進撃イベント
重なる世界
[歪む時空]
【シナリオデモ開始】
レオン「それではこれより、ハイパードライブのセーフティ実験を開始します」
ダグ「やれやれ…。こんなことまでやらされるとはね」「時間外手当はちゃんと出るんだろうな、学者センセ?」
クイニー「ハイパードライブを使えるようになったとはいえ、未だその危険性がなくなったわけではないんだ」「いざという時のために、備えておくことは重要だろう」
ダグ「冗談だって。真面目なんだから、クイニーちゃんは」
レオン「この実験が成功すれば、ハイパードライブが暴走した時の危険性をかなり抑えることができるはずです」「すみませんが、よろしくお願いします」
ダグ「へいへい、とっとと始めてくれ。俺は早く大人の店に行きたいんでね」
クロエ「ダグさん、また大人の店にいくんですか?」
レオン「クロエ!? なんで、ここに?」
クロエ「今日はケインさんとグレンさんが来られないっていうから、その代わりに」
レオン「危ないから、来ちゃだめって言ったよね?」
クロエ「私も関係者なんですけど」
レオン「そういうことじゃなくて…」
クイニー「どうする、実験は中止にするか?」
レオン「そういうわけにはいきません。いつ、B.R.A.Iが現れるかわかりませんし」「クロエ、ちゃんと安全な場所にいるんだ。いいね?」
クロエ「うん、わかった!」
レオン「それでは、今度こそ実験を開始します」
〔光の放射音〕
レオン「ハイパードライブ、正常に作動。これからセーフティを作動させ…」
クイニー「どうした、レオン?」
レオン「おかしい…。なんだ、この異常な数値は…」「クイニーさん、ダぐさん、いますぐ実験を中止してください」
クイニー「わかった」
ダグ「おいおい…! 止まらねえぞ!」
クイニー「こちらもだ。どうなっている、レオン!」
レオン「わかりません。でも、僕の機体も…!」
クロエ「レオン…」
レオン「ダメだ、完全に暴走している! このままじゃ…!」
ダグ「くそっ! 止まれってんだよ!」
クイニー「くっ!?」
クロエ「なにあれ!?」「空間が歪んでる…?」
レオン「…! いけない、飲み込まれる!?」
〔画面、発光〕
レオン「うっ…」「ここは…?」「…! クイニーさん、ダグさん、無事ですか!?」
ダグ「痛つつつ…。どうなってんだ、いったい?」
クイニー「私は無事だ。お前たちは?」
クロエ「はい、私は大丈夫です」
レオン「こっちもなんとか」
クロエ「ところで、ここってどこなの?」
ダグ「さっきまで実験してた場所…には見えないな」
レオン「ハイパードライブの暴走によって、、どこかに跳躍してしまったのか? けど、そんなことが…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
クイニー「攻撃だと!? B.R.A.Iか!」
ダグ「いや、よく見てみろ…」
プルツー「急に機体が現れた…?」
グレミー「惑わされるな、プルツー。あれがなんであれ、抵抗するのなら敵と見なすだけだ」
プルツー「言われるまでもないさ! 仕掛けるよ!」
レオン「なんだ、あの機体は。あんなの見たことない…」
ダグ「それも問題だが、どうにも話を聞いてくれそうにもないってのが、一番の問題だな」
クイニー「どうする?」
ダグ「どうするもこうするも、降りかかる火の粉は払うしかないでしょ」
レオン「クロエは安全な場所に下がってるんだ」
クロエ「う、うん!」
クイニー「来るぞ!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
グレミー「大人しく投降しろ。そうすれば、生命の保証はする」
ダグ「いきなり攻撃してきておいて、今更それはないでしょ」
クイニー「奴らの言葉は信用に足りない。やるぞ、レオン」
レオン「わかりました!」
