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強敵イベント
悲しみのない世界

[閉ざされた未来]
【シナリオデモ開始】

C.C.「これは悲しい過去を持つ者たちの物語…」「世界を拒み、世界に拒まれ続けた者たちはやがてそれぞれが別の願いを持つ」「ひとりは世界に居場所を求め、そしてひとりは世界の崩壊を願った…」「これはそんなふたりの…願いによって結ばれた物語…」

アキト「そうですか。やはりユーロ・ブリタニアはこの城に…」
レイラ「はい。再び進軍を開始したようです。しかも、今度はマーダル軍と手を組んで」
クラウス「まったくしつこい連中だ。狙いはやはりここにある超長距離輸送機『アポロンの馬車』か…」
レイラ「そうでしょう。以前もアレを手に入れる為にここに攻めてきたのですから」
アヤノ「マーダル軍が転移してきた影響で一度は手を引いてくれたんだけどね…」
リョウ「あの時に俺たちも逃げちまえれば良かったんだけどな」
ユキヤ「どこに逃げる場所があるっていうのさ。今E.U.をまとめているスマイラスは僕たちを…いやレイラを殺したいんだよ」「かつてのE.U.の英雄であるブライスガウの娘レイラを亡き者にして、自分の軍事政権を盤石なものにする為にね」
アヤノ「前にはブリタニア、後ろにはE.U.。どこにも行っても敵ばかりか…」「立て直す時間が稼げただけでも良かったってことか…」
アシュレイ「ま、結果ユーロ・ブリタニアとマーダル軍が組んで状況はさらに悪くなったけどな」
ジョジョ「ごめんよ。マーダルが転移装置を使うのを、俺たちで防ぐことができていれば…」
ユキヤ「別のジョジョのせいじゃないよ。マーダルが来なくても状況は最悪だったんだ」
アキノ「そうだよ。今こうして協力してくれるだけでも助かってるんだから」
ジョジョ「ありがとう、みんな」
レイラ「幸い私たちに救いの手を差し伸べてくれる方々もいます。ですが、まだ少し時間が掛かります」「そこで彼らが来るまでの間、皆さんは足止めを行ってください」
アキト「了解しました」
ジョジョ「マーダルが何を企んでいるかは分からないけれど、今度こそ奴の思うようにはさせない」
アキト「気持ちは分かるが、あまり意気込み過ぎるなよ」「今やらなくちゃいけないのは、この城の仲間たちを守ることだ。その戦いでお前が死んだら意味がないからな」
ジョジョ「うん、分かってる」
レイラ「変わりましたね、アキト」
アキト「いえ、俺は別に…」
アヤノ「ううん、変わったよ、アキトは」
アキト「………」
リョウ「何、照れてやがんだよ、アキト」
アキト「そんなことはない」
アシュレイ「素直じゃねえな。ま、そんな奴だから俺もついてきたわけだがな」「さて、そろそろ行くとしようか。のんびりしてる時間もねえしな」
アヤノ「そうだね」
レイラ「アヤノたちの機体は、これまでの戦いで損傷が激しいですから、あまり無理はしないでください」
ユキヤ「分かってるよ。作戦は足止めだからね」
レイラ「ええ、くれぐれも無理はしないでください」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

アキト「目標のポイントに到達した」
ジョジョ「いたぞ、マーダル軍とブリタニア軍だ!」
アシュレイ「ちょうどいい数だな! 行くぜ、お前ら!」「俺たちにちょっかい出したこと、後悔させてやろうぜ!」
アキト「ああ…!」

ハイ・シャルタット「ええい…! こんなところまで仕掛けてくるとは小賢しい…! だが、まだ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ハイ・シャルタット「なんだ…!?」
シン(SEED)「なんとか間に合ったみたいだな」
宗介「これより戦闘に介入する」
ハイ・シャルタット「新手か! やむをえん…! 一度、退くしかあるまい…!」
ルマナリア「あら、ずいぶんいい引き際ね」
シン(SEED)「こちら救援の要請を受けてきました。以下、4名これよりそちらへ合流します」
アキト「助けがきたか…。これで俺たちは…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

