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イベント
時空を超える歌声

[過去と未来の邂逅]
【シナリオデモ開始】

ランカ「これは過去と未来が、ひとつとなった物語…」
シェリル「これえは交わるはずのない、世界と世界の物語…」
フレイア「交わった先には、いったい何が待つのか…」
ミンメイ「どうか最後まで席を立たずに…あなた自身の目で、確かめていってください」

ランカ「みんなー! 今日は私たちのライブに来てくれて、ありがとうー!」
レイナ「会場のみんなの楽しそうな顔…ここからでもちゃんと見えてるよ」
マキナ「私たちもきゃわわ! な伝説のアイドルと共演できるなんて、今とぉっても嬉しいよぉ!」
ミンメイ「伝説って…なんだかちょっとオーバーじゃないかしら?」
フレイア「そんなことないんよ! ミンメイさんは、伝説の、あのリン・ミンメイなんよ!」
カナメ「そうです。ヒカル・イチジョウと共に、ミンメイさんは私たちの伝説なんですから」
美雲「キョウ、この会場に来られたあなたたちは幸運だわ」
シェリル「伝説となるあたしたちのライブを目撃するんだから!」
〔歓声〕

輝「伝説、ねえ…」
アルト「やはり慣れませんか? 『伝説のヒカル・イチジョウ』中尉」
輝「からかうなよ、アルト」
アルト「ははは、悪い」
フォッカー「肝が小さいから慣れんのだ。こういうのはな、ドンと構えてりゃあいいんだよ!」
輝「50年後の世界にきても、先輩は相変わらずだなぁ…」
ミラージュ「ええ…本当の祖父から聞いていた通りの人です」
フォッカー「祖父かあ…。月日の流れは恐ろしいぜ、まったく…」「この世界に来てからも、あっという間だったからな…」
オズマ「今日までリハーサルに準備に大忙しでしたから」
ハヤテ「初めて輝たちと会った日が、昨日のことみたいだぜ…」
〔画面、発光〕

さやか「この人がリン・ミンメイさん…。50年前の差異次元の世界からやってきた…」
ミンメイ「これからよろしくお願いします」
ミネルバX「彼女たちは美雲さんたちの世界の偉人なんですよね」
美雲「ええ…。第一次星間大戦を終結に導いた英雄よ」
シェリル「子供から大人まで知らない人はいない有名人…」「この世界で言う甲児や、鉄也みたいな存在ね」
ミネルバX「………」
さやか「どうしたの、ミネルバ。そんな思い詰めた顔をして…」
ミネルバX「少し、気になることがありまして…」「翼さん…。ミンメイさんたちが差異次元から顕れた原因などはわかっているんでしょうか」
由木「いいえ、原因は究明中よ。フォールド波や光子力といった高次元空間に作用する力の影響が一番の有力説…」「だからWSOは光子力研究所に科学要塞研究所、ケイオス社などの民間企業とも協力し、事態の究明に当たっているわ」
カナメ「ただ、どちらも解き明かせていない謎が多い現象やエネルギー…。まだまだ時間はかかりそうよ」
ミネルバX「そうですか…」(以前、大介さんたちが差異次元から迷い込んでしまったのは、甲児さんが何度も世界をやり直していたから…)(なら、今度の差異次元からの来訪にも絶対に何かしらの原因があるはずだけれども…)
ミンメイ「あの、ミネルバさん…。もし私たちのせいで迷惑をかけてしまっているなら、ごめんなさい…」
ミネルバX「! そ、そんな!ミンメイさんが謝る必要はありません!」
ランカ「そうですよ! 私たち、ミンメイさんを生で見ることが出来てとっても嬉しいんです!」「ね、フレイアちゃん!」
フレイア「はいな1 ランカさんやシェリルさんと初めて会った時もごり嬉しくて…!」「今も伝説のリン・ミンメイさんに会えてもう…! 胸がはち切れんばかりなんよぉ!」
ミンメイ「ありがとう…」
フレイア「はぅぅわっ…!」
レイナ「それで、私たちをここに呼んだ理由は…?」
由木「その説明は、彼らが戻ってきてから行いますね」
マキナ「彼ら…?」
由木「今演習中のパイロットたちよ。伝説を前にして、なんだか熱が入っちゃっているみたいだから」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

