イベント
穿て、エーメル!
[それは、曇天]
【シナリオデモ開始】
グーニラ(※私服)「汝エーメルは、この女オリーヴを妻とし…」「良き時も悪しき時も、富める時も貧しき時も病める時も健やかなる時も…」「共に歩み他の者に依らず、死がふたりを分かつまで愛を誓い…」「オリーヴのみを想い、オリーヴのみを添うことを誓いますか?」
エーメル(※私服)「はい、誓います」
グーニラ(※私服)「汝オリーヴは、この女エーメルを妻とし…長いので以下同文」
オリーヴ(※私服)「ええっ!?」
グーニラ(※私服)「誓いますか?」
オリーヴ(※私服)「は、はい、誓います」
グーニラ(※私服)「では、誓いのちゅーをどうぞ!」
エーメル(※私服)「オリーヴ先輩…」
オリーヴ(※私服)「………」
エーメル(※私服)(うわっ、まつ毛なが!?)(ヤバイヤバイヤバイ…! ボクがオリーヴ先輩に…!?)
オリーヴ(※私服)「………」
エーメル(※私服)(ええい、怯むな! いけ、エーメル!)
????(※画面オフ)「ちょっと待ってください」
エーメル(※私服)「へっ?」
〔結晶の砕ける音〕
〔画面、フラッシュ〕
カタリーナ(※私服)「呼ばれて飛び出て参上です」
オリーヴ(※私服)「カタリーナさん!?」
カタリーナ(※私服)「さあ、行きましょうオリーヴさん」
オリーヴ(※私服)「でも、私は!」
カタリーナ(※私服)「はい、むちゅー」
オリーヴ(※私服)「~ッ!?」
エーメル(※私服)「えー!?」
カタリーナ(※私服)「私を一生、甘やかしてくれませんか?」
オリーヴ(※私服)「…はい」
カタリーナ(※私服)「ひゃっほー。私たちの結婚はこれからですよー!」
〔走り去る足音〕
グーニラ(※私服)「エーメル君の大切なモノ、奪われちゃったねぇ」
エーメル(※私服)「ウソだああああっ!」
〔画面、発光〕
エーメル(※私服)「はっ!?」「ゆ、夢…?」「うーっ! うぅぅぅー!」
グーニラ(※新Pスーツ)「おはよう、エーメル君」
エーメル(※新Pスーツ)「…オハヨーゴザイマス」
グーニラ(※新Pスーツ)「うん? なんだか、テンションが低いね。おねしょでもしちゃった?」
エーメル(※新Pスーツ)「するわけないでしょ…」
グーニラ(※新Pスーツ)「ツッコミのキレもいまいちだね。本当に何があったんだい?」
エーメル(※新Pスーツ)「なんでもないですよ…ただ色々と自己嫌悪に陥ってるだけです…」
グーニラ(※新Pスーツ)「あらら、そうなんだ」「そういや、機体のコンセプトは決まったの?」
エーメル(※新Pスーツ)「あー…」
グーニラ(※新Pスーツ)「まさか、考えてなかったとは言わないよね?」
エーメル(※新Pスーツ)「考えてはいますよ、ちゃんと。ただ、なかなか纏まらなくて…」
グーニラ(※新Pスーツ)「エーメル君は無駄に起用だからねぇ」
エーメル(※新Pスーツ)「無駄は余計です」
グーニラ(※新Pスーツ)「誉め言葉なんだけどなぁ」「エーメル君はやろうと思えば何でもできる。それだけに機体のどこを特化させるかが、難しいんだよねぇ」
エーメル(※新Pスーツ)「教官は自分に決めさせろって言ってたんでしたっけ?」
グーニラ(※新Pスーツ)「その通り。まあ、自分の専用機だからね、自分で決めた方がいいでしょ」
エーメル(※新Pスーツ)「理屈はわかってるんですけど…」
グーニラ(※新Pスーツ)「まあ、焦る必要はないさ。後回しにすればいいだけだしね」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクは早く自分に専用機が欲しいです」
グーニラ(※新Pスーツ)「だったら、さっさと考えないと」
エーメル(※新Pスーツ)「うー…」
〔歩みよる足音〕
メカニック「グーニラ博士、司令が呼んでましたよ。エーメルを連れて司令室に来いって」
グーニラ(※新Pスーツ)「えっ?」
エーメル(※新Pスーツ)「…また何かやったんですか?」
グーニラ(※新Pスーツ)「もしそうだとしたら、一緒に呼ばれてる君も連帯責任だけどね」
エーメル(※新Pスーツ)「うげ…」
【シナリオデモ終了】
[それは、罠]
【シナリオデモ開始】
男(※中年)「来たか…
エーメル(※新Pスーツ)「オ、オリーヴ先輩!?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「エーメルちゃん」
カタリーナ(※新Pスーツ)「博士たちも呼び出されたんですか」
グーニラ(※新Pスーツ)「なんだかこの感じ懐かしいねぇ。って、なんで私の後ろに隠れてるんだい?」
エーメル(※新Pスーツ)「べ、別に隠れてなんかいないですよ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「…?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「それで、今日は何のお説教ですか?」
男(※中年)「君は、また何かやらかしたのかね?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「記憶にないんですけど、忘れているってこともありますから」
