進撃イベント
麗しき花、心の行く末
[花 の 心 第一幕]
【シナリオデモ開始】
ナイアーラ「こんにちは、お客さん。並行世界の吹き溜まりにようこそ」「さて、今日みんなに話をするのはひとりの美しき女騎士のお話さ」「美しくあると同時に気高さを併せ持つ彼女。まさに美しさと気高さを持つ花のような存在だ」「そんな彼女は自分自身の在り方に悩み、そして知ることになるのさ」「それは…」
モニカ「くっ、あの白いKMF…! 私と互角に渡り合っている!?」
????(※オルフェウス)「………」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
モニカ「しまった…!」
????(※オルフェウス)「俺の牙を…くらえ!」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕
モニカ「ッ…!」「はぁ…はぁ…またあの時の…」
チャム「大丈夫、モニカ!?」
モニカ「チャム…」
チャム「すごくうなされてたわよ。また負けちゃった時の夢を見たの?」
モニカ「ええ…」
チャム「負けたことを気にしすぎよ。そんなんじゃいつか身体を壊しちゃうわ」
モニカ「私はブリタニア最強の騎士団ナイトオブラウンズの一席を持つ者。負けてはならなかった騎士なのです…」
チャム「でも…」
モニカ「けれど心配してくれる気持ちは嬉しいわ。チャムもバイストン・ウェルに戻れず困っているというのに」
チャム「ショウのことは心配だけど、地上であたしを拾ってくれたモニカのことも心配だもの」
モニカ「ありがとう」
チャム「けどモニカって変わってるわよね」「他の人たちにバイストン・ウェルの話をしてもぜんぜん信じてくれなかったのに、モニカだけはすぐに信じてくれたわ」
モニカ「チャムの見た目が絵本に出てくる妖精そのものですから」「それに…そういう世界がないと思うよりは、あった方が素敵でしょう?」
チャム「モニカってロマンチストなんだ」
モニカ「それはどうでしょうか?」
〔ノックの音〕
コーネリア「クルシェフスキー卿、コーネリアだ。入っても構わないか?」
モニカ「はっ、どうぞ」
〔ドアノブを回す音〕
コーネリア「そろそろ出発の時間だ。準備の方は問題ないか?」
モニカ「…コーネリア殿下、やはり私は休暇を頂くことはできません…。ましてや旅行など…」
コーネリア「気持ちは分かるが、今はしっかりと休みを取れ」「お前のことはシュナイゼル兄様から預けられている。私の立場というのも考えてほしいな」
モニカ「…承知致しました」
コーネリア「チャム、旅先での滞在の間はクルシェフスキー卿のことを頼んだぞ」
チャム「任せて、コーネリア皇女殿下。モニカには思いっきり休んでもらうわ」
コーネリア「旅先までの移動には私の知り合いの船を手配しておいた」「白鳥号。フリーの運送屋をやっている船だが、信頼できる者たちが乗っている」
モニカ「何から何までお心遣い感謝致します」
コーネリア「ではしっかり英気を養ってくるといい。お前の帰還を待っているぞ」
モニカ「はっ!」
チャム「…あんな感じで本当に休めるのかしら?」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ゲイン「連中が来たぜ、オルフェウス」
オルフェウス「ああ。奴らは1機たりとも街に近づけさせん…!」
ゲイン「ひとまずは片付いたが、まだしばらくはこんなことが続くな」
オルフェウス「始めから分かっていたことだ。俺たちは依頼の間、街を守り切ればいい」「? この反応は…」
ゲイン「だいぶ空の上だが艦が来てるみたいだな。ヘタに目をつけられる前に去った方が良さそうだ」
オルフェウス「ああ」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
チャム「ねえ、モニカ。さっき下の方で何かが戦ってなかった?」
モニカ「ええ、機体までは分かりませんでしたが…」
〔歩み寄る足音〕
レイ「たぶん最近この辺りに集まってきてるロクデナシたちね」
チャールズ「おおかた悪さでも働こうとしてやられたんだろう」
モニカ「ビームスご夫妻」
チャールズ「どうだい? ウチの船の乗り心地は」
モニカ「おかげさまで。それより、先程のお話は?」
チャールズ「今向かってる街は国境の近くにあるんだが、その隣国が少々キナ臭いことになっていてね」「そこは軍備増強のために色んな所から人をかき集めてるわけだが、結果として治安の悪化を招いてしまった」
モニカ「その影響が国境付近の街にも?」
レイ「ええ。もちろん観光地の街として、そのままでは観光収入はガタ落ち」「それで、情報期生と合わせて独自に傭兵を雇ったらしく、さっきみたいに追い払わせているみたい」
モニカ「ブリタニア本国に情報が伝わらない程とは…」
チャム「そんな所に休暇なんて行って大丈夫なの?」
モニカ「………」
レイ「あら、そんな怖い顔をしたら、せっかくの綺麗な顔がもったいないわよ」
モニカ「これは失礼しました。お話を伺っていたらつい…」
チャールズ「まあ、余程のことがない限りは大事に発展したりはしないだろうし、せっかくの休暇を楽しんだ方がいい」「それにあなたたちはコーネリア殿下に頼まれた大事なお客様だ。道中はしっかりと送らせていただくよ」
