ああ。俺達のガンダムは争いと災いを呼ぶからな…」
カトル「……名残惜しいですね…」
デュオ「いや、もういいぜ。早いトコ、このシャトルごと太陽に飛ばしちまおう」
カトル「はい……」
トロワ(…………)
カトル「さよなら…僕のサンドロック…」
五飛「さらばだ…ナタク」
デュオ「あばよ、相棒…」
〔大型ハッチの開く音〕
カトル(………)
デュオ(………)
五飛(………)
トロワ「…これでまた名無しに戻った…」
カトル「いいじゃないですか、トロワはトロワのままで…」
デュオ「名前なんか他人が決めるもんで自分でとやかく言ったって始まらないぜ」「それに…俺達には帰る所がある……だろ?」
トロワ「ああ、そうだな…」
カトル「…もうすぐ、ラー・カイラムが地球へ向けて出港します。見送りに行きましょう」
デュオ「おう、わかったぜ」
五飛(………)
カトル「五飛は行かないんですか?」
五飛「後から行く…。しばらく独りにしておいてくれ」
カトル「わかりました…」
〔去っていく足音〕
五飛(………)
サリィ「……五飛、ゼクスとノインが姿をくらましたのよ…どう? 私と一緒に仕事をしてみない?」
五飛(………)
サリィ「平和になったとは言え、私達の仕事はなくなるわけじゃないから…」
五飛「…火消しのプリベンターか…」「フ……いいだろう」

ノイン「ゼクス、ラー・カイラムが月面から発進しました」
ゼクス「ああ…」
ノイン「それより、よろしのですか? 前大戦の被害で火星の再開発は非常に困難ですが…」
ゼクス「リリーナのしようとすることだ。無茶に決まっている。だから、死んだはずの人間がしなくてはならない」「ノイン、こんな私に…」
ノイン「二度も同じことを言わせないで下さい、ゼクス……」

現在位置 大鳥島・ビッグファルコン

ブライト「…報告します。旧ロンド・ベル隊、全任務を終了し…ただ今帰還致しました」
岡「本当にご苦労だった、ブライト中佐…」
イゴール「君達のおかげで地球圏は救われた。皆を代表して礼を言わせてもらう」
ブライト「いえ…。それより、我々はこれからどうなるのです?」
岡「ロンド・ベル隊を連邦軍外郭独立部隊として再編成し、地球圏の平和維持の任務に就いてもらう」
ブライト「…了解しました」
イゴール「どうした?」
ブライト「い、いえ…」
アムロ「ブライト、この際だからはっきり言った方がいいぞ」
ブライト「だが…」
岡「何か希望があるのか?」
ブライト(………)「いえ…何でもありません。早速、部隊の再編成に取りかかります」
アムロ(………)「…長官、その前に…中佐に休暇を頂きたいのですが」
岡「休暇?」
アムロ「中佐は前大戦当初からアーガマ隊、そしてロンド・ベル隊の指揮官としての激務を続けています」「我々の任務がこれからも継続されなければならないのはわかりますが…」「中佐は二児の父親でもあります。この機会に休暇を取ってもらいたいのです」
ブライト「ア、アムロ…お前……」
アムロ「ブライト、ロンド・ベル隊の再編成が俺がやる。たまには休みを取ってくれ」「でないと、俺はミライさんに恨まれることになってしまうからな…」
ブライト(………)
岡「わかった。そういうことなら、中佐に休暇を与えよう」
ブライト「あ…ありがとうございます」
アムロ「後のことは俺に任せてゆっくり休んでくれ、ブライト…」

アヤ「え…? そ、それは本当なんですか…?」
カーク「ああ。SRX計画の中止に伴い、RシリーズはR-3のT-LINKシステムを残して完全廃棄…」「SRXチームにも解散命令が出た」
アヤ(………)
カーク「そして、アヤ…お前は情報部に、ライは参謀本部に転属が決定している」
ライ「!」
アヤ「…リュウやレビ、ヴィレッタ大尉は……?」
カーク「リュウセイは軍の機密保持のため…」「残りの二人は前大戦時、敵対組織に参画していた疑惑で投獄処分を受けることになった」
アヤ「そ、そんな……!」
ライ「ならば…何故、我々だけが転属処分で済むのです!?」「リュウセイ達が投獄されるのなら、同じチームのメンバーとして我々も…!」
カーク(………)「…私やロブ、コバヤシ博士の力では…お前達の処分を軽減するのが限界だったのだ…」
ライ(………)
アヤ(…………)

