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No.78
ただ一国のためでなく

【シナリオデモ開始】
マサキ「セニア、キルリアン反応は追えるか?」
セニア「まーかせて! まだ一日もたっていないプラーナの跡なら、簡単よ!」
マサキ「あまり放っておくと、問題にもなるからな、急いで追った方がいい」

エリス「将軍、これからどうされます?」
ロドニー「しばらくは、シュテドニアスに戻るのは無理やろうな……」
ノボトニー「やはり、ラングラン政府に保護を求めるしかないか……」
エリス「それより、あの魔装機神操者の人達に協力を頼んでみてはいかがでしょう?」「私の見た所、あの人達は信用できると思うのですが……」
ロドニー「まあ、ラセツなんかよりは、確かに信用できるけどな……けど、あいつらかてラングランの兵や」「自分の国に有利にならんような事、あえてすると思うか?」「下手にかくまいでもしてみい、ラセツのくそったれに、口実与えるだけや」「わしらを捕まえて、そのままラセツに引き渡してしまうんが、一番手っ取り早いんやで」
エリス「そ、それは……」
ロドニー「わしらが今できる事っちゅうたら、まず、生き延びる事や。そうすりゃ、反ラセツの連中とも、そのうち連絡とれる」「時間はかかるけど、逃げ回るしかあらへん」
ノボトニー「ふむ、ジェスハ君、君は優秀な生徒だよ」
ロドニー「そうでっか? 元帥の講義の時はいっつも居眠りして怒られてましたけどな」
ノボトニー「いやいや、今では私などよりよほど……むっ!?」
ロドニー「!? しもたっ!! ラングラン軍に見つかってもたか!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ただ一国のためでなく」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕

隊長「侵入者に告ぐ。ここはラングラン国内である。ただちに武装を解除し、我々の指示に従え」
ロドニー「ちっ……囲まれてしもたか……他にもぎょうさんおるみたいやな」
ノボトニー「ふむ、10倍以上の兵力ならば包囲する……兵法の理にはかなっておるな」
ロドニー「関心しとる場合とちゃいまっせ! 最悪のパターンや……」
〔味方ユニット出現〕
テュッティ「待ってください!! 彼らの事は私達にまかせていただけませんか?」
隊長「テュッティ殿……しかし、我々も国防をあずかる身」「いくら魔装機神操者の方々の頼みとはいえ、聞けぬ事もあります」
テュッティ「ラングラン憲法第3条補足、魔装機神操者の権限は、何人たりとも、犯さざる事」「この条文はご存じでしょう」
隊長「国土防衛法32条に、特に緊急の場合は、国会の承認を得ずとも武力を行使できる、とあります」「今は緊急時です。たとえ魔装機神操者と言えど、我々に指示は出せないはずです」
テュッティ「く……しかし……」
隊長「我々は、任務を果たす義務があります。そして、彼らを連行せねば、責任を放棄した事になります」「その上でなおかつ、我々に強制するというのであれば、我々としても、全力をもって、抵抗するまでです」
リューネ「……どうする? このままロドニーさん達を引き渡しちゃったら、取り返しがつかなくなるよ」
マサキ「かといって、ラングラン軍と事を構えるわけにはいかねえ……」
ロドニー「よお坊主、迷う事はあらへん、わしらは、こいつらについていくわい」
エリス「将軍……」
ロドニー「ま、なんぼなんでも、無抵抗の人間を殺したりはせえへんやろ。なあ?」
隊長「諸君らの処分については、私の分をこえているので明言はできん」
ロドニー「……これや。面白みのないやっちゃなあ……。まあ、食いもんぐらいは食わしてもらえるんやろ? ちょうど腹へっとんねん」「しばらくやっかいになる事に決めたわ。よろしゅうたのんまっさ」
隊長「了解した。では、私のあとについて来てください。くれぐれも、変な気は起こさないように」
〔味方ユニット離脱〕
ロドニー「ほな、元気でやりや、坊主」
〔第3軍ユニット離脱〕
エリス「……この前はありがとう」
〔第3軍ユニット離脱〕
〔味方ユニット離脱〕

