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第3話
依代


サブタイトル
『依代』


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

チカ「な、何なんですか、あいつは!? 気持ち悪いですね!」
アクセル「そのうるさい鳥もいたのか」
チカ「ご主人様にあなたとの会話に加わるなって言われたんですよ。緊張感がなくなるからって!」
シュウ「そこまで言っていませんよ。それより、鋼龍戦隊から提供されたデータにあれに関する情報がありました」「鋳人…テスラ・ライヒ研究所を襲撃し、トーチカにも現れたバラルの妖機人ですね」
アクセル「ああ、大型のイェッツトが逃亡した時にな。おれとアルフィミィは、そこに居合わせた」「あの時、奴はイェッツトと共鳴した。その後、姿を消したが…何故、今になってこんな真似をする?」
シュウ「バラルは既に壊滅しているのに…いえ、だからこそ、ですか」
アルフィミィ「主には身体が必要ですの…」
チカ「身体? あるじゃないですか!」
シュウ「データによれば、鋳人の本隊はあの槍だそうです」
チカ「はあ!? わけわかんない奴ですね!」
アルフィミィ「主は格を上げるためにより強い身体を求めておりましたの」「それに見合った力を持ちながらも御し易いアインストは…残念ながら不純物が多く、脆い存在でございましたの」
アクセル「共鳴したイェッツトのことだな」
アルフィミィ「そうですの」
アクセル「そもそも、どうしてアインストを選んだ?」
アルフィミィ「それは…本質が似ているから…」
チカ「どっちも化け物だってことですかね?」
シュウ「………」
アルフィミィ「主は、より強い身体を探し続け、私を見つけましたのよ」
アクセル「そして、操った…純粋なアインストでなくなったお前なら、御し易いからか」
アルフィミィ「さもありなんですの。さらに、以前の力を取り戻すため…あなたとソウルゲインが必要ですの」
アクセル「その後は」
アルフィミィ「龍虎王と虎龍王を倒し、強念者達の魂を位…より高みへ…そして…」
アクセル「もういい。これでやることは決まった」
シュウ「そうですね」
アクセル「ペルゼインは落とすなよ? 操り人形の意図を断ち切る…至極単純なことだ、これがな…!」
<戦闘開始>

<鋳人HP30%以下・勝利条件達成>

鋳人「…!」
チカ「あっ、鋳人がひるみましたよ!」
アクセル「アルフィミィ! いい加減に目を覚ませ!」
アルフィミィ「あら? アクセル…? ここはどこですの…? 私は誰ですの? …って、アルフィミィでしたの」
鋳人「………」
アルフィミィ「あらあら? もやもやする…あれは…!」
アクセル「話は後だ。お前は下がっていろ」
アルフィミィ「アクセル、お優しいですの。お言葉に甘えてラジャーにして了解致しましたの」
〔アルフィミィ、マップ外へ移動〕
アクセル「…世話を焼かせる。だが、これで気兼ねなく後始末が出来るというものだ!」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

アクセル「同胞を失い、独りで彷徨い…それでも活路を見出そうとした貴様の気持ち、わからんでもない」「そして、因縁の相手を倒し、雪辱を果たすという目的もな」
鋳人「………」
アクセル「だが、貴様は生きる道、居るべき場所を見失った。…かつての、おれと同じように」
チカ「その通り! よりにもよって、ご主人様とグランゾンに出くわしたのが最悪ってもんです!
シュウ「…黙っていなさい、チカ」
アクセル「そうだ、運もなかった、これがな。だから、消える。貴様の闘争もここまでだ、鋳人よ」
<戦闘開始>

<鋳人撃破・勝利条件達成>

鋳人「………」
〔鋳人、回復〕
チカ「あっ! あいつ、回復しましたよ! 本体じゃない方にダメージを与えても、あんまり効いてないんじゃないですか!?」
アルフィミィ「しかも、この地の属性を変えたようですの…水の理がさらに通るように…」
アクセル「往生際が悪いことだ」
アルフィミィ「え?」
アクセル「地の利がどうだろうが、空で仕留めれば関係あるまい!」
〔アクセル、鋳人へ攻撃〕
[イベント戦闘「アクセルvs鋳人」]
〔敵ユニット撃破〕
チカ「やった! やりましたよ!」
シュウ「フッ…相手が悪かったということですね」
アクセル「…おれとアルフィミィを取り込んだとしても、アインストの力は得られん」「おれ達は…もう違う。元には戻らん。戻るつもりもないがな」
アルフィミィ「アクセル…私のせいで…」
アクセル「帰るぞ、アルフィミィ」
アルフィミィ「あの…ありがとうですの。やっぱり、私とあなたは…」
アクセル「単なる腐れ縁だ。さあ、行くぞ
アルフィミィ「はいですの。ついて行きますの…どこまでも」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

イティイティ島 万能戦闘母艦クロガネ 艦内
クスハ「えっ、鋳人が!?」
アルフィミィ「そうですの」
ブリット「あの妖機人、生き残っていたのか…!」
アルフィミィ「それで、私を操って、アクセルを取り込んで、強くなろうとしておりましたのよ」
ブリット「前に遭遇した時、あいつはイェッツトと共鳴していたが…それと何か関係が?」
アルフィミィ「妖機人イェッツトの本質が似ているからだそうですの」
クスハ「だけど、あの時、鋳人は…」
アルフィミィ「イェッツトは使えないと思ったらしく、その後はより強い本体となる物を捜していたようですの」
ブリット「バラルに戻ることもなく、か」
アルフィミィ「龍虎王と虎龍王に仕返しをしようと思っていたようですの。でも、それは叶うことなく…アクセルに負けましたの」
ブリット「そうか…本来なら、俺達が倒すべき相手だったのに」
クスハ「…ごめんなさい」
アルフィミィ「謝る必要はありませんの。私はちょっと嬉しかったぐらいですので」
クスハ「え?」
ブリット「どういうことなんだ?」
アルフィミィ「あ、いえ…何でもありませんの」

万能戦闘母艦クロガネ 艦内
トウマ「アクセルさん、さっき戻りました。しばらく待機なんで、修行をお願いします!」
アクセル「元気な事だな。おれも戻ったばかりだが」
トウマ「えっ、何かあったんですか?」
アクセル「いや、構わん。30分後にトレーニング・ルームへ来い」
トウマ「わかりました、師匠!」
アクセル「待て、誰が師匠だ」
トウマ「あ…すみません、つい勢いで…」
アクセル「さっさと行け」
トウマ「は、はい!」
〔走り去る足音〕
アクセル(いつの間にか、また人に囲まれ…このクロガネの戦力として働くのが日常になった)(かつて、シャドウミラーで…余計な感情を捨て、闘争の中に生きたかったおれがだ)(ヴィンデル…お前は今のおれを見てどう思う? 叱責するか、嘲笑うか…)(だが、レモン…おれはもうあの頃には戻れん。今のおれには、お前以外とのしらがみが増えた)(だから、先へ進むしかない…活路を見出すため、世界の壁を越えたあの時と同じように、な)
【シナリオエンドデモ終了】


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