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イベント
綯い交じる、今

[反射と暴走]
【シナリオデモ開始】

〔ノックの音〕
フローリア(私服)「入って良くってよ」
アヤメ(私服)「おはようございます」
フローリア(私服)「おはようと言うには、いささかゆっくりな気がしますが」
アヤメ(私服)「すみません。連日の疲れが出ているようで…」
フローリア(私服)「別に怒っているわけではなくてよ」「さあ、席について。朝食にしましょう」
アヤメ(私服)「はい」
フローリア(私服)「どう、ここでの暮らしには慣れて?」
アヤメ(私服)「まぁ、多少は」
フローリア(私服)「随分と煮え切れない言い方ですわね。この家が気に入らなかったかしら?」
アヤメ(私服)「そんなことはありません。こんなお城のようなお家で暮らせるなんて、まるで夢のようです」
フローリア(私服)「それは言い過ぎですわ」
アヤメ(私服)「いえ、正直な感想です」「そもそも、フローリアさんのためだけに家を一軒建てるなんて、普通じゃありません」
フローリア(私服)「ただ敷地が余ってるだけですわ」
アヤメ(私服)「敷地が余ることもなかなかないと思うのですが…」
フローリア(私服)「そうかしら?」「それより、忘れてますわよ」
アヤメ(私服)「なにがですか?」
フローリア(私服)「さん付けをしないようにと言ったはずですわよ」
アヤメ(私服)「…そうでしたね。つい、癖で。
フローリア(私服)「私様と距離を取りたいということでしたら、無理強いはしませんけど?」
アヤメ(私服)「そんなまさか!」
フローリア(私服)「でしたら、ちゃんと呼びなさいな」「同じ屋への下で、ともに研鑽に励んでいるんですもの。互いに遠慮など無用よ」
アヤメ(私服)「わかってはいるのですが…」
フローリア(私服)「ほら、早く」
アヤメ(私服)「フ、フローリア…」
フローリア(私服)「…! は、はい」
アヤメ(私服)「………」
フローリア(私服)「………」「…なんだか、照れますわね」
アヤメ(私服)「…そうですね」
少女「朝からご馳走様です」
フローリア(私服)「ッ!? いつの間に入って来ていましたの!?」
少女「いつかと言われれば、『ただ敷地が余ってるだけよ』からですが」
アヤメ(私服)「随分と前からいましたね…」
少女「お食事を持ってきたのですが、美味しそうな会話になる予感がしましたのでじっくりと観察させていただきました」
フローリア(私服)「メイドとしての仕事をちゃんとしなさいな…」
少女「仕事よrいも自分の趣味を優先させる。そんな大人になりたいと私は常々思っております」
フローリア(私服)「ロクな大人になりませんわよ」
少女「よく言われます」「それはさておき、お食事が冷めてしまうとコックが悲しみます。温かいうちにお召し上がりください」
アヤメ(私服)「そうですね、いただきます」
少女「…油断大敵です、アヤメ様」
アヤメ(私服)「…?」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ(私服)「うわっぷ!?」
フローリア(私服)「見事なほどにスープが爆発しましたわね。私様が褒めていたとコックに伝えて」
少女「かしこまりました」
アヤメ(私服)「びちゃびちゃです…」
少女「ご安心ください、アヤメ様。爆発したのはフェイク用のお食事ですので、ちゃんとしたものはこちらにございます」
アヤメ(私服)「なにを安心したらいいのかわからないですが、安心しました」
フローリア(私服)「アヤメ、ちゃんと集中しなさいと言ったはずよ。そんなことでは、いつまで経っても防御することを覚えられませんわよ」
アヤメ(私服)「不意打ちはさすがに無理では…」
フローリア(私服)「戦場でも同じことを言うつもりかしら?」
アヤメ(私服)「むう…」
少女「申し訳ございません、アヤメ様。あなたを騙すのは、私も心苦しいのです」
アヤメ(私服)「気にしないでください。メイドさんは私の特訓に付き合ってくれているだけなのですから」
少女「そう言っていただけると、救われます。このタオルでお顔を拭いてください」
アヤメ(私服)「ありがとうございます」
少女「…そんなことではいけませんよ、アヤメ様」
アヤメ(私服)「ッ!?」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

フローリア(私服)「タオルを爆発させるとは、なかなかえげつないですわね」
少女「お褒めに預かり光栄です」
アヤメ(私服)「はぁ…」
フローリア(私服)「ため息なんてついていないで、早く食べてしまいなさいな。本当に冷めてしまいますわよ」
アヤメ(私服)(なぜ、こんなことになっているのだろうか…。確かあの時は普通に特訓をするつもりで…)

