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強敵イベント
我道

[始まり]
【シナリオデモ開始】

????(画面オフ)「夢を…夢を見ていました」「夢の中の私は胸が張り裂けそうな悲しみを…心に穴が開いたような寂しさを抱えていました」「とても…とても大切な人がいなくなってしまったからです」「何もかも投げ出したい。何もせずにうずくまっていたい。私はそう思いました」「「しかし、その人は違ったのです」「その想いを忘れぬように…悲しみも寂しさも、怒りに変えて叫びました」「怒りを向ける相手の名を…大切な人の名を…」「夢の中の私は、悲しみも…寂しさも…その人がいなくなってしまったことのすべてを…ただひたすらに…抱えていたかったのです」

カズマ「見つけたぜ…劉鳳!」
〔歩み寄る足音〕
劉鳳「カズマ、貴様…!」「主義も主張も持たず、ただ破壊をまき散らす毒虫が!」
カズマ「人を見下してんじゃねえ!」
劉鳳「貴様のせいで、何人もの人間が傷ついた!」
カズマ「お互い様だ!」
劉鳳「これ以上、悲劇は繰り返させん…!」
カズマ「もう…充分だ…!」
劉鳳「故に!」
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

絶影「………」
劉鳳「貴様を討つ!」
カズマ「だから!」
〔光の放出音〕
〔画面、金にフラッシュ〕

カズマ「テメエを倒す!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カズマ「もらった! 劉鳳っ!!」
劉鳳「ちぃ…! 舐めるな!」「絶影っ!!」
絶影「…!」
〔アルターの跳躍音〕
〔画面、フラッシュ〕

カズマ「な!」
〔攻撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

カズマ「ぐあぁぁぁ!」
竜王「貴様の犯した罪の重さ…! この程度で許されると思うな!」
カズマ「ああ…! 別にテメエの許しなんざ欲しくもねえよ…!」「ただな…!」
劉鳳「剛なる右拳…! 伏龍!!」
カズマ「テメエにやられんのは…! 俺が許せねえってだけだ!」
????(ゼロ)「ならば、私が助太刀をしよう」
カズマ「なに…!?」
ゼロ「ハドロン砲、発射!」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

劉鳳「ぐっ…!?」
〔金属音〕
カズマ「テメエは、この前の…!」
ゼロ「カズマ、敵の力は強大だ。ここは私を手を組み、奴を…」
カズマ「テメエは…」「テメエは! なにしてくれてんだっ!!」
ゼロ「な…!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゼロ「なにをする!?」
カズマ「「そりゃこっちのセリフだ! 人様のケンカに、勝手に手出ししやがって…!」
ゼロ「それが理由だと…」
カズマ「生命を懸けてんだろうな! テメエ!」
ゼロ「撃たれる覚悟はある」「だが、私は君の危機を救ったのだ。その君に撃たれる謂れはないはずだが?」
????(画面オフ)「ならば…! 俺にはその理由が充分にある!」
ゼロ「!」
〔ワイヤーの射出音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゼロ「ぐ…!」
スザク「ゼロ! 今日こそ…今日こそ貴様を!」
ゼロ「ランスロット…!? ええい…! 厄介な奴が!」
劉鳳「枢木…。奴がお前の言っていたゼロか」
スザク「劉鳳さん、お怪我は!?」
劉鳳「戦いに支障はない。このままネイティブアルター狩りを続ける」
スザク「…劉鳳さん。お願いがあります」「奴は…ゼロだけは、自分に討たせてください!」
劉鳳「ああ、わかった。枢木、奴はお前に任せる!」
スザク「はい!」
カズマ「チッ…! またぞろとわけわかんねえのが現れやがって…!」
ゼロ「カズマよ…あの白兜には気をつけろ。君にも匹敵するであろう強さだ」
カズマ「勝手に一緒に戦う流れにしてんじゃねえ!」「やっこさんは、テメエをご所望だ。こっちのケンカを邪魔しやがったら、今度こそテメエをブッ倒すぞ!」
劉鳳「決着をつけるぞ…! カズマアアァァァァッ!!」
カズマ「テメエはここで終わりだ…! 劉鳳おおぉぉぉぉぉっ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


[思い出]
【シナリオデモ開始】

かなみ「ん…私…」
東方不敗「気がついたか」
かなみ「! カズ君…! カズ君は!?」
東方不敗「落ち着くのだ。まずはこの茶を飲んで…」
かなみ「おじいさん! カズ君は…! カズ君は戻ってきていますか!?」
東方不敗「…かなみよ」「まずはこの茶を飲むだ」
かなみ「………」「…おいしいです」「ありがとうございます…おじいさん。私…いつの間にか眠っていたんですね…」
東方不敗「何があったのだ、かなみよ」
かなみ「君島さんが…」
東方不敗「君島…? カズマとツルんでおった若造か?」
かなみ「その君島さんが…」「君島…さんが…!」「うっ…うっ…!」
東方不敗「…もうよい。何があったかはわかった。無理をすることはない」
かなみ「いいえ…カズ君の気持ちに比べたら…」「カズ君は…きっと今も戦っています。辛い気持ちを押し隠して、どんなに苦しくても耐えながら、戦っています」
東方不敗「それであやつは飛び出したままというわけか」
かなみ「戻って…来ていないんですね…」「カズ君はずっと戦っているのに…私、寝ちゃうなんて…」
東方不敗「神経を張り詰めたまま待ち続けるのは、戦いに明け暮れるよりも酷なことよ」「その小さな身体には、堪えるであろう」
かなみ「…大丈夫です」「待ち続けるのは…慣れています」
東方不敗「フ…そうだったな」
かなみ「………」
〔画面、発光〕

〔歩み寄る足音〕

かなみ「あ…おじいさん。お久しぶりです」
東方不敗「うむ。元気にしているようだな」「あやつはまた、フラフラと出掛けたままか?」
かなみ「はい、三日目です」
東方不敗「ちゃんと仕事をやっておると思うか?」
かなみ「それは…五分五分です」
東方不敗「フ…」「うちにくるか? ちゃでもご馳走しよう」
かなみ「だったら、私がやります」「あ…!」
〔走り寄る足音〕
かなみ「カズくーん!」
カズマ「だぁ~! 頼むからその呼び方を止めてくれ!」
かなみ「え~! なんでぇ?」
カズマ「あったり前だろうが!」
〔歩み寄る足音〕
東方不敗「おい。あんまり家を空けるでない」
カズマ「しょっちゅう居なくなるジジイに言われたくねーよ」「それに、こっちだって食わなきゃいけないっしょ」
かなみ「おじいさん、お茶は今度です」
東方不敗「ああ。また今度にしよう」
〔画面、発光〕

かなみ(いつも…いつもみたいに帰ってきてくれたら、それだけでいい…)(ただ…それだけで…)
【シナリオデモ終了】


[矛盾]
【シナリオデモ開始】

劉鳳「貴様という悪を断罪する…! その存在のすべてをもって贖え…カズマ!」
カズマ「やれるもんならやってみやがれ…! 今の俺を…!」「止められるとおっもうなあぁぁぁっ!」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕

劉鳳「ぐうぅっ…! この力…!」
カズマ「こんなところでは止まれねえ…! 止まれねえよな…!」「そうだろ! 君島ああぁぁぁぁっ!!」
〔アルターの攻撃音〕
〔画面、金にフラッシュ〕
〔通信のコール音〕