男(※中年)「私の仕事は本来、君たちに説教することではないのだがな」
カタリーナ(※新Pスーツ)「だとしたら、ますます呼ばれた理由がわかりませんね」
男(※中年)「上層部からの命令を伝えるためだ」「オペール、カンパーニ、エルキンの3名は、研修のため、しばらく別の基地へと行ってもらう」
グーニラ(※新Pスーツ)「研修? こんな時期に?」
男(※中年)「そうだ」
グーニラ(※新Pスーツ)「いやいやいや。おかしいでしょ、どう考えたって」「そもそも、なぜ別に基地に行かないといけないんですか?」
男(※中年)「そう言われるだろうと思って、グレーナー博士もここに呼んだのだよ。これが向こうから送られてきた資料だ」
エーメル(※新Pスーツ)「どうなんですか?」
グーニラ(※新Pスーツ)「一応、筋は通ってはいるよ…筋はね」
男(※中年)「そういうことだ」
グーニラ(※新Pスーツ)「そういうこと…?」「ふざけないでくれ! そんな場所に彼女たちを、行かせられるわけがないだろう!」
男(※中年)「私がふざけて言っていると、本気で思っているのか?」「これはあくまで上層部からの命令だ。それを拒否すれば彼女たちの立場が危なくなる」
グーニラ(※新Pスーツ)「立場なんて気にしてる場合じゃないでしょう! 直接手を下すような連中なんだ、もし彼女たちに何かあったらどうするんだ!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「あ、あの、少し落ち着いた方が…」
エーメル(※新Pスーツ)「そ、そうですよ…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「命令を拒否しちゃうと、そこを付け込まれて私たちがパイロットから降ろされるんじゃないですかね?」
エーメル(※新Pスーツ)「な、なんでそんなことに?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「私たちが火星で負けたことを受けての研修ってなってるんじゃないですか?」
男(※中年)「その通りだ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「それなのに拒否したら、調査の護衛は任せられないってなるのも自然な流れですよね?」
エーメル(※新Pスーツ)「なるほど…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「でも、そうなると困っちゃいますよね。私たちの目的を果たせなくなりますし」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ッ!? 博士…」
グーニラ(※新Pスーツ)「…わかったよ。なら、私もついて行く」
男(※中年)「いいや、グレーナー博士はの基地に残ってもらう」「彼らの目的がオペール君たちを基地から離すことにあるのだとすれば、君の力は必ず必要となる」
グーニラ(※新Pスーツ)「彼女たちだけで行かせるなんて、私は認めない」
男(※中年)「それは私も同じ意見だ。なので、工場長を一緒に行かせる」
エーメル(※新Pスーツ)「えぇと…メカニックさんのことですよね。彼がついて来てもあんまり変わらないような…」
グーニラ(※新Pスーツ)「そんなことはないよ、彼は優秀な男だ。まだ納得はできてないけど、彼が一緒なら少しは安心できるかな」
オリーヴ(※新Pスーツ)「なんだか、大変なことになってきましたね…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「心配いりませんよ、オリーヴさん。どんなことがあっても、私がいますから」
エーメル(※新Pスーツ)「………」
カタリーナ(※新Pスーツ)「おやおやー?」
男(※中年)「話は以上だ。早速、出発の準備をしたまえ」
メカニック「ようやく着いたな…。ここが、ソリス404基地か」
オリーヴ(※私服)「なんというか…」
エーメル(※私服)「荒れ果ててますね…」
カタリーナ(※私服)「こんなところで、本当に研修なんてできるんですかね?」
メカニック「そもそも、ちゃんと研修させる気なんてあるのか?」
オリーヴ(※私服)「大丈夫、エーメルちゃん?」
エーメル(※私服)「ふぇっ!?」
オリーヴ(※私服)「私たちがついてるから、何にも心配しなくていいからね」
エーメル(※私服)「ふぁ、ふぁい…」
メカニック「大丈夫かね、本当に…」
〔歩み寄る足音〕
男(※中年)「ようこそ、おいでくださいました」
メカニック「これはこれは、司令自ら出向いてもらって…」
カタリーナ(※私服)「うわ、顔こわっ」
エーメル(※私服)「ちょっと何言ってるんですか!?」
カタリーナ(※私服)「エーメルさんもそう思いませんか? 子供が見たらトラウマになりますよ」
メカニック「す、すみません…」
男(※中年)「はっはっはっ、気にしないでください。よく言われますから」
エーメル(※私服)(あれ…? もしかして、この人っていい人…?)
