TOP PAGEへ

進撃イベント
黒い魔装機神

[立ち塞がる因縁]
【シナリオデモ開始】

シロ「こんにちは、お客さん。並行世界の吹き溜まりにようこそ」
クロ「ニャんてね。チカにばっかりいい思いはさせられニャいから、今回はあたしたちが担当よ」
シロ「地底世界ラ・ギアスって知ってるかニャ? 地球内部の異空間にある、5万年の歴史を誇る文明の進んだ世界さ」
クロ「科学と魔術が融合したその世界に危機が訪れ、地上から一人の少年が召喚された…」
シロ「その少年、マサキ・アンドーは、自らの意志でラ・ギアスにとどまることを選び、魔装機神サイバスターの操者とニャった」
クロ「ニャかまの死や戦争の悲劇、地上での戦いを経てマサキは悩み、成長し、ようやくラ・ギアスにも平和が訪れた…かに見えた」
シロ「でも、時代は新たな戦乱の火種を生み出していた。これはそんなラ・ギアスの物語…」

マサキ「あんてぃらす?」
リューネ「そう、アンティラス隊。それが正式名称なんだってさ」
クロ「ラングランの創世神話に出てくる、全てを生み出した女神のニャまえね」
マサキ「別に今まで通りでいいと思うけどなぁ」
リューネ「いつまでも『魔装機神隊』じゃカッコつかないでしょ」「それに、空母だって配備されるし、新入隊員だって来るんだから。気分一新した感じでいいんじゃない?」
マサキ「まぁ、確かに。それにしても空母とは大掛かりだな…」
リューネ「世界の危機に立ち向かう組織なんだから当然でしょ」
〔歩み寄る足音〕
セニア「あ、ちょうどよかった。二人共、ちょっと付き合ってくれない?」
マサキ「ん? なんだ、セニア。買い物にでも行くのか?」
セニア「ううん、新しいヴォルクルス神殿跡が見つかったから、調査に付き合って欲しいのよ」
マサキ「なにぃっ!?」
リューネ「そんな物騒なもの、放っておけるわけないでしょ!!」
セニア「そんな心配しなくても大丈夫。事前調査ではもう完全に破棄されてて、危険はないってされてるから」
マサキ「そ、そうなのか? いや、でも相手はヴォルクルスだぞ?」
セニア「だから念のため、二人に声かけたんじゃない。ヤンロンやテュッティにも声かけといたし」
リューネ「ミオは?」
セニア「もう準備済み。そういえばミオはおやつは300円までとか言ってたけどどういう意味?」
マサキ「遠足気分かよ。とにかく万が一があったら大変だ、俺たちも付いていくぜ」

マサキ「ここで間違いないんだな?」
リューネ「なーんにもないけど…どこにあんのよ、ヴォルクルス神殿」
セニア「地下に決まってるでしょ。今までだって全部…」
〔画面、震動〕
S・ヴォルクルス「グオオオオオオッ!!」
ミオ「ヴォルクルス!?」
マサキ「話が違うぞ、セニア!!」
セニア「ついさっきまで、あんなのいなかったのよ!!」
ヤンロン「地下ならばともかく、地上にまで出現するとは…」
テュッティ「見たところ、分身のようだけど、放っておくわけにはいかないわね」
マサキ「ああ、さっさと始末しちまうか」
????(シュウ)「少しばかり早い到着でしたね」
マサキ「この声…シュウか!?」
プレシア「!? シュウ…!」
サフィーネ「あたしもいるわよ」
ヤンロン「サフィーネ!」
シュウ「もう少しだけ、様子見していただけるとありがたいのですが」
マサキ「なんだと?」
シュウ「ここには私も目をつけていましてね。もう少し時間が必要なのですよ」
マサキ「知るかよ! ヴォルクルスの分身が街まで暴れ出したらえらいことになるだろうが!」
テュッティ「クリストフ…まさかあなた、邪魔するつもり?」
シュウ「邪魔というのなら、そちらが先に邪魔をしにきているのですが」
マサキ「…シュウ。どういうつもりだ? そこをどけ!」
シュウ「残念ですが、その要求は受け入れられません」
マサキ「ヴォルクルス教団はてめぇにとっても敵だろうが!」
シュウ「まあ、敵というよりも鬱陶しい連中、と言った方が正確ですがね」
ヤンロン「ならば、手を貸せとまでは言わん。だが、邪魔をするのはやめて貰おう」
シュウ「私はあなた方と違って、色々とやらなければならない事がありましてね」
マサキ「へっ…やっぱりてめぇとは話が噛み合わねぇな」
シュウ「その点に関しては同感です」
マサキ「なら…力で押しとおるまでだっ!!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

マサキ「…おい、シュウ!」
シュウ「なんでしょう?」
マサキ「このヴォルクルス共、こっちにばっかり敵意を向けてるぞ」
セニア「クリストフ、あんた、なんか細工でもしたの?」
シュウ「さて、心当たりはありませんが…おそらくより強い敵意に反応しているだけでしょう」
ミオ「なんかずるい!!」

シュウ「どうやら必要な時間は稼げたようですね」
マサキ「どういう意味だ!?」
シュウ「これ以上私たちが戦う理由はなくなったということですよ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シュウ「それにしてもマサキ。少し腕が鈍ってますね」
マサキ「うるせぇ! ここんとこ、実戦から遠ざかってただけだ!」
シュウ「それを鈍っていると言うんですよ」
〔震動音〕
〔画面、震動〕

マサキ「!? 何だ!? また地震か!」
シュウ「ああどうやら成功した様ですね」
セニア「成功って…まさか!? ヴォルクルス復活が!?」
シュウ「さあ、それは自分の目で確かめてきてはどうです? 私はこれで用事が済みましたので失礼しますよ」
サフィーネ「じゃあ、後始末はあんたたちにお願いするから。頑張ってねー」
マサキ「待ちやがれ!!」「…ちっ、どういうつもりだ、あいつは!」
ミオ「なんか、おなじみって感じのやりとりだね」
ヤンロン「地下神殿に急ごう。何が起きているのか確かめねば」
【シナリオエンドデモ終了】


[サティルスの暗躍]
【シナリオデモ開始】

S・ヴォルクルス「…滅ビヨ、カ弱キ者ドモヨ」
マサキ「ヴォルクルス!? マジで復活しやがったのか!?」
プレシア「うぅっ…何か、気持ち悪い…」
テュッティ「本体じゃないけど…地上にいた分身よりも手強そうね…」
ヤンロン「うむ、だがこの程度なら我々でも対応できる」
????(サティルス)「これはこれは、大した自信ですな。さすがは魔装機神操者」
リューネ「誰だい!?」
サティルス「初めまして、私の名はサティルス。ヴォルクルス教団にて大司教を務めさせて頂いております」
マサキ「大司教とは、意外な大物のお出ましだな」
サティルス「評価を頂いた事には感謝しますが、これ以上の邪魔はさせません。貴公らには、ここで消えて頂きましょう」
マサキ「おもしれぇ…やってやろうじゃねぇか!!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

サティルス「実験は成功ですね…」
マサキ「実験だと? なんのことだ!?」
サティルス「おっと、口が滑りました。気にしないでいただきたい」

S・ヴォルクルス「グゥッ…此度ハ…我ノ負ケヲ認メヨウ…」「ダガ…我ハ滅ビヌ。我ヲ喚ブ声ガアル限リ…幾タビトテ顕現シヨウ!」
サティルス「…申し訳ありません、ヴォルクルス様。私の力が足りぬばかりに、不名誉な思いをさせてしまいました」
マサキ「さあ、残るはてめぇだ、サティルス!!」
サティルス「…口惜しいが、今の私では貴公らにかなうべくもない。無念ですが、この場は預けさせて貰います」
マサキ「逃げる気か!?」
サティルス「逃げるとは人聞きの悪い。目的は達成しましたので、撤退するだけの事。それでは」
マサキ「ちっ…連中、何を企んでやがる…?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