レイラ「救援に応じて頂き助かります。司令官のレイラ・フォン・ブライスガウです」
ハイネ「この部隊を預かっているハイネ・ヴェルテンフルスです」「ブライスガウのご息女にお会いできるとは光栄です」
クラウス「まあ、しかし…因果なもんだ。以前は敵同士だったザフトにこうして救援を求めることになるとは」
ハイネ「ま、今やコーディネーターやナチュラルってのは考えずにいきましょう」
レイラ「ええ、そうですね」
ウィンドウ「助けが来たのは嬉しいけどよ、もうちょっと大勢で来れなかったのかよ。数がこれだけってのはいくらなんでも…」
ヒルムカ「無茶言ってんじゃないよ。彼らからすりゃここは敵国の領土なんだよ」
ユキヤ「そ、箱舟の船団やマーダル軍のせいで、混乱状態になってなきゃ彼らだけだって来れるかどうか分からなかったんだからね」
ハイネ「その代わりと言っちゃなんだけど、ここにいるのはうちの軍のエースばからいだ。下手に数を揃えるよりよっぽど戦力になるぜ」
アシュレイ「ザフトの名だたるトップエースだ。あんたらの名前は俺でも知ってるぐらいだからな」
シン(SEED)「どーも…」
ハイネ「本当は俺も戦えれば良かったんだが、ちょっと許可が下りなくてね」
ルアンマリア「無茶言わないでください。今、こうして生きてるだけでも奇跡みたいなものなんですから」
チュルル「となりのお兄さんもザフトの人なの? なんだか少し雰囲気が違うけど」
宗介「いや、俺はザフトの人間ではない。今は共通の敵であるアマルガムとロゴスを追う為に彼らへ協力しているだけだ」
チュルル「アマルガムとロゴス?」
レイラ「世界を裏かが操る軍需産業複合体ロゴス…。そしてそれに関わっているとされる秘密組織アマルガム…」「先日、デュランダル議長の演説で仰られていた…」
ハイネ「ええ、といってもアマルガムに関しては私達もまだ実態を把握しきれてはいませんがね」
アシュレイ「スマイラスもそのロゴスって奴らと関わりがあるらしいしな」「俺たちに協力する気になったのも、その辺りが目的なんだろ?」
ハイネ「その通りだよ」「このまま彼女を死んだことにされて、E.U.の実権を握られるのはこちらとしても面白くない」
チュルル「なーんだ、親切な人たちもいると思ったら、そういう理由なのね」
シン(SEED)「確かにここへ来たのはただの善意ってわけじゃない」「でも、俺はあんたたちを絶対に守る。ロゴスの奴らの思うようになんか、させはしない」
ユキヤ「熱いね、ずいぶん」
シン「アイツらのことが許せないだけだ」「アイツらが世界に戦争を広げたせいで、この世界は悲しい世界になってしまった。だから俺は…」
ハイネ「そこまでにしておけよ、シン」
シン「あ、ごめん…つい…」
ハイネ「まあ、ちょっとムキになりやすいが悪い奴じゃないんだ」「打算的な面もあるのは否定しないが、あんたたちを助けたいって気持ちは本当さ。信じろとは言わないがアテにはしてくれていい」
レイラ「はい、頼りにさせて頂きます。必ずみんなで生き延びましょう」
【シナリオエンドデモ終了】


[彼が望む世界]
【シナリオデモ開始】

宗介「状況は最悪だ。全員生き延びられる可能性は限りなく低い。その割にお前たちは落ち着いたものだな」
リョウ「ま、慣れてるからな。こういうのは」
ユキヤ「ここに拾われなければいつ死んでもおかしくないような生活を送ってたからね」
シン(SEED)「え…?」
リョウ「日本の半分がブリタニアに占領されて以来、俺たちはどこに行っても差別されっぱなしだったからな」
ユキヤ「生まれた頃から僕たちに居場所なんかなかったんだよ」
ルナマリア「そうだったの…」
アヤノ「あんまり気にしないで。今時珍しい話じゃないでしょ」
宗介「ああ…確かにな…」
ハイネ「それでも慣れてしまえる話でもないけどな」
シン(SEED)「だからさ…。変えないといけないんだ。議長の言うように新しい世界を創らないと」「そうしないと…今のままじゃ…誰かが悲しい想いをするばかりだ」
アキト「お前もそういう思いをしてきたんだな。世界を恨みたくなる程の」
シン(SEED)「…珍しい話じゃないんだろ」
アキト「ああ、そうだな」
シン(SEED)「俺は決めたんだ。議長と共に誰も悲しまない世界を創る! その為なら何とだって戦ってやる!」
アキト「何とだってか」
ハイネ「………」
〔軍の警報〕
〔通信のコール音〕

レイラ「皆さん、観測気球がこの基地に接近してくる敵部隊を捉えました」「各機は至急迎撃に向かってください」
アヤノ「ずいぶん動きが早いわね…。あなたたちの予測じゃもう少し時間が稼げるはずだったのに…」
ハイネ「いや、どう考えても早すぎる。偵察か、ただの勇み足ってとこだろうな」「油断は禁物だ。くれぐれも注意して行動に当たれ」
シン「了解!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マーダル「ハイめ、浮き足だっているな。異なる星、異なる文明に触れては無理もなしか」
シン(ギアス)「多少の勇み足は構わんさ。お前たちが動くことで世界には更なる混乱が広がる」「それは私の望むところでもあるからな」
マーダル「混沌こそが望みか。王の力を求め、この地を訪れたが、面白き男に出会えたものだ」「争いに満ちたこの星であればこそ、か…」
シン(ギアス)「私の望む世界はこんなものではないさ。より多くの争いと、より多くの屍でこの星を埋め尽くす」「それこそが私の望みだ」
マーダル「その為のあの城か。しかし、敵の守りは堅い」
シン(ギアス)「ならば揺さぶりをかけてやればいい。私自身の手でな」
マーダル「フフ…あえて自らを囮とすると。面白い」
シン(ギアス)「私の機体があれば、より容易いのだが、お前たちが転移してきた影響でしばらく使い物にならん」「ここはお前たちの力も貸してもらうぞ、征服王?」
マーダル「いいだろう」
シン(ギアス)「フフフフ…。楽しみだよ、もう一度お前に会えるのが」「なあ、アキト…」
【シナリオエンドデモ終了】