男(※中年)「ここに居る連中も、入ってくる時はみんな生意気な盛りでしてね」「でも、3日ともたずに大人しくなりますよ」
メカニック「えっ…?」
男(※中年)「…お前ら、無事に帰れると思うなよ」
エーメル(※私服)(ヤバイ人だったああああ!)
男(※中年)「では、ごゆっくり」
〔歩き去る足音〕
オリーヴ(※私服)「な、なんですか、いまの?」
カタリーナ(※私服)「あり得ないぐらいストレートな脅しでしたね」
メカニック「先が思いやられるなこりゃ…」
【シナリオデモ終了】
[それは、事実]
【シナリオデモ開始】
エーメル(※私服)「ふぁ~…」
オリーヴ(※私服)「おはよう、エーメルちゃん」
エーメル(※私服)「…! お、おはようございます…」
オリーヴ(※私服)「今日も頑張ってお掃除しようか」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ふう…。この基地もだいぶ綺麗になってきたかな」
メカニック「そりゃ、1週間も掃除をさせられたからな…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「この調子で、基地銃を綺麗にしちゃいましょう!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「さすがに、おー! とはならないですよ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「えっ、なんでですか?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「おかしいですよ、これ」「倉庫に寝かされるわ、朝から晩まで掃除はさせられるわ、研修じゃなくて、イジメじゃないですか」
オリーヴ(※新Pスーツ)「たとえ、意地悪でやらされてるとしても、これをやり遂げることであの人たちの見る目が変わるかもしれないじゃないですか」
カタリーナ(※新Pスーツ)「素直すぎますよ、オリーヴさん。ますます好きになっちゃいました」
オリーヴ(※新Pスーツ)「え? え?」
エーメル(※新Pスーツ)「………」
カタリーナ(※新Pスーツ)「言いたいことがあるなら、言ったらどうですか?」
エーメル(※新Pスーツ)「…いいえ、別に」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ならいいですけど」「さて、オリーヴさんが可愛すぎるので、ちゅーしてあげますね」
オリーヴ(※新Pスーツ)「わわわっ!? ちょ、ちょっと、カタリーナさん!?」
メカニック「お前らは本当にどこでも変わらないな…」
〔歩み寄る足音〕
男(※若者)「おい、アイツらまだ掃除してるぜ」
エーメル(※新Pスーツ)「………」
男(※若者)「しょうがねえだろ。火星で機体をぶっ壊しちまったんだからな」
男(※若者)「ホント、なにしに行ったんだかな」
男(※若者)「おい、掃除してる壁もぶっ壊すんじゃねえぞ」
男(※若者)「くっくっくっ」
〔歩き去る足音〕
メカニック「ったく、陰湿な奴らもいたもんだな…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「………」
エーメル(※新Pスーツ)「オリーヴ先輩?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「さあ、掃除の続きしちゃおうか」「………」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ちょっとここ任せていいですか?」
メカニック「任せるって、どこかに行くのか?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「あの連中を締めてきます」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクも行きます」
メカニック「待て待て待て! 手を出したら、アイツらの思うつぼだぞ!?」
エーメル(※新Pスーツ)「そんなの知ったことじゃないです」
メカニック「冷静になれって。向こうが手を出してきてないのは、こっちからやらせるためなんだぞ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「でも、私たちキレちゃってますし?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「あの人たちが言ってたことは事実ですし、ここはぐっと耐えましょう。ね?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ハインヘルムを壊したとかは、正直どうでもいいです」
エーメル(※新Pスーツ)「オリーヴ先輩を悲しませたことを、ボクは絶対に許さない」
カタリーナ(※新Pスーツ)「というわけで、行ってきます」
〔歩き去る足音〕
男(※若者)「お前の一言、だいぶ効いてたみたいだな?」
男(※若者)「普通に掃除してるし、あれくらい言わなきゃ無理だろ」
男(※若者)「これでさっさと帰ってくれりゃいいんだが」
男(※若者)「だなー」
〔歩み寄る足音〕
カタリーナ(※新Pスーツ)「なんだか楽しそうですね?」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクたちも混ぜてくれませんか」
男(※若者)「なんだ、、殴りにでも来たのか?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「その通りです」
男(※若者)「こいつはいいや。ほら、早く殴れよ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「言われなくてもやりますけど、覚悟した方がいいですよ?」「二度と話せなくなると思いますから」
男(※若者)「おー怖っ! 脅して来たぜ、こいつ」
エーメル(※新Pスーツ)「アナタたちの司令と同じことをしただけです」
男(※若者)「はっきり言って、いいメーワクなんだよ、お前ら」「また火星に行くとか言ってんだろ? 行ってどうすんだよ、何ができんだ、ええ?」
エーメル(※新Pスーツ)「それは…」
男(※若者)「お前らが火星に行くために、どれだけの労力がかかってると思ってんだ。それをお前たちの一存で決めんじゃねえよ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「つまり、働きたくないならあんなことを言ったと?」
男(※若者)「無駄な仕事を増やすんじゃねえって言ってんだよ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「なら良かったですね。もう、二度と働けなくなりますから」
男(※若者)「なめんなよ、おい!」
エーメル(※新Pスーツ)「何ができるのか…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「おや?」
エーメル(※新Pスーツ)(この人たちの言う通りだ…)(オリーヴさんが行くって言ってるから普通に行くものだと思ってたけど、ボクに何ができるんだろう…?)
