進撃イベント
超越並行世界の旅であります
［いざガンダムの世界！…の巻］
【シナリオデモ開始】
ケロロ「ゲーロゲロッゲロッゲロッ…みなさん、こんにちは。ここは並行世界の吹き溜まり…」
ナレーション（※画面オフ）「今回は数多の並行世界を渡り歩く、一種のオムニバスなお話…」
ケロロ「ケロ！？」
ナレーション（※画面オフ）「気を張らず、肩の力を抜いて、気軽ぅ～に楽しんじゃってください」
ケロロ「我輩が言うことがなくなっちった…」「そ、それじゃあ…ッ！」
ナレーション（※画面オフ）「それじゃあ、いっちゃいましょうか」「スーパーロボット大戦Ｘ－Ω版、ケロロ軍曹『超越並行世界の旅であります！』スタートです！」
ケロロ「そこまでェーー！？」「ケぇ～ロぉ～～～～…」
ケロロ「ついに完成されてしまった…！ この『並行世界体験装置（仮称）』…！」「この世界に存在するフィクションのすべては多元世界に存在する世界の歴史を受信した人々によって作られたシロモノ…」「その仮説を元に、実際にその世界へ訪れ、パラレル体験が可能になるという優れものの装置！」「さっそく、これを使ってガンダムの世界を体験しちゃいますか！」
〔ノックの音〕
ケロロ「ん？ 宅配便かな？ 冬樹殿！ 夏美殿―！」「ああ、そういえばまだ帰っていないんだっけ。まったくもう、しょうがないなぁ。我輩が出てやりますか」「うひょー！ ナラティブのディスクが届いたー！」「さっそく劇場の興奮を日向家のリビングで体験しーちゃお！」
！」
〔歩み寄る足音〕
冬樹「ただいまー、軍曹」
夏美「宅配の人が来てたみたいだけど、何の荷物だったの？」
ケロロ「おかえりなさいであります！ 実はナラティブのディスクが届いたのでありますよー！」「冬樹殿たちも一緒に見ませんか？ すっごく良い作品でありますよ！」
冬樹「そうだね。せっかくだし…」
モア「はい！ 一緒に見させていただきます！」
夏美「そういえばモアちゃん。気になってたんだけどさ…どうしてずっと擬態を解除しているの？」
モア「あ、今ちょうど『態検中』なんです」
冬樹「えっと…確か、擬態のメンテナンスみたいなものなんだっけ？」
モアはい。擬態検査登録制度、略して『態検』です」「クオリティーと安全を保つために、しばらくはこの姿でいようかと…」
夏美「あ！ ちょっとボケガエル！ リビングに変な機会を置いてかないでよー！」「というか、これって何？」
ケロロ「ああ、それでありますか？ それは並行世界体験装置（仮称）でありまして…」「って！ そのボタンを押しちゃダメー！」
〔スイッチを入れる音〕
夏美「え？」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕
冬樹（※画面オフ）「うわぁぁぁぁ…！？」
夏美（※画面オフ）「な、何よ、これー！？」
ケロロ（※画面オフ）「ワープしているのでありますー！」
モア（※画面オフ）「ってゆうか明明白白！？」
〔光の放出音〕
冬樹「ここって、宇宙…！？ 僕たち、宇宙にやってきちゃったの…！？」
ケロロ「ただの宇宙じゃないであります…」
夏美「どういうことよ、ボケガエル…！？」
ケロロ「これは並行世界体験装置（仮称）によって観測した多元宇宙のひとつ…」「我々は、宇宙世紀の世界にやってきたの
であります！」
夏美「はぁ！？」
ヨナ「なんだ、あれは…？ ぬいぐるみ…なのか…？」
ネオ・ジオン兵「ガンダムが気を取られたか…？ 今ならば奴を…！」
〔ビームの発射音〕
〔画面、発光〕
ヨナ「くっ…！」
モア「おじさま！ すぐ近くで戦闘が起きています！」
夏美「ちょっと！ あれって、あんたがよく見ているガンダムってやつなんじゃないの！？」
ケロロ「だからさっき宇宙世紀の世界だって言ったはずでありますよ！」
夏美「そんなんで一般人に伝わるわけないでしょ！」
ケロロ「もー！ 夏美殿はゾルタン様の３分でわかる宇宙世紀を見てくださいであります！」
〔ビームの発射音〕
〔画面、発光〕
冬樹「ぐ、軍曹…！ ビームが結構すぐ近くを通過したんだけど…！？」
ケロロ「フフフ…！ 心配ご無用！ 我輩に任せておくでありますよ！」「ここでも超空間ゲートは使用可能！ これでケロロロボを呼び出して戦うであります！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ヨナ「急に機体が出現した！？ しかもなんだあの機体…カエルじゃないか…！」
ケロロ「赤い彗星がいたら迷うけど、やっぱり味方するなら地球連邦だよねぇ」「なにより、ガンダムの主人公と一緒に戦える…！ こんな絶好の機会を逃す手はナシ！」
ヨナ「あの所属不明機、こちらの味方をするのか…？」
ケロロ「ジオンの好きにはさせない…！ 地球（ペコポン）は、我輩が守るであります！｝
夏美「…あんた侵略者でしょーが」
ゾルタン「おいおい…不死鳥狩りに来たというのに、なんなんだ？ あのゲテモノモビルスーツは？」
ケロロ「げぇっ！ ゾルタン様！？」
ゾルタン「まったく…ダメじゃあないか」「あんなワケのわからないモノを同胞たるスペースノイドが住むコロニーに近づけさせちゃあ！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
夏美「なんかひとり手強い人いるけど…あの人の攻撃、さっきから建物に当たってない？ 大丈夫なの？」
冬樹「こういうのって普通、できるだけ被害を出さないために、建物は撃たないようにするものなんじゃないの？」
ケロロ「撃っちゃうんだなぁ、これが！」「ゾルタン様は同じスペースノイドが住むコロニーが近くにあろうが撃ってしまう、ちょっとお茶目な人なのであります！」
モア「あの灰色の機体に乗っている人はどんな性格なのですか、おじさま」
ケロロ「そうでありますなぁ…。火器の使用に躊躇いがなくてー、キレた時が更に洒落にならなくてー」「意外とネガティブでー、自分の欲望に忠実な性格でー」
冬樹「それだけ聞くとケロロ小隊のみんなが合わさったような人だけど…」
夏美「そんな奴、本当にいるっていうの…」
ケロロ「ガンダム作品の中でも珍しいタイプのライバルなのでありますよ」
冬樹「そういえば軍曹、さっき聞きそびれちゃったけどさ…」「なんか普通に戦ってるけど…これって僕らに攻撃が当たっても大丈夫なの？」
ケロロ「そりゃあ当然でありますよ。ニュータイプとガチンコの戦闘をしたらいくら我輩でも危ないかもしれませんからなぁ」「そこはクルルに頼んで、セーフティーフィールドを搭載してもらって…」
〔通信のコール音〕
モア「おじさま、クルルさんから通信です」
ケロロ「あー、クルル？ なに？ どしたの？」
クルル（※画面オフ）「クックック…ちなみに言い忘れていたけどよ、セーフティーフィールドは例え宇宙空間だろうがどんな環境からでも守ってくれるがな…」「直接攻撃には弱いからビームや実弾がまともに直撃したら、そのままあの世行きになっちまうぜ」
ケロロ「ど、どういうことでありますか！？」
クルル（※画面オフ）「クックックック…。せっかくリアルな体験をするんだ。より現実に近づけなきゃ損だろう？」「ま、死ぬような攻撃を受けなきゃ問題ねえさ」
ケロロ「ちょっと！ それ問題大アリでしょ！？ どうして装置を渡す前に言ってくれなかったのでありますか！」
クルル（※画面オフ）「そりゃあ…。後から教えた方が、見ていて楽しいだろう…？」
ケロロ（い、嫌な奴ゥ…！）
夏美「…ちょっと、ボケガエル？」
ケロロ「…！」
夏美「今、なんだかとーっても不穏な会話が聞こえたんだけど？」
ケロロ「…いやー、なんかちょっとした手違いでまともに攻撃が当たったらアウトな設定になってしまったみたいでありまして…」
夏美「なるほどねぇ。それってとっても大変ねえ～？」
ケロロ「あっはっは。まったくでありますよー」
夏美「…笑っていないでどうにかしなさいよー！ あんたが用意したロクでもない装置でこうなったのよー！」
ケロロ「ぐえぇぇぇぇ…！」
〔人の倒れる音〕
ケロロ「ク、クルル曹長…！ 急いで我々を帰還させるであります…！」
クルル（※画面オフ）「いいのか～？ 隊長さんがせっかく熱望していた世界だってのによ～」
ケロロ「このままじゃモビルスーツよりも先に、夏美殿に殺されるであります…！」
冬樹「ね、姉ちゃん！ とりあえず落ち着いて…！」「今は軍曹に戦闘の方をがんばってもらわなくっちゃ…」
〔発光音〕
〔画面、青にフラッシュ〕
夏美「！ なに！？」
ヨナ「あれは…！ あれは…！」
ゾルタン「とうとう現れたな…不死鳥…！」
