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イベント
グーニラ博士のおもてなし術

［それは、誤解］
【シナリオデモ開始】
グーニラ「う～ん、今日もお前たちは最高に可愛いよ。もう、ちゅーをしちゃおうね、ちゅちゅっと」
〔歩み寄る足音〕
エーメル「おはようございます…って、なにをしてるんですか…？」
グーニラ「なにって見ればわかるだろ？　親子のスキンシップだよ」「むちゅむちゅ！」
エーメル「はぁ、そうですか…」
グーニラ「なんだいなんだい、エーメル君。もしかして、ヤキモチを妬いているのかい？」
エーメル「いや、全然そんなことないです」
グーニラ「遠慮することはないさ。君とも、ちゃんとスキンシップしてあげようじゃないか」
エーメル「ちょ、ちょっ！？」
グーニラ「はーい、むちゅむちゅー」
エーメル「ぎゃー！」
〔歩み寄る足音〕
ドルテ「あらあら、ふたりとも仲良しね」
フローリア「私様には、エーメルが嫌がっているようにしか、見えないけど…」
ドルテ「イヤよイヤよも好きのうちって言うじゃない？」
フローリア「…それって都合のいい解釈じゃなくて？」
ドルテ「そうかしら？」
エーメル「うう…汚された…」
グーニア「大丈夫大丈夫！　ちゃんと歯を磨いてるから！」
エーメルそういう問題じゃありません！」
グーニラ「というわけで全員揃ったことだし、訓練を始めるとしようか」
エーメル「無視しないでください！」
フローリア「訓練を始めるのは結構ですけど、ジギー教官はどこに？」
グーニラ「ああ、彼ならオリーヴ君たちの方に行ってるよ。今日は向こうの特訓だってさ」
ドルテ「…あらあら。大丈夫かしら、ベルちゃん」
エーメル「ボクもオリーヴ先輩が心配です…」
グーニラ「無茶したりはしないさ。私たちは私たちで頑張ろう！」
フローリア「今日こそは倒して差し上げようと思っていましたのに…」「まあ、いいです。いまのうちに差を縮める良い機会ですわ」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
グーニラ「まずまずといったところかな。それじゃあ、お次は…」
〔通信の開く音〕
メカニック「ちょっといいですか？」
グーニラ「うん？　どうしたんだい、メカニック君？」
メカニック「お偉いさんが、博士とエーメルのことを呼んでるんですよ。ちょっと行ってきてもらえますか？」
グーニラ「私とエーメル君を？」
フローリア「また、なにか悪さをしましたの？」
グーニラ「いやいや、今日はしてないよ。だよね、エーメル君？」
エーメル「ボクは最初から悪いことなんて、しませんから」
グーニラ「裏切るとかなしでしょ！　同じチームなんだから、一蓮托生じゃん！」
エーメル「そんなことありません」
フローリア「そんなことないですわね」
ドルテ「そんなことないかな？」
グーニラ「裏切り者ー！　私を見捨てたらどうなるか、思い知らせちゃうぞ！」
メカニック「そういうのいいんで、急いでもらえますかね？」
グーニラ「良くない！　全然良くないぞ！」「私はね、蔑ろにされるのが大っ嫌いなんだ！　さみしがり屋だからね！」
フローリア「自分で言ってたら、世話はないですわね…」
ドルテ「遅くなると、もっと怒られちゃいますよ？」
グーニラ「怒られるの前提なの、やめてよ！　褒められるかもしれないじゃん！」
ドルテ「それはないんじゃないかな？」
グーニラ「むきー！」
メカニック「エーメル、早く博士を連れてってやってくれ」
エーメル「えぇ～、ボクがですか？」
フローリア「一緒に呼ばれているのだから、ついででしょ？」
エーメル「はいはい、わかりましたよ」「ほら、博士。一緒に行きますよ」
グーニラ「やだ！　私は絶対に行かないぞ！　どうせ怒られるなら、行かないで怒られる！」
エーメル「怒られるかどうか、わからないじゃないですか」
グーニラ「やだったら、やだ！」
フローリア「向こうはエーメルに任せて、私様たちは訓練を続けるとしましょう」
