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イベント
自由を我が手に

[絶体絶命]
【シナリオデモ開始】

ミリュー「みなさん、こんにちは~。時空の狭間、並行世界の吹き溜まりへようこそ~」「今日、これからお話しするのは特別編ですよ~」「無実の罪で捕まってしまった、アサヒ君。彼がどうなってしまうのか~その辺りを一緒に見ていきましょうね~」「それでは、どうぞ~」

アサヒ(囚人)「お~い、誰か~!」「俺の話を聞いてっくれないッスか~!」「はぁ…。なんでこんなことになったんだろう…」「本当になにもしてないのに…」
〔歩み寄る足音〕
フローリア(ボンデージ)「なにもしてない?」
アサヒ(囚人)「…!」
フローリア(ボンデージ)「ここに来た連中は、みんな同じようにそう言いますわよ」「俺はなにもやってない。俺は無実だ、と」
ヴィクトラン「バウ! バウ!」
アサヒ(囚人)「本当なんス! 俺はなにもしてないんスよ!」
オリーヴ(ボンデージ)「でも、裁判で有罪になったからここに送られて来たんですよね?」
アサヒ(囚人)「そうなんスけど、そもそもその判決自体がおかしいんス!」
シャッテ(ボンデージ)「諦めなさい」「このソリス刑務所に入ったが最後。アナタが生きてここから出られることはないわ」
アサヒ(囚人)「諦めろって…」
オリーヴ(ボンデージ)「無償で人助けをしていたあなたのような人が逮捕されるなんて、私、正直ショックです…」
フローリア(ボンデージ)「タダより高いモノはないってことかしら?」
シャッテ(ボンデージ)「なんだって構わないわ。彼は罪を犯し、ここに入れられた。その事実は変わらないのだから」
アサヒ(囚人)「せめて、話だけでも聞いてくれないッスか!」
オリーヴ(ボンデージ)「話、ですか?」
ヴィクトラン「バウ?」
アサヒ(囚人)「聞いてくれたら、俺が無実だってわかってくれると思うんス!」
シャッテ(ボンデージ)「時間の無駄だわ」
アサヒ(囚人)「10分…いや、5分でもいいッスから!」
オリーヴ(ボンデージ)「お話くらいなら、聞いてあげませんか?」
フローリア(ボンデージ)「どうしますか、看守長?」
シャッテ(ボンデージ)「…5分だけよ」
アサヒ(囚人)「ありがとうございます!」
シャッテ(ボンデージ)「礼なんていいから、早く話しなさい」
アサヒ(囚人)「りょ、了解ッス! 俺はあの日…」

アサヒ(俺の名前は、イヌイ・アサヒ)(どこにでもいる普通のフリーターだけど、ある日、蔵の下でこのヴァンアインを見つけて俺の人生は一変した)(最初は過ぎた力に戸惑ったりもしたけど、亡くなった親父の言葉に従い、人々を笑顔にするために俺は戦い始めたんだ)(でも、そんな時だった…)
フローリア(ボンデージ)「ごちゃごちゃ言ってますと、すぐに5分が過ぎますわよ?」
オリーヴ(ボンデージ)「あと3分しかありません!」
アサヒ「回想中って、時間が止まるものじゃないんスか!?」
フローリア(ボンデージ)「そんなルール、聞いたことがありませんわね」
オリーヴ(ボンデージ)「ほらほら、急いでください!」
アサヒ「まだ、説明できてないのに!」
ホノカ「なにをひとりでブツブツ言ってるんですか?」
アサヒ「ヴァンアインのもうひとりのパイロットで、俺の妹のホノカ!」
ホノカ「…なにか悪い物でも食べたんですか?」
アサヒ「いや、気にしないでくれ…」
ホノカ「だから言ってるじゃないですか、道端に落ちてるものは食べちゃダメだって」
アサヒ「おい! 俺に変なキャラ付けをしないでくれ!」
ホノカ「冗談です。それより見えてきましたよ」
アサヒ「アイツらか、この辺りで暴れてる無人機ってのは」
ホノカ「近くに街もあります。街に被害が出る前に片付けましょう」
アサヒ「ああ、急ごう!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

アサヒ「片付け終わったかな」「俺は降りて、町に被害が出ていないか調べてくるよ」
ホノカ「わかりました。では、私は辺りに無人機がいないか見てきます」
アサヒ「頼んだぞ」
ホノカ「気を付けてくださいね、兄さん」
アサヒ「ああ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アサヒ「街に被害は出ていないみたいだけど、どうなってるんだ、この街…」「人影がどこにもないぞ…」「一度、ホノカに連絡しておくか」
????(画面オフ)「動くな!」
アサヒ「えっ?」
男(中年)「お前は完全に包囲されている! 大人しく両手を上げろ!」
アサヒ「えっ、いや、誰なんスか…?」
男(中年)「我々は連邦警察だ!」
アサヒ「警察!?」
男(中年)「早く手を上げろ、撃たれたいのか!」
アサヒ「いやいやいや! 俺、なにもしてないッスよ!?」
男(中年)「言い訳なら、署でゆっくりと聞く!」
アサヒ「だから、俺はなにも…!」
男(中年)「イヌイ・アサヒ。『主人公なのに地味すぎる罪』で逮捕する!」
アサヒ「なんスか、それ!?」

アサヒ(囚人)「おかしいッスよね、これ!? なんで、こんな理由で逮捕されないといけないんスか!」
フローリア(ボンデージ)「仕方ありませんわね。地味なんですから」
ヴィクトラン「バウ! バウ!」
アサヒ(囚人)「ええ!? そんなことないッスよね!?」
オリーヴ(ボンデージ)「え、えぇと…」
フローリア(ボンデージ)「否定しませんでしたわね」
アサヒ(囚人)「違うんス…。俺が地味なんじゃなくて周りが濃いだけなんス…」
シャッテ(ボンデージ)「結局、時間の無駄だったわね」
オリーヴ(ボンデージ)「看守長…」
シャッテ(ボンデージ)「自分の犯した罪をここで反省しなさい。その時間は充分すぎるくらいあるでしょ」「アナタの懲役は、1万2千年なんだから」
アサヒ(囚人)「地味なだけで、罪が重すぎるっすよぉぉぉぉ!」
シャッテ(ボンデージ)「行くわよ。オリーヴ、フローリア」
オリーヴ(ボンデージ)「は、はい!」
フローリア(ボンデージ)「では、ごきげんよう」
〔歩き去る足音〕
アサヒ(囚人)「ううっ…俺は無実なんだ…」
【シナリオエンドデモ終了】


