強敵イベント
黒と 白の 騎士
[プロローグ]
【シナリオデモ開始】
????(※ナイアーラ)「ようこそ、お客さん」「こんな時空の狭間、並行世界の吹き溜まりに入り込んじゃうなんてアナタ、相当ツイてないね?」「ごめんごめん、気を悪くしないで。久しぶりにヒトに会ったからついつい嬉しくなっちゃってね」「お詫び、というわけでもないけど僕の話を聞かせてあげるよ」「これは、アナタの居た世界とは別の世界。彼らのいない物語」「そこでは…」
ゼロ「コーネリアめ、ナリタ連山を攻めるとは随分と大胆な真似をしてくれる」
C.C.「大胆はお前もだろう」「いいのか、急いでいるからと言ってこんなに派手に動いて」
ゼロ「すでに敵はナリタ連山の包囲を完成させつつある」「それに、こうして目立たなければ我々が応援に来た意味がないだろう?」
C.C.「なるほどな」
扇要「ゼロ、正面にまたブリタニアの部隊だ!」
ゼロ「またか…」「皆、ここを突っ切れ! 我らの友である日本軍を救う為にも!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
カレン「こんな所にまで部隊を展開させているなんて、敵は想像以上の大部隊のようですね…。ナリタは無事なんでしょうか」
ゼロ「恐らくすでに向こうは包囲され、ブリタニアのせん滅作戦が始まっている頃だろうな」
カレン「そんな…!」
ゼロ「無論、奴らの好きにさせるつもりはない。彼らを救う為にも急ぐぞ、カレン!」
カレン「はい…! 絶対に奴らの好きにはさせません!」
ゼロ「その意気だ、カレン。さあ、ここから始めるとしよう。我々の戦争をな」
【シナリオエンドデモ終了】
[奇跡 の 始まり]
【シナリオデモ開始】
????(※ナイアーラ)「ようこそ、お客さん」「こんな時空の狭間、並行世界の吹き溜まりに入り込んじゃうなんてアナタ、相当ツイてないね?」「え…? その話はもう聞いたって?」「ゴメンゴメン。もう何度も話しているからどうにも分からなくなってしまってね」「ほら、細かい事は気にせず話を先に進めようじゃないか」「アナタの居た世界とは別の世界。彼らのいない物語の続きをね…」
ゼロ「さすがはコーネリア。この短時間で日本軍を追い詰めるとは、敵ながら見事な手際だよ」
C.C.(ブリタニア軍の包囲は完璧。このまま放っておけば全滅だな、、日本軍は…)
玉城「なあ、本当にやるのかよ! あんな数の敵を相手にするなんて、死にに行くようなもんだぞ!?」
カレン「今更何を言ってんのさ、玉城」「黒の騎士団に参加したからにはゼロと死ぬか、ゼロと生きるかふたつにひとつ。その言葉を忘れたの?」
玉城「そうだけどよぉ…」
扇要「だが、玉城が不安になるのも分かる」「相手はコーネリアの部隊。あの戦場を見ても分かる通り、俺達が今まで戦ってきた敵と違って大勢力だぞ」
ゼロ「不可能だと思える作戦だからこそ、決行する価値があるのだ」「確かにこれで我々が勝ったら奇跡だな」
扇要「ゼロ、今更…!」
ゼロ「メシアでさえ、奇跡を起こさなければ認めてもらえなかった。だとすれば、我々にも奇跡が必要だろう」「ここで我々が日本軍を勝利に導けば、我々は確固たる大衆の支持を得る事ができる」
藤堂「奇跡か…。そんな言葉は私にはただの幻想にしか思えん…」「だから、お前が本当にそれを現実にできる男かどうか、この戦いで見極めさせてもらうとしよう」
ゼロ「違うな。間違っているぞ、藤堂」
藤堂「何…?」