ドルテ「そうね。ああなると、長いし」
エーメル「博士ってばぁ」
グーニラ「やだやだやだ！　絶対にいやだーー！」
【シナリオエンドデモ終了】

［それは、疑い］
【シナリオデモ開始】
男（※中年）「訓練の最中に呼び出してすまなかったな。実は君たちふたりに頼みがあって…」
グーニラ（※私服）「さあ、私を怒るなら怒ればいい！」
男（※中年）「………」
グーニラ（※私服）「覚悟なら既にできている！」
男（※中年）「話の流れがよく見えないのだが、また何かやらかしたのですか、グレーナー博士？」
グーニラ（※私服）「いや、別になにもしてないけど」
男（※中年）「なら、なぜ怒る必要が？」
グーニラ（※私服）「…！　聞いたかい、エーメル君。私、怒られないってさ！」
エーメル（※私服）「最初から怒られるなんて話じゃなかったような…」
男（※中年）「話を続けてもいいだろうか？」
グーニラ（※私服）「ああ、どうぞどうぞ。どんどん続けちゃってくださいな」
男（※中年）「実はこの施設に、ゲネラシオン・ブルの方々が訪問することになったのだよ」
エーメル（※私服）「ゲネラシオン・ブルって、あのゲネラシオン・ブルですか？」
男（※中年）「未知の脅威に対処、対抗するために組織された、あのゲネラシオン・ブルだ」
グーニラ（※私服）「そんな組織が、なぜこの施設に？」
男（※中年）「事業提携の交渉に来るそうだ」
グーニラ（※私服）「ほほう、事業提携ね」
男（※中年）「その辺りのことに関しては、我々の仕事だ。君たちが気にする必要はない」「君たちには、その時共に来るであろう、パイロットたちの相手を頼みたいのだよ」
グーニラ（※私服）「私たちにおもてなしをしろと？」
男（※中年）「そういうことだ」
エーメル（※私服）「あの、非常に言いづらいんですけど…」
男（※中年）「どうかしたのかね、エルキン君？」
エーメル（※私服）「ボクたちがそういう役割に向いているとは、とても思えないんですけど…」
グーニラ（※私服）「そんなことないよ。私たちふたりがいれば、バッチリだろ」
男（※中年）「グレーナー博士はこう言っているが？」
エーメル（※私服）「ええ～？」
男（※中年）「それに意味もなく、君たちふたりを選出したわけではない」「グレーナー博士にはパイロットたちに期待の説明をしてもらうため」「エルキン君は、その日、非番のため選らばせてもらった」
エーメル（※私服）「ボクはたまたまなんですね」
男（※中年）「君ならば問題ないという判断なのだが、それは間違っているのだろうか？」
エーメル（※私服）「あ、いえ、頑張ります」
男（※中年）「結構。では、当日はよろしく頼む」
グーニラ（※私服）「任せてください。最高のおもてなしをしてみせますよ！」
男（※中年）「…くれぐれも無茶はしないように」
グーニラ（※私服）「わかってますって！」
エーメル（※私服）「なんだか、不安だなぁ…」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】
ドルテ「博士とエーメルちゃん、全然戻って来ないわね」
フローリア「例によって例のごとく、怒られているんじゃなくて？」
ドルテ「そうなのかしら？」
フローリア「ここで心配していても仕方ないわ。この訓練が終わったら、ふたりのところへ行きましょう」
ドルテ「ふふっ、そうね」
フローリア「…なぜ、そこで笑うのかしら？」
ドルテ「フローリアちゃんも、ふたりのことを心配してたんだなって」
フローリア「ばっ！？　私様は別に心配なんてしてなくてよ！」
ドルテ「はいはい」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
エーメル（※私服）「安請け合いしちゃいましたけど、良かったんですか？」
グーニラ（※私服）「安請け合いとは心外だな。私はおもてなしのプロだよ？」
エーメル（※私服）「…そんな話、聞いたことないですけど」
グーニラ（※私服）「いま、考えたからね！」
エーメル（※私服）「………」
