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イベント
信じているぞ、サンタさん!

[出番だぞ、サンタさん!]
【シナリオデモ開始】

カタリーナ「突然ですが、オリーヴさん。ここでクイズです」
オリーヴ「はい」
カタリーナ「とっても難しい問題ですよ。もうすぐ来る冬の一大イベントはなんでしょう?」
アヤメ「簡単じゃないですか、クリス…」
カタリーナ「回答権はオリーヴさんしかありません。観客の人は黙っていてください」
アヤメ「観客!?」
オリーヴ「えぇと…クリスマスですか?」
カタリーナ「大正解です。こんな難しい問題なのによくわかりましたね」「では正解の商品です。これをどうぞ」
アヤメ「なんですか、その鍵?」
オリーヴ「…私たちの部屋の押し入れの鍵です。事あるごとに渡されて、もう29本目になります」
アヤメ「そんなに!? というか、押し入れに鍵ってなんですか?」
カタリーナ「部屋で唯一のプライベートスペースですからね。クリスマスの夜はずっとあそこに籠ってます」「必ず来て下さいね、オリーヴさん。押し入れ開けて待ってますから」
オリーヴ「鍵必要なくないですか!?」
ベルタ「………」
アヤメ「で、なんでベルタはさっきから固まっているんです?」
カタリーナ「たぶん死んでるんじゃないですかね。死因は胸がないことによるショック死です」
ベルタ「そんな死因、あってたまるか!」
オリーヴ「何かあったんですか、ベルタさん?」
ベルタ「うぅ…我は冥王でありながらとんでもないミスをしてしまった…」「こんなにも、こんなにもクリスマスが迫っていたことを忘れていたなんて…」
アヤメ「…? そんなに思い詰めることですか?」
オリーヴ「大丈夫ですよ、ベルタさん。パーティーの準備なら私がちゃんと…」
ベルタ「違う! いや、そっちも大事だが違うのだ!」「我が焦っているのは、サンタさんを呼ぶ準備のことだ!」
アヤメ「サンタ?」
カタリーナ「業者でも呼ぶんですか? 結構凝ってますね」
ベルタ「ん、業者? 何を言っているんだ、お前は?」
カタリーナ「最近はそういった業者も増えていますからね。でも煙突がない家も多いから窓やドアから侵入するのが一般的みたいです」「あ、その場合は事前に鍵の複製が必要ですから良い鍵屋さんを紹介しましょうか?」
ベルタ「だから何の話をしているんだ、貴様は!?」
オリーヴ「…アヤメさん、これはもしかして」
アヤメ「ええ、もしかしたら」「ここでクイズです、ベルタ!」
ベルタ「な、なんだ急に!?」
アヤメ「クリスマス前にやってくる、あわてんぼうは誰でしょうか?」
ベルタ「簡単だ。答えはサンタクロース!」
オリーヴ「クリスマスの夜、枕元にプレゼントを置いてくれるのは?」
ベルタ「もちろん、サンタクロースだ!」
カタリーナ「クリスマスの夜、家に入った変質者にママがキスをしました。なぜでしょう?」
ベルタ「なんだ、その問題は!?」
アヤメ(…決まりですね)
オリーヴ(はい! ベルタさんはサンタがいると信じています!)
カタリーナ(ないわー。いったい幾つだと思っているんですか…)
ベルタ「おい、なにをコソコソ話している。我をのけ者にするな」
カタリーナ「そうですよねー。仲間に入れないとですね」「実はサンタクロースの正体は…」
オリーヴ「わー! ダメです、カタリーンさん!」
ベルタ「なに!? あの世界の7不思議と言われているヤツの正体を知っているのか!?」