甲児「しかし、このホログラフィックの技術は凄いな」
鉄也「ああ…機械獣がまるで本当にすぐそこにいるように見えるぜ」
アルト「甲児の存在の方が、よっぽど凄いけどな」
輝「差異次元だっけ? パラレルワールドの俺とも、会ったことがあるんだろ」
甲児「直接ってわけじゃないさ。フラッシュバックのように、差異次元の俺の記憶が流れ込むだけだよ」「一言で言うなら、輝は信頼できるパイロットだって、俺は確信をもって言えるってことだ!」
輝「こっちにとっては初対面としか思えないってのに…」「ま、悪い気はしないけどな! それじゃ行こうか、甲児!」
甲児「おう!」

海動「ウォーミングアップはこれぐらいで充分だろ?」
ハヤテ「ひとつ揉んでいただきますよ! 一条中尉!」
真上「世界の救世主と、星間大戦の英雄の実力…! とくと味わわさせてもらうぞ!」
甲児「カイザーとバルキリーの最新機! こいつは負けられねえな、輝!」
輝「旧型には旧型なりの戦い方があるってところを見せないとな!」

ハヤテ「くそっ! やられた…!」
海動「盛り上がってきたじゃねえかよ…! こっちも空中戦の実力! 拝ませてやるぜえええ!!」
〔通信のコール音〕
ミラージュ「海動中尉! 勝手に順番を抜かさないでください! 次は自分たちの番です!」
デューク「モテる男は辛いな、輝君」
輝「この模擬戦、いつまで続くんだ…?」
フォッカー「俺もさんざん付き合わされたんだ。お前だけ逃げるなんざ許さんぞ、輝」
輝「はいはい…わかりましたよ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

デューク「銀河の歌姫たちによる一大ライブ…!?」
由木「ええ、そうよ。この世界でも歌いたいというミンメイさんの希望もあって、開催することになったの」「さらに、そこにロボットも込みで、パイロットたちをゲストに呼ぶことになったわ」
レイナ「スーパーロボットとアイドルのライブ…」
マキナ「すっごぉーい! きゃわわっ! なライブになること間違いなしだよぉ!」
オズマ「伝説のリン・ミンメイの希望とあっちゃ、断るわけにも…」
鉄也「ちょっと待って貰おうか。勝手に話を進めて貰っちゃ困るぜ」
甲児「鉄也さん?」
由木「すでに話は科学要塞研究所にも通して、正式な仕事として受諾されているけれど…それでもまだ何か話が?」
鉄也「ああ…もちろん、その上で話があるのさ」

フレイア「それじゃあここからは、スペシャルイベントによるゲストを呼び込んじゃうんよ~!」
カナメ「みんなも知っての通り、今日はただ歌を歌うだけじゃないわ」
シェリル「世界を守る英雄たちの乗るロボットによる、迫力あるショーをお届けしちゃうんだから! こんなサービス、めったに見られないわよ!」
ランカ「ひとり目のゲストはこの人! 偉大なる勇者にして戦闘のプロ…!」「剣鉄也さん!!」
〔歓声〕
鉄也「盛り上がってるか!! みんなああぁぁ!!」
〔歓声〕
鉄也「いいぜ! いい声だしてるじゃねえか!」「今日は戦闘のプロ…。いや、アイドルのプロとして! みんなのために、ライブを盛り上げまくるぜ!!」
〔歓声〕
ミネルバX(画面オフ)「どうして、こんなことになったのかと…ふと疑問に思ってしまう時がある。けれども…思ったとしても、もう止まらない…」「この歌と光子の…アイドルのたちのショーは…!」
【シナリオエンドデモ終了】


[災厄の兆候]
【シナリオデモ開始】

ハヤテ「すごいな、あの鉄也って人…」
アルト「ああ…観客を一気に盛り上げさせる人気度…。先に出ていたアイドルたちにも引けを取っていない」
フォッカー「どうやら、口だけじゃなかったようだな」
輝「びっくりするぐらいの、大口でしたからね…」
〔画面、発光〕