アヤメ(新Pスーツ)「訓練、お疲れさまでした」
グーニラ「はいはい、お疲れー」
フローリア(新Pスーツ)「………」
アヤメ(新Pスーツ)「かなり数をこなしているはずなのですが、未だにあの機体を倒す方法がわかりません…」
グーニラ「ヘビの攻略法か…」
アヤメ(新Pスーツ)「ヘビ?」
グーニラ「あれ、とか、あの機体とか、呼び方がバラバラで面倒でしょ? だから、『ヘビ』って名前を付けたんだよ」
アヤメ(新Pスーツ)「そのままですね」
グーニラ「わかりやすさ重視ってことで!」
アヤメ(新Pスーツ)「グーニラ博士の方で、なにか弱点とか、わかったりしていませんか?」
グーニラ「弱点どころか、ヘビの強さをちゃんと再現できてると思ってないんだよねぇ。正直化け物すぎるでしょ、あれ」
アヤメ(新Pスーツ)「博士でもわかりませんか…」
グーニラ「まあ、わからないことは置いといてさ、アヤメ君、最近は暴走しなくなってない?」
アヤメ(新Pスーツ)「はい、なんとかコントロールできるようになってきました」
グーニラ「凄い成長じゃない、それ!」
アヤメ(新Pスーツ)「ありがとうございます」
フローリア(新Pスーツ)「逆ですわ」
グーニラ「なんだって?」
フローリア(新Pスーツ)「暴走状態を抑えていることで彼女本来の持ち味であった動きのキレを失い、弱くなっていますわ」
アヤメ(新Pスーツ)「弱くなってる…」
グーニラ「それって、まだ慣れてないからじゃないの?」
フローリア(新Pスーツ)「確かにそうかもしれません」「ですが、彼女の動きを見る限り、暴走を抑えたままで動きのキレを取り戻すのは、あまり現実的とは思えませんわ」
グーニラ「じゃあ、暴走状態の方がいいってことかい?」
フローリア(新Pスーツ)「動き的にはそう思いますわ」「とはいえ、あの状態では防御が疎かになり、私様でも簡単に倒せてしまいます」
グーニラ「あっちを立てれば、こっちが立たずか」
アヤメ(新Pスーツ)「私はどうしたらいいのでしょうか」
フローリア(新Pスーツ)「失礼なことを言うようですけど、アヤメさんは戦闘の時、次の動きをあまり考えていないんじゃないかしら?」
グーニラ「アヤメ君のこと、馬鹿って言ってる!」
フローリア(新Pスーツ)「そうじゃありませんわ!」
グーニラ「で、どうなの、アヤメ君? 君は馬鹿なの?」
アヤメ(新Pスーツ)「正直、考えるよりも前に身体が勝手に動いているという感じです」
グーニラ「考えてないってさ!」
フローリア(新Pスーツ)「やっぱり…」「でも、だからこそ、私様の予想を超えた動きができるし、キレも鋭くなっていますのね…」
アヤメ(新Pスーツ)「もう少し考えて行動しようとは思うのですが…」
フローリア(新Pスーツ)「いいえ、いまのままで問題ないですわ」「完成した貴方と訓練をすることで、私様も一段上がることができる」
グーニラ「どういうこと?」
フローリア(新Pスーツ)「考える前に身体が動いてしまうのなら、身体に直接、防御を教え込むまでですわ」
グーニラ「えぇーと…。それって、アヤメ君にエロいことをするってこと?」
アヤメ(新Pスーツ)「それはちょっと…」
フローリア(新Pスーツ)「なんでそうなりますのよ!」
グーニラ「冗談冗談。つまり無意識に防御できるようにするってことね」
アヤメ(新Pスーツ)「良かったです、冗談で…」
フローリア(新Pスーツ)「…貴方、カタリーナさんに毒されすぎですわよ」
グーニラ「それじゃあ、早速トレーニングの装置を作るとしようか」
フローリア(新Pスーツ)「いいえ、その必要はありませんわ。アヤメさんは、私様の実家に連れて行きます」
グーニラ「結婚の挨拶をしに?」
フローリア(新Pスーツ)「博士!」
グーニラ「ごめんってば。フローリア君が可愛いから、ついついイジメたくなっちゃうんだよ」「ちゅっちゅしてあげるから許しておくれよ」
フローリア(新Pスーツ)「いりませんわ!」
グーニラ「もちろん、アヤメ君も可愛いからね?」
アヤメ(新Pスーツ)「は、はぁ…」
フローリア(新Pスーツ)「実家の方がなにかと便利ですから、向こうでトレーニングができるよう色々と用意してもらいますわ」(…それに、この施設からしばらく離れた方が、私たちにとって良さそうですから)
グーニラ(まぁ、そうかもしれないね)
フローリア(新Pスーツ)「もちろん、アヤメさん次第ではありますけど」
アヤメ(新Pスーツ)「ベルタと約束したんです。必ず強くなると」「だから、是非お願いします」
フローリア(新Pスーツ)「わかりましたわ。では、すぐに手配します」
【シナリオデモ終了】