[ひかれあう者たち]
【シナリオデモ開始】

レイラ「これが新たに進軍を開始した敵の位置です。彼らはすでにE.U.の国境を越えて、ヴァイスボルフ城に接近しています」
ルナマリア「この城ひとつ落とす為だけに、また大した数を揃えてきたものね」
ジョジョ「これだけの数が全てこの基地に…。これじゃあ正面から戦っても勝ち目はないな」
レイラ「それだけではありません。敵部隊の中にはマーダル軍の旗艦と思われる艦も確認されています」
ジョジョ「マーダルがあそこに…!?」
アシュレイ「総大将自らってことはいよいよ本気ってわけか。となると、あそこには奴も…」
アキト「………」
シン「それで作戦は…?」
レイラ「はい。まず部隊をふたつに分け、正面からの足止めを行い、後方から敵部隊に奇襲を仕掛けます」
宗介「確かにこちらより戦力で勝る相手に奇襲作戦は定石だ。しかし…」
ハイネ「それだけ敵も、こちらの動きをある程度予想していると考えるべきいだろうな。よって後方の奇襲も囮にする」
レイラ「2点からの攻撃で、敵部隊が混乱しているところを、アポロンの馬車で上空から敵中枢と思われる陸上艦を強襲」「一気にこれを叩きます」
リョウ「三段構えか…。それでもうまくいくかは賭けだな」
アシュレイ「なーに、多少の無茶は最初っから予想の上だ」「で、敵の本陣を叩くのは当然俺の役目ってことでいいんだよな?」
アキト「いや、それは俺がやる」
アヤノ「え…!?」
アシュレイ「どういうことだ、アキト」
アキト「俺から司令に頼んだ。アレクの熟練度を考えれば、この方が作戦の成功率は高い」
アシュレイ「そういうこと言ってんじゃねえ! あの部隊を率いてるのは間違いなくシャイング卿だ!」「お前の兄貴があそこにいるんだぞ!」
シン「兄…?」
レイラ「………」
アキト「分かっているさ」
アシュレイ「あ…?」
アキト「兄弟だからこそ、俺が行かなくちゃならないんだ」
アシュレイ「アキト…」
シン「………」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ジョジョ「すごい数だ…! これまでとは比べものにならない…!」
ルナマリア「足止めだけで精一杯ね!」「こっちはなんとか頑張るから作戦通り頼んだわよ、シン!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アシュレイ「そろそろジョジョたちが仕掛けてる頃か」「幸い俺たちの動きはばれちゃいねえみたいだ。このまま作戦通り、後方から仕掛けるぜ」
シン「ああ…」(兄弟…なんだよな…。そこにいるのはあいつの…)

シン(SEED)「日向…中尉…」
アキト「なんだ…?」
シン(SEED)「ホントなのか…? さっきの話…兄弟だって…」
アキト「ああ…」
シン(SEED)「いいのかよ、それなのに…」
アキト「お前も言っていただろう? そうしなければならないのなら、何とだって戦えると…」
シン(SEED)「そうだけど…でも…!」
アキト「…お前は良い奴だな」
シン(SEED)「え…?」
アキト「分かってくれとは言わない。だが、今の俺が兄さんにしてやれることはこれぐらいしか思いつかないんだ」「他の手段がないのなら、その役は俺が引き受けたいんだ…」
シン(SEED)「…分かった」

シン(生きてるのに…兄弟なのに…。こんなことって…)
アシュレイ「おい、聞いてるか? そろそろ敵の索敵範囲に入るぜ」
シン「ああ、分かってる!」(そうだ…。何を迷ってるんだ、俺は…)(俺は決めたんだ。何とだって戦うって…! だから…!)
【シナリオエンドデモ終了】


[銃口の向く先]
【シナリオデモ開始】

ブリタニア騎士「ええい、正面は囮か! 姑息な手を使ってくれる!」
マーダル兵士「だが、所詮はたったの2機! マーダル様に近づけさせはせん!」
アシュレイ「さすがに敵の本隊だけあって大した数だよ! ま、だからこそ楽しめるってもんだがな!」
シン(SEED)「あいつが来るまでの時間を俺たちで稼ぐ! それで…!」

マーダル「来たようだな」
シン(ギアス)「あの司令官のことだ。これで終わりではあるまい」
〔歩き去る足音〕
マーダル「どこへ行く?」
シン(ギアス)「久しぶりに会う弟だ。迎えは必要だろう?」
マーダル「好きにせよ」
シン(ギアス)「ああ…」(さあ、来いアキト。俺はここにいるぞ)
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シン(SEED)「そろそろ時間だ!」
アシュレイ「待ちくたびれたぜ! さっさと来やがれ、アキト!」
〔レーダー反応〕
マーダル兵士「上空より接近する機影を確認!」
マーダル「む…?」
〔機体の歩行音〕
アキト「着陸ポイントは予定通り」「…このまま仕掛ける!」
〔KMFの走行音〕
ブリタニア騎士「アレはハンニバルの亡霊…!?」
マーダル兵士「マーダル様の艦を狙っているのか!?」
ブリタニア騎士「ダメだ…! ここからでは間に合わん!」
シン(SEED)「いける! これなら…!」
マーダル兵士「敵機、本艦に接近してきます!」
〔KMFの走行音〕
アキト「これで…終わらせる…!」
〔通信の開く音〕
シン(ギアス)「アキト…」
アキト「…!?」「兄…さん…?」
シン(SEED)「なんだ、アイツ…!? 艦の上に生身で…!」
シン(ギアス)「待っていたよ、お前が来るのを」
アキト「やはり…兄さんはここに…」
シン(ギアス)「俺を殺しにきたんだな、アキト」
アキト「…他にあなたを止める方法がないなら」
シン(ギアス)「そうか…。なら、殺すがいい」
アキト「………」
シン(ギアス)「どうした、私は逃げるつもりはないぞ」
アキト「…軍を…退いてくれ、兄さん。もうこんなことは…」
シン(ギアス)「…最悪だ」
アキト「兄さん…?」
シン(ギアス)「お前はなにも分かっていない。なぜ、そう生き残ろうとする」「アキト…。この世界に生きている意味などない。それが分からないのなら…」「お前は…死ね!」
〔レーダー反応〕
アキト「しまった…! 敵機が…!」
シン(ギアス)「呪いを使うまでもない。死ね、アキト…」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕

