イベント
リトルウィッチと機械の巨人
[螺旋の巨人]
【シナリオデモ開始】
ロージェロム「運命とは時として因果なものだ。交わることのないふたつの世界が、時に交錯し、道を創ることがある」「その流れは何者かによって定められたモノなのか、あるいは単なる偶然なのか」「いずれにせよ、彼らには関係ない話だ。何故ならば彼らが進む道は、己自身が創る道なのだから」「これは己を信じ続けた者たちの物語…」
アッコ「船、どこも壊れてない?コンスタンツェ?」
コンスタンツェ「ん…」
アッコ「そっか、良かった…。まさかレイラインがあんなに荒れるとは思わなかったから…」「船が落っこちた時はどうなるかと思ったよ」
ロッテ「すごい荒れ具合だったよね。何度も通ってきたけどあんなにヒドイのは初めてだもの」
ショウ「すまないな、俺たちのせいで、みんなを巻き込んでしまって」
チャム「きっとさっきのも私たちがオーラロードを拓こうとしたからよね」
ロッテ「そんな…ショウさんが謝ることなんてありませんよ」
スーシィ「そうそう。森で偶然会ったチャムたちを元の世界に帰そうって言い出したのもアッコだし」「レイラインの魔力を使えば帰せるんじゃないかって言い出したのもアッコだし」「勝手にコンスタンツェの船をいじって、一緒にレイラインに飛び込んだのもアッコだし」
アッコ「全部、あたしのせいだって言うの!?」
スーシィ「イシシシシ…」
ロッテ「まあまあ、アッコ。スーシィもからかってるだけだから」「それよりも今は帰る方法を考えないと。いつまでもこうしてる訳にもいかないし」
アッコ「ロッテ…。うん、そうだよね…。でも…」
スーシィ「帰る方法以前にあたしたち、今どこにいるかわからないんだけど…」
ロッテ「…問題はそこなんだよね」
コンスタンツェ「ん…」
アッコ「ここがふたりの言ってた、バイストン・ウェルって所じゃないんだよね?」
ショウ「バイストン・ウェルっていっても広いから断言はできないけど、多分違うと思うな」
チャム「そうね。オーラの感じがまるで違うもの」
ロッテ「魔導石からの魔力も供給されていないから、学校の近くじゃないことは間違いないけれど…」
スーシィ「ってことは魔法も節約しないといけないし、こんな見渡す限りの荒野じゃ、正直、お手上げかね」
アッコ「おーい! 誰かいませんかー!」
スーシィ「叫んだところで誰が返事するってのよ。こんな場所で…」
アッコ「そんなのわかんないじゃない!」「おーい!」
〔爆発音〕
〔画面、震動〕
ロッテ「あれ…! 誰か来るよ!」
スーシィ「うそ…まさか…」
アッコ「ほら、やっぱり言ってみるもんでしょ!」
チャム「なんかでも、変よ、あれ…? すごく大きい…!」
アッコ「え…?」
ショウ「アレは人じゃない…! ロボットだ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、震動〕
アッコ「なななななにー…!?」
ロッテ「いきなり攻撃してきた!?」
スーシィ「アッコが大声出すから怒ったんじゃないの!?」
アッコ「そんなわけないでしょ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、震動〕
アッコ「ぎょええええー…!」
チャム「ショウ、このままじゃやられちゃう!」
ショウ「ああ、オーラマシンを出す!」
アッコ「くそー…! あったまに来た! コンスタンツェ、あたしらも行こう!」
コンスタンツェ「ん…!」
ロッテ「あ…! 待ってアッコ…!」
〔走り去る足音〕
アッコ「訳もわからず、いきなり攻撃してくるなんて許せない! あたしがこらしめてやる!」「コンスタンツェ、変形だ!」
チャム「変形…!? あの船、そんな機能があるの!?」
コンスタンツェ「ん…!」
〔変形音〕
〔画面、フラッシュ〕
チャム「ほんとに変形した…!」
ショウ「魔法ってのはなんでもありなんだな…」
アッコ「フフン、見たかこの姿! 聞け、黒いロボット!」「熱い魂魔力に変えて! 光れ正義の七つ星! 信じる心が我らの…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
アッコ「どわわわわわわ…! ま、まだ名乗ってる最中なのに…!」