[暴走と影]
【シナリオデモ開始】

フローリア(私服)「やはり、食後の後はお散歩に限りますわね」
〔足音〕
アヤメ(私服)「…そうですね」
フローリア(私服)「こうしてリフレッシュすることで、午後からの特訓にも身が入るというものですわ」
〔足音〕
アヤメ(私服)「…私もそう思います」
フローリア(私服)「…少しは落ち着きなさいな」
アヤメ(私服)「そう言われても、いつ襲われるかわかりませんから…」
フローリア(私服)「そんなに警戒していては、特訓の意味がありませんわ。なんのための特訓だか忘れましたの?」
アヤメ(私服)「自然と防御ができるようになるための特訓だということはわかっています」
フローリア(私服)「でしたら、自然に身を任せなさいな」
アヤメ(私服)「それができたら苦労しません」
フローリア(私服)「完全に疑心暗鬼ですわね…」
少女「心を許せる相手と接触することで、リラックスできると聞いたことがあります」
アヤメ(私服)「ひっ!?」
フローリア(私服)「ひゃっ!?」
少女「抱き合うとは随分と大胆ですね。年端もいかない私には刺激が強すぎます。具体的には鼻血ブーです」
フローリア(私服)「急に現れるなと、何度言ったらわかりますの!」
少女「お嬢様、急にと仰りますが、私はここで仕事をしていたのですよ」
フローリア(私服)「仕事? 貴方の仕事は、私様の身の回りのお世話でしょ?」
少女「いえいえ、メイドはそんなに暇ではないのです」「庭師の方が風邪をひいてお休みをいただいておりますので、私が代わりに手入れをしているのです」
アヤメ(私服)「そんなことまでできるのですか?」
少女「当然です。ところで、いつまで抱き合っているのですか?」
アヤメ(私服)「っ!?」
フローリア(私服)「…!」
少女「いまのは失言でした。もっと目の保養をしていれば良かったです」
フローリア(私服)「私様をからかって、楽しんでいるんじゃないでしょうね?」
少女「はて、なんのことやら」「ちなみに、アヤメ様。あまり周囲を警戒なされても無駄ですよ」
アヤメ(私服)「どうしてですか?」
少女「そんなわかりやすい場所に、何かを仕掛けたりしておりませんので」
アヤメ(私服)「仕掛ける…」
少女「おっと、いまのも失言でしたね。もっとも気付かれたところで問題ございませんが」
〔スイッチを入れる音〕
アヤメ「いま…なんのスイッチを押したのですか…?」
少女「もちろん、罠のでございます」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ(私服)「…! マシンガン!? 死んでしまいますよ、これは!?」
少女「ご安心ください。ただのゴム弾ですので殺傷能力は皆無です。当たったら痛いとは思いますが」
フローリア(私服)「私様まで撃たれていますわよ!?」
少女「適度な運動は、健康にいいと聞きますから」
フローリア(私服)「適度ってレベルじゃありませんわよ!?」
少女「適当に走り回ると危ないですよ」
〔スイッチを入れる音〕
アヤメ(私服)「この足の裏に伝わる、嫌な感触は…」
少女「はい、地雷でございます」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ(私服)「ぐはっ!?」
〔人の倒れる音〕
フローリア(私服)「アヤメ!?」
少女「思い切り吹き飛ぶだけで、殺傷能力は皆無です」
アヤメ(私服)「そう言えば大丈夫だと思っていませんか…?」
少女「ええ、割と」「それよりもそんな場所でお昼寝をしていると、ハチの巣になってしまいますよ」
アヤメ(私服)「くっ!」
フローリア(私服)「ほら、手を掴みなさい。行きますわよ!」
〔走り去る足音〕
少女「手を取り合って必死に逃げるふたり。実に眼福でございます」
フローリア(私服)「うるさいですわよ!」
少女「では、この森を存分にご堪能ください」
アヤメ(私服)「そんな余裕はありません!」

アヤメ(私服)(ようやく寝られる…)(最初はなんで私が寝る部屋を、基地と一緒にしたのかと思っていましたが、この状況では逆に安心できますね…)(ここだけが、私の安全地帯…)(そもそも、こんなことを続けて、私はちゃんと防御ができるようになるのでしょうか?)(いやいや、弱気になっている場合ではない)(ベルタとの約束を果たさなくては。それに、オリーヴさんともまた…)(オリーヴさん…心配ですね。早く立ち直れるといいのですが…)(いや、人の心配をしている場合ではありませんね)(私も早く寝て…明日に…)「………」
????(画面オフ)「………」「ぐっすりと眠っていますね」「この素敵な表情をカメラに収めておきたいところですが、瞼の裏に留めるだけにしておきましょう」「では、さようなら…」
アヤメ(私服)「ッ!?」
〔画面、フラッシュ〕
????(少女)「外しましたか」
アヤメ(私服)「何者ですか!」
????(少女)「あえて言うなら、怪しい者です」
アヤメ(私服)「メイドさんですか?」
少女「他人の空似です」
アヤメ(私服)「そうですか…」
少女「というわけで、あなた様には死んでいただきます」
アヤメ(私服)「そう簡単に殺されるつもりはありません」(実力行使…というわけにもいきませんね。まずは部屋の外に出てそれから…)
????(フローリア(私服))「油断するなと言ったはずですわよ?」
アヤメ(私服)「もうひとり!?」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ(私服)「うぐっ!? やられ…」「…てない?」
フローリア(私服)「ただのペイント弾ですわ。実弾でしたら、死んでいますわよ?」
少女「お嬢様、見事な悪役っぷりでした。実際に悪の組織の女幹部になられた方がよろしいのでは?」
フローリア(私服)「それで褒めているつもりですの…?」
アヤメ(私服)「これは一体…」
フローリア(私服)「もちろん、抜き打ちに特訓ですわ」
少女「寝起きドッキリというものです」
アヤメ(私服)「抜き打ちって…。私に休息はないのですか…?」
フローリア(私服)「ヘビが待ってくれるかは、わかりませんもの」
アヤメ(私服)「そうですね。確かにその通りです」「すみませんが、その銃を貸してもらえますか?」
フローリア(私服)「いいですけど、なにをするつもり?」
アヤメ(私服)「こうするんです」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