アヤメ「ち、違います! 忘れて下さい!」
オリーヴ(ダメですよ! ベルタさんの夢を壊しちゃ!)
カタリーナ(いつかは知ることじゃないですか。私たちで真実を教えて、優しく地獄に叩き落としてやりましょう)
オリーヴ(全然優しくない!)
ベルタ「だから我も話に混ぜろ! サンタさんの正体が知りたいんだ!」
アヤメ(まずいですね、ベルタが食いついちゃってます)
カタリーナ(はぁ、しょうがないなー)「すみません。実は話してたのはサンタの悪口です」
ベルタ「なに!?」
カタリーナ「話し合いの結果、クリスマスにしか動かない老害はさっさと死んで下さいって結論に至りました」
オリーヴ「違います! 全然、違いますから!」
ベルタ「お前たち…そんなことを話していたのか…」「今すぐ謝るんだ! そんな悪い事を言う子には、サンタさんは来てくれないんだぞ!」
カタリーナ「大丈夫です、私は本当は良い子なので」「ね、オリーヴさん? 来なかったら言っちゃうぞ♪」
オリーヴ(そんな良い子が脅しですか!?)「え、えっと…」
〔通信のコール音〕
アヤメ「話はここまでです。訓練の時間ですから」
オリーヴ「そ、そうですね! すぐに行きましょう!」
〔走り去る足音〕
カタリーナ「あ、逃げた」
ベルタ「待て、オリーヴ! すぐ謝らないと、サンタさんが来てくれないぞ!」
カタリーナ「ここまで信じてるのはひくわー」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「今日の訓練はこれで終わりですね。まだ早いですし、みんなでどこかに行きますか?」
カタリーナ「いいですね、ではオリーヴさんとふたりきりに…」
オリーヴ「あれ、みんなは!?」
ベルタ「悪いが、我は行けぬ」
オリーヴ「何か用事があるんですか?」
ベルタ「うむ、我は今から『サンタさん召喚の儀式』を行わねばならないのでな!」
アヤメ「サンタさん召喚の儀式?」
オリーヴ「なんですかそれ?」
ベルタ「クゥ~クックックッ! 我がベルンシュタイン家に代々伝わる秘術だ。これを行えばサンタさんを確実に呼び出せる」「本来なら家にある闇の釜などが必要だが、我が本気を出せば、無くても可能だろう」
カタリーナ「それ、私たちが知っているサンタさんですか?」
ベルタ「当たり前だろうが!」「さあ、サンタさんのプレゼントが欲しければ、今までの非礼を詫びて、我に頭を下げよ。そうすれば貴様の下にもプレゼントを…」
カタリーナ「あ、いいです。牛の臓物とか興味ないんで」
ベルタ「そんなプレゼントがあるか! 召喚してもお前にはプレゼントを渡さないように言ってやるからな!」
カタリーナ「はい、とてもありがたいです」
ベルタ「ふん…まあいい。では我は儀式をしてくる」「行くぞ、アヤメ」
アヤメ「なぜ、私が?」
ベルタ「この中で一番暇そうだからな。我の儀式を手伝え」
アヤメ「別に暇なわけじゃないんですが…」
オリーヴ「なら、私が一緒に行きますよ」
ベルタ「オリーヴはダメだ! 絶対の絶対に!」
オリーヴ「そこまで!? ど、どうしてですか!?」
ベルタ「…またヤツが現れたら大変だからな」
オリーヴ「ヤツ?」
ベルタ「とにかくオリーヴはダメだ! というわけで、いくぞアヤメ!」
アヤメ「はぁ、仕方ないですね」
ベルタ「それでよい、共にサンタさんを呼び出そうではないか! クゥ~クックックッ!」
オリーヴ「…変な事にならないと良いんですが」
【シナリオエンドデモ終了】