由木「すでに話は科学要塞研究所にも通して、正式な仕事として受諾されているけれど…それでもまだ何か話が?」
鉄也「ああ…もちろん、その上で話があるのさ」「スーパーロボットたちによるってところだが、そんなに数がいるのか?」
ランカ「と、言うと…?」
鉄也「観客を満足させるのなら、スーパーロボット側は俺とグレートだけが出演すれば充分だろう?」
さやか「な!」
ミンメイ「凄い自信…」
ミネルバX(慣れていないはずのライブでここまでの自信を発揮するなんて…!)
美雲「ずいぶんと大きく出るわね。そう言い切るだけの理由が、あなたにあって?」
シェリル「その自意識過剰なまでの自信は、どこから来るのかしら」
アルト(自意識過剰なまでの自信という意味じゃ、似たり寄ったりだとは思うが…)
ハヤテ(このふたりにここまで言わせるのか…)
鉄也「決まっている。俺が、勇者だからだ」
フォッカー「勇者?」
鉄也「そうだ」「兜! お前はアイドルを、どういう存在だと捉えている!」
甲児「みんなの…希望を背負う存在…平和の象徴…」「差異次元の俺が見たミンメイさんやランカさん、シェリルさんたちは、そういう存在に見えた…」
鉄也「俺には差異次元の記憶はないが、同意見だぜ」「つまり…! みんなの明日を守る俺はすでに! アイドルだということだ!!」
ミネルバX(む…! 無茶苦茶だわ! なんの理由にも、答えにもなっていない!)(だ、だというのに…)
鉄也「もしくは俺がプロだからだ! 受けた仕事がどんな内容だろうと、確実に遂行するのがプロってもんだ!!」「そう、つまり俺は…アイドルのプロというわけだ!!!」
ミネルバX(強引にでも信じさせてしまう力強さ…! これまでに積み上げてきた実績…! これが…剣鉄也!!)

シェリル「次のゲストはこの人! みんな知ってるわよね! そう…! 世界の救世主、兜甲児!!」
〔歓声〕
甲児「みんな! 今日は銀河を代表する歌姫たちと、スーパーロボットたちによるライブに…!」「ようこそだーゼェエェエッット!」
〔歓声〕
ランカ「3人目は素顔が初公開のこの人! 普段はマスクに覆われていたその正体は…!」「グレンダイザーを駆る宇宙の王者! デューク・フリードさんでーす!!」
〔歓声〕
デューク「今日はみんなのために、たくさんの準備をしてきたから、どうか最後まで、楽しんでいってくれ!」
〔歓声〕
ミンメイ「鉄也さん、甲児さん、デュークさん。今日は本当に来てくれてありがとう」
デューク「いや…お礼を言うなら僕たちの方だ。こんな素敵なライブに呼んでくれたんだから」
鉄也「ああ、俺たちも今日という日を楽しみに…」
ミネルバX「甲児さん! 鉄也さん! デュークさん!」
甲児「ミネルバさん? どうしたんだ? そんな血相変えて…」
ミネルバX「機械獣と戦闘獣が街で暴れています! みなさんの力が、必要とされているんです!」
甲児「大変だ…! 急いで向かわないと!」
デューク「アイドルのみんなとは、しばらくの間お別れだ」
ミンメイ「はい! 頑張ってきてください! デュークさん、甲児さん、鉄也さん!」
シェリル「それじゃあ、みんな! また後でね!」
鉄也「よし…! ダッシュでいくぞ、みんな!!」
〔歓声〕