セニア「この神殿はこのままにはしておけないわね」
テュッティ「ええ。再び利用されないためにも破壊しなければ」
セニア「それにしても…報告じゃ完全に破壊されてるはずだったのに。これはもう一度情報を洗い直さないと」
ヤンロン「またヴォルクルスが復活する恐れがあるのですか?」
セニア「サティルスの言葉からすると、何か動き出しているのは確かみたいだけど」
ミオ「ま、とりあえず爆弾仕掛けてくるね」
リューネ「あ、あたしも手伝うよ」

リューネ「爆破完了。これでもうあの神殿は使えないよ」
マサキ「ああ…そうだな」
リューネ「あんまり、嬉しそうじゃないね?」

マサキ「まあな…サティルスって野郎、結局逃がしちまったし」
ヤンロン「目的は達成したとか言っていたが気になるな」
ウェンディ「ええ、彼らは何かを企んでいるみたいね」
ミオ「あんまり気にしない方がいいよ。あたし達にできる事は、全部やったんだし」
リューネ「分身とはいえ、ヴォルクルスも倒したしね」
マサキ「まあ、そうなんだがな。セニア、何か連中の動きは掴んでねぇのか?」
セニア「ヴォルクルス教団の連中って秘密主義だから、情報がなかなか集まんないのよね」
ミオ「それがわかるのって、シュウくらいじゃないの?」
セニア「まあね」
マサキ「シュウの野郎か。あいつも何考えてやがんだろうな。ヴォルクルス教団は敵だろうが」
リューネ「どうせまた、実は…でした。とか、後で説明するんじゃない? そういうキャラなんだから、あいつ」
マサキ「納得いく説明じゃなかったらただじゃおかねぇぞ」
テュッティ「さあさあ、これでひとまずは一件落着。いつまでもこんな所にいないで、王都に戻りましょう」
【シナリオエンドデモ終了】


[蠢動するヴォルクルス教団]
【シナリオデモ開始】

モニカ「シュウ様、どうしてヴォルクルス教団のお手伝いをなされたのでしょう? 少し気になっておられます」

テリウス「…姐さん、言葉遣いが変だって」
シュウ「ヴォルクルス教団にはそもそも組織として不思議な点がありましてね」「大司教の合議制で方針が決まるのですが、大司教の全貌が不明なのです」
サフィーネ「言われてみれば…あたしもシュウ様とルオゾールぐらいしか大司教は知りませんでした」
テリウス「クリストフは大司教だったんだろ? 合議制って言うなら、互いの顔ぐらい見てたんじゃ?」
ノニカ「シュウ様とお呼びしなければなりませんわ、テリウス」
テリウス「わ、わかってるってば」
シュウ「大司教会議の開催は不定期な上、音声のみで行われますからね。名前すら不明なのです」「私の知る大司教は、ルオゾール、サティルス、ブラッシュくらいです」
サフィーネ「大司教って何人いるんですの?」
シュウ「現在は10人ほどと思われます。あくまで推測ですが」
テリウス「ヴォルクルス教団って何百万人もいるんだろ? たったそれだけの数の大司教で、よく活動できるな」
シュウ「ヴォルクルス教団は大司教単位で活動することがほとんどで、横の繋がりが薄いのですよ」
テリウス「なるほど、確かにク…シュウも大抵譚ドックで動いてたな」
シュウ「ただ…最近大司教会議が開かれたという情報を耳にしましてね」
サフィーネ「それは…ちょっと、いえ、かなり気になりますわね」
シュウ「普段単独で動いている大司教が、連携して活動する可能性がある…」「つまり、ヴォルクルス教団の実態をつかむ好機というわけです」
モニカ「それが、どうしてヴォルクルス教団のお手伝いをすることと関係がおありなのでしょう?」
シュウ「サティルスの目的が何にせよ、今の段階では成功してもらった方が情報を得やすいのです」「理由はわかりませんが、大司教会議で決定された作戦は、一度でも失敗した場合、ほとんどが立ち消えになってしまいます」
サフィーネ「消えた作戦、結構ありましたわね。折角苦労して準備したのがムダになって何度悔しい思いをしたことか」
シュウ「ですので、今回はサティルスの作戦を邪魔されるわけにはいかなかったのですよ」「作戦が成功して他の大司教が動けば、ヴォルクルス教団の繋がりが見えてきます」
テリウス「なるほどね…やっぱりクリストフ…じゃなかった、シュウは面白いよ。付いてきてよかった」
シュウ「面白がっている場合ではありませんよ。ヴォルクルス教団は一筋縄ではいかない組織です」
テリウス「ああ、そうだった。街中で暗殺されそうになった時は肝が冷えたよ」
シュウ「煩わしいだけではありません。ヴォルクルス教団は伊達に何万年も続いてきたのではないのです」「教団を維持してきた、途方もない存在…そんなモノがヴォルクルス教団にはいるのではないか…私はそう考えています」
サフィーネ「シュウ様がそこまで危惧する存在なんて、本当にいるんですか?」
シュウ「おそらくは…少なくともこの機械を利用して、その尻尾をつかんでみたいものです」
【シナリオデモ終了】


[暗殺者ガエン]
【シナリオデモ開始】

マサキ「ふう、やっと買い出しが終わったな」
リューネ「フリングホルニの食事向上のためだし、これくらい手伝わないとね」
プレシア「お兄ちゃん、大食いだから余計にね」
マサキ「わあってらなl。ちょっとトイレ行ってくる」
テュッティ「この店はトイレが無いのよ。道の向こうにあるみたいだけど」
マサキ「ん? そうか。んじゃ…」
リューネ「あ、待って! 付いていかなくて大丈夫?」
マサキ「ここから見えてんだ。いくら俺でもこんなとこで迷ったりするかよ」

マサキ「ええと…どこだ、ここ?」
クロ「ちょっと、だから言ったでしょ! ニャんでわざわざ脇道に行くのよ?」
シロ「おいらたちが止めてもちっとも聞かニャいんだもんニャぁ…」
マサキ「う、うるせぇな! 大体お前らだって、俺が方向音痴なのわかってるんだから、道くらい覚えろ!」
クロ「無茶言わないでよ。あたしたちは方向感覚をマサキと共有してるんだから!」
マサキ「そこはほら、野生の勘とかで…」
シロ「そんな都合のいい野生の勘ニャんてあるわけニャいって」
マサキ「くっ、だったら携電のナビで…」「って、バッテリー切れかよ?」
クロ「バッテリーがあっても無駄よ。ナビの通りに動かニャいんだから」
マサキ「参ったぞ…えーと…」
????(ガエン)「何かお困りですか?」
マサキ「え? あ、ああ…ちょいと道に迷っちゃって」
ガエン「どちらに向かわれます?」
マサキ「この近くのカフェテラスなんだが…」
ガエン「ああ、それならこっちです。ついてきてください」
マサキ「すまない、助かる…」
〔剣の交わる音〕
〔画面、フラッシュ〕

ガエン「むっ…!?」
マサキ「いきなり斬りかかってきやがって…けど残念だったな、殺気でバレバレだぜ!」
ガエン「ほう…いつから気付いていた?」
マサキ「あのな、その格好で近づいてきたら誰だって警戒するぜ?」
ガエン「………」
マサキ「てめぇ、ヴォルクルス教団か?」
ガエン「さあ…なっ!!」
〔剣の交わる音〕
〔画面、フラッシュ〕