アキト(画面オフ)「うわあああぁぁぁーっ…!」
【シナリオエンドデモ終了】


[悲しみはつづく]
【シナリオデモ開始】

アキト「ぐっ…うぐ…」
シン(ギアス)「まだ生きていたか…」
アキト「兄…さん…」
シン(ギアス)「アキト、今、楽にしてやる」
アシュレイ「アキトはやらせねぇぇぇぇーッ!!」
〔KMFの走行音〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

シン「アシュレイか。お前もアキトと一緒に死ににきたのか?」
アシュレイ「シャイング卿…! 残念だが、今はお前に構ってる暇はねえんだよ!」
アキト「………」
アシュレイ「アキト…」
〔ブースターの噴射音〕
シン(SEED)「被弾も構わず突っ込んでくなんて、何考えてるんだよ、あんたは…!」
アシュレイ「うるせえ! いいから、お前はさっさとアキトを回収しろ! 早いとこずらかるぞ!」
シン(SEED)「! ああ…!」
シン(ギアス)「逃げ延びられると思っているのか?」
アシュレイ「ああ、生憎とな。運だけはいいんだよ、俺たちは」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

シン(ギアス)「…姑息な真似を」「何をしている、追え。決して奴らを逃がすな」
ブリタニア騎士「ハッ…!」
〔KMFの走行音〕
シン(ギアス)「まあ、いい。どうせ奴らに逃げ場所などない」「なら、じっくりと絶望を味わわせて殺してやる。特にアキトとあの女にはな…!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アキト「………」
アヤノ「大丈夫なの、アキト…?」
レイラ「外傷はひどいですが、幸い生命に関わる程ではないようです」「ただランドル博士によれば、脳波の乱れが激しく、目を覚ますまでにはしばらく掛かるそうです…」
アヤノ「…そう」
シン(SEED)「撃てなかったんだ…」
アヤノ「え…?」
シン(SEED)「…俺、見てたんだ。アキトがあの人を、自分の兄さんを目前にして、手を止めるの…」
宗介「戦場で知った顔を見た時、銃口が鈍るのはよくあることだ。それが肉親であれば尚更な」
ハイネ「仮に撃てても残るのは虚しさだけ。戦争ってやつの悲しいとこだ」「ま、それを知っていながら彼に任せた俺たちがどうこう言う権利はないな」
レイラ「アキトはあの人を救いたかったんです」
ルナマリア「救う…?」
レイラ「あの人は生きることに絶望してしまっている。だから、この世界を滅ぼしたいと考えた。それが世界を救う方法だと思って」「アキトはそんなあの人の悲しい世界を終わらせてあげたかったんです」
シン(SEED)「悲しい…世界を…」
〔通信のコール音〕
クラウス「司令、少しよろしいですか? 司令部に通信が入っているのですが…」
レイラ「通信…? 誰からですか…?」
クラウス「いやー…それがですね…相手はシン・ヒュウガ・シャイング…。敵の司令官からです…」
レイラ「え…!?」
【シナリオエンドデモ終了】


