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進撃イベント
百舌と隼

[約束]
【シナリオデモ開始】

アラド「みんな、久しぶりだな」「突然だけど、約束ってのは守んなきゃいけないもんだろ?」「どんなことがあったって、破れない約束。みんなにもそういう約束ってあると思うんだ」「今回はおれがあいつとの約束を破っちまった…もとい破りかけたときの話だ」

アラド「ウマい!」「やっぱロンド・ベルくらいの部隊になるとメシの質が違うな!」
ファ「おかわりいるかしら?」
アラド「いいッスか? じゃあ、大盛りでお願いします」
イサム「やれやれ、病み上がりの人間の食欲じゃねえな。見てるだけでこっちが満腹になるぜ」「捕虜になって落ち込んでるか、脱走する算段でもしてるかと思ったが…」
アラド「パイロットは食えるうちに食っておけ…」「あのホワイトベースのブライト・ノア艦長も一年戦争中にそう言ってたって聞きます」
ファ「知ってる、カミーユ?」
カミーユ「さあ…? 時間がある時にでも聞いておくよ」「…さて、アラド・バランガ…だったな。食事をしたままでいい。さっきの話…考えてくれたか?」
アラド「ティターンズの残党から抜けて、ロンド・ベルに入れってやつですか?」
カミーユ「君がいたという『スクール』というパイロット機関もすでにない状態だ」「ティターンズに義理立てする気が無いなら俺たちに力を貸してほしい」
アラド「義理も何も、おれ、気づいたらスクールにいたわけだし、そういうのはなんかピンとこないっつうか…」
ファ「気づいたら…? 過去の記憶がないということ…?」
アラド「まあ、そうっスけど…別に気にしてません」「スクールなんかに入れられたくらいだから、どうせロクな過去じゃないんだろうし」
イサム「じゃあ、お前は何のために戦ってるんだ?」
アラド「生きるためッスね。それ以外にできることはありませんし」
カミーユ(パイロットを子供の頃から養成する機関にいたんだ…。そういう風に仕込まれた可能性もあるか…?)
アラド「あの…おかわり、もう一杯いいッスか? まだまだ食べ足りなくて」
イサム「面白い奴だな。気に入ったぜ」
アラド「そうッスか? ありがとうございます」
〔軍の警報〕
カミーユ「なんだ!?」
〔通信の開く音〕
トーレス「総員、第1種戦闘配置! 繰り返す総員、第1種戦闘配置!」
イサム「出撃か…!」
カミーユ「アラド、俺たちは行く! お前はここを動くんじゃないぞ!}
〔ハッチの開閉音〕
アラド「………」「行ったか」(さて…メシの恩を仇で返すのは気が引けるけど…)(約束は守るからな…ゼオラ)
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ジュドー「サイド4が襲われてるから来てみれば、駐留軍が全滅かよ…!」
五飛「テロリストどもめ、愚かな真似を…!」
アムロ「とにかくコロニーを守るぞ! 各機、テロリストを叩け!」
ヒイロ「任務了解」
デュオ「チッ、こんなことなら俺たちのガンダムを廃棄するんじゃなかったぜ!」
イサム「ぼやくな。さっさと仕事を始めようぜ!」

〔軍の警報〕
トーレス「艦長! 格納庫でゲシュペンストMk-Ⅱが発進態勢に入っています!」
ブライト「出撃命令は出していない。搭乗者はだれだ?」
〔バーニアの噴射音〕
アラド「よし、うまく出られた…!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アムロ「アラド・バランガが脱走した…!?」
イサム「ヒュー…あいつ、やるねえ」
カミーユ「感心している場合じゃないでしょう?」「アラド、どういうつもりだ!?」
アラド「助けてもらった上に、メシまでご馳走になって申し訳ないんだけど…おれ、行かなきゃならないんです」
ファ「行くって…どこへ!?」
カミーユ「まさか、ヤザンたちの所へ戻るつもりか!?」
アラド「…すみません、あいつとの約束を…守らなきゃ」
ファ「あいつって…!?」
五飛「奴をこのまま逃がすわけにはいかん…!」
〔警報〕
デュオ「! 待て! この反応…! テロリストの艦から何か出てきた…!?」
ジュドー「!おい、マジかよ! これってアレじゃないの!?」
アムロ「馬鹿な! バグだと…!?」
【シナリオエンドデモ終了】


[守るべきもの、倒すべき敵]
【シナリオデモ開始】

アラド(データで確認したことがある…! クロスボーン・バンガードが使った大量殺戮兵器だ!)(テロリストがなんであんなもんを持ってんだ!?)
ジュドー「くっ、奴らあれでコロニーの人たちを全滅させるつもりかよ!?」
ブライト「各機へ! バグがコロニーに到達る前に何としても撃墜しろ!」
アラド(ロンド・ベルのみんなはテロリストとバグの対応に追われてる…この状況を利用すりゃ、逃げ切れるかもしれない)(けど…!)
〔軍の警報〕
イサム「別方向からもバグだと!? まだ他にもテロリストの艦がいたのかよ!」
アラド「くっ…!」
????(画面オフ)(…アラド…あの時の約束…忘れたの?)
アラド「ゼオラ…っ!」
????(画面オフ)(…ね、アラド。私と約束して…)
アラド「わかってる…」
????(画面オフ)(これから先…何があってもふたりで頑張って、生き残りましょ…)
アラド「わかってるよ…!」
デュオ「マズイ…! バグが何機かコロニーに向かっていったぜ!」
アムロ「手が空いている者は、何としても追いついて叩き落とせ!」
ジュドー「そんな奴どこにいるってのさ…!」
アラド「くそっ!」「なんでこのタイミングで!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