ショウ「戦いの最中に何をやってるんだ…」
チャム「なんか変わってるわよね、あの子…」
アッコ「もうこうなったら反撃だ! グランシャリオン! ビッグホイール!」
〔システムダウンの音〕
〔画面、一瞬暗転〕
アッコ「あれ…? 動かない…」
コンスタンツェ「ん…ん…」
アッコ「ええええぇぇぇぇーっ…!? エネルギー切れぇぇぇ!? またなのー!」
ロッテ「だから、待ってって言ったのに…」
スーシィ「学習しない奴…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
アッコ「きゃああああぁぁぁー! このままじゃやられちゃうー…!」
????(※シモン)「うおおおぉぉぉぉぉー!!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
アッコ「な、何…!?」
????(※シモン)「大丈夫か、そこの奴! 無理をしないで、退がっていろ!」
アッコ「だ、誰…?」
シモン「俺はシモン! 奴らの相手は俺たちが引き受ける!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ギミー「嘘だろ…ホントにラゼンガンなのかよ!? それに、なんであんなにいっぱい…!」
ヴィラル「アレだけいるんだ。偽者なのは間違いないだろう」「誰の仕業かは知らんが、螺旋王の姿を騙るとは許せん! さっさと片付けるぞ、シモン!」
シモン「ああ…!」「そこのガンメン、戦えないようなら退がっていろ! あとは俺たちがやる!」
アッコ「あの人たち、あたしたちを助けてくれるの!?」
ショウ「どうやら、そのようだな」「地上でもバイストン・ウェルでもいたことがないロボット…。いったい、どこなんだここは…」
シモン「倒したラゼンガンが消えていく!? いったいどうなっている!?」
ヴィラル「アンチスパイラルの仕業か…。いずれにせよ、調べてみる必要があるか」
アッコ「すごい…! あの赤いロボットすごい! あんなにたくさんの敵をあっと言う間に…!」「ね、すごいよね!? コンスタンツェ…!」
コンスタンツェ「ん…!」
シモン「…あのガンメンに、事情を聞いてみる必要がありそうだな」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ロッテ「ええええぇー…!? じゃあ、私たち異世界に来ちゃったって言うんですか!?」
ヨーコ「どうやら、あなたたちの話をまとめると、そういうことになるみたいよ」
ロッテ「そ、そんな…」
スーシィ「確かに、あたしたちの世界にはあんなロボットなんてないから、おかしいとは思ってたけどね…」「って…こんな大変な騒ぎになってるってのに、あのふたりは…」
アッコ「へぇー! あれ、グレンラガンっていう名前なんだ! すごいね! すごいかっこいい!」
シモン「ずいぶん気に入ったんだな」
リーロン「…で、ガンメンは螺旋力って力をもとにして動いてるのよ」
コンスタンツェ「うん…うん…!」
ロッテ「すっかり打ち解けてるね…」
チャム「あのふたり、ショウのオーラマシンを見た時も、同じような反応してたわよね」
ショウ「俺はバイストン・ウェルに跳ばされて以来、こんなことばかりだから多少は慣れてるけど」「初めてで、あの順応性の高さは大したものだな…」
スーシィ「たーだ、単純なだけでしょ」「ほれ、いつまで浮かれてんのよ。こっちはそれどころじゃないっての」
アッコ「え…何が…?」
ロッテ「話を聞いてなかったの、アッコ? 私たちどうしてかわからないけれど、別の世界に来ちゃったみたいなんだよ」
アッコ「うんうん、それで?」
ロッテ「それでね、魔導石がないなら魔法も使えないし、もうコンスタンツェの船も動かせないの」「何より、来た方法もわからないから、もう帰れないかもしれないんだよ?」
アッコ「………」「えええええぇぇぇぇー!? 帰れないってそれ大変じゃない!? どど、どうするの!?」
スーシィ「だから今それを話し合ってるんでしょうが…」
アッコ「そんな…。魔法が使えな世界から、戻ることができないなんて…」「あたしには、シャリオみたいな魔女になるっていう夢があるのに…」