レイ「それにこれから行く場所は本当に素敵な場所よ。もしかしたら、素敵な出会いもあるかもしれないわね」
モニカ「素敵な出会い、ですか」
チャム「あっ、街が見えてきたわ! レイの言う通り、素敵な街じゃない!」
モニカ「ええ、そうですね」(…本来なら私は帝都ペンドラゴンを守らなければならないというのに、あのような所に…)(この休暇、早く終わってくれれば…)
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 第二幕]
【シナリオデモ開始】
レイ「じゃまた休暇が終わる時に来るわね」
チャールズ「こいつは俺たちの連絡先だ。もしなんかあったら連絡してくれ。休暇の終わりの後にも使ってくれて構わない」
モニカ「営業熱心なのですね」
チャールス「まあ色々としがない運送屋は大変なのさ。じゃあな」
〔歩き去る足音〕
チャム「あのふたり、しっかりしてるわね」
モニカ「そうですね」
チャム「それでこれからどうするの? 荷物は部屋に届けてもらったから、ホテルに急がなくてもいいと思うけど」
モニカ「部屋に戻ろうかと思います。やはり素直に休暇を愉しむ気分には…」
???(※画面オフ)「やめてください! 相手はまだ子供じゃないですか!」
チャム「ん? なにかしら?」
モニカ「あれは…」
男(※若者)「このガキが俺にいきなりイチャモンをつけやがったのが悪いんだろうが!」
ニア「いいえ! あなたはこちらの女の人を突き飛ばして、謝りもしませんでした!」
ルイス「あの、私はいいから…」
ニア「悪いことをした時は謝るべきです!」
男(※若者)「このクソガキ、大人しくしてりゃいい気になりやがって!」
沙慈「危ない…!」
男(※若者)「痛い目に見やがれ!」
オルフェウス「………」
モニカ「おやめなさい!」
男(※若者)「あん!? 誰…」「!?」
モニカ「大の男が子供に対して怒鳴り立てる。あまり褒められた行動ではありませんね」
男(※若者)「ブリタニアの騎士!? クソッ!」
〔走り去る足音〕
ニア「あっ、まだお話は…」
沙慈「いや、もう充分だよ。ありがとう」
ルイス「どなたか知りませんが、すみません…助かりました」
モニカ「私はモニカ・クルシェフスキー。ブリタニアの騎士です」
沙慈「!? モ、モニカ・クルシェフスキー!?」
モニカ「私をご存じなのですか?」
チャム「モニカはナイトオブラウンズだもの。それで知ってるんじゃないの」
沙慈「そ、そうなんだ…って、これ!?」
ルイス「妖精…なの?」
チャム「違うわよ! あたしはミ・フェラリオ! チャムっていう名前もあるんだから!」
ニア「チャムさんですか! 私、妖精さんに会うのは初めてです!」
チャム「だから~」
オルフェウス「………」
ズィー「いらぬことに首を突っ込まずに済んだな。さあ、行こうぜ」
オルフェウス「ああ」
モニカ「そちらの方、少しよろしいでしょうか?」
オルフェウス「…!」
ズィー(マジかよ…。まさかとは思うが…あの女、俺たちの正体に…)
オルフェウス「なにか用か?」
モニカ「ひとことお詫びがしたかったのです」「先程あなたがあの男の乱暴狼藉を止めようとしていたのに、私がしゃしゃり出てしまいましたので」
オルフェウス「気にしなくていい」
ニア「そういうわけにはいきません!」
ズィー「おわっ!? お嬢ちゃんどっから?」
ニア「皆さん、一緒にお茶をしませんか?」
モニカ「お茶…?」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ゲイン「今頃オルフェウスとズィーは街で買い出しか。俺も優雅な午後を楽しみたいところだが…」「そいつは目の前の連中を片付けてからにさせてもらうとするか!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ズィー(やれやれ…結局あのお嬢ちゃんに押し切られる形でお茶をすることになっちまった)
チャム「じゃあニアもあたしみたいに、別の所から跳んできちゃったのね」
ニア「そうなんです。それで偶然出会った沙慈さんとルイスさんに面倒を見てもらっています」
ルイス「旅行にやってきたと思ったら、いきなり女の子が倒れててびっくりしたわ」
沙慈「異世界バイストン・ウェルに、外宇宙の星からやってきた女の子たち…。普通に考えたらあり得ないとは思うけど、ね」
チャム「でも信じてくれたんでしょ? そういうのをすぐ信じてくれる人ってモニカだけだと思ってたわ」
モニカ「………」
チャム「どうしちゃったの、モニカ? オルフェウスの顔なんか見ちゃってさ」
モニカ「あ、いえ…不思議な瞳をしていると思って」
オルフェウス「なに…?」
モニカ「気を悪くされたのなら謝ります。ただ…綺麗なだけではない。あなたの瞳はそういったものを感じさせます」
ニア「言われてみればそんな気もします」
ズィー「…女性からの口説き文句とは珍しいな。しかもあのナイトオブトゥエルブの口からだ。モテるな、オズ」
オルフェウス「光栄だな」
モニカ「いえ、そういった意味ではありません」
ルイス「バ、バッサリいきましたね…」