[サンタさんを呼び出すぞ!]
【シナリオデモ開始】

ベルタ「ではこれより、この冥王の祠でサンタさん召喚の儀式を行う」
アヤメ「祠? この犬小屋のことですか?」
ベルタ「お前もそれを言うのか!?」
アヤメ「というか、この小屋、なぜところどころ焼け跡があるのですか?」
ベルタ「う、うむ。以前地獄の業火に焼かれてな。まあ気にするな」「ではまず、この服に着替えろ」
アヤメ「なんですか、このサンタの衣装は?」
ベルタ「何を言っておる? サンタさんを呼び出すのだからサンタさんになるのが礼儀であろう?」
アヤメ「…もう話についていけませんね」
ベルタ「さあ、。大人しく着替えるがいい」

ベルタ(サンタ)「よし、これで準備は完了だ」
アヤメ(サンタ)「それで、具体的に何をするのですか?」
ベルタ(サンタ)「祈りを捧げるのだ。本気で呼び出したいと想う意志が、サンタさん召喚の鍵となる」「まずは我が見本を見せる。貴様もそれに続き、真剣に祈るのだぞ」
アヤメ(サンタ)「もう何がなんだか…」
ベルタ(サンタ)「…ではいくぞ」「イゴンザダンザ…イゴンザダンザ…イターヂョドンセレフ…」
アヤメ(サンタ)「………」
ベルタ(サンタ)「イゴンザダンザ! イゴンザダンザ! イターヂョドンセレフ!」
アヤメ(サンタ)「はぁ、わかりました…」「イコンサタンサ…イコンサタンサ…イダーチョトンゼレプ…」
ベルタ(サンタ)「カァァァァァァァァァァァ!!」
〔画面、フラッシュ〕
ベルタ(サンタ)「………」
アヤメ(サンタ)「………」「なにも起きませんが…?」
ベルタ(サンタ)「お、おかしいな…。いつもならここでちゃんと現れるのに…」「おい、貴様! ちゃんと心の底から祈ったのか!?」
アヤメ(サンタ)「出来る限り真剣にやったつもりですが…」「そもそも、ベルタひとりで呼べるのですから、私がどうであろうと問題ないのでは?」
ベルタ(サンタ)「ぐぬぬ…たしかに。本当にどうなっておる…?」「いつもなら『やっほー! 君にプレゼントを持ってきたよ! では、ばいばいび~!』と、言って去っていくというのに…」
アヤメ(サンタ)「随分とフレンドリーなサンタですね…」
ベルタ(サンタ)「ええい! 失敗しては仕方ない! 次の方法だ!」
アヤメ(サンタ)「まだやるのですか?」
ベルタ(サンタ)「成功するまでやるに決まっているだろ!」
アヤメ(サンタ)「私もばいばいび~したいのですが…」
ベルタ(サンタ) 「お前がサンタ語を使うなぁー!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

オリーヴ「グーニラ博士。こちらの準備、完了しました」
グーニラ「すまないね、オリーヴ君。せっかく訓練が早く終わったっていうのに、AIの調整に付き合わせてしまって」
オリーヴ「全然、大丈夫です! 私も練習になりますから」
グーニラ「君のそういうところ素敵だと思うよ」「そんな良い子の下には、きっとサンタさんも来てくれるんじゃないかな?」
オリーヴ「サ、サンタさん…?」
グーニラ「ごめんごめん。さすがにサンタさんって歳でもないか」
オリーヴ「そ、そうですね…」
グーニラ「では、頑張ってくれたまえ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ(サンタ)「で、次は何をするのですか?」
ベルタ(サンタ)「クゥ~クックックッ! 我としたことが属性の概念を忘れておったわ」
アヤメ(サンタ)「属性?」
ベルタ(サンタ)「祈りとは言わば『聖』の属性の儀式。だが我が呼ぶサンタクロースの属性は『闇』の属性…」「よって闇の儀式を行わねばならぬ! 『生贄』を捧げてな!」
アヤメ(サンタ)「生贄!?」
ベルタ(サンタ)「そうだ、生贄だ! サンタさんは生き血を好むからな」
アヤメ(サンタ)「…それは本当にサンタなのですか?」
ベルタ(サンタ)「お前はまぜサンタさんが赤い服を着ているか知っているか?」「あれは好物の生き血を飲んでる際、仮に血が飛び跳ねても、目立たないようにするためなのだ!」
アヤメ(サンタ)「カレーうどん並みに厄介なんですね」
ベルタ(サンタ)「ああ、生き血とはカレーうどんと言っても過言ではあるまい」「では、始めるぞ! この持って来た生贄を用意してと…」
アヤメ(サンタ)「なっ!」「なんて可愛いリスのヌイグルミ!」
ベルタ(サンタ)「クゥ~クックックッ! そう思えるのも今のうちだ!」「さあ! こいつの首を引き千切り、その血を捧げるのだ!」
アヤメ(サンタ)「断固拒否します!」
ベルタ(サンタ)「なに!?」
アヤメ(サンタ)「これは私がもらいます! 生贄になんてさせません!」
ベルタ(サンタ)「ふざけるな! 生贄にするために編んだ供物だぞ! さっさとやれ!」
アヤメ(サンタ)「イヤです! ください! 私へのクリスマスプレゼントに!」
ベルタ(サンタ)「プレゼントをもらう側の我が、あげる側になっている!?」
アヤメ(サンタ)「ください! ください! ください!」
ベルタ(サンタ)「わかったわかった! 新しく作ってやるから、そいつは引き千切れ!」
アヤメ(サンタ)「そっちも下さい!」
ベルタ(サンタ)「ワガママか!? そんな強欲だとサンタさんは来てくれないぞ!」
アヤメ(サンタ)「どうしてもやれというのなら、仕方ありません…」「このリスは私が守ります! ベルタ、あなたを引き千切ってでも!」
ベルタ(サンタ)「我を引き千切るのか!?」
アヤメ(サンタ)「それしか方法がないというのなら…!」
ベルタ(サンタ)「いやいや、もっと考えて! 大切にしようよ、我の生命!」「ええい、仕方ない! 次だ! 次の方法を試すぞ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[来てくれ、サンタさん!]
【シナリオデモ開始】