マサキ「いてっ!! ちっ、やってくれる!」
ガエン「なるほど…神ギ無窮流は手習いで覚えたか…だが、未熟!」
マサキ「うるせぇっ!! ちょっとかすった程度で…」「ぐっ!?」
ガエン「効いてきたか」
マサキ「てめぇ…何を…」
〔走り寄る足音〕
リューネ「マサキ!!」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ガエン「ぬうっ!?」
リューネ「マサキ、大丈夫!?」
マサキ「くっ…なんだ? 体が痺れて…」
ガエン「ふっ、呪詛が効いてきたようだな」
クロ「呪詛!? 大変、急いで手当しニャいと!!」
〔走り寄る足音〕
テュッティ「私が応急手当をするわ!」
マサキ「す、すまん、テュッティ…」
ガエン「ちっ、またしても邪魔が入ったか!」
セニア「あ、こら! 待ちなさいっ!!」
リューネ「逃げ足が速いわね…あいつ、何者?」
シロ「多分ヴォルクルス教団関連だと思う」
セニア「ヴォルクルス教団の暗殺者よ、きっと」
〔轟音〕
プレシア「この音…魔装機?」
セニア「あ、あれは…!?」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

セニア「まさか…デュラクシール!?」
ガエン「そういえば、この機体の設計者はお前だったな、セニア・グラニア・ビルセイア」
セニア「あんた誰よ!? 何であたしのデュラクシールを!?」
ガエン「俺はガエン。ヴォルクルス教団実行部隊いんだ」
セニア「やっぱり…どうやってデュラクシールを手に入れたのよ!?」
ガエン「知ってどうする?」
マサキ「質問に質問で返すな!」
セニア「あ、マサキ、大丈夫なの?」
マサキ「あ、ああ、なんとかな」
テュッティ「応急手当だから、後でちゃんと治療しないとダメよ」
ガエン「ふん…魔装機神が雁首揃えたか…ちょうどいい、一度に始末してやろう!」

ガエン「くっ、デュラクシールといえど数には勝てんか…」
セニア「あんたの腕が悪いだけでしょ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

テュッティ「ほら、じっとしてて」
マサキ「あ、ああ…」
ミオ「呪詛って、あの呪う意味の呪詛?」
テュッティ「ええ、魔術の一種よ。これはプラーナを吸い取るタイプみたいね」
マサキ「うえっ…なんか気持ち悪い…」
テュッティ「呪詛を中和するから神経に負担がかかってるのよ」
ヤンロン「あの男、ガエンと言ったな? ヴォルクルス教団の暗殺者というのは間違いないのか?」
ミオ「自分で言ってたし、そうなんじゃない?」
セニア「まず間違いないわね。ヴォルクルス教団実行部隊の名を騙るバカなんてそういないでしょ」「そんなことよりデュラクシールよ!! あれがヴォルクルス教団に渡ってたなんて!」
ウェンディ「あの…ごめんなさい、セニア様」
セニア「? なんでウェンディが謝るの?」
ウェンディ「調べてみたんですが…どうやらテューディからラセツを経由してヴォルクルス教団に渡ったみたいで…」
セニア「あーっ!? それか!! エウリードのパターン!!」
ウェンディ「姉がまたしても迷惑をかけてしまって…本当にすみません」
セニア「い、いいわよ、ウェンディ。そもそもは管理をちゃんとしてない設計局や軍の問題なんだし」「それに、私が怒ってるのはそれだけじゃないし」
ウェンディ「え?」
セニア「ウェンディは気付かなかった? あのデュラクシールは少し変だって」
ウェンディ「あ…そ、それは気付いてました。おそらくは複製しきれなかったのでは、と」
セニア「そうなのよ! 反応速度も今イチだし、ちゃんと設計通り作りなさいっての!」
プレシア「な、なんか怒り方が理不尽な気がする」
ウェンディ「セナイ様の仰るとおりです。設計思想を理解せずに製作するなんて職人の風上にも置けません」
マサキ「お前らなぁ…怒るポイントがおかしいだろ」
ミオ「あ、マサキ、もう大丈夫なの?」
マサキ「ああ、なんとかな」
ヤンロン「それにしても…操者を直接狙ってくるとはな」
テュッティ「ええ、これからはあ外出にも気を付けないと」
リューネ「マサキは一人で出歩くの禁止ね!」
マサキ「ちぇっ…」
【シナリオエンドデモ終了】


[無鬼神論]
【シナリオデモ開始】

ガエン「マサキ・アンドー…思ったより手練れだったが…手はあるはず」
????(シュウ)「あまて余計な干渉はしていただきたくないですね。暗殺者ガエン」
ガエン「なにっ!? 貴様…背教者クリストフ!? バカな、この俺が気配に気付かぬなど…!」
シュウ「隠形の咒素子への対抗策はヴォルクルス教団も手にしていないようですね」
ガエン「そういうことか…だが、そちらから姿を現してくれたとは好都合。ここで貴様の息の根を止めてやろう」
シュウ「本気ですか? 私の実力はあなたも知っているでしょう?」
ガエン「ふん、ヴォルクルスの加護を捨てた貴様にならデュラクシールの力さえあれば…」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕

ガエン「ぐうっ!? か、身体が…!?」
シュウ「動かない方がいいですよ。あなたが身を隠す可能性が高い場所にいくつか魔術罠を施していましてね」
ガエン「俺の行動を読んでいただと…?」
シュウ「ヴォルクルス教団時代、あなたとは何度か手を組みましたからね。さて、大人しくしてもらいましょうか」
ガエン「ふん…情報を得るつもりなら無駄だ」
シュウ「先ほどあなたはヴォルクルスの名を呼び捨てにしましたね?」
ガエン「…!?」
シュウ「あなたには見込みがあります。そんなあなたに見せたいものがあるのですよ。付いてきてもらいます」
ガエン「………」

ガエン「ここは…ヴォルクルス神殿か?」
シュウ「ええ、ヴォルクルス教団にも知られていません。私が大司教ジぢあに発見して秘匿していたのです」
ガエン「こんなところに連れ込んでどうするつもりだ?」
シュウ「あなたに真実を見せてあげようと思いましてね」
〔ボタンを押す音〕
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

ガエン「何をした?」
シュウ「簡易復活システムですよ。ヴォルクルスのね」
ガエン「なにっ!?」
〔震動音〕
〔画面、震動〕

S・ヴォルクルス「我ヲ喚ンダノハ…貴様カ…」
シュウ「ええ、私です。少々聞きたいことがありますので」
S・ヴォルクルス「背教者風情ガ賢シラナ…」
シュウ「では教えてください。神とはなんです?」
S・ヴォルクルス「我ダ…我コソガ唯一ニシテ絶対ノ神…」
シュウ「紋切り型の説明は結構です。私が知りたいのはあなたの本質…一般的な精霊とどう違うのか、ですよ」
S・ヴォルクルス「精霊ダト…アノヨウナ有象無象ト我ヲ同一視スルナド…無礼極マル…」
シュウ「答えになっていませんね。私の仮説を言いましょう」「あなたも精霊と同様、過去と今の人々の想い…特に憎悪や怨念を元に構成されている。違いますか?」
S・ヴォルクルス「戯ケタコトヲ…愚弄スルニモホドガアル…」
シュウ「答えられないといううことは、認めたということ。そうですね?」
S・ヴォルクルス「ドウヤラ身ヲ以テ教エルベキダナ…背教者ヨ…」
シュウ「さて、このやりとりを聞いてどう判断しますか? ガエン…」
ガエン「………」
シュウ「やはり、あなたも薄々気付いていたようですね。さて、これであなたの役目は終わりました。ヴォルクルス」「人語を解すとは言え、所詮は分身。グランゾンの前に露と消えなさい」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