ケロロ「あ、あれはフェネクス…！ ということは、あの中にはリ…！」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「え？ え！？ 勝手に装置が起動しているであります！？」
冬樹「ど、どうなっちゃうの～！？」
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕
ゾルタン「消えた…だと？」
ヨナ「なんだったんだ、あれは…」
【シナリオエンドデモ終了】
［虹の彼方…の巻］
【シナリオデモ開始】
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕
冬樹「光が収まったけど、ワープが終わったってこと？」
夏美「…って、まだ宇宙にいるじゃない！ どうなってるのよ、ボケガエル！」
ケロロ「わ、我輩を責められても困るのであります！」
モア「先程からクルルさんに連絡を取ろうとしていますが、一向に繋がりません」「ってゆうか、音信不通？」
夏美「とりあえず！ 何でもいいから元の世界に戻しなさい！ 強制終了の方法ぐらいはさすがあるでしょ！」
ケロロ「おお、確かに！ すっかり忘れていたのであります！」「ポチっとな」
〔スイッチを入れる音〕
冬樹「…特になにも起きないよ、軍曹」
ケロロ「あ、あっれぇ～？ 強制終了のボタンが壊れたのかな？」
夏美「じゃあどうやって帰るって言うのよ！」
ケロロ「だ、大丈夫であります！ 正しい手順を踏めば帰れるはずなのであります！」
夏美「正しい手順ってどんなのよ」
ケロロ「最初に入力した体験する世界の回数が終われば元の世界に戻れるであります！」
冬樹「それってあと何回残っているの？」
ケロロ「…あと６回は転移するのであります」
夏美「なんでそんなに多く設定したのよ～！」
ケロロ「ガ、ガンダムの世界に行けると思ってテンションが高まっていたのであります～！」
モア「！ おじさま、気をつけてください！ すぐ近くで戦闘中のようです！」
ケロロ「え！ 嘘、ここでも！？」
バナージ「リディさん…！」
リディ「やるぞ、バナージ…！ この光は俺たちだけが生み出しているモノじゃない…！」
バナージ「わかってます…。みんながこの中に…」
ケロロ「うおおおぉぉぉ！ これってもしかして、ガンダムＵＣの最終決戦でありますかぁ！？」
バナージ「え…！？」
リディ「な、なんだ…！？」
ケロロ「え、しかもあのユニコーン、本編じゃ描かれなかったペルフェクティビリティのやつじゃん！」「これ生で見ちゃっていいの！？ 超激レアじゃん！ パラレルサイコー！！」
冬樹「ぐ、軍曹…熱中するのもいいけど、今はそれよりも目の前に集中した方が…
ケロロ「これ以上なく集中しているであります、冬樹殿！ あの装置は試作段階なのもあって体験できる世界はランダム性が高いのであります！」「なのにこんな当たりを、まさか引けるとは…！」
冬樹「だけど軍曹！ 今はそれよりもさ…！」
ケロロ「さっきフェネクスを見たおかげもあってペルフェクティビリティもひとしおですなぁ…」「やっぱりこの後だとナラティブには繋がらないのかなぁ…それとも…」
冬樹「軍曹！ 目の前に敵が迫ってるって！」
ケロロ「ん？ 敵？」
フロンタル「異なる理の宇宙からの光か…しかし、それさえも無意味なのだ」「たとえそれほどまでの地点に辿り着いた存在であろうと、終わりを変えることはできない」
ケロロ「ネ…ネオ・ジオング～！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ケロロ「バナージ殿！ リディ殿！ 我輩はおふたりの味方であります！ なので我輩のことは気にせず続きを！」
バナージ「あ、ああ…！」
リディ「見た目だけなら、一年戦争時代のモビルスーツに見えなくもないが…敵対する意志がないのなら…！」
フロンタル「何機立ち塞がろうとも同じ事だ。まとめて相手をしよう」
ケロロ「あ、いいの？ では、お言葉に甘えて一緒に戦うであります！」「ケロロ、いきま～す！」
冬樹「やっぱり一緒に戦うんだ…」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
フロンタル「２機のガンダムが盾つくか…！ 人の総意の器であるこの私に！」
バナージ「器だなんて…！ たとえ造り物であっても、人はそんなものになれませんよ！」
リディ「その仮面の下にあるものを吐き出せ、フル・フロンタル！」
フロンタル「ならば受けて立つまで…ガンダム！」
ケロロ「良い…！ やっぱりすごい良いでありますこの場面は！」「ネオ・ジオングなんて反則級なモビルアーマーを相手に２機のガンダムによる共闘…！ やぱり１号と２号の揃い踏みは鉄板であります！」
冬樹「軍曹！ あのネオ・ジオングっていうの、丸い輪っかみたいなのを出したよ！」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
夏美「ちょ…！ いきなり白いのと黒いのが爆発し始めたわよ！？」
リディ「フロンタル、いったいなにを！」
ケロロ「ああ、あの光輪のせいでありますよ。あれはサイコシャードっていうのであります」「簡単に説明するとサイコ・フィールドが及ぶ範囲内の物理法則を自分の思うままに操れるようになれるのでありますよ」
バナージ「どうしてそこまで…！？」
リディ「気にしないようにしていたが、お前ら一体なんなんだ！？」
フロンタル「我々とは違う歴史…異なる時間から観測し、干渉する者たちだ」
冬樹「え、この人はこの人でなんで詳しいの…？」
ケロロ「くぅ～！ やはり刻を見る者は一味違いますな…！」
フロンタル「無粋にも我々の領域に手を出すというのであれば…残念ながら排除するしかあるまい」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
夏美「うわ！ なに！？ こっちもいきなり爆発し始めたんだけど！？」
ケロロ「さっきユニコーンとバンシィの武装を爆破していたものと同じやつでありますな」「まあ、単なる邪魔者でしかない我々をひと思いに消そうとしているという違いがあるでありますが」
夏美「なに呑気に解説しているのよ！ このままじゃ私たちが死んじゃうでしょ！」
ケロロ「否！ 今こそ我輩の仮説を試す時であります！ たとえサイコシャードによるサイコ・フィールド内だとしても…！」「反発するサイコ・フィールドを展開すれば、干渉をはね除けることができるはずであります！」
冬樹「！ まさか…軍曹も使えるの！？」
リディ「あの機体…！ サイコ・フレームを搭載しているといううのか！？」
バナージ「いや、でもリディさん…あれ…」
ケロロ「ケロロロボは伊達じゃないのであります！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「あ、ダメでした。やっぱ伊達でありました」
バナージ「サイコ・フレームを通して出る光を感じない…」
リディ「何がしたいんだ、奴は…！」
ケロロ「いやーそういやクルル曹長にサイコ・フレームを搭載してって頼んだらさぁ」「まずは実物持って来いって、一蹴されたのをすっかり忘れていたのであります」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
夏美「笑っている場合じゃないでしょ！ 今すぐ爆発してもおかしくない感じじゃないのよ、これ！」
モア「ってゆうか、絶体絶命？」
ケロロ「ば、爆発するでありますぅ～！」
バナージ「…それでも！」
ケロロ「！ バ、バナージ殿…！」
バナージ「それでもぉぉぉぉーっ！！」
フロンタル「む…！」
〔変形音〕
〔画面、フラッシュ〕
バナージ「………」
フロンタル「………」
冬樹「爆発が収まった…？ ねえ、軍曹、これって…」
ケロロ「しぃぃっ…！ 今すごく良いところなのであります…！」
冬樹「！ う、うん…」
バナージ「それ…でも…！」
フロンタル「熱…温かな光…」「こんなものがいくら積み重ねっても、何も…！ そう…何も！」
〔サイコ・フレームの共振〕
〔画面、金色にフラッシュ〕
バナージ「！ この光は…！」
フロンタル「………」「君に託す…。為すべきだと思ったことを…」
夏美「え…どういうこと？ なんでいきなり決着がついたの…？」「なんか敵っぽい人が改心したっぽい感じになったけど…」
ケロロ「ぐうぅ…！ うっ…うぅ…！」
冬樹「え！ 泣いているの、軍曹…！？」
モア「ってゆうか、感謝感激？」
