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進撃イベント
交錯 アナザーステージ

[邂逅 ディメンジョン]
【シナリオデモ開始】

ティファ「夢の中で、歌を聴いていました。まるで風に乗って飛んでいるような、とても…とても心地のよい歌声…」「なのに…どうして私はこんなに不安な気持ちになるの…?」「会いに行かなくては。遠い世界から来る、あの人たちに…」「その出会いが何をもたらすのか、私にもまだ分からないけれど…」

〔歓声〕
レイナ「歌は愛!」
マキナ「歌は希望!」
カナメ「歌は命!」
美雲「歌は神秘!」
フレイア歌は元気!」
美雲「聞かせてあげる! 女神の歌を!」
〔画面、フラッシュ〕
ワルキューレ「超時空ヴィーナス! ワルキューレ!」
〔歓声〕

フレイア「はぁ…良かったー…。みんな、私たちの歌で盛り上がってくれたみたいで」
〔歩み寄る足音〕
ハヤテ「よ、お疲れさん! いい感じのライブだったぜ!」
フレイア「ハヤテ!」「それにアネモネさんも、ドミニクさんも来ててくれたんだね!」
アネモネ「そりゃあ、同居人のライブだもの」「さすがこの街を救った奇跡のアイドル『ワルキューレ』ね。素敵なライブだったわ」
ドミニク「一週間前に突如現れた君たちが、堕天翅族の手から人々を救って以来、この街で君たちはすっかり人気者だからね」
フレイア「うひひひひ…。なんか照れるね、そんな風に言われると」
マキナ「私たちはただ、堕天翅族に襲われている人たちを放っておけなかっただけだから」
ドミニク「それでも周囲の街がほとんどやられてしまった中で、ここだけが助かったのは君たちのおかげさ」
アネモネ「活力を奪われた人たちがあなたたちの歌で元気を取り戻した時は、私も驚いたわ」
フレイア「嬉しいんね、私たちの歌がみんなの助けになってると思うと」
ミラージュ「でも、このままでいいんでしょうか…」
フレイア「ミラージュさん?」
ミラージュ「この世界に来て一週間…。いまだに転移の原因も帰還方法も分かっていません」「この街の人々に手を差し伸べることも大事なことかもしれませんが、もっとやるべきことが他に…」
ハヤテ「焦るなよ、教官殿」
ミラージュ「ハヤテ…」
ハヤテ「ウィンダミアとの戦争が始まっちまった今、早く元の世界に戻りたいって気持ちは、みんな同じさ」「だから、この街に留まって情報収集を行ってるんだろ」
カナメ「それにドミニク君たちのように、私たちに協力してくれる人も少なからずいる」「少しずつではあるけど、前には進んでいるわ」
ドミニク「君たちの名はすでに街の外にまで広まり始めている」「もしかしたら、僕たちの他にも協力者は現れるかもしれない」
レイナ「ワルキューレのライブ動画。すでに配信済み」
カナメ「心配な気持ちも分かるけど、前向きに考えていきましょう」
ミラージュ「ええ…そうですね。すみません、つい…」
ハヤテ「まったくお前は真面目過ぎんだよ。もっと気楽に考えろよ」
ミラージュ「あなたは気楽過ぎるんです」
〔歩み寄る足音〕
美雲「歌が聞こえるわ…」
カナメ「美雲?」
美雲「とても不愉快な旋律…」
フレイア「この色…この前の…」
カナメ「まさか…!」
〔転移音〕

ミラージュ「ハヤテ、外を見てください…!」
ハヤテ「アレは堕天翅族の転移ゲート…! 奴ら、また仕掛けてきやがったのか!」
フレイア「せっかく元気を取り戻し始めたのに、また街の人たちにヒドイことを…!」
美雲「そう、アンコールが欲しいってわけ」「なら応えてあげないといけないわね」
カナメ「行くわよ、みんな! 彼らに私たちの歌を心ゆくまで聞かせてあげましょう!」
フレイア「はい!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ハヤテ「前回、戦った時より数が多いな」
ミラージュ「今回は戦闘を考慮に入れているということでしょう!」「いずれにせよ、街を傷つけるわけにはいきません! 行きましょう、ハヤテ!」
ハヤテ「了解!」
フレイア(頼むんよ、ハヤテ)

ハヤテ「とりあえずこれで全部、片付いたみたいだな」
〔機体の歩行音〕
ミラージュ「! いけない、ハヤテ! 後ろにまだ一機…!」
ハヤテ「何っ…!?」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ハヤテ「え…?」
????(ガロード)「へへっ! 間一髪ってね!」
ハヤテ「誰だ…?」
ガロード「俺はガロード・ラン! フリーデンのモビルスーツ乗りさ!」「探したぜ、あんたたちを」
ハヤテ「探した…だと…?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジャミル「では、本当に君たちは別の世界から…」
カナメ「はい…。信じがたい話かもしれませんが…」
メシェー「でも、この星の為に戦ってくれるんだね」
ソシエ「そっか、じゃあいい人たちなんだ」
アポロ「くんくん…。なんか、お前変なの頭についてるぞ」
フレイア「ひゃあ…! 急に触らんといて、このエッチ!」
アポロ「は…!?」
シルヴィア「何やってんのよ、このバカ犬!」「ごめんなさいね、コイツいっつもこんなんだから!」
アポロ「なんで俺が怒られんだよ。あいつに変な角がついてるから…」
フレイア「角ちゃう! これはルンや!」
マキナ「感情が高まると光ったりするんだよ」
レイナ「ルンピカ…くる…」
アポロ「はあ…ルンピカ…?」
フレイア「あんまりジロジロ見たらいかん。恥ずかしいんやから」
アポロ「分からねえ…」
ハヤテ「お前もそう思ってくれるか…」
カナメ「ハハハ…。あの…それで先程の件ですが…」
サラ「あ、ええ…。我々フリーデンはあなた方に協力したいと考えています」「機動兵器を保有しているいじょう、補給や修理は必要になるでしょうから」
カナメ「それはもちろん助かるのですが…しかし、どうして私たちに協力を…?」
ジャミル「それは…」
〔歩み寄る足音〕
ティファ「それは…私が望みました…」
ガロード「ティファ…」
フレイア(ほぇ~、ごりかわいい子…)
ティファ「夢の中で、あなた方の歌を聞きました」
カナメ「夢…?」
サラ「彼女はニュータイプと呼ばれ、未来を予知し、人の心を感じることができる力を持っています」
フレイア(へぇ~、かわいいだけじゃなくすごい子なんね)
ティファ「………」
サラ「我々は彼女のようなニュータイプの保護を目的に動いています」「ここへ来たのも、あなた方の噂を聞いてニュータイプではと考えた為です」
ジャミル「事実は違うが我々は君たちの力が何者かに利用されるのをよしとはしていない」「ひとまずこの街にいる間だけでも、協力できればと考えている」
カナメ「そういう話でしたら、ぜひお願い致します」
ハヤテ「これで少しは事態が動いてくれるといいんだがな」
ミラージュ「ええ…そうですね…」
フレイア「ティファか…。かわいい子やね~」
ハヤテ「まったくお前は本当に…」
【シナリオエンドデモ終了】