[絶望を前に…]
【シナリオデモ開始】

チュルル「何よ、その話…! 酷すぎるわよ!」
クラウス「降伏し城を明け渡せば、ここにいる者たちの無事は保証する。ただしレイラとアキトを引き渡せ」「もし断れば協力者を含めて皆殺しにする、か…」
リョウ「あの野郎、舐めた真似しやがって…!」
ユキヤ「城と一緒に首を寄越せって…戦国時代の武将じゃあるまいし…」
クラウス「あの男のやりそうなことだ。よっぽど以前の会談でのことが腹に据えかねているらしいな」
アヤノ「あんな奴の言うこと、従う必要なんかないよ、レイラ!」
チュルル「そうよ! マーダル軍もブリタニア軍も、追い返してやればいいんだわ!」
レイラ「そう…できればいいのですが…」
ウィンドウ「そうだぜ、お前らも知ってるだろ? あの城壁の外ではすげえ数の敵が今にも攻め込んでこようとしてやがる」「挙句に退路も全部塞がれちまって逃げ場もねえときたもんだ。このままじゃ俺たちみんなここで全滅よ」
チュルル「じゃあ何よ!? あんた、ここで拾ってもらった恩も忘れて、レイラたちを犠牲に助かろうとでも言うの!?」
ウィンドウ「そ、そうは言ってねえよ。ただ俺は…現状の把握をしようと…」
アシュレイ「ま、ウィンドウの言うことももっともだ。今がやべえ状況ってのは間違いねえ」「だからといってシャイング卿に降伏するつもりなんか微塵もねえがな」
ヒルムカ「そりゃあたしらもそのつもりさ。でも、戦うにしても戦力が足らない」「ザフトに援軍を頼みに行ってくれたけど、果たしてどこまで期待できるか…」
レイラ「………」
〔ドアノブを回す音〕
ハイネ「みんな、ここにいたか」
ヒルムカ「噂をすれば…だね…」
ウィンドウ「どうだったよ!? 援軍は来るのか!?」
シン(SEED)「………」
ウィンドウ「お、おい…まさか…」
ハイネ「ああ…やはり難しいようだ」
レイラ「そうですか…」
ハイネ「悪い話はそれだけじゃない。俺たちにも支給撤退命令が出た」「この城の全員は無理でも、俺たちだけなら撤退できないこともないからな」
ウィンドウ「そ、そんな…」
ユキヤ「ま、そうなるんじゃないかと思っていたよ」
リョウ「こういう時見捨てられるのはいつものことだからな」
ルマナリア「ごめんなさい…。本当は私たちも…」
レイラ「いいんです。こうして一度でも手を差し伸べてくれただけで…」
チュルル「そんなの納得いかないわよ! いい顔して状況が悪くなったら、急に掌返そうっていうの!?」「この意気地なし…!」
ジョジョ「やめなよ、チュルル。それじゃ八つ当たりだ」
チュルル「ジョジョ…」
シン「俺…」
ジョジョ「いいんだ。それが君たちの信じる悲しい世界を終わらせる為の方法なんだろう?」「だったら何も恥じる必要はないじゃないか」
シン(SEED)「ジョジョ…」
ジョジョ「俺はここでマーダルと戦う。それが自分の信じる道だと思うからだ」「だから君たちは君たちの信じる方法で、悲しみのない世界を創ってくれ」
シン(SEED)「………」

シン(ギアス)「もうすぐです。今度こそ私はあなたたちのもとへ行ける」
????(画面オフ)「待ち遠しいわ…シン…」「早くお兄様に会いたい…」
シン(ギアス)「ああ…私もすぐに皆のもとへ…。世界の全てをお前たちに捧げてから…」
????(画面オフ)「待っていますよ、シン…」
〔画面、フラッシュ〕
シン(ギアス)「今のは…また亡霊の声を聞いたのか…」
〔歩み寄る足音〕
ハイ・シャルタット「ここにいたか…」
シン(ギアス)「なんの用だ?」
ハイ・シャルタット「何故、さっさと城を攻めぬ。これだけの部隊であればあの城を落とすことなど造作もないというのに!」
シン(ギアス)「造作もない…その通りだよ。だから簡単には殺さん。あの女もアキトも…」
ハイ・シャルタット「何…?」
シン(ギアス)「奴らは以前、俺に仲間を信じていると言った。だからまずは奴らに教えてやるのさ。人が信じるに値しないということを」「自分の信じている仲間に、自分の生命を差し出すことによってな」
ハイ・シャルタット「降伏の道を選ばなかったら…?」
シン(ギアス)「その時はふたりの前で、奴らの仲間を全て殺す」
ハイ・シャルタット「悪趣味な…。偉大なるマーダル軍を貴様の私怨を晴らす為に利用しようというのか!」
シン(ギアス)「なら、お前は好きにやればいい。マーダルも止めはしないだろう」
〔歩き去る足音〕
シン(ギアス)「奴もブリタニアの貴族と変わらんな。騎士道というくだらん誇りばかりを重んじる」「本当にこの世界は愚か者ばかりだ。アキト…どうしてお前にはそれが分からないんだ…」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ハイ・シャルタット「あのような男の力を借りずとも、我らがマーダル軍の力だけであの城を落としてみせる!」「見ていてください、陛下! このハイ・シャルタットの姿を!」
ジョジョ「ハイ・シャルタット! またお前か!」「この城のみんなには手出しさせるものか!」

ハイ・シャルタット「無念…! 我が力、及ばずとは…!」「ええい、これでは奴の思う壺ではないか!」
〔ブースターの噴射音〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シン(SEED)「………」
ルナマリア「あまり落ち込み過ぎないでよ、シン。しょうがないじゃない、議長の命令なんだから」
シン(SEED)「分かってるよ…」
宗介「躊躇う気持ちは分かるが急いだ方がいい。時間が経てば撤退しづらくなるばかりだからな」
ルナマリア「彼女は連れていかなくていいんですよね?」
ハイネ「まあ、言っても聞くようなタイプじゃないだろ。さすがに俺たちもそこまでは強要はできんさ」
ルナマリア「そうですよね…」
シン(SEED)「…本当にこれでいいのか、俺たち…」
ルナマリア「シン…」
ハイネ「いいも悪いもない。命令なんだよ。従うしかないでしょ、軍人なら」「それにお前は議長の築く未来の為に、戦ってるんだろ?」
シン(SEED)「そうだけど…そうなんだけど…。俺…議長の話を聞いた時、あの人に従えば世界は悲しう無くなるって思った」「だから、アスランやメイリンだって…」
ルナマリア「シン…そのことは…」
シン(SEED)「分かってる…。でも、それで悲しむ人が生まれたのは事実だ。言う通りに戦ったのに…」「未だってそうだ。目の前で悲しいことが起きようとしてるのに、それを止める手立てがない…」「本当にいいのかよ、これで…」
ハイネ「悩んでるなら、お前が決めろよ」
シン(SEED)「え…?」
アイネ「お前も戦争だからって理由だけで、割り切れるタイプじゃないだろ」「なんの為に戦うのか、本当に守りたいものはなんなのか、お前自身で選んでみろよ」「それが許されているのが、FAITHなんだからな」
シン(SEED)「ハイネ…」「俺が守りたいものは…」