ケロロ「我輩の心にはすべてが映ったのであります…！ これがどれほど！ どれほど良い場面なのかわかるでありますか皆の衆！」「大佐はこだわりの強い人なのであります…。楽な道をいけば簡単に目的を達成できるのに、手段や過程を大事にする人なのであります…」「こだわりの強い人が故に、ここまで遠回りをしてきてしまいましたが…！ やっとふたりのもとに帰られたのであります…！」
夏美「全然わかんない…ふたりって一体誰のことなのよ…」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕
バナージ（※画面オフ）「この光…！？」
冬樹（※画面オフ）「うわぁぁぁぁ…！」
リディ（※画面オフ）「バナージ…！？ くそ…！ お前を置いていくかぁ！」
ケロロ（※画面オフ）「もういいのか…？ 後は彼らに任せよう…ウフフフ…」「なのでありますよぉ～！」
【シナリオエンドデモ終了】
［侵略者ミーツ宇宙警察…］
【シナリオデモ開始】
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「やれやれぇ、どうやら別の世界に跳ばされたでありますな…」「でも、色んな世界を見られて、ちょっとお得感あるぅー！」
〔ニュータイプの共鳴〕
ケロロ（なんだ！？ あっちだ…あの方向からものすごいプレッシャーが発している！）
夏美「ボーケーガーエールぅー…」
ケロロ「あ、あれぇ…夏美殿？ お気に召さなかったでありますか？」
夏美「へぇ…そう…ふーん…あんた、これがお気に召すと思ってるんだ…？」
ケロロ（かつてない殺気に身体の震えが止まらねえ！？）「や、やだなぁ、夏美殿。そんなわけないじゃないでありますか…」
リディ「く…ここは…？」
バナージ「俺たちは一体…」
ケロロ（あるぇー！？ バナージとリディ少尉が一緒に来てる！？ 何故ぇ！？ どうして！？）
冬樹（軍曹、ふたりとも混乱しちゃってるよ！？）
ケロロ（くそっ…こうなれば仕方ない…奥の手を出すであります…）
夏美（どうするの…！？）
ケロロ「ふたりに事情を説明してくるであります！」
〔走りある足音〕
〔ズッコケ音〕
夏美「普通か…！！」
リディ「俺たちは別の世界に来てしまったと…？ にわかには信じられないな…」
バナージ「俺は信じますよ。俺は…あの人と宇宙の果てを見てきましたから。そういうことが起こる可能性も…」
冬樹「巻き込んでごめんなさい。とにかく、僕たちと一緒に来てくれればきっとふたりも元の世界に戻れると思うんです」「ね、軍曹？」
ケロロ「ハァ…ハァ…生バナージと生リディ少尉…いや、我輩としてはいつまでもふたりと一緒でも一向にかまわないでありますよ…」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「あぁ…刻が見える…」
夏美「反省しろ！」
ケロロ「うぅ…ま、また戦闘に巻き込まれたらたまらないでありますから、さっさと次の世界にいくであります」「モア殿、装置のボタンを押すであります！」
モア「あの、おじさま…大変言いにくいのですが…」「装置が全く動かないです！ ってゆうか完全沈黙？」
ケロロ「ケロォー！？ 困るであります！ その装置が命綱みたいなものでありますよ！？ 我々の宝なのに！！」「げぇ、このＢＧＭは…敵が現れる予兆！？」
〔画面、震動〕
ダイノガイスト「ぐぉおおおおおお！」
ケロロ「ひょえー！？ ダイノガイスト様！？」「ってことはここはエクスカイザーの世界！？」
ダイノガイスト「ほう…これが貴様らの宝か」
ケロロ「ダ、ダメであります！ いくらダイノガイスト様といえど、それを返すであります！」
ダイノガイスト「この俺様に歯向かう気か？」
ナレーション（※画面オフ）「この時、けっこの度重なる危機を回避してきたケロロ軍曹の脳内は灰色に冴え渡った！」
ケロロ「へぇ！ つまらないものですが、どうか使ってやってくだせえ！」
夏美「ちょっと、ボケガエル！ なに渡しちゃってんのよ！？」
ケロロ「シーッ！ 夏美殿、下手に刺激すると危ないでありますよ！」
夏美「でも、装置が…！」
ケロロ「大丈夫でありますよ夏美殿。ここはエクスカイザーのいる世界でありますから、お約束であれば…」
エクスカイザー「待て！ ダイノガイスト！」
冬樹「今度は別のロボット！？」
エクスカイザー「ほら来た！ エクスカイザー、かっくいー！」
モア「とっても凛々しい見た目のロボットですね！ ってゆうか容姿端麗？」
コウタ「やっちゃえ、エクスカイザー！！」
エクスカイザー「大切な地球人の宝、返してもらうぞ！」
ケロロ（地球人の宝ではないでありますが…黙ってよ～っと…）「味方がいれば百人力であります！ 我輩も行くでありますよ！」
リディ「バナージ、俺たちも行くぞ！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
キングエクスカイザー「宝は返してもらったぞ、ダイノガイスト！」
ダイノガイスト「むぅ…エクスカイザーだけならなんとかなったものを…忌々しい…」「エクスカイザー…勝負は預けておくぞ！ フハハハハハ…！！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
夏美「助けてくれてありがとうございます！ エクスカイザーさん！」
エクスカイザー「いや、礼には及ばない。みんなが一緒に戦ってくれたからこそだ。君たちが無事でいてくれて、何よりだよ」
コウタ「僕とエクスカイザーのことがバレてた時はどうしようかと思ったけど、別の世界の人たちなら大丈夫だよね！」
冬樹「ねえコウタ君！ エクスカイザーさんって…宇宙警察なんだよね！」「ってことはコウタ君の家には宇宙人がいるってことだよね！ 僕と同じだ！」
コウタ「冬樹さんの家にも宇宙人がいるんですか！？」
冬樹「うん！ この軍曹がそうなんだ！」
コウタ「え…この緑色のカエルが…？」
夏美「こ、こら冬樹！ いくら別の世界の子だからって簡単にバラしすぎ！」
冬樹「ごめん、姉ちゃん…コウタ君と話してるとなんか初対面とは思えなくて…」「ごめんね軍曹」
ケロロ「え？ …あ、いや、良いでありますよ！ アンチバリアも壊れちゃって丸見えだし、気にしないであります！」
ナレーション（※画面オフ）「この時、ケロロ軍曹は別のことを考えていた」
ケロロ（やっべ…モア殿…。並行世界に跳ぶのって近代宇宙法とか条例に引っかかったりしないでありますよね…？）（我輩、エクスカイザーにしょっ引かれるのはさすがにイメージ悪すぎるであります…）
モア（されてなかったと思いますけど…ごめんなさい、私もあまり詳しくなくて…ってゆうか曖昧模糊？）
コウタ「それで、エクスカイザーは僕ん家の車に乗り移ったんだ！」
冬樹「すごい！ エクスカイザーさんはもとはエネルギー生命体だったんだ！」「昔からエネルギーだけの宇宙人はＳＦ小説なんかにも…！」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「ああーっと！ 冬樹殿、マシンが光ったであります！ これは行くっきゃねえでありますよ！」
冬樹「え？ 待って軍曹！ まだ話し足りないことが…」「…仕方ない。コウタ君、また必ず会おうね！ エクスカイザーさんも！」
ケロロ「いいから早くつかまるであります！」「ほら、バナージ殿とリディ少尉も！」
バナージ「あ、ああ…」
冬樹「コウタ君、またいつか会おうね！」
コウタ「うん！ 必ずだよ！」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕
【シナリオエンドデモ終了】
［バイオレンス…］
【シナリオデモ開始】
キバの輩「どこに消えたんだーい！ カエルちゃーん！ 出ておいでー！」
キバの輩「お連れの５名様も、俺たちが全員まとめて可愛がってあげるからさぁ！ イヒヒヒヒ…！」
ケロロ「…まるで世紀末救世主か、バイオレンスな男が出てきそうな世界に来てしまったであります」
冬樹「こういう荒廃した世界って僕らも初体験かも…」
リディ「捕まったらとんでもないことになりそうだな」
モア「ってゆうか、自主規制？」
バナージ「とりあえず次の世界に移動するまでは、このままこうして身を隠して…」
？？？？（※画面オフ）「うわぁぁぁぁ！」
夏美「悲鳴…！？」
リディ「先ほどの男たちの声のようだが…！」
インベーダー（※画面オフ）「キシャー！」
キバの輩「た、助けてくれええええ！」
ケロロ「げえ！ インベーダー！？ ということは…！」