亮「そうか。ラー・カイラムはロンデニオンへ行くのか…」
キース「ああ。あそこが新しいロンド・ベル隊の基地になるんだ」
豹馬「ロンデニオンって?」
コウ「サイド1にあるスペースコロニーだよ」
ちずる「じゃあ、コウさん達もロンド・ベル隊へ配属になるの?」
コウ「ああ。アムロ大尉やバニング大尉達と一緒にね」
ちずる「もしかして…ウッソも?」
ウッソ「いえ…」
シャクティ「私達、カサレリアへ帰るんです…」
ウッソ「そして…オデロさんやカルル達と一緒に暮らそうと思ってます」
豹馬「そうか…。もうお前がモビルスーツに乗る必要、ないもんな」
竜馬「ああ。後のことは俺達に任せてくれ、ウッソ」
ウッソ「すみません…竜馬さん」
竜馬「あやまることなんてないさ」
ちずる「じゃあ、コウさん達はこれからも忙しくなるんですね」
キース「とは言っても、以前に比べたら気は楽だよ。治安維持が主な任務だしね」
モンシア「何言ってんだ。てめえには宇宙戦闘のイロハって奴を一から叩き込んでやるからな」
キース「ええっ!?」
洸「キースさんも大変だなあ…」
豹馬「でも…これでお別れなんて寂しいよな」
ちずる「そうね…今までみんなとずっと一緒だったのに…」
ウッソ(………)
竜馬「それは違うよ」
豹馬「え?」
竜馬「地球の平和は俺達が守り…宇宙の平和はロンド・ベル隊が守る」「たとえ同じ場所にいなくても…俺達の想いは一緒なんだ」
豹馬「そうか……そうだよな」
コウ「ようやく手に入れた平和を無駄にしないために…俺達も努力する。だから…」
洸「ああ…俺達も頑張りますよ、コウさん……」

剣造「……シロー……」
シロー「お、お父さん……本当に…お父さんなの……?」
剣造「ああ…そうだ。私だ…シロー…!」
甲児(………)
剣造(………)
甲児(………)
剣造「…甲児……!」
甲児「……お父さん……!」
剣造「…立派になったな、甲児…!」
甲児(………)「…お父さん……僕は今、一つの謎が解けました…」
剣造(………)
甲児「グレートを…グレートマジンガーを作ったのはお父さんだったんですね…」
剣造「…ああ……」
甲児「なら…グレートとマジンガーZは血を分けた兄弟も同然……」「そして…それに乗っている俺と鉄也さんも……」
剣造「そうだ…。お前やシロー…そして鉄也君にジュンは私のかけがえのない子供達なのだ…」
鉄也(………)
ジュン(………)
鉄也「甲児君、君との約束…今、確かに果たしたぜ」
甲児「ああ……」
ジュン「良かったわね、甲児君…」
甲児「…ありがとう、鉄也さん…ジュン…」
〔自動扉の開く音〕
さやか「みんな、そろそろマサキ君達がラ・ギアスに帰る頃よ」
甲児「よし…。じゃ、みんなで見送りに行こうぜ!」