カミーユ「あれは…!」
イサム「アラドか! あいつ、脱走するつもりじゃなかったのかよ」
アラド「さあ、どっからでもかかってきやがれ! ザクだろうがバグだろうが、どいつもこいつも、おれが叩き落としてやる!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ヒイロ「テロリストの機体は全滅。あとは残ったバグを何とかするだけだ」
トーレス「現戦域内に急速接近する物体あり! 識別は…YF-21です!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ファ「バグが…撃墜されていく!」
アラド「す、すげえ…!」
イサム「あの野郎、今頃来て美味しい所を持って行きやがって…!」
ガルド「…こちらはΩ1、ガルド・ゴア・ボーマンだ。残存敵機は全て撃墜した。ラー・カイラムへの着艦許可を求む」「繰り返す。こちらはΩ1、ガルド・ゴア・ボーマン…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アラド「…脱走の件はチャラなんですか」
カミーユ「艦長の判断だ。バグ撃墜に協力してくれたこともあるからな。ただ俺たちの戦力に加わることが条件だ」
アラド「…今更言うのもなんですけど、おれはカミーユさんたちの敵だった人間ですよ?」
ファ「そうやって味方になった人間はこの部隊には何人もいるわ」
イサム「ヒイロや五飛みてえにな」
アラド「あのふたりが…」
カミーユ「アラド、君は守らなければならない約束があると言ったな?」
アラド「…ええ」
カミーユ「君が戦っている理由…それは、その約束を守るために…」「いや、約束をした相手を守るためじゃないのか?」
アラド「何でそれを…?」
カミーユ「俺も似たようなものだからさ」
アラド「カミーユさんも?」
カミーユ「ああ」
アラド「…けどおれは…正直言って、ロンド・ベルみたいに正義とか大義のために戦うのは…」
イサム「まあ、そんなもんはなくてもいいだろうよ」
アラド「え?」
イサム「お前ならいずれわかるさ。ま、もうちょっと考えてみな」
〔ハッチの開閉音〕
ファ「あ、イサム中尉!」
カミーユ「返事は聞かなくてもわかってる、と言ったところか…」
アラド「………」
カミーユ「俺たちも同じ考えだ。ゆっくり考えてみてほしい」
アラド「いえ…その時間はいらないッス」
ファ「え?」
アラド「おれ、ロンド・ベル隊に入りますよ。カミーユさんに言われた通り、おれには守りたい奴がいるんです。だから…」
ファ「良かった…」
アラド「じゃあ、この件は片づいたってことで、メシ、食わせてもらっていいッスか?」
カミーユ「まったく…仕方のない奴だな。わかった、用意してもらうよ」

ガルド「………」
イサム「今頃のんびりご登場とはな。YF-21に問題でも起きたか?」
ガルド「お前の機体と同じにするな。ハード面もソフト面もトラブルはない」
イサム「ほざけ。俺も俺の可愛い子ちゃんも絶好調だ。お前の出番はねえぜ?」
ガルド「その割には、先程の戦闘で手こずっていたようだが」
イサム「お前が来なけりゃ、俺が片付けてたさ」
ガルド「今回の任務は、トライアルの一環だ。俺はお前以上の結果を出し、YF-21の有用性を示す」
イサム「そうかい。だが、俺の邪魔だけはするなよ」
ガルド「それはこちらの台詞だ」
イサム「ふん…相変わらずの減らず口だな」
ガルド「お前こそ…無様な姿を見せるなよ。次期主力可変戦闘機のトライアルは、まだ終わっていないからな」
イサム「…ああ、わかってる。直に張り合う相手が現れて、ちょうど良かったと思っていた所さ」
ガルド「フッ…それについては同感だ」

トーレス「ブライト艦長。本艦に接近してくるシャトルをキャッチしたとの報告が…」「識別と所属は不明…コードは『名無しのピエロ』、『砂漠の王子』」
ブライト「彼らか…」
【シナリオエンドデモ終了】


[Gの帰還]
【シナリオデモ開始】

カトル「お久しぶりです、皆さん」
アムロ「ああ、君たちも元気そうで何よりだ」
トロワ「ロンド・ベル隊も前大戦のメンバーが集まり始めているようだな」
イサム「ああ、見ての通りだ」
ガルド「…俺は命令に従ったまでだ」
イサム「ったく、お前は…素直に久しぶりだとか言えねえのかよ」
ガルド「馴れ合うつもりはない。特にお前とはな」
イサム「ああ、そうかい」
ガトル「ふふ…相変わらずのようですね」
アラド「あのふたりが…ヒイロたちと同じコロニーのガンダムのパイロット…」
デュオ「ああ、あいつらもプリベンターとして、俺たちとは別任務で動いてたんだよ」
ヒイロ「特別任務は終わったのか?」
トロワ「いや…まだ途中だ」
カトル「詳しい話はブライト艦長たちも交えてさせてください」

ブライト「君たちのガンダムが奪われただと…?」
アムロ「しかも、ネオ・ジオンの残党にか」
カトル「ええ…。前大戦の後、僕たちは太陽に向けてガンダムを放出しました…」「そのことを知っている人間はプリベンター以外にいませんし、ガンダムは廃棄ブロックの中に入れて飛ばしました」「ですから、行方を知っている者は他にいないがずです。ましてや、それを拾おうとするなんて…」
五飛「…どうして俺たちのガンダムがネオ・ジオンに奪われたとわかった?」
トロワ「今の地球圏を取り巻く状況からカトルはガンダムの回収をマグアナック隊に進めさせていた」「しかし、発見した廃棄ブロックに俺たちのガンダムは存在していなかった」
カトル「僕はジャンク屋か海賊がガンダムを奪ったと考え、さらに捜索を進めていていました」「そんな時…謎のメッセージを受け取ったんです」
アムロ「メッセージ?」
カトル「はい。発信者は不明。内容は僕たちのガンダムの輸送ルート…しかも、ネオ・ジオンの…」
ヒイロ「…!」
アラド「それってどう考えても、罠じゃないっスか!」
トロワ「ああ。俺たちをおびき寄せるためのな…」
ブライト「…君たちの話にはひとつ腑に落ちない点がある」
カトル「ガンダム廃棄の事実を何故、ネオ・ジオンが知っていたか…ですね?」
ブライト「そうだ。偶然と考えるのは難しいだろう」
カミーユ「プリベンターに内通者がいたと?」
カトル「それなら、まだマシな方だと思います」
ジュドー「どういう意味さ?」
カトル「調査の結果、わかったことなんですが…現在のネオ・ジオンには新たな指導者が現れたようなんです」
アムロ「ミネバ・ザビ…ハマーン・カーンか? いや、ガンダムが廃棄されたことを知っていたとなると…」「まさか…」
カトル「僕の予想が外れていればいいんですが…」
ヒイロ「………」
ブライト「…それで、それを確かめるためにも、罠に乗ってみたいと言うんだな?」
カトル「はい。できれば、僕たちのガンダムを取り戻したいんです」「もっとも、情報が事実であれば…の話ですが」
トロワ「もちろん、ネオ・ジオンの輸送部隊には俺たちだけで接触するつもりだ」
ブライト「いや…我々も向かおう」
カトル「え? 僕たちの勝手な都合に皆さんをお付き合いさせるわけには…」
ブライト「構わん。我々の任務にはジオン残党の動向調査も含まれている」「それに、君たちのガンダムを取り戻すことができれば、戦力の増加にも繋がる」
イサム「ま、旅は道連れ、世は情けってやつだな」
カトル「…すみません。それでは、艦長のお言葉に甘えさせていただきます」
ブライト「よし。これより本艦は先回りして、ネオ・ジオンの輸送部隊と接触する」「モビルスーツ部隊は発進準備を」
アムロ「了解だ」
アラド(…ロンド・ベル隊のみんなはガンダムの情報を流した人物に心当たりがあるみたいだけど…)(それって、いったい誰なんだ…?)
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

