Ｎ－３
死闘！ギシン星最終決戦！
サブタイトル
「死闘！ギシン星最終決戦！」
【シナリオデモ１開始】
ギシン星
親衛艦隊基地
ワール（・・・ゴッドマーズもそうだが、まさか地球人があれほど力をつけているとは、まったく予想外だ。だが、たとえ連中がどれほど和平を望んだとしても、あのズール皇帝が受け入れることなど、絶対にあり得ん。やはり戦いは避けられない。マーズたちが勝つか、ズール皇帝が勝つか・・・。地球人たちが勝てば、私は身の破滅だ。しかし、ズール皇帝が勝つと言うことは、ここでガイヤーが爆発するということなのだ・・・）
帝国兵「失礼します！ ワール総司令官閣下。皇帝陛下より、地球の戦艦への総攻撃の命令が届いております」
ワール「そうか・・・」（奴らは必ずギシン星までくる。この帝国の混乱だ。ズール皇帝は、勝っても負けても、やがて滅びる。となれば、私は待てばいい。この危機さえしのげば、この私の時代も見えてくる・・・よし）「親衛艦隊は、積めるだけの物資を積んで、急いで発進準備を整えろ」
帝国兵「ワール司令官、それは、どういう・・・」
ワール「バカめ。くるのはガイヤーだぞ。万が一のことにも、備えておかねばならんだろう」
帝国兵「りょ、了解です！ 失礼いたしました！ すぐに準備を開始させます！」
ワール（これでいい。後は、用意が整い次第、脱出するだけだ・・・）
ラー・カイラム
艦橋
ミカ「ガイド・ドッグより通信。ギシン星への最終フォールド、準備完了」
ベルトーチカ「あのレディガンダルっていうのが、うまくやってくれればいいんだけど・・・」
アムロ「ああ・・・だけど、俺たちは、そうでない場合を想定しておかないとな？」
ベルトーチカ「ええ・・・」
学「あのズールが、そう簡単にやられてしまうとは、思えませんからね。用心にこしたことはありません」
シャア「そういうことだ。ガイド・ドッグに、フォールド機関の作動を開始させろ」
ミカ「はい、大佐」
ブライト「いくとするか。総員に告げる、こちら艦長。これより本艦は、ギシン星間帝国本星へ、最終フォールドに入る。すぐに戦闘になるかもしれん、第一戦闘配備につけ。パイロット各員は、発進、スタンバっておけ！」
隼人「ギシン星間帝国・・・ズールか。地球のためにも、なんとしても戦いを終わらせねばならん・・・」
ラー・カイラム
パイロット待機室
〔モニターの開閉音〕
ブライト「パイロット各員は、発進、スタンバっておけ！」
ジュドー「ブライトさんも、気合い入ってるなぁ」
ルー「そりゃそうでしょ。いったら、これで最後なんだから」
カミーユ「ああ・・・勝っても負けても、そうなるな」
オデロ「カミーユさん、そういうの、やめてくださいよ」
トマーシュ「そうですよ。それに、もう終わってる可能性だって・・・」
シュワルツ「だが、レディガンダルが失敗してやがったら、あの化け物野郎と、とことんまでやらなきゃならねぇ。てめぇら、覚悟はいいか」
ゴウ「大丈夫だ、わかっている」
五飛「当然だ。俺は、そのためにここまできたのだ」
ヒイロ「任務は了解している」
ケイ「そう、わかってるわよ、そんなこと」
甲児「あったり前だろ。いまさら何いってんだよ」
ジョッシュ「そういうことだ、少佐」
鉄也「ああ」
ロゼ「・・・」
マーグ「ギシン星・・・俺たちの、故郷・・・」
タケル（今度こそ、本物のギシン星・・・俺の生まれた星・・・。父さん、母さん、見ていてくれ。ズールは必ず倒して見せるよ）
ギシン星
宮殿
ズール「レディガンダル、おめおめとよくも戻ってこれたな」
レディガンダル「陛下・・・なぜお約束いただいた増援を、送ってくださらなかったのです」
ズール「バカめ。増援は送ったわ。ワシの影もな。貴様がそれまでもたせることすらできなかったせいで、奴らを始末できなかったのだ！」
レディガンダル「く・・・」
ズール「ゆけ、レディガンダル。お前が先頭にたち、奴らに総攻撃をかけるのだ！」
レディガンダル「ズール皇帝・・・私たちがいきるため、死んでもらいます！」
ズール「なんだと？」
〔発光音〕
〔画面、フラッシュ〕
ズール「愚か者め、血迷ったか！ その程度で、このワシを殺せるとでも思うたか！！ 裏切りは、死をもって償え！」
〔ビームの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
レディガンダル「ぎゃあぁぁぁぁーっ！！」
ガンダル「う、うう・・・おのれ、レディガンダル。なんということを、なんとうことをしてくれたのだ・・・」
ズール「戻ったか、ガンダル」
レディガンダル（え、ええい、こんなところで・・・）
ガンダル「黙れ！ 裏切り者は、この手で始末してやる！ これでもくらえ！」
〔光線銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
ガンダル「ぐうぅぅぅ・・・」
ズール「よくやった、ガンダル。レディガンダルは始末したようだな」
ガンダル「も、申し訳ございませぬ、陛下。お、同じ体である奴を始末した以上、もはや私も長くはありません。この・・・恥をそそぐため、この命をもって、奴らを倒してご覧にいれます」
ズール「うむ、見事な覚悟だ。ガンダルよ、お前の忠誠、ワシは忘れぬぞ」
ガンダル「ハハッ、ありがたきお言葉！！ では陛下、出撃いたします！」
ラー・カイラム
艦橋
〔フォールド音〕
〔画面、フラッシュ〕
ベルトーチカフォールドアウト完了。ギシン星です！」
ブライト「ガイド・ドッグは」
学「はい、やはりフォールド機関は停止してしまったようです」