ゼロ「奇跡を起こすのは、この私ではない。ここにいる黒の騎士団、全員が奇跡を起すのだ!」
扇要「ゼロ…」
ゼロ「敵は強大だ! しかし私が皆を信じ、皆が私を信じれば、必ず勝利を掴む事ができる!」「共に体現させようではないか! この世界の正義を!」
玉城「ゼロッ…!」「くぅー、こうなったらやけくそだ! 奇跡でも何でも起してやるぜ!」
杉山「ああ、あんたがリーダーだ! 俺たちはあんたを信じる!」
ゼロ「ありがとう、感謝する」
C.C.(ふ、大した役者だよ、お前は…)
ゼロ「カレン、この作戦の要は君とその紅蓮弐式にある。信じているぞ、君の活躍を」
カレン「はい! ゼロの機体に必ず応えてみせます!」
ゼロ「ならば行こう! 我ら黒の騎士団が現れた事を奴らに知らしめるのだ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
玉城「おらおらぁぁぁぁーっ! 黒の騎士団の参上!」
〔機関銃の銃声〕
キューエル「やはり現れたか! しかし、今度ばかりは愚かとしか言えな!」「これはかえって好機というもの! 我らに歯向かう者をまとめて葬るチャンスなのだからな!」
扇要「黒の騎士団も、そして日本人もお前たちに屈する事はない!」
藤堂「その通りだ! まずは我ら日本人の意地を見せる!」「旋回活殺自在陣に切り替えるぞ!」
卜部「承知! 我ら四聖剣の剣を共にッ!」
〔画面、フラッシュ×3〕
〔爆発音〕
〔画面、震動〕
キューエル「なっ、我が部隊が…! 日本人如きに…!」
ゼロ「ふ、さすがは奇跡の藤堂だな」
藤堂「いけ、ゼロ! 周辺の部隊は我らが引き受ける! お前たちは作戦を決行するのだ!」
ゼロ「感謝するぞ、藤堂」
キューエル「くっ…いかせるものか! 周辺の部隊に応援を要請しろ!」「奴らの狙いはコーネリア殿下だ! 絶対に先へと進ませるな!」
藤堂「さあ、見せてみろ、ゼロ。お前のいう奇跡というモノを…!」
【シナリオエンドデモ終了】
[ジェレミア 強襲]
【シナリオデモ開始】
C.C.「ナリタ連山周辺に展開した、敵の包囲網は容易く突破か」「これだけの戦力にも関わらず、なかなかやるじゃないか、お前も」
ゼロ「広域に展開した部隊に対しては一点突破を試みる。こんなものは戦略の基本だ」
C.C.「ほう…? なら、基本ではない戦略とはどんなものなのだ?」
ゼロ「ふ、見てれば分かるさ」
井上「! ゼロ…! 10時の咆哮から急速に接近する部隊が…!」
ジェレミア「見つけたぞ、ゼロッ!」
杉山「この声…ジェレミア・ゴットバルト…!」
ゼロ「ほう…久しぶりですね。まだ軍におられたのですかな」「しかし、今あまたに関わっている時間はないんですよ、『オレンジ』卿」
ジェレミア「オ…ォォォォォ…オレンジだとぉっ…! 死いいぃぃぃねぇぇぇぇ!」
ヴィレッタ「お待ちください、ジェレミア卿! 敵の挑発に乗られては…!」
ジェレミア「私は奴を…なんとしても討たねばならぬ! 討って…我が汚名をそそがねばならんのだ! その為にお前をぉぉぉ!」
C.C.「ふ、ずいぶんとお前にご執心じゃないか。モテる男は辛いな」
ゼロ「やれやれ時間がないと言っているのに…。こうなれば、多少のファンサービスはしてやらないといかんな」
C.C.「気をつけろよ、あれでも腕は確からしいからな」
ゼロ「分かっている」「各機、ジェレミアの相手をまともにしてやる必要はない! 戦力を集中させて一気に撃破するのだ!
