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イベント
コーンポタージュと海ぶどう

[透き通る味わい]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ「青い海、白い砂浜…」
〔波の音〕
〔風の音〕

オリーヴ「風がとっても気持ちいい
カタリーナ「飲みますか、コーンポタージュ」
オリーヴ「はい」「コク…コク…」「透き通る味わい、ニコラコーンポタージュ」
男(若者)「カーット! チェックに入りまーす!」
オリーヴ「お疲れ様でした」
カタリーナ「はぁ、お疲れ様です」
オリーヴ「どうしたんですか。溜め息なんかついて」
カタリーナ「いえ、なんでCMの撮影をしなきゃいけないのかと思いまして」
オリーヴ「うーん、任務だからですかね?」
カタリーナ「任務って、私たちパイロットじゃないですか」「なのに、キャンギャルをやらせたり、アイドルやらせたりCMに出演させたりと、おかしくないですか?」
〔歩み寄る足音〕
ニコラ「ソリスの花形である、お前たちが出演するからこそ意味がある。そうは思わないかね?」
カタリーナ「…誰ですか、このモブ?」
ニコラ「お前の父親の親友で、ソリスのスポンサーになった、ニコラだよ!
オリーヴ「お疲れ様です、ニコラさん」
ニコラ「お疲れお疲れ。君たちのおかげで素晴らしいCMになりそうだ。これなら激売れ間違いなしだよ」
カタリーナ「質問なんですけど、なんでオモチャ会社がコーンポタージュなんて売ってるんですか?」
ニコラ「オモチャ会社が、コーンポタージュを売ってはいけないという法律などどこにもあるまい?」
カタリーナ「ありますよ」
ニコラ「えっ、あるの!?」
カタリーナ「私が法律です」
ニコラ「お前のルールかよ! オリーヴ君、ちゃんとこいつを躾といてくれ!」
オリーヴ「いや、あの、私に言われても…」
カタリーナ「スポンサーだかなんだか知りませんけど、私たちは雑用じゃないんですからね。今後、こういうことはなしにしてくださいよ?」
ニコラ「それは、できない相談だな。私はお前たちを宣伝に使えるというので、スポンサーになったのだからな」
カタリーナ「却下です」
ニコラ「却下!? なんで勝手にお前が決めるんだ!」
カタリーナ「私が法律です」
ニコラ「また出た!」
カタリーナ「まったく…。今後もなにかにつけては、エッチなCMに私たちを使うつもりですか」
ニコラ「今後もって、いまのCMにエッチな部分なんてなかったよね!?」
オリーヴ「えっ、そういう目的なんですか…?」
ニコラ「ちょっと、そういう目で見ないで! そんなことしないから! 普通のCMだから!」
〔歩み寄る足音〕
男(中年)「お疲れ様です、ニコラさん」
ニコラ「いま忙しいからあとで…って、おお、これはこれは、ソリスの…」
カタリーナ(モブがふたりに増えましたね)
オリーヴ(しーですよ、カタリーナさん!)
男(中年)「実はお願いがありまして、どうにかこのCMにハインヘルムを出してはいただけないでしょうか?」
ニコラ「いまのCMにですか…?」
男(中年)「無茶を言っているのは承知しているのですが、なんとかならないものかと思いまして」
カタリーナ(こういうのって普通、CMを撮る前に言うものじゃないんですか? さすがにいまからじゃ無理でしょ)
オリーヴ(そうですよね)
ニコラ「…わかりました、やりましょう」
オリーヴ「やるんですか!?」
男(中年)「ありがとうございます。すぐにハインヘルムと訓練機を用意させます」
オリーヴ「しかも、戦うんですか!?」
ニコラ「では、私は台本を書き直すとしましょう。フッフッフ、なんだか燃えてきたぞ!」
カタリーナ「これは、撮り直しってことですかね?」
オリーヴ「そうですね…。ちゃんと終わるんでしょうか、この撮影…」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