レズン「あれはロンド・ベル隊…! チッ、味方との合流前に…!」(こっちの航路が漏れていたようだな。内通者がいたか…)(おおよその見当はつくが、今はこのガンダムが奪われないのが先決…!)
アラド「アイツらがガンダムを…!」
イサム「いいか、ガンダム奪取はヒイロたちがやる。俺とお前はそれの援護だ。ボヤボヤしてると置いてくぜ」
アラド「りょ、了解ッス!」
ガルド「フ…あのイサムが後進の面倒を見るとはな」

ヒイロ「よし…取り付いた」
デュオ「ついでだ! カタパルト辺りに威嚇射撃を頼むぜ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

レズン「くっ、敵に取り付かれてりゃ世話ないね!」
カトル「僕たちのガンダムを返してもらいます!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アラド「みんな、うまくいったのか…!?」
カミーユ「どうやら…そうみたいだな」
ヒイロ「…ゼロ…行けるな?」
デュオ「へへ…久しぶりだな、相棒」
カトル「サンドロック、また君の力を借りることになったよ…」
トロワ「フッ…やはり、このシートが一番馴染む」
五飛「いくぞ、ナタク」
レズン「チッ、やられたか…!」
アラド「す、すげえ…あの5機のガンダムが揃うと、威圧感がハンパじゃねえ…」
イサム「おい、アラド。お前びびってんじゃないだろうな?」
アラド「だ、大丈夫ッスよ! これくらい!」(これだけの戦力…ロンド・ベルにいれば、ゼオラを会える機会があるかもしれねえ。俺が生きてるってこと、あいつに伝えなきゃ」
レズン「…参ったね。手詰まりかい」「逃げるにしたってガンダム・タイプが5機…情報じゃ、敵の母艦にはまだいるって話だし…かなり厳しいか?」
ヒイロ「…!」
デュオ「どうした、ヒイロ?」
ヒイロ「奴が…来る!」
〔バーニアの噴射音〕
ゼクス「やはり、現れたか…ロンド・ベル」
カトル「トールギスⅢ!?」
アムロ「ゼクス・マーキス…!?」
ゼクス「………」
【シナリオエンドデモ終了】


[白き風]
【シナリオデモ開始】

ジュドー「おいおい! 何であれがネオ・ジオン側にいるんだよ!?」
ファ「彼は火星に行っていたはずなのに…!」
レズン「…説明をしてもらおうか、ゼクス・マーキス?」
ゼクス「何をだ?」
レズン「とぼけるんじゃないよ。奴らにガンダムの情報を流したのはあんただろ?」「ガンダムのことを知っていたのは、元プリベンターだったあんたともうひとり…可能性は前者の方が高いね」
ゼクス「ならばこうやってそちらの援護に来る必要もないだろう?」
レズン「ふん…言いたいことはまだあるが、今は撤退が優先だ。あんたには働いてもらうよ!」
ゼクス「元よりそのために来たのだ。構わんさ」「さて…」
アラド(ゼクス・マーキス…確か過去の大戦ではロンド・ベル隊に協力したパイロットだったはず…)(それが、なんで…?)
デュオ「ゼクス、聞かせてもらおうか? あんたがネオ・ジオン側についた理由をよ」
ゼクス「…答える必要はない。お前たちには、ここで表舞台から立ち去ってもらう」
トロワ「退場も何も、俺たちは舞台に上がったばかりだ。お前の演出でな」
ゼクス「………」
ヒイロ「答えるつもりがなければ、それでいい。だが俺たちの邪魔をするなら…」「お前を殺す」
ゼクス「ゼロが私の未来を見せたのか?」
ヒイロ「ゼロに訊くまでもない。地球圏を混乱に陥れる者の未来は決まっている」
ゼクス「では、ひとつだけ言っておこう。私の坑道は私の本意によるもの…下手な詮索は無用だ」
カトル「本気で戦うつもりのようですね。ならば、こちらも手加減はしません」
五飛「いくぞ…!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

レズン「退却できる距離まで後退したか…先に退かせてもらうよ!」
〔バーニアの噴射音〕
ゼクス「頃合いか…」
アラド「ま、待て…!」
ゼクス「ゲシュペンストMk-Ⅱ…そんなもので私に戦いを挑むつもりか?」
アラド「あんた、ヒイロたちの仲間だったんだろ? それが何で!」
ゼクス「私は己の為すべきことが何であるか、見極めているだけに過ぎん。君はどうなのだ?」
アラド「おれは…おれはそれを知るために戦ってる!」
ゼクス「…任務は終了した。撤退する」
〔バーニアの噴射音〕
アラド「おれは…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