S・ヴォルクルス「返ス返スモ小癪ナ…我ガチカラ、思シ知ルガヨイ…」
シュウ「ええ、何度も身を以て知っていますよ。あなたを倒せるとね」

S・ヴォルクルス「グオォォォォ…」
シュウ「再びとこしえの闇に沈みなさい」
S・ヴォルクルス「イズレ…必ズ…真ノ姿ヲ顕現シテ見セヨウ…ソノ時ヲ楽シミトスルガヨイ…」
シュウ「ええ、望むところです」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シュウ「さて、今でもあなたはあれえを神だと思いますか?」
ガエン「…紙など存在しない」
シュウ「おや、思ったより物わかりがいいですね」
ガエン「俺の位階は助祭に過ぎない。ヴォルクルスと契約も結んでいない」「そもそも俺は、ヴォルクルス教団経営の孤児院で暗殺者として育てられ、その教えに忠実に従っていただけだ」
シュウ「では、ヴォルクルス教団を抜けると?」
ガエン「それが簡単ではないことは、貴様が一番よく知っているだろう?」
シュウ「そうですね。それなりの力か後ろ盾がない限り、一生暗殺を恐れることになります」「そこで取引です。ラングラン軍に投降しなさい。そして司法取引を使うのです」
ガエン「一生刑務所で暮らせば、暗殺の恐れはないと? 浅慮だな。たとえ刑務所でも、暗殺者の手からは逃れられない」
シュウ「ラングラン軍には少しばかりコネがありましてね…かなり裏技になりますが、方法はあります」
ガエン「ほう…聞かせてもらおう」
シュウ「その前に、あなたが知るヴォルクルス教団の情報をいただきたいのですが」
ガエン「使い捨てに過ぎぬ暗殺者である俺の、か?」
シュウ「ヴォルクルス教団は知っての通り、横の繋がりが薄いのですが、あなたの立場であれば知れることも多いでしょう?」
ガエン「…ふん。情報はその価値を知る者が手に入れてこそ意味がある、か…」「よかろう。俺の知っていることであれば洗いざらい話そう」
【シナリオエンドデモ終了】


[ゼルヴォイド]
【シナリオデモ開始】

セニア「えー、アンティラス隊に新入操者が参加します」
テュッティ「あら、いい事じゃないですか」
マサキ「問題は、その新入りの名前だ」
テュッティ「名前って…知り合いなの?」
マサキ「ああ、ここにいるみんな、大体知ってる」
ミオ「ね、誰? 誰?」
セニア「…ガエンよ」
プレシア「ガエン? ガエンって…」「あっ!? あのガエン!?」
セニア「そう。元ヴォルクルス教団の暗殺者で、あたしたちに投降してきた…あのガエンよ」
ヤンロン「意味がわからん。あいつは今頃刑務所のはずだ」
セニア「えっとね、簡単に言うとラングラン政府からの取引なのよ。ある魔装機と資金を受け取る代わりに、ガエンを引き受けろって」
ウェンディ「ある魔装機…? セニア様、まさかそれって…」
セニア「あ、気付かれた? えーと、デュラクシールって言うんだけど…あははは…」
マサキ「おい、ちょっと待て! その話初耳だぞ!」
セニア「聞かれなかったから」
マサキ「セニア!! お前、デュラクシールを手に入れたいからガエンを引き取ったのか!?」
セニア「逆よ、逆! ガエンを引き取れって言うなら、資金とデュラクシールをくれって言ったの!」
テュッティ「つまり、ガエンを引き取るのは既定路線だったんですね?」
セニア「まあ、アンティラス隊設立でもラングランには色々と支援してもらってるし、こればっかりはね…」
マサキ「アンティラス隊は独立組織なんじゃねえのかよ?」
セニア「まだそこまでの実績を積んでないんだからしょうがないじゃない」
テュッティ「はあ…仕方ありませんね。それで、その当人のガエンは?」
セニア「もう連れてきてる。入っていいよ、ガエン」
〔ハッチの開閉音〕
ガエン「よろしく頼む」
ヤンロン「…本当に信用できるんだろうな?」
ガエン「さあな、それを決めるのはお前たちだ」
セニア「一応精神鑑定やらなんやら検査はしたわ。GPSも埋め込んであるし、外部的には問題なしってとこ」
マサキ「問題は中身だよな…おい、ガエン。もし俺たちが受け入れを拒否したらどうする?」
ガエン「お前達があくまで拒否するのならば、俺は元通り、懲役刑に戻るだけだ」
マサキ「懲役刑ね…ちなみに刑期はどれくらいあるんだ?」
ガエン「累計で348年と3ヶ月だ。事実上の終身刑になる」
マサキ「それで、お前は納得するのか?」
ガエン「逆に訊こう。お前が同じ立場なら納得するか?」
マサキ「そんなもん!」「…わかるかよ」
ミオ「いやー、絶対納得しないと思うな、マサキなら」
リューネ「だね」
マサキ「うるせぇ! 俺じゃなくて、問題はこいつの事だよ! こいつがどう思ってるかなんだよ!」
ガエン「納得していない、と言ったらどうする?」
マサキ「…それは、本心か?」
ガエン「それを知る術はなかろう。表に出た行動以外ではな」
マサキ「まあ、そうだが…」
ガエン「だったら、俺の意見など最初から無視しておけ」
マサキ「その言い方が気に食わねぇってんだよ! いちいち人の神経逆なでしやがって!」
ガエン「それはすまない。そんな事を意識した経験はないのでな」
マサキ「…厄介なヤツだな」「そもそも本気でアンティラス隊としてやっていく気はあるのかよ」
ガエン「ある…と言っても納得はしないのだろう?」
ヤンロン「ならば利き方を変えよう。貴様はなんのために戦う?」
ガエン「ヴォルクルスを…いや、神を名乗る不届き者を滅するためだ」
テュッティ「ヴォルクルスに対する意趣返し?」
ガエン「そんなところだ」
マサキ「ヴォルクルス教団は確かに敵だけどよ…オレたちの敵はそれだけじゃねぇぞ」
ガエン「わかっている。命令には従う。それが俺に残された唯一の生きる道だ」
ミオ「正直言って、あたしは信用できない」
プレシア「あたしも…」
セニア「どちらにせよ、ガエンは当分保護観察の身だし、しっばらくあたしに預けてもらっていい? こいつ、メカニックの才能あるのよ」
マサキ「セニア…お前、こき使う相手、ファングだけじゃ足りねぇってのか?」
セニア「ファングは雑用係。メカニックとしては使えないのよ」
マサキ「ひでぇ言い方…」
セニア「あと、ガエンが証言したヴォルクルス神殿を調査しないといけないのよね」
ヤンロン「ふむ、証言を立証するのか」
セニア「そういうこと。こっちじゃ掴んでない情報だったし」
マサキ「んじゃ、行ってみるか」