ブライト「これまでか。敷島博士とドクトル以下の全乗員にすぐに退艦しラー・カイラムへ移乗するよう伝えろ。ガイド・ドッグは放棄する」
弁慶「急ごしらえで、ここまできたんだ。上等だったぜ」
ノイン「ええ・・・ですがこれで、我々は帰る術を、失いました」
隼人「フッ。ギシン星で、手に入れる他はないってわけだな」
ラー・カイラム
艦橋
ベルトーチカ「ガイド・ドッグからの移乗、完了しました」
シャア「・・・レディガンダルからの連絡は、ないようだな」
アムロ「失敗か、それとも・・・」
ゼクス「いずれにしても、確認する術は、１つでしょう」
シャア「艦長、いくとしよう」
ブライト「ベルトーチカ、総員に通達しろ。ラー・カイラムはこれより、ギシン星へ突入する！」
【シナリオデモ１終了】
【戦闘マップ１開始】
〔味方戦艦出現〕
タケル「ギシン星・・・お前と俺とは、こんなに近くなったというのに、ズールと俺たちの心は、地球とギシン星よりも遠く険しい。しかし俺たちは、絶対に負けない・・・」
〔敵ユニット出現〕
ガンダル「うぅ・・・このガンダルの命、まもなく果てるだろう。ズール皇帝陛下への、最後のご奉公だ。貴様らもろとも、自爆してやる！」
アムロ「あれは・・・」
ブライト「レディガンダルか！？ どういうことだ！」
ガンダル「俺は、ギシン星間帝国連合軍ベガ艦隊、ガンダル司令だ。レディガンダルは、俺がこの手で始末した」
シャア「なんだと？」
カミーユ「レディガンダルが・・・」
大介「やはり、本気だったのか・・・レディガンダル・・・」
ロゼ「でも、それでは・・・」
ガンダル「そうだ、ロゼ。おかげでこの俺も、重傷だ。だが、貴様らは許さん！ この母艦もろともに死ねい！」
甲児「な、なんだって！？」
隼人「いかん、まさか・・・」
ゼクス「奴め、特攻する気か！？」
ブライト「止めろ！ なんとしても、止めるんだ！」
タケル「くっ、ガンダル！ ガイヤァァァァーッ！！」
〔味方ユニット出現〕
タケル「こい、五神ロボ！ 六神がったぁぁぁぁい！！」
〔五神ロボ、召喚〕
〔タケル、合体〕
大介「僕もいくぞ、マーズ！ ダイザー、ゴーッ！」
〔味方ユニット出現〕
デューク「ガンダル・・・僕は仲間たちを守ってみせる。絶対にやらせはしないぞ！」
〈出撃ユニット選択〉
＜戦闘開始＞
＜ジョッシュvsガンダル＞
ジョッシュ「くっ、これ以上は、いかせはしない！ ガンダル、止めてみせるぞ！」
ガンダル「おのれ邪魔だ、どけぃ！！」
＜デュークvsガンダル＞
ガンダル「きおったな、デューク・フリード！ 死ね、死ねぇっ！」
デューク「ガンダル・・・これでお前も終わりだ！ お前たちに攻め滅ぼされた星の人々の怒り、いまこそ受けろ！」
＜マリアvsガンダル＞
マリア「このっ、覚悟しなさい！ フリード星の人々の仇！！」
ガンダル「ええい、このガンダルが、小娘ごときにやられるものか！」
＜剣人（ダルタニアス搭乗）vsガンダル＞
ガンダル「おのれ、ダルタニアス！ 貴様さえ、貴様さえいなければ・・・！ 死ねぃ！」
剣人「それはこっちのセリフだぜ！ いくぞ、弾児！」
弾児「おう、ガンダルの野郎を、仕留めてやろうぜ！」
＜タケルvsガンダル＞
タケル「ガンダル、特攻など、やらせん！」
ガンダル「マーズめ！ 貴様を倒し、もろともに消し去ってくれる！」
＜タケルvsグール＞
グール「く、おのれマーズ！ ギシン星まで攻めてくるとは！」
タケル「お前たちが始めたことだ！ 俺たちは、負けない！」
グール「ええい、マーズ、死ねぇっ！！」
＜マーグvsガンダル＞
ガンダル「貴様、マーグか！ おのれ、貴様だけ生き残らせてなるものか。マーグ、もろともに死ねい！」
マーグ「ガンダル・・・お前を倒し、そして俺たちはズールも倒す！ いくぞ！」
＜ロゼvsガンダル＞
ロゼ「ガンダル司令、おやめください！」
ガンダル「おのれ、裏切り者め！ レディガンダルは始末した。次は貴様を始末してくれるわ！」
＜ガンダルが味方へ隣接＞
ガンダル「く・・・だめだ・・・もはやこれまで。せめて貴様を、地獄への道連れにしてくれるわ！ ズール皇帝陛下ぁぁぁぁーっ！！」
〔ガンダル、自爆〕
〔敵ユニット撃破〕
〔味方ユニット撃破〕
ブライト「くっ、自爆したのか！？ 被害は！？」
（→ ＧＡＭＥ ＯＶＥＲ）
＜ガンダル撃破＞
ガンダル「く・・・もはやこれまでか・・・ズ、ズール皇帝陛下ぁぁぁーっ！！」
＜グール撃破＞
グール「くっ・・・あたしの役目も、ここまでか・・・。あぁぁぁぁーっ！？」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
デューク「やったか・・・」
マリア「やったわ、兄さん！ 甲児！」
甲児「ああ、ガンダルの野郎、ラー・カイラムに体当たりなんざ、やらせるかってんだ」
ブライト「どうにかしのいだようだな。みんなよくやってくれた」
剣人「冗談だろ、艦長。まだ本命がいるんだぜ！」
デュオ「ああ、そいつをいうのは、ちょっと早すぎるぜ」
タケル「ズール・・・出てこい！ 戦うのは、お前だけでいい！！」
〔敵ユニット出現〕
シャア「きたか・・・皇帝ズール」
ズール「マーズ、お前という奴は、地球にいって、すっかり心の中まで腐りおったな。ワシの過ちはたった一つ、お前がワシに逆らい、地球を破壊しなかったことだ。許さんぞ、マーズ」
タケル「ズール、お前は力に頼りきり、力によってのみ人々を押さえつけていた！ だから力に怯えるんだ！ ここまできて、お前が力の正義しか考えない奴だということが、俺たちはよくわかった！」