フローリア(私服)「うっぷ!?」
アヤメ(私服)「………」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

フローリア(私服)「ちょ、ちょっとやめな…!」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

フローリア(私服)「おやめなさいって!」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

少女「こうして、悪の組織は滅びるのですね」
フローリア(私服)「わけのわからないことを言ってないで、助けなさい!」
アヤメ(私服)「………」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

フローリア(私服)「へぷ!?」
【シナリオデモ終了】


[影と戦友]
【シナリオデモ開始】

アヤメ(私服)「………」
フローリア(私服)「元気がありませんわね。食事が口に合わなかったのかしら?」
アヤメ(私服)「そんなことはありません。今日の食事は最高です、いえーい」
フローリア(私服)「…棒読みですわよ」
〔足音〕
少女「食事が不味かったと聞いて参上しました」
アヤメ(私服)「ひっ!?」
少女「跳び上がるほど喜んでいただけるとは、来た甲斐があったというものです」
フローリア(私服)「私様には怖がっているように見えましたけど?」
少女「怖い怖いも好きにうちでございます」
フローリア(私服)「聞いたことありませんわよ、そんな言葉」
少女「時にお嬢様、少々アヤメ様を追い込みすぎかと思いますが」
フローリア(私服)「やはり、そう思うかしら?」
少女「はい、完全に疑心暗鬼になっておられます」
フローリア(私服)「やり方を変えるしかないのかしら?」
アヤメ(私服)「正直、私は強くなっているのでしょうか…」「このお屋敷に来て、そろそろひと月が経とうとしています」「だというのに、私は来る前とまるで変っていないように思えて仕方がないのです」
フローリア(私服)「少なくとも、防御は少しずつできるようにはなっているわ。まだ、実践レベルではないけど」
アヤメ(私服)「いつになったら、実戦で使えるようになるのでしょうか? そもそも本当に使えるようになるのでしょうか?」
少女「どうやら重症のようですね」
フローリア(私服)「はっきりと言えるのは、やってみるしかないってことですわ」「無駄かもしれないと思って動かなければ、そのまま変わることはない」「なにかを変えようと思うのなら、とにかく動き続けるしかない。私様はそう思いますの」
アヤメ(私服)「フローリアの言う通りです。すみません、少し弱気になっていたようです」
フローリア(私服)「弱気になる時くらい誰にでもありますわ。私様たちはチームメイトなんだから、なんでも話してくれてよくってよ」
アヤメ(私服)「ありがとうございます」
〔拍手〕
少女「ブラボー」
フローリア(私服)「なにがですの…?」
ヴィクトラン子爵「バウ」
フローリア(私服)「あら、ヴィクトラン子爵もアヤメを元気づけたいようですわ」
アヤメ(私服)「ありがとう、ヴィクトラン。あなたを撫でていると、私は元気になれるんです」
ヴィクトラン子爵「バウ、バウ」
アヤメ(私服)「撫でてもいいってことですよね…? それでは…」
ヴィクトラン子爵「バウ!」
〔画面、フラッシュ〕
アヤメ(私服)「痛い…」
少女「思いっきり噛まれましたね」
ヴィクトラン子爵「バウ」
フローリア(私服)「こんな時にも特訓させるとは…。容赦ありませんわね、ヴィクトラン子爵」
アヤメ(私服)「ヴィクトランにも裏切られるとは、私はもうダメかもしれません…」
フローリア(私服)「これは駄目ですわね…。彼女たちにも協力してもらうとしましょうか…」