ゼロ(ほう…このデータ、興味深いな)
スザク「どこを見ている、ゼロ! お前の相手は…!」「目の前にいるぞっ!!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゼロ「ぐ…!」「貴様に用はない、枢木スザク…! 私の前から消えろ!」
スザク「お前にはなくとも、こちらにはある! ユフィを騙して…! 裏切って…!」「お前のような人間でも、ユフィは信じたのに!」
ゼロ「すべての結果には、結果に至るための因子が必ず存在している」「…彼女の死因の場合、その甘さこそが当て嵌まる」「私のような人間を、信じたことが過ちだったのだ」
スザク「…っ! お前は…!」「お前だけは! 俺の手で倒す! ゼロ!! 俺は…! お前をぉぉぉっ!!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カズマ「劉鳳おぉぉぉぉぉっ!!」
劉鳳「カズマアアァァァァッ!!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

スザク「ぐ…! これは…!?」
ゼロ「周囲を巻き込む程の衝撃は…! あのふたりの力によるものか!」
カズマ「うおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
劉鳳「ぬううぅぅぅぅぅっ!!」
〔人の倒れる音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔通信のコール音〕

ゼロ(やはり、そういうことか…! しかし、このままでは…)「…やむを得ん! ハドロン砲、発射!」
劉鳳「…!」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

劉鳳「無駄だ! 同じ手は二度も喰らわん!」
ゼロ「フ…」
〔衝撃音〕
〔画面、震動〕

劉鳳「なに…!?」
スザク「地面が…割れた!?」
カズマ「な…!?」
〔轟音〕
カズマ(画面オフ)「あぁぁぁぁー…!?」
劉鳳「待て…! カズマ!」
〔画面、震動〕
劉鳳「く…! 遅かったか…!」
スザク「まさか、地面を割って地下へと逃げるなんて…」「劉鳳さん、追撃は可能ですか?」
劉鳳「いや…難しいだろう。ロストグラウンドの地下空洞や地下街は、我々でも把握しきれないほど複雑で広大だ」「あの男…ゼロと言ったか。まさか、狙ってやったのか…?」
スザク「否定はしきれません…。狡猾なまでの用意周到さが、奴の武器です」
シェリス「劉鳳ー!」
劉鳳「む…」
シェリス「大丈夫!? 凄い揺れだったけど…」
劉鳳「ああ、問題はない」
シェリス「良かった…」「枢木も、怪我はない?」
スザク「はい。自分も大丈夫です」
シェリス「それにしても驚いたわ。枢木…訓練の時より実戦の方が良い動きするのね」「もしかして、三味線を弾いてた?」
スザク「いえ、そういうわけでは…」「…それよりも今は、逃げたふたりをどうするか話し合わなければ」
シェリス「生きているって思ってるの?」
スザク「はい。この程度で死ぬとは思いません」
劉鳳「カズマの奴は以前、同じように地下へと転落したことがあったが生きていた…」「恐らく、今回も…」
スザク「なら…」
劉鳳「だが、今は奴らのことは放っておく。生きてはいるだろうが、次に動きを見せるまで時間はかからうはずだ」「奴らをただ待つよりも他のネイティブアルターを狩る」
スザク「…了解です」
シェリス「わかったわ。それじゃあ私はその間に、NP3228の住処を洗ってみる」
劉鳳「掴んだのか?」
シェリス「ええ、イーリャンがね。何か新しい情報がわかるかもしれないわ」
劉鳳「シェリス…。分かっているとは思うが、気をつけろ」
シェリス「大丈夫よ。NP3228は地下に落ちていったのよ? 例え生きてたとしても、先回り出来るわけないわ」
劉鳳「シェリス」
シェリス「…情報を掴んだら撤退する。掴めなくても、何もないと判断したら徹底するわ」「それでいいんでしょ?」
劉鳳「わかっていればいい」
シェリス「…私のこと、心配してくれるんだ」
劉鳳「当然だ。橘に続いて、エマージの奴まで倒された」「これ以上、奴に俺の仲間は傷つけさせん…!」
シェリス「そうじゃなくて…」「私のこと…どう思っているかってこと…」
劉鳳「…?」「大切な仲間だ。当然だろう」
シェリス「………」(ま…それでいいか。今は…)
劉鳳「どうした? シェリス」
シェリス「なんでもないわ。それじゃあ劉鳳も…枢木も、気をつけてね」
劉鳳「こちらは心配するな」
スザク「気をつけてください、シェリスさん」
〔歩き去る足音〕
スザク「………」
劉鳳「なんだ、枢木? 俺の顔に何か付いているか?」
スザク「あ、いえ…」「劉鳳さんて、意外と仲間思いなんだなって…」
劉鳳「俺はもっと冷たいイメージだったか?」
スザク「す、すみません。なんというか…ネイティブアルターなどを相手にしている時の印象が強くて…」
劉鳳「構わん。自覚はしている」「お前こそ、あのゼロという男を前にした時は、普段のイメージとはまるで逆だったな」「同じ世界からやって来た男…というだけではないようだが?」
スザク「あの男は…」「ゼロは、自分の大切な人を…敬愛していた人を殺しました」
劉鳳「…復讐か」
スザク「私怨だと…笑いますか?」「ロストグラウンドという大地に秩序を構築するという理念に賛同したと言った自分が、秩序とは程遠いことを行っている…」「ですが…例えそうだとしても、自分は…」
劉鳳「いや…俺にもそういう相手はいる」
スザク「…え?」
劉鳳「…念のために聞いておこう」「右腕が黒く、左腕が白いネイティブアルターを知っているか? 雷を伴うアルター使いだ」
スザク「いえ、自分は見たことはありません…」「不躾ですみません…。もしかしてその相手は、劉鳳さんの…」
劉鳳「ああ。俺がこの手で倒さなくてはならない…」「敵だ…!」
スザク「自分は、見たことがありませんが…」「その相手を見つけた暁には、必ず劉鳳さんにお知らせします」
劉鳳「ああ…」「俺もゼロの捜索には力になろう…枢木」
スザク「はい…」
劉鳳「だが、今は…!」
スザク「ええ。このロストグラウンドの秩序を乱す相手を…」
劉鳳「断罪する!」
【シナリオエンドデモ終了】