カタリーナ「戦闘シーンから始まるって、どれだけ長いCMを撮るつもりなんですかね?」
オリーヴ「どうなんですかねぇ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「ニコラコーンポタージュで元気百倍!」
男(若者)「はい、カーット! お疲れ様でしたー!」
カタリーナ「今度こそ、終わりですかね」
ニコラ「うーっむ。なにか足りないと思わんかね…?」
カタリーナ「いいえ、全然。オリーヴさんは何か足りないと思いますか?」
オリーヴ「私もいまので大丈夫だと思いますけど」
ニコラ「いや、確実に何かが足りない。こう…インパクトって来ななにかが…」
オリーヴ「インパクトですか…?」
カタリーナ「いやいや、最初に撮ったCMより、確実にインパクトはありましたよ?」
ニコラ「見た目の派手さではないのだよ。心に響く、そういうインパクトが欲しいんだ!」
カタリーナ「最初からそんなもの、なかったと思いますけど」
ニコラ「ダメだダメだ! こんなCMでは納得できないぞ、私は! もう一度、台本を書き直す!」
カタリーナ「それって本気で言っていますか?」
ニコラ「本気も本気、超絶本気に決まっているだろうが!」
カタリーナ「じゃあ、埋めるしかないですね。オリーヴさん、穴を掘るのを手伝ってください」
ニコラ「埋めるな、私を!」
カタリーナ「じゃあ、引っこ抜いた方がいいですか?」
ニコラ「なにを引っこ抜くつもりだ!?」
カタリーナ「オリーヴさんも飽きたって言ってますし、もう終わりでいいじゃないですか」
オリーヴ「私、そんなこと言いましたっけ!?」
カタリーナ「あれ? 聞いたような気がするんですけど」
ニコラ「とにかく、やり直しと言ったら、やり直しだ。すぐに準備をするから、待っていてくれ!」
〔歩き去る足音〕
カタリーナ「それじゃあ、私たちは穴でも掘ってましょうか?」
オリーヴ「ダメですって、埋めたら!」
カタリーナ「ほへ~?」
【シナリオエンドデモ終了】


[コーンポタージュパーティーだ]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ(サンタ)「準備できました」
カタリーナ(サンタ)「………」
ニコラ「おお、よく似合っているじゃないか! あのパーティーの時の意匠を取っておいて正解だったな」
カタリーナ(サンタ)「いまの季節をなんと言うか、知っていますか?」
ニコラ「夏だろ? それがどうかしたのか?」
カタリーナ(サンタ)「夏なのにサンタの格好っておかしいですよね?」
ニコラ「だからこそのインパクトなんじゃないか!」
カタリーナ(サンタ)「そもそも、見た目のインパクトじゃないって、さっき言ってませんでしたっけ?」
ニコラ「…そんな過去のことは忘れたな」
カタリーナ(サンタ)「オリーヴさん、このモブをどうしてやりましょうか?」
オリーヴ(サンタ)「あはは…」
ニコラ「では、CMの内容の説明をするぞ」「まず、そこの砂浜に空腹の男が行き倒れている。すると、お前たちふたりが目の前に現れ、キンキンに冷えたコーンポタージュを渡すんだ」
カタリーナ(サンタ)「どこからツッコめばいいんですかね、これ?」
オリーヴ(サンタ)「と、とりあえず、最後まで聞いてみましょう」
ニコラ「コーンポタージュを飲んだ男が復活。お前達に礼を言う」「すると、その光景を見ていた周囲の人たちが、コーンポタージュをくれと集まり始める」
カタリーナ(サンタ)「………」
オリーヴ(サンタ)「まだですよ! まだ終わっていませんから!」
ニコラ「周囲の人たちに配っていると、それを独占しようと悪い連中が現れ、訓練機を使って襲い掛かって来る」「それを倒す為に、お前たちはハインヘルムで戦う。という内容だ」
オリーヴ(サンタ)「な、なんだか、斬新な設定ですね?」
ニコラ「割とよく見る設定を使ったつもりなのだが」
オリーヴ(サンタ)「よく見ますかね!?」
ニコラ「まあ、私の溢れでる才能が、非凡な作品を作らせたということだろう。ハッハッハッハッ!」
カタリーナ(サンタ)それで、どこから引っこ抜けばいいんですか? 頭かな? 髪の毛かな?」
ニコラ「だから、引っこ抜くな!」
カタリーナ(サンタ)「やってくれと言わんばかりのお話しだったので、望んでいるのかなと」
ニコラ「私はドMか! いいから、早く撮影の準備をしろ!」
カタリーナ(サンタ)「はいはいっと」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