グレミー「あくまで敵対するか。ならば、やってやれプルツー!」
プルツー「分かった」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
クイニー「はあああああっ!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
プルツー「なんだ、この機体の力は…!?」
レオン「クイニーさん、危ない!」
クイニー「…!」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
クイニー「すまない、助かったレオン」
レオン「いえ」
ダグ「敵の数が多すぎる。このままじゃ押し込まれるのも時間の問題だな」
レオン「いったい、どうしたら…」
ダグ「祈ってみるか? 誰か助けてくださいってな」
クイニー「冗談を言ってる場合か!」
レオン「いえ、あながち冗談ではないかもしれません」
クイニー「なに…?」
????(※画面オフ)「おおおおっ!」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
プルツー「くっ…!」
グレミー「ダブルゼータだと!? なぜ、お前がここに!」
ジュドー「こんだけ派手にドンパチやってれば、誰だって気付くって!」
クイニー「新手か…?」
ダグ「敵さんの味方ってわけじゃなさそうだが、俺たちにとってはどうだかな?」
レオン「それでも、今の状況よりはマシです」
ダグ「そりゃそうだ」
ジュドー「さあ、どうする?」
グレミー「…ここは一度退くぞ」
プルツー「だが…!」
グレミー「これは命令だ、退くぞ」
プルツー「分かったよ…」
レオン「どうやら、助かったようですね」
グレミー「ん…?」
クロエ「あっ…」
グレミー「こいつは、奴らの仲間か…? となれば利用価値は充分にある」「プルツー、彼女を連れていけ」
クロエ「わ、わああああ!?」
〔バーニアの噴射音〕
レオン「クロエ!」
クイニー「待て、レオン! いま攻撃したら、クロエにあたるぞ!」
レオン「でも…!」
ダグ「くそっ、もう追いつけねえ…」
レオン「ッ! クロエーーーッ!」
【シナリオエンドデモ終了】
[囚われのクロエ]
【シナリオデモ開始】
グレミー「失礼いたします、ハマーン様」
ハマーン「よく戻ったな、グレミー」「ん、その客人は?」
クロエ「………」
グレミー「突然、戦場に現れた連中の仲間と思しき者です」
ハマーン「ほう、それは興味が尽きないな」
クロエ「………」
ハマーン「そう怖がるな。なにも取って食おうというわけでもない」
クロエ「誘拐した人の仲間にそう言われても…」
グレミー「貴様、ハマーン様に向かって!」
クロエ「ひっ!?」
ハマーン「声を荒げるな。彼女の言う通りではないか」
グレミー「し、失礼しました」
ハマーン「彼女は大切な人質だ。くれぐれも丁重に扱うようにと伝えておけ」
グレミー「人質、ということは…」
ハマーン「ああ、彼女と引き換えに、奴らの機体を差し出すようにと伝えろ」
クロエ「そんなことしても、レオンは機体を絶対に渡したりしないんだから!」
ハマーン「ほう、レオンというのか」
クロエ「…!」
ハマーン「彼らが機体を渡さないのは百も承知だ。だが、お前を助けにここには来るだろう?」
クロエ「………」
ハマーン「あの戦闘は見ていたが、なかなか奇妙なモノを感じる機体だったな。できれば、こちらの手中に収めておきたい」「…とはいえ、人の手には余る代物かもしれんがな」
グレミー「なにか言いましたか?」
ハマーン「いいや、独り言だ」「この基地はもはや用済みの場所だ。自由に使い、奴らを歓迎してやれ」
グレミー「かしこまりました」
クロエ(大丈夫かな、レオンたち…)
クイニー「少しは落ち着いたか?」
レオン「はい、取り乱してすみませんでした」