[衝撃 スマイリング]
【シナリオデモ開始】

テクス「心身共に異常なし。最近は調子がいいみたいだな」
ティファ「…あの人たちはどうしていますか?」
テクス「ワルキューレのことか。もうすっかり艦に馴染んでるよ」「それに歌以外にも色々と助けられている。少しの間に、この艦もだいぶ賑やかになったものだ」
ティファ「そう…」
テクス「気になるなら話してみたらどうだ? 君と歳の近い子もいる」
ティファ「………」
テクス(そこまで積極的にはなれないか。やっとガロードにも心を開き始めたばかりだしな)「しばらくはこの街に留まる予定だ。気が向いたら声を掛けるといい」
〔ドアノブを回す音〕
ティファ「私は…」
〔ドアノブを回す音〕
フレイア「あの…ちょっといいんかね? 道を教えてほしいんやけど…」
ティファ「あなたは…」
フレイア「あー! この前のごりかわいいん子!」「ここにおったんね。ご飯時も買い物ん時も全然見んから、不思議に思ってたんよ」「あっ! それとあなた、ずっごい当たる予言ができるんでしょ!」
ティファ「………」
フレイア「ごりかわいくてすごいやから、お話ししてみたいと思っとったんよ!」「あ…ご、ごめん! 私ばっか喋って…気を悪くしてないかね!?」
ティファ「…大丈夫」「ふふ…」
フレイア「なんで笑ったんね!?」
ティファ「なんでもない…」(この人…どこかガロードに…)
フレイア「まったく! …ふふ」
〔ドアノブを回す音〕
ガロード「ティファ、ちょっといいかな…?」「あ…」「え…」
フレイア「あ、お邪魔しとるよ!」
ティファ「ガロード…何か用?」
ガロード「あ、いや…用って程のものじゃないから! また来るよ!」
〔ドアノブを回す音〕
ティファ「あ…」
フレイア「どうしたんかね?」

ガロード「今、笑ってたよな? ティファ、笑ってたよなあ!?」
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

ガロード「なんだ!?」
〔通信の開く音〕
ウィッツ「出撃だ、ガロード! 敵が街に襲撃してきやがった!」
ガロード「敵が!? わかった、すぐ行く!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ウィッツ「軍を抜けてこの辺を荒らしてる盗賊連中か。運の悪い奴らだぜ」
フレイア「よーし! ウィンダミア魂を見せちゃるかんねー!」
塔州連邦軍兵「あれが噂のワルキューレか。本当に歌っているとはな…」
塔州連邦軍兵「なんかいいな…あの歌…」
塔州連邦軍兵「バカ! 惑わされるな! 戦闘に集中しろ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

キッド「よしよし、だいたいこんな感じかな。このバルキリーってやつは見た目通り、なかなか繊細だぜ」
マキナ「でも、すごいよ! もうこの子たちのコツをつかんじゃうなんて、さすがだね!」
キッド「へへへへへ…いやあ…それ程でもあるけどな」
メシェー「変なのー。プロペラもない飛行機なんてさ」
レイナ「で、こうやうrと今よりシステム周りの効率が良くなる」
ジュン「おお、こんな裏技があったとは! 僕も天才ハッカーと呼ばれた身。負けていられません」
ウィッツ「ずいぶん、ここも騒がしくなったもんだぜ」
ロアビィ「いいんじゃないの? 花があってさ」「見ろよ、キッドのあの顔。すっかり鼻の下のばしちゃって」
〔歩み寄る足音〕
ガロード「いいよなぁ…。お前らは楽しそうで…」
ウィッツ「ん? なんだよ、ガロード。しけた面しやがって」
ガロード「…別に。なんでもねえよ」
ソシエ「ふてくされてんのよ。最近、ティファに相手してもらえてないから」
ガロード「なっ…!?」
ソシエ「ほら、あのフレイアって子。ここんとこずーっとティファの部屋にいるじゃない?」
ロアビィ「ははーん。お前、ティファに友達ができて寂しいんだ」
ガロード「はぁ!? そ、そんなわけないだろ!」
ウィッツ「んなことで落ち込んでんかよ、ガキが」
ロアビィ「いいんじゃないの、実際若いんだし」
ガロード「だから違うって言ってるだろ!」
〔走り去る足音〕