カタリーナ(※新Pスーツ)「おーい、エーメルさーん」
エーメル(※新Pスーツ)(ボクにできることなんて、何もないじゃないか…)「………」
男(※若者)「な、なんでコイツ止まってるんだ?」
男(※若者)「さ、さあ…?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「あーあ。返り討ちにされてるし」
カタリーナ(※新Pスーツ)「戻りましたよーっと」
エーメル(※新Pスーツ)「………」
オリーヴ(※新Pスーツ)「だ、大丈夫ですか!? どこか、怪我とかは!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「敗走してきたので大丈夫ですよ」
メカニック「なんだ、敗走って?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「実は、かくかくしかじかで…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「エーメルちゃん、気にする必要なんかないよ。あなたにしかできないことが、たくさんあるんだから」
メカニック「オリーヴの言う通りだ。自信を持て」
エーメル(※新Pスーツ)「…ありがとうございます。なにもできないボクを慰めてくれて」
カタリーナ(※新Pスーツ)「めんどくせーこいつ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「そういうこと、言わない!」
メカニック「とにかく、いまはゆっくり休め」
オリーヴ(※新Pスーツ)「うん、一度気分を切り替えた方がいいと思う」
エーメル(※新Pスーツ)「…もうずっと寝ていたい」
カタリーナ(※新Pスーツ)「うぜー」
オリーヴ(※新Pスーツ)「カタリーナさん!」
エーメル(※新Pスーツ)(オリーヴ先輩に凄く迷惑をかけてる…)(こんなんじゃ隣には居られない…。オリーヴ先輩の足、引っ張りたくない…)
オリーヴ(※新Pスーツ)「エーメルちゃん…」
【シナリオデモ終了】
[それは、限界]
【シナリオデモ開始】
エーメル(※私服)「待ってください、オリーヴ先輩!」
オリーヴ(※私服)「ごめんね、エーメルちゃん…」「私、カタリーナさんと生きていくって決めたから」
エーメル(※私服)「そ、そんな…」
カタリーナ(※私服)「心配いりませんよ。オリーヴさんは必ず幸せにしますから」
エーメル(※私服)「…違うそうじゃない」「オリーヴ先輩はボクが…」
カタリーナ(※私服)「では、これから新婚旅行に行ってきますので」
オリーヴ(※私服)「楽しみましょうね、カタリーナさん」
カタリーナ(※私服)「もちろんですよ」
エーメル(※私服)「ボクが…!」
〔画面、発光〕
エーメル(※私服)「ッ!?」
オリーヴ(※私服)「すぅ…すぅ…」
カタリーナ(※私服)「オリーヴさーん…」
エーメル(※私服)「はぁ…」「ボクたちが来る前からふたりは一緒に訓練を続けてきたんだもんな。勝ち目なんてあるわけないよ…」「それに…」
〔画面、発光〕
カタリーナ(※私服)「私はオリーヴさんのことを愛していますけど、それと同時に仲間だと思っています」「オリーヴさんは、私のことをどう思っていますか?」
オリーヴ(※私服)「私だって、カタリーナさんを大切な仲間だと思っています。だから、死んで欲しくないんじゃないですか!」
カタリーナ(※私服)「それで、私を守ってオリーヴさんが死んじゃって。その時の私の気持ちはどこに行くんですか?」
オリーヴ(※私服)「………」
カタリーナ(※私服)「私は待ってたんですよ、オリーヴさんがただ一言、言ってくれるのを」「火星でのあの日から、ずっと」
〔画面、発光〕
エーメル(※私服)「オリーヴ先輩を立ち直らせることは、ボクじゃできなかった…」「最初から入る余地なんてなかったのかな…」「ねえ、オリーヴ先輩…」
オリーヴ(※私服)「うぅん…」
エーメル(※私服)「ごめんなさい」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ほへーん。いつまで掃除なんて続ければいいんですかね?」
メカニック「続ければって、カタリーナは全然してないだろうが」
カタリーナ(※新Pスーツ)「だって、する必要性がないですし」
メカニック「そりゃそうだが…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「もう3週間ですよ? これじゃあ、身体が鈍っちゃいますよ」
メカニック「お前は元々そんなに訓練をしてないだろ…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「オリーヴさん。私とふたりっきりで運動しませんか? 蕩けるような激しい運動を、ぐへへ…」
メカニック「いい加減にしないと捕まるぞ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「あの…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「では、行きましょう」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ど、どこにですか!?」