オリーヴ(サンタ)「これで終わりです!」
男(若者)「ぐわー! やられたー!」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

男(若者)「お、覚えてやがれー!」
オリーヴ(サンタ)「待ってください!」
男(若者)「な、なんだ!? まだやるつもりなのか!」
カタリーナ(サンタ)「はい、これ」
男(若者)「これは、コーンポタージュ…?」
オリーヴ(サンタ)「とっても美味しいですよ?」
男(若者)「こんな俺たちにもくれるっていうのか…」
男(若者)「なんて良い奴らなんだ、お前たちは!」
カタリーナ(サンタ)「折角ですし、みんなで飲みましょうかね」
男(若者)「よーし! 今日は、コーンポタージュパーティーだ!」
〔歓声〕
オリーヴ(サンタ)「世界を平和にする味。ニコラコーンポタージュ」
男(若者)「はい、カットー!」
ニコラ「ブラボー! 涙なしには見ることのできない、最高のCMが撮れたぞ!」
カタリーナ(サンタ)「もし、これが最高だと言うのなら、この世界から最低という言葉が消えちゃいますね」
ニコラ「なかなか面白いことを言うじゃないか。ハッハッハッハ!」
〔歩き去る足音〕
オリーヴ(サンタ)「大丈夫なんでしょうか、このCM?」
カタリーナ(サンタ)「大丈夫ではないでしょうね。誰がこのCMを見て商品を買おうと思うのか、全くわかりませんし」
オリーヴ(サンタ)「ですよね…」
カタリーナ(サンタ)「なんでもいいですけど、早く終わってくれませんかね」
【シナリオエンドデモ終了】