ガロード「…ティファに友達か。喜んだ方がいいんだよな、ホントは。なのに…」「はあ…なんなんだよ、この気持ち」
〔歩み寄る足音〕
ハヤテ「なんだよ、でかいため息ついて」
ガロード「いいっ!? お前たち、聞いてたのかよ!」
ミラージュ「聞いていたというより、聞こえていたというべきでしょうか…」
ガロード「あ…悪い…」
ハヤテ「いや、気にするなよ。それに迷惑かけちまってるのは、こっちの方みたいだしな」
ガロード「え…?」
ハヤテ「フレイアのことだろ? ため息の原因」
ガロード「ああ…」「いや、あの子が悪いってわけじゃないんだ。ただちょっとなんつーか驚いちまってよ」
ハヤテ「驚く?」
ガロード「ティファってずっとこの艦にいるのに、あんまりみんなと打ち解けてないっていうか、おころを開いてくれないところがあってさ」「なのに、あの子はあんな簡単にティファと打ち解けて、なんてーかちょっと不思議でさ」
ハヤテ「なるほどね。確かに不思議だよな、あいつ」「話してるとつい引き込まれちまうし、変な笑い方してくるのに、こっちまでつい笑顔になっちまう」
ミラージュ「ハヤテ…」
ハヤテ「それにあいつ、一緒にいると面白いんだ。きっとティファって子も、ずっと笑いっぱなしになるぜ」
ガロード「ティファに笑顔…」「そうだよな。ティファの笑顔が増えるなら、俺も喜んであげないとな」「なんか一気にすっきりした。サンキュー、えっと…ハヤテ」
ハヤテ「単純なヤツだな、お前も」
ガロード「そういうあんたも、なかなか他人のこと言えなさそうだけどな」
ハヤテ「言ってくれるぜ、こいつ」
ミラージュ(一緒にいると笑顔になる…。確かに、フレイアさんといる時のハヤテは…)(なんだろう…。この感じ…)
【シナリオエンドデモ終了】


[天に…届く…]
【シナリオデモ開始】

フレイア「みんな! 遅れてごめん!」
シルヴィア「もう! 遅いわよ、フレイア」
ソシエ「こっちはとっくに集まってたんだから。さ、早く座って」
アネモネ「で、今日はどんな話聞かせてくれるの? あなたの世界の話」
フレイア「ふふーん、今日はとっておきなんよ! 故郷のウィンダミアアップルの話だかんね!」
シルヴィア「それこの前も話したじゃない。ね、ティファ」
ティファ「うん。でももう一回聞きたい」
フレイア「さっすがティファ! シルヴィアと違って優しい!」
シルヴィア「ちょっと! なにもダメだって言ってないでしょ!」
ティファ「ふふふ…」

ガロード「………」
ハヤテ「賑やかみたいだな、彼女の部屋」
ガロード「こりゃあまた出直しだな」「フレイアのおかげでティファ、すごく笑うようになった。友達もたくさんできたみたいだし」
ハヤテ「あいつ、バカみたいに明るいからな。周りまで巻き込んじまうんだよ」「で、今日はしないのか、ヤキモチ?」
ガロード「し、しねえよ! つーか、あれ以来してない!」「ティファが笑ってくれればそれでいいんだ。そうするのが俺でもフレイアでもさ」
ハヤテ「そうか…」
カナメ「あら? 何をしているの、こんな所で?」
ガロード「な、なんでもねえよ」
トニヤ「男の子ふたりしてティファの部屋の前で…。やらしいことでも話してたんでしょ!」
ガロード「いーっ…!? するかよ、そんなこと!」
トニヤ「赤くなっちゃって! かーわいいー!」
サラ「やめなさいよ、からかうのは」
ハヤテ「カナメさんたちこそ3人で何を?」
カナメ「これから3人でランチよ」
ハヤテ「いつの間にそんな仲良く…」
カナメ「そりゃ大人ですもの」
ハヤテ「はあ…?」
〔軍の警報〕
ガロード「警報!? また前に街を襲った奴らか!?」
ハヤテ「行こうぜ、ガロード! 俺たちがフリーデンを守らないとな」
ガロード「ああ! 守って見せるぜ! フリーデンも、ティファの笑顔も!」
〔走り去る足音〕
トニヤ「あのふたりもずいぶん意気があってきたわね」
サラ「まあ、みんなが打ち解けられているんだからいいんじゃない?」
カナメ「ええ、そうね」(まあ…ひとりそうでもない子がいるけれど…)
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

サラ「敵残存勢力、撤退していきます」
ジャミル「各機、ご苦労だった。艦に戻ってくれ」
カナメ「了解です。ところでジャミルさん、1つお願いがあるのですが」
サラ「ん?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アポロ「クンクン…クンクン…こっちだ! ロラン!」
ロラン「本当にネズミを狩るつもりなんですか?」
アポロ「あれくらいじゃ腹いっぱいにならないからな。折角だし、付いてきたお前の分も…ん?」
美雲「………」
ロラン「わあ…!」「み、美雲さん? こんなところでなにしてるんです?」
美雲「…月を見ていたの。とても綺麗だから」
アポロ「綺麗? 面白いの間違いじゃねえか?」
ロラン「ダメだよ、アポロ。あの気にしないで下さい」
美雲「…じゃあ」
アポロ「待てよ、お前ら今夜歌うんだろ」「気に入ってるんだからな、お前らの歌。気合入れて歌えよ!」
ロラン「ライブ楽しみにしています、美雲さん」
美雲「ええ、ありがとう」
〔歩き去る足音〕
ロラン「いつもどこかに消えてしまう不思議な人ですが…良い人みたいですね」
アポロ「だな。さっさとネズミ取って、戻るとするか」

ロアビィ「うちの艦も随分賑やかになったね。ここ以外は」
ウィッツ「うるせえだけだろ、戦闘中もギャーギャーとな」
ミラージュ「申し訳ありません。ですがああいったスタイルで私たちは今まで…」
ロアビィ「ああ、いいのいいの。本気で言ってないからさ」
テクス「むしろ心身共に良い傾向が出ている。歌や君たちが来てくれたおかげでな」
トニヤ「そうそう、特にティファ! フレイアのかげですっかり明るくなっちゃって!」
サラ「ええ、変わったわね」
ミラージュ「………」
ソシエ「あー! まだこんなところにいる! 早く格納庫に行きなさい!」
シルヴィア「ワルキューレのライブ、始まるわよ!」
ウィッツ「なに!? もうそんな時間か!?」
ロアビィ「あれ? ギャーギャーうるさいんじゃないの?」
ウィッツ「う、うるせえ! とっとと行くぞ!」
〔走り去る足音〕
ミラージュ「………」
テクス「…君は行かなくていいのか?」
ミラージュ「ここでのライブなら必要最小限の護衛で問題ないようですから」「ハヤテが守ってくれます。ワルキューレも、フレイアさんも…」
テクス「………」「この星にはこんな古い言葉がある。『蟻の思いも天に届く』とな…」
ミラージュ「え…?」
テクス「どんなに弱く小さな者の願いでも努力をして、思いを持ち続ければいつかは成就する…という意味らしい」「良い言葉だと思わないか? 特に『天に届く』というフレーズは、空を飛ぶ君にはグッとくると思うんだが?」
ミラージュ「天に…届く…」
テクス「思いを忘れなければな」
ミラージュ「………」「ありがとうございます。良い言葉です、とても…」「私も努力してみます、天に届くまで」
〔歩き去る足音〕
テクス「…フェアではないかもしれないが、医者としての義務は果たさないとな」「それがその厄介な病の治療法だ。恋という病のな…」【シナリオエンドデモ終了】