竜馬「見つけたぜ！ 地球に残っていたインベーダー！」
弁慶「やはり、都市部から離れるとまだ残っていやがるな！」
隼人「もう一度確認するが、ＷＳＯはこの作戦に協力するという認識でいいんだな、由木大尉」
由木「はい。治安回復も私たちの任務ですから」
真上「フ…そのような大義名分など、どうでもいい」
海動「インベーダーの野郎どもを全部ぶっ倒して暇を持て余してたところだ！ 派手にいくぜぇ！」
ケロロ「バイオレンスな方の世界でありました！ 想像以上にバイオレンスな組み合わせでありました！」
リディ「…ケロロ、彼らはエクスカイザーたちのように協力的な関係を築ける相手か？」
ケロロ「…嫌であります」
バナージ「え…？」
ケロロ「嫌なのであります！ 無理ではありませんが、絶対に嫌なのであります！」
夏美「どういうことよ？ 敵っぽいモンスターを倒しているし、正義の味方じゃないの？」
ケロロ「そーんなお行儀の良い連中なんかじゃないのであります！ 見るでありますよ、アレを！」
海動「トールハンマー…！ ブレエェェカアァァ！！」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
インベーダー（※画面オフ）「キシャァァ…！」
キバの輩「ぎゃああああ…！」
ケロロ「バケモノと一緒に悪人を片付けられてラッキー♪ とかそんな風に思ってないとできないぐらいに、生身の人間ごと攻撃しているのでありますよ！」
冬樹「た、確かに中々できることじゃないと思うけど…。」
夏美「でも、悪の組織とかテロリストとかじゃないんでしょ？」
ケロロ「まぁ…一応は人間の味方ですよ？」
バナージ「…ケロロはなにをそんなに嫌がっているんだ？」
ケロロ「…であります」
夏美「え？ なに？」
ケロロ「絶対侵略者に容赦ないのでありますよ！ 特にゲッターチームなんて十年以上は侵略者と戦ってきたベテランなのであります！」
夏美「なんだ、凄い頼りになりそうな人たちじゃない。やっぱりあの人たちに助けを求めましょう」
ケロロ「イヤアアァァァ！！ 我輩、ゲッターの恐ろしさとか知りたくないであります！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
海動「あん？ なんかあそこにいねぇか？」
真上「カエル…だと？」
ケロロ「ひぃぃぃぃぃ！ 見つかってしまったぁぁぁぁぁーっ！」
モア「ってゆうか、前虎後虎？」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
竜馬「…それじゃあお前は、宇宙からやってきた侵略者ってわけなんだな？」
ケロロ「で、でもそれはこの地球とは別の世界の地球の話でしてぇ…」
海動「ほう…別の世界の地球の侵略なら俺たちが見通すとでも？」
真上「こうして俺たちの世界にやってきたのも、こちらの世界の侵略が目的でないとも言い切れん」
弁慶「人を油断させるような間抜けな見た目をしているが、こいつの持っている技術力は確かなものだからな」
隼人「一度、お灸を据えた方がいいかもな」
ケロロ「ケ、ケロォォォ…！」
リディ「まるで蛇に睨まれた蛙だな…」
冬樹「蛇というよりも竜とかの方がしっくりくるけど」
夏美「たまにはこってり絞られた方がいいのよ、あのボケガエル」
由木「大変ね、あなたたちも。しばらくの間ならＷＳＯで、面倒をみてあげることもできると思うけど？」
夏美「え、本当ですか…！？」
バナージ「俺たちの機体の情報と引き換えに…ですか？」
由木「技術士官としては興味が無いって言ったら嘘にはなるわね」「でも、安心して。技術の知識だけでも世界のバランスを壊しかねないモノが存在する…でしょう？」
バナージ「はい…」
由木「だから半分は私たちの世界を守るためで…もう半分は善意かしらね。あなたたち、いい子たちみたいだし」
夏美「いい子って…地球侵略するとか言っちゃう宇宙人も一緒なんですよ？」
由木「それも大丈夫よ。どんな暴れ馬だろうと、ちゃんと手綱を握る人がいさえすればね」
夏美「…由木さんも大変そうですね、なんか」
由木「ええ、そうよ。だからなんか、あなたたちには肩入れしちゃうわね」
夏美「あはは。なんだかあたしも、お気持ちはわかります」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕
リディ「！ これは…！」
夏美「ごめんなさい、由木さん。ゆっくりお話とかしたかったんだけど…」
由木「どうやら、お別れみたいね」
冬樹「軍曹ー！ 行くよー！」
ケロロ「うわぁぁぁん！ 九死に一生を得たであります！」
モア「それではみなさん、お元気で！」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕
海動「まったく…変な奴らだったぜ」
弁慶「地球の侵略者がどいつもあんな奴らだったら、少しは可愛げもあるかもしれんな」
真上「そいつはどうだろうな？」
竜馬「ん…？」
隼人「何か気になることでもあったのか、竜馬」
竜馬「いや…俺の気のせいならいいんだけどよ」「あのカエルの背中に、黒いモンが見えた気がしてな…」
【シナリオエンドデモ終了】
［軍曹ＶＳ軍曹！？…巻］
【シナリオデモ開始】
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「ややややややべぇ…地獄を見たであります…あの世界には二度と行きたくないであります…」
夏美「この世界は比較的にまともそうね」「ここは自然公園ですかね、バナージさん？」
バナージ「え、あ……そうかもしれない」
夏美（バナージさんなんか、元気無いですね…）
リディ（元気がないのとは…少し違う気がするが…俺も気にかけてみるよ。ありがとう、夏美）
夏美（いえいえ、そんな！）
ケロロ「とりあえず、また装置が動くまで、この辺を適当に散策するであります！」（と言いつつ、せっかくいろんな世界に来てるでありますから侵略のアイデアを探してみるであります…）（あー、我輩ってどんな時でも侵略のことを考えて偉いでありますなあ！ ケーロケロケロケロケロ！）
〔物音〕
ケロロ「ケロ？ なんの音でありますか？」
モア「おじさま、危ない！！」
〔打撃音〕
ケロロ「ギャクシャアッ！？」
夏美「丸太が急に横から！？」
冬樹「軍曹！！」「あ…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ（※画面オフ）「ゲロロォー！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ（※画面オフ）「………」
冬樹「ああ、軍曹がぼろ雑巾みたいに…！」「どんどん遠ざかっていくよ、助けなくちゃ！」
〔人の倒れる音〕
冬樹「え、落とし穴！？」「中に接着剤？！ 足が抜けない！」
夏美「冬樹！」
リディ「待て、夏美！ うかつに動くんじゃない！」
バナージ「辺り一帯に、罠が張られているみたいですよ…」
夏美「どうしてそんなものがあるわけ！ あーん…ここって森林公園じゃないのぉ～～！？」
宗介「仕留め損ねた。敵はカエルのぬいぐるみを囮にしたか…」（罠にかかったものは、最終的にこの地点に来るように仕掛けておいたのだが、ツメが甘かったようだ）（だが、所有物から敵の情報を掴めるかもしれん）（しかし、このぬいぐるみとは思えない伸縮性…新しいパワードスーツに生かせないか？）
ケロロ「いででででで、痛いであります！ 引っ張ってはダメであります！」
宗介「………」
ケロロ「ハッ！？ この人は相良宗介軍曹！？ では、ここはフルメタの世界でありますな！？」
〔銃を構える音〕
宗介「貴様、一体何者だ…。なぜ俺の名前を知っている？」「あと５秒、時間をくれてやる。その間に吐かなければ、この引き金を引く」
かなめ「やめんかぁー！」
〔ハリセンで叩く音〕
宗介「千鳥…！ 何故ここに？」
かなめ「あんたが急にいなくなるからでしょうが！」「怪しいと思って後をつけてきてみれば、公共の場になんて物を…」
宗介「罠を張った所に侵入者が来たと報せがあったからな…」「一般人が立ち入らないように封鎖はしてある。万が一は言っても、俺が駆けつけるのだから問題は無いだろう？」
かなめ「あるわ！ 公園に罠張るの禁止！！」
宗介「なんだと！ では、敵に襲われた時、退避しながら誘い込む場合はどうするんだ！？」
かなめ「日常でそんなシーンがあるかあッ！」「そこに正座しなさい！」