[愛の逃避行ですよ]
【シナリオデモ開始】

カタリーナ(サンタ)「それで、私たちはいつまで、この格好で待っていればいいんですかね? 結構、暑いんですけど」
オリーヴ(サンタ)「向こうでニコラさんと上層部の方がお話ししていますから、もうちょっとかかるんじゃないですかね?」
カタリーナ(サンタ)「もしかして、また撮り直す気ですか?」
オリーヴ(サンタ)「可能性は充分にあるかと…」
カタリーナ(サンタ)「げろ~ん」
オリーヴ(サンタ)「今日は1日潰すつもりでいた方が良さそうですね」
カタリーナ(サンタ)「こうなったら一緒に逃げましょう。愛の逃避行ですよ」
オリーヴ(サンタ)「逃避行って、どこまで行くつもりですか?」
カタリーナ(サンタ)「宇宙は広いですからね、どこへでも行けますよ」
オリーヴ(サンタ)「火星に行くって目的はどうするんです?」
カタリーナ(サンタ)「すっかり忘れてましたね、その目的」
オリーヴ(サンタ)「忘れないで下さい!」
カタリーナ(サンタ)「わかりました。それじゃあ、ふたりで火星に行きましょう」
オリーヴ(サンタ)「ふたりで行っちゃうんですか!?」
カタリーナ(サンタ)「それで目的をゾムルっと解決して、あとは末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」
オリーヴ(サンタ)「なんか、終わっちゃいましたけど…」
カタリーナ(サンタ)「私とオリーヴさんの人生はまだまだ続く。それでいいじゃないですか」
オリーヴ(サンタ)「いいんですか、それで!?」
カタリーナ(サンタ)「…もしかしてですけど、オリーヴさんって私のこと嫌いだったりします?」
オリーヴ(サンタ)「そんなことないですよ。嫌いだったら、こんなにお喋りなんてしません」
カタリーナ(サンタ)「ですよね。私もオリーヴさんのことが好きですし、もういっそ結婚しましょう」
オリーヴ(サンタ)「なんでそうなったんですか!?」
カタリーナ(サンタ)「大丈夫ですって。こんなに宇宙は広いんですから、女性同士でも結婚できる星もありますって」
オリーヴ(サンタ)「いやいや、そういう問題じゃ!」
カタリーナ(サンタ)「やっぱり、私のことが嫌いなんですか?」
オリーヴ(サンタ)「だから、嫌いじゃありませんって」
カタリーナ(サンタ)「じゃあ、結婚しましょう」
オリーヴ(サンタ)「なんか、はめられてる気がします…」
〔歩み寄る足音〕
メカニック「楽しそうなところを悪いな」
カタリーナ(サンタ)「ええと、今度はどこのモブさんですか?」
メカニック「モブじゃねえよ! いつもハインヘルムの整備をしてるだろうが! 顔を見ろ、顔を!」
カタリーナ(サンタ)「顔じゃちょっと判別できないかと」
オリーヴ(サンタ)「どうしたんですか?」
メカニック「ハインヘルムの動きが違和感があったんだ。いまのうちに調整しときたいんだが、手伝ってもらえないか?」
カタリーナ(サンタ)「ちょっといまは無理ですね。オリーヴさんと愛を囁き合っている最中なので」
メカニック「…お前たち、そういう関係だったのか?」
オリーヴ(サンタ)「違います! ただの休憩中ですから!」