[夜風 ストレート]
【シナリオデモ開始】

ハヤテ「こちらデルタ5、異常なしっと」
ミラージュ「こちらも異常なし。静かな夜…ですね」
ハヤテ「ああ…。なんか、こんなにのんびり空を飛んだのは、ずいぶん久しぶりな気がするな」「デルタ小隊に入ったのだって、まだそんなに経っていないのにな」
ミラージュ「ウィンダミアとの戦争が始まって以来、ずっと戦ってばかりでしたからね」
ハヤテ「そうだな…」「…いい感じの風だ。これが地球の風なんだな」
ミラージュ「別の世界の地球ですけどね」
ハヤテ「それでも構わないさ。変な月が浮かんでて変な奴らはいるけれど、それでもやっぱりここは地球だ」「地球人である俺たちが最初に飛んだ空…。今、俺たちはその空にいる」
ミラージュ「ええ、そうですね…」
ハヤテ「お前のおかげだぜ、教官殿」
ミラージュ「私の…?」
ハヤテ「お前はクソ真面目で真っ直ぐで反りが合わない奴だけど、それでも俺に飛び方を教えてくれたのはお前さ」「お前のおかげで俺は今、ここにいられる。だから感謝してるぜ、ミラージュ」
ミラージュ「…一言…余計です」
ハヤテ「へっ…」「それにしても本当にいい風だ。いつかこんな風の中を自由に飛んでみたいもんだ」
ミラージュ「飛んでみればいいんじゃないですか?」
ハヤテ「え…?」
ミラージュ「哨戒任務なんて…ただの口実なんです」「本当は…今ぐらい、ハヤテに自由に飛んでもらいたくて…」
ハヤテ「ミラージュ…」
ミラージュ「…あの…ハヤテ…。私は…」
〔レーダー反応〕
ミラージュ「ひゃあ…!?」
ハヤテ「こいつは敵機の反応…!?」
ミラージュ「先日、街を襲っていた機体のようですね」
ハヤテ「腹いせに仕掛けてきやがったか!?」
ミラージュ「…なんて、間の悪い…」
ハヤテ「どうした、ミラージュ?」
ミラージュ「なんでもありません! 敵の数は少ない! 私たちだけで片付けましょう、ハヤテ!」
ハヤテ「了解!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ミラージュ「これで全部みたいですね。戻りましょうか、ハヤテ」
ハヤテ「いいや、まだだ」
〔ブースターの噴射音〕
ミラージュ「ハヤテ…?」
ハヤテ「せっかく真面目な教官さんが、気を利かせてくれたんだ!」「もう少し、ふたりで飛んで行こうぜ! ミラージュ!」
ミラージュ「ハヤテ…」「ええ、そうですね…!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ロアビィ「よお、帰ってきたな、おふたりさん!」
ハヤテ「なんだよ、この出迎えは…!?」
ミラージュ「皆さん、どうして…ここに…!?」
キッド「あのカタブツなお嬢さんが、ハヤテをデートに誘ったなんて、聞いちゃあな」
ミラージュ「デ、デート…!?」
メシェー「どうだったの? チューとかした?」
マキナ「わ! ミラミラ、意外と大胆!」
ミラージュ「してません! 私たちはただ哨戒任務に出ていただけです!」
メシェー「そうなの?」
ハヤテ「ああ、残念だけどお前たちが期待するようなことはなーんもねえよ」
キッド「なーんだ、つまんねーの」
ミラージュ「! もう早くシャワーを浴びたいんです、どいてください!」
ハヤテ「あ、ミラージュ。『哨戒任務』楽しかったぜ。また誘ってくれよな」
ミラージュ「………」
〔歩き去る足音〕
レイナ「行っちゃった」
マキナ「怒らせちゃったかな」
ハヤテ「さあな。まあ、でも大丈夫だろ」
ミラージュ「また誘って…か…」「ふふ…」
〔歩き去る足音〕
フレイア「ミラージュさん…」「なんやろ、これ…。胸がチクチクする…」
【シナリオエンドデモ終了】


[あなたはもう帰ってこれない…]
【シナリオデモ開始】

フレイア「ハヤテとミラージュさん、何があったんやろ」
ティファ「フレイア…」
フレイア「ティファ。珍しいね、部屋の外に出てくるなんて」
ティファ「フレイアが悲しんでいる気がして」
フレイア「私…!? いやいや、なーんも! 悲しんだりしとらんよ! この通り、元気元気!」
ティファ「………」
フレイア「………」「お見通しかあ…。ハヤテにも言われたんよね。お前は嘘が下手くそだっーって」
ティファ「フレイアは優しいから」
フレイア「この前、ハヤテとミラージュさんが一緒に哨戒任務に行ってたんよ」「あの時のふたりを見て未来、なんかこう…胸の辺りがチクチクするんよ」
ティファ「チクチク…?」
フレイア「そう、この辺り…。なんなんやろね、これ…」「ティファはこんな気持ちになったことない?」
ティファ「分からない」
フレイア「そうだよね…」
ティファ「でも、一度だけ…前に…ガロードが出ていってしまった時に…」
フレイア「あのガロードが…!? そんなことがあったん!?」
ティファ「少しだけ前の話…」
フレイア「ふふん、これはゆっくり聞かせてもらう必要が…」
ティファ「ダメ…」
フレイア「そんなこと言っても…」
ティファ「違う…。この感じ…」
フレイア「ティファ…?」
〔転移音〕
〔画面、一瞬暗転〕