ズール「フハハハハハッ、ワシは銀河の支配者！ 銀河のすべてが、ワシの意のままに動くのだ！ 死ねマーズ！ お前を処刑し、まとめて葬り去ってくれる！」
タケル「ズール、今度は本物のギシン星だ。俺が死ねば、このギシン星が吹き飛んでしまうということを忘れたのか！」
ズール「構わん。それでもワシは生き続ける。この星が死滅すれば、第２のギシン星をつくるまでだ」
アムロ「なんだって！？」
ケイ「ウソでしょ・・・自分の星の人たちが、どうなってもいいっていうわけ！？」
剣人「ズール、てめぇ正気か！？」
マーグ「ズールッ！！ 貴様、ギシン星の人々をなんとも思わないのか！」
ズール「ワハハハッ！ 宇宙に生きる命は、すべてワシあっての命だ！」
ジョッシュ「く・・・なんて奴だ・・・こいつは」
デューク「そんなことは・・・そんなことは、絶対にさせない！」
剣人「そうとも。ズール、ここで決着をつけてやる！ 覚悟しやがれ！」
タケル「いくぞ、ゴッドマーズ！！」
ズール「おのれ、恐れを知らぬ奴らめ！ ワシの力、思い知るがいい！！」
〔ズール、気力＋１０〕
〔画面、発光〕
〔ズールの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕
ブライト「くっ、なんだ、これは！？」
アール「おぉ・・・なんたること！」
学「たたた、大変です！ ギシン星が、ギシン星が！」
ベルトーチカ「どうしたっていうのよ！？」
学「ギシン星の各地で、大規模な地震と火山の噴火が確認されました！」
クリフ「ふむ・・・このままでは、この星は潰滅だな。むろんその前に、この星の人々も死滅するわけだが。これはひどいな」
敷島「いやいや、それよりも驚くべきは、ズールめの超能力の強大さだろう。ハハハッ、なんというパワーだ！ すばらしいっ！ マーズ、早く攻撃をしかけんか！ もっと奴の能力を見てみたい！ この目でしかと確かめたい！」
ベルトーチカ「ちょっと誰か、敷島博士を黙らせてッ！」
ブライト「バカな・・・ズールは自分でこの星を破壊する気なのか！？」
アール「おぉ、なんたること。なんという恐ろしい力だ」
マーグ「くっ、ズール！！ 俺たちだけではなく、ギシン星の人々まですべて犠牲にするつもりか！？」
ケンジ「いかん、ギシン星の人々を助けなくては・・・」
ナオト「だ、だけど隊長・・・」
さやか「そんなこといっても、こっちも余裕なんてないわ！」
〔敵ユニット出現〕
ワール（くっ、冗談ではない！ こんなところで戦われては、脱出準備が整う前に、ギシン星が崩壊してしまう！ それでは、二度とこぬチャンスが水の泡だ。ええいっ！）「やめろ、地球人たち！ ズール皇帝の力は強大だ！ このままではガイヤーを爆発させなくとも、この星が崩壊してしまう！ ギシン星の者たちどころか、お前たちも巻き込まれるぞ！ 戦いの場を宇宙へ移せ！！」
ロゼ「ワール司令官！？ そう・・・それがズール皇帝の狙いだったんだわ！」
ズール「おのれワールめ、なんという余計な真似を！」
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕
ズール「死ぬがいい、この愚か者め！！」
ワール「ズ、ズール皇帝！？」
〔ズール、ワールへ攻撃〕
〔ワールにダメージ〕
ワール「うわあぁぁぁぁぁーっ！！」
〔敵ユニット撃破〕
ロゼ「ワール司令官！！」
〔振動音〕
〔画面、振動〕
隼人「いかん、このままではギシン星が崩壊する。奴を宇宙へ引きずり出すんだ！｝
【戦闘マップ１終了】
【戦闘マップ２開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
タケル「こい、ズール！ ここまできて、俺たちと戦え！！」
学「ひどい・・・ギシン星があんなに・・・。あれでは、どれだけの被害が出るか・・・」
ブライト「わかっている！ だがいまは、ズールの相手をするのが先だ！」
〔味方ユニット出現〕
剣人「さぁ、きやがれズール！ 楯剣人が相手だ！」
弾児「剣人、俺がいるのを忘れんじゃねぇぜ！ とっとときやがれ、ズールさんよ！」
〈出撃ユニット選択〉
〔敵ユニット出現〕
シャア「ズールが３体だと！？」
アムロ「くっ、どれが本物なんだ・・・」
シュワルツ「考えているヒマはねぇ！ 全部やるしかねぇぞ！！」
ズール「フハハハハッ、無駄なことよ。宇宙へ出れば勝てるとでも思っておるのか。お前たちは、ここで死ぬのだ！」
タケル「ズール、お前がどこまでも戦うつもりなら、俺たちはお前を倒す！」
剣人「ああ、お前のために泣かされた、オレたちや銀河の人々の、そしてクロッペンの、恨みをはらしてやる！」
ズール「ワシは宇宙の支配者。宇宙のすべてが、ワシの意のままに動くのだ。逆らうことはできん！」
＜戦闘開始＞
＜ズール全滅・敵増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
マリア「また出た！？」
デューク「ズールめ・・・さっきのはすべて影か」
デュオ「さすがに、こいつはちょっときついぜ・・・」
ロゼ「・・・でも、あれは本物のズール皇帝です。間違いないわ」
ズール「ワーッハハハハッ！！ 虫ケラどもが、まだわからぬのか。このワシを倒すことなど、不可能なのだ、もうあきらめろ」
タケル「くっ、俺たちが負けたら、なんのためにこんなところまできたのか、わからない。負けられない、絶対に！」
ズール「マーズ、ギシン星を見ながら死ねることを、有り難く思うのだな！」