モニカ「ヘタを気を持たせる言い方をするのは、相手の男性に対して失礼でしょう?」
チャム「残念ねー、オルフェウス」
オルフェウス「構わない」
ズィー「さてと、俺たちは買い出しの途中でな。この辺りで失礼させてもらうぜ」
モニカ「では私たちもそろそろホテルに戻らせていただこうかと思います」
ルイス「はい。皆さん今日は本当にありがとうございました」
ニア「この街にいるのでしたら、またお会いする機会があると思います。その時は是非またお話してくださいね」
モニカ「ええ、機会があったら」
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 第三幕]
【シナリオデモ開始】
モニカ「昨日は着いた早々の騒動で、あっという間の1日だった」「しかし今日から何をして過ごしたら…」
〔画面、フラッシュ〕
チャム「! なによ、今の光」
アーニャ「記録完了」
モニカ「アールストレイム卿?」
チャム「モニカと同じような服着てるわね。もしかしてこの人も?」
アーニャ「そう、ナイトオブラウンズ。私はナイトオブシックス」
モニカ「どうしてあなたが…」
アーニャ「彼女に教えてもらった」
モニカ「彼女?」
ニア「モニカさん、ごきげんよう。またお会いしましたね」
チャム「あーっ、ニアじゃない!」
アーニャ「私も休暇をもらったけど、特に行きたい所もなかったから、モニカが来てるここにした」「そしたらあなたを探している彼女に会った」
ニア「モニカさんと似た服でしたので知り合いではないかと」
チャム「ナイトオブラウンズがふたりも同じ街にいるなんてすごい状況…。いいのかしら?」
アーニャ「大丈夫。休暇をどう過ごしても私たちの勝手」
ニア「あの、モニカさんたちはなにかご予定はありますか?」
モニカ「いえ特には…」
アーニャ「私もない」
ニア「でしたらアーニャさんも交えてまたお茶をしませんか?」「皆さんにご紹介したいお友達がいるのです」
モニカ「友人?」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ゲイン「聞いたぜ、オルフェウス。美人の女騎士と知り合いになったらしいな。で? 次に会う約束は取り付けたのか?」
オルフェウス「そんなものはしていない。必要ないだろう」
ゲイン「やれやれ…」「まあいいさ。俺も少しぐらいは息抜きをしたい。連中を片付けたら付き合ってもらうぜ」
オルフェウス「わかった」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ゲイン「…しかしナイトオブトゥエルブとはね」「相手はお前さんがピースマークのオズだとは?」
オルフェウス「気付いてないだろう。であれば以前に敗北した相手を目の前にして、あんな態度をとれはしないさ」
ゲイン「違いない」「ま、そこまで広い街でもないが、そうそう顔を合わせることもないだろうさ。それこそ運命にでも仕組まれてなけりゃな」
ゲイナー「あっ、ゲインさん」
ゲイン「ん? ゲイナーたちか。サラとふたりでデートでも…」「って、おいおい…」
オルフェウス「…どうやらお前の言う運命に仕組まれていたようだな」
モニカ「まさかあなたともまた再開することになるとは思いませんでした」
オルフェウス「俺もだ」
ニア「オルフェウスさん! ちょうどモニカさんたちに私のお友達をご紹介していたところなんです!」「ゲイナーさんとサラさん。前にヤーパンの天井というところでエクソダスをしていたそうです」
サラ「それはもう終わったから、ゲイナーやそこのゲインさんと一緒に世界中を旅してるところなんですけどね」
チャム「会う先々ですぐに友達になってしまうなんて、ニアってすごいわね…」
ニア「そうでしょうか? 私は普通にお話しているだけなのですが」
モニカ「それがニアの人となりなのでしょう。素敵なことだと思います」(私も彼女と出会わなければ、こんな風に過ごすこともなかったでしょうし…)(それに…)
オルフェウス「なんだ? また俺の瞳がどうかしたのか?」
モニカ「いえ、そうではありません。今回は…」
オルフェウス「! やめろ」
モニカ「あ…失礼しました。何か気に障るようなことでも?」
ゲイン「勘違いですよ、クルシェフスキー卿。彼がやめろと言ったのは、そちらの女性が撮ろうとした写真に対してです」
アーニャ「だめ?」
オルフェウス「写真を撮られるのは好きではない」
モニカ「それでしたら無理強いするわけにはいきませんね。私としては別に構いませんでしたが」
オルフェウス「すまないな」
モニカ「いえ、気にしていません」「…ただ代わりにというわけではありませんが、ひとつよろしいでしょうか?」
オルフェウス「…なんだ?」
モニカ「ええ、それは…」
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 第四幕]
【シナリオデモ開始】
モニカ「来てくださってありがとうございます。あなたとは個人的にお話したいと考えていたの」「初めて会った日のお詫びもきちんとできていませんでしたから」
オルフェウス「あんたも物好きだな…」
モニカ「でも一緒にいた方には悪いことをしたわね。気を遣わせてしまったみたいですし」