シモン「シャリオ…?」
アッコ「シャリオっていうのはあたしたちの世界にいるすごい魔女なの!」「子供の頃に一度見たことあるんだけど、もうすっごいんだよ!」「シャリオの魔法ショーを見ると、みーんな、笑顔になっちゃうんだから!」
ヨーコ「へえ、魔法がある世界ってそんなこともやったりするのね」
ロッテ「シャリオは特別なんです。基本的に私たちの世界では、魔女は秘密主義っていか…」
チャム「ショウも見たことあるの…?」
ショウ「子供の頃、ショーを見たいってせがんだことはあったけど…結局、連れて行ってはもらえなかったな」
アッコ「大丈夫! 私がシャリオみたいな魔法使いになったら、もっとすごいショーが見れるから!」
ショウ「あ、ああ…」
スーシィ「ちょっと…また話が脱線し始めてるわよ」
ロッテ「アッコはシャリオの話になると、止まらなくなっちゃうからね」
シモン「憧れの相手か…」「そういう理由があるなら、なんとしても帰してやらないとな。な、リーロン」
リーロン「ええ、そうね」
アッコ「ほんとに!?」
「リーロン「どの道、あなたたちが来たことと、ラゼンガンの発生原因が無関係とは考えづらいわ」
リーロン「なら、一緒に調べておく必要はあるから、まあ、すぐに…とはいかないかもしれないけど、いずれ帰る方法も見つけられると思うわ」
アッコ「そっか…」
シモン「住む場所は俺たちで用意しておく。それまではしばらく待っていてくれ」
アッコ「うん、ありがとう!」
【シナリオエンドデモ終了】
[アッコの魔法ショー]
【シナリオデモ開始】
アッコ「わー…! すっごーい!」
キヤル「あんまり走り回るなよ! お前すぐ勝手にどっか行くんだから!」
アッコ「分かってるー!」
ダリー「キヤルさん、すっかり仲良くなりましたね」
キヤル「大変なんだぜ…。あいつらがここに来て数日、毎日あちこち連れ回されて…」「よく飽きずに、ああはしゃげるもんだぜ」
アッコ「だって、見たことないもんばかりで楽しいんだもん!」「こんなに楽しいんだから、コンスタンツェも一緒にくればいいのに」
ヨーコ「あの子はリーロンに研究室に入り浸りだもんね」
スーシィ「よっぽど嬉しいんだね、あれは」
ロッテ「こっちの世界はすごく科学が発達してるからね」「私たちの世界でもこんな都会は、そうそうないよ」
〔歩み寄る足音〕
男(※若者)「おい、聞いたか…。またガンメンが現れたらしいぜ…」
男(※若者)「ああ…しかも噂じゃ螺旋王のガンメンだって話らしいな」「あの月の騒ぎが落ち着いたばかりだってのに…」
〔歩き去る足音〕
チャム「今の人たち…またあのロボットの話をしてたわ」
アッコ「街はこんなに綺麗なのに、元気がない人が多い尾根、ここ…」
キヤル「…まあ、今でこそこんなだけどな。ちょっと前までは大変だったんだぜ。みんな地面の穴の中で暮らしてたんだから」
ロッテ「螺旋王って人の話でしたっけ?」
キヤル「ああ、信じられないだろ? そいつのせいで、ずーっと人間は地面の下で暮らしてたんだから」
スーシィ「っま、ちょっと考えられないよね」
ダリー「やっと地上に出れたと思ったら、今度はアンチスパイラルの攻撃…」「それで今度のラゼンガン騒ぎですもんね。みんな、不安にもなりますよね…」
スーシィ「なんか…あたしたちが想像もできないぐらい、恐ろしい世界に来ちゃったみたいね」
ロッテ「うん…」
キヤル「なに、怖がることねーよ。なんてったって、この世界にはシモンとグレンラガンがいるんだから」
アッコ「シモンが…?」
キヤル「そ、螺旋王やアンチスパイラルと戦った時も、シモンがいたから勝てたんだよ!」「こないだなんか、月が落っこちてくるのを止めちまったんだぜ! すげえだろ!」
ギミー「シモンさんはすげえ人さ。あの人がいればどんな敵が来たってへっちゃらだぜ」
アッコ(そっか…シモンはあたしにとってのシャリオのように、この世界の人にとって…)
ダリー「みんなにもそう思ってもらえればいいんだけど…」
アッコ「………」
〔転移音〕
〔画面、一瞬暗転〕
ロッテ「な、何あれ…!?」
〔機体の歩行音〕
〔画面、震動〕
キヤル「ラ、ラゼンガン…!? どうしてこんな急に…!」
男(※若者)「ら、螺旋王だぁぁぁー!」