カタリーナ(サンタ)「休憩中であり、愛の語らい中なのです」
メカニック「………」
オリーヴ(サンタ)「行きます、行きますから案内してください!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ(サンタ)「この格好のまま来ちゃったんですけど、いいんでしょうか?」
カタリーナ(サンタ)「別に構わないと思いますよ。オリーヴさんのサンタ服が見られて、非常に目の保養になりますし」
オリーヴ(サンタ)「どこを見ながら言ってるんですか!」
カタリーナ(サンタ)「いいじゃないですか、減るものじゃないんだし」
オリーヴ(サンタ)「いやいやいや、凄く恥ずかしいですから!」
カタリーナ(サンタ)「恥ずかしいって、普段着てるパイロットスーツも、あんまり変わらないと思いますけどね?」
オリーヴ(サンタ)「考えないようにしてるんですから、言わないでください…」
カタリーナ(サンタ)「恥ずかしがるオリーヴさん…。とっても素敵ですね」
オリーヴ(サンタ)「ヒドいです…」
〔歩み寄る足音〕
女(中年)「海ぶどう丼2人前。おまちどうさま」
オリーヴ(サンタ)「うわあ! 美味しそう!」
カタリーナ(サンタ)「海ぶどうって、ここの名産品なんですか?」
女(中年)「ええ、そうなんですよ。養殖ですけど、とっても美味しいので、是非味わってくださいね」
カタリーナ(サンタ)「いただきます。もぐもぐ…」
オリーヴ(サンタ)「…! 美味しい…!」
カタリーナ(サンタ)「………」
オリーヴ(サンタ)「あれ? なんで無言になっちゃったんですか?」
カタリーナ(サンタ)「すみません、オリーヴさん。口の中に広がる幸せを逃がしたくなかったので」
オリーヴ(サンタ)「すっごくわかります!」
女(中年)「フフッ、サンタさんに褒めてもらえるなんて、生まれて初めての経験だわ」
オリーヴ(サンタ)「本当にすごく美味しいです」「アヤメさんとベルタさんもさそって、みんなでまた来ましょうよ」
カタリーナ(サンタ)「アヤメを呼んだら、ここの材料を全部食べ尽くしちゃいませんかね?」
オリーヴ(サンタ)「さすがにそれはないかと…思いますけど…」
カタリーナ(サンタ)「ないとは言い切れませんでしたね?」
オリーヴ(サンタ)「うっ…。でもでも、絶対に4人で来ましょう!」
女(中年)「ありがとうございます。…でもね、もうすぐこのお店畳んじゃうの」
オリーヴ(サンタ)「えっ!? なんでですか!」
女(中年)「なかなかお客さんに来てもらえなくてね。でも、最後に美味しいって言ってもらえて、とっても嬉しかったわ」
オリーヴ(サンタ)「そう、ですか…」
カタリーナ(サンタ)「………」
女(中年)「ほらほら、悲しい顔しないで? 料理は楽しんで食べなくちゃ」
オリーヴ(サンタ)「はい…」
カタリーナ(サンタ)「どうなんだと思ってましたけど、真夏のサンタも案外悪くないかもしれませんね」
女(中年)「うん、どうかしたかしら?」
カタリーナ(サンタ)「あの、サンタがこんなこと言うのも変なんですけど、ひとつお願いを聞いてもらえませんか?」
【シナリオエンドデモ終了】