メカニック「落ち着けっての」「それで、どうしたんだオリーヴ?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「私、エーメルちゃんに何かしちゃったんでしょうか…」
メカニック「心当たりでもあるのか?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「全くないんですけど、最近、どうにも避けられてるみたいで…」
メカニック「言われてみれば確かに…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「カタリーナさん。エーメルちゃんから何か聞いてないですか?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「何も聞いていませんね」(まあ、理由はなんとなくわかりますけど)
オリーヴ(※新Pスーツ)「嫌われちゃったんだとしたら、悲しいな…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「そんな悲しさを吹き飛ばすためにも、運動するしかありませんよ」
メカニック「だから、やめとけっての」
エーメル(※新Pスーツ)(オリーヴ先輩怒ってるかな? なんか無視してるみたいになっちゃってるし…)
男(※若者)「おっ、こんなとこでやってたのか?」
エーメル(※新Pスーツ)(もしかしたら、ボクのこと嫌いになっちゃったかも…)(でも、仕方ないよね。そういう風にしたのはボクなんだし…)
男(※若者)「おい、他の奴らはどうしたんだ? もしかして、仲間はずれにでもされてるのか?」
エーメル(※新Pスーツ)(オリーヴ先輩に嫌われるの、つらいな…)
男(※若者)「それもしょうがねえよな。何にもできない奴とつるんでても仕方ねえし」
エーメル(※新Pスーツ)(もう喋ることもできないのかな…)
男(※若者)「おい、聞いてんのか?」
エーメル(※新Pスーツ)(つらい…つらいよ…)
男(※若者)「無視すんじゃねえよ!」
エーメル(※新Pスーツ)「うっ…うう…」
男(※若者)「えっ、ええ!?」
男(※若者)「お、おい、泣いてんじゃねえか!?」
エーメル(※新Pスーツ)「うわ~ん…」
男(※若者)「いやいや、俺たちは泣かせるつもりじゃ…」
エーメル(※新Pスーツ)「オリーヴ先輩~…」
男(※若者)「だ、誰それ…?」
男(※若者)「と、とにかく、落ち着けるところに行こう。な?」
エーメル(※新Pスーツ)「うえ~ん…」
男(※若者)「ほら、コーンポタージュでも飲めよ。身体が温まるから」
エーメル(※新Pスーツ)「あびがぼう、ごばいばず」
男(※若者)「なに言ってるか分からねえから、鼻かめよ…」
男(※若者)「俺たちが言うのもなんだが、何か悩んでんだったら話を聞くぞ?」
エーメル(※新Pスーツ)「実は…」
男(※若者)「お、喋るのか…。いや、いいけどよ…」
エーメル(※新Pスーツ)「というわけなんです…。ううっ…」
男(※若者)「なんか凄い話を聞いちまった感があるが、諦める必要はねえだろ別に」
男(※若者)「だよな。なんなら奪い取っちまえよ」
エーメル(※新Pスーツ)「でも、ボクには何もないから…」「オリーヴ先輩の横に立つには…ふさ…ふさわし…ふさわ…うわああああん!」
男(※若者)「泣くな、泣くな! 泣く必要ないだろ!?」
男(※若者)「どうすんだよ、これ!?」
〔歩み寄る足音〕
カタリーナ(※新Pスーツ)「ようやく見つけましたよ、エーメルさん。どれだけ捜したと…」
男(※若者)「あっ…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ほほう…」
〔殴打音×3〕
男(※画面オフ)「は、話を聞いてくれ~!」
〔暗転、収束〕
カタリーナ(※新Pスーツ)「つまり、あなたたちは、エーメルさんの話を聞いてただけだと?」
男(※若者)「はい…」
エーメル(※新Pスーツ)「すみません、ボクのせいで」
男(※若者)「気にすんな。元はと言えば俺たちのせいだからな」
エーメル(※新Pスーツ)「気にすんなと言われても、ボコボコですし…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「これでも手加減したんですよ? 現に喋れてますし」
男(※若者)「あっ、はい…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「それにしても納得できないんですよね」
男(※若者)「まだ、やるつもりなのか!?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「オリーヴさんを悲しませたことは未だに許していませんけど、それは置いといて」「なんで、私たちを口撃してたのかなと。割といい人そうですし」
男(※若者)「俺たちだって本当はこんなことしたくねえよ…。けど、しょうがねえだろ命令なんだ…」
エーメル(※新Pスーツ)「あの司令さんが命令してるからってことですか?」
男(※若者)「そうじゃねえ。あの人は俺たちみたいな半端モンを拾ってくれた恩人だ」「ここがなきゃ、俺たちは野垂れ死ぬか刑務所の中にいただろうさ」「俺たちに命令してるのは、もっと偉いさんだ」「あんたたちをどうにかしないと、ここが潰されちまうんだ」