クイニー「家族がさらわれたんだ。取り乱しもするさ」
レオン「色々と考えていたんですけど、ここは僕たちがいた世界とは、別の世界かもしれません」
ダグ「おいおい、いきなりだな。ちゃんと説明してくれよ」
レオン「僕たちが光に飲み込まれる前、空間が歪んだのを覚えていますか?」
クイニー「ああ、確かに歪んでいたな」
レオン「あれは、ハイパードライブが一種の暴走状態に陥ったことで、おこってしまった現象だと思われます」
クイニー「つまり、暴走によって、別の世界に跳躍してしまったと?」
レオン「そうです」
ダグ「はい、そうですかって、納得できる話じゃねぇわな」「とはいえ…」
ジュドー「どうかした?」
ダグ「あんな機体、、見たことないもんな」
レオン「はい…」
クイニー「この世界がなんであろうが、クロエを助けることには変わりない。せめて、どこに連れて行かれたのかがわかれば…」
ジュドー「それなら、たぶんわかるよ」
クイニー「なんだって?」
ジュドー「ちょうど、俺たちも連中の基地を調査しに来てたところなんだ」「そこで、襲われてるあんたたちを発見したってわけ」
レオン「彼に事情を説明して、協力してもらった方が良さそうですね」
ダグ「この坊やは信用できるのか?」
レオン「少なくとも、敵ではないと思います」
ダグ「ま、そうだわな」
レオン「あの、ちょっといいですか?
ジュドー「ん?」
ジュドー「…つまり、あんたらは別の世界から来た人間で、妹さんがさらわれちまったってことか?」
レオン「端的に言えば、そうなります」
クイニー「先ほど言っていた、基地の場所を教えてもらえないだろうか?」
ジュドー「それは全然構わないけどさ、だったら、俺たちもついていくよ」
レオン「いや、そこまで迷惑をかけるわけには」
ジュドー「俺たちも基地を調査するところだったって言っただろ?」「それを手伝ってくれるなら、こちらとしてもありがたいってわけ」
クイニー「本当にいいのか?」
ジュドー「俺にも妹がいてさ。レオンが心配な気持ち、すごくわかるよ」
レオン「ジュドーさん…」
ジュドー「だから、手伝わせてよ」
レオン「こちらこそ、お願いします」
ダグ「そういや、仲間がいるって口ぶりだったが、それはどこに?」
ジュドー「ちょうど、いま来た」
プル「いた、ジュドー!」
ルー「勝手に行かないでよ、探すの大変だったんだから!」
ジュドー「ごめんごめん」
ルー「あの、もしかしてなんだけど、そこにいるあなたたちって、クロエさんの知り合い?」
レオン「なんで、クロエの名前を?」
ルー「やっぱりそうなんだ」
ジュドー「どういうことだよ、ルー?」
ルー「さっきネオ・ジオンから、暗号通信が届いたのよ」「クロエを返してほしかったら、そちらの機体を全て渡せって」
プル「なんのことだろうと思ってんだけど、ジュドーのお友達のことだったんだね」
ジュドー「どうする、レオン?」
レオン「これを渡すわけにはいきません。これがなければ、僕たちは元の世界に帰る方法がなくなってしまう」
ルー「元の世界?」
ジュドー「じゃあ、やることは変わらないな。行こう、ルー、プル」
ルー「行くってどこに?」
ジュドー「奴らの基地に行って、クロエを取り戻すんだ!」
ルー「はぁ!?」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ジュドー「「ここまでは無事に来られたけど、ここからは戦うしかなさそうだな」
クイニー「ああ、さすが基地といったところか。警備がどこも厳重だ」
ルー「調査だからって私たちしか来てないのに、戦っていいわけ?」
ジュドー「仕方ないだろ。さらわれてる人がいるんだから」「それとも、ルーは人質がどうなってもいいのかよ?」
ルー「そうは言ってないでしょ!」
ダグ「痴話げんかはその辺にしときな。敵さんがこっちに気付いたみたいだぜ」