ケロロ「うわぁ…身体が震えてくるであります。なんかどっかで見た光景…」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
かなめ「今度は何？！ あんた、まさか他にも…」
〔呼び出し音〕
宗介「ああ、俺だ、なに！？ ＡＳの展示会が襲われただと！？ わかった、すぐに向かう！！」
かなめ「今のってあんたの仲間から…？ 襲われたって…」
宗介「テロリストにＡＳの展示会が占拠された…」
かなめ「それってやばいじゃない！？」
宗介「ああ。奴らは今、会場内に立てこもり、１年分のコッペパンを要求しているらしい…」
かなめ「ハァ！？ こ、コッペパン！？」「なんなのそいつら…力抜けるわねぇ…」
宗介「何を言っている。コッペパンはうまいだろう？」
ケロロ「むむむ、武力で物品を要求するなど…人間の風上にも置けないであります！ 我輩も制圧に力を貸すであります！」
宗介「…戦えるのか？」
ケロロ「見た目で判断すると痛い目みるでありますよ、相良軍曹…！」「我輩…これでもｐ操縦に関しては軍の中でもトップ（だと思いたい）でありますから…」
宗介「！ 貴様…軍人か？ 良いだろう。手を組んでやる」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ボン太くん「ふもっふ？」
かなめ「ってなんであんた、ボン太君なの！？」
ボン太くん「ふーもっふ！」「ふも！」
ケロロ「なるほど…アーバレストを呼ぶ時間は無いと言ってるであります！」
かなめ「なんでわかるのよ…」
ケロロ「野暮なツッコミは、なしでありますよ！」「とにかく、いくであります、ボン太君！」
ボン太くん「ふもっふ！」
かなめ「何てシュールな光景なの…」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
かなめ「えぇ！？」「それで、あなたたち並行世界をまたいでこんな所にまで来ちゃったわけ？ ホントに災難ねぇ…？」
夏美「はい…まさか、こっちの世界でもこんな爆発に巻き込まれるなんて…」
リディ「生きていたのが不思議なくらいだな…」
かなめ「うちのバカの爆弾のせいでごめんねえ…」「にしても、テロリストと一緒に戦ってくれてありがとうね」
モア「こちらこそありがとうございます！ ってゆうか共同戦線？」」
かなめ（あれ？ なんであたし、モアちゃん眼鏡かけてないのに眼鏡キャラだと思ったんだろう？）
モア（何ででしょう…私、かなめさんを見ると猛烈におばさまって言いたくなってきました。ってゆうか奇奇怪怪？）
宗介「ケロロ軍曹、貴様の操縦技能、なかなかだった」
ケロロ「相良軍曹もさすがであります…アーバレストに乗れば怖いものなしでありますな」
宗介「肯定だ。見せられないおが残念だ」「…ところで千鳥、いい加減俺たちをここから下ろしてくれないか？）
かなめ「はいダメ！ 縛られたままそこで反省してなさい！」「あんたが設置した爆弾であたしたち全員ぶっ飛ばされてんのよ！？ 反省したって下ろすもんですか！」
冬樹（反省しても下ろしてもらえないんだ…）
夏美「ボケガエル…あんた襲撃のドサクサに紛れてＡＳ盗もうとしたんだって？」
ケロロ「ち、違う出ります！ ちょっと借りようかと…後でちゃんと返す予定だったであります！」
夏美「このいち転移するか分からない状況で、ちゃんと返せるわけないでしょうが…」「覚悟はできてるわね…」
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「ケロー！ 頭（というか顔）が締め付けられる…これがゴッドフィンガーでありますか…！？」「「くそう、ただではやらせん！ 相良軍曹！ ヒート・エンドと叫ぶであります！」
宗介「それに何の意味が？」
ケロロ「いいから叫ぶであります！」
宗介「ヒートエンドォー！！」
〔爆発音音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
ケロロ「わが生涯に…いっぺんの悔い無し…」
冬樹「なんでそこまで！？」
ケロロ「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ…」「ネタに一生懸命…かっこいいじゃない…ガクッ」
冬樹「軍曹ぉー！」
バナージ「…ふふっ」
夏美「バナージさんが…笑った？」
バナージ「ごめん、笑うつもりなんて…なかったんだけれど」
夏美「バナージさん…よかった。笑顔が見れて安心しました」「跳ばされてからずっと浮かない様子でしたから」
バナージ「俺を気遣ってくれてたのか…ありがとう」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「ケロ！？ もう次の転移でありますか！」
夏美「それじゃあ、かなめさん、お邪魔しました！」
かなめ「うん、あなたたちも気をつけて！ 元の世界に帰れるよう、祈ってるわ！」
夏美「はい！ ありがとうございます！」
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕
【シナリオエンドデモ終了】
［無限の愛！…の巻］
【シナリオデモ開始】
ナレーション（※画面オフ）「ここはヴェーガ。女性を連れ去ろうとするアルテアと戦うネオディーヴァがある、とある惑星…」「今回はここに転移したケロロ軍曹たち。しかし、転移装置はそれきり、ぴくりとも動かなくなってしまいました」
ケロロ（拝啓、ケロロ小隊のみんな）（ネオディーヴァの人々はダンスしながらドキドキするのを我慢する訓練をやってるであります…）（ドキドキすると腕に付けた装置から電流が流れるので、感情を制御してアクエリオンに乗るための能力を上げる特訓とのことです）（何言ってるかわからないでありますか？ 我輩にもわからないであります…）
アンディ「ヘッ、今更、手を繋ぐぐらい…」
ＭＩＸ「あーやだやだ。男子を手を触れあうなんて汚らわしい」
アンディ「………」
ＭＩＸ「………」
〔スパーク音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔スパーク音〕
〔画面、フラッシュ〕
アンディ「ぐわあぁぁぁぁぁーっ！」
ＭＩＸ「きゃあぁぁぁぁーっ！」
モア「………」
冬樹「モアちゃん…？ そんな怖い顔してどうしたの…？」
モア「え！？ いえ、そんな顔してませんよ！？ ってゆうか人畜無害！？」
クレア「わかりますよ、モア。ケロロのことですね。彼は今、ユノハの膝の上ですからね」
冬樹「彼女、僕が近付くと「すぅ～っ」って言いながら消えちゃうからさ、僕もあんまり軍曹と話せてないんだよね…」
サザンカ「ごめんね、あの子人見知りしちゃうから」
モア「い、いえ…おじさまが大切なぬいぐるみを破いてしまったので仕方ありません…」
クレア「彼女の人形はもう修繕が終わるはずです。そろそろ戻ってくるでしょう。そうしったら、あなたも安心ですね」
モア「い、いえ、そんな！」
ゼシカ「ねえ、アマタ…あたしの手ってどうかな？」
アマタ「え…ど、どうって？」
ゼシカ「やだ…全部言わなくてもわかるでしょ？」
アマタ「う、うわああああっ！？」
ミコノ「アマタ君…また浮かんでる…私じゃなくてもドキドキするんだ…」「もうっ、知らない！」
アマタ（※画面オフ）「あ、ミコノさん違うんだこれは！」「お、おろしてぇー！」
リディ「あの子ったち、仲がいいな…」
夏美「どうかしました、リディさん…？ 何か哀しそうな顔をしていますけど…」
ケロロ「我輩が説明するでありますよ」
夏美「ボケガエル…ユノハちゃんは？」
ケロロ「やっとタマが返ってきたであります。ようやく解放されたでありますよ！」「それで、説明でありますが…」「リディ少尉はバナージ殿とオードリー殿と三角関係だったんでありますが、あっさり振られちゃったんであります」
リディ「………」
ケロロ「だから、この甘酸っぱい空気がいたたまれないんじゃないでありま…」
〔打撃音〕
リディ「そんなパーソナルな話をペラペラ喋るな！」
ケロロ「ゲロロロロロ…またゴッドフィンガーでありますか…ヒートエンドされてしまうであります…」」「しかし我輩、同じネタは通用しないでありま…」
〔爆発音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
ケロロ「グフッ…」
リディ「彼らがまぶしいのかもしれないな、俺は…」
バナージ「リディさん…」
シュレード「どうやら、心の弦が乱れているね」
夏美「あ、シュレードさん」