[3日間]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ(ボンデージ)「アサヒさん、お食事を持ってきましたよ」
アサヒ(囚人)「ありがとうございます…」
オリーヴ(ボンデージ)「なんだか元気がありませんね?」
アサヒ(囚人)「こんな場所に入れられたら、元気もなくなるッスよ…」
オリーヴ(ボンデージ)「でも、これは罪を償うチャンスですから。元気に頑張っていきましょう」
アサヒ(囚人)「だから、俺は無実なんスよ…」
オリーヴ(ボンデージ)「そうだ、ちょっと考えたんですけど」
アサヒ(囚人)「あっ、俺の話、聞いてないッスね…」
オリーヴ(ボンデージ)「地味さをなくすために、語尾に『にゃ』とか付けたらどうですかね」「可愛くなると思いますにゃ」
アサヒ(囚人)「俺がやってもキモイだけだと思うんスけど…」
オリーヴ(ボンデージ)「そんなことありませんよ。誰がやっても可愛くなること間違いなしです」
アサヒ(囚人)「そうッスかね…?」「そ、それじゃあ…。これでどうッスかにゃ?」
オリーヴ(ボンデージ)「凄く可愛いです!」
アサヒ(囚人)「ええ…?」
〔歩み寄る足音〕
フローリア(ボンデージ)「なにをやっていますの?」
オリーヴ(ボンデージ)「フローリアさん。今日の食事当番は、私のはずですけど?」
フローリア(ボンデージ)「食事を持ってきたわけじゃありませんわ。新しい囚人を連れて来ましたの」
オリーヴ(ボンデージ)「新しい囚人?」
フローリア(ボンデージ)「良かったですわね、イヌイ・アサヒ。これで寂しくありませんわよ」
ホノカ(囚人)「………」
アサヒ(囚人)「ホノカ!?」
フローリア(ボンデージ)「あら、知り合いですの?」
ホノカ(囚人)「…いえ、こんな人知りません」
アサヒ(囚人)「これはどういう…」
ホノカ(囚人)(黙ってください。理由はあとで話します」
オリーヴ(ボンデージ)「…?」
フローリア(ボンデージ)「まあいいですわ。精々、仲良くすることですわね」「ほら、入りなさい」「さてと。行きますわよ、オリーヴさん」
オリーヴ(ボンデージ)「了解です」
〔歩き去る足音〕
アサヒ(囚人)「お、おい、どういうことなんだよ!?」
ホノカ(囚人)「どういうことって、決まってるじゃないですな。兄さんを助けに来たんです」
アサヒ(囚人)「助けに来たって、ホノカも捕まったってことか!?」
ホノカ(囚人)「そうじゃなきゃ、ここへは来れませんからね」
アサヒ(囚人)「なんてことを…」
ホノカ(囚人)「地味な兄を持ってしまった、自分の運命を呪うしかありません」
アサヒ(囚人)「…それで、なにをしたんだ?」
ホノカ(囚人)「『眼鏡キャラなのに眼鏡を外した罪』で、懲役200年を求刑されました」
アサヒ(囚人)「眼鏡を外しただけで、200年!?」
ホノカ(囚人)「自分でも大それたことをしたなと思います」
アサヒ(囚人)「そ、そうかな…?」
ホノカ(囚人)「それはさておき、脱獄計画を説明しますね」「脱獄は、ヴァンアインに乗って行います」
アサヒ(囚人)「ヴァンアインに乗るって、どうやって?」
ホノカ(囚人)「この刑務所の地下には、今は使われていない古い坑道が通っています。そこに運び込んでおきました」
アサヒ(囚人)「あんな大きなものをよくバレずに運び込めたな」
ホノカ(囚人)「ええ、バラバラにしましたので」
アサヒ(囚人)「バラバラ!?」
ホノカ(囚人)「ヴァンアインには自己修復機能があるのを忘れたんですか?」「時間が経てば勝手に直りますから、それを待てばいいだけです」
アサヒ(囚人)「だとしてもバラバラって…」
ホノカ(囚人)「緊急事態ですから仕方ありません」「ここから地下の行動までの道順は複雑ですが、バッチリとこの眼鏡に刻み込んで来ました」
アサヒ(囚人)「なんで眼鏡に刻んでるんだよ!?」
ホノカ(囚人)「刑務所内に持ち込めるのが、この眼鏡しかなかったんです」「それともなんですか、私の身体に地図を刻んでこいとでも?」
アサヒ(囚人)「いや、そこまでは言わないけど…」
ホノカ(囚人)「まったく、話の腰を折らないでください」
アサヒ(囚人)「一番の問題なんだが、どうやってこの牢獄から出るつもりなんだ?」
ホノカ(囚人)「それなら問題ありません。ここには私たちの脱獄を手引きしてくれる支援者がいますから」
アサヒ(囚人)「脱獄か…これで俺も本物の犯罪者だな」
ホノカ(囚人)「ここから出なければ、無罪を訴えることすらできません」
アサヒ(囚人)「そうだな」
ホノカ(囚人)「決行は3日後。それまでここで大人しくしていましょう」「おっと、ひとつ忘れていました。兄妹であることを隠してここに来ましたから、絶対にバラさらないでくださいね」
アサヒ(囚人)「なんで、そんなことをする必要が?」
ホノカ(囚人)「兄妹だとバレたら、怪しまれて別の場所に移動させられてしまいますから」「よろしくお願いします」
アサヒ(囚人)「…わかったよ」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