男(※若者)「そしたら、俺たちは居場所を失っちまう…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「あの、ひとつ言ってもいいですか?」
男(※若者)「なんだよ?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「知ったこっちゃねー」
男(※若者)「そうだろうけど!」
エーメル(※新Pスーツ)「一緒なんだ…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「何がですか?」
エーメル(※新Pスーツ)「この人たちはボクと一緒なんです」「居場所を失ったらどれだけつらいかよく分かります」
カタリーナ(※新Pスーツ)「まあ、それはわかりますけど」
エーメル(※新Pスーツ)「でも、このままじゃダメなんだ…」「ボク、ちょっと行ってきます!」
男(※若者)「おい、行くってどこに!?」
エーメル(※新Pスーツ)「居場所を作りにですよ!」
〔歩き去る足音〕
男(※若者)「なんなんだ、あいつ…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ああいう人間なんですよ。私の生意気な後輩は」「だから、イジメたくなるんですけどね」
【シナリオデモ終了】
[それは、戦い]
【シナリオデモ開始】
〔歩み寄る足音〕
男(※中年)「どうなってるんだ、まったく!」「ガキどもとメカニックひとりを追い出すのに何日かかってやがる!」「おい、お前たち! 一体なにを――」
男(※若者)「どうすりゃいいんですか、これ?」
メカニック「バカ野郎、昨日も説明しただろうが。覚えられないんなら、ちゃんとメモっとけ」
男(※若者)「うっす」
男(※若者)「おやっさん、こっちなんですけど…」
メカニック「ああ、それはな…」
男(※中年)「な…な…」「なにやってんだ、お前ら!」
メカニック「あん?」
男(※中年)「ふざけるのも大概にしやがれ! お前らの仕事を忘れたのか!」
〔歩み寄る足音〕
エーメル(※新Pスーツ)「ふざけてなんかいません。彼らはちゃんと仕事をしています」
男(※中年)「テメェ…」
エーメル(※新Pスーツ)「何が問題だって言うんですか?」
男(※中年)「誰が作業のやり方なんぞ教われって言った! ここのボスは俺だ! 俺に従え!」
男(※若者)「司令…」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクたちを追い出したら、本当にこの場所を守れると思ってるんですか?」
男(※中年)「なに?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「お偉いさんたちは、ソリスを解散させるために私たちを排除しようとしてるんですよ」
男(※中年)「そんなことくらい、百も承知だ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ソリスが解散しちゃったら、工場であるここだってなくなっちゃうじゃないですか!」
男(※中年)「わかってるって言ってんだろうが!」
メカニック「その上で俺たちを追い出したいってなると、ソリスが解散した後もどこかの組織に使ってもらえるあてがあるってことか?」「けど、どうかね。こんな素人集団しかいない場所、使い捨てられるのがオチじゃないのか?」
男(※中年)「分かった風な口を利くんじゃねえ!」
エーメル(※新Pスーツ)「今ならまだなんとなんとでもなります」「彼らが居場所を作れるように、みんなで協力しましょう」
男(※中年)「居場所だあ? テメエらがいなくなれば、ここは守れるんだ!」
エーメル(※新Pスーツ)「守れませんよ、そんなことじゃ」
男(※中年)「ぐっ…!?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「もうあきらめましょうって。私たちは何をしても出ていきませんよ?」
男(※中年)「だったら、追い出してやるまでだ…」「おい、ガキ。表に出ろ!」
メカニック「おいおい。女の子に暴力を振るうつもりか?」
男(※中年)「うるせえ! 言ってわからねえガキは、こうやって躾けてやるんだよ!」
エーメル(※新Pスーツ)「望むところです」
オリーヴ(※新Pスーツ)「エーメルちゃん!?」
男(※若者)「お、おい、やめとけ! あの人の強さは本物だ。怪我じゃ済まねえぞ!?」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクだって、死地を乗り越えた本物尾戦士です」
オリーヴ(※新Pスーツ)「危ないよ、エーメルちゃん!」「カタリーナさんもエーメルちゃんを止め…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「はい、ストップ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「むぐ!?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「優しいのはいいことだと思いますけど、行き過ぎた優しさは、刃物よりも危険だと思いますよ?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「それは…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「もっと、エーメルさんを信用してください」
