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No.52
邪神の気配

【シナリオデモ開始】
テュッティ「そうだったの……。デメクサ、ごめんなさい、わたしが間違っていたわ。あなたも、一人で戦っていたのね」
デメクサ「いやあ、別におおげさなことじゃないですよ。戦争が嫌いだっていうのはホントのことですし」
ミオ「戦争が好きな人って、そうはいないと思うよ」
デメクサ「あはは、そうですねえ」
マサキ「で、そのヴォルクルスの神殿てのは、どこにあるんだ?」
デメクサ「案内します、すぐ近くです」

デメクサ「この洞窟の奥に、神殿があります」
マサキ「調べてみるか」
ミオ「またデモンゴレームが出るんじゃないの? ど〜も、あれってうっとうしいのよね」
マサキ「テュッティ、キルリアン反応は?」
テュッティ「……かなり高い数値が出てるわね……。つい最近まで、ここになにかいたのは間違いないわ」
マサキ「デモンゴーレムじゃねえんだな?」
テュッティ「ええ、それにしては、反応が大きすぎるもの。もしかすると、本当にヴォルクルスかも……」
デメクサ「実は、この神殿を調べていて、気になったことがあるんです。ほら、ここの壁、見てください」

デメクサ「ここだけ、妙に新しいでしょ?」
マサキ「そうか? オレにはおんなじようにしか見えねえが……」
デメクサ「何者かが、この神殿を修復したか、それとも……」
テュッティ「ここに埋まっていたなにかを掘り出したか……ね」
デメクサ「ええ、神殿って、なにかを隠すにはもってこいの場所ですからね。ヘタに手を出すとタタリが恐いって思いますし」
テュッティ「そこの壁、サイコメトリーしてみるわ。デメクサ、ちょっと下がってて」

テュッティ「………………!? まさか!?」
マサキ「どうした、テュッティ?」
テュッティ「……ルオゾールが……生きているわ……」
マサキ「なんだと!? シュウに殺されたんじゃなかったのか!?」
テュッティ「でも、この記憶は、つい最近のものよ。今見えたのは、間違いなくルオゾールとナグツァートだったわ」
マサキ「……てことは……さっきのデモンゴーレムはあいつの仕業か……」
デメクサ「そうなると、またルオゾールは、ヴォルクルスの復活を策謀しているわけですね」
テュッティ「この神殿、もっと詳しく調べてみる必要があるわね……」

マサキ「どわっ!! な、なんだ!?」
デメクサ「揺れてますねぇ。地震でしょうね」
マサキ「んなこたあ、わーってらあ!!」
フレキ「テュッティ様、先程の壁、どうやらトラップにもなっていたようです」
テュッティ「ええ……お出迎えが来たみたいね」

マサキ「ちっ、めんどくせえのが来やがったぜ」

ミオ「デモンゴーレムって、あんな好きくないなあ……」
セニア「え? あたしが出るの?」
リューネ「あたしのサイコブラスターと、マサキのサイフラッシュがあれば、デモンゴーレムなんて!」

マサキ「お、テュッティ、どうだった?」
テュッティ「ダメ、手掛かりになりそうなものは、なにもなかったわ」
デメクサ「証拠を残すようなヘマはしないってことですよねぇ」
セニア「でも、ヴォルクルスに関しては、以前集めた資料があるから、もう一度洗い直してみるわ」
マサキ「頼むぜ」
テュッティ「あ、今の騒ぎですっかり忘れてたけど、さっきのリーディングでわかったことが一つあるわ。あの壁に埋まっていたのは、古代の石盤だったの。おそらく、それがヴォルクルス復活の鍵になってるんじゃ?」
セニア「そうね……。だとすると、他の神殿も調べてみないといけないけど……。どうする?」
マサキ「……いや、その前にやることがある。まず、こちらの戦力を整えることだ。相手がヴォルクルスともなると、こり人数じゃいくらなんでもキツイぜ」
リューネ「マサキ、考えてるじゃない」
マサキ「まあな」
テュッティ「それじゃ、まずはウェンディさんと連絡を取りましょう」
ミオ「この神殿はほっといていいの?」
マサキ「ああ、さっきのトラップの仕掛けかたからして、もうこの神殿は用済みなんだろう」
デメクサ「あ、それじゃ、ここ見張っててもしょうがなかったんですね。いやあ、ムダなことをするところでしたよ、あははは」

ウェンディ「あら、みなさんご一緒で。いらっしゃいませ」
リューネ(この人が……。う〜ん、確かに美人だわ、こりゃ。ホントに29才なの?)
テュッティ「お久し振りです、ウェンディさん」
マサキ「よ、よう」
ウェンディ「……」
マサキ「な、なんだよ、その目は」
ウェンディ「マサキったら、見舞いにも来てくれないんですもの……」
マサキ「い、忙しかったんだよ」
ウェンディ「でも、こうして来てくれて嬉しいわ。まだ、わたしのこと、覚えていてくれたのね」
リューネ「ちょ〜っと待ったあ!!」
ウェンディ「あら、あなたは?」
リューネ「あたしはリューネ=ゾルダーク! マサキの恋人よっ!!」
ミオ「自称、でしょ?」
リューネ「う、うっさいね!」
ウェンディ「あら、マサキ。あなた、素敵な恋人ができたのね。かわいいお嬢さんじゃない」
リューネ「え? かわいい? ホント?」
マサキ「べ、別に恋人じゃねえよ、こんなの」
リューネ「こ、こんなのとはなによ、こんなのとはっ!!」
ウェンディ「うふふ、仲がいいのね。うらやましいわ」
セニア「もう身体のほうはいいの?」
ウェンディ「ええ、まだ薬を飲まなきゃいけないみたいだけど、大丈夫、あなたたちと一緒に行けるわ」
マサキ「え!? で、でも、いいのか?」
ウェンディ「マサキ、あなた、これから大変なことがあるんでしょう? わたしで力になれるなら、喜んで手伝うわ」
マサキ「わ、わりいな……」
リューネ(……あんまり、ぼやぼやしてられないわね)




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