男(若者)「看守長、訓練の準備が整いました」
シャッテ(ボンデージ)「初めてちょうだい」
男(若者)「AIのレベルは最大で構いませんね?」
シャッテ(ボンデージ)「ええ、もちろんよ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シャッテ(ボンデージ)「ふぅ…」
フローリア(ボンデージ)「お疲れ様ですわ、看守長」「この刑務所ができてから今日まで一度も緊急事態など起きていないのに、毎日訓練しているなんて頭が下がりますわ」
シャッテ(ボンデージ)「嫌味を言いに来たの?」
フローリア(ボンデージ)「嫌味だなんて心外ですわ。私様は心からそう思っているだけです」
シャッテ(ボンデージ)「それで、ただ見学に来たわけでもないでしょ?」
フローリア(ボンデージ)「ええ、本日収監された囚人の資料をお持ちしました」
シャッテ(ボンデージ)「見せてちょうだい」「…アイツと同じ部屋に収監されたのね」
フローリア(ボンデージ)「空いているところがそこしかなかったので」
シャッテ(ボンデージ)「………」
フローリア(ボンデージ)「なにか気になることでも?」
シャッテ(ボンデージ)「…違和感を覚えるの」
フローリア(ボンデージ)「資料上では、特におかしい部分はありませんけど?」
シャッテ(ボンデージ)「そうね。でも、なにか引っかかるわ」
フローリア(ボンデージ)「私様にはわかりませんわね」
シャッテ(ボンデージ)「念のため、イヌイ・アサヒを特別房に移して」
フローリア(ボンデージ)「特別房ですか? ですが、あそこを使用するには上の許可が…」
シャッテ(ボンデージ)「事後承諾で構わないわ。責任は、全てあたしが取る」
フローリア(ボンデージ)「わかりました。では、監視にオリーヴさんをつけますわね」
シャッテ(ボンデージ)「いえ、あたしが監視する」
フローリア(ボンデージ)「看守長、自らですか?」「どうしてそこまでするのか、私様にはさっぱりとわからないのですが」
シャッテ(ボンデージ)「念のためよ」
【シナリオエンドデモ終了】


[沈黙の牢獄]
【シナリオデモ開始】

アサヒ(囚人)「………」
シャッテ(ボンデージ)「………」
アサヒ(囚人)(き、気まずい…。この牢屋に移されてから、もう丸一日こうやって無言でいるぞ…)(この空気をどうにかしないと、気まずさに殺されそうだ…)「あ、あの、どうして俺だけが、ここに移されたんスかね…」
シャッテ(ボンデージ)「アナタが知る必要はないわ」
アサヒ(囚人)「そ、そうっスよね…」「あっ、そうだ! シャッテさんの趣味ってなんなんスか?」」
シャッテ(ボンデージ)「それを知ってどうするの?」
アサヒ(囚人)「いえ、ええと…すみません」
シャッテ(ボンデージ)「………」
アサヒ(囚人)(なにか…なにか彼女の興味の引く話題は…」
シャッテ(ボンデージ)「…アナタはなぜ、人助けをしていたの?」
アサヒ(囚人)「えっ…?」
シャッテ(ボンデージ)「言いたくなければ言わなくてもいいわ」
アサヒ(囚人)「いやいや、そんなことないッス!」「きっかけは死んだ親父の言葉だったんスけど、理由って言われると特にないッスね」
シャッテ(ボンデージ)「理由もなく無償で人助けをしていたの?」
アサヒ(囚人)「そうなるッスかね」
シャッテ(ボンデージ)「異常よ、アナタ」
アサヒ(囚人)「異常!?」
シャッテ(ボンデージ)「人は自らの利益のために動くものでしょ。なのに、理由がないだなんて」
アサヒ(囚人)「考えたことなかったッスけど、そう言われると確かに、おかしいのかもしれないッスね」「逆に聞きたいんスけど、シャッテさんはなんで看守になったんスか?」
シャッテ(ボンデージ)「犯罪者が憎いからよ」「まっとうに生きてる人間に害を成す彼らを閉じ込めておくために、あたしは看守になったの」
アサヒ(囚人)「優しいんスね、シャッテさんって」
シャッテ(ボンデージ)「優しい!?」
アサヒ(囚人)「見ず知らずの人たちのために自分から苦労を買って出るなんて、優しくなければできないッスよ」
シャッテ(ボンデージ)「…優しいなんて初めて言われたわ」
アサヒ(囚人)「俺なんかより、シャッテさんの方が人助けをしてて凄いッスよ」
シャッテ(ボンデージ)「犯罪者に褒められても嬉しくないわ」
アサヒ(囚人)「…だから、俺は無罪なんスってば」
シャッテ(ボンデージ)「フッ…」
アサヒ(囚人)(気まずい雰囲気は薄くなったかな)(そういや、ホノカは大丈夫なんだろうか…?)