[魔王と悪魔]
【シナリオデモ開始】

カズマ「くそっ…! どこだ…? ここは…」
ゼロ「気がついたか」
カズマ「テメェ…!」
ゼロ「落ち着け、カズマ。まずは私の話を聞いてから…」
カズマ「テメエエェェェェッ!!」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゼロ「ぐはっ!?」
〔人の倒れる音〕
ゼロ「ぐっ…! 人の話を聞け! 落ち着けと言っただろ!」
カズマ「うるせぇ! テメエこそ俺の話を無視しやがって!」「ケンカの邪魔をしたらブッ飛ばすって言っただろうが!」
ゼロ「一対一での決着をあくまで望むか…」「愚かだな」
カズマ「人をバカ呼ばわりするってことはケンカを売ってんだな…!」「いいぜ…! 買ってやるよ、そのケンカ!」
ゼロ「あのまま戦いを続けていたら、お前は間違いなくホーリーにやられていたぞ」
カズマ「テメエ…! 俺が劉鳳の野郎より弱えって言いってえのか!」
ゼロ「いや…君たちの実力は拮抗している。どちらが勝つかは、あの時も分からなかった」
カズマ「だったら…!」
ゼロ「劉鳳に勝った後はどうするつもりだったのだ?」
カズマ「はぁ!?」
ゼロ「あのまま戦いを続けた場合、たとえ劉鳳に勝ったとしても疲弊は免れない」「周囲を他のホーリー隊員に包囲された状況下で、どうやって逃げ延びるつもりだったのだ?」
カズマ「まとめてブッ飛ばせば済む話だろうが!」
ゼロ「劉鳳との死闘の後でか? 余力を残して勝てる相手だと?」「力も体力も尽き果てた状態で、他のホーリー隊員を倒すことが出来るのか?」
カズマ「出来る出来ねえじゃねえ! やるんだよ!!」
ゼロ「まるで子供の我儘だな…。目の前のことしか捉えられていない」
カズマ「やっぱテメエ、ケンカ売ってんだな…!」
ゼロ「だが…敵を倒すことのみを考え、後先を考えていないからこそ、君はそこまでの力を手に入れたのだろう」
カズマ「あぁ?」
ゼロ「私ならば、その力の有効な使い道を示すことができる」
ゼロ「カズマ…私にその力を預けてみないか?」
カズマ「ハッ…またその話かよ…」「前にも言っただろうが。テメエと組む気はねえってな」
ゼロ「何故だ? 前にも聞いたが、理由を答えてくれなかったな」
カズマ「そりゃあ、理由なんざねえからな」
ゼロ「なに…?」
カズマ「あるとすりゃあ、俺が気にくわねえって思ってる。ただそれだけだ」
ゼロ「なるほど…君の中にある不信感。それが私との共闘を受け入れらない理由か」
カズマ「テメエだって、顔を隠したままの自分が人から信じられるなんて思っちゃいねえだろ?」
ゼロ「いや…私はそうは思わない」「何故なら、人は己の目的を果たすために他人と手を取り合うことが出来る生き物だからだ」
カズマ「俺とテメエの目的が、一緒だとでも言いてえのかよ?」
ゼロ「その通りだ。我々には、ホーリーという共通の敵がいる」
カズマ「………」

ゼロ(否定はしない…か)(つまり相手の意見に何も考えず反対するだけの、天邪鬼ではないということだ)(…理解は難しいが、奴の頭の中にも明確なルールが存在している)(ならばやりようはいくらでもあるはずだ。奴のルールに接触しない形で共闘を提案する。そのためには…)

ゼロ「これは君には初めて明かすことだな…」「実は…私はこの世界の人間ではないのだ」
カズマ「この世界の人間じゃない…? なんだそりゃあ?」
ゼロ「言葉通りの意味だ」「分からなければ、とても遠いところから来たと思ってくれればいい」「私は元いた場所に帰りたいのだ。だから、ホーリーに捕まるわけにはいかない」
カズマ「それが、俺とツルみてえって理由か?」
ゼロ「そうだ。ネイティブアルターの中でも…」「いや…ホーリーの中でもあの劉鳳以外に、君に並び立つ者はいないだろう。君こそが、最強のアルター使いのひとりだ」
カズマ「フン…。おべんちゃらを使ってんじゃねえよ」
ゼロ「気を悪くしたのなら謝ろう。だが…これまでの戦いが君の強さを証明している」「そして私のガウェインの強さ…君の目にも映っていたはずだ」
カズマ「テメエの後ろにある、わけわかんねえデカブツの名前か」
ゼロ「集団を相手に限定した場合…私の力の方が君よりも有効的だ」
カズマ「ハッ! 雑魚になんざ構ってられっかよ!」
ゼロ「それでいい。だからこそ、我々は手を組むべきなのだから」「君は劉鳳という強敵を…私は戦いの後の傷ついた君を守りながら、他のホーリー隊員を片付けよう」
カズマ「ヘッ…なるほどな…役割を分担して、それぞれの得意分野で戦おうってことだろ?」「俺にも分かるような簡単な理由だ」
ゼロ「それでは、手を組むという方向で…」
カズマ「けどな…それでもやっぱり、気にくわねえんだよ」
ゼロ「な…!?」

ゼロ(この…! 理屈の通じない大馬鹿が! こうなったらギアスを掛けて無理矢理にでも…!)(いや、待て…! 落ち着け…! アルター能力者にギアスを掛けている間、能力を使わせられないのは実験でわかっている)(この男のギアスを掛けてしまえば、戦力として使うことが出来なくなる…)(あくまでギアスを使わずに、この男を手駒として手に入れなければ…!)

ゼロ「なるほど。君の中にある私への不信感は、よほど深いと見える」「しかし、考慮の余地はあるはずだ。君も私と組む利点はわかっているのだから」「カズマ。私と組めば君に勝利という結果を必ずもたらす。それだけは、約束しよう」
カズマ「ハッ…結果ねぇ…」「そんなもん…これっぽっちも欲しくねえんだよ」
〔歩き去る足音〕
ゼロ「なぜ、そうまでして頑なに断る? 結果はすべてにおいて、優先されるべきものだろう」「それとも、間違った方法で手に入れた結果に、意味なんてないとでも言うつもりか?」
カズマ「んなお坊ちゃんみてえな理由じゃねえよ。卑怯だとか、そこが浅いだとか言われようが、方法は方法でしかねぇだろうが」「そういうことじゃねぇ。単によ…俺は自分に、嘘を吐きたくねえのよ」
ゼロ「自分に、嘘を…?」
カズマ「自分に嘘を吐けば、どれが本当の自分の気持ちか迷いが生じる。迷えば、突き進むことが出来なくなる…」「俺は突き進みてぇのよ、自分の道をな」
ゼロ「だから…手を組まないと?」
カズマ「ああ、そうだ。あの野郎だけは…劉鳳の奴だけは、誰の力も借りず、俺だけの力で勝つ」「そう思ってる自分の心に嘘は吐かねえ。背中は向けねえ」「バカだのなんだの言われようとな、真ん前から突き進んで打ち砕く…」「ただ、それだけよ」
〔歩き去る足音〕

ゼロ「自分に嘘を吐きたくない…? なんなんだ、その理由は…」「…誰もが妥協をして生きているだろ! 自分に嘘を吐いて、騙したとしても…! 望んだモノを手に入れようとするだろ!」「なんなんだというのだ! あの男は!!」
〔歩み寄る足音〕
C.C.「振られたみたいだな、ルルーシュ。それもよっぽど酷い振られ方を…」「お前がそこまで取り乱すとはな」
ゼロ「………」
ルルーシュ「黙れ、C.C.」「そんなことより、例の物はちゃんと持って来たんだろうな」
C.C.「ああ、持ってきてやったとも。しかし、この私を使いっ走りに使うとは…」
ルルーシュ「お前は俺の共犯者なのだろう? ならば少しは手伝ったらどうなんだ」
C.C.「だからこうして行ってきてやったんだろう?」「そら…ホールド職員が集めたデータだ」
〔物音〕
ルルーシュ「よし…このデータと俺がロストグラウンドで収集したデータ…。このふたつがあれば…」