ベルタ(サンタ)「次は料理を捧げるぞ!」
アヤメ(サンタ)「料理ですか…。前のふたつよりは、まともみたいですね」
ベルタ(サンタ)「まとも? そんな言葉で片付けてもらっては困るな」「この方法は完璧だ! 今までも祈りや生贄での失敗はあったが、この料理での失敗は一度もないのだからな!」
アヤメ(サンタ)(なら最初からそれにすれば良かったような…)
ベルタ(サンタ)「それなりに手間は掛かるが、この方法なら確実にサンタは現れる」「毎年これを捧げると瞬時にサンタが現れ、『いや~、満足満足。あ、これプレゼントね』と言って去っていくのだからな」
アヤメ(サンタ)「…もうツッコむのは止めにします」
ベルタ(サンタ)「では、レッツ冥王クッキング!」

ベルタ(サンタ)「…ということで、完成したぞ!」
アヤメ(サンタ)「料理番組並みの早業でしたね」
ベルタ(サンタ)「見たか、これが冥王の実力だ!」
アヤメ(サンタ)「冥王は関係ないような…。ところで、どうしてカレーなのですか?」
ベルタ(サンタ)「血を彷彿させるハヤシライスもいいが、外で作る料理と言えばカレーだ。それにサンタさんも一番好きだと言っていた!」
アアメ(サンタ)(生き血好きの設定はどこに行ったのか…)「とはいえそのカレー、美味しそうですね」
ベルタ「当然だ、我が作ったのだからな」
アヤメ(サンタ)「そうですか、モグモグ…」
ベルタ(サンタ)「なに普通に食べてるんだ! それはサンタさんのためのカレーだぞ!?」
アヤメ(サンタ)「ごっくん…」「歯っ!? 気が付いたらつい!」
ベルタ(サンタ)「気が付かないで食べてたの!? そんなことある!?」
アヤメ(サンタ)「すみません…。私が食欲旺盛なばかりに…」
ベルタ(サンタ)「食欲旺盛ってレベルじゃないだろ!」
????(画面オフ)「もういいリス、アヤメちゃん! ボクの身代わりになって謝るのは止めるリス!」
ベルタ(サンタ)「は?」
アヤメ(サンタ)「リスカル…」
アヤメ(画面オフ)「食べたのはボクだリス! 叱るなら僕にするリス!」
ベルタ(サンタ)「いやいや、お前はリスのヌイグルミだろ! なんだ、そのヘタな小芝居は!?」
アヤメ(サンタ)「ベルタ! これ以上リスカルを責めないで下さい!」
ベルタ(サンタ)「食べたのお前だよね? 口元にカレーついてるし!」
アヤメ(サンタ)「責任はちゃんと取ります。私がこれから代わりにカレーを…」
ベルタ(サンタ)「待て待て、それだけはダメだ! サンタさんを殺すつもりか!」
アヤメ(サンタ)「死にはしません!」
アヤメ(画面オフ)「そうだリス! 人間はそう簡単には死なないんだリス! 一緒に頑張ろうリス、アヤメちゃん!」
アヤメ(サンタ)「はい、リスカル!」
ベルタ(サンタ)「その小芝居もやめんかぁぁ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

グーニラ「もう少しデータが欲しいんだけど、大丈夫かい、オリーヴ君?」
オリーヴ「はい、まだまだ大丈夫です! お願いします!」
グーニラ「いい返事だ。それじゃあ、もうちょっとだけ付き合ってもらおうかな」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ベルタ(サンタ)「祈りもダメ、生贄もダメ、そして料理もダメか…」
アヤメ(サンタ)「それで、次はなにを?」
ベルタ(サンタ)「…ない」
アヤメ(サンタ)「は?」
ベルタ(サンタ)「ベルンシュタイン家に伝わる方法は全て試してしまった…」
アヤメ(サンタ)「「では、そろそろ…」
ベルタ(サンタ)「だが、この我に諦めるという選択肢はない! 思いついた方法を片っ端から試すぞ!」
アヤメ(サンタ)「まだ続くのですね…・」
ベルタ(サンタ)「次は、『歌』を捧げるぞ!」
アヤメ(サンタ)「歌、ですか…?」
ベルタ(サンタ)「我らがアイドル活動で培った歌の力! これを使ってサンタさんをおびき寄せる!」「そのために、我に協力してくれアヤメ!」
アヤメ(サンタ)「ベルタ…」「…ですが、私の歌にそんな力があるのでしょうか?」
ベルタ(サンタ)「無論だ! 我はお前を信じ…」
アヤメ(画面オフ)「できるリスよ! アヤメちゃんなら!」
ベルタ(サンタ)「小芝居、まだ続いてた!?」
アヤメ(サンタ)「わかりました、リスカルがそう言うなら…!」
ベルタ(サンタ)「ええい! 小芝居は止めてさっさと歌うぞ!」「サンタさんよ! 我らの歌をとくと聞けぇぇぇッ!」