テュッティ「今、イブン様とエーテル通信機で連絡を取ったわ」「もうすぐ、ラ・ギアスへのゲートが開かれるはずよ」
ミオ「ラングランは大丈夫かな……?」
セニア「地上とラ・ギアスじゃ時間の流れが違うから…」「私達が地上に来てからそれほど経ってないはずよ」
テュッティ「何にせよ、急いでラ・ギアスへ戻らないと……」
マサキ(………)「…ヤンロン、やっぱりお前は俺達と一緒に行かないのか…?」
ヤンロン(………)「…シュウが死んだことにより、地上とラ・ギアス全体の危機は過ぎ去ったが…」「ラングランの動乱が治まったわけじゃない…」
マサキ「ああ…」
ヤンロン「それに、僕はカークス将軍の真意も確かめなければならないからな」
マサキ(………)
ヤンロン(そして…フェイル王子の意志も…)
セニア「ゲートはどうするの、ヤンロン?」
ヤンロン「それはこちらで手配する」
リューネ(………)「あたしも…マサキ達とは一緒に行けないよ」
マサキ「え……?」
リューネ「シュウが死んでDCが崩壊しても…まだ親父がいるからね」
マサキ「親父って…DCの総帥だっていうビアン博士か」
リューネ「…親父がもう木星にいないことは何となくわかってるんだ」「そして…親父がこれから何をするつもりなのか、それを確かめられたら…」「あたしはラ・ギアスへ行って、ヤンロンと行動を共にするよ」
マサキ「リューネ……」
リューネ「あたしもヤンロンと同じで…カークス将軍のことが気になるからね」
マサキ(………)「……わかった」
ヤンロン「ならば、マサキ…くれぐれもラングランのことを頼む」
マサキ「ヘッ…お前が俺に頼みごとをするなんて珍しいじゃねえか」
ヤンロン「お前も今までの戦いで成長を遂げていることがわかったのでな」
マサキ(………)「…じゃあな、ヤンロン、リューネ」
リューネ「うん…」
ヤンロン「ラ・ギアスでまた会おう……」
〔機体の発進音〕
マサキ(………)
ウェンディ「あれで…良かったの、マサキ…?」
マサキ(………)「ヤンロンはともかく、リューネだって自分の考えをちゃんと持ってるんだ」「俺は…あいつを信じてるよ」
ウェンディ「そう…」(…やっぱり…少し妬けちゃうわね……)
プレシア「あ、お兄ちゃん! 甲児さん達が来たよ!」
甲児「遅れてすまねえ、マサキ!」
マサキ「気にすんなって。ちょうど今から帰るところだったんだ」
さやか「マサキ君、プレシア…ラ・ギアスへ行っても元気でね」
プレシア「うん。さやかさん達もね」
ミア「あれ? ところで、リュウセイは?」
甲児「いや…来てねえけど」
さやか「一応、極東支部に連絡しておいたんだけど…」
ミオ「そう…。とっておきのギャグがあったのにな…」
甲児(………)
テュッティ「マサキ、そろそろゲートが開かれる頃よ」
マサキ「ああ…」
甲児「なあ、マサキ……もし、俺達の力が必要なら……」
マサキ(………)「いや、お前の気持ちは嬉しいが、ラングランの平和は俺達がこの手で守るぜ」「それが…魔装機神と魔装機神操者の使命だからな」
甲児(………)「そうか…なら、頑張れよ」
マサキ「…お前達もな」
甲児「また会おうぜ」
マサキ「ああ…!」

ギャリソン「では…これが今までの依頼金でございます。お納め下さいませ」
ポンチョ「…へいへい。毎度ありがとうございますでゲスよ」
ギャリソン(………)
ポンチョ「おや…? 金額が少し多いでゲスが……」
ギャリソン「それは特別ボーナスでございます」
アイザック「いいのか、万丈…?」
万丈「ああ。君達には何かと世話になったからね。ほんの気持ちだよ」
ボウィー「やりぃ! じゃ、今回は俺ちゃん達の報酬も期待出来るな」
キッド「ポンチョが黙って懐に収めたりしなければの話だけどな」
ポンチョ「し、失礼でゲスな。あっしはそんなことは致しやせんでゲスよ」
お町「どうだか」
アイザック「では、万丈…」
万丈「ああ。また何か会った時は頼むよ」
ポンチョ「そりゃあ、もう…。お呼びとあらば即参上がJ9のモットーでゲスから」
アイザック「行くぞ、キッド、お町、ボウィー」
お町「イェイ!」
ボウィー「またな!」
キッド「ABAYO! イェイ!」
ポンチョ「ま、待って下さいでゲス! マネージャーのあっしを置いていくなんてひどいでゲスよ!」
〔走る足音〕
ギャリソン(………)
万丈「さて…これで一段落ついたか」
ギャリソン(………)「ところで、万丈様…この時代の地底で眠るアンセスター…」「いえ、アースクレイドルに眠っておられる方々はいかがなさるのです?」
万丈(………)「…衝撃波の阻止に成功したことで…今、僕達がいる時代の未来は変わるだろう…」「だから、彼らはアンセスターにはならないかも知れない…」
ギャリソン(………)
万丈「それに、彼らも本来は人類の未来を信じている人々のはず…」「…そんな彼らの眠りを妨げるなんて…」「僕は…嫌だ」
ギャリソン(………)「あの時代の方々はご無事でいらっしゃいますでしょうか…」
万丈(………)「僕達の世界がそうであるように、彼らの世界の歴史もまた変化したはずだ…」
ギャリソン(………)
万丈「だけど…未来は可能性の数だけあると良く言うじゃないか…」
ギャリソン「はい…」
万丈「だから、彼らの世界は彼らが望んだ姿になっているだろう」
ギャリソン(………)
万丈「…少なくとも、僕はそう信じたいね…………」
〔画面、発光〕