オリーヴ(ボンデージ)「大変ですよね。女の子がひとり、こんな所に入れられて」
ホノカ(囚人)「はぁ、まあ…」
オリーヴ(ボンデージ)「ずっと言ってるんですよ。男性の女性の部屋は分けた方がいいって」「でも、お偉いさんが『犯罪者は平等に扱う』って言って、全然聞いてくれないんです」
ホノカ(囚人)「そうなんですか…」
オリーヴ(ボンデージ)「私、女性だけの部屋を作れるようになったら、壁をピンクに塗ったりしたらいいと思うんです」「コンクリートが剥き出しじゃ、可愛くないじゃないですか」
ホノカ(囚人)(お兄ちゃんを助ける方法を考えたいから、ひとりにしてくれないかな…)
オリーヴ(ボンデージ)「ホノカちゃんは何色が好きなんですか?」
ホノカ(囚人)(でも、あまり袖にすると、監視が厳しくなるかもしれないし…)「青系ですかね」
オリーヴ(ボンデージ)「ホノカちゃんはクールな感じがするから、青はぴったりですね!」
ホノカ(囚人)「あ、ありがとうございます」
オリーヴ(ボンデージ)「あっ、そうだ。一緒にゲームをしませんか?」
ホノカ(囚人)「ゲーム?」
オリーヴ(ボンデージ)「私たちの訓練用にって、こういうのが配られているんです」
ホノカ(囚人)「簡易シミュレーターって感じですね。でも、私にやらせていいんですか?」
オリーヴ(ボンデージ)「まあ、内緒ってことで」
ホノカ(囚人)「見つかったらオリーヴさんが怒られれしまいますから、遠慮しておきます」
オリーヴ(ボンデージ)「大丈夫ですから。ね、ちょっとやってみましょうよ」
ホノカ(囚人)「でも…」
オリーヴ(ボンデージ)「いいからいいから」
ホノカ(囚人)「それじゃあ…」
オリーヴ(ボンデージ)「では、始めますね」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ホノカ(囚人)「ただのゲームかと思ってましたけど、結構本格的なんですね」
オリーヴ(ボンデージ)「でしょ? クリアーを目指して頑張ってくださいね♪」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ(ボンデージ)「凄い凄い! 1回でクリアーしちゃいました!」「もしかしてホノカちゃん、ロボットに乗ったことがあるんですか?」
ホノカ(囚人)「い、いえ、たまたまです…」
オリーヴ(ボンデージ)「それじゃあ、特別な才能を持っているのかも」「ここから出たら、パイロットになったらどうですか?」
ホノカ(囚人)「出る前に死んじゃうと思いますけどね…」
オリーヴ(ボンデージ)「そっか。うーん、もったいないなぁ」
フローリア(ボンデージ)「なにをサボっていますの?」
オリーヴ(ボンデージ)「わわわっ!? フローリアさん!」
フローリア(ボンデージ)「見つけたのが私様だから良かったものの、看守長に見つかったら、キツく絞られますわよ」
オリーヴ(ボンデージ)「これはですね、ホノカちゃんと仲良くなろうと…」
フローリア(ボンデージ)「囚人と仲良くするなって、看守長に言われていませんでしたか?」
オリーヴ(ボンデージ)「そうでした…」
フローリア(ボンデージ)「わかったら、早く見回りに行ってらっしゃいな」
オリーヴ(ボンデージ)「それじゃあホノカちゃん、またね」
〔歩き去る足音〕
フローリア(ボンデージ)「まったく…。私様の言葉を理解しているのかしら」
ホノカ(囚人)「あの」
フローリア(ボンデージ)「なんですの?」
ホノカ(囚人)「兄さんをどうやって特別房から出せばいいのでしょうか?」
フローリア(ボンデージ)「………」「…誰が聞いているかわかりませんわ。今後話しかけないでもらえるかしら?」
ホノカ(囚人)「それで、私の問いに対する答えは?」
フローリア(ボンデージ)「それは私様がなんとかします。あなたは自分のことを考えていなさいな」
〔歩き去る足音〕
ホノカ(囚人)「今更ながら、彼女を信用していいのか不安になってきましたね…」
ヴィクトラン「バウ!」
ホノカ(囚人)「うん?」
ヴィクトラン「バウバウ!」
ホノカ(囚人)「これは…鍵?」
【シナリオエンドデモ終了】


[愛は時の果て]
【シナリオデモ開始】

ウッソ「どうして抗体コーラリアンが…!」
ミサト「けど、こうも突然現れるなんて…」
リツコ「もともとインベーダーの出現時には、スカブコーラルの活動が活発になる事は確認されていた」「でも、それが一種の防衛本能を刺激されてのことだとしたら…」
グレッグ「インベーダーに対する過剰な恐怖心…。それがスカブに抗体の発生を促す結果に繋がったんだ…」「僕としたことが迂闊だった。充分、考えらた結果じゃないか…!」
アネモネ「入ってこないで…! 入ってこないでよぉぉぉ!!」
ドミニク「落ち着くんだ、アネモネ! この数相手に単独では…」
アネモネ「うるさいっ…! うるさいうるさいうるさぁぁぁい!!」
ドミニク「くっ…! クテ級の影響が彼女にまで…!」
エウレカ「あ…ああ…」
レントン「エウレカ! しっかりしてくれ、エウレカ!」
シンジ「まずい…! ふたりとも後ろに…!」
レントン「!?」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕

レントン「うわああああああああっ!」
ウッソ「レントンさん…!」
ホランド「あいつ…!」
インベーダー(画面オフ)「キシャアアアァァァァァーッ…!」
レントン「これじゃ…やられる…!」
ホランド「うおおおおおおおおおっ!」
〔LFOの飛行音〕
〔金属音〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

レントン「ホランド!」
ホランド「馬鹿野郎…お前が取り乱してんじゃ…」「ねえ…」
タルホ「ホランド!」
ミサト「近くの機体は二機の援護を! 各機、今は防御を最優先に!」「タイミングをみて攻勢に転じます! それまで持ちこたえて!」
ヒイロ「了解した」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

カトル「あらかた片付きました! 今のうちに彼を…!」
タルホ「ホランド! 返事をしなさい、ホランド!」
ミサト「すぐに機体を収容して!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カトル「ミサトさんから連絡がありました。ホランドさんの怪我、大事には至らなかったそうです」
ウッソ「本当ですか! 良かったですね、エウレカさん!」
エウレカ「…うん」
トロワ「機体があれだけやられたというのに、大した奴だ」
ヒイロ「ああ」
デュオ「お前らが褒めてもまるで説得力ないが、まあ無事でなによりだな」「にしてもインベーダーに続いてコーラリアンまで現れるなんて…今回はハードすぎるぜ」
シンジ「…でも、今回だけですむのかな…」
レントン「えっ?」
五飛「奴らが手を組んだ可能性もあるということか」
シンジ「だって、どっちもよく分かんない化物だし、あり得ない話じゃ…」
アスカ「ちょっとバカシンジ…。あんた、ミサトたちから何も聞いてないの?」
シンジ「え…?」
エウレカ「そんなこと…あるわけないよ…」
シンジ「エウレカ…さん…?」
エウレカ「スカブは自分たちを守ろうとしただけ。インベーダーとは違う」「私たちの敵じゃ…ない…」
レントン「エウレカ…」
シンジ「敵じゃないって…なんでそんなこと…」
エウレカ「………」「私も…コーラリアンだから…」
シンジ「え…」
エウレカ「私も…同じコーラリアンだから。彼らの気持ちがわかるの…」「私も…化物だから…」
〔歩き去る足音〕
シンジ「あ…」
アスカ「バカシンジ…。あんた、ホントに何も聞いてなかったの? あんなに話してたくせに…」「あの子はね、人型のコーラリアン。人間じゃないのよ」
シンジ「そんな…」
レントン「エウレカ…」
【シナリオエンドデモ終了】