シュレード「アッバンドーネに動いているといい。きっと君の悩みはカランドするだろう」「心は解きほぐさなければ、固まってしまう。それこそ、錆びたピアノのようにね…」
ケロロ（わ、わからねェー！？ アドバイスなのかもしれないけど！？）
リディ「感情のままに動く…そうすれば俺の悩みは和らいでいく、か」
夏美（ちょ、ちょっとリディさんなんで解読できてるの…？）
ケロロ（リディ少尉はいいとこの出でありますから教養として知っているのかもしれないであります）
アマタ「ミコノさん！」
〔歩き去る足音〕
ゼシカ「アマタ…！ やっぱり、アマタってミコノが…」
リディ「ぐぅう！？」
ケロロ「リディ少尉が…胸を押さえている！？」
リディ（なぜだ…？ あの子を見ていると、俺の心が…）
夏美「ど、どうしたんですか、リディさん！？」
ケロロ「これはこういう時にありがちな敵の精神攻撃では！？」
ミカゲ「ご名答。彼からは良い心の嘆きが聞こえてきたのでね…」
ケロロ「やっぱりでありますな！ そうはさせないであります！」「バナージ殿、行くでありますよ！」
バナージ「ああ、リディ少尉を助けるんだ！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ミカゲ「フフ…今日は戯れに過ぎなかったからね。これぐらいにしておこう」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
リディ「すまない…俺に心の隙があったばかりに…」
バナージ「そんなことありませんよ。リディ少尉が無事で良かった」
シュレード「弦は使うたびに、伸びやかな音となる気を張り過ぎれば切れてしまう。心も同じだ。調律が必要なのさ」「アニマートで行こうじゃないか」
リディ「シュレード…」「そうだ…後ろ向きじゃいけないな」
夏美「なんか通じ合ってるわよ、あのふたり…」
ケロロ「何か共鳴するものがあったんでありますな。たぶん…」
モア「どうなんでしょう…？」
冬樹「リディさん！ リディさんも一緒に踊りましょう！
リディ「ああ！」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「げェー！？ こういう大事な時に？！ 空気読まん機械でありますな！」「あ…これクルルが装置だった…さもありなんであります…」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕
【シナリオエンドデモ終了】
［ケロロ大富豪の家で働く…の巻］
【シナリオデモ開始】
ナレーション（※画面オフ）「今回、ケロロ軍曹たちが転移してきたのはダイターン３の世界」「例によって装置は起動せず、また数日が経っちゃったようですが…今度はどんなことになってるんでしょうか？」
ケロロ「たたたたたた！」
夏美「ボケガエル…」
ケロロ「夏美殿。どうしたでありますか？」
夏美「あんた、なんでそんなに真面目に掃除してるわけ？」
ケロロ「ケロ？ 当たり前でありますよ？ この万丈殿の邸宅はとんでもない広さでありますから」「それに、居候させてもらってる身であります！ 働かざるもの食うべからずであります！」
夏美「うぐっ…」
冬樹「僕たちも何かお手伝いできませんか？」
ギャリソン「夏美様たちはまだお若うございます。労働よりもまず勉学…こうして数日たつ間にも学校の勉強が遅れてしまいますぞ」「ささ、お部屋に戻られてはいかがでしょう？」
夏美「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて…私、部屋に戻ります」
冬樹「あ、僕も！」
ケロロ（ケーロケロケロ…夏美殿も他人の家では借りてきた猫状態…すっかりおとなしいでありますなあ）
ギャリソン「ではケロロ様、昨日の分のお給金でございます。どうぞお納めください」
ケロロ「ケロぉー！ これを待ってたんであります！」「うひょー！ 入ってる入ってる！」
ギャリソン「いえいえ、ケロロ様の清掃技術はそのお給金に値するものでございますぞ。このギャリソンめが保証いたしますぞ」
ケロロ「そんなに褒められると照れるでありますぅ～」「日向邸ではあの鬼に、低賃金で馬車馬のようにこき使われてきたでありま…」
夏美「へぇ…そういうことだったんだ」
ケロロ「！？」
夏美「鬼で…悪かったわね！」
ケロロ「ななななな夏美殿ォー！？ どどどどどどうしているでありますかァ！？」
夏美「部屋にいたらあんたの話声が聞こえたからに決まってるじゃない…」
ケロロ「いや、ここのドア分厚いから外の音なんて聞こえないでありますよ…？」
夏美「知らないわよそんなこと…」
ケロロ（げェー！ 理屈が通じねェー！？）
夏美「覚悟は良いわね…？」
リディ「やめておくことをオススメするよ。ここの家は良い調度品が多いからな。ヘタに暴れて壊れると大変だ」
夏美「あ、はい…」
ケロロ「さすがリディ少尉。名家の出でありますなあ」「こういう家での立ち居振る舞いが違いの分かる男って感じであります！」（って、しまった！？ リディ少尉に家柄のことはタブーだった！）
リディ「ん？ どうしたんだ？」
ケロロ（リディ少尉が動揺していない？！ 成長している？！）
リディ「俺とバナージはこれから装置の修理ができないか街へ行くけど…ケロロ、君はどうする？」
ケロロ「ケ、ケロ…わ、我輩は先約があるので…」
バナージ「先約？」
トッポ「ケロロー！ 大変だ、大変だー！」
ケロロ「トッポ殿、どうしたでありますか？」
トッポ「街のおもちゃ屋からプラモデルが全部消えちゃってるんだよ！」「ケロロから探すのをお願いされてたヤツもみんな全部！」
ケロロ「なにぃ！？」
リディ「ケロロ…君、先約ってまさか…プラモ？」
ケロロ「何故だ…何故こんなことに…」
ビューティ「どうやら、メガノイドの仕業のようね」
レイカ「奴らはプラモデルを独占してるみたい。敵の目的はよくわからないけれど」
バナージ「ふたりとも…調査に出ていたんですか？」
ビューティ「そうよ。万丈に連絡を入れようと思ったんだけど通信機が故障しちゃって…」
トッポ「あれー？ 軍曹がいないぜ？」
ケロロ「プラモを独占…？ プラモはみんなの物…独占なんて絶対に許せん！」「二度とおかしな真似ができないように我輩が成敗してやるであります…！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ベンメル「ぐふふ、人間がこんなにも美しいものを作り出せるとはのぅ。それだけが不思議じゃ…」
ケロロ「くぅぉらー！ コマンダー・ベンメル！ 出てくるであります！」
ベンメル「だ、誰じゃ！」
ケロロ「お前がコマンダー・ベンメルでありますなぁ…」
ベンメル「な、何者かは知らんが、メガノイドに楯突くとはいい度胸じゃ！」「であえ、ソルジャーども！ あのロボットを破壊するのだ！」
ケロロ「テメエらの血の色は…何色だァァァァァァァ！」
ベンメル「こうなれば、我輩が温めていた秘蔵のコレクションを巨大化させてやるがのぉ！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ベンメル「く…何なんじゃこのパワーは…こうなれば我輩が直接巨大化して…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ベンメル「なにぃ！？マクロマシンが爆破された！？」
ケロロ「お約束なんかさせねえでありますよ…？」
ベンメル「な、なんじゃ…く、来るな！」
ケロロ「こんなメガノイド…修正してやる！」「これは、我輩に造られるはずだったプラモの分！」
〔平手で叩く音〕
〔画面、フラッシュ〕
ベンメル「ぐはっ！？」
ケロロ「これは、改造用に買う予定だったプラモの分！」
〔平手で叩く音〕
〔画面、フラッシュ〕
ベンメル「がはっ！？」
ケロロ「そしてこれは、俺の怒りだァァァーーー！」
〔平手で叩く音〕
〔画面、フラッシュ〕
ベンメル「それは全部…貴様の怒りじゃ…ないかのぅ…」
〔人の倒れる音〕
ケロロ「…こんなふてえ野郎は木っ端微塵にしてやるであります…」
ベンメル「ま、待て！」「貴様、プラモの価値がわかるようじゃな？ 貴様が望むのであれば我輩秘蔵の、とっておきのコレクションに興味はないか！？」
ケロロ「………」「とっておきのコレクションでありますぁァー！？ 見たいでありますゥー！」
ベンメル（こやつ…なんという変わり身ッ！？）
冬樹「軍曹ー！」
ケロロ「ケロ！？ 冬樹殿…というかみんな！？ こんな所に来たら危ないでありますよ！？」