現在位置 ノックス・ボストニア城

〔扉の開く音〕
ハリー「ディアナ様…そろそろお時間です」
キエル(………)「…二人の時はキエルと呼んで頂いても構いませんよ。まだ、この格好ですし」
ハリー「…その方がよろしいので?」
キエル「いえ…冗談ですよ、ハリー少佐」
ハリー「は……」
キエル「…皆の準備の方は?」
ハリー「アーガマの発進準備も完了し、後はディアナ様のお越しを待つばかりです」
キエル「…アーガマではありませんよ」
ハリー「…そうでした。あの艦の名前はローラ・ラン号になったのですね」
キエル「ええ…月と地球のかけ橋となった…二人の少年の名を取って……」
ハリー「では、ディアナ様……」
キエル「はい…参りましょう……」

ジャミル(………)
テクス「…達者でな、ジャミル」
ジャミル(………)「…やはり、地球に残るのか?」
テクス「…ああ。地球での暮らしは結構気に入っていてな」
ジャミル「そうか……」
テクス「それに…平和になったとは言え、地球環境の浄化は完全には終わったわけではないからな」
ジャミル「…ああ。我々が解決しなければならない問題はまだ多い…」
テクス(………)「…すまない。お前達の新しい門出の日にする話ではなかったな」
ジャミル(………)
テクス「それより、最後に一杯どうだ?」「たいがいの問題はコーヒー一杯飲んでいる間に心の中で解決するものだ」「後は…それを実行できるかどうかだ」
ジャミル「ああ……」

サラ(………)
ロアビィ(………)
サラ「……本当にごめんなさい、ロアビィ……あなたの気持ちは…」
ロアビィ「おっと、そこまでだ」
サラ(………)
ロアビィ「その先の台詞はこういうラストシーンで言うもんじゃないよ」
サラ(………)
ロアビィ(………)「…月へ行ったら、ディアナ女王の手伝いをするんだろ?」
サラ(………)
ロアビィ「…色々大変だと思うけど、俺達の戦いが無駄にならないようにしっかり頼むぜ…」
サラ(………)
ロアビィ「ま、生真面目なあんたのことだ。心配なんかしてないけどね」
サラ(………)
ジャミル「サラ…そろそろ出港の時間だ」
サラ「わかりました、ジャミル……」
ロアビィ(………)
ジャミル(………)
ロアビィ「ジャミル、サラのこと…頼むぜ」
ジャミル「……わかっている」
ロアビィ(………)「…また、何かあったら呼んでくれ。今度は安いギャラでも仕事…引き受けるからさ」
ジャミル「ああ…その時は頼む…」
〔去っていく足音〕
ロアビィ(………)(ま、しょうがないか…ハナから勝ち目、なかったかもね…)
ウィッツ「おい、ロアビィ。こんな所で何やってんだ?」
トニヤ「もうすぐローラ・ラン号が出港するわよ。見送りに行かなくちゃ」
ロアビィ「わ、わかってるよ」
ウィッツ「どうしたんだ、お前…?」
ロアビィ「何でもないよ。それより、あんたらこそ二人して何やってんだよ?」
ウィッツ「え? そ、それは……」
トニヤ「そ、その…ホラ、何て言ったらいいのかな……」「ケンカするほど仲がいいって…言うでしょ?」
ロアビィ「へ~え…いつの間に…ウィッツも隅に置けないねえ」
ウィッツ「う、うっせえな! 別にいいだろうが!」
ロアビィ「おいおい、マジになるなっての」
エニル「あなた達…何やってるの? もう時間よ」
トニヤ「え? あたし…時間、間違えちゃったかな?」
ロアビィ(………)「それよかさ、エニル…今晩ヤケ酒に付き合ってくれないか?」
エニル(………)「…ええ、いいわよ。あたしもちょうど飲みたい気分だったの」
トニヤ(…エニル……)
ロアビィ「じゃ、そういうことで」
ウィッツ「めげねえなあ…てめえって野郎はよ」
ロアビィ「いいから、いいから。さ、早く見送りに行こうぜ……」