プル「こうなったら、やるしかないよ!」
ルー「わかったわよ! もし怒られたら、ジュドーが責任取ってよね!」
ジュドー「なんで俺が!?」
クイニー「彼らは大丈夫なのだろうか…」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ハマーン「来たか…。プルツーに出撃の準備をさせておけ」「それと、手すきの人員には、速やかにここから退去するよう伝えろ」
グレミー「ハマーン様は、どうされるおつもりですか?」
ハマーン「私は最後まで見せてもらうとするさ。あの機体に秘められたポテンシャルをな」
プル「あのさ、クイニーたちって、どうやって元の世界に戻るつもりなの?」
ダグ「それは、あれだ。あの…どうやって戻るんだ?」
レオン「わかりません」
ジュドー「わからないって大丈夫なのかよ?」
レオン「今回の跳躍は予期せぬ事故により、起こってしまいました」「なので、なにが原因だったのか、まだ判明してないんです」
ダグ「おいおい、しっかりしてくれよ」
レオン「時間があれば、必ず解明してみせます」
ルー「まずは、妹さんの救出が先ってわけね」
ジュドー「そうだよな。心配したままじゃ身が入らないだろうし」
プル「ジュドーは私がさらわれたら、心配する?」
ジュドー「…? 当たり前だろ」
プル「へへへっ」
ダグ「こっちは呑気なこって」
クイニー「そのくらい余裕があった方が、安心できる。問題は…」
レオン「クロエ…」
ダグ「まぁ、そうだわな」
【シナリオエンドデモ終了】
[揺らぎの中の相克]
【シナリオデモ開始】
ダグ「どこもかしこも敵だらけ。ってのを想像してたんだが、案外拍子抜けだな」
ルー「そうね、ここまで敵が少ないっていうのは、なんだか不気味だわ」
ジュドー「罠を仕掛けて待ち構えてるんじゃないのか?」
クイニー「そういった気配も、、特に感じられないが…」
レオン「なにが待っているかわからない以上、慎重に進みましょう」「僕たちがやられてしまっては、クロエを助けられなくなる」
クイニー「そうだな。だが、レオン、お前は肩に力が入りすぎだ」
レオン「えっ?」
クイニー「そんな気を張り続けていては、いざって時に咄嗟の判断が鈍るぞ」
レオン「そんなつもりはなかったんですけど…」
ダグ「人質ってのは、無事でいるから意味があるんだ」「ましてや、俺たちの機体が欲しいってんなら、なおさらだろ」
レオン「そうですね。ありがとうございます、ダグさん」
ダグ「俺は普通のことを言ったまでだ」
ルー「案外、優しいのねダグって」
ダグ「どっからどう見ても、優しい感じしかないだろ?」
ルー「そうかしら?」
ダグ「傷つくねぇ」
クイニー「…! お喋りはそこまでだ。なにかが近付いてくるぞ」
プルツー「………」
ジュドー「プルツー!」
プルツー「その機体を渡しに来たのか?」
レオン「それはできません」
プルツー「そうか。なら、ここで無理矢理奪うまでだ」
プル「そんなことしちゃダメだよ、プルツー!」
プルツー「うるさい、裏切り者!」
プル「…!」
プルツー「邪魔をするなら、お前たちも一緒に倒すまでだ」
プル「そう簡単にはいかないんだから!」
ダグ「休憩時間は終わりか。それじゃあ、働くとしますかね」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
プルツー「くぅっ…!」
クイニー「それ程の損傷を受けながらまだ闘志を失わないのか…」
ジュドー「もうやめるんだ、プルツー! それ以上戦ったら、死んじゃうんだぞ!」
プルツー「うるさい! 私はまだ戦える!」
レオン「いいえ、もう戦えません」
ルー「レオン…?」
レオン「概算ですが、その機体の損傷率は70%を超えています」「その様子では、碌に姿勢の制御もできないでしょう」「その状態でどう戦うつもりですか?」