ミンメイ「ふぅ…」
輝「お疲れ様、みんな」
ミンメイ「ありがとう。まだ私たちの出番が全部、終わったわけじゃないけど…」
ランカ「でも、お客さんの反応も良くって、人安心しました!」
レイナ「あとはここに、カイザーがいれば完璧だったんだろうけど…」
マキナ「もうーっ! せっかくきゃわわっ! な4大スーパーロボットが並び立つ姿を見られると思ったのにぃ!」
フォッカー「ほう、ああいうロボットもきゃわわっ! なのか。50年後の流行ってやつなのか?」
オズマ「いえ…彼女が特別なだけです」
ハヤテ「海動と真上か…」「世界の救世主に偉大な勇者、亡国の王子様の中に自分たちが紛れ込んだらバランスが崩れるとか、もっともらしい理屈を並べちゃいたけど…」
アルト「あのふたりのことだ…。こういうイベントは乗り気じゃないとか、そんなところが理由だろ」
輝「由木大尉も怒ってたからな…」
フォッカー「この3人だけでも、充分に声援を集められてるんだろうけどな」「特に、一際集めているのは…剣鉄也」
さやか「そうね…甲児君が世界の救世主とは言っても、ミケーネという身近な危険から世界中の人々を守ってくれていたのはあくまで、剣鉄也…」「今やグレートの玩具や関連商品の売上は、Zを抜いて世界トップクラス…」「Zと甲児君は確かに…過去の英雄なのかもしれないわ…」
シェリル「過去の英雄か…」
ミンメイ「………」
鉄也「サンダーブレーク!」
〔歓声〕
男(若者)「グレートマジンガー!!」
ミネルバX「………」(この熱気の中で…私はひとり、また焦燥感に駆られている…。何故? 何故こんなに不安なの…?)(これは私のパートナー回路のせい…? それとも…)
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

男(若者)「グレートォォ!!」
女(若者)「鉄也さーん!!」
甲児(やっぱり鉄也さんの人気はすげえな…! 自信に溢れた性格も相まって、強烈なキャラクターとして愛されている…!)(流石のZと俺も…この人気には負け…)
????(画面オフ)「隙ヲ…見セタナ…」
甲児「!?」

〔オーラ光の発光音〕
男(若者)「うわ! 停電!?」
女(若者)「真っ暗なんだけどぉ…!」
美雲「電源トラブル…? 原因はなに?」
レイナ「異常はない…。なのに電源だけ…」
ミネルバX「ち、違う…」
さやか「ミネルバ…?」
ミネルバX「こ、これは…!」

デューク「鉄也君! 返事を!」
鉄也「こっちは問題ない!」「設備のトラブルか…!? 兜! そっちは…!」
????(画面オフ)「ブレスト…ファイヤー…」
デューク「なっ…!」
鉄也「おいおい…!」
〔画面、発光〕

〔撃破音〕

デューク「ぐぅっ…!」
鉄也「兜ぉ! どういうつもりだあっ!!」
甲児「差異次元だ…! 鉄也さん…!」
鉄也「なに…?」
甲児「差異次元から…ZEROへと…干渉が…! ZEROが…目覚…め…!」「ぐあああああぁぁぁぁぁ!」
デューク「差異次元…!?」
鉄也「ZEROだとぉ!?」

〔機体の稼働音〕
ZERO(画面オフ)「………」

ZERO「我ハ…究極ニシテ絶対…我ハ…原初ニシテ終焉…」「Zコソガ…至高…Zコソ…ガ…」
【シナリオエンドデモ終了】


[魔神と戦乙女のツバサ]
【シナリオデモ開始】

輝「甲児の奴…今、ZEROって…!?」
カナメ「ZEROってまさか…前に甲児さんたちが話していた…!?」
レイナ「世界を破壊し、世界を創った、最強の魔神…」
さやか「ええ、その魔神よ…!」
〔通信のコール音〕
由木「こちら由木! マジンガーZ…いえ、マジンガーZEROと思わしき対象からの攻撃を確認!」「会場の警備に当たっているデスカプリース隊の隊員は現場へと急行せよ! 急ぎ観客を外へと避難させるわ!」
ミネルバX「ダメです、翼さん!」
さやか「ミネルバ…!?」
由木「ダメってどういうこと…!? 民間人に犠牲者が出る前に、一刻も早く避難をしないと…!」

ZERO「アイアン…カッター」
デューク「しまった…! 攻撃が…!」
鉄也「観客の方に…!」
男(若者)「うわあぁぁ!?」

〔金属音〕
????(画面オフ)「おいおい…退屈な仕事かと思ってたら、まさかこんな大物が出てくるとはよ…」

真上「最終にして原初の魔神…。世界を創りし神か…世界を破壊する悪魔か…」
海動「どっちでも構いやしねえぜ!」「神に会うては神を斬り!」
真上「悪魔に会うてはその悪魔をも撃つ!」
海動「戦いたいから戦い!」
真上「潰したいから潰す!」
海動&真上「俺たちに大義名分などないのさ!」
〔歓声〕
男(若者)「スカルぅぅぅ!!」
男(若者)「スカルフォースのカイザーが、サプライズゲストかよぉぉ!」
男(若者)「あ…けどよ…さっきのアイアンカッターはなんだったんだ…?」
女(若者)「それに、ZEROが覚醒したって…」