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ジェレミア「くっ…私ひとりに攻撃を集中するとは姑息な真似を…!」「だが、そんな攻撃で私をこれ以上、留めておけると思うか!」
井上「なっ…何よ、急に動きが…!」
ジェレミア「貴様たちの攻撃など、すでに見切った! どけ、ザコ共がぁぁぁ!」
〔爆発音〕
井上「きゃああああぁぁぁぁぁー!」
ジェレミア「いくら数を揃えても、私を止める事はできん! ゼロ、貴様を討つ為ならば、私はぁぁぁ!」
ゼロ「くっ…!」
C.C.「あの動き…執念の為せる業だな…」
ジェレミア「さあ、覚悟してもらうぞ、ゼロッ!」
ゼロ「ふ…見事なものですよ、ジェレミア卿。あなたの執念の力は私の想像以上のようだ」
ジェレミア「今更、私の力を理解したところでもう遅い! 後悔なら、あの世でするのだな!」
ゼロ「ですが、ひとつ忠告しておきましょう。こだわり過ぎるという事は同時に大局を見失うという事でもある」「君が私に固執している間に、こちらの作戦は完了した」
ジェレミア「何…! どういう事だ、ゼロ…!?」
ゼロ「君の負けだと言ったのだよ! 見るがいい…!」
〔轟音〕
〔画面、震動〕
ヴィレッタ「この揺れ…まさか…!」
ジェレミア「ほ、崩落だとぉぉぉーっ!? まさか貴様…これを狙って…! おのれ、ゼロォォォォォーっ!」
〔轟音〕
〔画面、震動〕
ゼロ「ふふふ、さようなら、オレンジ卿」
C.C.「カレンの奴はうまくやってくれたようだな」
扇要「こんな山崩れまで起こしてしまうなんて…あの紅蓮って機体…とんでもない力だな…」
南「だが、これだけの規模の崩落なら、コーネリアの部隊は…!」
ゼロ「ああ、今頃本隊が孤立しているだろうな」
玉城「すごい…一気に形成を逆転させちまいやがった…!」
ゼロ「条件は全てクリアされた。駒もそろった。あとは相手の本陣にチェックをかけるだけだ」
【シナリオエンドデモ終了】
[突きつけた 刃]
【シナリオデモ開始】
ダールトン「ええい、まさかこんなところで崩落が起こるとは…!」「姫様がご無事であったから良かったものの…」
コーネリア「完全に本隊からは孤立してしまったな。我が軍の被害はどうなっている…?」
ギルフォード「確認中ではありますが、我が軍のナイトメアにも相当な被害が出たものと思われます」「現在、本隊は混乱に乗じて攻勢に転じた日本軍と混戦状態となっている状況です」
ダールトン「急ぎ我らも本隊と合流せねば…!」
コーネリア「そういまくいけばいいが…」
ダールトン「え…?」
コーネリア「タイミングや場所から考えて、この崩落が自然に起きたものとは考えにくい。これが私個人を狙ったものだとすれば…」
ダールトン「まさか…!」
ゼロ「待っていたよ、コーネリア」
ギルフォード「ゼロ…! 奴ら、待ち伏せを…!」
ゼロ「さすがはコーネリア皇女殿下。実に理に適った布陣でしたよ」「しかし、優れているが故に読みやすい。あなたの位置すらもね」
コーネリア「やはり、この状況は貴様たちが仕組んだものだったか!」
ゼロ「そういう事だよ。チェックメイトだ、コーネリア」
コーネリア「このさかしら顔が…!」「たとえ数で負けていようとも、渡曽もブリタニアの皇女を務める者! 貴様たちなどに討たれる私ではないわ!」
ゼロ「ナイトメア戦でなら、我々に勝てると? その自惚れが、あなたの命取りとなる」
コーネリア「何…?」
カレン「コーネリアァァァァァッ!」
〔ローラーダッシュの走行音〕
コーネリア「くっ…なんだ、あの機体は…? まさか日本のKMFだとでもいうのか…!」
ダールトン「まずい…! 姫様に手は出させん!」
カレン「邪魔をするなぁぁぁ!」
〔武器を振るう音〕
〔画面、フラッシュ〕
ダールトン「ぐっ…は、速い…!」
カレン「やっと…やっとお前達と対等に戦える! この紅蓮弐式こそが、私たちの反撃の始まりだ!」
コーネリア「チッ、黒の騎士団はこんな物まで用意していたとはな…!」
ギルフォード「我らの命に代えても、姫様をお守りするのだ!」