プルツー「うるさいうるさい!」
レオン「人は死にたくなくても、突然死んでしまうことだってあるんだ」「だから、無駄に生命を捨てる必要なんてない!」
プル「そうだよ、レオンの言う通りだよ。こっちにおいでよ、プルツー。みんなで生きようよ」
プルツー「あたしは戦うために造られた存在。お前たちとなれ合うつもりなどない!」
プル「プルツーのわからず屋! 本当は寂しいくせに!」
プルツー「あたしは…!」
〔通信の開く音〕
グレミー「退け、プルツー。ハマーン様からの命令だ」「この基地は放棄される」
プルツー「…わかったよ」
〔通信の閉じる音〕
プルツー「………」
〔バーニアの噴射音〕
ダグ「どっか行っちまったな」
プル「プルツーも仲良くできたらいいのに…」
ジュドー「彼女もきっといつかわかってくれるさ。プルがわかってくれたみたいに」
プル「うん…」
レオン「多重次元反応が異常値を示している…!? まさか、さっきの戦いが原因で…?」
ダグ「おいおい、またなにかあったのか?」
レオン「これは、僕たちがこの世界に跳んでしまった時と、全く同じ反応なんです」
ルー「つまり、どういうことなの?」
クイニー「次元の歪みがまた生まれるということか…」
レオン「はい」
〔光の放射音〕
〔画面、フラッシュ×3〕
ダグ「なにも起こったようには、見えないが…」
プル「みんな、外を見て! ほら、あそこ!」
ジュドー「なんだ、ありゃ…。空間が歪んでる…」
クイニー「私たちはあれに飲み込まれて、この世界にやって来たんだ」
プル「それじゃあ、これに入ればダグたちは帰れるってこと?」
ダグ「たぶんな」
ジュドー「なら、あとはクロエを助けるだけってことか!」
レオン「そう簡単にはいきません」
ジュドー「なんでだよ?」
レオン「次元の歪みは、本来起こり得るはずのない物理現象。つまり、この世界におけるバグのようなものです」「すぐに修正力が働き、歪みは消えてしまうでしょう」
プル「クロエを助けるか、元の世界に戻るかどっちかしか選べないってこと?」
レオン「はい」
ルー「そんな…」
ダグ「それで、どうするんだ学者センセ? クロエは、あんたの家族だろ」
レオン「僕は…」
【シナリオエンドデモ終了】
[白昼夢のように]
【シナリオデモ開始】
レオン「クロエと約束したんだ。絶対ひとりにはしないって」
クイニー「クロエは大切な仲間だ。それを見捨てるなど、できるはずがない」
ダグ「妹ちゃんがいなかったら、エミリアが寂しがるしな」
ルー「本当にいいの? もう2度と自分たちの世界に帰れないかもしれないのよ?」
レオン「いいえ。クロエを取り戻し、全員で元の世界に帰ります」
ジュドー「ますます気に入ったよ、レオンたちのこと」「この歪みがいつ消えるのかわからないんだろ? だったら、さっさとクロエを取り戻せばいいじゃないか」
ルー「簡単に言うけど、、相手はあのハマーンなのよ。どうやって取り戻すつもりなの?」
プル「私とジュドーがいれば、楽勝だよ!」
ルー「そんなこと言ったってね!」
ジュドー「とにかく先に進むしかないだろ」
レオン「そうですね、行きましょう」
????(※画面オフ)「その必要はない」
ジュドー「この声は…!」
ハマーン「この基地はもうすぐ破棄される。残っているのは、ここにいる連中だけだ」
ダグ「大将自らお出ましとは、俺たちを皆殺しにする算段でも整ったのか?」
ハマーン「いいや、一目見ておこうと思っただけだ。その異常な力をな」
レオン「クロエを返してもらいます」
ハマーン「その機体を寄越すなら、返してやると初めから言っているはずだが?」
レオン「それはできません。これがなくては、僕たちは帰れなくなってしまう」
ハマーン「ならば、こちらも返すことはできんな」