[また逢う日まで]
【シナリオデモ開始】

エウレカ「………」
メーテル「元気出してよ、ママ」
リンク「ママが悲しいと、僕たちも…」
エウレカ「…うん、ごめんね。みんな…」「でも…」
モーリス「ママ…」
エウレカ「…ここにいていいのかな? 人じゃない、私が…」
レイ「人じゃなきゃ、一緒にいられないの?」
モーリス「…!」
リンク「び、びっくりしたー! お姉ちゃんいつからそこにいたの?」
レイ「あなたたちが来る前から」
メーテル「全然気づかなかった…」
レイ「人じゃなきゃ、人といられないの?」
エウレカ「え…」「…わからない。でも、私はみんなと違うから…」
レイ「ならなぜ、あなたは今まで一緒にいたの?」
エウレカ「………」「みんなと…レントンと一緒にいたいから」
メーテル「ママ…」
レイ「…そう」「ありがとう」
エウレカ「え…?」
〔歩き去る足音〕
リンク「あのお姉ちゃん、どうしてお礼言ったの?」
エウレカ「分からない…でも…」「こっちこそ…ありがと…」
メーテル「ママ…?」

レントン「…大丈夫かな、エウレカ。やっぱりモーリスたちと一緒に行った方が良かったかな…」
ヒイロ「…あいつなら問題ない」
レントン「え…」
ヒイロ「お前は信じるだけでいい。あいつはそれほど弱くない」
デュオ「お前が女性を語るとはねぇ。これもあのお嬢さんの影響か?」
ヒイロ「………」
レントン「…そうだな。エウレカなら、きっと」
シンジ「ごめん…僕が余計なことを言わなければ…」
レントン「それはもういいって。知らなかったんだし」
シンジ「うん…」
レントン「本当はさ、先に言っておくべきだったんだよな。でも、俺にとっては普通のこと過ぎて、すっかり忘れてたんだ」
シンジ「普通の…?」
レントン「そう、エウレカは人間じゃないけど、でもそれだけの話なんだ」
シンジ「なんで、そんな簡単に…」
レントン「好き…だからかな」
シンジ「え…?」
レントン「こんなこと本人の前じゃ恥ずかしくて言えないけどさ…」「でも、好きになっちゃったら、関係ないじゃないか、そんなことって」「「俺、エウレカの為だったら何でもしてあげたい。コーラリアンとか関係なく、ひとりの好きな女の子としてさ」「だから、俺はコーラリアンの両方を救おうとするエウレカの願いを…」
デュオ「おいおい、あんま語るなよ。シンジが呆れてるぜ」
レントン「あ…! ごめん、俺つい…!」
シンジ「ううん…違うんだ。同じ歳なのに…すごいなって思って…」「それだけの理由で行動できるなんて…。僕なんて言われて戦ってるだけだから…」
レントン「変わらないよ。俺はただエウレカに出会えたから…動いてるだけで…」「俺からすれ人類の命運を懸けて、戦ってる君の方がすごく感じる」
シンジ「レントン…」
〔通信の開く音〕
ミサト「夜遅くにごめんね、みんな。ちょっち試してもらいたいプランがあるんだけど、協力してもらっていい?」」
レントン「わかりました。行こう、シンジ」
シンジ「…うん」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔結晶の砕ける音〕
ドミニク「落ち着いてくれ、アネモネ! どうしたんだ!?」
アネモネ「うるさいわね! あんた見てるとイライラするの! どっか行ってよ!」
ドミニク「アネモネ!」
アネモネ「行けって言ってるでしょ!」
ドミニク「…わかった、でも会議が終わったらすぐ」
アネモネ「行け!」
ドミニク「………」
〔歩き去る足音〕
アネモネ「…なんで上手くいかないのよ」「私は…失敗できないのに…」
〔歩み寄る足音〕
アスカ「随分と派手に暴れたみたいね」
トロワ「………」
アネモネ「何の用よ?」
アスカ「別に。ただ忘れ物を取りにきただけなんだけど」
アネモネ「入ってこないでよ!」
アスカ「ここはあんたの部屋じゃない」
アネモネ「…ほんとムカツク。いいわよね、あんたらは」
アスカ「…どういう意味よ?」
アネモネ「そのままの意味よ。私はデューイに見捨てられたら、生きていけない…」「ジ・エンドのライダーであるしかないのよ。呑気に生きてる、あんたらとは違うの!」
アスカ「………」
アネモネ「なによ、その目」
アスカ「別に。相手をする気が失せただけ」「あんた、自分が一番かわいそうだとでも思ってんでしょ?」
アネモネ「はあ…?」
アスカ「ホント付き合ってらんないわ。あんたみたいなガキとはね」
〔歩き去る足音〕
アネモネ「…なんなの、あいつ」
トロワ「…さあな。お前の言葉に思うところがあったのかもしれない」「お前自身も、そうなんじゃないか?」
アネモネ「…なに?」
トロワ「自分の思いは他人にはわからない。それでも、わかろうと努力する奴はいる」「お前はもう少し周りを見た方がいい」
〔歩き去る足音〕
アネモネ「…何なのよ。ドミニクも…あいつらも…」

ミサト「これがさっきのシンジ君たちの戦闘データ」「そしてこれを次の作戦に照らし合わせると…」
マーベット「…この数字は!」
リツコ「成功率は3%未満。まあ、当然といえば当然ね」
グレッグ「無限とも言える数を相手にするんだ。むしろ0%でないことを誇るべきだよ」
ホランド「くそっ! 俺が怪我さえしなけりゃ」
タルホ「たとえあんたが万全でも、ほとんど変わんないでしょ」
ホランド「んなことはわかってんだよ!」「けどなあ、情けねえんだよ。黙って見ることしか出来ねえ自分が…」
タルホ「ホランド…」
ミサト「…その気持ちはわかるつもりよ。あなたよりもね」「それでも私たちは、あの子供たちに頼るしか…」
〔ハッチの開閉音〕
ドミニク「その作戦、見直してもらいたい」
ミサト「ドミニク特務大尉…」
ドミニク「大佐が集めていたスカブのデータだ…」「そのデータを提供する。そうすれば今より成功率は向上するはずだ」
ホランド「どういうつもりだ、テメエ?」
ドミニク「大佐はきっとこうなることを分かっていたんだ。分かっていながら、それを承知でアネモネとジ・エンド…」「私の独断であることは認める。だが、私はこんなところでジ・エンドのライダーを失いたくないんだ」
マーベット「ジ・エンドのライダーね…」
ドミニク「あ、いや…個人的な感情がという話じゃない。ただあくまで、その仲間としてというか…」
ホランド「お前…思っていたよりずっとバカだな…」
ドミニク「なっ…!」
ホランド「礼は言わねえ。貸し借りもなしだ」「だが、誰も死なせねえ。それでいいな?」
ドミニク「…もちろんだ」
ミサト「確かに受け取ったわ。あなたの覚悟を…」
【シナリオエンドデモ終了】