フレイア「堕天翅族…あんなにたくさん…!」「すぐに行かんと!」「ティファ…?」
ティファ「行ってはダメ…」
フレイア「え…?」
ティファ「行ってしまえば…」「あなたはもう帰ってこれない…」
フレイア「ティファ…」「それでも私は行かんと…!」
〔走り去る足音〕
ティファ「フレイア…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カナメ「無事、戦闘は終わったみたいね」
フレイア「良かった…。これで終わり…? さっきのティファの言葉は杞憂だったんか」「でも、なんなんやろ。この気持ちの悪い感じは…」
美雲「………」
????(頭翅)「時空を超える歌…。まさか翅無しがこれ程の力を持っているとはな」
フレイア「え…!?」
カナメ「誰…!?」
頭翅「その歌声には利用価値がある。私と共に来てもらおう、異界の歌姫よ」
フレイア「な、何を…」
カナメ「フレイア、そいつから離れて…!」
頭翅「邪魔をするな、翅無し風情が…」
〔転移音〕
〔画面、フラッシュ〕

マキナ「身体が…」
レイナ「動かない…」
頭翅「私が用があるのは、そのふたりだけ。共に来てもらおう」
美雲「………」
フレイア「………」
【シナリオエンドデモ終了】


[破滅 ゴスペル]
【シナリオデモ開始】

カナメ「みんな、ここにいたのね」
ソシエ「カナメさん! 美雲さんとフレイアの手がかりは!?」
カナメ「…ジャミルさんがバルチャーたちから情報を集めているけど、ふたりの行方はまだ…」
つぐみ「ジュン君とレイナちゃんも同じみたい。必死になって探しているけど…」
ハヤテ「くそっ! 俺がもっとしっかりしていれば」
ミラージュ「それを言うなら私の問題です。私がもっと…」
シリウス「やめろふたりとも。悔やんだところで、状況は変わらん」
シルヴィア「…わかってます、お兄様。でも、不安で仕方ないんです」
シリウス「シルヴィア…お前まで…」
シルヴィア「フレイアの笑顔や歌はいつも私たちを元気にしてくれた。もしこのまま見つからなかったら…」
ソシエ「嫌よ、そんなの…。あたし、歌教えてもらう約束してるんだから」
ロラン「ソシエお嬢様…」
アポロ「バカか! んなことさせっかよ!」
ハヤテ「アポロ…」
アポロ「頭翅のやつの好きにはさせねえ! 俺はあいつらの歌を気に入ってんだ!」「必ずふたりとも助け出す! 落ち込んでる暇なんてねえぞ、アホ姫!」
ロラン「そうですよ、お嬢様も元気を出して下さい」
ソシエ「ロラン…」
マキナ「これは後でお礼のライブやるしかないね。こんなにもみんなが想ってくれるんだから」
カナメ「ええ、5人揃ってね」
ミラージュ「必ず取り戻しましょう、ふたりを」
〔軍の警報〕
ガロード「警報!? まさか…!」
〔通信のコール音〕
トニヤ「みんな出撃して! 堕天翅が現れたわ!」
アポロ「向こうから来やがったか! 行くぞ! 頭翅の野郎を引きずりだしてやる!」
ハヤテ「ああ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ハヤテ「くそ! 頭翅は現れなかったか!」
ガロード「何の手がかりもなしだもんな」
ミラージュ「今は焦らず、身体を休めましょう。ふたりを取り返すためにも」
ハヤテ「…そうだな。みんな頑張ってくれているんだ。チャンスは必ずくる」(出てこい、堕天翅族。その時こそフレイアを…)
〔転移音〕
〔画面、一瞬暗転〕

ハヤテ「くっ! なんだ…この歌…!」
ミラージュ「歌?」
ガロード「どうしたんだよ、ハヤテ!?」
ハヤテ「お前たち…聞こえないのか…」
カナメ「なん…なの、これ…」
アポロ「うるせえ! その歌を止めろぉぉぉ!」
ミラージュ「カナメさんやアポロまで…」
ガロード「おい、何が起こってるんだよ…!?」
ティファ「ガ…ロード…」
ガロード「ティファ! もしかして、君も!?」
ティファ「この場所に行って…そこにフレイアが…」
〔人の倒れる音〕
ガロード「ティファ!? ティファァァァァァァァ!!」

フレイア「なん…なん…この歌…」
美雲「くっ…」
音翅「フフフ…これは我ら天翅の聖なる歌…。もっとも、穢れた翅無しにとっては、死を招く毒のようなもの…」
頭翅「感謝しているよ。お前たちのおかげで、この歌を完成させることができた」
美雲「私たちの歌…?」
頭翅「その通りだ。翅無しにしては面白いものを創った。お前たちの歌hが我ら天翅にとっての福音となる」
音翅「………」
美雲「いったい何を…企んでいるのかしら…?」
頭翅「フフ、いずれ分かる。お前たちがいずれ目覚めることがあればな」
フレイア「…どんなことを考えていても、私たちの歌を…悪いことには…」「うっ…」
〔人の倒れる音〕
美雲「フレイ…ア…」
〔人の倒れる音〕
頭翅「フフフ…」
【シナリオエンドデモ終了】