アヤメ(私服)「珍しいですね、こんな時間に呼び出すなんて」
フローリア(私服)「迷惑でなかったかしら?」
アヤメ(私服)「はい、後は寝るだけでしたから。それで、なんの用事ですか?」
????(画面オフ)「なんの用事とは、随分だな」
アヤメ(私服)「この声…!?」
ベルタ(私服)「案外、元気そうではないか、アヤメ」
アヤメ(私服)「ベルタ!? なぜ、あなたが…」
ドルテ(私服)「フローリアちゃんから連絡をもらってね。ちょっとお話しようと思ったの」
ベルタ(私服)「そういうわけだ」
アヤメ(私服)「フローリア…」
フローリア(私服)「ドルテたちの様子も気になっていたので、ちょうどタイミングが良かっただけですわ」
ドルテ(私服)「あらあら! 聞いた、ベルちゃん。アヤメちゃんが呼び捨てにしてたわよ?」
ベルタ(私服)「それはどうでもいいだろ…」
ドルテ(私服)「どうでも良くないわよ」「私がいない間に、ふたりは随分と仲良しになっちゃったみたいね」
フローリア(私服)「べ、別に普通ですわ」
ドルテ(私服)「もう、照れちゃって」
ベルタ(私服)「あーもう、姉ちゃんは黙っててくれ! 話が先に進まん!」
ドルテ(私服)「はいはい、ごめんなさいね」
アヤメ(私服)「そちらはどんな様子ですか?」
ベルタ(私服)「我か?」「クゥ~クックックッ! 我は新たな必殺技を習得してしまったぞ!」
アヤメ(私服)「必殺技…。その様子、いつものモノとは違うようですね」
ベルタ(私服)「ああ、正真正銘の必殺技だ。いまはその技を磨き続けている最中だ」
アヤメ(私服)「本当に先へと進んだのですね、ベルタ」
ベルタ(私服)「当たり前だ。冥王は嘘などつかん」「アヤメ、早くお前も来い」
アヤメ(私服)「…!」「私は…」
ベルタ(私服)「大丈夫だ」
アヤメ(私服)「えっ…?」
ベルタ(私服)「大丈夫だ、アヤメなら」
アヤメ(私服)「フッ…」「私はベルタにいつも助けられてばかりですね」
ベルタ(私服)「我は、お前に助けられたがな」
アヤメ(私服)「…? どういうことですか?」
ベルタ(私服)「気にするな、こちらの話だ」
アヤメ(私服)「そうですか」「すぐに追いつきます。だから、先に行っててください」
ベルタ(私服)「言われるまでもない。我は止まるつもりなどないぞ」「…オリーヴのためにもな」
アヤメ(私服)「はい」
少女「素敵な友情です。お嬢様にとっては敵かもしれませんが」
フローリア(私服)「黙っていなさい」
〔歩み寄る足音〕
ジギー「おーい、そろそろ飯…ってなにやってんだ?」
少女「うわ、男。いますぐこの白百合の園から立ち去ってください」
ジギー「なんでいきなり立ち去れって言われたんだ…?」
フローリア(私服)「…気にしないでください」
ジギー「そういや、博士から聞いたぞ。そっちはそっちで頑張ってるらしいな」
アヤメ(私服)「すみません、勝手に始めてしまって」
ジギー「いや、自分で考えて行動するってのは、大事なことだと思うぞ」「それに無意識で防御できるようにするってのも、悪い発想じゃねえ」
アヤメ(私服)「本当ですか…!」
ジギー「ああ、ただひとつアドバイスを送るとすると、防御って概念に囚われすぎるな」
フローリア(私服)「どういうことですの?」
ジギー「自分たちで考えて始めたんだ。その答えも自分たちで出せよ」
アヤメ(私服)「わかりました」
ジギー「そんじゃな。頑張れよ」
〔歩き去る足音〕
ベルタ(私服)「次に会う時は、高みだな」
アヤメ(私服)「今度こそ、約束の通りですね」
ドルテ(私服)「アヤメちゃんとフローリアちゃんと会えるの、楽しみにしてるわね」
フローリア(私服)「ええ、私様も楽しみにしていますわ」
〔通信の閉じる音〕
フローリア(私服)「少しは気がまぎれたかしら?」
アヤメ(私服)「ありがとうございます」
フローリア(私服)「えっ? ええ?なんで抱き着いてますの!?」
アヤメ(私服)「本当にうれしい時や感謝する時はこうしろと、カタリーナから教わりました」
フローリア(私服)「絶対、間違っていますわよそれ!」
アヤメ(私服)「そうかもしれません。ですが、本当に感謝しています」
フローリア(私服)「わかったから離れなさいな!」「はぁ…はぁ…」
アヤメ(私服)「少し、外を走ってきます」
フローリア(私服)「えっ? ああ、そう…。暗いから気を付けるのよ」
アヤメ(私服)「はい」
〔走り去る足音〕
フローリア(私服)「はぁ…驚きましたわ…」
少女「ねえねえ、お姉ちゃん。なんでお顔が真っ赤なの?」
フローリア(私服)「…はっとばしますわよ」
【シナリオデモ終了】