ゼロ「ここで奴を墜とせば、この勝負は我らの勝ちだ!」「全機、何としてもコーネリアを仕留めろ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
エロ「さて、そろそろ降参でもするかね?」
コーネリア「誰が…そんな事を…! 私は皇女として最後まで戦う!」
ゼロ「愚かな選択を」
カレン「なら、これで終わりだ、コーネリアッ!」
ダールトン「これ以上、姫様はやらせぬわぁぁぁ!」
カレン「ぐっ…! こいつ、足場を崩して…!」
ダールトン「撤退路は確保しました! 今の内に…!」
コーネリア「まさか我々が追われる側へ回る事になるとはな…!」
ギルフォード「ですが、ここで生き延び、大勢を立て直す事ができれば反撃の時は訪れます!」「ですから、今は…!」
コーネリア「分かっているっ…!」
カレン「すぐに追撃を…!」
ゼロ「ああ、だが、白兜が出て来ているという情報もある! 各機、充分に警戒しつつコーネリアを追え!」「まだ敵は残っている! ここで奴らの頭を潰し、日本を勝利へと導くのだ!」
【シナリオエンドデモ終了】
[エピローグ]
【シナリオデモ開始】
C.C.「…敵の動きが妙だな」
ゼロ「どうやらブリタニアに撤退命令が出たようだな」「さすがはコーネリア。見事な引き際だ」
C.C.「どうする? ここで見逃したところでこちらの勝利に揺るぎはないが…」
ゼロ「無論、このまま見逃すつもりはない。そうしてもらうには彼らは多くのモノを踏みにじり過ぎた」「全軍に告ぐ! 徹底的に奴らを追え!」
カレン「ゼロ…!」
ゼロ「そして、教えてやれ! 声無き者たちの嘆きを…! 力無き者たちの怒りを…!」「世界を断罪する者として、その報いを奴らに受けさせてやるのだ!」
カレン「了解ッ…!」「私たちの受けた屈辱はこんなものじゃないんだ! それを思い知らせてやる!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ】
カレン「………」
ゼロ「不満そうだな、カレン」
カレン「もう少しで…! もう少しでコーネリアを仕留める事ができたんです…!」「なのに、結局私達はアイツを取り逃がしてしまった…!」
ゼロ「白兜の妨害もあったのだ、止むを得まい。あれの突破力はイレギュラーだからな」
カレン「いえ、私の力がたりなかったせいです…!」
ゼロ「そう悲観する事はない。見てみろ、彼らの顔を…」
カレン「え…?」「! あ…!」
扇要「まさか本当にブリタニア軍を撤退させてしまうなんてな…!」
玉城「ゼロならやってくれるって信じてたぜ! 俺の見込んだ通りだ!」
ゼロ「確かにコーネリアは取り逃がした。しかし、ナリタの拠点の防衛に成功し、ブリタニアは大きな痛手を負った」「これは間違いなく我々の勝利だ。何よりも、あの顔こそがその証だ。違うか、カレン」
カレン「いえ…そうですね…! その通りです…!」
ゼロ「正義を為す我らの戦いはここから始まるのだ」「心しておけよ、カレン!」
カレン「はい…! 私達の手で必ずブリタニアを日本から追い出しましょう!」
ゼロ(違うな、カレン。私は追い出すのではなく、潰すのだ! ブリタニアをな!)「今日の戦いは前哨戦に過ぎない! 待って色、いつか必ず俺はあの国を…!」
????(※ナイアーラ)「というわけで、この物語はおしまい。どう、面白かった?」「あの黒い騎士たちは奪われたモノを取り戻す事ができたのか。それとも、全てを奪い取られたのか」「それは僕にもわからない でもね、彼らの戦いを見て僕はこう思うんだ」「戦争って本当に素晴らしいモノだなって」「おっと、そろそろお別れの時間か。でも、その前にひとつ」「お代はちゃんともらわないとね?」「大丈夫だよ、お客さん。怖がらなくても。ただ、貌をもらうだけだから」「そうそう、その恐怖に歪んだ表情をよろしくね」「それじゃあ、さようなら…」
〔画面、赤に発光〕
【シナリオエンドデモ終了】
● 強敵襲来イベント「黒と 白の 騎士」
● 強敵イベント「黒と 白の 騎士」
◆ 「イベントクエスト」 へ戻る
◆ 「スーパーロボット大戦X-Ω」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。