〔ボタンを押す音×3〕
ルルーシュ「ふむ…なるほどな」
C.C.「何かわかったのか?」
ルルーシュ「ああ。情報を整理しながら説明しよう」「まず俺たちは神根島に向かう途中、敵に罠に引っ掛かったな?」
C.C.「本来は精神に作用するだけのトラップ…。だが、気付いた時には…」
ルルーシュ「俺たちは不思議な空間に流れ着いていた…」「ドルイドシステムで解析できたのは、あり得ない程の量のエネルギーで満たされた空間だということだけ…」
C.C.「…あそこは世界と世界の狭間だ。それ以上の情報は、私も知らない」
ルルーシュ「ああ…今はそれだけ分かれば充分だ」「そして俺たちは降り立った…。このロストグラウンドの大地に」「そこには俺たちの世界には存在しない、アルター能力という存在が…」
〔震動音〕
〔エネルギーの上昇音〕
〔画面、震動〕

ルルーシュ「! なんだ…!? 地震か…!?」
C.C.「違う…これは…!」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕


ルルーシュ「周囲が…変わった…!?」
〔機体の歩行音〕
ゾンビ兵「………」
〔機体の歩行音〕
ゾンビ兵「………」
ルルーシュ「なんだアイツらは…! アレもアルターだとでも言うのか!?」
C.C.「おい! ぼさっとしている暇はないぞ!」
ルルーシュ「わかっている! もとの世界の戻り、ナナリーを奪い返すためにも…」「こんなところで…死ぬわけにはいかない!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

C.C.「奴らを倒したら景色が戻ったか…」
ルルーシュ「…また奴らに襲われるともわからん。まずは地上に脱出するぞ」

C.C.「それでルルーシュ…。先程の話が途中で止まったままだが?」
ルルーシュ「ああ…そうだったな」「俺たちはロストグラウンドに降り立った…。そして、アルター能力者を含むいわゆる、ならず者たちに襲われた…」
C.C.「このロストグラウンドという場所は、治安が悪いらしいな」
ルルーシュ「治安の悪さは租界か、それ以上だろう。次から次へと、ああも襲われ続けるとはな」「…襲って来た奴は、片っ端からギアスを掛けてやったわけだがな」
C.C.「そう言えばコンタクトレンズの方は問題ないようだな」
ルルーシュ「ああ」「お前の用意してくれたスペシャル仕様…今のところは暴走を抑えられているようだ」「…こんなもの、どこで手に入れた?」
C.C.「…元はマオにも使わせていた物だ。つまり…」
ルルーシュ「俺のギアスの力が強まれば、抑えつけることは出来なくなるということか…」「それまでの間に…すべてに決着をつける」
C.C.「そのためには、まずは元の世界に戻らなくてはな」
ルルーシュ「わかっている。ならず者に掛けてたギアスは無駄ではなかった」
C.C.「アルターという存在…ロストグラウンドという場所…そして、大隆起という事件…」
ルルーシュ「ギアスを使うことで、ある程度の情報は手に入ったからな…」「こちらの世界でもギアスが問題なく使えるようで助かったよ」
C.C.「だが…ギアスを掛けている間…アルター能力者に能力を使わせられなかったな」
ルルーシュ「恐らくだが、理由はこれだろう」
〔通信のコール音〕
ルルーシュ「アルター…。アルター能力者が自身の脳波を使い操る能力…」「意志の強さが能力の強さと比例する傾向がある。更に強い精神的ショックや精神に乱れがあると、アルター能力を使えなくなることがある…」
C.C.「ホールド職員がまとめたデータに載っていたのか」「それにしても、精神に乱れがあるとアルター能力を使えない、か…」
ルルーシュ「人の精神を支配する、絶対遵守のギアス…。思わぬところに落とし穴があったな」
C.C.「泣き言か、坊や?」
ルルーシュ「まさか。ギアスが掛からないというわけじゃない。使い道はいくらでもある」
C.C.「この世界でギアスが効かないのは、一度ギアスを掛けられた枢木スザクくらいか…」
ルルーシュ「フン…まさか、アイツまでこの世界に来ていたとはな」
C.C.「私たちを追って、神根島の周辺にまで来ていたのだろうな…」
ルルーシュ「それがホールドに捕まって、ホーリーの隊員として働くとはな…。アイツもよくよく、体制側が好きらしい…」
C.C.「フ…アルター能力者によって、このロストグラウンドが無秩序な世界になっているのは事実だろ」
ルルーシュ「…奴の考えなどどうでもいい。今はそれよりもどやって、元の世界に戻るかだ」
C.C.「そのために市街に潜入して、ホールドの職員にギアスを掛けたんだろ?」
ルルーシュ「ああ。命令したのはロストグラウンドの歴史、アルター能力について公開されている情報…そして、大隆起について公開されている情報…」「これらのデータを指定された日時に、指定された場所へと持ってくるように命令した」
C.C.「まったく…面倒な命令をしてくれたおかげで、私がもう一度市街に潜入するはめになったぞ」
ルルーシュ「偽造IDは用意してやっただろ?」「知っている内容を口頭で説明するだけでは、俺の知りたい情報が漏れる可能性が高い」「足が付く危険性を削りつつ、最大限の情報を引き出すにはこれしかなかった」
C.C.「それえ? 私が懸命に肉体労働をしていた間、お前は働いていたんだろうな」
ルルーシュ「当然だ。俺たちが元の世界へ戻るための扉を開く鍵…」「その片方を見つけた」
C.C.「…それが先ほどの男か」「だが、あの男には振られただろう?」
ルルーシュ「問題ない。あの男がコントロール出来ない類の人間だとしても、あの男の目的、行動原理…それさえわかっていれば…」「利用することは…可能だ」
【シナリオエンドデモ終了】


[ラディカル・グッドスピード]
【シナリオデモ開始】

クーガー「ハッハーッ! ブラボー!」
〔機構の稼働音〕
ドモン「ぐっ…!」
レイン「ク…クーガー…さん…! あの…もっとスピードを…おと…」
クーガー「もっとスピードを出してくれ…!? いやいや女性だというのに過激な方だ!」
レイン「え、ちがっ…!?」
クーガー「ですがいいでしょう! 女性のリクエストに応えるのは紳士の務め! なにより速いのは俺も好きです! だから!」「見せてあげます世界を縮める速さ! 私のアルターの速さを! その名も…!」「ラディカル! グッドスピードッ!!」
〔機構の稼働音〕
クーガー「この世の理はすなわち速さだと思いませんか? 物事を速く成し遂げればそのぶん時間が有効に使えます! 遅いことなら誰でも出来る20年かけ」「ればバカでも傑作小説が書ける! 有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家! 週刊よりも日刊です! つまり速さこそ有能なのが文化の基本法則!」「そして俺の持論ですぅぅぅぅぅぅあっ!」
〔機構の稼働音〕
クーガー(画面オフ)「ハッハーッ!」