[戦友と違和感]
【シナリオデモ開始】

アヤメ(新Pスーツ)「はあああああっ!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

少女「素晴らしいです、アヤメ様。見事にゴム弾をかわし切るとは」「この様子ならば、無傷で森を抜けられるようになるのも時間の問題ですね」
フローリア(新Pスーツ)「ベルタさんたちのおかげですわね。動きに迷いがなくなっているわ」
少女「はい、あの日以来、見違えるように成長していらっしゃいます」
フローリア(新Pスーツ)「私様も抜かされてしまいそうな勢いね」
少女「そう言いながら、抜かされるとは微塵にも思っていない。そんな顔をしていらっしゃいますよ?」
フローリア(新Pスーツ)「そんなことないわ。私様はアヤメの方が強くなってくれることを心から願っているもの」「そうでなければ、彼女をパートナーに選んだ意味がありませんわ」
少女「悪い顔をしていますよ、お嬢様」
フローリア(新Pスーツ)「罠を全て止めなさい」
少女「かしこまりました」
アヤメ「あれ、もう終わりですか?」
フローリア(新Pスーツ)「ここでの訓練はもう充分でしょう?」
アヤメ(新Pスーツ)「いえ、5発ゴム弾を受けてしまいました。これが実戦なら、私は5回も死んでいます」
フローリア(新Pスーツ)「違いますわ。5回しか死ななくなったのよ」
アヤメ(新Pスーツ)「そういうものでしょうか?」
フローリア(新Pスーツ)「そういうものよ」「それより、そろそろ組み手でもしてみないかしら?」
アヤメ(新Pスーツ)「組み手ですか」
フローリア(新Pスーツ)「機械を相手にするのも飽きたでしょう?」
アヤメ(新Pスーツ)「そうですね。是非、お願いします」
フローリア(新Pスーツ)「すぐに準備をしてくださる?」
少女「かしこまりました。10分ほどお待ちください」
〔歩き去る足音〕
アヤメ(新Pスーツ)「ところで、なんか遠くないですか…?」
フローリア(新Pスーツ)「えっ、そ、そんなことなくてよ?」
アヤメ(新Pスーツ)「いいえ、確実に遠いと思います」
フローリア(新Pスーツ)「私様はそうは思わないけど…」
アヤメ(新Pスーツ)「もしかして、嫌われていますか?」
少女「アヤメ様。これは複雑な乙女心というものです」
アヤメ(新Pスーツ)「乙女心?」
フローリア(新Pスーツ)「いいから、早く行きなさい!」
〔歩き去る足音〕
アヤメ(新Pスーツ)「うーん…わかりません」

少女「勝負あり、そこまでです」
フローリア(新Pスーツ)「あら…?」
アヤメ(新Pスーツ)「な、なぜ…」
少女「随分あっさりと、お嬢様が勝ってしまわれましたね」
フローリア(新Pスーツ)「しっかりと防御はできていたわ。それは間違いない」
少女「ですが、防御をした後、攻撃に移るまでの動作が少々遅いですね」
フローリア(新Pスーツ)「アヤメが防御をするように誘導すれば、こちらが永遠に攻撃できてしまいますわね…」
少女「防御することしか覚えていませんからね。次は一連の動作を覚える必要がありそうです」
アヤメ(新Pスーツ)(本当にそうなのか…?)
フローリア(新Pスーツ)「そうね。今後は組み手もやりながら、徐々に磨いていった方が良さそうですわね」「ほら、休んでいる暇はありませんわよ」
アヤメ(新Pスーツ)「はい」(なんだろう、この違和感は…)
【シナリオデモ終了】


[違和感と気付き]
【シナリオデモ開始】

アヤメ(新Pスーツ)(違う…こうじゃない…)
フローリア(新Pスーツ)「………」
アヤメ(新Pスーツ)(防御をしてからの動作は確かに速くなってきた)(でも、この速度ではヘビには届かない)
フローリア(新Pスーツ)「駄目ね、これでは」
アヤメ(新Pスーツ)「はい、ダメだと思います」
少女「駄目なのですか? 私には充分に思えますが」
フローリア(新Pスーツ)「普通の人間が相手なら、いまのままでも善戦できると思うわ」「けれども、私様たちが戦おうとしているのは正真正銘の化け物」「この速さでは、攻撃が届く前にやられてしまう」
少女「差し出がましいようですが、そのような化け物とは戦わない方が良いように思えるのですが?」
アヤメ(新Pスーツ)「その通りだと思います。私もできることなら戦いたくはありません。けれども、きっと避けることはできない」
少女「それは、なぜなのですか?」
アヤメ(新Pスーツ)「私たちの目的が、きっと戦ったその先にあるからです」
少女「そうですか。余計なことを言いました」
アヤメ(新Pスーツ)「いえ、心配してくれてありがとうございます」
フローリア(新Pスーツ)「どうしたものかしらね」「防御を捨てれば、その分速くなるのでしょうけど、それでは初めの状態に戻ってしまうし…」
アヤメ(新Pスーツ)「防御と攻撃が同時にできればいいのですが…」
フローリア(新Pスーツ)「…! そうですわ…!」
少女「その方法がありましたね」
アヤメ(新Pスーツ)「なにがですか?」
フローリア(新Pスーツ)「なぜ、教官の言葉にもっと早く気付けなかったのかしら…」
アヤメ(新Pスーツ)「だから、なにがでしょうか?」
フローリア(新Pスーツ)「私様たちは、人間という枠に囚われすぎていたのよ。別に白兵戦をするわけでもないというのに」
アヤメ(新Pスーツ)「んん?」
少女「ですが、人体に存在しないモノを自在に動かすとなると、それ相応の訓練が必要になるかと」
フローリア(新Pスーツ)「頭で考えるタイオウでは難しいでしょうけど、彼女は感覚、本当で動いてる。きっとモノにできるはずですわ」
アヤメ(新Pスーツ)「まったくわかりません…」
少女「簡単に言えば、アヤメ様は人間を捨てるということです」
アヤメ(新Pスーツ)「なんだか物騒な話に思えるのですが…」
フローリア(新Pスーツ)「強くなるためですわ。アヤメ、あなたは人間であることを捨てなさい」