マサキ「崩れかけてやがるが…」
ミオ「ガエンの証言通りだったね」
マサキ「ああ。ま、この件に関しては嘘じゃなかったってだけだがな」
〔震動音〕
〔画面、震動〕

マサキ「地震だと!? お、まさか…」
テュッティ「あれは…ヴォルクルス!!」
ミオ「ええっ!? またぁ!?」
マサキ「ちっ、この神殿は生きてたってのか? いや、そんな話は後だ、とにかくあいつらを…」
????(エラン)「おやおや、こんなところで出会うなんてね」
マサキ「!? 誰だ!?」
エラン「僕はエラン・ゼノサキス」
マサキ「ゼノサキス…!?」
エラン「そう、ゼノサキス一族。剣神ランドールの真の末裔さ」
プレシア「え? 親戚なの? あ、あの、どうも…プレシア・ゼノサキスです…」「っと、挨拶してる場合じゃなかった! 早く逃げてください! ヴォルクルスが!」
エラン「ああ、あれなら心配要らないよ。僕が練習用に復活させたものだから。すぐに片付ける」
マサキ「なっ!? 練習用に復活だと!?」
エラン「でも、君がちがいるなら必要なかったかな? 君たちに練習台になってもらえばいいんだし」
マサキ「何を言ってやがるんだ、てめぇは?」
エラン「こういう事さ。来いっ! ゼルヴォイド!!」
ウェディ「あ…あれは…!?」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

マサキ「何っ!? 黒い…サイバスターだと!?」
エラン「サイバスター? 一緒にして欲しくないね。これは、ゼルヴォイドって言うんだよ」
マサキ「何言ってやがる! 明らかに偽物だろうが!!」
エラン「違うね、このゼルヴォイドこそが、正真正銘、本家本物なんだよ! 設計者のウェンディに聞いてみたらどうだい?」
ウェンディ「………」
マサキ「ウェンディ!? 何か…知ってるのか?」
ウェンディ「そんな…まさか。そんな事…あり得ない…はずよ」
マサキ「どうした? ウェンディ!」
ウェンディ「あ…ご、ごめんなさい。マサキ…私、ちょっと気分が…」
エラン「ハハハハ! 気持ちはわかるよ」「何しろ自分が造ったサイバスターが、人様のものをパクったんだって図星を突かれちゃ、気分も悪くなるよな」
マサキ「てめぇ!」

エラン「ふうん、やるじゃないか。少しは見直したよ」
マサキ「強がってんじゃねぇ!」
エラン「強がり? まだわからないのか? それじゃ見せてあげるよ。この僕の、ゼルヴォイドの本当の力をね!」
〔出力の上昇音〕
〔画面、フラッシュ〕

マサキ「こ…これは…まさか…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

エラン「ふっ…これでわかっただろう?」
マサキ「ポゼッション…だと!?」
エラン「そういえば君も、たった一度とはいえ体験しているんだったね。そう、ポゼッションさ!」
ウェンディ「そんな…ポゼッションをいとも簡単に…」
エラン「だから言っただろ? 君達は偽物なんだよ。まがい物、コピー、出来損ない」
マサキ「てめぇ…いい加減に…」
ウェンディ「ダメ! マサキ! 相手はポゼッションを発動してるのよ! 普通に戦って勝てる相手じゃない!」
エラン「そういう事さ。今回はあいつの手引きで出会うことになったけど、元々まだ戦うつもりはなかった」「君がもっと成長したら立ち会ってあげるよ、マサキ」
マサキ「待ちやがれっ!」「…くそっ!!」

マサキ「それで、ゼルヴォイドって奴のこと、何かわかったのか?」
ウェンディ「もしかすると…姉さんが関わってた可能性があるの」
テュッティ「姉さんって、テューディですか? でも、ウェンディさんがサイバスターを設計した頃は、まだテューディは…」
ウェンディ「表には出ていなかったけど…それでも私の中にいたのは確かよ」
マサキ「テューディが表に出始めたのは王都が襲撃された日からなんだろ? やっぱり関係ねぇんじゃ?」「サイバスターは明らかに、他の魔装機神と設計思想が違うのは気が付いてる?」
マサキ「ああ、それは何となくわかる。変形するしな」
ウェンディ「最初は、私自身のインスピレーションだと思ってたの…でも、もしかしたら姉さんに引きずられて…」
ヤンロン「表には出ていなくても、影響は受けていた、か…」
ウェンディ「そして、姉さんが参考にした機体がゼルヴォイドだったら…」
マサキ「待て待て。何もあのゼルヴォイドがオリジナルだって証拠はねぇんだ。エランが言ってるだけだろ」
ウェンディ「そうなんだけど…」
マサキ「あんなヤツの言う事を真に受けるな。サイバスターはウェンディの最高傑作だよ」
ウェンディ「…ありがとう、マサキ」
ヤンロン「それにしても…なぜエランは僕たちに突っかかってきた?」
ミオ「まあ、マサキが挑発に乗っちゃったってのもあるけど…戦う理由なんて無いよねぇ?」「プレシア、親戚なんだったら聞いてみれば?」
プレシア「それが…ゼノサキス家っていくつか分家があるのは知ってるんだけど…連絡先までは…。お父さんが生きてればわかるんだけど」
ミオ「そっか…」
ヤンロン「なんにせよ、あの様子だと、エランはまた仕掛けてきそうだな。用心は必要だ」
マサキ「ったく、情勢が物騒になってるってのによ…」
【シナリオエンドデモ終了】


[マサキの苦悩]
【シナリオデモ開始】

サフィーネ「ただいま戻りましたわ、シュウ様」
シュウ「お疲れ様です、サフィーネ。報告には目を通しましたよ。おかげで様々なことが判明しました」
サフィーネ「お役に立てて何よりです。それで、アンティラス隊の方はどうなっていますの?」「ヴォルクルス教団の調査で、あまりニュースに触れる機会が無かったもので」
シュウ「少し困ったことになっていましたね。それでサリーネにも調査を中断して急遽戻ってもらったのです」
サフィーネ「と、言いますと?」
モニカ「マサキがサイバスターから拒否されてしまわれたのです」
サフィーネ「あらま。そういう機能がある事は知ってたけど、実際にそうなるなんて…」「マサキは一体何をしでかしたんです?」
モニカ「それは…」
サフィーネ「モニカじゃなくてシュウ様に聞いてるの!」
モニカ「あのう、マサキのことを調べたのは私かもしれないのですが…」
サフィーネ「うるさいわね、長いおとシュウ様のお顔を拝見してなかったんだから、シュウ様成分が不足してるの! 黙ってなさい!」
シュウ「…まあ、いいでしょう。順を追って説明しましょう」「シュテドニアス分裂騒動でアンティラス隊は調停に向かいました」「その際、マサキたちはシュテドニアス軍から怨嗟の声を浴びせられたようです」
サフィーネ「まあ、当然ですわね。ゾラウシャルド大統領やラセツ大佐を倒したんですもの」
シュウ「特にラセツは部下には優しかった男ですからね。一方的とはいえ、その声はマサキにとって精神的ダメージになったようです」
サフィーネ「でも、その程度でマサキがへこたれるとは思えませんけど…」
シュウ「他にもエルシーネの主張する平和主義にも惑わされたとか」
サフィーネ「…お姉様ですか。それは確かに困りますわね」「昔から理想主義者でしたけど、キュリウス派の教母って言わっるようになってから、度を超してますもの」「とどめがラスフィトートとの邂逅です。あれは調和神を名乗っていますからね、戦いを否定したのです」「戦いによって生まれる憎しみの連鎖にマサキは己を見失い、その言葉に惑わされた…」
シュウ「そしてとうとうサイバスターから拒否されてしまったということです」
サフィーネ「やっぱり、まだまだガキですわね」
シュウ「しかし、手をこまねいているわけにもいきません。アンティラス隊の戦力低下は見過ごせませんよ」
サフィーネ「そうですね…彼らにはまだまだやってもらいたいことがありますもの」
シュウ「エランの件もありますし、やはり私が直接動くべきでしょうね…」
【シナリオデモ終了】