ミンメイ「観客の中で動揺が広がっている…!」
ミネルバX「この国の人々にはZEROの脅威を…! その危険性を弓教授がすべて話しています!」「魔神パワー、終焉の魔神について知っている…だからもし、ZEROが覚醒したと知られればパニックが起こる可能性はあります!」
由木「惨事が起きる前に、避難をさせないと…!」
ミネルバX「それはダメなんです、翼さん…! 何故なら、ZEROが覚醒すれば、地球上に逃げ場所はありません…!」「ZEROの一撃は関東地域を溶解し、東京湾を蒸発…いえ、地殻を露出させます!」
オズマ「な…!?」
ミンメイ「何の比喩でもなく…世界が滅ぶと…!?」
ミネルバX「ZEROの力を目の当たりにしなければ、理解はし辛いと思います…!」「だけどわかって欲しいんです! ZEROを覚醒させれば、救える生命はないということを!」
由木「だからといって、この状況を放置していても…!」
ミネルバX「………」

ミネルバX「いけない…! Dr.ヘルの策略により、ZがZEROへと覚醒しようとしている…!」「みなさん! ZがZEROに負けないように、大声で仲間たちを応援してくださいッ!!」
デューク(ミネルバさん、まさか…! そんな子供じみた理屈を、観客に押し通すつもりか…!?)(いくらなんでも、嘘だとバレるはずだぞ…!?)
男(若者)「………」「…頑張れ! カイザー!!」
デューク「!?」
女(若者)「グレートも! グレンダイザーも!! 負けるなあぁッ!!」

ミンメイ「………」
アルト「あの理屈を…信じたのか…!?」
ミネルバX「いいえ…っ! 違います…!!」
ランカ「ミネルバさん…!?」
ミネルバX「思惑に気付いてくれるか…期待に応えてくれるかはひとつの賭けでした…!」「でも、この人たちは…!」
美雲「嘘だとわかった上で、危険性も知った上で、ミネルバの言葉を信じたということ…」
鉄也「当然だ…こいつらも守られてばかりの市民ってわけじゃあない」「先の大戦を生き延び、危険性を承知の上で、人類の希望と共に歩む戦闘市民たちだ!」
海動「ヘッ…んならよ、その期待に応えねえわけにはいかねえじゃねえか」「おい、ミネルバ! カイザーに合わせた曲を流しな!」
ミネルバX「…ハイッ!!」

真上「フッ…お前のような猿に観客を盛り上げることができるのか?」
海動「ああ? なめんじゃねえよ。ケンカもライブも同じもんだろ」「ようはノリにノったヤツが勝ちってことだ!」「いつもよりド派手に! ブッ飛ばしてやるぜえぇっ!!」
〔歓声〕
男(画面オフ)「マジンッ! カイザーッ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