デュオ「ゼクスの野郎! ネオ・ジオンに願えるってのは一体どういうことなんだよ!?」
ジュドー「ガンダムが廃棄される情報をネオ・ジオンに流したのも、あの人ってわけ?」
ヒイロ「廃棄の情報を知っている人間は限られている。可能性はある」
カトル「ですが…ただ裏切ったとは思えません。何か理由があるのかも…」
イサム「理由ねえ…本気で攻撃してくるのもプリベンターの特別任務ってか? 笑えねえな」
ガルド「芝居にしては質が悪い」
カミーユ「だが、結果としてヒイロたちのガンダムを取り戻すことができた…」「情報を流したのはゼクスだったのか? それとも…」
アムロ「…奴の真意がわからない以上、これ以上憶測で話したところで振り回されるだけだ」
ブライト「アムロの言う通りだな。ゼクスのことはひとまず置いておこう」「本艦はこのあとロンデニオンに向かって、物質などの補給や、機体の手配を受ける。地上で活動している部隊とも合流する予定だ」
アムロ「今回の件もある。ネオ・ジオンの動きに備えて、こちらも備えておく必要があるか…」

アラド「………」
イサム「よっ、浮かない顔してんじゃねえか。腹でも壊したか?」
アラド「確かに職は進んでないッす。まだメシを6杯しか食べてないし」
ファ「じゅ、充分に食べてるじゃないの…」
カミーユ「…何かあったのか?」
アラド「…さっきゼクス・マーキスに聞かれたんです。自分は自分の為すべき事を見極めている、君はどうだ? って」「でもおれ、正義とか大義のために戦うってのはどうしてもピンとこないっていうか…」
イサム「それで?」
アラド「やっぱり、戦うためには目的を持たなきゃいけないんスかね?」「仲間だった日値を裏切ってまで貫く信念とか、他の人たちみたいに、世界平和とかそんな崇高な理由でないと…」
ファ「アラド…」
アラド「おれは、そんな目的じゃないんスよ…スクールで一緒だった…たったひとりの女の子を守れればそれで…!!」
イサム「いいんじゃないの? そんなもんで」
アラド「え…?」
カミーユ「あの時、アラドが脱走せずバグを止めに戦ったのは彼女を…誰かを守りたいという気持ちからだろ?」
アラド「あ…」
カミーユ「お前はさっき世界平和のために戦わなければいけないと言ったが…」「ロンド・ベルにだって、身近な人のために戦っている人間はたくさんいる」
イサム「俺は他人のためっていうより、自分のためだしな」
カミーユ「いいんじゃないか。自分が守りたい人のために戦うだけでも」
アラド「カミーユさん…」
イサム「俺からしたら、お前だって充分に大義のために戦ってるよ」
アラド「ありがとうございます…」(そうか…そうだよな…)(ゼオラ、おれはこれからも戦う。もう一度お前に会って…約束を守るために)

ゼオラ「…ロンデニオンを襲撃、ですか?」
ヤザン「ああ。ロンド・ベル隊は今、戦力を立て直すために艦隊を集結させている」「俺達はその艦隊の一部になりしましてロンデニオンへ接近する」
ゼオラ「…大丈夫なのですか?」
ヤザン「正規の認識コードも入手済みだ。奴らに俺たちの区別はできんよ」「今回の目的は、土産を持ち帰ることだ」
ゼオラ「土産…ですか」
ヤザン「そうだ。時間を稼ぐだけでは、今後の俺たちの立場に支障が出るからな」
ゼオラ(今後の立場って…?)
ヤザン「ゼオラ、俺が囮をやってやる。お前は何人かを率いて一足先にロンデニオンへ潜入し、土産を持ち帰って来い」「何なら、自分の新しい期待を見つけてきてもいいぞ」
ゼオラ「はっ。ラー・カイラムを沈めるぐらいの覚悟でやります」「天国から見ていて、アラド…。あなたの仇は必ず討つ…!」
【シナリオエンドデモ終了】


[ロンデニオン強襲]
【シナリオデモ開始】

アラド「………」
カミーユ「こちらのリストの確認は終わりました。次はどれです?」
デュオ「おっ、さすが速いな。今度はこっちだ」
アラド「あ、あのちょっといいッスか…」
デュオ「ん、どうした? お前にも手伝ってもらうんだから、しっかり確認しとけよ」
アラド「なんなんっスか? このリストの量は…」
デュオ「ロンデニオンに到着した後に搬入する物が多いからな」
アラド「それにしたって…」
カミーユ「それだけきちんと補給するってことさ。リストの確認で参ってるようじゃ、向こうに着いてからの搬入の手伝いで死ぬぞ」
アラド「うへぇ…。ロンデニオンでは他の部隊と合流するんだし、その人たちも手伝ってくれりゃいいのに…」「ん? これは…新型のパーソナルトルーパー? 『ビルトファルケン』…?」
カミーユ「月から運ばれてきた機体だな。高機動戦闘と射撃を得意とする機体だそうだ」
デュオ「パイロットはまだ決まってないらしいぜ。お前もPT乗りだし、志願してみたらどうだ?」
アラド「う~ん…どっちかって言うと、格闘戦の方が好みなんスよ」
デュオ「お! いいこと言うねえ」
カニーユ「…聞いた話じゃ、新型パーソナルトルーパーは二対でで開発されていて、もう片方は接近戦の機体らしい」「2機で運用されることを想定していて、特別な連携システムをあるそうだ」
アラド「そっちは来てないんですか?」
カミーユ「ああ。開発が遅れているんじゃないか?」
アラド「へ~、そっちの機体だったら、ちょっと興味があるかも…」
〔軍の警報〕
トーレス「総員、第1種戦闘配置! 繰り返す、総員、第1種戦闘配置!!」
デュオ「敵襲か!?」
アムロ「すぐに出撃準備をしろ! ロンデニオンが襲撃を受けた!」
アラド「マジっスか!?」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ジュドー「新型のガンダム・タイプが盗まれた!? ま、またこの展開かよ!?」
イサム「これで何回目かねえ…勘弁してほしいぜ」
ヤザン「過去の教訓を生かせなかったようだな、ロンド・ベル!」
カミーユ「ハンブラビの部隊…! ヤザン! 貴様かっ!!」
アラド「ヤザン大尉の部隊…! もしかして、ゼオラ…お前もいるのか!?」
ブライト「敵の目的は足止めだ! 強奪された機体の追撃に機体を回せ!」
ガルド「新型のガンダム・タイプの追跡はこちらに任せてもらう! 何人か私と来てくれ!」