レイラ「アキト…。私はどうすれば…」
アヤノ「そんなの悩むこともないでしょ」
レイラ「アヤノ…それにみんなも…」
アヤノ「あたしたちをバカにしないでよね。あんたとアキト見捨てて助かって、それで喜ぶなんて思わないでよ」
レイラ「でも、それではみんなを危険に晒すことに…」
リョウ「ここにいる奴らがそんなことを気にするわけねえだろ?」
ユキヤ「ここしか僕らの居場所はないんだ」
アシュレイ「ま、アイツらが攻めてきても俺が全員返り討ちにしてやるけどな」
ジョジョ「その意気だよ! 俺たちもみんなと一緒に戦う!」
ウィンドウ「しょうがねえ! こうなりゃ俺も最後まで付き合うぜ!」
チュルル「調子いいんだから! さっきまであんなにビビってた癖に!」
ウィンドウ「うるせー、俺だってやるときゃやるんだ!」
ヒルムカ「ま、そういうわけさ。あたしら全員、覚悟は決まってる」
レイラ「みんな…」
アヤノ「仲間だもん。最期まで一緒に戦おうレイラ」
レイラ「…ありがとう…本当に…」
【シナリオエンドデモ終了】


[翼竜が集う時]
【シナリオデモ開始】

ジョジョ「レイラも出撃するのか?」
レイラ「ええ、今は少しでも戦力が必要です。私の機体はドローンを操作できますから、少しは戦力の足しになるはずです」
アヤノ「あたしたちもKMFで出れれば良かったんだけど…」
ユキヤ「僕たちのKMFは前の作戦でボロボロになっちゃったからね。ま、今はKMFなしでやれることをやろう」
アシュレイ「お前たちが粘ってくれてる間に、俺が今度こそシャイング卿を討つ」「アキトには悪いが、こうなっちまった以上、もう手段を選んじゃいられねえ」
レイラ「今の戦力で戦うにはこの基地の防衛火力に頼るしかありません」「サポートをお願いします、三人とも」
リョウ「ああ…!」
〔歩み寄る足音〕
ハイネ「ひどい作戦だ。いや、作戦にすらなっていない」「だが、そんな戦いでも勝機はあるか。ここにはそれを可能にするエースが揃っているからな」
レイラ「どうしてまだ、あなたたちが…」
ハイネ「シンがどうしてもって言ってな」
シン(SEED)「うまく言えないけど…ここで逃げちゃいけない気がしたんだ。俺が望む世界の為には…」
ジョジョ「シン…」
ユキヤ「ほんと熱いよ」
ハイネ「ま、そういうわけさ」
レイラ「ですが、命令は…?」
ハイネ「その辺はFAITHなもんでね」
宗介「玉砕するつもりはない。目標は退路の確保だ」
レイラ「充分です…」
アヤノ「結局、全員揃ったってわけね」
アシュレイ「さて、そうと決まればそろそろ行こうぜ! シャイング卿がお待ちかねだ!」
レイラ「ええ、行きましょう。私たちの答えを伝えに」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

シン(ギアス)「やはり貴様は愚かな女だ。仲間と全滅を選ぶとは」
レイラ「違います!」
シン(ギアス)「何…?」
レイラ「これは私たちが生き残る為の選択です!」
シン(ギアス)「不愉快な女だ。ならば、貴様には現実というものを教えてやる!」「全軍、攻撃を開始しろ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤノ(やっぱり見てるだけなんてあたしには合わないよ!)(ごめんよ、勝手に使わせてもらうよ、レイラ!)
〔走り寄る足音〕
ユキヤ「アヤノ」
リョウ「やっぱりお前も来たな」
アヤノ「ユキヤ! リョウ!」
リョウ「今、満足に動かせないのは分かってるけどな」
ユキヤ「あとでレイラは怒るだろうけどね」
アヤノ「ふたりとも…」
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

ユキヤ「話している時間はないね」
リョウ「ああ、着替えてる時間も惜しい! このままいくぞ!」
アヤノ「うん! みんなは絶対に死なせない!」
リョウ「さあ、ワイヴァン隊の出撃だ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


[時空を渡る声]
【シナリオデモ開始】

〔爆発音〕
〔画面、震動〕

アキト「………」「にい…さん…」

アキト「ここは…?」
????(シン(ギアス))「…キト…」
アキト「この声は…」
シン(ギアス)「アキト…」
アキト「! シン…兄さん…!」
シン(ギアス)「クククククク…」