オルフェウス「あんたとの写真を断った非礼の詫びに付き合えというのは、そもそもあいつ自身が言い出したことだ」「俺が抜けている間の仕事はあいつが頑張るだろうさ」
モニカ「やはり何かの仕事でこの街へ来ていたのですね。観光客には見えませんでしたし、運輸関係かその辺りかしら?」
オルフェウス「それは想像に任せる。そっちの方があんたの好みなんだろう?」
モニカ「そうね。その方が神秘的かもしれないわね」
オルフェウス「だろうと思った」
モニカ「ふふっ」
沙慈「!? ク、クルシェフスキー卿!?」
モニカ「あら?」
沙慈「ふ、ふふふ…偶然ですね?」
モニカ「クロスロードさんとハレヴィさんだったかしら?」
ルイス「ええ。先日は大変お世話になりました」「すみません。おふたりの時間を邪魔してしまったみたいで。彼には私の方からよく言っておきますから」
モニカ「構いませんよ。それよりふたりともお元気そうで何よりです」
沙慈「え、ええ…そのおかげさまで…」
モニカ「大丈夫かしら? なにか落ち着かない様子だけれど」
ルイス「沙慈、前にモニカさんと会った時もそんな感じだったわよね? 緊張してるの?」
沙慈「そ、そうだね…まあ相手はあのナイトオブラウンズだから…」(言えるわけがない…。僕がソレスタルビーイングにいた頃、刹那と一緒に彼女と戦ったことがあるなんて…)
オルフェウス「…すまないが、そろそろ失礼させてもらう」
モニカ「あ…ええ。悪かったですね。貴重な時間を割いてもらってしまって」
オルフェウス「いい。それはお互い様だからな」
〔歩き去る足音〕
ルイス「私たちが来てしまったせいでしょうか? すみません…」
モニカ「いいのですよ。仕事の方がお忙しいのでしょう」(…オルフェウス、やはりどこか不思議な人ね…)
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ゲイン「なんだ結局帰ってきたのか。せっかく俺が気を利かせてやったというのに」「おおかたその調子だと、会話もロクにせず帰ってきたんだろう? いいか? 女性というのは…」
オルフェウス「お前にレクチャーされるほど女の扱いに長けていないわけじゃない」
ゲイン「ほう、そいつは初耳だな?」
オルフェウス「…ずっと昔の話だからな」
ズィー「さ、無駄話はそこまでにしておこうぜ。いつも通りロクデナシどもが来た。さっさと追い払うとしようぜ」
オルフェウス「ああ」(エウレア…)
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ニア「ではオルフェウスさんとはあまりお話はできなかったのですね?」
チャム「せっかくあたしたちが気を遣ったのに。なにやってるのよ、沙慈」
ルイス「反省しなさいね、沙慈」
沙慈「ご、ごめん…」
モニカ「いいのです。元々私が時間を持て余していて、勝手にお誘いしただけなのだから」「それに、こうやってみんなで話をしているのの悪いものではないわ」
アーニャ「…モニカ、楽しそう」
モニカ「え?」
チャム「言われて見ればここに来る前は休暇なんて楽しめそうにないって顔をしてたのに」
モニカ「自分ではあまり考えていませんでしたが、そうなのかもしれませんね」「おそらくニアや他の方々と会ったことが良いキッカケになったのでしょう」
ニア「もしそうなのでしたら私は嬉しいです」
サラ「けど…モニカさんがこの街を愉しめているのは、特にオルフェウスさんと出会ったからですよね?」
モニカ「彼ですか? なぜでしょう?」
ルイス「え…だってモニカさんって、オルフェウスさんに恋をしているんじゃないんですか?」
モニカ「恋…?」
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 第五幕]
【シナリオデモ開始】
ニア「あの…恋とはなんですか?」
チャム「えっ!? ニア分からないの!?」
ニア「はい。モニカさんはご存じなのですか?」
モニカ「そう…ですね。自分自身で恋をした経験はありませんが」
サラ「い、意外…。聡明で美人の上にナイトオブラウンズまで務めてる女性でもそういう人がいるんだ…」
アーニャ「私もしたことない。たぶん」
チャム「アーニャはモニカとは違うタイプだもの。したことなくても不思議じゃなさそう」
ニア「それで恋というのはなんなのですか?」
ルイス「恋っていうのはね。好きって感情で、誰かのことを想って、その人のことを考えると心が温かくなることなの」「悲しくなったり、切なくなったりすることもあるけどね」
沙慈「けど、クルシェフスキー卿とオルフェウスさんはまだ会って数日だよ。さすがに違うんじゃないかな?」
チャム「なに言ってるのよ。恋に時間なんて関係ないわよ。なにがキッカケで恋に転がるか分からないもの」
サラ「そうね。ウチのアデット先生たちみたいな例もあるし、一概にそうだと決めつけたら失礼だと思います」
沙慈「そ、そうなんだ…。その…女心が分からなくてごめん…」
ルイス「大丈夫よ、沙慈。沙慈はちゃんと分かってるわよ。でなきゃ私がここにいることもなかったもの」
沙慈「ルイス…」
ゲイナー「な、なんなんだこの空気…聞いてるこっちが恥ずかしくなってくる」