フローリア(私服)「お久しぶりですわね、グーニラ博士」
グーニラ「そろそろ連絡してくる頃だと思っていたよ」
フローリア(私服)「………」
グーニラ「ごめん、思わせぶりなことを言いたかっただけ」
フローリア(私服)「そうだと思いましたわ…」「それで、迷った計画書は目を通していただけましたか?」
グーニラ「モチのロンだよ。いやぁ、大胆なことを考えるもんだね」
フローリア(私服)「アヤメには、それが一番のようですから」
グーニラ「でも、本当にいいのかい?」「二本の腕でアレを動かすには、脳みそに多大な負担をかけることになる」「もちろん、機械制御にすることも可能だよ」「けど、それじゃあ、君たちが望む速度を出すことは難しいと思う」
フローリア(私服)「心配いりませんわ。アヤメは人間を捨てる覚悟をしていますので」
グーニラ「あらら、そんな覚悟をしちゃってるの? それじゃあ、私もやるしかないか」
フローリア(私服)「そちらに戻るまでには、完全にモノをしてみせますわ」
グーニラ「まるで自分のことのように言うじゃないか」
フローリア(私服)「自分のことだと言っても、差し支えありませんわ」「もはやここまで来たからには、一蓮托生ですから」
グーニラ「それはそれは」「では、私は作業に取り掛かるよ」
フローリア(私服)「それでは、また」
〔通信の閉じる音〕
フローリア(私服)「さて、全ての準備は終わりましたわ。あとは、アヤメ次第ね…」
【シナリオデモ終了】


[暴走の果てに]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ(新Pスーツ)「まだですかね、アヤメさんたち…」
ベルタ(新Pスーツ)「少し落ち着け、オリーヴ」
オリーヴ(新Pスーツ)「すみません…。なんだか落ち着かなくて…」
ベルタ(新Pスーツ)「お前がソワソワしていても、あいつらが早く帰ってくるわけではないんだぞ」
オリーヴ(新Pスーツ)「わかってはいるんですけど…」
カタリーナ(新Pスーツ)「とかなんとか言いながら、ベルタの貧乏ゆすりがうるさいんですけど?」
ベルタ(新Pスーツ)「ばっ、これは違う! 武者震いだ!」
カタリーナ(新Pスーツ)「なにに興奮してるんだか」
ドルテ(新Pスーツ)「それにしても、フローリアちゃんたち遅いわね。飛行機が墜ちちゃったのかしら?」
ベルタ(新Pスーツ)「怖いことを言うな!」
オリーヴ(新Pスーツ)「大丈夫です。事故だったら連絡が来るはずですので!」
ドルテ(新Pスーツ)「でも、行方不明だったら、連絡できないんじゃないかしら?」
オリーヴ(新Pスーツ)「えっ…」
ベルタ(新Pスーツ)「だから、怖いこと言うなって!」
カタリーナ(新Pスーツ)「アヤメの犠牲を糧に、私たちは前へと進んでいきましょう」
グーニラ「おいおい、勝手に殺しちゃダメだって」
〔走り寄る足音〕
エーメル(新Pスーツ)「ふたりが帰ってきましたよ!」
オリーヴ(新Pスーツ)「…!」
〔歩み寄る足音〕
アヤメ(新Pスーツ)「ただいま戻りました」
フローリア(新Pスーツ)「あら、随分と盛大な歓迎ですわね」
オリーヴ(新Pスーツ)「おかえりなさい、ふたりとも」
アヤメ(新Pスーツ)「オリーヴさん…」
オリーヴ(新Pスーツ)「わわっ!?」
アヤメ(新Pスーツ)「良かった…。本当に良かった…」
オリーヴ(新Pスーツ)「苦しいです…アヤメさん…」
アヤメ(新Pスーツ)「ごめんなさい。あなたがつらい時に傍にいなくて…」「こうしてまた、オリーヴさんの笑顔を見れたことが本当に嬉しいです」
オリーヴ(新Pスーツ)「ごめんなさい、たくさん心配をかけて」
フローリア(新Pスーツ)「その辺にしておきなさい、アヤメ」「そのままそうしていると、あのふたりに視線で殺されますわよ?」
アヤメ(新Pスーツ)「ふたり?」
カタリーナ(新Pスーツ)「怨怨怨怨怨怨…」
エーメル(新Pスーツ)「ボクのオリーヴ先輩に…」
アヤメ(新Pスーツ)「フッ…。相変わらずですね、ふたりとも」
カタリーナ(新Pスーツ)「アヤメには負けますよ」
ベルタ(新Pスーツ)「挨拶をするために戻って来たわけでもあるまい?」「早速、どれほど強くなったのか、見せてもらうとしようか」
ドルテ(新Pスーツ)「戻って来たばかりなのに、もうやるの? 少し休憩してからの方がいいんじゃない?」
アヤメ(新Pスーツ)「いえ、大丈夫です。早く動かしたくてうずうずしていましたから」
グーニラ「そう言ってもらえると、彼女も喜ぶよ」「さあ、これがアヤメ君の専用機さ!」
アヤメ(新Pスーツ)「これが、私の…」
グーニラ「単騎で切り込み、せん滅を可能とする強襲特化型機体」「メルスギア・ホーヴァンだ」「四本の腕がとってもセクシーだろ?」
アヤメ(新Pスーツ)「はい、私にぴったりの機体です」
フローリア(新Pスーツ)「十全に見せてあげなさい、アヤメ。あなたの訓練の日々の成果を」
アヤメ(新Pスーツ)「はい」
グーニラ「それじゃあ、始めるとしようか」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