[一陽来復]
【シナリオデモ開始】

シュウ「なるほど、居住空間もしっかりしていますね。さすがフリングホルニ」
マサキ「………」
シュウ「おや、マサキらしくもない。何も言ってきませんね」
リューネ「あのね、マサキが今どういう状態なのかは知ってるんでしょ!?」
シュウ「ええ、サイバスターに拒否されたんでしょう? ですからこうやってわざわざやって来たのですが」
マサキ「笑いに来たのか…?」
シュウ「…なるほど、重症ですね。少し昔話をしましょう」
マサキ「………」
シュウ「マサキがまだサイバスターに選ばれる前、サフィーネがサイバスターを手に入れようとしたのは覚えていますか?」
ウェンディ「え、ええ…モニカ様が人質にとられて…」
シュウ「あれは、私が指示したのです」
ウェンディ「えっ!?」
シュウ「グランゾンは完成前でしたし、サイバスターにも興味がありましてね」
セニア「クリストフ…あんた、サイバスターを手に入れてどうする気だったのよ?」「サイバスターが操者を選ぶのはあんただって知ってたでしょ?」
シュウ「ええ、だからこそです。私は当時、サイバスターに選ばれる自信がありました」
マサキ「なんだと…? ヴォルクルスに操られてたてめぇがか? んなわけねぇだろうが」
シュウ「今になってみればそう思います。ですが当時、私はヴォルクルスに操られているという自覚は全くなかったのです」「しかしながら、その頃から私は自由を求めていました」「サイバスターの守護精霊は風。その象徴とするものは自由…」
セニア「なるほどね。クリストフは確かにずっとそうだったわ」「とはいえ、サイバスターを手に入れ、万が一操者に選ばれていたとしても、それが自由に繋がるとは限らないわよ?」
シュウ「でしょうね。ですが私は力を欲していたのです。自由を得るための戦う力を…」
マサキ「自由を得るための…戦う力?」
シュウ「グランゾンもその一環ですよ。自由とは、戦って勝ち取るもの。そして、その責任を伴うものですから」「戦う意志を失っては、自由はその手を離れていきます」
マサキ「戦う意志…か…」
シュウ「サイバスターの守護精霊、風のサイフィスはそれを重視しているはずです」
マサキ「つまり…俺が戦う意志をなくしたから、サイフィスに見放されたってのか?」
シュウ「以前私はあなたに忠告しました。あなたは大義に縛られすぎていると」「心の赴くまま、感情の命ずるままに動いてそれでいて過たない…それが魔装機神操者の理想の境地だと言ったはずです」
マサキ「理屈で考え過ぎてるってのか?」
シュウ「人というのは不思議なもので、潜在認知が行動を決定する、つまい考えるより先に動くことが多いのです」「ですがそこの雑多な情報が介在することで情動にはバイアスがかかる…今のあなたはそういう状況でしょう」
マサキ「…何言ってんのかわかんねぇ」
シュウ「簡単に言えば、初心忘るべからずです」「学び、考えることは大切ですが、あなたがなぜサイバスターに選ばれたか、それを思い出さなければなりません」「そのために必要なのは…」
【シナリオデモ終了】


[サイフィスとの同調]
【シナリオデモ開始】

イブン「ほう…あのクリストフ…もとい、シュウと名乗っておるのじゃったな? お主がここに来るとはのう」
シュウ「マサキにここに来るように進言したのは私ですから、見届ける責任があります」
イブン「…で、お主も付いてきたのか、サフィーネ」
サフィーネ「久しぶりね。たしか、テュッティがファミリアを作った時以来だったかしら」
イブン「悪びれた様子もないのう…」
マサキ「こいつらのことは気にしないでくれ」
イブン「ふむ…マサキ、思ったより元気そうじゃの。もっとへこんでおるかと思ったが」
マサキ「ふん、いつまでも落ち込んでられっかよ」
リューネ「そんなこと言って、シュウが来るまではかなり落ち込んでたくせに」
マサキ「うっせぇ! んなことより、精霊界での修行だ! ここに来たってことはそういう意味だろ!?」
シュウ「ええ、そうです。今のマサキなら、精霊界であればサイバスターに乗ることも可能でしょう」
ミオ「サイバスターに拒否されてるのに?」
シュウ「今のマサキは戦う意志を少なからず取り戻していますからね」
イブン「ふむ…シュウの言っておることはあながち間違ってはおらん」「無論、マサキの心次第じゃが…やってみるかね?」
マサキ「…ああ、やってくれ」
イブン「うむ。では、リューネ、そしてウェンディも準備せい。お主等も精霊界にリンクせねばな」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

マサキ「デュラクシール…相手はフェイル殿下か」
フェイル「そうだ、私だよ」
マサキ「もう一度…俺にやれってのか!」
フェイル「君がなくしたものを取り戻すためなら、私は喜んで相手になるよ」
マサキ「殿下…」
フェイル「それが、今の私にできる唯一の償いだからな」
マサキ「償いなんて…そんな事言わないでくれ! 殿下は…最期まで立派だっただからよ」
フェイル「ありがとう、マサキ。では、感謝を込めて…君の迷いを消し去ってあげよう」「それでいいな?」
マサキ「…わかった」「いくぜっ!!」

マサキ「殿下…殿下は平和のために戦ったんだよな?」
フェイル「ああ、そうだ……いや、そのつもりだった。君が、私の過ちを糺してくれたんだよ、マサキ」
マサキ「あ…」
フェイル「平和とは、尊いものだ。だが、それは誰かに与えられるものじゃない。常に、護り抜くものなんだ、と」
マサキ「殿下…」
フェイル「急ぎすぎた私に、君は迷いなくぶつかってきてくれた。それは、戦わねば得られなかったものだ」
マサキ「戦わねば…得られなかった…もの?」
フェイル「平和にも、隷従の平和がある様に、戦争にも、解放の戦争、防衛の戦争がある。全てをひとくくりでは語れない」「戦いで失うものは計り知れない。だが、戦わねば得られない、護れないものも少なからずある」
マサキ「それは…わかってるつもりだが…」
フェイル「では掴め、思い出せ! 私との戦いで得たもの、失ったものを!」
マサキ「くっ!!」

フェイル「さすがだ、マサキ…」
マサキ「俺は…また殿下を失うのか?」
フェイル「いや…私が遺したものは、君が立派に受け継いでくれている。失ってなど…いない」
マサキ「受け継いでいる…俺が?」
フェイル「精霊の心だよ。魔装機神に込められた精霊の意志…それが、君に託されたものだ」「何者にも屈しない、独立した意志。あらゆる脅威と戦いうる力。その全てが魔装機神にある」
マサキ「ああ…そうだった。魔装機神は…戦い、護るために生み出されたんだ…」「殿下はそれを、俺に教えてくれた…」
フェイル「平和とは、相手の言うなりになれば訪れるものじゃない。それはただの隷属で、かりそめの平和に過ぎない」
マサキ「けど…生まれていく憎しみは…消す事ができねぇ…」
フェイル「では問おう。君は、私が憎くて戦ったのか?」
マサキ「んなワケねぇだろうが!」「戦わなきゃならねぇから…だから俺は…」
フェイル「そうだ。憎くなくても戦わねばならない時がある。同じ様に、たとえ憎まれても戦わねばならない時もある」
マサキ「あ…」
フェイル「誰だって、憎まれるのは嫌なものだ。だが…」
マサキ「そうだな…そんなもの、言い訳にしちゃいけねぇ。やるべき事をやる…その方が大事だ」
フェイル「ああ、そうだ…それでこそ、私を止めてくれたマサキだよ」
マサキ「殿下…さよならは言わねぇ。また…会えるんだろう?」
フェイル「さあな…君がまた迷う様な事があれば、会えるかもしれないが」 マサキ「ああ、だったら会えない方がいいのかな?」 フェイル「迷わない人生など無いからな。特に君は方向音痴だし」
マサキ「はは、うまい事いうじゃん」
フェイル「ふ…ははは。では、いずれな」
マサキ「ああ…殿下」「…殿下と笑って別れられるとはな」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「…殿下と笑って別れられるとはな」
イブン「ふむ、どうやらうまくいったようじゃな」
マサキ「ああ、イブン婆さん。殿下のおかげで…」
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