サラ「…ゲイナー君がそれを言っちゃうわけ? あんなことまでしておいて」
ゲイナー「それとこれとは話が別じゃないか、サラ。あれは純粋に君を想って…」
チャム「はいはい。どこもかしこもごちそうさま」
ニア「えっと…皆さんのお話を聞いていると、つまりモニカさんはオルフェウスさんのことを好きなのですか?」
モニカ「………」
アーニャ「考え込んでしまってる。私たちの話は聞こえていない」
モニカ「………」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
女(※若者)「こちらが注文のウパ茶となります」
モニカ「ありがとう。頂かせてもらうわ」「…ふぅ」(こうしてひとりで考えてはいるけれど、私自身これまでの人生で恋というのをしてきたことはなかった…)(確かにオルフェウスには惹かれるものがあるのは事実。しかしそれは本当に恋なのかしら?)「ふぅ…」
チャム「あっ、今モニカため息をついたわ」
ニア「どうやら悩まれているようですね」
ゲイナー「あの…僕たちはここで何をやってるんだろうか?」
サラ「見守ってるに決まってるじゃない? ここまで来たら、モニカさんを放っておけないでしょ?」
ルイス「ええ」
沙慈(刹那…僕はいま生命のやりとりをした相手にストーキング紛いのことをしている。笑ってくれよ)
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 第六幕]
【シナリオデモ開始】
モニカ(私はナイトオブトゥエルブとして、その名に恥じない騎士となるべく邁進してきた)(その中で敬愛するシュナイゼル殿下のお役に立ちたいという想いは常に持っていた。けれど…それは恋愛感情ではない)(では彼に対しては…?)
アーニャ「まだ悩んでる」
サラ「もうヤキモキする! ああやっていつもの喫茶店にひとりでいるのも期待してるからに決まってるのに」
ニア「なにをですか?」
サラ「あそこは何度もお茶した場所でしょ? もしかしてオルフェウスさんに会えるかもって心のどこかで無意識に考えてるのよ」
ニア「そういうものなのですか。恋というのは難しいのですね」
ルイス「ニアもいつか分かるようになるわ。どんなことがあっても一緒にいたい。気持ちを繋げたいと想える相手と出会ってね」
ニア「どんなことがあっても一緒にいたいと想える相手ですか…」
ルイス「そう。だから…ふふ、急がなくても大丈夫よ」
沙慈「…楽しそうだね、ルイス。どっか君と出会ったばかりの頃を思い出すよ」
ルイス「私もモニカさんみたいにみんなと出会ったのがいいキッカケになったのかも。昔を振り返るいいキッカケに…」
沙慈「そっか」
サラ「はい! また自分たちの世界に入らないでください!」
チャム「モニカが沙慈とルイスみたいなら苦労しないのに、どうしようかしら?」
サラ「あんな絵に描いたような聡明な女騎士様よ? 流れに身を任せておいたんじゃ自覚が出るまであと何年かかるか分からないわ」「…こうなったら強硬手段に出るしかないわね」
ゲイナー「強硬手段?」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ズィー「ひとまず一仕事終わりだな。ゴロツキどもの数も少なくなってきて少しばかり楽になってきたか?」
オルフェウス「…そうならいいんだがな」
ゲイン「用心するに越したことはないということか。なら俺はもうしばらくここで見張っておく」「ふたりは…特にオルフェウスの方は街に戻ることをオススメするぜ」
オルフェウス「どういう意味だ?」
ゲイン「今さっき俺の方に連絡が来たのさ。内容は…」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
モニカ(…気付いたらいい時間ね。そろそろホテルの方に戻ろうかしら)
〔歩み寄る足音〕
????(※オルフェウス)「………」
モニカ「あなたは…」
オルフェウス「まだいたようだな」
モニカ「オルフェウス?」
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 第七幕]
【シナリオデモ開始】
モニカ「オルフェウス、なぜ?」
オルフェウス「ここに来るように呼ばれたんだが、お前ではないのか?」
モニカ「いえ、私ではありませんが」
オルフェウス「そうか」
モニカ「あの、もし時間があるのならまた一緒にお茶でもいかがかしら? ちょうどひとりで時間を持て余していたの」
オルフェウス「…分かった」
モニカ「…やはり不思議な感覚ね」
オルフェウス「なにがだ?」
モニカ「今までも誰かとこうやってお茶を飲むことはあったけれど、あなたと過ごす時間はなにか違うような気がするの」
オルフェウス「そうなのか?」
モニカ「ええ、そうよ」
オルフェウス「そうか」
モニカ「この街にはいつまで仕事を?」
オルフェウス「あと数日の予定だ。終わればまた別の街へ行く」
モニカ「そうですか。であれば今あなたとこうしている時間は貴重なものかしらね」
オルフェウス「どうだろうな? お前の人生全体をとってみれば、些細な出来事に過ぎないのかもしれないぞ」
モニカ「人生全体…そういう考え方もあるわね」
チャム「あーもう! ふたりともまどろっこし過ぎるわよ!」