ヤザン「ふん…お前たちのピリついた感情がこちらにも伝わってくるぜ」
カミーユ「ヤザン…! 相変わらず戦場を楽しんで…! 今の地球圏の状況をわかっていながら!」
〔警報〕
アラド「なんだ? もう1機こっちに来る!」
アムロ「ビルトファルケン!? あれも奪われたというのか…!?」
????(ゼオラ)「ヤザン大尉…!」
アラド「! あの機体の動き…もしかして…!」「ゼオラ…! ゼオラなのか!?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アラド「くそっ! 周波数が…! 目の前にゼオラがいるかもしれないってのに!」
ゼオラ「ヤザン大尉、私も援護します!」
ヤザン「なぜ来た、ゼオラ?」
ゼオラ「そ、それはロンド・ベルを討つために…」
ヤザン「お前はすぐに戦域から離脱し、新型のガンダム・タイプを追った部隊を撃破しろ」
ゼオラ「えっ!? し、しかし…!!」
ヤザン「そいつも貴重な土産になる。いいな?」
ゼオラ「う…!りょ、了解…!」(アラドの仇を取るチャンスだったのに…)
〔バーニアの噴射音〕
イサム「アイツ、ガルドたちの方に向かいやがったか…!」
アラド「ゼオラッ! おれだ、アラドだ! おれ、生きてんだよ!」
〔バーニアの噴射音〕
ヤザン「おっと…どこに行くつもりだ?」
アラド「ヤザン大尉っ…!」
ヤザン「そいつに乗っているのはアラドだろう? 生きていたようだな」
【シナリオエンドデモ終了】


[敗北]
【シナリオデモ開始】

ヤザン「まさか生きていたとはな、アラド」
アラド「悪運が強かっただけッスよ…」「さっきのビルトファルケンに乗ってたのはゼオラですよね…?」
ヤザン「だとしたらどうする?」
アラド「なら、あいつは返してもらいます…!」
ヤザン「奴はお前と違って任務に忠実な兵士だ。存分に使ってやるよ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アラド「ぐうっ…!?」
ヤザン「ハハハ! 隙だらけだぞ! 今度も悪運で生き延びてみるか!?」
アラド「くっ、うぅぅ…」
イサム「ったく、なに無茶してやがる!」
カミーユ「お前ひとりでヤザンの相手は無理だ!」
アラド「ダ、ダイソン中尉…カミーユさん…っ!」
ヤザン「ラムサスとダンゲルを振り切ってきたか」「どうやら大事にされているらしいな、こいつは」
イサム「ま、弟分みたいなもんなんでね。ちょいとばかり貸しは返させてもらうぜ!」
カミーユ「ヤザン、貴様の相手は俺たちがしてやる!」
ヤザン「元よりアラドのようなザコに用はない。本命はお前たちさ」「こうして手を割いてくれるだけでも、こちらの作戦はうまく行きやすくなるからな!」
カミーユ「姑息な手を…!」
ヤザン「頭は使いようだということだ! これからもじっくりと追い詰めてやるぜ!」
カミーユ「させるかよ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ヤザン「! この反応は…連中の援軍か? 数が多いな…」「時間稼ぎは充分…ここが潮時か」
〔バーニアの噴射音〕
カミーユ「待て、ヤザン…!」
イサム「やめとけ。このタイミングで退いていったんだ。たぶん追っても無駄さ」
カミーユ「くっ…」
イサム「…それに、あいつを艦まで連れて行ってやらないといけないしな」
アラド「くそっ…やっと会えたと思ったのに…」「くそぉぉぉぉっ!!」
トーレス「追撃体からの連絡です! 強奪された機体は2機ともロストしたとのことです」
ブライト「…この件は私の責任だ。全機収容、ロンデニオンへ一時帰還する」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

万丈「ロンデニオンが襲撃されてると聞いて、僕たちも合流を早めようとは動いたんだが…」
凱「一足遅かったようですね…」
ブライト「地上から上がって来たばかりだというのに、こんなことを利かせる形になってすまんな」
アムロ「ヤザンたち…ティターンズ残党は奪ったガンダムを何に使うつもりなんだ?」
万丈「新型を奪ったところで、それで戦況を大きく左右できるわけじゃない」
カトル「小規模な組織である彼らが、わざわざ危険を冒してまでこのロンデニオンに入り込んできた」「何かしら裏があると見る方が自然でしょうね」
ブライト「ヤザン・ゲーブルという男は戦いを楽しむタイプで、組織の存続には興味がない人間と聞く」「すでに何者かが連中に接触しているのかもしれんな…」
凱「ティターンズ残党が接触する可能性のある組織だとすれば…」
アムロ「………」

イサム「♪~♪~」
アラド「ダイソン中尉
イサム「おっ、アラドか。もう傷はいいみたいだな」
アラド「おれ、タフなのが取り柄ですから」
イサム「派手にやられてへこんでるかと思ったが、そんなことはなかったみたいだな」
アラド「へこんでる暇なんてないっスよ。だって…」
〔歩み寄る足音〕
イサム「ん? お前たちは…」
甲児「久しぶりだな、ダイソン中尉」
竜馬「またここに厄介になるぜ」
イサム「甲児にゲッターチーム…それにバトルチームとボルテスチームの連中まで…それと…」
凱「GGGの機動隊長の獅子王凱です。よろしく」
一矢「俺はダイモビックの竜崎一矢。ダイモスのパイロットをやっています」
イサム「へぇ…こんなに集まってパーティでもやるつもりか?」
豹馬「そんな楽しいもんじゃねえって」
健一「彼からお願いされたんですよ」「俺たちスーパーロボット乗りに特訓をつけてほしいと」
イサム「特訓だぁ?」
アラド「ええ…!」
【シナリオエンドデモ終了】