ベルタ(サンタ)「はぁはぁ…もうダメだ…。これ以上は喉がもたん…」
アヤメ(サンタ)「そう…ですね…もうこれ以上は…」「…! え…今、草むらに何かが…?」
ベルタ(サンタ)「う、うむ…。確かに何かが横切った…!」「まさか…! 来てくれたか、サンタさん!」
アヤメ(画面オフ)「そんなバカなリス…」
????(ドルテ)「ふふふ…」
ドルテ「見つかっちゃったわね」
アヤメ(サンタ)「ドルテさん!?」
ベルタ(サンタ)「なんで姉ちゃんがここにいるんだ!?」
ドルテ「ベルちゃんが基地にいないから気になって、気配を辿って探しに来ちゃった」
ベルタ(サンタ)「気配って…」
アヤメ「凄い特殊能力ですね…」
ドルテ「ベルちゃん、もう一度歌ってくれないかしら? 動画を取り損なっちゃって」
ベルタ(サンタ)「なに!? 聞いていたのか!?」
ドルテ(サンタ)「もちろん。あんまりにも良い声だから、撮るの忘れて聞き惚れちゃった」「ね、お願い。ベルちゃんの可愛い姿、お姉ちゃん撮りたいな」
ベルタ(サンタ)「に…」「二度と歌うかぁぁぁぁ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


[本当に来てくれ、サンタさん!]
【シナリオデモ開始】

ベルタ(サンタ)「…もうネタがない。このままではサンタさんを呼べんではないか」
アヤメ(サンタ)「ネタ切れまでが早かったですね…」
ベルタ(サンタ)「たぶん今年は耳が遠くなって、血に飽きて、腹がいっぱいで、歌を聞くとじんましんが出る体質になってしまったのだろう…」
アヤメ(サンタ)「その体じゃクリスマス出勤はムリですね…」
ドルテ「じゃあ相撲を捧げるのはどうかしら?」
ベルタ(サンタ)「相撲? って、帰らないのか姉ちゃん!?」
ドルテ「ベルちゃんの邪魔しちゃ悪いと思ったんだけど、ここがどこなのかわからなくて」
ベルタ(サンタ)「本当に気配を辿ってきたのか!?」
アヤメ(サンタ)「それはいいとして、なぜ相撲なのですか?」
ドルテ「聞いたことがあるの、相撲を捧げると神様が喜ぶって」「そういう効果があるのなら、神様だけじゃなくてサンタさんも喜ぶんじゃないかしら?」
ベルタ(サンタ)「おおっ! 確かにそれはいけるかもしれん! でかしたぞ、姉ちゃん!」
ドルテ「ふふ、神様みたいに喜ぶと良いわね」
アヤメ(サンタ)(呼ぼうとしているサンタはむしろ悪魔に近い気もしますが…)
ベルタ(サンタ)「では早速やるとしよう。アヤメ、我と相撲を取るぞ!」
ドルテ「ふうん…」
アヤメ(サンタ)「…私は散々付き合いましたし、ドルテさんがいいのでは?」
ベルタ(サンタ)「ダメだ。姉ちゃんはわざと負ける可能性がある。それでは、捧げ物にならんからな」
アヤメ(サンタ)「ですが…」
ドルテ「…じゃあ、お姉ちゃんは行司をするね」
ベルタ(サンタ)「任せたぞ、姉ちゃん!」
アヤメ(サンタ)「いや、あの…」
ベルタ(サンタ)「では、勝負だ!」
ドルテ「…はっけよーい」
アヤメ(サンタ)(き、気まずい…)
ベルタ(サンタ)「のこったー!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