アヤメ(新Pスーツ)(私はガサツで大雑把で、すぐに暴走してしまう)(これからきっと、あなたに迷惑をかけ続けることになるでしょう)(けれども、これが私なんです)(私の相棒になった不運を飲み込んで、全てを受け入れてください。私もあなたの全てを受け入れます)
グーニラ「準備完了、いつでもいけるよ!」
アヤメ(新Pスーツ)「アマノミヤ・アヤメ。メルスギア・ホーヴァン、出ます!」

アヤメ(新Pスーツ)「せいやあああああッ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ジギー「二本の腕で攻撃をいなし、二本の腕で敵を斬り裂く。まさに攻防一体の動きか」「自己流にしちゃ、やるじゃねえか」
グーニラ「あれ、ジギーいたの?」
ジギー「一応、教官だからな」
グーニラ「へぇ、ちゃんと仕事してるじゃん。それで、アヤメ君はどうだった?」
ジギー「まだまだ危なっかしいが、動きのキレと反応速度は目を見張るものがある」「評価、A。合格だ」
グーニラ「ふふっ、良かったね、アヤメ君」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ(新Pスーツ)「ふぅ…」
オリーヴ(新Pスーツ)「凄い…! 凄いです、アヤメさん!」
アヤメ(新Pスーツ)「ありがとうございます」
オリーヴ(新Pスーツ)「訓練機をババーって倒しちゃって! 攻撃もシュンシュンってかわしちゃうし!」
ベルタ(新Pスーツ)「オリーヴ。興奮しすぎて語彙力がなくなってるぞ」
アヤメ(新Pスーツ)「どうでしたか、ベルタ?」
ベルタ(新Pスーツ)「まあ、我と同格と認めてやってもいいだろう」
アヤメ(新Pスーツ)「そうですか」
カタリーナ(新Pスーツ)「だいぶ頑張ったみたいですね」
アヤメ(新Pスーツ)「カタリーナ、あなたもでしょう?」
カタリーナ(新Pスーツ)「私はそこそこですよ」
アヤメ(新Pスーツ)「なら、私もそこそこです」
フローリア(新Pスーツ)「………」
ドルテ(新Pスーツ)「なにしてるの、フローリアちゃん。ちゃんとアヤメちゃんに声をかけてあげないと」
エーメル(新Pスーツ)「そうですよ」
フローリア(新Pスーツ)「彼女たちに水を差すつもりはありませんわ」
グーニラ「なーに言ってんのさ。私たちは8人でチームでしょうが」
エーメル(新Pスーツ)「それだと、教官が外れちゃってますけど…」
カタリーナ(新Pスーツ)「外れてるのは、エーメルさんかも知れませんけどね」
エーメル(新Pスーツ)「なんで、ボクなんですか!?」
ドルテ(新Pスーツ)「ほらほら、フローリアちゃん」
フローリア(新Pスーツ)「べ、別に話すことなんて…!」
アヤメ(新Pスーツ)「フローリア…」「あなたのおかげで私は強くなれました」
フローリア(新Pスーツ)「れ、礼を言われる筋合いはありませんわ。私様は自分のためにしたまでですから」「それに、まだ完成したわけではありませんし」
アヤメ(新Pスーツ)「それでも、ありがとうございます」
フローリア(新Pスーツ)「………」
エーメル(新Pスーツ)「ほら、フローリア先輩も何か言わないと!」
フローリア(新Pスーツ)「こ、こちらこそ…ありがとう…」
グーニラ「はい、良かった良かった!」
フローリア(新Pスーツ)「なんですのこれ!?」
アヤメ(新Pスーツ)「まあ、いいではありませんか」
男(中年)「ようやく、これで全員が戻って来たのか」
ジギー「まだ、なにも解決してないですがね」
男(中年)「だからこそ、君にも手伝ってもらう」
ジギー「俺はただの教官だってことを忘れちゃいませんか?」
男(中年)「全ては彼女たちを守るためだ」
ジギー「まあ、やるだけやってみますよ」
【シナリオエンドデモ終了】


● 進撃イベント「1246秒の奇跡」


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