男(※若者)「誰か助けてくれぇぇぇー!」
〔走り去る足音〕
キミー「ダリー!」
ダリー「分かってる! グラパールで出ましょう!」
ヨーコ「きっとシモンたちももう向かってるはず!」
キヤル「みんな早く逃げるんだ! ここにいちゃ邪魔になる!」
ロッテ「はい…!」
アッコ「みんな、怖いんだ…。やっぱり…」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ダリー「市街地の敵は倒し終わったけど…」
ギミー「まだ街の外にこんな数が…! どうなってやがるんだ、いったい!」
シモン「本物の螺旋王の力に比べればひとつひとつの力は大したことがない! 街に被害が出る前に一気に叩くぞ!」
ダリー「了解!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
シモン「みんな、大丈夫か!?」
アッコ「シモン! ラゼンガンは!?」
シモン「ひとまず全て片付けたはずだ」
アッコ「みんな怪我はないよ。でも…」
男(※若者)「やっぱり俺たちを狙ってるんだ…。また地下暮らしをさせる為に…」
男(※若者)「くそ…どこ行っても敵ばかり…・いつになったら俺たちは…」
シモン「みんな、疲れ切ってるな」
アッコ「…よし!」
ロッテ「ちょっとアッコ、何をするつもり!?」
アッコ「みんなを励ましてくる!」
ロッテ「励ますって…」
アッコ「あたしはシャリオみたいにみんなを笑顔にする魔女になるんだもん!」「みんながあんな顔をしてるの、見てられないよ!」
〔歩き去る足音〕
チャム「ちょっとアッコ! ひとりで何するのよ!」「って、なに!?」
アッコ「ちょうどいいや! チャムも手伝って!」「さあ! さあ! お集りの皆様、魔法ショーの始まりだよ!」「あたしは魔女のアッコ! こっちは相棒のチャムよ!」
チャム「もうどうして私まで…」
少女「すごい! 妖精がいるよ!」
女(※若者)「ええ、でもこんな時に手品だなんて…」
アッコ「今からこのわたくしめがあの石像を見事動かして見せましょう!」
少女「わあ、すごいー!」
アッコ「では、ご覧あれ…!」「動け、石造よ! アンソウルアエロ!」
〔光の収束音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔機体の歩行音〕
〔画面、震動〕
女(※若者)「見て、石像が…!」
アッコ「おお、できたぁぁぁ!」「ん…?」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
アッコ「ひゃああぁっ…!」
チャム「ちょ、ちょっとアッコどうなってるのよ、これ! どうして石像が私たちを殴りに…!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
チャム「きゃあ…!」
アッコ「ちょっと待って…! そんな硬い手で殴られたら死んじゃうって…! ひゃあ…!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
男(※若者)「おい、見ろよ! あの姉ちゃん、自分で動かした石像に追いかけられてるぞ!」
少女「ほんとだ、おっかしい! アハハハハハ!」
チャム「早く止めてよ!」
アッコ「止め方、分かんない!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
キヤル「アハハハハ! あいつら、何やってんだよ!」
スーシィ「まったく。ただでさえ魔法がヘタなのに、できもしない高等魔法を使うから」
ヨーコ「でも、ウケてるみたいよ」
ロッテ「もう見てられないね。私たちも行こう、スーシィ」
スーシィ「まったく残り少ない魔力をこんなところで使うことになるとはね。世話が焼けるよ」
ロッテ「アッコー! 私たちも手伝うよー!」
スーシィ「ああ、疲れた…」
チャム「ほんとどうして私までこんな目に」
アッコ「でも、みんな楽しんでくれたね」
ロッテ「魔力はなくなっちゃったけどね」」
シモン「見てたぞ、アッコ」
アッコ「シモン! みんな…!」
ヨーコ「小さな魔女のショー、楽しませてもらったわ」
キヤル「ちょっとへっぽこだったけどな」