[約束を守るために]
【シナリオデモ開始】

アラド「おれはヤザンからゼオラを絶対に取り返したい…」「けど、今のおれじゃヤザンには遠く及ばない。助けたい奴を助ける前に自分が死ぬだけだ」
イサム「で、こいつらに特訓を頼んだってわけか」
豹馬「俺たちもほとんどが久しぶりに宇宙に上がってきた連中ばっかりだからな」
甲児「こいつの特訓に付き合うことで、俺たちも感覚を取り戻せればってな」
一矢「聞けばアラドが得意な戦い方は射撃よりも接近戦だから、俺たちから色々教わりたいらしい」
イサム「だからって、いきなり会ったばかりの連中に特訓を頼むかね、普通?」
アラド「強くなりたいッス、おれは…! そのためならどんなことでもやってみせます!」
イサム「おお、熱いねえ。だったら、俺も付き合ってやるよ」
アラド「いいんスか!?」
イサム「ヤザンを相手にするんなら、シミュレーターだけじゃ足りねえ。仮想敵も必要だ」「俺がそいつを務めてやるよ」
隼人「しばらく見ないうちに兄貴風を吹かすようになったじゃないか」
イサム「そんなんじゃねえっての。そういうのはカミーユ辺りがお似合いだ」「さあ、そんな話は置いておいて、さっさとやろうぜ」
アラド「はい…!」
竜馬「言っておくがやる以上はとことんやる。地獄を見るハメになっても後悔するなよ?」
アラド「か、覚悟してるっス…」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

凱「アラド、距離を詰める時の切り返しがまだ遅いぞ!」
豹馬「そんな飛び込み方じゃ、相手に読まれて返り討ちにされるだけだぜ!」
健一「咄嗟の判断も遅い。相手との距離が近い分、一瞬の判断の差が勝敗を分けるぞ!」
アラド「ちょ、ちょっと! タンマ…! さすがにそろそろキツくなって…」
イサム「お、いいのか、アラド? 時間は待っちゃくれないぜ?」
アラド「…!」「まだやります! もう1回お願いします!」
イサム「よく言った! なら、次はそろそろ俺が相手をしてやる! 覚悟しとけよ!」
アラド「ま、負けないっス…!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シャア「これが例の新型のガンダム・タイプか さすがは元ティターンズのヤザン大尉といったところか」
ヤザン「当のティターンズは壊滅しているも当然だ。皮肉にしか聞こえんな」「しかし、ネオ・ジオンの総帥様直々に俺のような人間に会いに来るとはな」
シャア「手土産を持ってきた君たちの誠意に対する私なりの最低限の礼儀だよ」
ヤザン「そりゃありがたいことだな」
シャア「次の作戦には君たちにも参加してもらう。構わないな?」
ヤザン「俺たちは連中と事を構えるためにあんたたちと手を組んだんだ。異論はない」
シャア「そうか。では頼りにさせてもらおう」
ヤザン「…次の作戦だが、ロンド・ベル隊を俺たちが始末したとしても構わんよな?」
シャア「それは願ってもないことだ。彼らがいなくなれば、その分だけ我々の目的が達成しやすくなるのだからな」
〔歩き去る足音〕
ヤザン「フン…」
ゼオラ「大尉…我々は、いつからネオ・ジオン側に?」
ヤザン「横で聞いていただろ? ロンド・ベル隊と事を構えていくには、奴ら側に与した方がやりやすいのさ」
ゼオラ「しかし…よりにもよってジオンに……」
ヤザン「不服か?」
ゼオラ「は、はい。奴らは地球を滅ぼそうとした者たちです」「おそらく、今回はもっと決定的な手を打ってくるかと…」
ヤザン「お前は倒すべき敵がジオンだと刷り込まれているからな。そう思うのも無理はない」「だが、俺から見ればティターンズもジオンとそう大差がない」
ゼオラ「そ、それは違います!」
ヤザン「…30バンチ事件のことを知らんわけじゃあるまい?」
ゼオラ「あれは連邦の政策に反抗した民衆が暴動を起こし、やむなく…!」
ヤザン「ただのデモを鎮圧するのに毒ガスを使うか? 要はスペースノイドに対する見せしめだったのさ」
ゼオラ「見せしめって…そんな…!」
ヤザン「バスク・オムはそういう男だ。あの男はティターンズの権威を拡大することに固執し、方法を間違った」「だから、余計な反感を買い、エゥーゴやプリベンターに不覚を取ったのさ」
ゼオラ「………」
ヤザン「そして、ティターンズは生き残ることができなかった。所詮はジオンと同じく、過去の亡霊に過ぎん」
ゼオラ「亡霊は亡霊らしく生きろ…。ティターンズの信念を捨てろ…そういうことですか?」
ヤザン「ああ。主義主張なんてものは勝者にならなければ意味を成さん。負け犬の遠吠えなんざ、誰も聞く気はないのさ」
ゼオラ(…じゃあ、私は今まで何のために…)
ヤザン「地球圏のことを真剣に考えるのなら、ロンド・ベル隊へでも寝返るんだな…」
ゼオラ「アラドを殺した奴らの所にですか!? 彼らのもとへ行くぐらいなら、私は……!」
ヤザン「そう吠えるならば、ビルトファルケンを使いこなせるようにしておけ」
ゼオラ「は…はい…!」
〔歩き去る足音〕
ゼオラ(アラド…私は…)
【シナリオエンドデモ終了】


[戦場の再会]
【シナリオデモ開始】

ジュドー「見れば見るほど岩ばかり。哨戒任務も楽じゃないぜ」
カミーユ「元から楽な任務じゃないけどな」
アラド「そう…っスね」
ジュドー「どうしたのさ? スーパーロボット乗りのみんなと特訓だって張り切ってんじゃないの?」「もしかして成果が出てないとか?」
カミーユ「いや…俺も何度か顔を出してみたが、アラドの操縦技術は以前よりも成長をしている。もちろんエース級というわけにはいかないが」
アラド「き、厳しいっスね…。ただ特訓のことじゃないっつーか…」
ジュドー「じゃあ、あれか? 今回搬入した『ビルトビルガー』のパイロットに立候補してみたくなった、とか」
アラド「うっ…」
カミーユ「ビルトファルケンの時と違って、満更でもなさそうだな」
アラド「いや、格闘戦用とは言え、設定はかなりピーキーみたいだし…」「運動性を向上させるには、全身のジャケット・アーマーを外さなきゃならないし…」
ジュドー詳しいじゃん。資料を読んだのか?」
アラド「…ええ、まあ」
カミーユ「………」

カミーユ「ビルトビルガーを、アラドに? かなり特殊な機体だと聞いていますが…」
アムロ「開発者たっての希望だ。スクール出身というのも関係しているのだろう」「スクールの生き残りのアラド…。提供者として選ばれなかったか、別の目的があったのかもしれんな…」