グーニラ（※私服）「心配しなくたって大丈夫だよ。別に失敗したって、死にやしないんだからさ」
エーメル（※私服）「それはそうでしょうけど、相手はあのゲネラシオン・ブルなんですよ。しかも、そのパイロットって言ったら…」
グーニラ（※私服）「チーム・パイドパイパーの、あのふたりだろうね」
エーメル（※私服）「考えただけでも緊張しちゃいますよ」
グーニラ（※私服）「私はむしろ楽しみだけどなぁ」
エーメル（※私服）「なんか、おもてなしのアイディアとかあるんですか？」
グーニラ（※私服）「いや、全然」
エーメル（※私服）「…本当に大丈夫なんですよね？」
グーニラ（※私服）「大丈夫大丈夫。ふたりで力を合わせて頑張ろうじゃないか！」
エーメル（※私服）「わかりました。ボクもなにかアイディアを考えておきます」
グーニラ（※私服）「はいはい。よろしく頼むよ！」
【シナリオエンドデモ終了】

［それは、理解］
【シナリオデモ開始】
エーメル（※私服）「ううっ…」
グーニラ（※私服）「ちょっとは落ち着いたらどうかな？」
エーメル（※私服）「落ち着けませんよ！　これから、パイドパイパーのおふたりが来るんですよ！？」
グーニラ（※私服）「楽しみだよねー。おもてなしを喜んでくれるといいんだけど」
エーメル（※私服）「それも不安なんだよなぁ」
グーニラ（※私服）「なんでなんで？　あんな素晴らしいの他にないよ」
エーメル（※私服）「素晴らしいかなぁ…」
グーニラ（※私服）「お、ようやく来たみたいだ」
〔歩み寄る足音〕
エレナ「へぇ、ここが格納庫か。思ってたより、すごいじゃん」
フレア「エレナ、まずは挨拶からでしょ」
エレナ「わかってますって」
グーニラ（※私服）「やあやあ、ようこそおふたりさん。ソリス訓練施設の格納庫へ！」
フレア「初めまして、グーニラ・グレーナー博士。フレア・ブランです」
エレナ「エレナ・ピープルズです」
グーニラ（※私服）「あれ？　自己紹介したっけ？」
フレア「お噂はかねがね伺っていましたので」
グーニラ（※私服）「いやいや、君たちに知ってもらえているなんて、私も有名になったものだね」
エレナ「天才だけど変人だってね」
フレア「こら、エレナ！」
エレナ「こりゃ失敬」
エーメル（※私服）「本当のことなので、気にしなくていいですよ」
グーニラ（※私服）「うん、その通り！」
フレア「自分で言っちゃうんだ…」
グーニラ（※私服）「立ち話はこれくらいにして、早速、私の娘の活躍でも見てもらおうかな」
エレナ「私の娘？」
グーニラ（※私服）「そう、この子たち！　ハインヘルム改さ！」
フレア「これが…」
グーニラ（※私服）「素晴らしくプリティーなフォルムだろ？」
エレナ「もしかして、博士ってそっちの人？」
グーニラ（※私服）「そっちがどっちかわからないけど、たぶん、そっちの人だ！」
エレナ「ほほう、なかなかやりますな」
グーニラ（※私服）「私の見立てによると、君もなかなかなようだがね？」
フレア「私のわからないところで、なにかわかりあってる…」
グーニラ（※私服）「それでは、エーメル君！　早速、模擬戦をしてくれたまえ！」
エーメル（※私服）「わかりました…って、ボク、普段着なんですけど？」
エレナ「ボクっ子、キターッ！」
エーメル（※私服）「えっ？　えっ？」
エレナ「ＳＳＲレベルのレアキャラだよ。フレア、あとで写真撮っておこうよ」
フレア「全然、意味分からないから…」
グーニラ（※私服）「安心したまえ、エーメル君。普段着で乗っても死にやしないさ。操縦しにくいだけでね！」
エーメル（※私服）「衝撃も吸収されないんじゃ…」
グーニラ（※私服）「派手に動かなきゃ大丈夫でしょ。というわけで、ゴーゴー！」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
グーニラ（※私服）「どうだったかな、私の娘の活躍は？」
エレナ「はいはーい！　これって合体しないんですか？」
グーニア（※私服）「合体なんてとんでもない！　このままの姿こそが至高なんだよ！」