ジュドー「女の子をさらって脅迫するなんて、それが組織の上に立つ人間がやることかよ!」
ハマーン「組織の上に立てば、こういう汚いこともやらなくてはいけなくなる」
ジュドー「やりたくなければ、やらなきゃいいだろ!」
ハマーン「若いな、ジュドー。お前にもいつかわかる時がくるさ」
ジュドー「そんな大人には俺はならない!」
ハマーン「フッ、そうか」
クイニー「やるぞ、レオン。奴を倒せば、それで終わりだ」
レオン「はい。みなさん、力を貸してください」
ジュドー「いまさらだろ、そんなの」
レオン「そうですね」
ハマーン「こうもp狭くては実力を出し切れまい。外に移動するぞ」
ジュドー「余裕のつもりか、ハマーン!」
ハマーン「いいや、私も久しぶりに楽しみたいだけさ」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ハマーン「この力…やはり人が御するには過ぎた物か」「まあいい。充分な収穫があった」
レオン「おおおおっ1! 多重次元アタァァァーック!」
〔撃破音〕
〔画面、発光〕
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ハマーン「…これほどまでとはな」
レオン「あれを受けて、まだ…」
クイニー「いや、すんでのところで回避したのだおる。すべてを避けることはできなかったようだが」
ジュドー「まだやるっていうなら、とことん付き合ってやるぞ、ハマーン!」
ハマーン「いや、今回は私の負けだ」
ルー「なんですって?」
ハマーン「これ以上続ければ、私もただではすむまい」
ダグ「その割には随分と余裕がありそうだが?」
ハマーン「そう思うのは、お前の自由だ」
レオン「なら、クロエは返してもらえますね?」
ハマーン「ああ、面白い物を見せてもらった礼だ」
クロエ「レオン!」
レオン「クロエ!」
クロエ「レオン、良かった無事で!」
レオン「クロエの方こそ、ケガはないかい?」
クロエ「うん。大丈夫だよ」
ハマーン「ジュドー、この決着はいずれつけよう」
ジュドー「ああ」
〔バーニアの噴射音〕
プル「みんな、ゆっくりしてる場合じゃないよ! 歪みがどんどん、小さくなってる!」
クイニー「行くぞ、レオン、ダグ!」
レオン「僕たちに協力してくれて、ありがとうございました」
ジュドー「お互い様だって。俺たちだってこうして任務をこなせたんだしね」
ルー「そういうじょと。向こうに帰っても元気でね」
プル「今度はみんなで遊ぼうね!」
ダグ「ルーの誤解も解かないといけないしな」
クイニー「君たちの息災を祈っている」
クロエ「ありがとうございました!」
レオン「帰ろう、僕たちの世界へ」
クロエ「うん!」
〔光の放射音〕
〔画面、発光〕
クロエ「戻ってきたのかな?」
レオン「ああ、間違いない。僕たちの世界だ」
クイニー「今回は随分と不思議な体験をしたな」
ダグ「全員で同じ夢を見てたって方が、まだ信じられるぜ」
レオン「ハイパードライブには、まだまだ未知の部分が多いようですね」「これからも研究を続けて、完全に制御できるようにしないと」
クロエ「それも大事だけど、あんまり無理しちゃだめだからね?」
レオン「え、ああ、わかってるよ…」
クロエ「本当に?」
レオン「ええと…気を付けます」
クロエ「よろしい」
クイニー「相変わらずだな、お前たちは」
ダグ「さてと、一仕事終えたことだし、エミリア連れて、大人の店にでも行きますか」
クロエ「私もお腹ペコペコ」
クイニー「私も、甘いものが…」
レオン「それじゃあ、行きましょうか。僕たちの街に」
【シナリオエンドデモ終了】
● イベント「重なる世界」
◆ 「イベントクエスト」 へ戻る
◆ 「スーパーロボット大戦X-Ω」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。