[最悪、埋めればいいですし]
【シナリオデモ開始】

カタリーナ(私服)「ソリスのお偉いさんは、帰ったみたいですね。これはチャンス到来ですよ」
オリーヴ(私服)「どういうことですか?」
カタリーナ(私服)「あとでわかりますよ」
ニコラ「よし、着替えも終わったようだな。これから撮影を再開するぞ」
オリーヴ(私服)「わかりました」
カタリーナ(私服)「それじゃあ、やりますかね」
ニコラ「おお、珍しくやる気になっているではないか。カタリーナも、ようやく私も芸術が、理解できるようになったみたいだな」
カタリーナ(私服)「あ、そういうのいいんで」
ニコラ「この照れ屋さんめが!」
カタリーナ(私服)「スコップはどこかな?」
オリーヴ(私服)「ダメですよ、カタリーナさん!」
ニコラ「さて、色々と協議した結果、今回はかなりシンプルな話となっている。まさにシンプル・イズ・ベストだ」「それだけに、お前たちの演技力が試されるぞ。是非、頑張ってくれたまえ」
カタリーナ(私服)「パイロットに演技力を求めるのは、どうかと思いますけどね?」
男(若者)「それでは本番。よーい…アクション!」
カタリーナ(私服)「こっちですよ」
オリーヴ(私服)「待ってくださいー」
カタリーナ(私服)「ほら、早くー!」
オリーヴ(私服)「待ってくださいってばー!」「ハァ…ハァ…」
〔歩み寄る足音〕
カタリーナ(私服)「もう、だらしないですねぇ」
オリーヴ(私服)「すみません…」
カタリーナ(私服)「はい、これ」「海ぶどう丼」
ニコラ「あれ!? なんで、海ぶどう丼が出てきたんだ!?」
オリーヴ(私服)(カタリーナさん、これ…)
カタリーナ(私服)(さっき、お店でもらってきたんです。わかりますよね、オリーヴさん?)
オリーヴ(私服)「いただきます! もぐもぐ…うん、美味しい!」
ニコラ「カットカット! 違う商品の宣伝になっているではないか!」
カタリーナ(私服)「敵が来ましたよ!」
オリーヴ(私服)「早く戦わないと!」
ニコラ「聞こえてないのかな!? カットだぞー!」
カタリーナ(私服)「行きましょう、私と一緒に!」
オリーヴ(私服)「はい!」
ニコラ「コラー! カットだってばー!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ(私服)「ふう、これで完璧ですね。撮影お疲れ様でした」
ニコラ「待て待て! 勝手に終わらせるな!」
カタリーナ(私服)「なにか問題でも?」
ニコラ「問題大ありだろうが! なんで、海ぶどう丼の宣伝をしているんだ!」
カタリーナ(私服)「コーンポタージュより、海ぶどう丼の方がいいなと思いまして」
ニコラ「お前の好みかよ!」
カタリーナ(私服)「私の気分というか、みんな海ぶどう丼の方がいいと思いますけどね。ですよね、オリーヴさん?」
ニコラ「そんなはずないだろうが。オリーヴ君からもバーンと言ってやってくれ」
オリーヴ(私服)「私も海ぶどう丼の方がいいかな…なんて」
ニコラ「あっれー!?」
カタリーナ(私服)「ということで、撮影お疲れ様でした」
ニコラ「待て待て! 追われるわけがないだろうが! もう一回撮り直しだ!」
カタリーナ(私服)「もう、わがままですね」
ニコラ「なんで、私が悪いみたいになってるんだ! 次はちゃんとやるんだぞ!」
〔歩き去る足音〕
オリーヴ(私服)「この方法は、無理があるんじゃ…?」
カタリーナ「大丈夫ですって。無理矢理押し切ればなんとかなりますよ」
オリーヴ(私服)「なりますかね?」
カタリーナ(私服)「4人であのお店に行くんですよね? だったら、なんとかしないと。なんてね」
オリーヴ(私服)「そうですよね。もう1回、頑張ってみます!」
カタリーナ(私服)「最悪、埋めればいいですし」
オリーヴ(私服)「それはダメですってば!」
【シナリオエンドデモ終了】