ミオ「ロドニーのおっちゃん……」
テュッティ「私、政府にかけあってみるわ。今回の事にしても、もう少しやり方はあるはずよ」
マサキ「じゃ俺も……」
テュッティ「ダメよ、マサキじゃよけい混乱するわ。私にまかせて」
マサキ「……わかったよ。こういうのは、テュッティの方が向いてるもんな」
テュッティ「それじゃ、早速行ってくるわ。急がないと、ロドニーさん達の処分が決定しちゃうから」
〔味方ユニット離脱〕
リューネ「あたし達は、どうするの?」
マサキ「そうだな……」
クロ「レーダーに反応!!」
マサキ「こんなとこで敵かよ!?」
〔敵ユニット出現〕
ラセツ「ちっ、一歩遅かったか……」
マサキ「てめえら……ここをどこだといやがる!? 領空侵犯も度がすぎてるぜっ!!」
ラセツ「ふん、何を寝ぼけた事を言っている? 我々はすでに、ラングランに対して宣戦を布告した」
マサキ「何っ!?」
ラセツ「貴様らが、我が国の重大犯罪人をかくまったのが、その原因だ。正義は、我らにある」
マサキ「きっさまあっっっ!! 最初っからそれを……」
ラセツ「おとなしく引き渡せばよし、さもなくばこの場で諸君らを始末する」
マサキ「好き勝手な事言いやがって!! できるものならやってみやがれっ!!」
ラセツ「我々と戦うというのかね? よかろう、少しばかり退屈していた所だ。相手になってやる」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<ラセツ撃破>

ラセツ「ちっ……まあいい、どうせ、これはお遊びにすぎん。最後に笑うのは、この私なのだからな……」

<ジョグ撃破>
ジョグ「ちっ、ラングランくんだりまで来て、また負け戦かよ……よくよくついてねえぜ。ま、次があるか」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ウェンディ「シュテドニアスが宣戦布告……また、大変な事になって来たわね……」
マサキ「ああ、一度王都に戻るか。補給もあるし、これからの事を考えなきゃいけねえ」
セニア「未来見の見た、迫り来る脅威って、この事だったのかしら……」
マサキ「まだ断定はできねえよ。へたな予断は、致命的な判断ミスを招くぜ」
ウェンディ「マサキ……ほんとに成長したわね」
マサキ「そうしみじみ言うなよな。なんか、昔の俺が、バカみてえじゃねえか。まあ、否定はしねえけどよ」
〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
マサキ「テュッティ、どうだった?」
テュッティ「……ダメ、臨時政府だというのが一番の問題点ね」「以前の殿下のような、国防の権限を引き受けている人物がいないから責任をたらい回しにされるの」「どこへ掛け合っても、返事はなしのつぶてよ」
ミオ「ロドニーのおっちゃん、助けてあげられないの!?」
テュッティ「魔装機神操者の独立権が、逆にアダになってるの。こちらからヘタに干渉するわけにもいかないし……」
マサキ「……テュッティ、交渉だけは続けてみてくれ」「ただ、もし、ロドニーのおっさんらをシュテドニアスに引き渡すという決定が出た場合は……」
テュッティ「どうするつもり?」
マサキ「引き渡し現場で、スキを見て救出する!」
テュッティ「そんな……無茶よ」
マサキ「そうかね? さっき、俺達の独立権の話があったよな? 向こうがそれを盾にするなら、こっちも、そうすりゃいいのさ」「一度、俺達の保護下に入れちまえば、ラングラン政府だって、手出しはできねえ」「おっさんらを、魔装機操者として認めてやりゃあいいんだ。幸い、操者は不足してるしな」「おっさんとエリスなら、魔装機を乗りこなせるのは間違いねえ。信用もできる」
テュッティ「……確かに名案ね。でも、一歩間違うと、ラングラン政府との関係まで悪化するわよ?」
マサキ「テュッティ、大事な事を忘れてねえか? 俺達は、ラングラン一国のために戦ってるんじゃねえ」「ラ・ギアス全体の平和のために戦ってるんだ。今、ラングラン政府がやろうとしている事は、ただの時間稼ぎにすぎねえ」「ロドニーのおっさんを引き渡した所で、何の解決にもならねえばかりか、向こうの要求をエスカレートさせるだけだ」「ラセツの野郎のやり口は、よくわかってるだろう? これ以上、やつらの好きにさせるわけにはいかねえんだよ」「セニア、ラセツについての情報を、できる限り集めてくれ。出身、経歴……なんでもいい」「まずは、あいつの事を、もっと調べておかなきゃな」
セニア「わかったわ、まかせて!」
リューネ「マサキ……なんか、カッコいい」
ミオ「う~ん、認めたくないけど……確かにね」
プレシア「当然よ、あたしのお兄ちゃんなんだもん」
【シナリオエンドデモ終了】


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