ジュドー「ま、わかるよ。ビルガーのパートナー機のファルケンには、アラドの彼女が乗ってるらしいしな」
アラド「いや、ゼオラはそんなんじゃないですって…」
ジュドー「俺、ゼオラなんて言ったっけ?」
アラド「! いや、でも、だから、だけど、そもそも…」
〔ニュータイプの共振〕
カミーユ「何かが来る…!」
アラド「え…!?」
ジュドー「こいつは…」
〔バーニアの噴射音〕
ゼオラ「いたわね…! ロンド・ベル! アラドの仇…!」
アラド「あ、あれはビルトファルケン!? なんでネオ・ジオンなんかと一緒に!?」
ジュドー「他にもティターンズの機体が混じってるぜ!」
カミーユ「やはりネオ・ジオンと手を組んでいたか…!」
アラド「く、くそっ! 回線が繋がらねえ…! 目の前にゼオラがいるってのに!」
〔金属音〕
カミーユ「アラド、聞こえるか! 周囲にジャミングがかけられている!」「接触回線なら問題なさそうだが、通信ができないことを頭に入れておくんだ!」
アラド「接触回線…!」「カミーユさん、すみません。おれ、あいつと話がしたいです…!」
ジュドー「あいつって、ゼオラって子と!? 相手はこっちを敵だと認識してるんだぜ!」
アラド「話せばわかってくれると思うんです。それに、いくらあいつでも好き好んでネオ・ジオンといるわけないんですよ!」
カミーユ「…駄目だ」
アラド「カミーユさん!? けど…!」
カミーユ「しかし、ビルトファルケンを奪還するのが目的なら、俺は止めない。協力する」
アラド「…!」
ジュドー「やれやれ…みんなが異常に気づくまで持ちこたえなきゃいけないってのに、そんな面倒なことまでやるだなんて…」「だが、俺も気持ちがわからないでもない! やるからには絶対説得を成功させろよ!」
アラド「もちろんです!」
〔バーニアの噴射音〕
ゼオラ「いくわよっ…!」
アラド(ゼオラ…!)「アラド・バランガ曹長、ビルトファルケン奪還任務につきます!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ジュドー「くそっ! さすがに3機であれだけの数を相手にするのは骨が折れるぜ!」
カミーユ(だが、妙だ? 敵の攻撃は確実にこちらを狙っているのに、どこか手を抜いているような感じがする…)
アラド「敵の攻撃が見える!? 特訓の成果か…? それとも…」「どっちにせよ、考えてる暇はねえ! とにかくやるだけだ…!」
ゼオラ「ゲシュペンストMk-II…! まずはアイツから落とす!」
アラド「ゼオラァァァァァ!」
〔バーニアの噴射音〕
〔金属音〕

ゼオラ「くっ、取り付かれた!? あの機体、なんのつもり!?」
アラド「ゼオラッ…!」
ゼオラ「え…?」
アラド「おれだ…! アラドだ!」
ゼオラ「…アラ…ド…?」
アラド「そうだよっ!」
ゼオラ「う、嘘…。あ…あなた…生きてたの…!?」
【シナリオエンドデモ終了】


[果たされた約束]
【シナリオデモ開始】

ゼオラ「あ、あなた…生きてたの…!?」
アラド「ああ、ごらんの通りだ。色々あったけど、ピンピンしてるぜ」
ゼオラ(い、生きてた…アラドが…生きてた…!)(あ、ああ…良かった…アラド…ううぅ…)
アラド「なあ、ゼオラ、おれと一緒に来い!」
ゼオラ「え…?」
アラド「ロンド・ベルに来て、おれと一緒にいてくれ!」
ゼオラ「な…何を言ってるの? あの人たちは…ロンド・ベル隊は敵なのよ?」
アラド「そうじゃない…。おれ、みんなと一緒に戦ってわかったんだ」
ゼオラ「ロンド・ベルに任せていたら、今度こそ地球圏は滅亡しちゃうのよ!? それに…私は仲間を裏切れない!!」
アラド「だからって、ネオ・ジオンに手を貸すってのか! アイツら地球に住む連中を粛正する気なんだぞ!」「ネオ・ジオンなんかに与して…思想も何もなくなって、ティターンズは無茶苦茶な組織になっているじゃないか!」
ゼオラ「そ、それは…!」「だけど…それじゃあ私たちは何のためにスクールで訓練を受けてきたのよ…? 過去の記憶を消されて…身体までいじられて…!」
アラド「…!」
ゼオラ「同期生のほとんどは…実験体になって…私たちも運が悪かったら…」
アラド「だからおれたち、約束したんだろ!? 何があっても生き残って、あいつらを捜し出すって!」「誰にどう作られたのかもわからねえ過去に縛られてどうすんだ!? 大事なのはこれからのことだろうがっ!!」
ゼオラ「アラド…」
〔レーダー反応〕
〔通信の開く音〕

ゼオラ「え…!?」
アラド「! ゼオラッ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アラド「ぐああああああーっ…!」
ゼオラ「ア、アラド…!? 私を庇って…!?」
アラド「だ、大丈夫だ…まだ…生きてる…っ。それより…」
ジュドー「アイツ…! 仲間ごとアラドを撃とうとしやがった…!」
カミーユ「ヤザン、貴様だな…!」
ヤザン「目の前の敵も撃てん奴に、戦場で生きている資格はない。たとえ相手が元仲間だったとしてもだ」
ゼオラ「ヤザン大尉…その口ぶり、アラドが生きていることを知っていたんですか!? 私には何も…!」
ヤザン「上官がいちいち部下に全て言う必要がどこにある? 撃てんお前が悪いのさ、ゼオラ」
ゼオラ「そ、そんな…!」
アラド「ヤ、ヤザン…!」
ジュドー「アラド、気持ちはわかるけどそんな機体の状態じゃ無理だ! その子と一緒に下がれ!」
ヤザン「ハッ、そんなゴミ同然の機体を守りながら、俺とどこまで戦えるかな!?」
カミーユ「やってみせるさ…!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ヤザン「フン、足手まといがいる状況でよくやる。しかしだからこそ戦い甲斐がある!」「そろそろだ! 第二陣を出すぞ!」
ジュドー「くそっ、いい加減にヤバイぜ…!」
アラド「こ、このままだと…」
????(ブライト)「主砲、てぇーっ!!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゼオラ「今のは…!」
カミーユ「ラー・カイラム、来てくれたのか…!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ブライト「間に合ったか…!」
ヤザン(ロンド・ベル隊…揃ったか)
甲児「アラドの機体が…! おい、無事なのか!?」
アラド(つ、通信が回復してる…!?)「ぶ、無事です…! なんとか! 機体はまともに動ける状態にないですけど…」
アムロ「…ブライト、例の機体をアラドに渡す!」
カミーユ「…!」
ブライト「この状況で出すというのか…?」
アムロ「あのまま戦場に放り出しておくよりはマシだ!」
ブライト「………」
アラド「な、何の話をしてるんスか!?」
イサム「お前にいい物をくれてやるって言ってんだよ!」「おい、道を拓くぞ! お前も付き合えよ!」
ガルド「軽く言ってくれる…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゼオラ「な、なんて軌道なの…」
ジュドー「YF-19とYF-21…! よくあんな無茶苦茶な跳び方を…!」
アムロ「ブライト!」
ブライト「わかった。許可する!」
アムロ「ガオガイガー、頼むぞ!」
凱「了解…!」
〔バーニアの噴射音〕
アラド「あれは…!」
凱「アラド、この機体に乗り変えるんだ!」
アラド「ビルト…ビルガー…!?」
【シナリオエンドデモ終了】