マサキ「!? なんだ? まだあるのか…?」
リューネ「サイバスターの前に何か光が…マサキ、何かしたの?」
マサキ「? 誰だよ?」
リューネ「なに言ってんの。あたしよ、リューネ」
マサキ「だから、誰だっての」
リューネ「あ、あれ?」
イブン「ふう、こちらの声が届いておらんか。だとするとあれはもしや…」
マサキ「なっ!? サイフィスって…喋れたのか?」
ウェンディ「えっ!? サイフィス!? マサキ、サイフィスと喋ってるの?」
マサキ「サイフィスって、女だったのか」
リューネ「女ぁ!? ちょっと、マサキ!! どういうこと?」
イブン「だから聞こえておらんと言っとろうに…。しかし、サイフィスが降臨するとはのう…」
マサキ「あ、そうか…同調してんのか、これ」
イブン「やはり、サイフィスと同調したか。これは想像以上じゃったな」
ウェンディ「何か問題が?」
イブン「いや、むしろその逆じゃ。マサキめ、また成長しおったわ」
マサキ「要するにパワーアップしたのか?」
リューネ「あれ? こっちに声聞こえてないんだよね?」
イブン「あれはサイフィスに教えてもらっておるんじゃろう。サイバスターの新しい力をな」
リューネ「サイバスターの新しい力…」
マサキ「そう言うあんたは、なんかこう、浮世離れしてんな。いいトコのお嬢さんみてぇだ」「まあ、もっともお嬢さんなのにお嬢さんっぽくないヤツが身近には多いんだが。リューネとか」
リューネ「マサキ! 聞こえてるよ!」
マサキ「おっと? ん? リューネ、お前にはサイフィスの声って聞こえてねぇのか」
ウェンディ「あら? マサキの方にも聞こえてる?」
イブン「ふむ、サイフィスとの同調が弱まってきたようじゃな」
ウェンディ「イブン様、さっきサイバスターの新しい力っておっしゃってましたけど、それって…?」
イブン「うむ、わしの推測が正しければ…」
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

ウェンディ「あ…あれは…」
マサキ「これが…サイバスターの新しい姿か」
リューネ「なんか…形が変わってる?」
ウェンディ「そんな…どうして…」
イブン「サイフィスの力、じゃな」
マサキ「ああ、サイフィスが力を貸してくれたってよ。ポゼッションに耐えられるようにしたんだと」
ウェンディ「ポゼッションに耐える…そんな事が可能になるなんて……」
マサキ「これからは短時間だけだが、俺の意志でポゼッションできるぜ」
ウェンディ「自分の意志でポゼッションを!? 設計した私でさえ、そんな事は想像してなかったのに…」
イブン「サイフィスとサイバスターは、よほど相性がいいと見える」「高位精霊との契約が機体に及ぼす影響は、想像以上じゃな」
ウェンディ「…設計した私が言うのもなんだけど、サイバスターにはまだ謎があるのね」
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

リューネ「あれ? サイバスター、元に戻っちゃった」
イブン「ポゼッション発動時の補助システムじゃからな。常時発動するものではないわい」
ウェンディ「…ポゼッションはプラーナの消耗が激しいから、あまり多用しない方がいいわね…」「いくら強化したと言っても、どんな影響があるか、わからないし」
マサキ「だろうな…なんか……疲れ…た…」
イブン「む、そろそろ限界か。マサキ、こちらの世界に戻すぞ」
マサキ「わりぃ…頼まぁ…」

マサキ「う…ううん…ここは…」
イブン「うむ、ようやく目が覚めた様じゃな」
マサキ「あ、ああ……ありがとうな、イブン婆さん」
イブン「毎度のことじゃ礼には及ばん。どうしてもというなら、ここに連れてきてくれたシュウに言ったらどうじゃ?」
シュウ「ほう、これは貴重な体験ができそうですね」
マサキ「………」
シュウ「………」
マサキ「………」
リューネ「どうしても言いたくないみたいね」
マサキ「当たり前だ!!」
シュウ「どうやら、もうすっかり元に戻ったようですね」
マサキ「くっ…そう言いたいところだが…かなり疲れて…」
〔人の倒れる音〕
リューネ「ま、マサキ!?」
ウェンディ「大変!!」
イブン「慌てずともよい。少々プラーナを使いすぎて、気を失っただけよ」
ウェンディ「で、でも、このままじゃ…」
イブン「そうじゃな…。心配なら、プラーナを補給してやればよい」
ウェンディ「えっ? 補給ってその…例のあれ…ですか?」
リューネ「何? 例のあれって?」
イブン「口移しじゃよ」
リューネ「へぇ、口移しで…」「って、口移しっ!?」
ウェンディ「あ、あのね、あくまでその、応急処置であって、その…」
イブン「何を今更恥ずかしがっておる。以前に経験もあるじゃろうに」
リューネ「えっ? ウソッ!? 経験…あるの?」
ウェンディ「だ、だからそれは応急処置だから! 人工呼吸みたいなものだから!」
リューネ「ずるい、ウェンディさん!」
ウェンディ「だって、その…緊急事態だったし…3年近く前の話だし……」
リューネ「じゃ、今も緊急事態なんだから、あたしにもやり方教えて」
ウェンディ「えっ? や、やり方って、その…プラーナ補給の?」
リューネ「うん」
ウェンディ「そ、それはその…何て言うか…」
イブン「埒があかんのう。シュウ、お主もやり方くらいは知っておろう。二人の代わりにお主が…」
リューネ「だめぇぇぇぇ!!」
ウェンディ「ええっ? マサキとシュウがそんな…そんな…」
シュウ「お断りします」
マサキ「…おい、さっきから黙って聞いてりゃ気色悪いこと言いやがって!」
イブン「おや、気付きおったか」
リューネ「マサキ、もう大丈夫なの?」
マサキ「まあ、なんとかな」
シュウ「では確認します。あなたはサイフィスに認められ、再びサイバスターの操者となった」
マサキ「ああ、そうだ。俺はサイバスターの操者だ!」
シュウ「再びラスフィトートが現れた場合、どうしますか?」
マサキ「ラスフィトートは、ヴォルクルスと同じか、それ以上に禍々しい存在だ。復活させちゃいけねぇ!」
シュウ「マサキ、それはあなたの意志ですか? それとも精霊の意志?」
マサキ「どっちもだ。今は俺の中で交じり合ってる」
シュウ「…どうやら、ようやく魔装機神操者として、ギリギリ合格点に達した様ですね、マサキ」
マサキ「てめぇに褒められても嬉しかねけんだよ! なんだ、そおの上から目線は!」
シュウ「では、これで私は失礼します」
イブン「なんじゃ、せわしないのう。茶でも飲んでいかんか?」
シュウ「少しばかりやることがありましてね。では…」
〔歩き去る足音〕
マサキ「あいつ、また何か企んでやがんな?」
リューネ「もう、マサキ! 助けてもらったんだからそんな言い方しなくたっていいじゃない!」
マサキ「…ああ、それについちゃ感謝はしてる。面と向かっては言わねぇけどな」
クロ「まったく、すニャおじゃニャいんだから」
【シナリオエンドデモ終了】