シャア「ズール、あいにくと我々は地球人でな。こんなところで死ぬつもりは、ない！」
ズール「ええいあきらめの悪い奴らめ！ 愚か者がぁっ！！」
＜ジョッシュvsズール＞
ジョッシュ「くっ、オレは、絶対に生きて地球へ帰る！ こんなところで死ぬわけには、いかないんだ！」
ズール「地球へ帰るだと？ あの危険きわまりない地球へか！ 笑わせるでない！ どう転んでも、お前たち地球の虫ケラに、未来などないのだ。ワシに逆らったことを悔いながら、死んで行け！！」
＜アムロvsズール＞
ズール「こざかしい地球人め！ 死ね！」
アムロ「くっ、貴様を倒さなければ、死んでも死にきれるもんじゃない！ 貴様は俺たちだけで倒してみせる！！」
＜シャアvsズール＞
シャア「ええい、ズールめ！ なんというプレッシャーだ！ この化け物は、なんとしてもここで仕留めておかねばならん！」
ズール「おのれ、地球人め！ 逃がしはせぬぞ！」
＜カミーユvsズール＞
カミーユ「命は、この宇宙を支えているものなんだ！ それを、お前のようなやつに、好きにさせるわけにはいかない！ お前は生きていては行けないんだ！ 暗黒の世界に帰れ、ズール！！」
ズール「黙れ、地球人が！ 貴様ごときに、このワシが敗れるとでも思っておるのか！」
＜ジュドーvsズール＞
ジュドー「ギシン星間帝国も、お前の野望も、ここで終わりだズール！ 俺たちは、絶対にお前を倒す！ お前のような奴がいちゃ、地球にも宇宙にも、平和は見えないんだよ！」
ズール「笑わせるな、地球人ごとき虫ケラが！」
＜ウッソvsズール＞
ウッソ「くっ、ズール！！ なんで自分の星まで、巻き添えにできるんだ！」
ズール「この宇宙の命は、すべてワシあっての命なのだ！ ワシは銀河の支配者！ 貴様ごとき虫ケラがワシに盾突こうなど、思い上がるでないわ！」
ウッソ「そんな理屈で、いくら人を殺してもいいなんて、おかしいんだ！ そんなこと、あっちゃいけないんだ！ あなたみたいな人は、消えてください！！」
＜ヒイロvsズール＞
ヒイロ「ズール、貴様のような奴に、未来はない。ここで排除する」
ズール「フン、お前ごときの力で、このワシが倒せるとでも思うのか！ 虫ケラめ、自分の無力を思い知れ！」
＜五飛vsズール＞
五飛「悪め・・・俺の命を引き換えにしても、貴様は倒す！」
ズール「ハハハハッ、死んで己の愚かさを知るがいい、虫ケラめ！」
＜甲児vsズール＞
甲児「ズール、お前みたいな奴は、絶対に許しちゃおけねぇ！ この兜甲児が、てめぇに引導を渡してやるぜ！」
ズール「ワハハハッ、やれるものならやってみるがいい！ お前たちにワシを倒すことなど、不可能なのだ！」
＜鉄也vsズール＞
ズール「ワシに逆らう愚か者どもめ。死んで己の愚かさをしれ！ ワーハハハハハッ！！」
鉄也「くっ、俺は死ねない！ こんなところで、死んでたまるか！ 勝負だ、ズール！」
＜デュークvsズール＞
デューク「ガンダル司令は死んだ。ワールも、クロッペンも。残るはズール皇帝、お前１人だ！ たとえ刺し違えても、必ずお前を倒す！ いくぞ！」
ズール「おのれ、フリード星人ごときが、ワシに逆らうというのか！ 許さんぞ、死ねぃっ！」
＜マリアvsズール＞
マリア「ズール！ フリード王の娘、グレース・マリア・フリードがお前を倒しにきた！ 覚悟しなさいっ！！」
ズール「ハーッハハハハハッ！ お前ごときに、何ができるというのだ！ 愚か者め、死ねぃ！」
＜竜馬or隼人or弁慶vsズール＞
ズール「ワーッハハハハッ！ 死ね、地球の虫ケラどもめ！」
隼人「くっ、このまま機体がもつかどうか・・・」
弁慶「おい、竜馬！」
竜馬「死なばもろともよ！ きやがれ、化け物野郎！！ うおぉぉぉぉぉーっ！！」
＜ゴウorケイorガイvsズール＞
ケイ「こんのぉっ！ あたしたちは、絶対お前なんかに負けないんだ！！ ゴウ、ガイ、いくわよ！！」
ゴウ「わかった」
ガイ「おう！」
ズール「ええい、うるさい奴め！ 望み通り、死ぬがいい！」
＜剣人vsズール＞
剣人「やい、ズール！ お前の相手は、オレたちだ！ 覚悟しやがれ！」
ズール「楯剣人よ。ワシに逆らわねば、エリオスをまかせてやってもよいぞ」
剣人「ふざけんな！ オレはな、そんなもんのために戦ってんじゃねぇんだよ！」
ズール「愚か者め。ならば、死ぬがいい！」
弾児「チッ、剣人、くるぞ！」
剣人「ズール、お前のためにどれだけの人々が苦しんだか！ いまこそ、思い知らせてやるぜ！」
＜タケルvsズール＞
ズール「ワハハハハッ、死ねぃマーズ！」
タケル「ズール、俺は、お前を倒すまで絶対に死なない！ いくんだ、ゴッドマーズ！！」
ズール「愚か者がぁっ！！」
＜マーグvsズール＞
マーグ「ズール、覚悟しろ！ お前を倒し、ギシン星に平和を取り戻してみせる！ 父と母の仇、いまこそとらせてもらうぞ！」
ズール「フン、マーグよ。貴様ごときに、ワシは倒せんわ！ 死ぬのだ、マーグ。イデアとアイーダがあの世で待っておるぞ！ ワーッハハハハハハッ！！」
マーグ「くっ、ズールゥッ！！」
＜ロジャーvsズール＞
ズール「うるさい虫ケラめ！ このワシに逆らった者は、すべて死ぬのだ！」
ロジャー「お前のような化け物に、虫ケラ呼ばわりされるいわれはない！」
ズール「ワーッハハハッ！ 貴様ごときが、ワシに勝てるつもりでおるのか！」
ロジャー「なんとかなるさ。ドロシー、つかまっていろ。いくぞ、ビッグ・オーッ！」
＜省吾vsズール＞