クーガー「キョウジ?」「それがあんたのアニキの名前か?」
ドモン「ああ…この写真の男だ。見たことはあるか?」
クーガー「いや。残念ながら見たことはないな」
ドモン「そうか…」
クーガー「しかし、実の兄を殺さないといけないとはな…」「無常だな…」
ドモン「そのような甘さは塔の昔に切り捨てた。死んだ母の無念を晴らすには…」「冷凍刑となった父を取り戻すには、それしかないんだからな」
クーガー「なるほどな…」「しかし、ミカムラさんという恋人とロストグラウンドでデートしながら復讐相手を探すとは、なかなか豪胆な男だな」
ドモン「レインはただの幼馴染だ。ガンダムファイトのチームスタッフとして、、俺に同行しているだけに過ぎない」
クーガー「そういや、今は予選中なんだっけ? ロストグラウンドには無縁なもんで、すっかり忘れてたよ」
ドモン「フン…」「そう言えば、レインの姿が見えないな…。レイン、どこだ!」
クーガー「ああ。彼女ならそこに…」
レイン「うっ…っ…」
ドモン「レイン、いつまでうずくまっているつもりだ」
レイン「あ、あなたこそ…あんな暴力的な速さの後で、どうしてそんな平気そうにしていられるのよ!?」
ドモン「確かに最初は面食らったが…もはや慣れた」
クーガー「ほう…? 俺の運転がスローウリィだとでも?」
ドモン「違うというのなら、さっさと本気の走りを見せてみろ」「最も…俺には何の問題もないだろうがな」
クーガー「フ…面白い! 世界を縮める俺の速さにどこまで付いてこれるか試してやるよ!」
レイン「やめて! これ以上の速さには私がついていけないわ!」
ドモン「ついてくるのが辛いのならお前はここで待っていろ、レイン」「俺とクーガーのふたりでキョウジを…デビルガンダムと東方不敗を探す。情報が確かなら、奴らはここにいるはずだ」
レイン「またあなたが無茶をするかもしれないでしょ。お兄さんと師匠のことになると、すぐに無茶をするのだもの…」
ドモン「…俺は未熟だった頃とは違う」「心配事があるとすれば、いざデビルガンダムを相手にするとき、お前が奴らに捕まってしまうことだ」
レイン「ドモン、私はパートナーなのよ!? そんな言い方って…」
クーガー(このふたり…)
ドモン「そうでなくともロストグラウンドは治安が悪い。ゴロツキがうろつく街の方よりも、野生生物しかいない森林の方が心配は少ない」
クーガー(なんて…)
レイン「私にだって、武道の心得くらいあるのよ! あなたの役に立つことくらい…!」
クーガー(なんて無駄な時間を消費しているんだ!?)(互いに好意を向け合っているのなは赤の他人である俺から見ても明白! なら即時即刻即告白して付き合い絆を深め確認し合ってバージンロードを)(歩む! そうすることで次の人生プランが進み旅行美味しい食事美しい景色ふたりの共有の思い出も増えることで更に絆が深まる! それこそが恋)(が突き動かすモチベーションの最速最効率の時間の使い方ァ! だというのに素直にならず現状維持に務めるのは停止どころか後退にすぎない!)(だったら!!)「ミカムラさん。もしここら辺でキャンプをするのなら、おすすめのスポットを紹介しますよ?」
レイン「私はここに残るわけじゃあ…!」
クーガー「まぁまぁまぁ…。ここら辺は野生の動物も多いですからね。あなたの身を狙う危険なモノが…」
〔足音〕
レイン「え…!?」
ドモン「な…!」
クーガー「いつ、あなたを襲うかも分かりませんからね」
ドモン「お、お前…! レインの肩に…手を…!」
クーガー「ん~? 手がなんだってぇ? 彼女は恋人でもなんでもない…ただの幼馴染なんだろ?」
ドモン「ぐ…! それは…」
クーガー「さあ! 頭の固い奴は放っておいて、おすすめのスポットをご案内してさしあげましょう!」
レイン「で、でも…クーガーさん…私は…」
クーガー「…ここは俺に話を合わせて…」
レイン「…え?」
クーガー「さあ行きましょう、ミカムラさん!」「はっはっはーっ!」
〔歩き去る足音〕
ドモン「…フン! 勝手にしろ!」

〔歩み寄る足音〕
クーガー「さて…ここら辺まで来れば充分でしょう」
レイン「あの…クーガーさん…もしかして…」
クーガー「ああいう頑固な手合いは、一度時間を置いて頭を冷やさないと、考えも変えられないって知っていましてね」「お節介だと承知の上で、ちょっと口を挟ませてもらいました」
レイン「…ありがとうございます」「私もちょっと意固地なところがあるから、ドモンとケンカが始まるといつもこじれて…」
クーガー「それだけお互いを想っているという証ですよ。ドモンの奴も、あなたのことが本心から心配でここに残るよう提案したんでしょうしね」「実際、街の方に近付けば、ならず者の縄張りも多くなっていきます」「そういう輩が…危険な存在が自分の好きな女性に近付くってだけで我慢がならないものですよ…男ってのはね」
レイン「す、好きって…私とドモンは…」
クーガー「今さな隠さなくてもいいでしょう! 空港でお迎えしてここに来るまでですが、はたから見ていて丸わかりでしたよ!」
レイン「そんなに…ですか?」
クーガー「ええ。お節介を焼きたくなるくらいには」
レイン「ふふ…」
クーガー「ん? どうしたんですか?」
レイン「いえ…水守の言っていた通りの人だなって思ったんです」「陽気で明るくて…周りのことをよく見ている人だって」
クーガー「おや…ミノリさんとお知り合いで?」
レイン「ええ。父に連れられて行ったパーティーの時に知り合って、そこから仲良くなって…」「あの…彼女のお名前って、ミノリではなく水守ですよ…?」
クーガー「ああ、これはすいません」「そうだ…実はここに呼んだのは私の相談にも乗って欲しかったからなんですよ」「彼女から聞いていると思うんです。彼女がロストグラウンドにやって来たのは、幼馴染の劉邦を追ってだということを…」
レイン「ええ…彼女からその話は聞いているけれども…」
クーガー「そのことでどうしてもミカムラさんにお聞きしたいことがありまして…」「幼馴染って…そんなに良いものなんです?」
レイン「良いものって…」
クーガー「だってそうでしょう!? あなたもミノリさんも幼馴染である劉鳳やドモンに首ったけ!」「スタートの位置が違うというだけでここまで距離の開きが生まれるものなのか!? 埋められない差だとでも言うのですか!?」「それとも幼馴染というものには、出会いが早いという他にも何か特別な理由が存在しているとでも!?」
レイン「それは私からは何とも…彼女と私じゃあ状況も違うでしょうし、一言に幼馴染みと言っても…」「あと、水守ですよ?」
クーガー「ああ、すいませ…」
〔崩落音〕
〔画面、震動〕

クーガー「…! なんだ!?」
レイン「この揺れって!?」

ドモン「まさか…これは…!」

東方不敗「かなみよ…! ここに隠れておれ!」
かなみ「おじいさん…!? おじいさんはどこに…!」
東方不敗「罪には報いが待っておる。それが己自身の犯した罪でなくとも…」「身から出た錆というものは落とさなくてはならん…!」
〔滑空音〕
かなみ「おじいさん…!? おじいさーん!」

シュバルツ「動き出してしまったか…」なんとしてでも止めねばならん…! ロストグラウンドの大地で目覚めた悪魔を…!」「でなければこのロストグラウンドは…! 世界は、破滅へと飲み込まれてしまう!」
【シナリオデモ終了】