エレナ「いかにもって感じなのに。９身合体スーパーハインヘルム！　的な？」
グーニラ（※私服）「ダメダメ。合体機構は付けません」
エレナ「ちぇー」
？？？？（※画面オフ）「そこまでだ！」
フレア「えっ？」
〔走り寄る足音〕
ベルタ「今日という今日こそは、お前たちに天誅を下してやる！」
カタリーナ「その通りです」
アヤメ「右に同じです」
グーニラ（※私服）「な、なんだってー！」
エレナ「なにが始まったの、これ？」
オリーヴ「いきなりですみませんが、フレアさん、こちらへ」
フレア「は、はい…？」
ベルタ「さあ、人質は頂いたぞ！」
フレア「人質って、私！？」
グーニラ（※私服）「な、なんてことをするんだ！　この卑怯者！」
ベルタ「なんという言うがいい。この冥王ベルタ・ベルンシュタインには、褒め言葉にしかならんがな」
エレナ「あの、冥王さんひとついいですか？」
ベルタ「うむ、なんでもどうぞ」
エレナ「なんで、フレアを人質に？」
ベルタ「それは、我々の待遇改善を訴えるためだ！」「毎日毎日、きつい訓練…。それなのにお給料は全く増えず…。我々は訓練するロボットじゃないぞ！」
エレナ「わお、真に迫る演技」
フレア「大変なんですね…」
オリーヴ「あははは…」
グーニラ（※私服）「しかし、それと彼女はなんの関係もないだろう！　さあ、すぐに彼女を離すんだ！」
ベルタ「聞く耳持たん！　返して欲しいのならば、冥王城まで奪いに来るのだな！」「…ただし、そう簡単に辿り着けると思うなよ？」
アヤメ「では、健闘を祈ります」
カタリーナ「ばいばいばーい」
オリーヴ「では、フレアさんは、私たちと一緒にこちらへ」
フレア「はぁ…」
〔走り去る足音〕
グーニラ（※私服）「なんということだ！　大事なお客様がさらわれてしまうなんて！」
エレナ「大丈夫、助けに行けばいいのよ」
グーニラ（※私服）「えっ…？」
エレナ「私は冥王城にフレアを助けに行く。博士とボクっ子ちゃんも手伝ってくれるでしょ？」
エーメル（※私服）「エーメルです」
グーニラ（※私服）「もちろん！　私たちも協力するさ！」
エレナ「冥王城にいざ往かん！」
エーメル（※私服）「ノリいいなぁ、エレナさんって…」
【シナリオエンドデモ終了】

［それは、戦い］
【シナリオデモ開始】
エーメル（※私服）「すみません、なんか変なことに巻き込んじゃって…」
エレナ「ノープロブレーム。なんだか、楽しそうじゃない？」
エーメル（※私服）「そう言ってもらえると助かります」
グーニラ（※私服）「よし、エレナ君の機体の搬入も終わったぞ」
エーメル（※私服）「機体を動かして大丈夫なんですか？」
エレナ「こっちも問題なーし。ちゃんとチーフから許可もらってるから」
グーニラ（※私服）「では、出発するとしようか！」
エレナ「ちょい待ち」
グーニラ（※私服）「うん、なにかあるのかい？」
エレナ「冥王城がどこにあるのかわからないことには、探しようがないでしょ？」
グーニラ（※私服）「確かに…」
エレナ「さすがにこの施設の中にあるとは思うけど、なにか心あたりとかないんですか？」
グーニラ（※私服）「残念ながら、私は聞いたことがないな。エーメル君は？」」
エーメル（※私服）「ボクもないです」
エレナ「ヒントはなしと。ベリーハードで始めちゃったかなこれは」「あの、この施設の地図とかないですか？」
エーメル（※私服）「地図なら、ここに」
エレナ「ふむふむ…なるほど」
グーニラ（※私服）「なにかわかったのかい？」
エレナ「真実はいつだってひとつだよ、ワトソン君」「囚われのお姫様っていうのはいつも高い塔の上にいるものでしょ？　となれば、応えはここしかない！」
エーメル（※私服）「なるほど、無重力訓練施設ですか」
エレナ「それじゃあ、伝説に向けて冒険開始だ！」
グーニラ（※私服）「おー！」
エーメル（※私服）「ところで、博士。ボクたちは私服のままでいいんですか？　エレナさんは着替えてますけど…」
グーニラ（※私服）「もちろん、このままでいいに決まってるだろ。おもてなしなんだからね！」