[勢いで押しちゃえば]
【シナリオデモ開始】

ニコラ「今度こそ、ちゃんとたのうぞ」
カタリーナ(私服)「もちろんですよ」
ニコラ「いまいち安心できないのだが、まぁいいだろう」
カタリーナ(私服)(準備はいいですね、オリーヴさん?)
オリーヴ(私服)(はい、バッチリです!)(…途中で止められちゃいそうな気がしますけど)
カタリーナ(私服)(大丈夫ですよ、勢いで押しちゃえば)
オリーヴ(私服)(勢いですね…。わかりました、やってみます)
ニコラ「それでは、本番。よーい、アクション!」
カタリーナ(私服)「こっちですよ」
オリーヴ(私服)「待ってくださいー」
カタリーナ(私服)「ほらほら、早くしないと海ぶどう丼が売り切れちゃいますよ?」
オリーヴ(私服)「あの、とっても美味しい海ぶどう丼がですか!?」
カタリーナ(私服)「食物繊維がたっぷりで、カルシウムやミネラルがたくさん入っている、あの海ぶどう丼がですよ」
オリーヴ(私服)「これは急がないと損ですね!」
カタリーナ(私服)「よし、お店まで競争ですよ!」
オリーヴ(私服)「はい!」
ニコラ「カットカットカット! さっきよりも、酷くなってるではないか! どんだけ海ぶどう丼が好きなんだ、お前たちは!」
カタリーナ(私服)「あ、敵が出てきましたよ!」
オリーヴ(私服)「私たちの手で、海ぶどう丼を守りましょう!」
ニコラ「なんで進めてるの!? てか、海ぶどう丼を守るってなに!?」
カタリーナ(私服)「よーし、行くぞー!」
ニコラ「だから、勝手に進めるなってば!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ニコラ「食堂だと…? いったいここに、なにがあるんだ?」
カタリーナ(私服)「説明はあとでしますから、とにかくこれを食べてみてください」
ニコラ「海ぶどう丼!? やはり海ぶどうの妖怪に取り憑かれていたのか!」
カタリーナ(私服)「そういうのいいですから」
ニコラ「なにがなんだかわからんが、とりあえず、一口…」
オリーヴ(私服)「どうですか、ニコラさん…?」
ニコラ「うっ!?」
オリーヴ(私服)「う…?」
ニコラ「うっ…うっ…! 美味い!」「なだこれは!?」
オリーヴ「ですよね!」
ニコラ「まさか、これほどの店が、こんな僻地に存在していたとは…。箸が止まらんぞ…」
カタリーナ(私服)「実はこのお店、近々潰れてしまうそうなんです」
ニコラ「なに…?」
オリーヴ(私服)「そんなの勿体ないと思いませんか?」「私たちはなんとか、このお店がつぶれしまうのを回避したいんです」
カタリーナ(私服)「これだけ美味しい料理を出してくれるお店は貴重な存在ですよ」「だから、さっき撮ったCMをなんとか流してもらえませんかね?」
ニコラ「なるほどな、事情はわかった。確かにこの海ぶどう丼が食べられなくなるのは、大きな損失だろう」
オリーヴ(私服)「それじゃあ…!」
ニコラ「だが、ダメだ。あのCMを流すことはできない」
カタリーナ(私服)「こんなに私が頭を下げているのにですか?」
ニコラ「下げてないよね、1回も!?」
カタリーナ「心の中で下げていますよ」
ニコラ「心じゃなくて、形で見せろよ!」
オリーヴ(私服)「どうにかなりませんか?」
ニコラ「いいや、無理だ」「あのCMでは、客がひとりも来ないだろう」
オリーヴ(私服)「ニコラさん…!」
ニコラ「やるなら全力でやるぞ。そうでなければ、宣伝する意味がないからな」
カタリーナ(私服)「他紙あkにそうですね。なにかいいアイディアとかありませんか?」
ニコラ「ひとつだけある。これだけは使うまいと封印していたのだがな」「しかし、状況が状況だ。出し惜しみはなしにしよう」
オリーヴ(私服)「まさに、秘密兵器ってわけですね」
ニコラ「その通りだ。さあ、撮影を再開するぞ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[ひと夏の思い出]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ(海ぶどう)「あの…」「なんなんですか、この格好は」
ニコラ「おお、よく似あっているではないか! これこそが、私の秘密兵器だ!」
オリーヴ(海ぶどう)「この衣装のコンセプトが、全然わからないんですけど…」
カタリーナ(海ぶどう)「私はいままで、オジサンの評価を間違えていたようです」「最高じゃないですか、これ!」
オリーヴ(海ぶどう)「ええ~!?」
カタリーナ(海ぶどう)「どうやら、オジサンは本物の天才だったようですね」
ニコラ「ようやくわかってくれたか、カタリーナ」
カタリーナ(海ぶどう)「はい」
オリーヴ(海ぶどう)「握手してる場合じゃないですよ。色々おかしいとおもいませんか!?」
カタリーナ(海ぶどう)「オリーヴさんがとても可愛い。それだけで十二分です」
オリーヴ(海ぶどう)「ただただ、恥ずかしいんですけど…」
ニコラ「冷静になってよく見たまえ、オリーヴ君」「グラスの中にはコーンポタージュ、衣装各所には海ぶどうをあしらっている。つまり君の全てがCMとなっているのだよ!」
オリーヴ(海ぶどう)「あれ!? 海ぶどうのCMを撮るんじゃなかったんですか!?」
ニコラ「もちろん撮るさ。だが、コーンポタージュもハインヘルムも疎かにするわけにはいくまい」「だから、このCMにはすべての要素を詰め込むつもりだ!」
オリーヴ(海ぶどう)「いやいやいや、詰め込みすぎですよ! ですよね、カタリーナさん!?」
カタリーナ(海ぶどう)「オジサン、大切なことを忘れていますよ?」
ニコラ「おかしいな。見落としなど、どこにもないはずだが…」
カタリーナ(海ぶどう)「このCMには、オリーヴさんの魅力という要素も多分に含まれているんじゃないですか?」
ニコラ「ハッハッハッハ! これは、一本とられたな!」「このCMはオリーヴ君のCMでもあるというわけか!」
カタリーナ(海ぶどう)「その通りです」
オリーヴ(海ぶどう)「私を宣伝してどうするんですか!」
ニコラ「というわけで、本番よーい!」
オリーヴ(海ぶどう)「わわわっ!? はじまっちゃうんですか!?」
ニコラ「アークション!」
カタリーナ(海ぶどう)「はぁ…困りましたね。海にお弁当を落としてしまいました…」
〔光の放射音〕
〔画面、発光〕