エーメル「オリーヴ先輩! ボクにも手伝わせてください!」
オリーヴ「エーメルちゃん?」
エーメル「水くさいじゃないですか。ボクならいつでも呼んでもらって、大丈夫ですから!]
グーニラ「これはありがたいね。ふたりになれば更にデータが…」
カタリーナ「オリーヴさん。私がお手伝いしますよ」
オリーヴ「あれ、カタリーナさんも?」
カタリーナ「水くさいじゃないですか。こういう時には呼んで下さいね…私だけを」「ということで、私がお手伝いをしますから、帰ってもらっていいですよ?」
エーメル「ボクが先に来たんです! カタリーナさんが帰ってください!」
オリーヴ「もう、ふたりとも!」
グーニラ「…君たち、手伝う気あるの?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ベルタ(サンタ)「うぅ…一度も勝てない」
ドルテ「大丈夫、ベルちゃん? こんなに転がされて…」
アヤメ(サンタ)「すみません、本気でやってしまって…」
ベルタ(サンタ)「情けは無用! そうでなければ、サンタさんはこない…!」
ドルテ「でも、ベルちゃんボロボロよ…?」
ベルタ(サンタ)「こんなもの、ただのかすり傷だ!」
アヤメ(サンタ)「本当にただのかすり傷ですけどね…」
ベルタ(サンタ)「もっとだ! もっと来い、アヤメ!」
アヤメ(サンタ)「わかりました、ベルタがそう言うなら」
ドルテ「…お姉ちゃんはちょっとやり過ぎだと思うな」
アヤメ(サンタ)「うっ…」
ベルタ(サンタ)「怯むな! 我がいいと言っているのだ! さあ、次こそは勝ってやる! 来いッ!」
アヤメ(サンタ)「ですが…」
ドルテ「………」
アヤメ(サンタ)(私はどうしたら…)
ベルタ(サンタ)「来ないのなら、こっちから行くぞ! とりゃあ!」「これでもまだ、やらないというのか!」
アヤメ(サンタ)「そう言われましても…」
ドルテ「………」
ベルタ(サンタ)「なら、これでどうだ! お前の持つリスの他に、ウサギとタヌキのヌイグルミも付けてやる!」
アヤメ(サンタ)「…!」「本気で行きます! 死になさい、ベルタぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ベルタ(サンタ)「死ッ!?」「だがそれでいい! ばっちこぉぉぉぉぉい!!」

〔人の倒れる音×2〕
ベルタ(画面オフ)「きゅ~」
ドルテ(画面オフ)「ベルちゃん!」
アヤメ(画面オフ)「まだです! まだウサちゃん分しか転がしてませんよ!」「さあ、次はタヌ吉の分です! 立ちなさい、ベルタぁぁぁぁぁぁ!!」
ベルタ(画面オフ)「ま、待て! これ以上は死ぬから! サンタさんに会う前に死んじゃうからぁぁぁ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[サンタさん! …お願いだから」]
【シナリオデモ開始】

ベルタ(サンタ)「うぅ…結局転がされただけで、サンタさんが来る気配がないではないか…」「ええい! この方法でもダメだ! 次だ次ぃー!」
アヤメ(サンタ)「そうは言いますが、次のネタはあるのですか?」
ベルタ(サンタ)「ない! だが、諦めるわけにはいかん!」
アヤメ(サンタ)「なぜ、そこまで拘るのか、私にはよくわからないのですが…」
ベルタ(サンタ)「だって…プレゼント欲しいんだもん!」
アヤメ(サンタ)「小学生ですか…」
ドルテ「そんなに焦らなくても、ベルちゃんはサンタさんを呼ぶ条件、クリアしてると思うんだけど」
ベルタ(サンタ)「ん? どういうことだ?」
ドルテ「だってサンタさんは良い子の所に現れるっていうじゃない? ならベルちゃんは大丈夫よ」「今まで現れなったのは、サンタさんがまだ、ベルちゃんのことを良い子だって知らないだけじゃない?」
アヤメ(サンタ)「良い子ではないと思いますが…」
ベルタ(サンタ)「なるほど! さすが姉ちゃんだ!」
アヤメ(サンタ)「納得した!?」
ベルタ(サンタ)「ならば方法は簡単だな。我が今年行なった善行を、サンタさんに報告すればいい!」
ドルテ「ええ、きっとサンタさんは来てくれるわ」
アヤメ(サンタ)「…まあ、それで気が済むのであれば」「で、具体的にベルタは、どんな良いことをしたのですか?」
ベルタ(サンタ)「クゥ~クックックッ! 慌てるな、年始から思い返しているのだ。夜になる前に言い終えるとよいがな…」
ドルテ「頑張って、ベルちゃん!」
ベルタ(サンタ)「うむ。ではまずは…」「………」「………」「………」
アヤメ(サンタ)「…? どうしたのですか?」
ベルタ(サンタ)「…出てこない」
アヤメ(サンタ)「は?」
ベルタ(サンタ)「良い行いがまったく出てこない…」「うぅ…どうやら我は、全然良い子じゃなかったようだ…」
ドルテ「そんなことない! ベルちゃんは世界で一番の良い子よ!」
アヤメ(サンタ)「世界一かどうかはわかりまえんが、さすがにゼロということはないと思いますが?」
ベルタ(サンタ)「じゃあ我がどんな良い事をしたか、言ってみろ!」
アヤメ(サンタ)「そう言われると…」「ま、毎朝ちゃんと、挨拶しているじゃないですか」
ベルタ(サンタ)「そんなの当たり前のことだろ! そんなことではサンタさんは来ない!」「いいか、善行とは貧困の村を救ったり、地球に衝突する隕石を破壊したり、もっと人様を救う行為を指すのだ!」「少なくとも、100人以上の生命を救う行為でなければ、サンタさんは善行とは認めん!」
アヤメ(サンタ)「サンタの基準は随分高いんですね…」
ドルテ「ベルちゃんは充分良い子よ。ひとりで寝られるようになったじゃない」
ベルタ(サンタ)「それ何歳基準の良い子だ! ハードル下げすぎだろ!」
アヤメ(サンタ)「あっ! 食べ物の好き嫌いをしない!」
ベルタ(サンタ)「子供か!」
ドルテ「おねしょもしない」
ベルタ(サンタ)「だからぁー! 子供扱いするなぁぁぁぁぁ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