メカニック「カタリーナがそんなこと言うなんてな…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「後輩想いな面を見せて、オリーヴさんにズルンキョしてもらおうかなと」
メカニック「わけわからん…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「…わかりました。エーメルちゃんを信用します」「でも、危なくなったら行きますからね」
カタリーナ(※新Pスーツ)「安心して下さい。その時は、メカニックさんが盾になりますから」
メカニック「わかってるよ。そのために来たんだからな」
エーメル(※新Pスーツ)「いいんですか、素手で?」
男(※中年)「ガキ相手に、得物なんて使えるか」
エーメル(※新Pスーツ)「じゃあ、ボクも素手で相手します」
男(※中年)「クソガキが…。後悔してもしらねえぞ…」
エーメル(※新Pスーツ)「後悔なんて、もうしてますよ!」
男(※中年)「ハァ…ハァ…」
エーメル(※新Pスーツ)「痛たたた…」
男(※若者)「お、おい…」
男(※若者)「司令を倒しちまった…」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクも結構やるでしょ?」
男(※中年)「フッ…うるせえよ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「大丈夫、エーメルちゃん!?」
エーメル(※新Pスーツ)「はい、これくらいなら」
カタリーナ(※新Pスーツ)「あーあ。負けたら笑ってやろうと思ったのに」
エーメル(※新Pスーツ)「そこ、聞こえてますよ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「こりゃ失敬」
男(※中年)「ったく、こんなガキにやられるとはな…」
エーメル(※新Pスーツ)「ちょっとはスッキリしましたか?」
男(※中年)「ああ?」
エーメル(※新Pスーツ)「あなたたちが燻ってる理由、ボクにも少しだけ理解できます」「だから、こうやって身体を動かしたら、気持ちがちょっとは晴れるかなって」
男(※中年)「ガキにやられて、どうやって晴れろって言うんだよ」
エーメル(※新Pスーツ)「そ、そうですよね…」
男(※中年)「冗談だ」「それで、お前の気が晴れたのか?」
エーメル(※新Pスーツ)「えっ?」
男(※中年)「俺たちが燻ってるのがわかるってことは、お前も燻ってるってことだろ」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクは…」
男(※中年)「お前の素直なまでの真っ直ぐな拳、久しぶりに響いたよ」
男(※若者)「ああ、凄いパンチだったぜ!」
男(※若者)「燻る必要なんて、どこにもねえよ!」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクの拳…」「あ、あの、メカニックさん!」
メカニック「なんだ。ようやくコンセプトが決まったのか?」
エーメル(※新Pスーツ)「はい! それとボクの機体なんですけど、ここで造ってもらってもいいですか?」
メカニック「博士に聞いてみないとわからないが、そもそもあんたらはいいのか?」
男(※中年)「このガキの…いや、姐さんの機体を造るってんなら、断る理由がねえよ」「そうだろ、お前たち?」
〔歓声〕
男(※若者)「おー!」
エーメル「ありがとうございます!」
メカニック「一から教えないといけないし、大変だぞこりゃ…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「エーメルちゃん、元気になったみたいで本当に良かった」
カタリーナ(※新Pスーツ)「確かに元気にはなりましたけど」
男(※若者)「よっしゃ、姐さんを胴上げだ!」
エーメル(※新Pスーツ)「わわわっ!?」
男(※若者)「わっしょい!」
男(※若者)「わっしょい!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「なんだこれ?」
【シナリオデモ終了】
[それでも、大好き]
【シナリオデモ開始】
グーニラ「ふっふっふっ! 見たまえ、私の新たな娘!」「メルスギア・エルラーナの勇姿を!」
エーメル(※新Pスーツ)「これが、ボクの専用機…」
グーニラ「格闘戦に特化し、最前線で状況をこじ開け仲間が戦いやすい舞台へと作り替える」「まさに、素直なエーメル君に相応しいコンセプトだ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「謀とか苦手ですもんね?」
グーニラ「そこがエーメル君のいいところなんじゃないか。裏表がないところは、君の美徳だよ」
エーメル(※新Pスーツ)「そうですかね…?」
グーニラ「そうさ」「それから、君たちも手伝ってくれてありがとう」「君たちがいたおかげ? で、予定よりも早く? 完成させることができたよ」
男(※中年)「ところどころ、疑問形になってるぞ」
グーニラ「冗談だよ、冗談」「本当によくやってくれた。君たちはもう立派なメカニックだ」