[決戦 キリングフィールド]
【シナリオデモ開始】

ジャミル「状況は…どうなっている…?」
サラ「キャプテン! まだ休まれていた方が…」
ジャミル「大丈夫だ。ティファたちに比べれば大した影響はない」「それより今は攫われたふたりのことだ」
サラ「はい…ティファの言葉が示した場所を探ったところ、そこで堕天翅族の出現が確認されました」「また、それだけでなく空間の異常ともいえる現象が発生しているようです」
ジャミル「空間の異常…?」
サラ「はい、これです」
〔通信の開く音〕
ソシエ「何よ、これ! お空の穴が開いてるじゃない!」
ドミニク「ディーヴァに解析を依頼したのですが、物理現象を無視したものであり、彼らにもこれが何かは分からないそうです」「ただ不動司令によれば、この穴が完全に開いた時、世界に更なる混沌がもたらされると…」
ジャミル「空の穴…か…」
ウィッツ「相変わらず分からねえ言い方しやがるおっさんだぜ」
ロアビィ「でも、なんか如何にもやばそうな感じがするじゃない」
ソシエ「ティファが言うには、その場所に攫われたふたりがいるのよね?」
ロラン「そのはずです」
ガロード「助けに行くんだよな、ジャミル?」
ジャミル「………」
ガロード「ジャミル…?」
〔ハッチの開閉音〕
ティファ「お願い…します…」
ガロード「ティファ…!」
テクス「あまり無理をするな。まだ目覚めたばかりなんだ」
ティファ「大丈夫です…。それより…フレイアをふたりを助けてあげて」
ジャミル「ティファ…」
ロアビィ「そうは言うけどさ、現実的にどうするつもりよ? 今この艦で戦えるのは俺たちしかいないんだぜ?」
ウィッツ「だいたい、あいつらの為に生命まで張ってやる程の義理はねえ」
ティファ「………」
ガロード「なんだよ、ビビってんのかよ。お前ら!」
ウィッツ「なんだと!?」
ガロード「俺は行くぜ! ティファがこんなになって頼んでんだ! 聞いてやったっていいだろうがよ!」
ロラン「そうですよ! みなさんだって、5人のライブだって楽しんでたじゃないですか!」
ティファ「ガロード…みんな…」「皆さん…お願いします…。ふたりを助けてください…」
ジャミル「ティファ…君はそこまで…」
〔ハッチの開閉音〕
ハヤテ「問題が戦力だけだってんなら…それは解決だ…ぜ…」
ミラージュ「ハヤテ…!」
ハヤテ「ああ…悪い…ミラージュ」
テクス「お前たちまで起きてきたのか…。まったくどいつもこいつも無茶をしおって…」
シルヴィア「こんな時に無茶しなければ…いつするっていうのよ」
カナメ「それに攫われたのは、私たちのメンバーですから…」
ハヤテ「頼むぜ…キャプテン…。その場所へ向かってくれ…」「最悪、運んでくれるだけだっていい。あそこにフレイアがいるんなら…俺はどうしても行かなくちゃならないんだ…」
ミラージュ「ハヤテ…」「どうしても行くというのなら、私も一緒です。ふたりならきっと彼女たちを助けられる」「私を信じて飛んでください、ハヤテ」
ハヤテ「…ああ。アテにしてるぜ、ミラージュ…」
ティファ「ジャミル…」
ジャミル「…決まりだな」
ガロード「じゃあ…!」
ジャミル「フリーデンはこれから目標の場所へと向かう」「ロアビィ、ウィッツ。お前たちはどうする? 無論、報酬は弾ませてもらおう」
ウィッツ「へっ、そう言われちゃ断れねえな」
ロアビィ「ま、結局こうなるとは思ってたけどね」
ティファ「みんな…ありがとう…」
カナメ「私たちも生命を賭けて歌うわ。だから、絶対にふたりを助けてきて」
ハヤテ「了解…!」
カナメ(ワルキューレは止まらない! そうよね、美雲!)
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ガロード「ここを突破すれば、目的の場所にたどり着ける」
ロアビィ「大した数を揃えてくれちゃってまあ…!」
カナメ「私たちの歌で…敵の歌を中和する…。苦しいかもしれないけど…みんな…お願いね」
マキナ「もちろんだよ…! こんな歌なんか私たちの歌でかき消してやるんだから…!」
レイナ「私たちの歌は…きゃわわで無敵…」
ミラージュ「さあ、行きましょう、ハヤテ!」
ハヤテ「ああ…! 必ずフレイアたちを取り戻してみせる!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ハヤテ「見えてきたぜ…。もう少しで…」
ガロイード「アレが次元の歪みってやつなのか!?」
ハヤテ「どうやらそうらし…ぐっ…うっ…」
ミラージュ「大丈夫ですか、ハヤテ…!」
ハヤテ「これぐらい…どうってことねえよ…!」
アポロ「歌の力がどんどん…デカくなってやがる…!」
音翅「愚かなる翅無し共。大人しく死を待っていれば苦しまずにすむものを…」
シリウス「…堕天翅族の音翅! やはりこの歌は奴の…!」
ウィッツ「おい、奴の機体の近くになんか浮いてやがるぞ…? ありゃあ…もしかして…」
フレイア「………」
美雲「………」
カナメ「フレイア…! 美雲…!」
ハヤテ「フレイア…! 聞こえるか、フレイア!」
ロラン「美雲さん、返事をしてください!」
フレイア「………」
音翅「フフ、無駄なことを。此奴らは今、今の決壊の中にいる声は愚か、お前たちの姿すら見えていない」
ハヤテ「そうかよ! だったら、さっさと取り返せばいいだけの話だ!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕

音翅「フフフフフ…」
ハヤテ「なっ…!」
ミラージュ「こちらの攻撃が防がれた…!? バリアか何かが…!」
頭翅「その通りだよ。翅無し如きに我々の計画を邪魔されては困るのでね」
カナメ「この声は…美雲たちを攫った…」
アポロ「頭翅…! テメエっ…!」
頭翅「お前たちにできることは何もない。大人しくそこで見届けるがいい。我々が新たな次元へと進む瞬間を…」
【シナリオエンドデモ終了】