ソシエ「じゃあ、パーラ、カリス…月へ行っても元気でね」
カリス「はい…」
パーラ「ダブルエックスとGファルコン…本当に持って行ってもいいのかよ、ガロード…」
ガロード「ああ。もう俺には必要ないしな。その代わり、大事に使ってくれよ」
パーラ「さあ、どうだか」
ガロード「どういう意味だよ?」
パーラ「だって、あたし達…あれを使わなくてもいい時代を作るために月へ行くんだからね」
ガロード「!」「そうか…そうだよな」
ティファ(………)
カリス「僕も…そのつもりです」
ガロード「カリス……大丈夫か? その……身体のこともあるし…」
カリス「ええ。この身体とは一生付き合うつもりでいますから」「それに…月へ行って、色々考えてみたいんです。半年前の…あのD.O.M.E.の出来事や黒歴史の事を…」
ガロード「そうか……」
ティファ(………)
カリス「…僕はあなた達に会えて本当に良かったです。ご恩は一生忘れません」
ガロード「今さら何を水くさいこと言ってんだよ」
ティファ「カリス……どうか元気で…」
カリス「あなたも…ティファ…」
パーラ(………)(…やっぱこの二人の間に入るなんて…無理だよな…)
ガロード「じゃ、ティファ…。そろそろ行こうか」
ティファ「はい…」
ソシエ「二人ともローラ・ラン号の見送りに行かないの?」
ガロード「ああ…みんなの顔を見ると、別れるのが辛くなるしな」「それに…ロランもここには来てないんだろ?」
ソシエ「!」(…………)「……ええ……ロランは……」
ガロード「あ…ご、ごめん…ソシエ…」
ソシエ「…ううん、いいの…」(………「そうなるって、あたし…わかってたから………」
ティファ(………)
ソシエ「それより、ガロード…ティファのこと、ちゃんと守ってあげなさいよ」
パーラ「そうそう。でないと、承知しないからね」
ガロード「ああ…わかってるよ」
カリス「では…どうぞお元気で…」
ガロード「ああ、そっちもな!」
【シナリオエンドデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現済み〕
リリ「…………」「…あのお船を見ていると…半年前のことが昨日のように思い出されますわね」
ギャバン「まったくですな、姫様」
ロアビィ「今、思えば…過去に行ったなんて夢みたいな話だな」
ウィッツ「ああ…よく無事に戻って来れたもんだぜ…」
トニヤ「ホントね…」
シド「間もなく、出港ですぞ」
トニヤ「名残惜しいわね……」
〔カーソル、マップ端付近を指定〕
???「おおーい!」
〔味方戦艦出現〕
ソシエ「あ、あれは…」
トニヤ「アイアン・ギアーだわ!」
コトセット「いや~良かった。何とか間に合いましたよ、お嬢さん」
エルチ「いいから、アイアン・ギアーを海岸まで移動させなさいよ!」
〔コトセット、ローラ・ラン号へ接近〕
ソシエ「みんな…!」
ジロン「よっ、久しぶり! ソシエもリリさんもみんなも元気だったか?」
トニヤ「どうして、ここへ…?」
ジロン「いやさ、アーガマ…じゃなかった、ローラ・ラン号が今日、月へ帰るって聞いてさ。俺達、見送りに来たんだ」
ラグ「ほらほら、あたし達のあいさつは後でもいいから…もうローラ・ラン号が出発しちゃうよ!」
〔カーソル、ローラ・ラン号を指定〕
〔汽笛〕

キエル「…ジロン…それにアイアン・ギアーのみなさん…わざわざお見送りありがとうございます」
ジロン「月へ行っても元気でな、みんな!」
キエル「…それでは、行って参ります」
リリ「ごきげんよう…」
ソシエ「テレビ電話ぐらいかけなさいよ!」
キエル「ええ…! ソシエも元気で…」
サラ「キャプテン…メインエンジン、臨界に達しました」
ジャミル「…………」「よし…ローラ・ラン、発進せよ!!」
〔ローラ・ラン号、マップ端へ移動〕
〔味方戦艦離脱〕