省吾「宇宙の命は自分のものだから、いくら犠牲にしてもいいだと！？ 冗談じゃないぜ！ その命だってな、みんな一生懸命生きてんだよ！ オレたちだけじゃねぇ。ギシン星の連中のためにも、お前は倒さなきゃならないんだ！」
ズール「ワハハハハッ、ワシは銀河の帝王！ すべてのものが、ワシのものなのだ！ ワシに逆らう愚か者は、死んで己の愚かさを知るがいい！」
＜ズール撃破＞
タケル「やった・・・！？」
〔敵ユニット出現〕
タケル「なに！？」
※※タケルが撃破した場合のセリフ※※
ズール「ワーッハハハハッ！！ 無駄なことだ！ 無駄なことだ！ しょせん虫ケラすぎぬお前たちに、このワシを倒すことなどできん！ 死ね、マーズ！」
〔ズール、タケルへ攻撃〕
[イベント戦闘「タケルvsズール」]
タケル「うわぁぁーっ！！ く、俺は、死ねない・・・ズールを倒さぬ限り・・・」
〔タケル、危険信号〕
ズール「マーズよ、お前の超能力もそろそろ限界にきたようだな。フハハハッ！！」
タケル「うぅっ・・・ダメなのか、俺たちでは、本当にズールを倒せないのか・・・」
マーグ（マーズ・・・）
タケル「マーグ・・・？」
マーグ（マーズ、お前はいま、ズールを倒し、生き抜くことができぬと思い、追いつめられている。いまこそ、父イデアの最期の言葉を、お前に伝えよう）
タケル「兄さん・・・」
マーグ（マーズ・・・生きるということは、死を知るということ。命をかけるということなのだ。マーズ、広大無辺の宇宙の平和のために戦え。ズール皇帝を倒すのだ。お前の、命をすべてをかけて。その先にこそ、未来はある・・・）
タケル（マーグ・・・父さん。俺は・・・）
ジョッシュ「タケル、どうした！」
タケル「・・・ゴッドマーズ、フルパワー！！」
〔タケル、精神コマンド「熱血」使用〕
ロゼ「マーズ・・・まさか！？」
ズール「おのれ、しぶとい奴め。とどめを刺してくれるわ！」
タケル「ズール・・・俺と、俺と一緒に、死ねぇ！」
〔タケル、ズールへ隣接〕
〔機体の拘束音〕
ズール「なに！？」
鉄也「ゴッドマーズが、ズールに組みついただと！？」
アムロ「まさか・・・タケルの奴、やるつもりか！？」
ヒイロ「反陽子爆弾・・・」
ウッソ「そんな！？」
ブライト「止めたいが・・・しかし、それではズールを倒せん・・・」
シュワルツ「ちぃっ・・・」
甲児「くそっ、どうしたらいいんだ・・・何か手はないのか！？」
デューク「くっ、マーズ！！」
学「・・・アール博士、あの手は！ 超空間エネルギーを利用する手は！？」
アール「むぅ・・・。超空間エネルギーをすべて解放し、反陽子爆弾の影響を最小限に押さえるか・・・」
剣人「なんだって！？ じいさん、それでやれるのかよ！？」
アール「し、しかし、それではダルタニアス自身も、そのエネルギー量にどこまで耐えられるか・・・。それに、いずれにしても、ゴッドマーズは・・・」
弾児「なんだと？」
ハーリン「・・・剣人、弾児くん。いま、マーズくんは命をかけてズールを倒そうとしている。その想いを、無駄にしてはいけない。君たちも、命をかけて戦うのだ。我々だけではなく、ギシン星の人々をも守るために。君たちにしか、できないのだ」
剣人「親父・・・」
弾児「・・・ま、俺たちにしかできねぇんじゃん、しゃあねぇか」
ケイ「・・・どうせガイヤーが爆発したら、あたしたち、みんなおしまいなんだから。失敗しても、文句はいわないわ」
カミーユ「ああ、頼む、剣人、弾児。やってくれ」
鉄也「俺たちの命、お前にあずけるぜ」
剣人「ああ、やってやるぜ！ オレたちの全員の、命をかけてな！ いくぜ弾児！」
弾児「おう！」
タケル「父さん、母さん、もうすぐ、俺も・・・」
ズール「ええい、離せ、離せ！！」
タケル「みんな、ありがとう。さようなら、みんな・・・」
ズール「うおぉぉぉぉーっ！？」
剣人「くっそぉっ！ 間に合えぇーっ！！」
〔剣人、ズールへ隣接〕
ズール「おのれ、マーズ！ この愚か者め！ 古代文明が地球に開いた次元ゲートから出てくるものが、いかに危険かも知らぬくせに、よくもやってくれおった！ 地球を破壊せぬかぎり、あれの侵入は防げぬ！ あれが完全にこの世界へと入り込めば、お前たちはすべて死に絶えるのだ！ ワシに逆らった己の愚かさを、悔いて死んでゆくがよいわ！ フハハッフハハハハハッ！！」
タケル「なんだって！？」
ズール「だが、ワシは死なんぞ！ ワシの細胞は宇宙へと広がり、そしてまた姿を変えて、支配者となるのだ！ フハハハッ、ギシン星のズールも、ワシの細胞の一つが、その体を借りただけのこと！ ワシはいつか奴らと対抗するだけの力を、取り戻してみせるわ！！ ワーッハハハハハハッ！！」
シャクティ（お願い・・・わたしたちに、奇跡を・・・生き抜く力を・・・）
剣人「いくぞ、超空間エネルギー、解放！！」
〔エネルギーが高まる音〕
〔敵ユニット〕
〔ズールがいた地点から爆発の広がり〕
【戦闘マップ２終了】
※※タケル以外が撃破の場合のセリフ※※
ズール「どうした、それだけか！ ワーッハハハハッ！！ 無駄なことだ！ しょせん虫ケラすぎぬお前たちに、このワシを倒すことなどできん！」
〔ズール、気力１５０〕
マリア「うそっ！？」
タケル「くそぅ、ズールめ！！」
≪タケル以外がズールを撃破している≫
＜ズールＨＰ５０％以下＞
〔ズール、ＨＰ回復〕
ズール「もう終わりか？ この程度で、このワシを倒すつもりでおるのか！ 笑わせるでない！」
デューク「くっ・・・」
ズール「これでわかったであろう。お前たちに、勝ち目などないのだ！」
甲児「な、なんて奴だよ・・・」