モニカ「チャム?」
サラ「あーあー、出て行っちゃった。あれほど我慢してって言ったのに」
ルイス「すみません、おふたりとも…」
モニカ「皆さんまで…」
オルフェウス「どうやら近くで見ていたようだな」
沙慈「それは…その…」
〔歩み寄る足音〕
ゲイン「みんな暇だってことさ。あんたたちも俺たちもな」「…しかしゲイナー。見るのなら、もう少しうまくやるべきだったな」
ゲイナー「僕はやりたくてやったわけじゃありませんよ!」
ニア「でもゲイナーさんも私たちと一緒におふたりの様子をうかがっていましたけど?」
ゲイナー「………」
モニカ「ふふ…ふふふっ…」
アーニャ「なにかおかしい?」
モニカ「いえ、おかしいというよりは自然と出てしまったというか…」
〔画面、フラッシュ〕
アーニャ「モニカの笑っている顔、記録」
モニカ「いきなりですね、アームストレイム卿」
アーニャ「だめだった?」
モニカ「構いませんよ。自分の笑っている顔を撮られるのは少々気恥ずかしいですけど」
ゲイン「…なあ、ここはひとつ提案だが、せっかく知り合った連中がここに集まったんだ。1枚記念写真というのはどうだ?」
ニア「それはとてもいいことだと思います!」
ゲイナー「でも、オルフェウスさんは写真が苦手なんじゃ?」
ゲイン「構わないよな、オルフェウス?」
オルフェウス「………」
ゲイン(あんたなら写真に顔が残ったとしても問題はないだろ?)
オルフェウス「………」
モニカ「どうされますか、オルフェウス?」
オルフェウス「分かった。今日は構わない」
モニカ「とのことです。お願いできますか、アーニャ」
アーニャ「うん。じゃあ撮る」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ゲイン「…なるほどな」
オルフェウス「なにか言いたげだな」
ゲイン「なに、あんたとは知り合って間もないが、さっきみたいな雰囲気も見せるんだと思ってな」
オルフェウス「いつもと違うか…。そうかもしれんな」
ズィー(やれやれ…ミス・エックスがこの場にいたらどんな状況になっていたか…いなくて助かったぜ)
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
モニカ「………」
チャム「なんか嬉しそうね、モニカ」
モニカ「そうでしょうか?」
チャム「そうよ。前にも言ったけど、ここに来るまでのモニカってすごい思い詰めてる様子だったもの」「それが今じゃまるで別人。コーネリア皇女殿下の判断は間違ってなかったみたいね」
モニカ「コーネリア殿下には感謝しなければなりませんね」「恥ずかしい話ですが、チャムに言われるまであれほど屈辱と思っていた敗北のことすら頭の中から消えていました」
チャム「じゃあ、もう負けちゃったことは気にしてないってこと?」
モニカ「いえ、敗北したこと自体は忘れてしまうつもりはもちろんありません」「ですが、今はそれよりもさらに先…それを見据えようと思います。ラウンズとして正しいかは分かりませんが…」
チャム「モニカがそれでいいならいいんじゃない?」「気持ちも切り替えられたから、その写真だって撮れちゃったわけでしょ?」
モニカ「ええ、そうですね」
〔通信のコール音〕
モニカ「? 本国からの連絡? なにかしら」
〔通信の開く音〕
モニカ「これは…」
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 第八幕]
【シナリオデモ開始】
ルイス「では本国の方へ戻られるんですか?」
モニカ「ええ。休暇終わりが繰り上げになってしまったけれど、私の立場を考えたら仕方のないことですから」
アーニャ「私も同じ。モニカと一緒に戻る」
サラ「それにしたって急ですよね。せっかく休暇を楽しまれていたのに」
ニア「モニカさんたちとお友達になれたのに残念です…」
沙慈「でも任務から仕方がないよ」
モニカ「…あの、オルフェウスはここに?」
ゲイナー「あっ、オルフェウスさんは今…」
ゲイン「申し訳ありません、クルシェフスキー卿。オルフェウスは少々仕事が忙しくここへは来られませんでした」
モニカ「…そうですか。では彼に「また会うことがあれば、その時は一緒にお茶を」と伝えてください」
ゲイン「ええ、確かに。オルフェウスにお伝えいたします」
モニカ「ありがとうございます」「では名残惜しいですけれど、出発の準備があるので私たちはこれで」
アーニャ「さよなら」
〔歩き去る足音〕
モニカ(オルフェウス…)
〔歩き去る足音〕
ゲイン「………」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ゲイン「「また会うことがあれば、その時は一緒にお茶を」だそうだ」
オルフェウス「そうか」
ゲイン「彼女はナイトオブラウンズ。そしてお前はここには仕事で訪れただけの傭兵」「次にこの街へ訪れても会うことはない。それでも約束したのはなぜだろうな」
オルフェウス「…さあな」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
モニカ「急な変更にも関わらず、迎えに来ていただいてありがとうございます」