カタリーナ(画面オフ)「な、なんですか、この光は!?」
〔発光、収束〕
オリーヴ(海ぶどう)「あなたが海に落としたのは、このコーンポタージュですかにゃ? それとも、この海ぶどうですかにゃ?」
カタリーナ(海ぶどう)「あ、あなたは…」
オリーヴ(海ぶどう)「私は、コーンポタージュと海ぶどうの精霊ですにゃ」
カタリーナ(海ぶどう)「あっ、海の精霊とかじゃないんですね。しかも掛け持ちだし」
オリーヴ(海ぶどう)「不景気なので、人員が削減されたんだにゃ…」
カタリーナ(海ぶどう)「世知辛い世の中ですね」
オリーヴ(海ぶどう)「まったくだにゃ…」「それで、あなたが落としたのはどっちかにゃ?」
カタリーナ(海ぶどう)「私が落としたのは、どちらでもないです。普通のお弁当なので」
オリーヴ(海ぶどう)「あなたは正直者ですにゃ。では、このハインヘルムをあげましょうにゃ」
〔発光音〕
カタリーナ(海ぶどう)「いや、これもらっても困るんですけど…」
オリーヴ(海ぶどう)「この世界は滅亡の危機に瀕してるにゃ! 勇者の生まれ変わりであるあなたは、これに乗って戦う運命なんだにゃ!」
カタリーナ(海ぶどう)「私のお弁当は、どこにいったんですかね?」
オリーヴ(海ぶどう)「…どうしてもダメかにゃ?」
カタリーナ(海ぶどう)「…そんな上目遣いで見られては、了承せざるを得ませんね」「わかりました、一緒に戦いましょう」
オリーヴ(海ぶどう)「その意気だにゃ!」
カタリーナ「行きますよ。ハインヘルム、発進」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ「訓練、お疲れ様でした」
ベルタ「暑くて敵わんな、これは…」
カタリーナ「この暑さは無理です。海に行きましょう、海に。オリーヴさんの水着が見たいですし」
オリーヴ「どういうことですか!?」
ベルタ「海で思い出したのだが、前に話していたCMの件はどうなったんだ?」
アヤメ「そうです、すっかり忘れていました。海ぶどう丼をとても食べたいのですが!」
カタリーナ「ま、現実はそう上手くいかないですよね」
ベルタ「そ、そうか。それは残念だったな…」
アヤメ「是非食べてみたかったのですが、仕方ありませんね…」
カタリーナ「こういうのもまた、ひと夏の思い出っていうんですかね…」
オリーヴ「いやいや、潰れたみたいに言っていますけど、お店、潰れていませんから」
ベルタ「なに!? どういうことだ!」
オリーヴ「あれからお客さんがちょっとずつ入るようになって、閉店しなくてすむようになったらしいですよ」
カタリーナ「あんなのでも宣伝になるんですから、わからないものですね」
アヤメ「なぜ、騙したのですか、カタリーナ」
カタリーナ「誰も潰れたなんて言ってませんけど?」
アヤメ「いまの感じは、完全につぶれた雰囲気でしたよね!」
カタリーナ「…アヤメにバレると全部食べられちゃうそうなんで、隠しておきたかったんですけどね」
アヤメ「…なにか言いましたか?」
カタリーナ「いえいえ、なにも」
オリーヴ「ちょうどいい機会ですから、海ぶどう丼を食べに行きましょうか」
ベルタ「おお、いいアイディアではないか!」
カタリーナ「ついでに、オリーヴさんの水着も見られて、一石二鳥ですね」
オリーヴ「水着は着ませんってば!」
カタリーナ「にゃんにゃん」
オリーヴ「やめてくださいー!」
【シナリオエンドデモ終了】


● イベント「コーンポタージュと海ぶどう」 へ戻る


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