〔爆発音〕
〔画面、震動〕

リョウ「くっ…! さすがにあいつらが苦戦するだけある! すげえ攻撃だぜ…!」
ユキヤ「ゲームセンターなら破産してるかもね、これは…」
ジョジョ「3人の機体は満足に戦える状態じゃないんだ! 無茶はしないでくれ!」
アヤノ「何言ってんの! それを覚悟で出てきたんだから、今更びびったりしないわよ!」
シン(SEED)「この先に何かがあるんだ! きっと…それが…!」
レイラ(アヤノたちの想いが伝わってくる! BRSでつながっているからなの…?)(これがみんなの想いなら、私も…!)
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

レイラ「BRSの稼働率が300%近く上がっている…。みんなの生きようとする意志がここまで…」
アキト(画面オフ)「にい…さん…」
レイラ「何…声…? これは…アキト!!」
〔画面、発光〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アキト「兄さん…どうして…」
シン(ギアス)「アキト、お前はまだ分からないのか…? この世界に生きている価値などないということが…」
アキト「違う…。兄さんは間違ってる」
シン(ギアス)「間違ってなどいないさ。お前にも聞こえているだろう?」「今、お前を守る為に戦い苦しんでいる者たちの声が…」
アヤノ(画面オフ)「くっ…この程度で…!」
アシュレイ(画面オフ)「あきらめねえ…俺は…!」
アキト「これは…みんなの声…?」
シン(ギアス)「この世界は悲しいことばかりだ。力を持たない者は力を持つ者に全てを奪われる」「お前もその身で味わってきただろう?」
アキト「………」
シン(ギアス)「もうこれ以上、誰も悲しむ必要はないんだ。こんな世界は終わりにすれば。だから、アキト…」「お前は死ね!」
アキト「兄さん…俺は…」
レイラ(画面オフ)「アキト…!」
アキト「! 司令…!」
シン(ギアス)「バカな女だ。奴はこの世界の愚かしさに気づくことができなかった」「おれはお前があんな奴らと共にこの世界で苦しむ姿を見ていたくないんだ。だから、お前は…」
アキト「嫌だ…」
シン(ギアス)「何…?」
アキト「俺は生きていたい。たとえ苦しくても、仲間と…この世界で生きていたいんだ!」
シン(ギアス)「愚か者が…!」
アキト「愚かでいい! 兄さん、それでも俺は…!」
〔光の放射音〕
〔画面、発光〕

【シナリオエンドデモ終了】


[想いを届ける為に]
【シナリオデモ開始】

レイラ「さっきの声はいったい…今…私たちは確かにアキトの声を…」
〔レーダー反応〕
ジョジョ「レイラ…! 動きを止めちゃダメだ! 攻撃が来るぞ!」
レイラ「! はい…!」
クラウス「まずいな。防衛システムもほとんど破壊された。これじゃ城に入られるのも時間の問題だな」
ハイネ「確実に敵の数は減ってきている! あとは彼らがどれだけ粘れるかだが…!」
ルナマリア「もう! どれだけ出て来るのよ!」
レイラ「残ったドローンで、敵の足止めをします! 各機はその隙に…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

レイラ「きゃあああぁぁぁ!」
アヤノ「レイラ…!」
レイラ「き、機体が…!」
〔レーダー反応〕
レイラ「マズイ…! 敵がすぐそこまで…! 動かないと…!」
〔レーダー反応〕
レイラ「ダメ、間に合わない…!」
アヤノ「逃げて、レイラ…!」
レイラ「くっ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

レイラ「え…?」
????(アキト)「大丈夫ですか、司令」
レイラ「リベルテ…!」「アキト…なの…!?」
アキト「下がっていてください、司令」
レイラ「でも…」
アキト「まだ司令に死なれては困りますから」
レイラ「アキト…」
アキト「みんなは…司令は俺が守ります!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アキト「これ以上、好きにはやらせない!」
ブリタニア騎士「奴は…ハンニバルの…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤノ「怪我は大丈夫なの、アキト!」
アキト「ああ、これぐらい大したことはないさ」
リョウ「ったく、遅えんだよ!」
アシュレイ「へっ…! 死神まで追っ払っちまうとは、さすがハンニバルの亡霊だぜ!」
アキト「お前たちの声が聞こえた。それが俺を留まらせてくれた…」
レイラ「声…」
アキト「夢の中でまるでその場にいるかのようにみんなの声が聞こえていました。それに兄さんの声も…」
レイラ「…まさか、さっきの声は…BRSがアキトの精神に干渉した?」
アキト「理由は分かりません。でも、信じれば想いは届く。それはあなたが教えてくれたことです」
レイラ「アキト…」
アキト「俺はみんなも…そして兄さんも救いたい。だから俺は戻ってきた」「殺し合う為じゃない。戦うことになっても、あの人を止める。兄さんを悲しい世界から救う為に」
シン(SEED)「悲しい世界から…救う…」
アヤノ「でも、できるの、そんなこと」
レイラ「…可能かもしれません。BRSで私たちの声がアキトに届いたのなら、同じようにまた…」
アキト「信じます、俺は…」
宗介「どの道、敵の頭を叩かねば活路がないのは事実だな」
ジョジョ「そうだね! それに、そこにはマーダルもいる!」
ユキヤ「やれやれ結局は的中突破か…」
レイラ「これは賭けです。でも、私もきっとうまくいくと信じます!」
ハイ・シャルタット「陛下のもとに向かうつもりか! だが、そんな真似はさせん!」
シン(SEED)「邪魔だああぁぁぁぁーっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ハイ・シャルタット「ぐうっ…! 貴様…!」
シン(SEED)「行ってくれ、アキト! 道は俺たちが拓く!」
アキト「お前…」
シン(SEED)「もし殺し合う以外にも未来を創る道があるのなら、俺はそれを見つけたい!」
〔SEED覚醒〕
〔画面、フラッシュ〕