[歌が…止まった…]
【シナリオデモ開始】

アポロ「できることはねえだと…。そいつはやってみなくちゃ…分からねえだろう…!」
頭翅「無理をするな。これだけ近くで音翅の歌を聴いているのだ。意識を保つだけでも難しいはず」
アポロ「くっ…!」
ハヤテ「フレイアたちを攫って、テメエらは何を企んでやがる!」
頭翅「時空を超える歌声を持つ者たち。彼女たちの力を利用すれば、我々は並行世界への扉を開くことができる」「そうすれば我々は、この死にゆく世界ではなく、新たな世界でより多くのプラーナを集めることができる」
ハヤテ「え…?」
ミラージュ「並行世界…!? まさか…お前たちが繋げようとしている世界というのは…!」
頭翅「その通りだよ、翅無し。この次元の穴の向かう先…そこはお前たちの世界だ…」
ハヤテ「な、なんだとっ…!?」

美雲「見つめ合って恋をして~♪」
音翅「いつまでそんなことをしているつもりだ」「私の歌に抗っているつもりかもしれんが、そんなことをすればお前自身の苦しみが増すだけだ」
美雲「~♪」
フレイア「………」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ハヤテ「フレイアの歌を…これ以上…利用されて…!」「ぐっ…」
マキナ「大丈夫…レイレイ…?」
レイナ「ううん…まだ歌える…」
カナメ(堕天翅族の歌が強まっている…。でも…まだ…止まるわけには…!)
頭翅「動くこともままならぬか。しかし、せっかくここまで来たのだ。私が直接トドメをさしてやろう」
アポロ「ぐうっ…頭翅…!」

頭翅「ここまで抗うとはな。だが、そろそろ限界のようだ」
ハヤテ「はぁ…はぁ…! 何をっ…!」
レイナ「ごめん…みんな…」
マキナ「レイ…レイ…」
〔人の倒れる音〕
カナメ「ダメ…立って…ふたりとも…。もう少し…だけ」
〔人の倒れる音〕
カナメ「………」
ロアビィ「ワルキューレのお嬢ちゃんたちが…!」
アポロ「歌が…止まった…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シリウス「これ以上は…合体を維持することも…」
ティファ「ううう…」
ジャミル「ティファ…」
ウィッツ「どうしちまったんだ、みんな…!?」
ロアビィ「ワルキューレの歌が途絶えたことで、堕天翅族の歌の影響をモロに受けちゃったってとこじゃない?」
ミラージュ「マズイ…! これでは…!」
ハヤテ「ぐっ…うう…」
ミラージュ「ハヤテ…! しっかりしなさい!」
ハヤテ「…ミラー…ジュ…」
ミラージュ「フレイアを助けるという言葉は嘘だったのですか!?」「私を信じて飛ぶと応えたのは!?」
ハヤテ「お前を…」
ミラージュ「あなたは自分の好きな空を自由に飛びたいのでしょう!」「だったら、飛んで見せなさい! ハヤテ!」
ハヤテ「そうだ…! 俺は…!」
ミラージュ「ハヤテ…!」
ハヤテ「すまねえ…ミラージュ…。お前のおかげで…気合が入ったぜ…!」「俺たちなら飛べる…! そうだよな、ミラージュ…!」
ミラージュ「ええ…もちろんです!」
ハヤテ「こんなところで…止まる訳には…いかねえんだ…! お前を助けるまで…!」「フレイアァァァー!」

美雲「ギリギリ愛~♪」「うっ…はぁ…はぁ…」
音翅「そろそろ限界のようだな。多少、特異な力を持っていようと私の歌の足下にも及ばない」「お前も自らの無力さを認め、楽になるといい。そこで眠っている女のようにな」
フレイア「………」
美雲「………」
〔画面、フラッシュ〕
ハヤテ(画面オフ)「フレイアァァァーッ!」
音翅「くっ…! なんだ、今のは…! 結界を破って声が…?」
美雲「フフ…」
フレイア「ハヤ…テ…」
音翅「バカな…何故、お前が…」
【シナリオエンドデモ終了】


[一度だけの恋なら]
【シナリオデモ開始】

フレイア「ぐっ…うっ…」
音翅「フ、この中で意識を取り戻すとは驚かされた」「しかし、そこまでだ。またすぐ眠りにつくだけだ。永遠の眠りへとな」
フレイア「美雲さん…。私…歌います…」
美雲「ええ…」
フレイア「………」「一度だけの恋なら~♪」
音翅「何故、まだ歌う。もはやお前たちの身体は限界を迎えているはず」「何故自ら苦しむ道を選ぶ。いくら歌ったところで無駄でしかないというのに」
フレイア(そんなん決まっとる!)
〔画面、赤にフラッシュ〕
フレイア「だって、この外には…!」

シリウス「これは…音翅の歌の力が弱まっている…」
シルヴィア「どういう…こと…?」
レイナ「…歌が聞こえる…」
マキナ「! この歌って…!」
ハヤテ「フレイアたちの…!」
ティファ「良かった…届いて…」
〔人の倒れる音〕
テクス「ティファ!」
ジャミル「力を使って彼らの意識を仲介したのか…」
カナメ「歌は…」
ドミニク「あれは…」
カナメ「歌は…命っ…!」
マキナ「歌は…希望っ…!」
レイナ「歌は…愛っ…!」
美雲「歌は…神秘っ…!」
フレイア「歌は…元気っ…!」
〔結晶の砕ける音〕
〔画面、フラッシュ〕

フレイア「フレイア(ハヤテ…! みんなっ…!)
ハヤテ「聞こえる…! フレイアのたちの歌が…!」
ロラン「みんなの歌が…音翅の結界を破ったんですよ!」
音翅「私の歌を上回ることなど…」
頭翅「翅無しにこれ程の力が…」
シルヴィア「音翅の歌の力も消えている…。これなら私たちも戦える!」
ハヤテ「今、助けに行ってやるからな! 待ってろ、フレイア!」
フレイア(うん! 信じてるんよ、ハヤテ!)
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

音翅「おのれ、翅無し…! しかい、歌の力を中和できたとはいえ、この結界を破ることは…!」
ガロード「それはどうかな…!」
シルヴィア「どうかしら…!?」
音翅「何…!?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ガロード「マイクロウェーブ…! 来るっ!」
〔光の放射音〕
〔画面、フラッシュ〕