真上「さあ、どこを撃ち抜かれたい? 5秒以内に答えれば、リクエストに応えてやる!」
男(若者)「ガラダK7!」
女(若者)「ダブラスー!!」
男(若者)「ジェノバ!!」
女(若者)「トロス! トロスー!!」
真上「時間切れだ…!」
〔歓声〕
輝「この危機的状況で、誰ひとり逃げる素振りを見せない…。それどころか…!」
ミンメイ「この状況で、笑顔を…」
フォッカー「こいつらは命懸けで…乗ってやがる!」
フレイア「…歌いたい!」
さやか「え!?」
フレイア「すっごい盛り上がりなんよ! 私たちもあの人たちの前で歌いたい!」
ミネルバX「よろしいんですか…? 生命をかけることになりますよ」
美雲「あら? 私たちの歌はいつだって危険と隣り合わせよ」
カナメ「それに、本職が歌わないとライブとは言えないですよね」
レイナ「ライブの順番で言えば、次は私たちの番…」
マキナ「大先輩たちが出演するステージ、ちゃんと盛り上げておかないと!」
ミンメイ「皆さん…」
フレイア「先に行って盛り上げてきますね、ミンメイさん!」
〔走り去る足音〕
シェリル「ここは任せるしかないわね…。プロとして、全うするなら」
ランカ「はい…私たちも、負けていられないですから」
ミンメイ「………」
由木「ミネルバさん。詳しい説明を」「あなたが何を見据えて、行動しているのかを…」
ミネルバX「わかりました…ですが私が知ることは、甲児さんが意識を失う前にフォトンコネクトで交わしたわずかな会話のみです」「それでも構わなければ…」
さやか「大丈夫よ…。教えて、ミネルバ。甲児がその間際に、何を伝えたのかを…」
ミネルバX「きっかけは、Zを上回るグレートの人気でした…」「Zを上回ると思わせてしまうグレートの人気…その状況に、ZEROは反応してしまった」
ミンメイ「自分が過去のものだと…」「人々の興味が新しいものに移ってしまうかもしれないと…思ってしまったってこと…?」
ミネルバX「ええ、その通りです…。ですが可能性の光を認めてくれたZEROは、その程度では力を解放しません」「原因は、差異次元からの干渉です。グレートマジンガーやグレンダイザーを…」「周囲の存在するロボットを、マジンガーZを脅かす敵だと認識するようにZEROは干渉を受けていたんです!」
輝「差異次元からの干渉…」
ランカ「もしかして…ミンメイさんたちがこの世界に迷い込んでしまったのも…」
ミネルバX「おそらく…差異次元からの干渉者は、こちらの世界を観測し続けていて、ずっと機会を伺っていたんでしょう…」
由木「その影響で次元の境界が希薄になり、ミンメイさんたちは迷い込んだ…」
フォッカー「俺たちがこの世界に来てしまったのも…差異次元の干渉者が原因だと…」
ミネルバX「あくまで、憶測でしかありませんが…」
シェリル「けど、だったらどうすればいいの?」
ランカ「その敵が差異次元にいるんじゃ、倒す方法だってわからないし…」
ミネルバX「そう、この敵を倒す方法はない…。そして、ZEROを倒す方法も…だから、取れる方法はたったひとつです」「ZEROを覚醒させないために、これを戦いではなく…ライブだと思わせる!!」
ミンメイ「戦いじゃなく…ライブに!?」
オズマ「それでどうにかなるのか?」
ミネルバX「具体的な解決策は模索中です…。ですが、甲児さんがわずかな時間を釣使って伝えてきた手段を、今は信じて…」
フレイア「みんなー! 元気ー!」
男(若者)「フレイアちゃーん!!」
女(若者)「美雲ー!!」
美雲「さあ、まだまだ盛り上げていくわよ。しっかりついてきなさい」
〔歓声〕
フレイア「いっくよー…!」
〔歓声〕
ZERO「グゥゥ…!」
ミネルバX「! 差異次元の干渉が…弱まっている!?」
アルト「何が原因だ!? 観客の反応か…!?」
ミネルバX「いえ、これは…」
ワルキューレ「一度だけの恋なら…♪」
ランカ「ワルキューレの歌が、干渉を抑えている…」
シェリル「フォールド波は高次元空間で発生する波…だとしたら、差異次元からの干渉を抑えることだって…!」

ZERO「オノ…レ…!」
デューク「ZEROがワルキューレを見ている…!」
ミネルバX「いけない…! ワルキューレを守ってください! 彼女たちが…歌姫たちが、鍵なんです!!」
由木「海動中尉、真上中尉! アレをするわ!」
真上「ウイングクロスだな!」
海動「へっ! 上等ぉ!!」
デューク「ミネルバさん! スペイザーとグレートブースターを!」
ミネルバX「はい! 緊急発進させます!」
〔バーニアの噴射音〕
〔金属音〕