シン(SEED)「だから、その為に…!」
ルナマリア「シン…!」
アキト「…行こう。今度こそ、兄さんは俺が止める!」
【シナリオエンドデモ終了】


[彼らが願う世界]
【シナリオデモ開始】

マーダル兵士「敵部隊、本艦に直進してきます!」
シン(ギアス)「何故、止められん。たかだかあの程度の部隊を」
マーダル「生きる者の執念だ。死を前にして燃え上がらせた闘争を、押しとどめることは容易ではない」
シン(ギアス)「何が執念だ…! 何故、分からん…私はお前を…!」
〔画面、フラッシュ〕
アキト「分かっているよ、兄さん。兄さんの悲しみを…」
シン(ギアス)「アキト…!?」
アキト「でも、悲しくても俺は今の世界が好きなんだ。みんなと生きているこの世界が」
シン(ギアス)「また仲間か…。いずれ分かる…そんなものが無意味なものだと…」「奴らは裏切る! この世界は自分のことしか考えないバカばかりだ!」
アヤノ「違う…! あたしたちはアキトを裏切ったりしない!」
ユキヤ「僕たちもそれを望んでいるからね」
アシュレイ「あんたにもそういう仲間がいたはずだぜ、シャイング卿」「あんた自身がそれを否定しちまったけどな」
シン(ギアス)「なんだ、この声は…。耳障りな…」
リョウ「耳を塞ぐんじゃねえ!」
レイラ「お願い…! アキトの声を聞いて!」
シン(ギアス)「黙れ…!」
アキト「兄さん、あなたが望む本当の世界は…!」
シン(ギアス)「黙れええぇぇぇぇーっ!」
〔画面、フラッシュ〕
シン(ギアス)「はぁ…はぁ…はぁ…」
マーダル「………」
シン(ギアス)「全軍に通達を出せ! 敵部隊を包囲し、総攻撃を仕掛けろ! 欠片ひとつも残すな!」
マーダル「怒りにのまれれば、陣に隙が生まれることになる」
シン(ギアス)「私に指図をするな!」「不愉快だ…! 奴らを認めることなどできん! 絶対に皆殺しにしてくれる!」
マーダル「…流れは決したな…」

レイラ「今、確かにあの人の心が…」
シン「ええ、自分も感じました!」
アキト(赤目)「行ってくれ、アキト! 今度こそ兄さんを!」
アキト「ああ…! 止めてみせる!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

シン(ギアス)「アキト…! 殺してやる、お前を…!」
アキト「救い出してみせる! その悲しみから!!」

〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブリタニア騎士「これ以上はもちません…!」
アキト「兄さん…。これ以上、戦うことに意味なんかないんだ」
シン(ギアス)(アキト…)「…全軍に後退命令を出せ」
ブリタニア騎士「はっ…!?」
シン(ギアス)「退がらせろと言っている!」
ブリタニア騎士「ハッ…!」
マーダル(フッ…王の力、か…)
シン(ギアス)(お前の意志は分かったよ、アキト…。だが、俺はもう止まるわけにはいかないんだ)(次は直接決着をつけてやる…。アキト…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジョジョ「敵が退いていく…」
アシュレイ「シャイング卿…」
アキト(兄さん…俺は何度だって…あなたを…)

チュルル「ふふ、あの城を出てもまたレイラたちと一緒に動くことになるなんてね」
ジョジョ「俺たちはマーダルを倒す為に彼らと一緒に行くけど、レイラたちは喰いにも戻らなくてよかったの?」
レイラ「ええ、今の状態ではまたスマイラス将軍の政権を覆すことはむずかしいですから」「それに私たちにはまだやることがある」
アシュレイ「シャイング卿のこととかな」
シン(SEED)「でも、そのためにまた戦うことになるけれど…」
アキト「ああ…。お前たちはこれからマーダル軍を追うんだろう?」「なら、その間だけでも共に戦いたい。そこに兄さんがいるのなら」
シン「…結局アキトの声は…」
アキト「ちゃんと届けられたかは分からない。でも、あの時軍を退いてくれたことは事実だ。なら、俺はその想いを信じたい」「いつか、きっと兄さんの悲しみを止めることができると…」
シン(SEED)「…ああ、俺も信じるよ。いつか分かりあえる時が来るって…」
レイラ(世界はまだ戦いの中にある…。でも、私は信じたい…)(人の想いが世界を変えていくと…。そしてその先にきっと…)
【シナリオエンドデモ終了】


● 強敵イベント「悲しみのない世界」


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