夏美「それはこっちのセリフよ！ 勝手にひとりで突っ走って！」
リディ「大丈夫だったか、ケロロ！」
ケロロ「大丈夫であります！ たった今コマンダー・ベンメルを倒してとっておきのこれを見せてもらおうと…」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕
ケロロ「あ、やっぱりこうなるのね」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕
ケロロ（※画面オフ）「ケぇーーーーーーーーロぉーーーーーーーー！！」
【シナリオエンドデモ終了】
［最後の世界！…の巻］
【シナリオデモ開始】
冬樹（僕たちが色んな世界を転移し始めて、８回目の世界を迎えようとしていた…）（これで並行世界の旅行も終わりかと思うと少し名残惜しいかもと思った世界で僕らは…）（絶体絶命の危機を迎えていた）
リディ「宇宙怪獣だって！？ この世界にそんな奴らがいるっていうのか！」
冬樹「ちなみに軍曹、アイツらってどれくらいヤバそうな相手なの…？」
ケロロ「危険性Ｓ！ 戦闘能力Ｓ！ 侵略力ＳＳは軽く越えるであろう超危険な奴らであります！！」
夏美「なんでこんな危険な並行世界を体験しようと考えたのよあんたは～！」
ケロロ「我輩のせいじゃないであります！ ランダムに並行世界を選ぶこの装置がいけないのであります！」
夏美「でもリストアップの中には入れていたんでしょ！」
ケロロ「うん…」
リディ「なんでこんな世界をリストの中に入れたぁっ！！」
ケロロ「だって…！ だって…！ 生のガンバスターが見たかったのであります！」「ひとつひとつは小さな火だけど、ふたつが合わされば炎となる、無敵のガンバスターが見たかったのであります！」
夏美「結局あんたのせいじゃないの！」
バナージ「１体１体が半端じゃない強さだ！ こんなのと戦い続けたら…！」
ケロロ「ちなみに今相手しているのは宇宙怪獣の兵隊で、一番弱いランクであります」「この上に巡洋艦の宇宙怪獣がいて、大きいのになると軽く３キロメートルは超える奴もおりまして…」
リディ「なんで嬉しそうに語っているんだ、お前は！」
モア「！ おじさま！ ３時の方向から、戦艦が近付いてきます！」
ケロロ「宇宙怪獣がいる戦場に戦艦…！？ っていうことは…ていうことは、もしかして！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ノリコ「お姉様！ なんだか見たこともないロボットが宇宙怪獣と戦っています…！？」
カズミ「あんな兵器が開発されていたという話、聞いたことがないわね…」「とにかく、あのマシーンに乗っている人たちを助けるわよ！」
ノリコ「わかりました、お姉様！」
ケロロ「生ガンバスターだぁっ！！」
カズミ「あなたたち…一体どこの所属なのかしら？」
ノリコ「ひとまず、話を聞くためにも私たちの艦に来てくれないかしら」
冬樹「なんだかこういう対応も慣れてきましたね…」
リディ「そうだな…」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ノリコ「えー！ このプラモ、本当にもらっちゃってもいいの、ケロロさん！？」
ケロロ「もちろんであります！ 我輩、こんなこともあろうかと自分用と布教用とパーツ用と揃えて来ているのでありますよ！」「思う存分、我輩と一緒にプラモデルを作るであります！」
夏美「並行世界に来てまで、どうしてプラモデルを作っているのよ…」
冬樹「いいんじゃないかな、ノリコさんも楽しそうだし」
カズミ「あんな風に笑うところ…久しぶりに見たかもしれないわね」
リディ「そうなのか？」
カズミ「ええ、宇宙怪獣と本格的に戦うようになって、前よりも笑顔が減ったわ…」「だから、あそこまで無邪気に笑うあの子は本当に久しぶり…」
バナージ「…ケロロには、人を笑わせる力があるんだと思います」
夏美「バナージさん、そんな大げさですって。あのボケガエルはいつもアホなことばっかりしているだけで…」
バナージ「確かに本人に人を笑わせようっていう気はないと思うけど…」「不思議と人を笑わせるというか…ケロロと一緒にいると、気持ちが和らぐ気がするんだ」
冬樹「…軍曹の周りって、なんだかんだで人が集まるんです」「それって軍曹のそういう性格なところが、大きく関わっていると思うんだ」
モア「はい。私もおじさまの、一緒にいるとポカポカと心があったまるところが大好きです！」
冬樹「姉ちゃんも、そういうところってない？」
夏美「ま、まあ…いつもあいつは私を怒らせることばっかりするけど…なんだかんだで許しちゃうところはあるし…」
リディ「確かに…。不思議な空気を持っているかもな…」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
リディ「！ 何だ…！？」
〔通信の開く音〕
カズミ「この警報、何があったの！？」「え…！？ 艦の外に大量の未確認生物が…！？」
バナージ「大量の未確認生物って…」
ケロロ「な、なーんか、嫌な予感が・・」
【シナリオエンドデモ終了】
［まさかの復活！？…の巻］
【シナリオデモ開始】
冬樹「インベーダーの大軍が戦艦の外に…！」
ケロロ「どうなっているのでありますか！？」
？？？？（※画面オフ）「待っていたよ、この時をね…！」
バナージ「！ この声は…！？」
スティンガー「世界を巡る傍ら…我々はついに力を取り戻した…！」
ケロロ「イ、インベーダーでありますー！」
夏美「インベーダーって…あんなグロいバケモノもそうだっていうの！？」
冬樹「なんか人の言葉を喋っているけど…」
ケロロ「元は研究者に寄生したインベーダーのなれの果てとでもいうでありますか…」「とにかく！ アレは今まで戦ってきたインベーダーとは桁違いの戦闘力を有しているのであります！」
カズミ「ええ、ここからでもピリピリと伝わってくるわ…！」
リディ「俺でもわかる…！ あれは底なしの悪意だ！」
〔走り去る足音〕
スティンガー「ああ…君たちには本当に感謝しているよ…！ 僕らが力を取り戻すための時を用意してくれたんだからね！」
コーウェン「だけどまだ足りない。もっと…もっと！ 更なる進化を！」
スティンガー「君たちの並行世界体験装置…あれを使って並行世界を渡り歩き、数多の地球とひとつになり究極の進化を遂げる！」「まずは…この世界の地球からだ！」
ノリコ「そんなこと…絶対に私たちが阻止してみせるわ！」
リディ「バナージ…！」
バナージ「ええ、あんな奴を放っておけば、とんでもないことになります！ 行きましょう！」
〔走り去る足音〕
ケロロ「………」
夏美「どこに行こうとしているのかしら、ボケガエル？」
ケロロ「ギ、ギクゥ…！」
夏美「まさか、逃げようとしていたわけじゃないでしょうね？」
ケロロ「い、いやぁ…コーウェンとスティンガーはさすがに我輩の身に余るといいますか…物理法則を無視する領域の敵といいますか…」「ユニコーンやガンバスターならいざしらず、我輩のケロロロボにサイズ差補正無視は搭載されていないといいますか…」
夏美「いいから行ってこい、このボケガエル！ 私たちの地球も危ないかもしれないのよ！」
ケロロ「ゲロ～！！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
カズミ「こっちの攻撃がまったく効かない…！」
ケロロ「アリがゾウに噛みつくようなものであります！」「宇宙怪獣も大概なサイズでしたけれども、コーウェン＆スティンガーは最早、地球に近いサイズなのであります…！」
コーウェン「君たちも早々に諦め、我々とひとつになるのだ！」
スティンガー「それこそが究極の喜び！ 君たちが抱く不安や恐れも、我々とひとつになることで解消されるだろう！」
リディ「そんなものはお断りだな…！」
スティンガー「んん？」
カズミ「私たちは…自分とは違う誰かを愛し…確かにひとつになりたいと思うわ」
リディ「だがそれは、そのままの意味じゃない…！」
ケロロ「どうして…どうしてそこまで、戦おうとするのでありますか…！？」
バナージ「確かにひとつの生命体となれば、地球とコロニーの争いとか…そういうものはなくなるかもしれない」
ノリコ「もしかしたら…あなたたちが示した方法なら、宇宙怪獣との戦いに勝つ可能性もあがるかもしれない…」
ケロロ「だったら…どうして…！？」
バナージ「たくさんの人の願い…」
ノリコ「これまで散っていった人たちは…！ そんな未来に希望を託したわけじゃない…！」