鉄也「魔神たちよ! それぞれの翼と共に、戦乙女たちの活路を切り拓け!」
【シナリオエンドデモ終了】


[その歌は永遠に]
【シナリオデモ開始】

真上「ワルキューレの歌声が効いてはいるようだが…!」
海動「ZEROの勢いは止まる様子がねえぞ!」
デューク「効いてはいるんだ…! 後押しできる何かが…! 何かがあれば…!」
シェリル「絶望からの…♪」
鉄也「この声は…!」
ランカ「あたしたちの前には…♪」
由木「ランカちゃん…! シェリルさん!」
ミネルバX「差異次元の干渉…! 更に抑えられています!」
オズマ「甲児! ふたりからの伝言だ!」「どんな絶望的な状況に見えても、想いを伝えることは出来た! だから…!」
アルト「想いを伝えるために邪魔するものはどうにかしてみせる!」「だから伝えろ、甲児! お前の想いを、ZEROに!」
甲児「ランカ…さん…シェリルさん…」
さやか「甲児君の意識が…!」
海動「へばってる場合じゃねえぞ、兜!」
鉄也「銀河の歌姫の想いを…! お前が届けてみせろ、兜ぉ!!」
甲児「そう…だ…! ZERO…! お前は…確定しない…未来を…! 選択…したんだ…!」「たくさんの人が描く…夢を…可能性の光を…! お前は…信じてくれたんだ…! だから…負けるな…! ZERO!!」
男(若者)「ランカちゃーん!!」
女(若者)「シェリルー!!」
〔歓声〕

さやか「凄い歓声…! これがランカさんとシェリルさんの歌…!」
輝「会場の熱気の渦を更に高めている…! この時代を代表するアイドルってだけはある…!」「なあ、ミンメイ! 君もそう…!」「ミンメイ…?」

ミンメイ「………」
輝「ミンメイ! なにをしてるんだい、こんなところで…!?」「そろそろ僕たちも、出る準備をしないと…」
ミンメイ「ねえ、輝…」「私たちが出て行く意味なんて、あるのかしら…?」
輝「え…?」「そりゃ…だって、世界が終わるかもしれないって時じゃないかなら、自分たちにやれることをしないと…」「…私、ZEROの気持ちが少し分かってしまうわ」
輝「ZEROの気持ち…?」
ミンメイ「ワルキューレの人たちやランカちゃんにシェリルさん…」「みんな未来の…この時代のアイドルで、すごく輝いているわ」
輝「でも…君だってたくさんの人を魅了するアイドルだろ、ミンメイ?」
ミンメイ「それって、この時代から50年前のことなのよ? そんな歌を待っている人が…どれ程いるの?」
輝「けど、君は…」
ミンメイ「最初はね…受け入れてたの。この時代で人気が落ちても仕方がない。当たり前だって…」「その中で出来ることをやろう、って…。でも…」
輝「でも…?」
ミンメイ「もし私の歌が、世界の終わりの引き金になったら…?」
輝「!」
ミンメイ「会場の空気を壊しちゃって、みんなの努力が水の泡と消えて、ZEROが覚醒する引き金になったら!?」」「そういう可能性だって、ないわけじゃないでしょ!?」
輝「それは…」
ミンメイ「今日までは、ほんの少しでも私の歌を願う人がいるならって…その人たちのためにも歌おうって思ってた…」「でも…! こんな状況じゃ無理よ…! 私ひとりで、受け止められる問題じゃないわ!」
輝「ミンメイ…」
ミンメイ「輝…! 私、怖い…!」「怖いの…!」
輝「………」
〔画面、発光〕