メカニック「だってよ」
男(※若者)「へへっ」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクのわがままに付き合ってくれて、ありがとうございました」
男(※中年)「礼を言うのはこっちだ、姐さん」「人に誇れる仕事をしたのは、これが初めてかもしれねえ」
グーニラ「ずっと聞きたかったんだけどさ、なんで姐さんて呼ばれてるの、エーメル君」
オリーヴ(※新Pスーツ)「みんな、エーメルちゃんのファンなんです」
グーニラ「ほー、意外とやるねえ」
メカニック「博士、準備が整いました」
グーニラ「行けるかい、エーメル君?」
エーメル(※新Pスーツ)「はい、いつでも」
グーニラ「それじゃあ、始めよう」
エーメル(※新Pスーツ)「あ、ちょっと待ってください!」
グーニラ「うん?」
エーメル(※新Pスーツ)「オリーヴ先輩!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「どうしたの?」
エーメル(※新Pスーツ)「ボクの姿…ちゃんと見ててください!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「うん、しっかりと見てるね」
エーメル(※新Pスーツ)「それじゃあ、行ってきます!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
エーメル(※新Pスーツ)「ボクの力はまだまだ足りないし、自分に何ができるのかもわかってない」「でも、やりたいこと…そうなりたいってモノは、ちゃんと見えてる」「さあ、始めよう、エルラーナ」「ボクの…ボクたちのこの拳で、未来を掴み取るんだ!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「…頑張って、エーメルちゃん」
エーメル(※新Pスーツ)「エーメル・エルキン。メルスギア・エルラーナ、行きます!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
男(※若者)「やったぞ、姐さん!」
男(※若者)「さすが、俺たちの姐さんだ!」
グーニラ「なんだか、凄い熱気だね…」
エーメル(※新Pスーツ)「良かった、ちゃんとできた…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「エーメルちゃん、ちゃんと見てたよ?」
エーメル(※新Pスーツ)「オリーヴ先輩…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「よく頑張ったね」
エーメル(※新Pスーツ)「あ、あの!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「うん?」
エーメル(※新Pスーツ)「オリーヴ先輩が、カタリーナさんのことが好きなのはちゃんとわかってます…」「だから、離れなきゃいけないと思ってて、でも、離れられなくて…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「………」
エーメル(※新Pスーツ)「つらいんです、オリーヴ先輩と一緒にいられないのが」「もう嫌われてるかもしれないけど、努力してもいいですか?」「ボクの方を向いてもらえるように、頑張ってもいいですか?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ううん…?」
エーメル(※新Pスーツ)「ボク…ボク…」
男(※若者)「頑張れ、姐さん!」
男(※若者)「姐さんならできるぞ!」
エーメル(※新Pスーツ)「ボク…」「オリーヴ先輩のことが大好きです!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「私もエーメルちゃんのこと大好きだよ」
エーメル(※新Pスーツ)「…!」
〔衣擦れの音〕
エーメル(※新Pスーツ)「良かった…。嫌われてなくて良かったよぉ…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「私がエーメルちゃんのこと、嫌うはずがないでしょ?」
エーメル(※新Pスーツ)「オリーヴ先輩~」
オリーヴ(※新Pスーツ)「よしよし」
カタリーナ(※新Pスーツ)「………」
〔銃を構える音〕
メカニック「無言で銃を構えるな」
カタリーナ(※新Pスーツ)「今のうちに始末しないと」
メカニック「仲間を始末するな」
グーニラ「これにて、一件落着かな」「あ、そうだ。ちょっとさ、教えて欲しいことがあるんだけど」
男(※中年)「教えて欲しいことだと?」
グーニラ「そう、上層部からなんて命令されたのかとかさ」
男(※中年)「なるほど」「あんたたちには返せないほどの恩がある。俺にできることなら何でも協力しよう」
グーニラ「それは助かるよ」
エーメル(※新Pスーツ)「オリーヴ先輩! オリーヴ先輩!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「はいはい」
【シナリオエンドデモ終了】
● イベント「穿て、エーメル!」
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