エーメル（※私服）「それ、関係あるのかな…？」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】
エレナ「お、スライムが現れた！」
エーメル（※私服）「スライムじゃなくて、訓練機です」
グーニラ（※私服）「避けて行くこともできそうだけど、どうする？」
エレナ「もち、倒していかないとね！」「アナタの経験値をいただきます！」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
アヤメ「粗茶ですが、どうぞ」
フレア「ありがとうございます」
オリーヴ「お菓子もいっぱいありますから、遠慮せずに食べてくださいね」
フレア「は、はぁ…」
ベルタ「やっぱり本物は違うな！　テレビで見るよりもずっとカワイイぞ！」
カタリーナ「オーラからして、私たち一般人とは違いますよね」
フレア「そんなことはないと思いますけど…」
アヤメ「あります！　そんなこと、あります！」
フレア「っ！？」
アヤメ「す、すみません…。興奮しすぎて、つい大きな声を…」
フレア「だ、大丈夫です。それより、この状況を教えてくれませんか？」
オリーヴ「そうですよね…。実は、グーニラ博士が…」

フレア「そういうことだったんですね」
オリーヴ「すみません驚かせちゃって。お詫びというわけでもないんですけど、ここでゆっくりと、おもてなしされてくださいね」
フレア「ありがとうございます」
アヤメ「笑顔が眩しすぎる…」
ベルタ「これが本物のアイドルなのか…！」
フレア「別にアイドルってわけじゃ…」
アヤメ「いいえ、スーパーアイドルです！」
フレア「…！」
アヤメ「す、すみません…」
カタリーナ「次、フレアさんを驚かせたら、国外追放にしますよ？」
フレア「そこまで！？」
アヤメ「…わかりました。冷静に対処します」
フレア「わかっちゃうんだ…」
オリーヴ「アヤメさん、カタリーナさん。そろそろ時間ですよ」
アヤメ「もう、そんな時間ですか」
カタリーナ「それじゃあ、行ってきますね」
オリーヴ「フレアさんのこと、お願いしますね」
ベルタ「うむ、任せておくがよい！」
フレア「あの、どこに行くんですか？」
カタリーナ「ちょっとそこまで、勇者を屠りに行ってきます」
【シナリオエンドデモ終了】

［それは、犠牲］
【シナリオデモ開始】
エレナ「おー、ようやく見えてきた。あれが冥王城か」
エーメル（※私服）「無重力訓練施設ですけどね」
エレナ「経験値もだいぶ稼いだし、これならラスボス戦も楽勝じゃない？」
？？？？（※アヤメ）「そう簡単にはいきませんよ」
グーニラ（※私服）「何者だ！」
アヤメ「冥王三柱臣がひとり、剛腕のアヤメ！　がおー！」
カタリーナ「同じく、冥王三柱臣がひとり、蠱惑のカタリーナ。うふーん」
オリーヴ「同じく、冥王三柱臣がひとり、計略のオリーヴ！　そちゃっ！」
エレナ「ラスボル前の中ボスってわけね。ちょっと燃えてきたかも」
オリーヴ「私の計算によると、アナタたちが勝つ可能性は０％。引き返すなら、いまのうちですよ」
エレナ「私たちの力は計算なんかじゃ計れない！　アナタに見せてあげるわ、絆の力ってやつを！」
カタリーナ「仕方ありませんね。アナタたちにはここで眠ってもらいましょう。いや～ん」
エーメル（※私服）「待ってください！」
エレナ「あれ、ここでストップかけちゃう？」
エーメル（※私服）「ボクはオリーヴ先輩と戦いたくありません！」
グーニラ（※私服）「エーメル君…」
オリーヴ「あれ、そんなセリフあったっけ…？」
エーメル（※私服）「思い出してください。ボクと過ごした日々の数々を！」「そうすればわかるはずだ。あなたは、そこにいるべき人間じゃないと！」
オリーヴ「え、えぇと…」「ふ、ふん！　知りませんね、そんなこと！　なにか勘違いをしているのでは？」
エーメル（※私服）「そんな…」
エレナ「ただのボクっ子かと思ったけど、なかなかやるじゃない」
グーニラ（※私服）「ああ、正直私も驚いているよ！」