エーメル「また、1機撃破! やっぱりボクの方が、オリーヴ先輩を手伝っているようですね!」
オリーヴ「凄いね、エーメルちゃん」
エーメル「褒められちゃった…」
カタリーナ「余所見をしてると、危ないですよオリーヴさん」
〔画面、フラッシュ〕
オリーヴ「あ、ありがとうございます、カタリーナさん」
カタリーナ「気にしないでください。私は腕自慢じゃなくて、オリーヴさんを手伝いに来たんですから」
エーメル「むう…」
オリーヴ「もう…」
グーニラ「あの、目的を忘れないでくれよ…?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ベルタ(サンタ)「うぅ…やっぱり我の下にはサンタさんは来ないのか…」
アヤメ(サンタ)「そんなに落ち込まないで下さい、ベルタ」
ドルテ「ベルちゃんがそんな顔すると、お姉ちゃんまで悲しくなっちゃう」
ベルタ(サンタ)「…よくよく考えたら、今まで我のところに来てくれた事が、おかしかったのかもしれん」
アヤメ(サンタ)「…? どういうことですか?」
ベルタ(サンタ)「考えてみれば、我はサンタさんを捕まえたいと思うあまり、善行どころか悪行ばかりをしていた」「トラバサミやバンジステークは毎度のこと、料理に睡眠薬を仕込んだりもしたからな」
アヤメ(サンタ)「…それだけの事をしてよく毎年来てくれましたね…」
ベルタ(サンタ)「その通りだ。我は今まで来るのが当たり前だと思うあまり、感謝の心が足りなかったのかもしれん…」「今更ではあるが、ちゃんと感謝をしておくとしよう…」
ドルテ「今更なんてこと、ないと思うな」
アヤメ(サンタ)「はい、きっと届きますよ」
ベルタ(サンタ)「だといいがな」(サンタさん…。いままで本当にすまなかった。そして、我の下に来てくれたことを感謝する)(だから…)
【シナリオエンドデモ終了】


[ありがとう!サンタさん!]
【シナリオデモ開始】

ベルタ(サンタ)「………」
アヤメ(サンタ)「ちゃんと感謝できましたか?」
ベルタ(サンタ)「ああ、感謝できた。…気持ちはな」
アヤメ(サンタ)「ん? 気持ち以外に何かあるのですか?」
ベルタ(サンタ)「うむ。それは…」
〔銃を構える音〕
アヤメ(サンタ)「拳銃!? そんな物を取り出して、どうするつもりですか!?」
ベルタ(サンタ)「落ち着け、これはモデルガンだ・これで我は自分を撃ち抜き、この身をサンタさんに捧げる…」「そう! 我自らを供物にすることで、サンタさんは姿を現すのだ!」
アヤメ(サンタ)「…あ、そうですか」
ドルテ「ダメよ、ベルちゃん! そんな危険なこと、お姉ちゃん許さないから!」
ベルタ(サンタ)「これは、サンタさんを呼ぶために必要なこと! 邪魔をしてくれるな、姉ちゃん!」
ドルテ「ダメよ! やめなさい、ベルちゃん!」
アヤメ(サンタ)「それ、モデルガンですから…」
ドルテ「離しなさい、ベルちゃん!」
ベルタ(サンタ)「それはこっちの台詞だ! 手を離せ、姉ちゃん!」
ドルテ「ベルちゃん!」
ベルタ(サンタ)「姉ちゃん!」
〔銃声〕
ドルテ「あ…」
ベルタ(サンタ)「うっ…」「まさか…姉…ちゃん…に…殺られる…と…は…」
〔人の倒れる音〕
ドルテ「あ、ああ…」「いやぁぁぁぁぁぁ!! ベルちゃん! ベルちゃん!」
ベルタ(サンタ)「………」
アヤメ(サンタ)「モデルガンですよ、それ」
ドルテ「私が…私がベルちゃんを…」「ごめんね…。すぐにお姉ちゃんも逝くから…」
〔銃を構える音〕
ドルテ「待っててね、ベルちゃん…」
〔銃声〕
〔人の倒れる音〕