アッコ「もう…! これからもっとうまくなるんだもん!」
シモン「ああ、そうだな。きっとなれるよ、お前なら」
アッコ「シモン…うん! ありがとう!」
ロッテ「良かったね、アッコ。みんなに喜んでもらえて」「…あれ? 魔力が…回復してる…?」
【シナリオエンドデモ終了】
[シャイニィロッド]
【シナリオデモ開始】
スーシィ「うーん、魔力が回復するとはねぇ…」
ロッテ「なんで魔力が回復したんだろう」
アッコ「だーかーらー、みんなが笑顔になったからだよ」「信じる心が魔法になるってシャリオが言ってたし!」
スーシィ「また言ってる。そんなんで魔力が回復したら苦労しないよ」
リーロン「あら、人の感情っていうのは意外とバカにできないものだったりするのよ」「グレンラガンや、ショウのビルバインだってそうでしょ?」
ショウ「確かにオーラの力は、感情に左右される面があるけれど」
リーロン「そういうこと」「それにね、あのラゼンガンが発生している原因も、どうやらその辺りに関係があるみたいだしね」
チャム「どういうこと?」
リーロン「調べてみたところ、あのラゼンガンは、人の感情に反応する、道の物質が変化したみたいなの」
ダリー「未知の物質?」
リーロン「そ。それがどっこから、誰によって持ち込まれたのかはわからないわ」「でもこの物質は人の感情…とくに怒りや不安といった、マイナスの感情に反応して変質するの」
ロッテ「そんなものが…あるなんて…でも、どうしてロボットの形に?」
リーロン「それもわからないわ。ただ、みんなかつてのロージェロムに対して、潜在的な恐怖を持っている」「それがあのラゼンガンという形になって再び現れたとも考えられるわ」
ヨーコ「…たしかに私たちが地下で暮らしていたのだって、まだほんの数年前の話だものね」
ショウ「でも、その話が本当なら、みんなの心から不安がなくならない限り、アレはずっと現れるってことなのか?」
リーロン「その可能性は否定できないわ」
シモン「となると、マズイな」
アッコ「マズイって何が…?」
ヨーコ「この前の街中の騒ぎで、みんなの不安はこれまでよりも遙かに高まっている…」「もし、その未知の物質ってやつがその不安に反応したりすれば…」
〔警報〕
リーロン「予感は的中ね。どうやらラゼンガンの軍団がこの街に向かってきているそうよ」
ロッテ「そんな…」
シモン「行くぞ、ヴィラル! みんな!」「アイツらを、このカミナシティに近づけるわけにはいかない!」
ヴィラル「ああ…!」
ショウ「俺たちも手伝わせてくれ。この状況じゃ、よその世界の闘いだなんて言ってられない」
シモン「ああ、頼りにさせてもらう!」
ロッテ「あのロボットの大軍がここに…」
シモン「心配するな。奴らは俺たちが必ず倒す」
ロッテ「シモンさん…」
アッコ「そっか…。シモンは本当に…」「ねえ、ロッテ! スーシィ! あたしたちもやろうよ!」
スーシィ「やるって何をよ」
アッコ「みんなを元気づけるんだよ! この前、街でやったみたいに、シェルターで魔法ショーをやって!」
スーシィ「そんなんでなんとかなるの…?」
アッコ「わからないけど、何もしないよりマシだよ!」
ロッテ「こうなったらアッコは引かないわ」
スーシィ「ま、しょうがないか」
アッコ「見てて、シモン! あたしがみんなを笑顔にしてみせるから!」
シモン「…わかった! 頼んだぞ、アッコ!」
アッコ「うん!」(みんなにも伝えなきゃ。シャリオがあたしに教えてくれたことを)
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
スーシィ「ダーメだ…。もー動けん…
ロッテ「やっぱりこんな状況で魔法ショーは無理だよ…」
アkッコ「ちょっとふたりとも! しっかりしてよ!」
ロッテ「そうは言ってもアッコ…みんなを見てよ」
少女「お母さん…またこの街に住めなくなっちゃうのかな…」
男(※若者)「ああ…せっかく生き延びたと思ったのに、またこんな目に合うなんて…。今度こそ地球は…」
アッコ「………」
スーシィ「あたしたちの魔法ショーなんてだーれも見てない」
ロッテ「おまけに残ってた魔力も、もうなくなっちゃったしやっぱり私たちには…」