[我が道を往く]
【シナリオデモ開始】

マヤ「抗体コーラリアン、消失を確認」
ミサト「よし! 各機出撃! 残ったインベーダーを殲滅します!」
カトル「遠距離からの攻撃によってインベーダーを攻撃。発生したコーラリアンと同士討ちを狙う」「確かにこれなら、こちらの被害は最小限ですむし、三つ巴の戦闘も避けられる」
トロワ「市街地から離れていて良かったな。これなら市民を巻き込むこともない」
五飛「だが、気に入らん作戦だ…」
ホランド(…これじゃデューイのオレンジ作戦とやってることがそう変わらねえ…)(だが、あいつらを危険に晒さないようにするには、仕方ねえんだ…)
ミサト「みんな、飛来物の落下したポイントから考えれば、ここがインベーダーのいる最後のポイントとなるわ!」「なんとしても、この作戦を成功させて奴らとの戦いを終わらせるわよ!」
シンジ「了解!」
レントン「始まるよ、エウレカ。もう大丈夫かい?」
エウレカ「うん…なんとか…。ありがとう…」
レントン「葛城さんが言うように、これで最後だ。がんばろう」
エウレカ「うん!」(でも、なんだろう…。まだ何かを感じる気がする…)(まだ誰かが私を呼んでいるような…これはいったい…)
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

レントン「これなら一気に終わらせられる!」
五飛「最後まで気を抜くな。相手は人間じゃないんだ。何が起きるか分からん」
ウッソ「そうですね…。さっきから妙な感じもありますし」
デュオ「妙な感じ…?」
エウレカ「ウソ…どうして…?」
レントン「エウレカ…?」
アネモネ「ちょっとどうなってるのよ…? この気持ち悪さ…!」
デュオ「おい、まさかこれって…!」
〔光の放射音〕
〔画面、フラッシュ〕

アスカ「ウソでしょ…」
シンジ「どうしてまた…抗体…コーラリアンが…」
【シナリオエンドデモ終了】


[愛は死よりも強く]
【シナリオデモ開始】

マヤ「ものすごい数のコーラリアンです! 数、把握しきれません!」
デュオ「おいおい、どういうことだよ? 聞いてた話とだいぶ違うじゃねえか」
アスカ「どうなってんのよ、コレ!」
グレッグ「…信じられないことだけど、この戦域ほぼ全てが、インベーダーだ」
ウッソ「なっ! ここから見える、全部ですか!?」
トロワ「なぜ今までわからなかった?」
リツコ「ほとんど完璧にスカブに擬態していたのよ。それがこの戦闘の影響で正体を現した」「発生したコーラリアンは、この夥しい量のインベーダーに触発され、周囲のスカブから現出したと考えられるわ」
デュオ「理由はどうだっていい。何か対策はないのかよ!」
ヒイロ「死にたくなければ敵を倒せ。今はそれしかない」
デュオ「チッ…! またこのパターンかよ!」
エウレカ「うう…頭が…痛い…」
レントン「エウレカ…コーラリアンが発生したせいで…」
エウレカ「それだけ…じゃないの…。何か声みたいなものが…」
レントン「声…!?」
シンジ「ふたりとも、敵が来る…!」
レントン「くっ…!」
ミサト「急いで対策を考える! それまでなんとか持ちこたえて」
レイ「了解」
アネモネ「どいつも…こいつも…私の邪魔をして…!」
アネモネ「あんたたちなんか消えちゃいなさいよー!!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

シンジ「ダメだ! 倒しても倒してもキリが無い!」
トロワ「完全に囲まれている。撤退することも難しいな」
レントン「何か、方法はないのか…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マヤ「戦域内のインベーダー及びコーラリアン、依然増加中!」
マコト「各機体の損傷率、徐々に上がっています!」
ホランド「くそっ! 何か方法はねえのか!」
リツコ「ミサト…」
ミサト「…こうなった以上、機体による殲滅は難しい。パイロットたちの退路確保を最優先とします」「けど、守りで精一杯なこの状況で、それが出来る機体は…」
ホランド「なら俺が行く! こんなところで黙って見てられるか!」
タルホ「どうやって! あなたの機体は動かせる状態じゃない!」「いいえ、機体だけじゃないわ! その怪我じゃ満足に戦うことだってできないでしょうが!」
ホランド「ならこのまま黙ってみてろってのか!」
ドミニク「………」「機体なら、ある」
ホランド「なんだと!?」
ドミニク「試験用のLFOが一機。この基地に保管されているはず。そうですよね?」
ミサト「…そうね。あるにはある…」「でも、アレは…」
【シナリオエンドデモ終了】