エーメル（※私服）「なら、これも忘れてしまったんですか？」
オリーヴ「これ…？」
エーメル（※私服）「ボクと永遠を誓い…」
カタリーナ「どひゅーん」
〔光弾の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
エーメル（※私服）「ふぎゃ！？」
〔爆発音〕
グーニラ（※私服）「エーメル君が逝ったぁぁぁ！」
エレナ「会話中に撃つなんて、なんて外道…」
カタリーナ「すみません、冥王の配下なもので。ぺろりんちょ」
オリーヴ「だ、大丈夫、エーメルちゃん？」
エーメル（※私服）「むぎゅう…」
カタリーナ「安心してください。峰撃ちです」
グーニラ（※私服）「カタリーナ君！　その武器に、峰なんてないぞ！」
エレナ「よくも、よくも、エーメルを…！　アナタたちを冥途に送ってあげる！」
アヤメ「いいでしょう、かかってきなさい！」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
エレナ「いっちょあがりっと」
カタリーナ「ほへ～ん」
オリーヴ「きゅー…」
アヤメ「無念…」
グーニラ（※私服）「…ここに来て犠牲が出てしまうとはね」
エレナ「でも、彼女がいたから私たちは勝てたわ」
グーニラ（※私服）「ああ、その通りだ」
エレナ「この悲しみを胸に、私たちは進みましょう」
グーニラ（※私服）「エーメル君、安らかに眠ってくれ…」
〔爆発音〕
エレナ「つづく…」
グーニラ（※私服）「あ、いいなそれ！　私も言いたかった！」
エレナ「それじゃあ、次やってみます？」
グーニラ「いいの！？　やったー！」
エレナ「ついでにナレーションも入れちゃったりして？」
グーニラ（※私服）「じゃあ、次の場所に着くまでに考えないと。どんなのにしようかな」
〔機体の歩行音〕
アヤメ「…私たちはいつまで、こうして倒れていればいいのでしょうか？」
カタリーナ「さあ？」
【シナリオエンドデモ終了】

［それは、破壊］
【シナリオデモ開始】
グーニラ（※私服）「ついに到着したな、冥王城に」
エレナ「さ～て、セーブポイントはどこかなー？」
？？？？（※画面オフ）「クゥ～クックックッ！　よくぞ、ここまで辿りついたな！」
エレナ「よ、待ってました！」
ベルタ「その軽口、これを見てもまだ言えるかな？」
グーニラ（※私服）「なにをするつもりだ！？」
ベルタ「星の冥王ナグよ。我が呼び声に応え、その巡りを転回させよ！　冥府反香・死星転！」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕
エレナ（※画面オフ）「うわ、すごい光…」
〔発光、収束〕
エレナ「それで、どうなったの？」
グーニラ（※私服）「あ、あれを見ろ！」
アヤメ「フッフッフッ…」
オリーヴ「フッフッフッ…」
カタリーナ「フフフのフ」
エレナ「ここで復活怪人が来ますか。いいよいいよ、そういうの嫌いじゃない」
エーメル（※私服）「フッフッフッ…」
グーニラ（※私服）「なにー！？　エーメル君まで！」
ベルタ「冥王にとって魂を操るなど容易きこと。こやつも既に我の思い通りよ」
エレナ「お約束、キターッ！」
ベルタ「この冥王四天王と我を前にして、まだ戦いを挑むとうのか？」
グーニラ（※私服）「ど、どうするエレナ君…？」
エレナ「ここまできて、ゲームオーバーなんて、あり得ないでしょ」
ベルタ「そう言うと思っていたわ。ならば、ここで終われ！」
エーメル（※私服） 「オリーヴ先輩はボクが守ります！」
カタリーナ「いやいや、そういうのはいいんで。オリーヴさんは私が守りますから」
エーメル（※私服）「カタリーナさんは引っ込んでいてください。これはボクの役目です」
カタリーナ「エーメルさん。自分で勝手に決めたものは、役目とは言わないんですよ？」
オリーヴ「あの、ふたりとも…。ちゃんとやらないと…」
エレナ「麗しき女の戦い…」
グーニラ（※私服）「麗しいかな？」
ベルタ「お前ら、ケンカしてないでさっさと行け！」
エーメル（※私服）「逝くのは！」