シルヴィア「アクエリオォォォン! ルナ!」
〔合体音〕
〔画面、フラッシュ〕

ミラージュ「ハヤテ!」
ハヤテ「ああ…! ここまで来たら、真っ直ぐに飛ぶだけだ!」
ガロード「サテライトキャノン! いっけえええぇぇぇぇーっ…!!」
シルヴィア「ムーンサルトアタァァァーック!!」
〔光の放射音〕
〔画面、フラッシュ〕

シルヴィア「ダメ…! バリアがれない!」
音翅「見苦しい翅無し共め! その程度の攻撃で我らの障壁が破れると本気で思っているのか!?」
アネモネ「きっと届かせてくれるわよ。あのお月様が力を貸してくれないはずがないもの」
シルヴィア「まだまだあああぁぁぁーっ!!」
ガロード「行けぇぇぇーっ! ハヤテ! ミラージュ!!」
ハヤテ(待っていろ、フレイア! 俺たちが今、お前のもとに…!)「うおおおおおぉぉぉぉぉーっ!!」
ミラージュ「おおおおおぉぉぉぉぉーっ!!」
〔撃破音〕
〔画面、発光〕

【シナリオエンドデモ終了】


[超時空ヴィーナス]
【シナリオデモ開始】

ガロード「どうなったんだ…!?」
音翅「バカな…こんなことが…!」
フレイア「ハヤテ!」
ハヤテ「フレイアたちは返してもらったぜ! これでお前たちの計画もオシマイだな!」
音翅「愚かなことを…」「ここで御我々の計画を阻止すれば、お前たちは元の世界へと帰る方法を失う。それを理解してのことなのだろうな」
ハヤテ「そんなの知るかよ!」
音翅「…!」
ハヤテ「フレイアたちの歌が…!」
フレイア(ハヤテ…!)
ハヤテ「一緒に飛んでいる、あいつの翼が…!」
ミラージュ(ハヤテ…!)
ハヤテ「この空に最高の風を吹かせてくれる!」「俺が今飛ぶ理由はそれで充分なんだよ!」
音翅「翅無し風情が、跳ぶなど軽々しく口にするな!」
頭翅(………)
ガロード「ったく、格好つけてくれちゃって!」
アポロ「てめえだけで、美味しいとこ持っていこうったって、そうはいかないぜ!」
ロラン「ふたりを救い出すことができたなら、もう何の遠慮もいらない!」
ハヤテ「いくぜ、ミラージュ!」
ミラージュ「ええ…!」
ハヤテ「歌ってくれ、フレイア!」
フレイア(任せるんよ…!)
ハヤテ「これで終わりだぁぁぁぁ!!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

音翅「許せん…! よくも…よくも頭翅様の前で私に恥を…!」
ハヤテ「堕天翅だかなんだか知らないが、女神の歌がそんなもんに負けるわきゃねえだろうが!」「あいつらの歌を穢してくれた礼、たっぷりとさせてもらうぜ!」

ハヤテ「仕掛けるぞ、ミラージュ!
ミラージュ「やるしかなさそうですね…!
ハヤテ「見えたぜ…!
ミラージュ「ハヤテ!
ハヤテ「終わりだぁぁぁぁぁっ!!
〔撃破音〕
〔画面、発光〕

音翅(画面オフ)「くっ…! おのれっ…憎い…! 憎いぞ、翅無し…!」
頭翅(画面オフ)「ここまでか…」「翅無しの歌…か…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アポロ「頭翅たちには逃げられちまったか…」
フレイア「ハヤテ…その…」
ハヤテ「まったく…お前はいっつも手間かけさせやがって…。おちおち敵になんか捕まるんじゃねえよ」
フレイア「あー…そういうこと言う! 私だって捕まりたくて捕まったわけじゃんないんよ!」「怖かったんやからね、これでも!」
ハヤテ「こっちだって危うく死ぬとこだったんだよ」
ソシエ「またやってる、あのふたり。さっきまであんなにフレイア、フレイア言ってたのに…」
メシェー「アポロとシルヴィアみたい。仲いいんだ」
アポロ「誰と誰がだって…?」
シルヴィア「そうよ、こんな奴お断りよ!」
ミラージュ「………」
ハヤテ「ま、しかしおかげでいい空が飛べたぜ。フレイア、ミラージュ…」
フレイア「ハヤテ…」
ミラージュ「私も…ですか…」
ハヤテ「当然だろ。またいつか、あんな空を飛べるといいな」
ミラージュ「ハヤテ…。ええ、必ず…」
フレイア「フフン、そんときはもっとゴリゴリな歌を歌ってやるけん! 覚悟するんよ!」
ハヤテ「ああ、楽しみにしてやるよ」
ジャミル「さて、君たちはこれからどうするつもりだ?」
ミラージュ「あの次元の穴…彼らはアレが私たちの世界に繋がっていると言っていた」
カナメ「でも…完全に開き切ったわけじゃない。そもそも本当に繋がっているかどうかさえ…」
レイナ「帰れるかどうかは一か八か…」
美雲「大丈夫よ」
カナメ「美雲…?」
美雲「聞こえるでしょう? あの次元の彼方から歌声が…」
フレイア「本当…かすかにだけど…でも…確かに…」
カナメ「この歌…どこかで…」
ティファ「あの声を信じてください」
ガロード「ティファ…」
ティファ「あなた方の進む道はそこにあります」
フレイア「フン、ティファが言うなら間違いないんよ」
アネモネ「楽しみね、何が待っているのか」
ドミニク「!? 君も行くつもりなのかい!?」
アネモネ「だって別の世界なんて面白そうじゃない? あなたは来ないの?」
ドミニク「い、行くとも…! 君が行くというならどこにだって…!」
シルヴィア「みんなともこれでお別れか。寂しくなるわね」
ガロード「せっかくティファにも友達ができたのにな」
ティファ「………」
フレイア「それなら心配いらんよ!」
ティファ「え…?」
フレイア「私、これからめっちゃごりごりに歌うんよ! ティファにも届くぐらいに!」
ティファ「フレイア…」「はい。楽しみに…しています…」
【シナリオエンドデモ終了】


● 進撃イベント「交錯 アナザーステージ」


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