[御旗の下に]
【シナリオデモ開始】

〔歩み寄る足音〕
ホランド「なっ! こいつは…LFO!?」
グレッグ「驚いたな、こんな所にこれがあるなんて…」
ドミニク「TB303…。通称…デビルフィシュ…LFO開発黎明期の機体だ」
リツコ「数機造られた試作機のひとつを、実験用としてここで保管していたのよ」「よくコレがここにあることを知っていたわね」
ドミニク「これでも元諜報部出身なので。といっても、これの存在は別に秘匿されていたわけではありませんが」
リツコ「ええ…。あることを忘れていたという方が正確かもしれないわね」「こんなもの、誰も乗ろうなんて考えないもの」
ホランド「…使えねえのか、コイツは?」
グレッグ「使える、使えないという話じゃない。これは乗ってはいけない物なんだ」
ホランド「なに言ってやがる! 今がどういう状況かわかってんだろ! 使える機体があるんなら…」
グレッグ「それと引き換えに、搭乗者の生命が失われるとしても?」
ホランド「なに…?」
ドミニク「これのコンパク・フィードバック・システムにはリミッターが設けられていない」「その分他の機体にない驚異的な性能を発揮できるが、乗り手の精神と肉体に過剰なℋ端を強いることになる」「負傷している今のあなたが乗れば、…本当に生命を落としかねない」
タルホ「そんな機体を持ってきてどうするつもりよ」
ドミニク「私が乗る」
タルホ「はっ…?」
ドミニク「私とて軍人の端くれだ。LFOの操縦方法ぐらいは知っている」「赤木博士。この機体、お借りできますね?」
リツコ「葛城一佐からの許可は得ています。しかし…」
ホランド「てめえじゃ無理だ」
ドミニク「無理は承知だ! しかし、彼女を助けるにはこれしか…!」
ホランド「この機体には俺が乗る」
タルホ「ホランド…」
ドミニク「バカな! その怪我では、それこそ無理だ!」
ホランド「いちいち喚くんじゃねえ。てめえが出てくよりゃマシだよ」
ドミニク「それは…」
ミーシャ「ちょっと待ちなさい、ホランド! もしものことがあったら、タルホはどうするの! 彼女のお腹には…」
タルホ「いいの、ミーシャ」
ミーシャ「えっ…」
タルホ「それでいいのよね? ホランド?」
ホランド「ああ…」

ホランド「準備は完了した。いつでも行ける」
ミーシャ「タルホ…」
タルホ「この人のタフさはよく知ってる。簡単には死なないわよ」「それにこの子以外にも守らなきゃいけない子供はいるからね」
ホランド「すまねえな、タルホ」
ドミニク「…すまない。こんな役をあなたに…」
ホランド「お前のために行くんじゃねえ。勘違いすんな」
ミサト「みんなのことを…頼みます」
ホランド「ああ! 守ってやるよ! ガキ共みんな、まとめてなあ!!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

レントン「くっ…! 耐えてくれ、ニルヴァーシュ!」
エウレカ「レントン…これ以上は…」
デュオ「ちっ! 本当にヤバくなってきたな…」
〔LFOの飛行音〕
ホランド「待たせたな! お前ら!」
シンジ「え…?」
マーベット「その機体…ホランドが乗っているの…!?」
ホランド「話は後だ! 今は目の前の奴らを叩くぞ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

デュオ「包囲網に穴が開いた! やるじゃねえか、ホランド!」
ホランド「…早くしろ! 長くは…もたねえ…!」
ヒイロ「…それなりにリスクがある機体のようだな」
マーベット「タルホ…!」
タルホ「分かってる! でも、今はこれしかない!」「だから、お願い。彼を頼むわ」
マーベット「…ええ!」
五飛「時間がない。撤退を急ぐぞ」
アネモネ「…ちょっと勝手に決めないでよ! 私はまだやれるわ!」
アスカ「は?」
ドミニク「何を言ってるんだ! ここで退かなければ君は死ぬぞ!」
アネモネ「どっちも同じことなのよ! 私にとっては!」「ここで帰れば、私は捨てられる! 失敗した私をデューイは見てくれない! あんた、そんなことも分かんないの!?」
ドミニク「それは…分かっているが…でも、私は…」
アネモネ「分かってるなら黙りなさいよ! 私は失敗できないのよ…だから私は…」
ホランド「この作戦…失敗じゃねえ…」
アネモネ「え…」
トロワ「どういう意味だ、ホランド?」
ホランド「…この一帯を、N2兵器で焼き払う」
エウレカ「え…」
【シナリオエンドデモ終了】


[消え行く街]
【シナリオデモ開始】

デュオ「確かにあの威力ならまとめて殲滅できるかもな」
アスカ「使えるならさっさと使いなさいよ! これで…」
エウレカ「待って…それじゃあダメ…!」
ホランド「どうして、エウレカ!?」
エウレカ「止めさせて、ホランド! ここにもスカブは生きている! みんな生きている!」
ホランド「スカブだと…?」
エウレカ「私分かったの! ずっと聞こえていた声の意味! 誰かに呼ばれていた意味!」「みんな、助けてもらいたかったんだよ! インベーダーから…! だから…私を呼んで…!」「なのに…殺すなんて…」
ホランド「…なるほどな」「だがな、悪いがエウレカ。そいつは聞けねえ相談だ」
エウレカ「ホランド!?」
ホランド「責めてくれて構わねえ」「…それでも大事なのはお前たちだ。作戦はこのまま…」
レントン「それでいいのかよ」
ホランド「あ?」
レントン「そんなことで、人とコーラリアンが共存する未来が来るのかよ!」
シンジ「レントン…」
レントン「俺は…見捨てない…」「エウレカの仲間を見捨てたりはしない!」
エウレカ「レントン…」
ホランド「ガキが! どういう状況かわかってんだろ!」「こんな時まで感情に流されてんじゃねえ! 今を見ろ! 優先するのは…」
レントン「今じゃない! 俺たちが見るのは未来だ!!」
ホランド「…!」
レントン「そのために俺とエウレカがいるんだ! 人間とコーラリアンの未来のために!」「お願いだ、ホランド! 少しだけ時間をくれ! 俺たちがこの状況をなんとかしてみせる!」「必ずコーラリアンを助けてみせる!」
ホランド「時間がありゃなんとかできる問題じゃねえ」
エウレカ「すぐには…分からないけど…でも、スカブから何か感じるの…」「お願い! 少しだけ時間をちょうだい! そうすればきっとみんなを救えると思うから!」
ホランド「テメエら…」
リツコ「そんな根拠もないこと…」
シンジ「ミサトさん…。僕も残ります…」
ミサト「シンジ君…!?」
シンジ「万が一の場合もA.T.フィールドがあれば、コーラリアンの活動限界時間まで耐えられる」「みんなで帰れる確率は上がるはずです!」
ミサト「………」
レントン「シンジ…」
シンジ「確信なんかない…けど…! 僕はふたりを信じたい!」「だから、お願いします! ミサトさん!」
ミサト「現状でも少しだけならN2爆弾の起動を遅らせることができます。全員の生還率を考えれば、稼げて数分」「それでいいわね?」
シンジ「はい…!」
ホランド「チッ、どいつもこいつも! わかったよ、やりゃあいいんだろ! 大人としてガキ共の世話を見てやるよ!」
エウレカ「ホランド! ありがとう!」
デュオ「こんな時まで素直じゃねえな、あんたは」
ヒイロ「行くぞ、レントン」
レントン「ああ! 必ず救うんだ、俺たちで!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