[デビルガンダム]
【シナリオデモ開始】

クーガー「なんだアレは…! まさか、アレが…!」
〔走り寄る足音〕
ドモン「そうだ…! アレこそがデビルガンダム! やはり情報は正しかったということか!」「ストレイト・クーガー! レインを安全な場所へ避難させてくれ!」
レイン「ドモン…!」
ドモン「…俺を信じてくれ、レイン」
レイン「…!」
ドモン「今の俺は前のおれとは違う…。キョウジや東方不敗を前にしても、冷静さは失わん」
レイン「わかったわ、ドモン。あなたを信じるわ」「だって私は…あなたのパートナーなんだから」
ドモン「ああ…」「ストレイト・クーガー、改めてレインを頼む」
クーガー「監視兼案内役の俺としては、片方から目を離すのもいけないんだがね…」「だがまあ、この非常事態だ。レディの安全を優先しよう」
ドモン「それとだな…」
クーガー「ん?」
ドモン「…手は、出すなよ」
レイン「ド、ドモン…」
クーガー「フ、安心しろ」
〔回転音〕
クーガー「こちらも、ミノリさんという心に決めている相手がいるもんでな!」
レイン「…水守ですよ?」
クーガー「細かいことは置いといて、飛ばしますよ!」
〔回転音〕
レイン(画面オフ)「きゃああぁぁぁぁぁぁー…!」

〔走り寄る足音〕
ドモン「貴様らの先には奴が…! キョウジと東方不敗がいるはずだ!」「でろぉぉぉぉ! ガンッダァァァァムッ!」
〔指パッチン〕
〔画面、発光〕

【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カズマ「なんだコイツら…! 急に出てきて襲ってきやがって…!」「前までは普通に通れていたんだ! テメエらの縄張りってわけでもねえだろうが!」
ゼロ「カズマ…奴らに言葉が通じると思っているのか?」
カズマ「! テメエ…!」「俺が言葉の通じねえ相手に話し掛けてるバカだとでも思ってんのかよ!」
ゼロ「いや…そんなことは思ってはいない。私が言いたいことは…」
カズマ「テメエのおためごかしは腹一杯なんだよ!」「お次はなんだ? 敵は正体が不明で、辺り構わず襲っている。敵が強くて巨大だから協力しようってか?」
ゼロ「話が早いな…。そうだ、その通りだ」「この敵は君も私も区別なく襲っている。ホーリーのアルター使いか、はたまた別の存在なのかは分からない…」「だが、ひとつだけ分かっていることがある。それは、我々の敵だということだ」
カズマ「違うね。こいつは俺の敵だ。こいつがケンカを売って、俺が買った」「だから俺がボコる! 徹底的にな!!」
ゼロ「…あの敵に因縁があるわけでもないだろう。なぜそこまで、ひとりで戦うことにこだわるのだ」
カズマ「そんなもん、決まってんだろうが…! 初めて見るようなデカブツが相手なんだ…!」「ひとりでやった方が! 面白ぇからに決まってんだろおぉぉっ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


[一触即発]
【シナリオデモ開始】

カズマ「うじゃうじゃと湧いてきやがって…! うざってぇんだよ!」
〔撃破音〕
〔画面、金にフラッシュ〕
〔通信のコール音〕

ゼロ「これだけの頻度で次々と応援が来る…どうやら、元々の数が多いだけではないな」「この敵は自己再生…更には単一での増殖を果たしている」
カズマ「なんだそりゃあ!」
ゼロ「攻撃したそばから傷が治り、敵を減らしたそばから増え続けている」「つまりこの敵を倒すためには…」
〔レーダー反応〕
C.C.「おい…何かが近付いてくるぞ」
ゼロ「なに…?」
〔機体の歩行音〕
〔画面、フラッシュ〕

ドモン「デビルガンダムはここか!」
〔機体の歩行音〕
〔画面、フラッシュ〕

シュバルツ「ドモンよ…やはり、お前は来たか」
ドモン「シュバルツ・ブルーダー…!? あんたもデビルガンダムを追ってここに!?」
シュバルツ「話は後だ。我々以外にも客人がいるようだからな」
ドモン「なに…?」
〔機構の稼働音〕
クーガー「まったくよ…本部に戻った後お前らを拾わなければ、俺が最速で着いたってのに…」「ん…?」
カズマ「! あんたは…! ストレイト・クーガー!?」
クーガー「カズヤか!?」
カズマ「カズマだ!」
劉鳳「まさか…奴もこの場に来ていたとはな」
スザク「ゼロ…!」
ゼロ「ちっ…! 厄介な相手が…!」
カズマ「っ…劉鳳!」
劉鳳「思ったよりも早く地上へと上がれたようだな…」「だが!」
カズマ「ハッ…! やる気満々みたいじゃねえか…!」「いいぜ! ここで白黒はっきりつけようじゃねえの!」
ゼロ「待てカズマ! 周りの状況を見ろ! 今は…!」
カズマ「知ったことかよ! 目の前にあの野郎がいるってのに、よそ見をしている暇なんざ…!」
????(画面オフ)「小事にとらわれて大局を見失うか! この馬鹿者がぁ!」
カズマ「…っ! 誰だ!」
ドモン「この声…まさか!」
カズマ「どこだ! どこにいやがる!」
????(画面オフ)「どこを見ている! わしはここよ!」
ゼロ「っ…! 上だ!」
東方不敗「ヌハハハハハハハ!」
カズマ「! てめえは…!」
ドモン「東方不敗…マスターアジア!」
東方不敗「敵を見定めず、視界で捉える獲物のみを追うのはただの獣よ!」「そんなことすら分からぬか、カズマよ!」
カズマ「いきなり出てきて説教かよ…! なに考えてやがんだ、このジジイ!」
ドモン「東方不敗! やはりこのデビルガンダムは貴様の仕業か!」
東方不敗「フ…こうも人の話を聞かぬ馬鹿者共が揃うとはな」「だが、否が応にでもお前たちは真の敵と戦うことになる!」
ドモン「どういうことだ…!?」
東方不敗「こういうことよ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

スザク「くっ…!?」
ドモン「東方不敗がいるというのに、構わず攻撃してきた…!?」
シュバルツ「「あのデビルガンダムにとっても、東方不敗は敵ということか…!」
東方不敗「ようやくわかったようだな。我らの敵が同じということが」
カズマ「ところ構わず襲ってきやがって…! テメエらに用はねえんだ!」
劉鳳「この大地から…消えろ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

東方不敗「よいか? このデビルガンダムには自己再生、自己増殖、自己進化の三大理論が備わっておる」
ドモン「そのデビルガンダムに味方する貴様が、なぜ奴らに襲われている!」
東方不敗「このデビルガンダムはネオホンコンが造ったコピーよ」「こともあろうにこの粗悪品は…地球そのものすら取り込んで、自己進化を果たそうとしておるのだ!」
ゼロ「…!」「なんと…! では、このままでは地球の危機だと!?」
東方不敗「さよう。今はそれぞれの因縁は横に置き、同じ敵を果たすために動く時!」
カズマ「だからコイツらを手を組めってか?」「勝手に俺の敵を決めてんじゃねえ! 俺が誰と戦うかってのは、俺が決める! 俺の敵は、コイツなんだよ!」
劉鳳「たとえ貴様の言う通り、この敵が地球規模の危険性を秘めている相手だとしても…共闘はあり得ん」
スザク「敵に注意を向けてしまえば、後ろから撃たれるということすらあり得る相手なんだ…!」
ゼロ「………」
ドモン「それにデビルガンダムのコピーとやらがあの程度の実力ならば、手を組む必要など…」
東方不敗「馬鹿者が! さきほど倒したのは粗悪品の更に劣化コピーよ! コピー本体の力はこの程度では…」
〔通信のコール音〕
劉鳳「こんな時に通信…? いったい誰から…」
〔通信の開く音〕
シェリス「劉鳳! こちらシェリス! 今、NP3228の住処にいるんだけど、正体不明の巨大な敵に襲われているわ!」
劉鳳「なに…!?」
カズマ「! ちょっと待て…! 今、どこにいるって言いやがった!?」「かなみは! かなみは無事なんだろうな!」
かなみ「カズ君…!? そこにいるの、カズ君なの…!?」
カズマ「かなみ!」
劉鳳「今の状況はどうなっている、シェリス!」
シェリス「ダースの部隊が敵の相手をしているけれど、突破されるのは時間の問題で…」
かなみ「! シェリスさん…! 後ろに!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕

シェリス「あう…!?」
かなみ「きゃあぁぁぁ…!」
〔通信の閉じる音〕
カズマ「かなみ!? おい! どうしたんだよ、かなみぃ!!」
劉鳳「返事をしろ! 無事なのかシェリス! シェリス!!」
カズマ「くっ…!」「かなみいいいぃぃぃぃぃっ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


[終焉]
【シナリオデモ開始】

シュバルツ「ドモンよ。お前もひとりで戦いつもりか?」
ドモン「さっきの男の言う通りだ。ここで他人を…東方不敗を頼るようでは、俺もまだまだ未熟者ということだ」
シュバルツ「フ…甘いな」
ドモン「なに…?」
シュバルツ「誰の力も借りないなどという言葉が許されるのは、一人前の男のみよ!」
ドモン「シュバルツ、貴様…! 俺が半人前とでも言いたいのか!」
シュバルツ「では逆に聞こう、ドモンよ! お前の拳は誰から学んだ拳だ!!」
ドモン「東方不敗だ! だが、奴と俺はすでに敵同士で…」
シュバルツ「それが甘いと言っているのだ!」
ドモン「!」
シュバルツ「師からすべてを受け継がずして、一人前を名乗れるとでも思っているのか!」
ドモン「あの男から学ぶものなど…!」
シュバルツ「敵であるなら学ぶものはないと言うのか! それで貴様、よくも武道家を名乗れたものだ!」
ドモン「…!」
シュバルツ「すべてのものから学び、強くなるという気概がなければ、武の道の果てへと進めると思うな!!」
ドモン「………」

スザク「ハァッ…!」
〔アンカーの射出音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゾンビ兵「…!」
〔撃破音〕
スザク(東方不敗という人が言うには、デビルガンダムにはDG細胞というモノで辺りを侵食する性質があるとのことだけど…)(すでにこんなところにまで、デビルガンダムの手駒が出現しているなんて…! 早く、奴らを倒さなければ…)「………」
〔画面、発光〕

スザク「劉鳳さん、クーガーさん…おふたりはこれから、どう動くつもりですか?」
劉鳳「無論、シェリスを助けに向かう。他の隊員もその近くにいるはずだ」「…止めても無駄だぞ、クーガー」
クーガー「止めねえよ。あのバカもとっくに行っちまいながったからな」「ま…一番最悪だった、腹をくくるまもなく動くって展開は避けられた」
スザク「腹をくくる…ですか?」
クーガー「枢木よ。お前、道に迷っているんじゃないのか?」
スザク「…!
劉鳳「道を見失いながら進む者は危険だ。シェリスの救出に、お前は連れてはいけん」「何より…お前自身の身が危険だ」
スザク「迷うな、ってことですか…?」
劉鳳「そうは言っていない。迷うことも時には大切だろう」「だが行動するならば、お前の信じる正義を以て行動しろ」
スザク「………」
〔画面、発光〕

〔画面、フラッシュ〕

スザク(奴を…ゼロを恨むのは当然だ)(ユフィを殺したのはゼロなんだ…! たとえゼロが、ルルーシュだったとしても…!)
ゾンビ兵「………」
〔ビームライフルの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

スザク「! しまっ…!」
ゼロ「ハドロン砲…! 発射!」
〔ビームキャノンの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゾンビ兵「…!」
〔破裂音〕
〔画面、フラッシュ〕

スザク「ゼロ…」
ゼロ「余所見をするとは君らしくないな、枢木…」
スザク「無様な姿をさらしている自分を笑いにきたのか? それとも、手を組もうと呼び掛けにきたのか?」
ゼロ「手を組もうとは言わない。だが、互いの戦い方を我々は熟知している」「どう動くのかわかる相手が近くにいるだけでも、自分が倒すべき敵がわかり、効率よく敵を倒せていけるはずだ」
スザク「…お前はユフィを殺した」「そのお前を信じることは出来ない! お前は警戒すべき敵なんだ!!」
ゼロ「交渉は決裂か」
スザク「自分の目の前から即刻立ち去るんだ。今はデビルガンダムを倒すために見逃しているが…」
????(画面オフ)「たすけてー!」
スザク「!」

ゾンビ兵「………」
ゾンビ兵「………」
少年「あ…あわわ…」
少女「きゃぁぁぁ…!」
スザク「くっ…! あんなところに人が…!?」(ダメだ…! 時間が足りない…! 今からのタイミングでは、どちらか片方しか…!)
ゼロ「左の敵を狙え!」
スザク「!」
〔破裂音〕
〔画面、フラッシュ〕

少年「え…?」
少女「たすかったの…?」
スザク(どう…して…?)(どうして俺は、ゼロと一緒に戦った…? ユフィを殺した相手だというのに…!)
少年「あ、あの」
スザク「!」
少女「たすけてくれて…ありがとう!」
スザク「あ…」(そうだ、俺は…戦う力のない人々を…善良な人々が幸せに暮らす世界にしてくて…だから、ユフィを一緒に…)「…ここは危ないよ。安全な場所まで避難できるかい?」
少年「うん!」
スザク「よし…それじゃあ、行くんだ」
〔走り去る足音〕
スザク「ゼロ…君の誘いに乗ろう」
ゼロ「枢木…」
スザク「だが、君を信じたわけではない。君が怪しい行動を取らないか監視するために僕が君の側にいる!」
ゼロ「ああ、それで構わないとも」
スザク(この憎しみを忘れるわけじゃないが…)(けど、人々を守りたいと想うこの気持ちも間違いなく僕の気持ちなんだ…!)(僕はこの気持ちを…! ユフィと共に語った夢を、切り捨てたくない!)