ドルテ「………」
アヤメ(サンタ)「…なんですか、この状況は」
ベルタ(サンタ)(…アヤメ、早く)
アヤメ(サンタ)「…はぁ」
〔銃を構える音〕
〔銃声〕

アヤメ(サンタ)「ぐえ…」
〔人の倒れる音〕
アヤメ(サンタ)「………」
ドルテ「………」
ベルタ(サンタ)「………」
アヤメ(サンタ)「………」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

エーメル「急に立ち眩みがー」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕

カタリーナ「偶然ですね、私もです」
〔光弾の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

グーニラ「ハインヘルム同士の戦闘データは、今いらないんだけど…」
オリーヴ「いい加減にしないと、怒りますよ!」

オリーヴ「ふたりとも! ケンカしたらダメって、散々言ったじゃないですか!」
エーメル「ご、ごめんなさい…」
カタリーナ「最近のオリーヴさん覚醒しちゃってますよね?」
オリーヴ「真面目に聞いてください!」
エーメル「カタリーナさん、ここは…」
カタリーナ「…反省してまーす」
オリーヴ「本当ですか?」
グーニラ「まあまあ、反省しているようだし、許してやろうじゃないか」
オリーヴ「わかりました」
グーニラ「それじゃあ、データも充分に取れたし終わりにしようかね」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ「結局、サンタは現れませんでしたね」
ベルタ「うむ…どうやら今年はプレゼントを諦めるしかないようだな」「だが諦めるるのは今年だけだ! 来年こそ良い子にしてプレゼントをもらってみせるぞ!」
アヤメ「良い行いをするのは、良いことだと思います」
〔歩み寄る足音〕
オリーヴ「あ、おふたりも今戻りですか?」
カタリーナ「どうでした? サンタを呼ぶの失敗しましたか? それとも、成功しませんでしたか?」
ベルタ「どちらも失敗ではないか!」
オリーヴ「もう、カタリーナさん、意地悪言っちゃダメですよ」

ベルタ「はぁ、部屋に着いたらどっと疲れが…」「ん!?」
オリーヴ「なんですか、この大きな箱?」
アヤメ「見るからにこれは…」
ベルタ「決まっているではないか。これは…」「サンタさんからのプレゼントだー!」
カタリーナ「いやいや、ありえないでしょ」
ベルタ「何を言う! ここにプレゼントがある事こそ来たという何よりの証拠だ!」「サンタさんめ、来ないと思ったら既に来ていたのか! ニクいことをしてくれるわ!」
アヤメ(…オリーヴさん。あれはもしかしてあなたが?)
オリーヴ(いえ、私はカタリーナさんたちと一緒に博士の手伝いをしていましたし)
アヤメ(では、あれが誰が…?)
オリーヴ(誰なんでしょうか…?)
ベルタ「サンタさんよ! 我はこれからも良い子にするから来年も必ず来るのだぞー!」

グーニラ「さてと、オリーヴ君が集めてくれたデータを組み込むとするかね」
〔ハッチの開閉音〕
フローリア「少しよろしいですか、グーニラ博士?」
グーニラ「ん? どうしたんだ、フローリア君」
フローリア「よろしければ、これを」
グーニラ「これは?」フローリア「クリスマスプレゼントですわ。もっとも余りものですが」
グーニラ「へえ、プレゼントか。ありがたく頂戴しておくよ」
フローリア「それで、私様へのプレゼントは、どうなっていますの?」
グーニラ「あと少しで調整が終わるところさ。巨大なリボンを付けて渡してあげるから、指折り数えて待っているといいよ」
フローリア「ええ、そうしますわ」「楽しみですわね、私様のハインヘルム改…」
【シナリオエンドデモ終了】


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