アッコ「ロッテ…スーシィ…」「…わかった! じゃあ、ここからはあたしひとりでやる!」
スーシィ「魔力もないってのに、ひとりで何しようってのさ」
アッコ「応援でもなんでもするよ! 魔法が使えなくたって、みんなを笑顔にすることはできるはずだもん!」
ロッテ「アッコ…。どうしてそこまで…」
アッコ「だって約束したから…シモンと…。みんなを絶対笑顔にするって…」「それに…シャリオならこんな時だって、絶対あきらめないはずだから!」
ロッテ「アッコ…」
〔機体の歩行音〕
〔画面、フラッシュ〕
アッコ「あわわわわ…! な、何…!?」
〔機体の歩行音〕
ロッテ「ア、アレは…ラゼンガン…!? どうしてここに…!」
スーシィ「みんなの不安な心に引き寄せられて…!?」
男(※若者)「ロ、ロージェロムのガンメンだぁぁぁ!」
女(※若者)「きゃあああぁぁぁぁー!」
〔走り去る足音〕
アッコ「みんな…」「くっ…!」
〔走り寄る足音〕
アッコ「みんなには手は出させない…!」
スーシィ「アッコ…!?」
ロッテ「何してるの、アッコ! 私たちも早く逃げないと!」
アッコ「嫌だ…。あたしは逃げない!」「ここでアイツにビビって逃げたら、もうみんなを笑顔にすることなんてできなくなる!」
スーシィ「このバカ…! だからって今、あんたに何ができるってのさ!」
アッコ「できることはあるよ…。だって…あたしは…」
〔光の収束音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
スーシィ「あの光…」
ロッテ「シャイニィロッドがが光ってる…」
少女「見て、ママ…あれ…」
女(※若者)「え…?」
アッコ「力を貸して…シャイニィロッド…」「ノット…オーフェ…。オーデン…フレトォォォォォルッ!!」
〔光の収束音〕
〔画面、黄色にフラッシュ〕
アッコ「シャイニィィィ! アルクゥゥゥゥゥーッ!!」
〔光の収束音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔画面、フラッシュ〕
少女「すごい…あのおねーちゃん…。ガンメンを…」
アッコ「へへ、どんなもんだい!」
スーシィ「あの姿…まるで…」
ロッテ「アッコ…」
アッコ「そんなーロッテまであたしの活躍に見とれちゃったのー。いやー、参っちゃうなー」
ロッテ「そうじゃないの! 後ろ!」
アッコ「え…?」
〔爆発音〕
〔画面、震動〕
アッコ「ぎょええええええー! もう1体出てきたぁぁぁぁー!」
シモン「そこまでだぁぁぁぁー!!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
アッコ「! シモン…!」
シモン「大丈夫か、みんな!」
男(※若者)「グレンラガン…」
ヴィラル「やはり奴らの狙いはここだったか。人々の不安に反応したようだな」
シモン「みんな心配をかけてすまない! 奴らは必ず俺たちが倒す! だから安心して待っていてくれ!」
男(※若者)「シモンさん…。そうだ、俺たちが危ない時はいつもグレンラガンが…!」
女(※若者)「「信じよう、私たちも! 彼女の言うとおりグレンラガンを!」
男(※若者)「ああ、そうだ! シモンならきっと…!」
アッコ(すごい…これがシモンの…)
シモン「約束、守ってくれたみたいだな」
アッコ「あ、これはあたしじゃなくて…!」
シモン「いや、お前が頑張ったからだ。自信を持てよ、アッコ」
アッコ「シモン…」
〔光の収束音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
ロッテ「また魔力が回復してる! しかも前とは比べ物にならない量だよ!」
アッコ「みんなの心が魔法に…」
〔通信のコール音〕
リーロン「どうやらタイミングはバッチリみたいね」
コンスタンツェ「うん…!」
アッコ「リーロン! コンスタンツェ!」
ロッテ「あれ、コンスタンツェの船だよ!」
スーシィ「そっか、魔力が回復したから動いたんだ」
アッコ「これならあたしも…!」
コンスタンツェ「ん…!」
シモン「フ、なら一緒に行くぞ、アッコ!」
アッコ「うん! 今度こそ反撃開始だ!!」
【シナリオエンドデモ終了】