フォッカー「お前はあの子を恋人にできないと振った。なら、あの子はお前にとってなんなんだ?」
〔画面、発光〕

輝「…ミンメイ、いいかい?」
ミンメイ「………」
輝「君の歌は、彼女たちにだって負けていない。だから自信を持つんだ、ミンメイ。君の歌は、会場の人たちにも必ず届く」
ミンメイ「どうして…!? どうしてそんなことが言えるのよ…!」
輝「それは…僕が…」「この世界で一番の…君のファンだからだ!」
ミンメイ「!」
輝「世界で一番の君のファンだから、君の歌が50年後でも通用するって断言できる!」「ミンメイの歌には、何百年経っても心に響く魅力があるんだ!」
ミンメイ「………」
輝「歌ってくれ、ミンメイ。僕が世界で一番好きなアイドルは…!」「どんな困難も自分の歌と魅力で打ち破る、世界で一番素敵なアイドルなんだから!」
ミンメイ「……ぷ」「あは…! あはははは…!」
輝「ちょっ…ミンメイ!? 笑うことはないだろう!?」
ミンメイ「だって…! あまりにも真剣な顔で言うんだもん…!」
輝「そんなぁ…! 僕は本当に…!」
ミンメイ「うん…分かってるわ」
輝「…!」
ミンメイ「ねえ、輝…。私と一緒に、飛んでくれる?」
輝「ミンメイ…」「もちろんだよ。君が歌うためなら、僕はいつだって飛んでみせる」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ハヤテ「やったか!?」
甲児「みん…な…」
アルト「甲児!? やったのか!」
甲児「差異次元の干渉は…抑えられた…」
鉄也「やったんだな!? 兜!」
甲児「だが…!」
ZERO「我ハ…我ハ…」「グガアアアァァァァ…!!」
甲児「魔神化が進みすぎたせいで…! ZEROとしての本能が、もはやZERO自身にも抑えられない!!」
フォッカー「なんだって!?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オズマ「これ以上、どうすればいい!」
甲児「何かきっかけが欲しい…!」「ZERO自身がブレーキをかけられるような…そんなきっかけが!」
デューク「しかし、そんな方法なんて…!」
ランカ「? 歌…?」
フレイア「なんだろう…。この色…緑…? 黄色…?」「一番…綺麗…」
男(若者)「なあ、これって…。ランカちゃんがカバーしていた曲…」
男(若者)「ああ、何度か聴いた…」
女(若者)「でも…なんだか…」
女(若者)「オリジナルって…こんなにも…」
ミンメイ「おぼえていますか…♪」
ZERO「コレハ…」
由木「! ZEROが…」
さやか「止まった…」
ZERO「ナンダ…コレハ」「コノ…胸ノ…高鳴リハ」
アルト「…お前の中に文化が生まれたってことだよ」
ハヤテ「それを俺たちの世界ではこう言うんだ」
輝「ヤックデカルチャーってな」
ZERO「ヤック…デカルチャー…」
甲児「…凄いだろ、ZERO。この歌は50年後でも…きっと、何百年後でも愛される歌だ」「新しい光に呑まれたとしても…語り継がれていく光なんだ」
ZERO「アア…ソウダナ…」「願ワクバ…私モ…」
〔画面、フラッシュ〕
甲児「…なれるさ、ZERO」「俺たちだってきっと…。語り継がれる光に…」
ミンメイ「Ah…♪」
〔歓声〕
甲児(差異次元から干渉していた存在…。ZEROという、とてつもない存在に影響を与えられるとしたら、答えはひとつ…)(いや…仮説どまりでしかない以上、これ以上は考えるだけ無駄か。少なくとも…)「ミンメイさん!」
ミンメイ「甲児さん!」
甲児(いつかやってきたとしても、俺には仲間がいる…! こんなにも頼りになる仲間たちが…!)「素晴らしい歌でした。さすが、銀河の戦争を止めた…」「いや…世界を救う歌でした!」
ミンメイ「…!」「ありがとう…!」
〔歓声〕
ミンメイ「みんなも、ありがとう! ほんとうに…! ありがとう!!」「このステージに立つまで、私…不安だったんです…50年という月日がどんな変化をもたらすのか…」「でも…みんなは私を…本当に暖かく受け入れて…だから…私…」「……っ!」
男(画面オフ)「ミンメイー!」
女(画面オフ)「頑張ってー!」
ミンメイ「…ありがとう!」「ああっ! なんだかさっきから、ありがとうってばっかりで…!」「だけど本当に…今こうして私の歌を聴いてくれるみんなには、感謝の気持ちでいっぱいです!」「だから…歌います、私! いっぱい! それじゃあ聴いてください! 『私の彼はパイロット』!」
〔歓声〕
デューク「さあ、僕たちもバルキリーに続いて飛ぼう!」
甲児「ええ!」
由木「海動中尉、真上中尉。あなたたちも、もちろん参加しますよね?」
海動「ち…しょうがねえな」
真上「乗りかかった船というやつだ。最後まで付き合ってやろう」
鉄也「ああ。なにせ、ライブはまだまだ始まったばかりだからな!」
ミネルバX(画面オフ)「新しい光が出てくれば、過去の光が呑まれてしまうのは、きっと避けることは出来ない必然…」「だけど、受け継がれた光が過去を灯せば、それは永遠の光にだってなれる…」「遥かな時を超える、輝かしい光に…」
【シナリオエンドデモ終了】


● 進撃イベント「1246秒の奇跡」


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