ケロロ「！」（そうであります…！ バナージ殿…！ そしてノリコ殿の父親も、未来に希望を託すために散った同士…！）（そして…！）
ノリコ「守ると誓った人々が私たちにはいる！」
バナージ「生命を…人の想いを！ 守らないといけないんだ！」
ケロロ「うわぁぁぁん…！ これがパイロット魂…！ 生命の炎を守らんとする防人！」「そこにスーパーロボットやリアルロボットも関係ないのであります！ 我輩、感激したのであります！」
夏美「そういうのいいから！ 前見なさいよ、前！」
スティンガー「君たちのそのくだらない矜持も我らとひとつになれば消えてなくなるだろう」
バナージ「それでも…！」
スティンガー「怖がることはない！ 我らとひとつになり、永遠の進化の旅を行こうではないか！」
バナージ「それでもぉぉぉぉーっ！！」
〔光の放出音〕
〔画面、緑に発光〕
スティンガー（※画面オフ）「こ、これは…！？」
【シナリオエンドデモ終了】
［お別れの時…の巻］
【シナリオデモ開始】
万丈「世のため人のため、悪の野望を打ち砕くダイターン３！ この日輪の輝きを恐れぬならば、かかってこい！」
冬樹「盤上さん！ どうしてここに…！」
万丈「僕だけじゃないさ。君たちがこれまで旅をしてきた世界の人々が、この世界は次々とやって来たようだ」
バナージ「それって…！」
キングエクスカイザー「みんな…！ 全ての並行世界を守るための戦い、この私も力を貸そう！」
宗介「援軍要請を受諾した。コールサイン、ウルズ７。これより、ケロロ軍曹の援護に入る」
夏美「援軍要請って…」
ミコノ「声が聞こえたの」
リディ「声…？」
モア「てゆーか、聴覚器官？」
ゼシカ「ううん…。頭の中に直接響くような…不思議な声だった」
アマタ「けど…不思議と嫌な感じはしなかったな」
ケロロ（もしかして…ここに現れたメンバー的に…）
海動「俺たちがここに来られた理由なんざ、んなもんどうでもいいだろ？」
真上「目の前に倒すべき敵がいる…。理由ならばそれだけで充分だ」
弁慶「俺たちの世界の不始末が、余所様に迷惑をかけたとあっちゃあ、目覚めが悪いことこの上ないからな…！」
隼人「まんまと俺たちの世界から逃げ出したみたいだが…。お前たちの悪運もここまでだ」
竜馬「今日こそテメエらに引導を渡してやるぜ！ コーウェン、スティンガー！」
スティンガー「…面白い！ 数多の並行世界の力が我らの前に集まるとは！」
コーウェン「君たちの方から僕たちの前に現れてくれるとは好都合だ！」
スティンガー「地球を取り込む前に、ここで君たちの力をすべて取り込もう！」
ケロロ「…なぁに寝言をほざいていやがるでありますか！ このバカチンが！」
スティンガー「なに…？」
ケロロ「全ての並行世界を渡り歩く！？ 進化の頂点に達する！？ そんなことはさせるものかであります！」「なぜなら、我輩たちはいずれ全ての並行世界の地球侵略を予定なのであります！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ケロロ「貴様らの侵略には花がないのであります！」「星の生命体も、文化も丸ごと滅ぼしてひとつにするとか、野蛮人丸出しなのであります！」
スティンガー「滅びではないさ！ 我らとひとつになることこそ、新たな高みへと至る進化！」「我らの魂を受け入れ、ゲッター線が導くs進化の階段を共に登ろうではないか！」
ケロロ「黙らっしゃいぃ！ そんなセリフはゲッター線に好かれてから吐きやがれ！」「現地民に好かれない侵略者に、未来なんかないのであります！」
夏美「さっきまで一番弱腰だったのに味方が増えた途端に元気になったわね…」
ケロロ「そんな奴らに、真の侵略者たる我輩が負けるわけにはいかないのであります！」「気をつけぇ！ 目を食いしばれぇ！」
スティンガー「さあ、我らとひとつになろう！」「君たちのような脆弱な力では、我らには決してかつことはできぬさ！」
ケロロ「ぐぅぅ…！ みんなの力を結集させても、あと一押し足りないでありますか…！」
モア「おじ様…！ がんばってくださーい！」
夏美「あと一押し…」「ねえ、モアちゃん。あと一押しくらいならさ、モアちゃんが加勢すればどうにかなるんじゃない？」
モア「あ…」
ケロロ「そうであります！ これまで温存してきたモア殿の一撃をみせてやるのであります！」
モア「そういえばすっかり、自分で戦うのを忘れていました…！ てゆーか牛歩戦術？」「…我が名は星の断罪者、アンゴル＝モア！ 大いなる宇宙意志を代表する者として汝に審判を下す！」
モア「ハルマゲドン！ 百万ぶんの～！ いちぃ～！」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕
スティンガー（※画面オフ）「またしても…！ またしても我らの進化を阻むというのか…！」「しかし、これで終わったと思うな…！ 我等が種族は永遠なりぃぃぃ！」
〔発光、収束〕
ケロロ「何度でもやってくるがいいであります！ 宇宙人最強は、我輩たちであります！」
夏美「勝手に宇宙人に混ぜるんじゃないわよ！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
モア「インベーダー、消滅を確認…」
冬樹「軍曹たちが勝ったんだ！」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕
夏美「！ これって…！」
モア「他の並行世界からやってきた、皆さんの身体が光っています…！」
リディ「どうやら元の世界に帰る時間がやってきたみたいだな…」
ケロロ「あ、あのー…バナージ殿…」
バナージ「どうしたんだ、ケロロ」
ケロロ「実は我輩、バナージ殿に伝えたいことが…」（ああ…！ しかし本当に言っていいものなのか…！？）（この後、バナージ殿はコロニーレーザー照射から身を挺してみんなを守ることで人を越えて、ユニコーンそのものとなってしまう…！）（しかしそれを伝えることは、並行世界旅行のお約束を破ることに繋がらないか…！？）（いやいや、そもそもバナージ殿も我輩たちの旅に付き合ったことで、ＩＦ展開を辿っているわけで…！）
バナージ「…大丈夫だよ、ケロロ」
ケロロ「ケロ？」
バナージ「俺は君たちと旅をしてみて、人が生きるっていうこと…世界のあり方を感じることができた」「きっと、俺が行く道の先に大変なことが待ち受けているんだろ？」
ケロロ「そ、それは…」
バナージ「答えが欲しくて聞いたわけじゃないんだ。ただ、俺は大丈夫ってことを伝えたかったから…」「この先、どんな想像を絶するような出来事が待ち受けていても…俺は前に進める」「それでもと、言い続けることができる」
ケロロ「バナージ殿…」
バナージ「だって…俺はこの旅がとっても楽しかったから」
ケロロ「…はい！ 我輩も、とっても楽しかったのであります！」
バナージ「…よかった」
〔出力の上昇音〕
〔画面、発光〕
バナージ（※画面オフ）「この想いを忘れなければ、きっと俺は…オードリーの所に帰ることができる」「この暖かさが、俺を導いてくれる…」
ナレーション（※画面オフ）「並行世界の旅を無事終えたケロロたちは、旅の思い出を思い返していた」
夏美「結局さあ、今回の私たちが会った人たちって、本当にボケガエルが知っていた作品の登場人物だったの？」
ケロロ「正確に言うとＮＯでありますな」「あくまで彼らはパラレルワールドの世界で生きる人々であって、我輩の知る作品はこの世界で作られた創造物でありますから」
冬樹「っていうことは、バナージさんたちもこれからそれぞれ戦いがあるってことなんだよね」
ケロロ「その通りであります。ネオ・ジオングという強敵は倒しましたが、バナージ殿の人生は続いていくのであります」
冬樹「みんな…幸せになれるといいよね…」
モア「はい…せっかく知り合えたんですしね…」
夏美「そういえばボケガエル…。あんた、インベーダーと戦っている時にさ…」「地球を侵略するのは我々ケロン人だとか…真の侵略者たる我輩が…とかいってたわよね…？」
ケロロ「ケロッ…！？」
夏美「侵略者に本物も何も…良い侵略者もないってことを、どうやら教えないといけないみたいねえ～！」
ケロロ「ヒィィィィ！！ 我輩も、幸せになりたいのであります～！」
【シナリオエンドデモ終了】
● 進撃イベント「超越並行世界の旅であります！」
◆ 「イベントクエスト」 へ戻る
◆ 「スーパーロボット大戦Ｘ－Ω」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。