【戦闘マップ1終了】

【シナリオエンドデモ2開始】

〔雑踏のざわめき〕
ゲラバ「…そこで俺達はニュータイプ連中の攻撃をくぐり抜け、こうやって生き延びてるってわけだ」
ホーラ(………)
ブレーカー「ニュータイプって何だ?」
ブレーカー「新型のウォーカーマシンの名前かよ?」
ゲラバ「何だ? おめえら知らねえのかよ!?」
ブレーカー「知らんなあ」
ゲラバ「…ったく、話にならねえな」「とにかく! 俺と兄貴はそいつらと戦った強者なんだ」
ホーラ(………)
ゲラバ「さあ、この中に俺達を雇う奴はいねえのか?」
ブレーカー「何だ…ただの売り込みかよ」
ブレーカー「相手を間違ってるぜ、あんたら。俺達、ブレーカーだからな」
〔去っていく足音〕
ゲラバ(…………)
ホーラ(…………)
ゲラバ「あ、兄貴…せっかく最後の出番だってのに、これじゃあんまりですぜ」
ホーラ「…言うな。俺だって、それを痛感してるんだよ!」
ゲラバ「お?」「おい、そこの! お前、ニュータイプって知ってるか?」
ガロード(………)
ティファ(………)
ゲラバ「だから、ニュータイプを知ってるかって……あ、あれ…お前らは…!」
ティファ「ふふふ…もちろんです。ね、ガロード…」
ガロード「良く知ってるよ…ニュータイプのことなら…

ディアナ(…………)(…………)
ロラン「そこにいらっしゃったんですか。今日のスープはおいしいですよ
ディアナ「ありがとう、ロラン

ディアナ「おいしかったわね…
ロラン「ありがとうございます
ロラン(………)
ディアナ「どうしたの、ロラン?」
ロラン「シドじいさんから手紙が来て…キエルお嬢様やジャミルさん達が無事に月へ到着したそうです」
ディアナ「そう……」
ロラン(………)
ロラン「…ディアナ様、本当によろしかったんですか? 月へお帰りにならなくて…」
ディアナ(………)「…いいのです……」「…この大地で暮らし、年老いて…土に還ることは私の望みでしたから……」
ロラン(………)
ディアナ(………)「…こうしていると…あの戦いがまるで夢のようですね…」
ロラン「はい……」
ディアナ(………)
ロラン「ディアナ様、そろそろお休みになられる時間です…」
ディアナ「ええ……」
ロラン(………)「ディアナ様…また明日…
【シナリオエンドデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

ジロン「…ここでいいのかい? ゼンガーさん…」
ゼンガー「ああ…すまなかったな」
ゼンガー「スレードゲルミルが正常に稼動していれば、君達にここまで運んでもらうことはなかったのだが…」
ジロン「いいって、いいって」
エルチ「そうよ。あなたがいたから、あたし達はこの世界に戻って来れたんだし。これぐらいじゃお礼になんないわよ」
ゼンガー「…そんなことはない。あれは…この時代へ帰還するという君達の意思の強さが生み出した奇跡だ…」
ジロン「………」「なあ、ゼンガーさん。俺達と一緒に来ないか?」
ゼンガー「…………」
ジロン「あんたなら、きっといいブレーカーになれるよ」
エルチ「そうよ。ちゃんと金も出すわよ」
ゼンガー「………」「いや…。俺は君達と一緒に行くことは出来ない」「…アンセスターとして、君達を抹殺しようとしたこの俺にそんなことは許されないのだ…」
ジロン「…昔のことは忘れようよ」
ラグ「そうだよ。あたし達、もうそんなこと気にしてないしさ」
ゼンガー「………」「…俺はこの地で…かつてアースクレイドルがあったこの地でソフィアの冥福を祈るつもりだ…」
ジロン「…………」
ゼンガー「さあ、行くんだ…ジロン。この時代の未来は…君達が作り出さなければならないのだ」
ジロン「…………」「わかったよ。ゼンガーさん…。これからも元気でね」
ゼンガー「ああ…君達もな」
ジロン「よし…コトセット、出発だ!」
コトセット「了解!」
〔コトセット、マップ端へ移動〕
〔味方戦艦離脱〕

ゼンガー「…………」「…君達の未来に栄光あらんことを…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ3開始】

ゼンガー(…………)(…………)(ソフィア……)(俺はここに戻って来た……)(………)(…俺達が未来に望みを託し、果てなき眠りについたこの地に……)(………)(…俺達は道を誤ってしまったが…)(…人類は幾度の危機を乗り越え…)(未来を手にすることが出来た……)(………)(だから……)(…………)(だから、この地で安らかに眠ってくれ……)(………)(…永遠に…………)(………)(…………)
【シナリオエンドデモ3終了】


● No45「ラグナロク」 へ戻る


◆ 「スーパーロボット大戦α外伝」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。