カタリーナ「エーメルさんです！」
〔光弾の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔光弾の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
エーメル（※私服）「うわっ！？」
カタリーナ「あら…？」
〔爆発音〕
エレナ「あーらら。ふたり消えちゃった」
ベルタ「………」「この冥王二柱臣と我が相手だ！」
グーニラ（※私服）「頑張ったぞ、ベルタ君！　あとでハグしてあげよう！」
エレナ「それじゃあ、さくっと終わらせて、エンディングとしゃれ込みましょうか」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】
グーニラ（※私服）「ここまでのようだね、冥王ベルタ」
ベルタ「ま、待て…！　我はただ待遇の改善を求めているだけなんだ…！　だ、だから…！」
エレナ「問答無用！」
ベルタ「ぎゃああああああ！」
〔画面、発光〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
エレナ「やっほー、迎えに来たよ、フレア」
フレア「ん、エレナ？」
エラン「こっちが大冒険している間に、随分とくつろいていたようで」
フレア「大冒険？」
エレナ「まあ、いいけどね。所詮、私は囚われの姫を助ける一介の騎士」「さあ、お姫様。わたくしめに祝福の口づけを…」
フレア「また変なこと言って」
〔通信の開く音〕
フレア「あれ、チーフからだ。はいはい」「はい…はい…はい…。わかりました、すぐに戻ります」
〔通信の閉じる音〕
エレナ「なんだって？」
フレア「今回は交渉が上手く纏まらなかったって」
エレナ「ありゃりゃ」
〔歩み寄る足音〕
グーニラ（※私服）「でも、、まだ交渉を諦めたわけじゃないんだろ？」
フレア「グーニラ博士」「たぶん、そうだと思います」
グーニラ（※私服）「だったら、また来たらいいよ。今度はもっと素敵なおもてなしを用意して、待っているとしよう」
フレア「あははは…。ほどほどでお願いします」
エレナ「彼女たちの身体も保たなそうだしね」
グーニラ（※私服）「ん？　おお、みんなも戻って来てたのかい」
エーメル（※私服）「お気を付けて…」
オリーヴ「またよろしくお願いします…」
グーニラ（※私服）「どうしたんだいみんな、そんな暗い顔して？　元気よく彼女たちを見送ろうじゃないか」
ベルタ「誰のせいだ、誰の！」
アヤメ「今度はサインを是非お願いします」
エレナ「サインなら、いまでもいいけど？　このペン、使ってもいい？」
アヤメ「は、はい！」
エレナ「ほら、フレアも」
フレア「これでいいですか？」
アヤメ「あ、ありがとうございます！　一生の宝物にします！」
グーニラ（※私服）「良かったなぁ、アヤメ君」
アヤメ「はぁ…凄い…」
フレア「それじゃあ、そろそろ行きましょう」
エレナ「了解」
〔歩き去る足音〕
グーニラ（※私服）「いやあ、本当に楽しかったなぁ。また、すぐに来るといいんだけど」
エーメル（※私服）「さすがに、すぐは無理なんじゃ…」
〔歩み寄る足音〕
男（※中年）「失礼するよ」
グーニラ（※私服）「これはこれは。いやぁ、私のおもてなしですけどね、もう大成功でしたよ」
男（※中年）「ほう、それは良かった。その話を渡しに詳しく聞かせてもらえないだろうか」
グーニラ（※私服）「もちろんですよ！」
男（※中年）「では、執務室にご同行願おうか」
グーニラ（※私服）「はいはい！」
〔歩み寄る足音〕
カタリーナ「あれは完全に怒られるやつですね」
ベルタ「今回はお偉いさんの人選ミスもあると思うぞ…」
アヤメ「凄すぎる…」
エーメル（※私服）「だから、言ったのになぁ…。はぁ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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