ウッソ「ホントにあんなの、僕たちが倒せるの・・・？」
竜馬「バカ野郎、あきらめるんじゃねぇ！！ 奴が復活するなら、なんどでも倒すまでだ！！」
デュオ「へへ、まぁ、それっきゃないよな」
カトル「そうですね・・・僕たちがあきらめちゃ、いけないんだ・・・」
ズール「フン、いくらでもくるがいい、愚かな虫ケラどもめ！」
≪タケル以外がズールを撃破している≫
＜ズール撃破＞
ズール「ぬうぅぅ・・・なんだと・・・！？」
タケル「やった・・・ズールを倒したのか・・・」
ズール「おのれ、この愚か者どもめ！ 古代文明が地球に開いた次元ゲートから出てくるものが、いかに危険かも知らぬくせに、よくもやってくれおった！ 地球を破壊せぬかぎり、あれの侵入は防げぬ！ あれが完全にこの世界へと入り込めば、お前たちはすべて死に絶えるのだ！ ワシに逆らった己の愚かさを、悔いて死んでゆくがよいわ！ フハハッフハハハハハッ！！」
タケル「なんだって！？」
ズール「だが、ワシは死なんぞ！ ワシの細胞は宇宙へと広がり、そしてまた姿を変えて、支配者となるのだ！ フハハハッ、ギシン星のズールも、ワシの細胞の一つが、その体を借りただけのこと！ ワシはいつかは奴らと対抗するだけの力を、取り戻してみせるわ！！ ワーッハハハハハハッ！！」
〔敵ユニット撃破〕
〔ズールがいた地点から爆発の広がり〕
ケイ「やったの！？ 今度こそ、ホトに！？」
タケル「ズール・・・」
マーグ「やったのか、ズールを・・・」
ロゼ「本当に・・・本当に、あのズール皇帝を・・・？」
剣人「クロッペン、見えるか・・・ズールの最期だ・・・」
デューク「ついに、ついにズールを、あの悪魔を倒した・・・」
マリア「そうよ兄さん！ あたしたち、あの悪魔を倒したのよ！！ とうとうやったんだわ！！」
剣人「ああ・・・そうだぜ、オレたちは、勝ったんだ！ 聞こえるか、みんな！」
ヒイロ「・・・任務完了」
【戦闘マップ２終了】
【シナリオエンドデモ開始】
≪ズール復活前にタケルがズールを撃破≫
ギシン星宙域
ブライト「う・・・どうなったんだ・・・」
学「は、はい、成功です！！ 超空間エネルギーの解放で、反陽子爆弾の爆発の力を、別の咆哮へそらすことに成功したんです！ 僕たちにも、ギシン星にも、被害はほとんどありません！」
ベルトーチカ「助かったのね・・・」
アール「け、剣人さま！ 剣人さまはご無事ですか！？」
剣人「くっ・・・まいったぜ。さすがにもうダメかと思ったよ。っと、悪りぃ、誰か回収してくれ。ダルタニアスが動かなくなっちまった」
ジョッシュ「エネルギーを放出しきったのか。まってろ、いまいってやる」
ハーリン「剣人・・・無事だったか。よくやったぞ」
アムロ「ズールは、タケルはどうなった！？」
弾児「ズールは反陽子エネルギーを喰らって、吹っ飛んだぜ。ゴッドマーズなら、そこに浮かんでるけどな」
ロゼ「え・・・マーズ！？ マーズ、無事なの！？」
剣人「見たかクロッペン。ズールの最期を・・・」
デューク「ついに、ついにズールを、あの悪魔を倒した・・・」
マリア「そうよ兄さん！ あたしたち、あの悪魔を倒したのよ！！ とうとうやったんだわ！！」
剣人「ああ・・・そうだぜ、オレたちは、勝ったんだ！ 聞こえるか、みんな！」
シャア「終わったか・・・。明神タケルは、無事か？」
ロゼ「マーズ・・・マーズ！！」
タケル「あぁ・・・聞こえている。大丈夫だよ、ロゼ」
マーグ「マーズ・・・無事で、よかった・・・」
甲児「タケル、やったじゃないか！！」
ケンジ「ああ、よくやったぞ、タケル」
カトル「でも、いったいどうして・・・。反陽子爆弾は、爆発したんでしょう？」
カミーユ「ああ、何がどうなったんだ、タケル」
タケル「それが、俺にもわからないんです。どうして、こんなことが・・・」
マーグ「マーズ、お前たちが、本当に命をかけて望んだからだ。そのギリギリの生命力が、みんなの想いが、その祈りが、奇跡を起こしたんだ」
タケル「マーグ・・・」
クリフ（・・・想うことの力、か）
ドロシー「奇跡・・・よくわからないわ」
学「まぁ、いいじゃありませんか。こうしてみんな、無事だったんですから」
ブライト「ああ・・・そうだな。みんな、よくやってくれた。帰還してくれ」
ラー・カイラム
艦橋
隼人「ズールは倒れた。どうやらこれで、カタがついたかな」
シャア「ああ。ギシン星間帝国は、ズールの強力な支配力によってのみ維持されていた。ズールが死ねば、エリオスのことがなくとも、崩壊するだろう」
アムロ「そうだな。これで、連中が地球圏へ攻撃してくることもない。ベルトーチカ、ギシン星はどうなんだい」
ベルトーチカ「ええ・・・とりあえず火山噴火や異常気象はおさまったみたい。でも、都市部を中心に、全惑星規模で、壊滅的な被害が出ているわ」
アムロ「そうか・・・ズールめ」
ハーリン「みなさん、ギシン星へ降りてもらえないだろうか。この星の人たちを、助けなくては」
ブライト「あなたが？」
アール「しかし、ハーリン皇子・・・」
マーグ「私からもお願いします。彼らはいま、混乱のただ中にいるのです。事情を説明し、復興の手助けをしなくては」
タケル「お願いします。ここは、俺の生まれた星なんです」
シャア「いずれにしても、ガイド・ドッグがない以上、我々はギシン星へ降下する他はない。でなければ、地球へ帰れんよ」
アムロ「ああ・・・帝国軍の設備を使わないとな。あるんだろう、ロゼ？」
ロゼ「はい、ワープカタパルトがあります。壊れているようなら、最優先で修理させます。おまかせください」