[対決、エラン・ゼノサキス]
【シナリオデモ開始】

テュッティ「ふうん、なるほど…確かに元に戻ったみたいね、マサキ」
ヤンロン「うむ、心なしか顔つきも大人びたな」
マサキ「わりぃな、色々面倒かけちまって」
ヤンロン「気にするな。僕たちもラスフィトートの一件で倒れたこともある」
ミオ「持ちつ持たれつってことで」
マサキ「ああ、そうだな…」
〔走り寄る足音〕
セニア「マサキ! エランから通信よ!」
マサキ「エラン!? あいつ、一体何を…」
セニア「こっちのモニターに回すわ」
エラン「へぇ…案外元気そうじゃないか、マサキ」
マサキ「何の用だ?」
エラン「君がサイバスターから拒否されてからどんな顔をしているか拝んでやろうと思ってたんだけど…」
マサキ「てめぇ、ケンカ売ってんのか?」
エラン「まあ、そうだね。どうやら君も成長したみたいだし、そういうことにしておこうか」
マサキ「なんだと? どういう意味だ?」
エラン「だから、決闘さ。君の言葉を借りればケンカを売る、だね」
マサキ「ワケが分からねぇ。何でてめぇと戦わなきゃいけねぇんだ?」
エラン「シュウから聞いてるよ。再びサイバスターの操者になれたって。まあ、快気祝いだと思ってくれていい」
マサキ「何が快気祝いだ! てめぇと戦う理由を言え!」
エラン「決まってるじゃないか。僕がそうしたいからさ」
マサキ「こっちは忙しいんだ、てめぇの勝手な思惑に振り回されてたまるか!」
エラン「じゃあ、僕に勝てたらゼルヴォイドの秘密を教えてあげるよ。それならどうだい?」
セニア「ゼルヴォイドの秘密!? 教えて!」
マサキ「こら、セニア!!」
エラン「君たちにとって有用な情報もあるかもね。悪くない取引だろ?」
ヤンロン「ひとつ聞こう。エラン、君の目的はなんだ?」
エラン「知りたければ僕に勝つんだね」
テュッティ「どうしても私たちと戦いたいのね?」
エラン「正確にはマサキとだけだけどね。まあ、有象無象がいても気にしないよ」
ミオ「ずいぶん自信があるみたいね」
マサキ「…いいだろう。その申し出、受けてやるよ。構わねぇな? みんな」
ヤンロン「異論は無い」
テュッティ「ええ、ゼルヴォイドについてはもっと知っておいた方がよさそうね」
ミオ「ああいうの、一回思い知らせた方がいいのよ」
マサキ「てなワケだ、エラン」
エラン「結構。それじゃ今から送る座標に来てもらうよ。破棄されたヴォルクルス神殿だ」
セニア「受け取ったわ。…ここも初めて聞く場所ね」
エラン「それじゃ、待ってるよ」
〔通信の閉じる音〕
ウェンディ「また私たちの知らないヴォルクルス神殿…」
セニア「ゼノサキス一族はヴォルクルスと戦うことが使命みたいなものだから、色々知ってるんだろうけど…」
ッマサキ「とにかく行ってみりゃわかる。色々とな」

マサキ「来たぞ、エラン!」
S・ヴォルクルス「グオォォォォ!!」
マサキ「げっ!? ヴォルクルス!? 罠か!?」
エラン「ああ、ようやく来たね。遅かったからちょっとトレーニングしてたのさ。まあ、気にしないでくれ」
マサキ「またか…」
セニア「そんなワケにいかないでしょ! 地上に出たりしたらどうするのよ!」
エラン「見ればわかるだろ? この程度の奴が地上には出られないって」
テュッティ「それにしても…ここはとっくに破棄されててヴォルクルスが出現するほどの力は残っていないはずなのに…」
エラン「鉱山で掘り尽くしたと思っても、、新しい技法で再び採掘できたりするだろ? それと同じさ」
S・ヴォルクルス「グオォォォォ!!」
ミオ「って、やっぱまたこいつら、あたしたちだけ狙ってる!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

エラン「なるほど…改めて見ると、様子が変わったな、サイバスターは」
マサキ「今までの俺と同じだと思うなっ!」
ガエン「ヴォルクルスが相手か…面白い…」

エラン「へぇ…確かに強くなってるよ、サイバスターはここは負けを認めてあげよう」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「さあ、約束だ。ゼルヴォイドのこと、洗いざらい話してもらうぜ!」
エラン「ゼルヴォイドは遠い過去に造られた魔装機さ」
ウェンディ「それじゃ、ラスフィトート神殿で見たあの魔装機の残骸はやっぱり…」
エラン「そういう事。誰が造ったのかは僕も知らない。造られた時代も1000年以上前としかわかっていない」「僕はただ、それを復元したんだよ」
マサキ「てめぇ…素性もよくわからねぇくせに、サイバスターのことをニセモンだなんだと言いがかりつけてきやがったのか!」
エラン「そりゃあ、ゼルヴォイドの方が明らかに古いものだからね。正論だろ?」
マサキ「ちっ…まあいい。で、てめぇはそのゼルヴォイドを使って何をしようとしてやがる?」
エラン「ラスフィトートを倒すのさ」
マサキ「なにっ!?」
エラン「僕のご先祖、ランドールは生身でヴォルクルスを倒したっていうからね。僕もそれに倣うのさ」
マサキ「なんの目的で?」
エラン「強くなることに理由が必要かい? 強いていえば、ランドールの名を君に取られたから、かな」「ゼノサキス家の一員として、ちょっと許せないんだよ、それは」
マサキ「俺が決めたことじゃねぇぞ」
エラン「だとしても、気分のいいものじゃない。だから僕は、僕こそがランドールの後継者にふさわしいことを証明する」「いや…ラスフィトートを倒し、ランドールを超えてみせるのさ!」
マサキ「なるほどな、てめえの理屈はわかった。けどラスフィトートは俺たちにとっても脅威だ。てめぇより先にやっちまうかもな」
エラン「それにはまだまだ君は力不足さ。特に神祇無窮流を使いこなせていない」
マサキ「そりゃあ…ゼオルートのおっさんが亡くなっちまったからな…」
エラン「けど、君は無意識にその技を身に付けている。だったらもっと戦いを経験して、それを自覚できるようになるんだね」「そうしたら、僕ももっと本気になってあげてもいい」
マサキ「てめぇ…今のは本気じゃなかったと?」
エラン「ゼルヴォイドの力も、僕の力も、まだまだ奥があるのさ」「しかし、君の成長も大したものだった。もっともっと神ギ無窮流を学ぶんだね。それじゃあ」
マサキ「ちっ、言いたいだけ言って行っちまったか」
ヤンロン「だが、エランの言ったことは間違ってはいない。あいつはまだ余力を残していた」
テュッティ「ええ…ポゼッションのことといい、侮れる相手ではないわ」
ミオ「直接敵対する意思はなさそうだけど、マサキを成長させるためとか言って余計なことしでかしそう」
マサキ「俺を成長させるため?」
ミオ「そんな感じしなかった? ライバルに強くなってもらいたい、みたいな?」
マサキ「そうかぁ? まあ、言われなくても強くなるがな。まだまだ、戦いは終わってねぇんだ」
ヤンロン「そうだ、マサキ。戦う意志を持たねば、この世界に平和は訪れん」
マサキ「ああ、俺はフェイル殿下とサイフィスに誓った。全ての人々のために戦う、とな。この戦乱を終わらせてみせる」
【シナリオエンドデモ終了】


● 進撃イベント「黒い魔装機神」


◆ 「イベントクエスト」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦X-Ω」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。