チャールズ「構わんよ。これでブリタニアの皇女殿下やラウンズ殿に貸しができるのならお安いご用だ」
チャム「ちゃっかりしてるわね」
レイ「それより、予定より早くなってしまったけど休暇は楽しめたかしら?」
モニカ「ええ。とても良い休暇を楽しめました」
レイ「そう。素敵な出会いでもあったかしら?」
モニカ「それはご想像にお任せします。ただ…あの街には、また訪れたいと思っています」
チャールズ「また訪れたい、か…」
レイ「………」
モニカ「どうかされましたか?」
チャム「なんなの? ふたりとも急に難しい顔しちゃってさ」
チャールズ「クルシェフスキー卿。あんたたちをあの街へ送って行った時、隣国がキナ臭いことになっていると伝えたな?」
モニカ「ええ…それがなにか?」
レイ「その国で近く軍事クーデターが起こるそうよ」
モニカ「…!」
アーニャ「その話が本当なら、国境にあるあの街は…」
チャールズ「ああ。間違いなく戦争に巻き込まれることになる」
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 第九幕]
【シナリオデモ開始】
コーネリア「クルシェフスキー卿。お前に出撃の許可は与えられない」
モニカ「すでに軍事クーデターは起こってしまいました! 今この時にも民たちが生命の危機に晒されているのです!」「それを救うためには…!」
コーネリア「あそこの二国は連邦にもブリタニアにも属さない中立国だ。それはクーデターが起こった今でも変わらない」「ナイトオブラウンズのひとりであろう者が、それの意味するところを理解できないはずがあるまい?」
モニカ「それは…」
チャム「なに怖じ気づいちゃってるのよ、モニカ! さっきまであんなに助けに行く気だったじゃない!」「革命派って奴らは、禁止されてるバグって兵器を使おうとしてるって話じゃない! そんなの使われたら…!」
アーニャ「バグは人の存在を探知して消去する殺人兵器。街の人たちはタダでは済まない」
モニカ「………」
コーネリア「お前の心中は察している。だがこれはシュナイゼル兄様の判断でもある」
モニカ「シュナイゼル殿下の?」
コーネリア「あそこは確かに中立国ではあるが、そこであまりにも目に余る行為が行われれば話は別だ」
モニカ「…非人道的行為が行われた事実があれば、ブリタニアが介入する理由になる」
コーネリア「その通りだ…。さらに戦争復興という名目で事実上ブリタニアの統治下に置くこともできる」
チャム「それってつまり街の人たちには犠牲になれってことじゃない!」
アーニャ「………」
コーネリア「私とてそれが本当に正しいとは思っていない」「だが、国としては政務を任されている兄上の判断が絶対なのだ…」
モニカ「………」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ズィー「チッ…マズいぜ…! 奴ら本当にバグを持ち出してきやがったぞ!」
ゲイン「戦争のやり方すら心得ていないとは、つくづく品の無い連中だよ、まったく…!」
ゲイナー「サラ、やっぱり君はさがって…! ここは僕たちでなんとかするから!」
サラ「今更、何言ってるのよ!あたしもみんなを守るために出てきたんだから、これぐらいで退けるもんですか!」
オルフェウス「なら、全て撃ち落とすぞ! あんなモノをここで使わせるわけにはいかない!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
チャム「どうするのよ、モニカ! このままあたしたち何もせずにいるの!?」
モニカ「………」(たとえどんな理由があろうとも、ナイトオブラウンズである私が動くことは決して許されない…)(けれど、今私の中には彼らを助けにいきたいという感情がある…。間違っていると分かっているにも関わらず…)
〔殴打音〕
モニカ「くっ…!」
チャム「モニカ…」
アーニャ「今…なにか落ちた」
モニカ「それは…」
アーニャ「私が撮った写真」
モニカ「写真…あの街で出会ったみんなとの…」(それに…)「………」
アーニャ「モニカ?」
モニカ「ようやく分かりました…」
チャム「え、なにが?」
モニカ「チャム…アールストレイム卿…私は…」
【シナリオエンドデモ終了】
[花 の 心 終幕]
【シナリオデモ開始】
〔爆発音〕
ゲイナー「ぐうっ…!?」
ゲイン「大丈夫か、ゲイナー!」
ゲイナー「なんとかいけます! けどあとどれぐらい持つのか…!?」
ズィー「こんな街ひとつにこだわりやがって! 革命をやりたいんなら自分とこだけでやってろ!」
サラ「物事を現実的に考えられないから、バグなんて人殺しをするだけの兵器を平気で使えるんですよ!」
〔回転音〕
ズィー「しまった…! バグが数機抜けていきやがった…!」
ゲイン「オズ!」
オルフェウス「分かっている…!」
〔KLFの走行音〕
ニア「皆さん、無事でしょうか…?」
ルイス「沙慈…」
沙慈「大丈夫だよ、ルイス。ゲイナーたちが街を守るために頑張ってる。だから…」
〔回転音〕
ルイス「なに? この音…」
沙慈「まさか…これって…!?」
ニア「見てください、あれ…!」
沙慈(やっぱり、バグだ…! マズイ、このままじゃ僕たちは…!)