ケンジ「俺たちにできることは少ないでしょうが、降下したついでに、手助けをすることくらいは、できますね」
アムロ「そういうことだ」
タケル「ありがとうございます！」
ラー・カイラム
ブリーフィングルーム
アール「長い間の苦労が、ようやく報われましたなぁ。おお剣人さま、お父上がおまちですぞ」
剣人「なんだよ、こっちでのオレたちの役目は、終わりだぜ。ここからは、親父たちの出番だろ」
ブライト「全員そろったようです。それでハーリン皇子、お話とは、なんでしょう」
ハーリン「みなさんには長い間、本当にお世話になりました。感謝の言葉もない。ですが、私たちの真の戦いは、これから始まるのです。各地の帝国軍と反乱軍との戦いを終わらせ、荒廃した各惑星を復興し・・・そして、銀河連邦共和国を成立させるための」
アール「な・・・なんですと！？ れ、連邦共和国！？ ハーリン皇子、エ、エリオス帝国の復興は・・・」
ハーリン「アール博士、銀河の星々が、１人の人間に支配されるようなことは、もうあってはならないのだ」
アール「し、しかし、栄光あるエリオスの歴史が・・・」
ハーリン「それも、偽りだ。博士、私は学くんに手伝ってもらい、例のデータベースを調べた。そして、代々のエリオス皇帝のために生み出され、無惨に殺されていった無数のクローンたちの、衝撃の事実を知ったのだ。私にとってのクロッペンのような、クローンたちのな」
大介「どういうことですか」
ハーリン「彼らは、エリオス帝国の皇帝を守るため、その見せかけの権威を守るため、殺されるために生まれ続けてきた。一切の自由を与えられることなく、ただ生体部品として、人形としてあるために。それがエリオスの皇族が隠してきた、影の歴史。エリオスの繁栄、皇族の支配力とは、その長く凄惨な犠牲の歴史の上に成り立っていたのだ」
アール「そ、そのようなことが・・・」
剣人「そいつは、ひでぇ・・・」
ハーリン「１人の人間が、その血統が、広大な銀河を支配することが、いかに異常であるのか。それはエリオスだけでなく、ズールを見ても、あきらかだろう。もうそのようなことがあってはならない。アール博士、私はエリオス帝国を再興するため戦ってきたわけではないのだ。それは、ただ平和のためだったのだ」
剣人「親父・・・さすがはオレの親父だぜ！」
アール「おぉぉ・・・し、しかし、そんな・・・」
シャア「・・・本当に、それが可能とお思いか」
ハーリン「確かに、苦しいでしょう。容易な道のりではない。しかし、これからの銀河に必要なものは、武力でも権力でもない。多様な文明圏の人々が、互いを認めあう心と、困難に立ち向かい１つの目的に向かって進んでいく、勇気と情熱をもつこと。それが必要なのです。それを、私はこのギシン星から始めたいと思っています。そして、少しずつ、広げていきたい」
リリーナ「すばらしいことだと思います。地球圏が本当の統一政府をもたないことが、悔やまれてなりません。ですが、きっといつか、地球もその星々の中に加わることができるよう、わたくしたちも努力していきます」
シャア「・・・」
デュオ「しっかし・・・とんでもなくスケールのでかい話だなぁ」
甲児「ああ・・・どうもオレたちじゃ、ピンとこねぇや」
カミーユ「俺たちは、地球圏の中だけでも、大変だものな」
アムロ「そうだな・・・」
剣人「じいさん、そうしょげるなよ。これまでやってきたことが、無駄になったってわけじゃねぇんだぜ」
アール「・・・わかりました。銀河の平和につながるのであれば、このアール、もはや何もいうことはありません」
ラー・カイラム
作戦室
ブライト「それで、ハーリン皇子たちは？」
アムロ「ズールの宮殿にいっているようだ。そういえば、今朝ルイたちがきていたんじゃないか？」
弁慶「ああ、ロゼやタケルたちと、街の様子を見にいったそうだ」
ノイン「ギシン星の復興だけでも、相当大変そうですね」
ブライト「ズールがしたこととはいえ、我々にも責任はあるが・・・」
シャア「しかし、銀河連邦共和国とはな。よくも考える」
隼人「さすがは、星間帝国の皇族といったところか。どうも我々とは感覚が違うようだな」
ブライト「最初はギシン星とエリオス星、それとほんのいくつかの星からはじめるらしいがな。それで、状況は？」
ケンジ「はい、各地の復興は、惑星上に残っていた、帝国軍の残党が出ています。かなり強力的とのことで、機動兵器も作業用に投入されているようです。ワープカタパルトはすべて損壊したようです。ロゼが確認させたところ、修復には１週間ほど要するとのことです」
シャア「１週間もか・・・」
アムロ「その間は、休暇ということにする他はないな」
ブライト「まぁあの連中にℋあ、ちょうどいい骨休めになるかもしれんが・・・。それでズールがいった地球の危険という件に関しては・・・」
アムロ「古代文明というのはわからないが、それ以外はイヴがいっていたこととも、合致する。ズールがどうしてそれを知ったのかわからないが、ほぼ間違いないだろうな」
隼人「異次元から侵入するもの・・・生命体を死に絶えさせるもの・・・。奴だな」
シャア「ルイーナ・・・“破滅の王”とやらか」
弁慶「つまり何か、ズールの奴は、それを防ぐために、地球を破壊しようとしていたっていうのか」
隼人「そうなるな。矢作たちの世界の地球が壊滅したのも、同じだ。その異次元のエネルギー生命体の侵入を、防ぐためだったはずだ」
シャア「・・・」
ラー・カイラム
作戦室