[信じる心がみんなの魔法]
【シナリオデモ開始】
ヨーコ「せっかく守り切った街よ! こんな奴らにやられてたまるもんですか!」
ギミー「とんでもねえ数だぜ…!」
ダリー「踏ん張ってギミー! もう少しでシモンさんたちが戻って来る! そうすれば…!」
????(※画面オフ)「そこまでだ…!」
ヨーコ「この声は…アッコなの…!?」
アッコ「今度こそ決めるよ、コンスタンツェ!」
コンスタンツェ「うん…!」
スタンボット(※画面オフ)「レッツ! メタモルフォーメーション!」
〔変形音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
ダリー「あのロボットは…!」
アkッコ「熱い魂魔力に変えて! 光れ正義の七つ星!」「信じる心が我らの魔法!」「魔導戦士! グランシャリオン! 見参ッ…!!」
〔キメ音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
ギミー「グラン…シャリオン…」
チャム「またやってるわよ、あの子…」
ショウ「ああ、だがああ言う見得切りも、たまには悪くないのかもな」
アッコ「すごいよ、コンスタンツェ! 魔力が全然減ってない!」
コンスタンツェ「ん…!」
アッコ「それだけみんながあたしたちに期待してるんだ!」「よーし、やってやるぞぉぉぉー!」
ヴィラル「フッ、あの女、いい気合いをしている…! ならば俺たちも負けてられんな!」
シモン「当然だ! 俺たちもフルパワーでいくぞ!」
ヴィラル「おお!!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
シモン「トドメだ! 一気に決めるぞ、アッコ! コンスタンツェ!」
アッコ「まかせといて!」
コンスタンツェ「…!」
シモン「ひっさぁぁぁつ…!」
アッコ「グランシャリオン! ビッグホイール!」
シモン「ギガァッ…! ドリルゥ…!」
アッコ「ミラクル・マジカル!」
シモン「ブレイクゥゥゥゥゥー…!!」
アッコ「シャイング・トルネード! パァァァァァァンチ!!」
〔撃破音〕
〔画面、発光〕
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
リーロン「さっきの戦いでラゼンガンは完全に消滅したみたいね。少なくともっもう発生することはないと思うわ」「しかし、驚いたわ。ふたりの技がぶつかりあって次元に穴を開けちゃうんだもの」
ショウ「あの穴を通れば、元の世界に帰れるんだよな」
リーロン「たぶんね」
チャム「もう、たぶんとかそんなのばっかり」
アッコ「大丈夫。あたしたちの力で開けたモノだもん。きっと帰れるよ」
ロッテ「それもそうだね」
コンスタンツェ「ん…」
ヨーコ「さて、あまり時間はないわ。いつまであれが開いているかわからないもの」
アッコ「うん…」
ロッテ「短い間だけど、お世話になりました」
コンスタンツェ「………」
リーロン「こっちで覚えたこと、役に立つといいわね」
コンスタンツェ「ん…」
アッコ「シモン…」「私、絶対にすごい魔女になるから! そしたらきっとまた会いに来る! だからシモンも頑張って!」
シモン「ああ、当然だ。俺を誰だと思ってやがる」
アッコ「本当にみんなありがとう。また会おうね、絶対」
スーシィ「さ、帰るよ、アッコ」
アッコ「うん…」「バイバイ、みんな…」
スーシィ「帰ってこれたんだね…」
ロッテ「あれ? ショウさんたちがいない…」
アッコ「きっと自分たちの世界に戻れたんだよ。たぶん」
スーシィ「あんたもたぶんかい…」
ロッテ「…それにしても、不思議な体験だったね」
アッコ「うん…」
ロッテ「あッコ…」
アッコ「帰ろう、みんな! ルーナノヴァに! あたしたちがやらなくちゃならないことがまだまだいっぱいあるもん!」
コンスタンツェ「ん…」
ロッテ「うん…!」
アッコ(見てて、シモン! みんな! あたし、絶対にシャリオみたいな魔女になる! 絶対…絶対になってみせる!)(その時にまた会おうね、みんな!)
【シナリオエンドデモ終了】
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