〔KMFの走行音〕
オルフェウス「あと1機…! 間に合えッ…!」
ニア「ああっ…」
ルイス「沙慈っ…!」
沙慈「もう…駄目かっ…!?」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
沙慈「!?」
オルフェウス「あのKMFは…」
????(※モニカ)「大丈夫ですか、皆さん?」
ルイス「その声…乗っているのってモニカさん!?」
モニカ「何とか間に合ったようですね」
沙慈「どうしてここに…」
アーニャ「勝手に出撃してきた。後で怒られること間違いなし。私も含めて」
ニア「アーニャさんまで?」
チャム「ねえ、モニカ! あの白いKMF…!」
オルフェウス(ナイトオブトゥエルブ…モニカ・クルシェフスキーか)
モニカ「白いKMFのパイロット、私の名はモニカ・クルシェフスキー。あなたと一戦交えるつもりはありません」
オルフェウス「なに?」
モニカ「今の私はナイトオブトゥエルブではなく、モニカ・クルシェフスキー個人としてこの場にいる」「あなたがこの街を守ろうとしているのであれば、お互いの力、民の生命を守るために」
オルフェウス「………」
〔KMFの走行音〕
チャム「何もしてこないってことは、一緒に戦ってくれるということかしら」
アーニャ「たぶん」
モニカ「行きましょう、チャム、アーニャ。この街の人々に降りかかる火の粉を払うために!」
アーニャ「うん」
モニカ(…そしてこの街にどこかにいるあなたを守るために。オルフェウス…)
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
モニカ「前方のオーバーマンとKMF。こちらモニカ・クルシェフスキー。あなた方に協力します」
アーニャ「私も殲滅に協力する」
ズィー「ラウンズのKMFが2機!? どうなってるんだ!?」
オルフェウス「命令を放棄してここに来たようだ。どうかしているな」
ゲイン「ならその気まぐれに感謝しなくてはな。これで街を守れる希望が出てきた!」
ゲイナー「やりましょう! 皆さん!」
サラ「引き揚げていく? 諦めてくれたの?」
ゲイン「バグ使用の事実は連邦やブリタニアにも伝わったはずだ。じきにこのクーデターのゴタゴタに介入してくる」
ズィー「となると、俺たちのここでの仕事もこの辺りが潮時だな」
オルフェウス「ああ」
モニカ「………」(この後、私自身に待っていることは理解している)(けれど、後悔はしない。私は私の心に従って生きたのだから…)
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
モニカ(あのクーデターの事件からしばらく経った…)(私とアーニャは厳罰を言い渡されたものの、幸いにもラウンズの位に留まることを許された)(そして謹慎を解かれた私は、ひとりでこの街に再びやってきた)(あの時出会った彼らが去った後の、この街に…)「………」(来るはずがないわよね…)「………」
????(※ゲイン)「モニカ・クルシェフスキー卿ですね?」
モニカ「あなたは…」
ゲイン「お久しぶりです、クルシェフスキー卿。私のことを覚えていてくださり、光栄です」
モニカ「彼も一緒なのですか?」
ゲイン「これをどうぞ。彼からの言付けです」
モニカ「ありがとう」
ゲイン「では、私はこれで失礼します」
〔歩き去る足音〕
モニカ(…彼からの言付け。手紙? いえ、これは…)「写真…あの時の…」(…そうですか…オルフェウス…)「ありがとう」「さようなら、オルフェウス…」
【シナリオエンドデモ終了】
● 進撃イベント「麗しき花、心の行く末」
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