クリフ「・・・そうだ。ラドクリフ教授が聞いた“ファブラ・フォレース”から出てきたものが、ズールのいうものであり、イヴがいうものであり、それが彼女のいうペルフェクティオであるのは、ほぼ間違いなかろう。ズールがいう古代文明とは、あの遺跡を残した者たちのことに違いない」
グラキエース「そんなことをいまさらいっていて、どうするのだ。ペルフェクティオはいずれ、この世界のすべての生命体に破滅をもたらすものだと、わたしはだいぶ以前にいったと思うが」
ブライト「まぁ、確かに、そうなんだがな・・・」
アムロ「そこまでのものだというのは、俺たちの想像を超えていた」
隼人「まったく、ドクトル、貴様たちリ・テクは、とんでもないことをしてくれたというわけだ」
ジョッシュ「・・・」（親父・・・ホントに、そうなのか。あんたが、あれを呼び込む原因を作ったのか。くそっ・・・）
シャア「いまそれをいっても、しかたあるまい。問題は、どう対応するかだ。我々には、いまだ南極のエネルギーフィールドを突破する方法も、わからんのだ。これまでのように、出てきた連中を叩くというのでは、限界なのは明らかだ。トレーズたちとバハムートによる分析が、どの程度進んでいるかだな・・・」
弁慶「俺たちの地球は、俺たちが考えていた以上に、とんでもないものを抱え込んでいたってわけだ。なんてこった。ズールがいったことが本当なら、まだ“完全な侵入”とやらはされちゃいねぇってのが、唯一の救いだな」
ケンジ「ええ・・・地球が心配です。一刻も早く戻りたいですね」
クリフ「・・・私も地球圏に残っているべきだったかな」
ブライト「あせっても、帰れんものは帰れん。とにかく、いまは全員を休ませることだ。地球へ帰還したら、全力でルイーナにあたらねばならんだろうからな」
ゼクス「バトル７の方も、何か進展があればいいが・・・」
アムロ「それは考えてもしかたないさ」
シャア「ジョシュア、以前君の機体のシステムについて、いっていたな。場合によっては・・・」
ジョッシュ「・・・わかっています、大佐。覚悟はしています。親父が原因だというのなら、オレは、その罪をあがなわなければならない。命のかえても」
アムロ「ジョッシュ・・・
グラキエース「必要があれば、まずわたしがいく。それでよいのだろう。わたしはルイーナ。ペルフェクティオにつくられた、メリオルエッセなのだ。しょせん人ではない。わたしの死をもって確認できることがあるのならば、わたしはそれをしよう」
ジョッシュ「・・・」
ギシン星
発射基地
ジュドー「ようやく、地球へ帰れるのか」
ルー「でも、ワープカタパルトを使ったら、一瞬で地球圏だって話よ」
カミーユ「その方がいいさ。すぐにでも、地球の状況を確認したいんだ」
ファ「ええ・・・地球、どうなってるのかしらね」
ジュン「地球もそうだけど、バトル７の方も、どうなってるのか心配だわ」
大介「バロータ軍と、プロトデビルンか・・・」
カトル「そうですね。壊滅したっていう移民船団のことも、気になりますし・・・」
ケイ「問題は、まだまだ残ってるわけね。あ～あ、やんなっちゃうわ」
剣人「ま、こっちのことは親父たちにまかせときゃいいし、オレたちは、さっさと帰ろうぜ」
甲児「ちぇっ、もう休みも終わりかぁ」
シロー「うん、あっというまだったね」
スージィ「あたしは早く地球に帰りたいよ。この星にいても、なんだか気が休まらなくてさ」
シャクティ「まぁ、スージィったら、どこでそんな言葉を覚えたの」
ウッソ「地球か・・・カサレリア、どうなってるかな・・・」
オデロ「ま、とにかく、帰るとしようぜ。地球へ」
鉄也「そうだな・・・すべては、それからだ」
剣人「で、タコのおっさんはどうすんだよ。親父たちとやるのか？」
ガスコン「そのなんたらとかいう奴らを、止めねばならんのだろう。銀河の危機とあっては、黙ってはおれぬわ。むろんわしも地球へいき、お主らと共に戦うぞ」
ギシン星
発射基地
タケル「ロゼ、マーグも俺たちと地球へいってくれることになった。君も・・・俺たちと、一緒にこないか」
ロゼ「・・・私は、ここに残るわ。ギシン星のため、私の星のため、連邦共和国のため。そして、地球との絆になるために。あなたたちなら、地球のことも大丈夫だと思えるから。マーズ・・・またいつか、会いましょう。お互いに生きてさえいれば、きっといつか・・・」
マーグ「ロゼ・・それで、いいのか。本当に」
ロゼ「・・・」
ガイ「おっと、どうやらもう時間らしいな。みんな、乗艦するぞ」
カトル「ええ。リリーナさんも、もう乗ってください」
ロゼ「さぁ、いって、マーズ。あなたたちは、一刻も早く地球へ戻らなくては」
ルイ「だめよ姉さん。本当はマーズと一緒に、地球へ行きたいんでしょう？ いきなさい。いま姉さんがいった役目は、私たちがするわ」
ロゼ「ルイ・・・だけど・・・」
ルイ「聞いた話じゃ、地球でやらなきゃならないことがあるんでしょ。マーズ、地球のみなさん、ロゼをお願いします」
ルルーナ「ルイさん、いろいろと大変とは思いますが、頑張ってくださいね」
ルイ「ええ、わかっているわ、リリーナさん。戦わずにすませるため、これ以上無益な犠牲を出さないため、できる限りの努力をしていくつもりよ。そちらも、頑張ってください」
甲児「あったり前だぜ。なんだって地球は、オレたちの星なんだからな」
剣人「じゃあな、じいさん。親子のことは、頼んだぜ」
アール「おまかせを。剣人さま、寂しくなりますなぁ。どうか、お気をつけて。皆様方のご武運を、祈っております」
【シナリオエンドデモ終了】
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