トロワ「あの場で撤退しないとはおかしな奴らだ」
カトル「けど反対しなかったじゃないですか、トロワも五飛も」
トロワ「まあな」
五飛「生命を懸けてまで成し遂げようとする想い。奴の言葉にはそれがあった」「お前の正義を見せてみろ! レントン・サーストン!」
アスカ「あんたもまだやる気みたいね」
アネモネ「当たり前でしょ…。こんなとこで逃げたら…デューイになんて言えばいいのよ…!」「失敗できないのよ! 私は…!」
アスカ「ふーん…。理由はまったく共感できないけど、その根性だけは認めてあげるわ」
アネモネ「別にあんたに認めてもらっても嬉しかないわよ!」
レントン「みんな頑張ってくれてる…俺たちのために…」
ホランド「だが数が違いすぎる! この勢いも長くはもたねえぞ!」
レントン「わかってる!」
エウレカ「大丈夫…」
レントン「エウレカ?」
エウレカ「…ニルヴァーシュが教えてくれた。きっとスカブが力を貸してくれるって」「みんなを殺させたりはしないって!」
レントン「スカブが…!」
エウレカ「やろう、レントン! 私たちもみんなのために!」
レントン「エウレカ…! ああ…! 人間とスカブの為にも…!」
〔光の放射音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕

シンジ「これは…虹?」
【シナリオエンドデモ終了】


[想いは胸の中に]
【シナリオデモ開始】

〔光の放射音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕

ウッソ「ニルヴァーシュから虹が出てる…」
アネモネ「なんなのよ…アレ…」
ドミニク「セブンスウェル…いや…アレは…」
エウレカ「みんな! 力を貸して!」
ヒイロ「何をしようとしている、お前たち」
エウレカ「ニルヴァーシュが元に戻してくれるって!」
ホランド「元に…戻す…?」
エウレカ「アレはこの世界にいちゃいけない存在…。このままだとアレにこの星を乗っ取られちゃう!」「だから、全部元の場所に送り返さないといけないの!」
ホランド「送り返すってどうやって…?」
レントン「うまく説明できないけど…でも、やれるって分かるんだ! 俺たちとみんながいれば!」「だから、力を貸してくれ! みんなの力でこの世界を…!」
カトル「ニルヴァーシュにそんなことが…」
デュオ「ま、こんな現象まで起こしてんだ。できるんじゃねえか、あいつらなら」
トロワ「問題はそれまで、耐え抜くことができるかだな」
ウッソ「やりましょうよ! 僕たちのガンダムならできるはずです!」
レントン「なんとか持ちこたえてくれ、みんな! 必ず俺たちが…」
インベーダー(画面オフ)「キシャァァァァァァァァ!!」
レントン「…!」
シンジ「A.T.フィールド!」
レイ「全開」
〔A.T.フィールドの発生音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕

レントン「ふたりとも…」
レイ「ここは私たちが抑える」
シンジ「だから…! ふたりなら…きっと…!」
レントン「…うん!」
ホランド「いいか、ガキ共! ここが正念場だ! 誰一人、死ぬんじゃねえぞ!!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

エウレカ「レントン! ニルヴァーシュが…!」
レントン「やろう、エウレカ! 俺と君と、ここにいるみんなで!」「勝ち取るんだ! 未来を!!」
〔光の放射音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕

エウレカ「見て、レントン。スカブから、インベーダーが…」
レントン「…見えたね、エウレカ」「俺たちの、希望が…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ミサト「…以上が、今回起きた事象をまとめた報告となります」
冬月「インベーダーは消失。しかも観測結果を見るに、インベーダーだけを別の時空に跳ばした可能性さえあると…」
リツコ「あくまで結果からの推測に過ぎませんが…」「ですが、トラパーを介して、伝播した人の意志が物理法則に干渉するという仮説は存在しています」
冬月「今回はそれによって、インベーダーが別の時空に跳ばされたか…」「あるいは、スカブ自身がそうした性質を持つ生命体だったか…」「いずれにせよ、奇跡と呼びたくなる現象が起きたのは事実か」
ゲンドウ「今回はよくやってくれた、葛城一佐、赤木博士。下がっていい」
ミサト「はい、失礼します」」
〔歩き去る足音〕
冬月「今回の件、ゼーレにはどう報告する?」
ゲンドウ「必要ない。幸いなことに、今回の件がシナリオに影響を及ぼす可能性は低い」「我々は我々の道をゆくだけだ。どのようなイレギュラーが起ころうとも」

ホランド「じゃあな。短い間だが世話になった」
ミサト「もう出発だなんて…あなたたちも忙しないわね」
タルホ「ホランドが回復して、月光号の修理が終わった以上、長居をする理由もないからね」「けど、感謝はしてる。ありがとう、ミサト」
ミサト「お礼を言うのはこっちも同じ。シンちゃんが随分とお世話になったし」
シンジ「僕、そんなに迷惑かけてました?」
レントン「そんなことないさ。逆に助けられてばかりだったし」
エウレカ「元気でね、レイ」
レイ「…エウレカ」「ありがとう。色々教えてくれて…」
エウレカ「また会おうね。その時はもっと、お話したいから」
レイ「ええ」
レントン「きっとすぐ会えるさ。今回の事で、俺たちが頑張ればコーラリアンが応えてくれるってわかったんだ」「共存する道を掴み取った時、必ずそれを知らせに来る」
シンジ「うん。待ってるよ、レントン」
レントン「よし! 行こう、エウレカ! 俺たちの未来を掴みに!」
エウレカ「うん!」
【シナリオエンドデモ終了】


● イベント「自由を我が手に」


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