[ツイン・バード]
【シナリオデモ開始】

アラド「こ、こいつが…ビルトビルガー…!」
カミーユ「乗り移れたみたいだな。それがお前の新しい機体だ。乗りこなせ」
アラド「お、おれの…!」
一矢「俺たちとの特訓を無駄にするなよ!」
健一「特訓の成果はお前を裏切らない! 信じて、前に進むんだ!」
アラド「はい…!」「ゼオラッ…!」
ゼオラ「ア、アラド…!」
アラド「おれの所へ来い、ゼオラ! おれにはお前が必要なんだ!」
ゼオラ「…!」
アラド「ロンド・ベルもティターンズも関係ねえ! お前はおれのパートナーだろうが! だから、おれの所へ来いッ!!」
ゼオラ「…私…私…」「あなたと一緒に行く!」
デュオ「決めやがったぜ、あいつ…!」
五飛「つがいの鳥がひとつとなったか」
カミーユ「このままヤザンとネオ・ジオンを叩く! やれるな!?」
アラド「もちろんっス…!」
ゼオラ「え、ええ…!」
ヤザン「フン…女とつるんで力を出すようじゃ、まだまだ青臭いガキだな」
アラド「そんなの、百も承知でやってんだよ!」
ヤザン「女を守るためか。だが、戦場じゃ守る者が多い奴から死ぬ。それをお前に教えてやるよ!」
ジュソー「知るのはアンタの方だよ、ヤザンさん!」
カミーユ「生命は力なんだ! それをまだわかろうとしないお前には…!」
イサム「さてと…ど派手にいこうぜ!」
ヤザン「それはこっちのセリフさ! もう遠慮はいらなくなった! 思う存分やらせてもらうぜ…!」
ゼオラ「ヤザン大尉…!」
アラド「おれたちはアンタに勝ってみせる!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

アラド「ゼオラ! パターンTBSを使うぞ!」
ゼオラ「TBS!?」
アラド「ツイン・バード・ストライク! ビルガーとファルケンの合体技だ! 今のおれとお前ならできる!」
ゼオラ「わ、わかったわ…!」
ヤザン「ハッ! お前たち如きが束になったところで!」
アラド「いくぜ、ゼオラ!」
ゼオラ「!!」
アラド「ジャケット・アーマー、パージ!」
アラド「ウィング展開! ドライブ全開!!」
ゼオラ「テスラ・ドライブ出力最大! ブーストッ!!」
アラド「アインス!」
ゼオラ「ツヴァイ!」
アラド「ドライッ!」
ゼオラ「ツイン・バード!」
アラド「ストラァァァァイクッ!!」
ヤザン「くっ、ぬおおおおーっ!!」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アラド「うぐっ…はぁ…はぁ…どうだ…?」
ヤザン「チッ、あのヒヨッコがここまでやるとはな。全機、後退するぞ!」(せいぜい、束の間の勝利を喜んでいるといいさ、ロンド・ベル…)
〔バーニアの噴射音〕
アラド「や、やっぱ…ぶっつけ本番じゃ、完全には決められなかったか…」
イサム「なに言ってんだ。ぶっつけ本番であれだけやれりゃ、お前にしては充分だっての」
カミーユ「そのビルガーはお前に任せても大丈夫みたいだな」「ちゃっかりとTBSのことまで事前に調べていたようだしな」
アラド「ダイソン中尉…カミーユさん…」
カミーユ「しかし…今回の戦いは腑に落ちないところがある」「ヤザンが本気で俺たちを殺そうとしたのは、みんなが来てからのように感じた。あれは…」
ゼオラ「陽動なんです…」
アラド「ゼオラ?」
ゼオラ「今回の私…ヤザン大尉たちのs買う線はロンド・ベル隊の目を自分たちに向けることだったんです」「ネオ・ジオンの本隊…シャア・アズナブルがフィフス・ルナを奪取する動きを隠すために」
アラド「なんだって…!?」
アムロ「そういうことか…シャアめ」
ブライ「すぐフィフス・ルナの駐留艦隊に連絡を取れ! 我々もこのままフィフスへ向かう!」「全機、至急帰還しろ!」
ガルド「了解した…!」
〔バーニアの噴射音〕
ゼオラ「あの…私は…」
アラド「いくぞ、ゼオラ。おれたちは何があってもふたりで生き残る。そう約束しただろ?」「だから、一緒に行こうぜ。お前はおれの…おれたちの仲間なんだからさ」
ゼオラ「うん…」
アラド(これからすぐにまた大きな戦いが始まるかもしれない。いや、きっと始まるはずだ)(…けど、おれは絶対に生き残る。ロンド・ベル隊のみんなと戦い抜くため…。スクールのみんなを見つけるため…)(そして、おれ自身が決めた約束…おれのそばにいるあいつを守るために…)
【シナリオエンドデモ終了】


● 強敵イベント「百舌と隼」


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