劉鳳「剛なる右拳…! 臥龍!」
〔アルターの発動音〕
〔画面、フラッシュ〕

カズマ「テメエ…! 人の獲物を取るんじゃねえ!」
劉鳳「勝手なことを言うな。俺の道に立ちはだかった敵を倒すのに、貴様の断りが必要だとでも言うのか」
カズマ「テメエに借りを作るみてえ、気分が悪いんだよ!」
〔機体の歩行音〕
ゾンビ兵「………」
カズマ「チィ…! 邪魔だ! シェルブリットオオォォォォッ!!」
〔アルターの発動音〕
〔画面、金にフラッシュ〕

劉鳳「その言葉、そっくりそのまま返してやろう」「貴様の大切な人とやらも俺が救ってやる。貴様はここで待っていろ」
カズマ「ふざけんな! 誰がテメエなんぞの手を借りるか!!」
〔機体の歩行音〕
ゾンビ兵「………」
〔機体の歩行音〕
ゾンビ兵「………」
劉鳳「待っていろ、シェリス…! 今、助けに行く!」
カズマ「背負うって決めたんだよ、こっちは…!」「邪魔すんじゃねえ! テメエらああぁぁぁぁぁっ!!」
〔破裂音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔機体の歩行音〕

ゾンビ兵「………」
〔機体の歩行音〕
ゾンビ兵「………」
カズマ「くそったれ…! 倒しても倒しても湧いてでてきやがって…!」
????(画面オフ)「なにをしておるか! この馬鹿者共があぁぁ!」
カズマ「この声…!」
東方不敗「己の力で助けると決めたのであろう! 助太刀は無用と拒んだのであろう!」
カズマ「うるせえんだよ、ジジイ!」
劉鳳「赤の他人に説教されるまでもない!」
東方不敗「そう言いながら、足止めを食らっているではないか!」
カズマ「んなことはな…!」
〔撃破音〕
〔画面、金に発光〕

東方不敗(画面オフ)「ハァァァァァァッ!!」
〔発光、収束〕
〔破裂音〕
〔画面、フラッシュ〕

劉鳳「! 今の攻撃は…!?」
カズマ「…猫被ってやがったな、ジジイ」
東方不敗「これぞ東方不敗が最終奥義、石破天驚拳」
ドモン「そして俺も加われば、奴らの壁も突破できるはずだ」
東方不敗「ほう…?」「どうした? わしと共には戦わぬと、あの場を飛び出したのではないのか?」
ドモン「勘違いするな。俺はこの場で…」「はぁぁ…!」
東方不敗「む…」
〔画面、金に発光〕
ドモン(画面オフ)「はああああああぁぁぁ!」
〔発光、収束〕
ドモン「あんたの技を盗みに来た! 東方不敗!!」「流派東方不敗が最終奥義…! 石破天驚拳をな!」
東方不敗「フ…そのような堂々とした盗人がおるか」「だが…その威風堂々とした姿こそ、キング・オブ・ハートに相応しい」「ならばやってみせよ、ドモン!」
ドモン「今こそ! 流派東方不敗が最終奥義!!」
東方不敗「せきっ!!」
ドモン「はぁっ!!」「天驚けぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔破裂音〕
〔画面、震動〕

【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

東方不敗「さあ、見せてみよ! お主たちがどこまでやれるのかを!」
ドモン「ひとりで戦うという…その強さを!」
劉鳳「何物にも穢させはしない! 俺が構築する…聖域を!」
カズマ「人様のシマに手ぇ出しやがったらどうなるか…! 教えてやらあぁっ!」

ゾンビ兵「………」
カズマ「まだいやがんのか…!」
劉鳳「立ちはだかる障害は、すべて切り裂く!」
クーガー「おいおい…それじゃあラストスパートまで保たねえだろうが」
劉鳳「クーガー…!」
カズマ「テメエ…! 俺の前から勝手にいなくなった奴が…! 今さらなんだってんだよ!」
クーガー「お前がお前の道を突き進むように、俺も俺の道を最速で突っ走っているだけだ」「それでも文句を言いたいならな…!」
劉鳳「!」
〔アルターの発動音〕
〔画面、紫にフラッシュ〕

カズマ「な…!?」
〔破裂音〕
〔画面、フラッシュ〕

クーガー「まずは俺の隣に並び立ってから言うんだな」「ま…絶対に追いつかせないけどな」
カズマ「言ってやがれ。いつか必ず、あんたの上へ行ってやるよ」「…アニキ」
クーガー「フ…」

シェリス「………」
かなみ「………」
劉鳳「いた…シェリス!」
カズマ「かなみ!」
劉鳳(二度も失いはしない…! 母様を…絶影を失った時にそう誓った!)
カズマ(もうたくさんなんだよ…! 背負うモンをなくすのは!)
劉鳳「立ちはだかる敵は…切り裂く!」
カズマ「邪魔なモンはすべて打ち砕く…!」「俺のこの…拳でええぇぇぇぇぇっ!!」
〔破裂音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔変身の解除音〕
〔画面、フラッシュ〕

カズマ「ハァ…ハァ…!」
劉鳳「ハァ…ハァ…!」
スザク「劉鳳さん!」
ゼロ「カズマ!」
東方不敗「どうやら、救えたようだな」
カズマ「へっ、当然だろ」
かなみ「………」
シェリス「………」
シュバルツ「寝ているだけのようだ…。すぐに目を覚ますだろう」
クーガー「どうなることかと思ったが…一件落着ってとこか?」
スザク「デビルガンダムは倒しましたし、これですべての敵は…」
劉鳳「いや、まだだ…」
ドモン「なに…?」
カズマ「ああ…! まだ、敵は残ってやがる…!」
【シナリオエンドデモ終了】


[我が道]
【シナリオデモ開始】

ドモン「敵はまだ残っているだと…?」
カズマ「いやがんだろうが…目の前によ!」
劉鳳「秩序を乱す存在…それこそが俺の敵だ!」
東方不敗「決着をつけねば、収まりがつかんということか」
スザク「デビルガンダムとの戦いで、ふたりとも力を使い果たしているはずじゃあ…!」
カズマ「んなことは理由にならねえ…!」
劉鳳「奴も条件は同じだ。ならば、なんら問題はない」「この男がいる限り…! ホーリーの秩序は構築されない!」
カズマ「テメエを倒さねえと…! 守るモンも守れねえ!」
劉鳳「ああ、そうだ! この男こそが…!」
〔光の放出音音〕
〔画面、フラッシュ〕

絶影「………」
〔アルターの発動音〕
〔画面、金にフラッシュ〕

カズマ「俺の…敵だっ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

劉鳳「まだだ…! まだ終われん!」
カズマ「コイツだけは…! コイツだけは倒さねえといけねえんだ!」
〔出力の上昇音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕

クーガー「! これは…まさか…!?」「今すぐあのふたりの戦いを止めるぞ!」
ドモン「クーガー…!? どうしたんだ、いきなり!」
クーガー「あのふたりの力の衝突で、向こう側の領域への扉が開こうとしている…!」「再隆起が起こるんだよ!」
スザク「再隆起…?」
クーガー「説明は後だ! 今はあのふたりを…」
ゼロ「再隆起…つまりは22年前に起きた、大隆起の再現といことかな?」
スザク「ゼロ…?」
ゼロ「大地が隆起する程の、自然現象ではあり得ないエネルギーが放出される現象…」「そのエネルギーは、この世界ではない空間から吹き出されるモノだ」
クーガー「! お前…! どこでその情報を!?」
ゼロ「データから導き出された推測にすぎない。シェルブリットから計測されたエネルギーは、あの空間で計測したエネルギーと酷似していた」
クーガー(この男…まさか、向こう側に…!?)
ゼロ「更にシェルブリットと絶影との衝突が、最も高いエネルギーを計測していた」「そこから導き出される結論として、アルター能力とは異なる空間へとアクセスする能力でもある」
クーガー「………」
ゼロ「フ…どうやら、当たっていたようだな」
東方不敗「22年前と同じ規模の大隆起が再び起きてしまえば…」「ロストグラウンドに住まう生命の明日はない!」
ドモン「なら、なおさら話している時間はない! あのふたりの戦いを止めて、大隆起の再現を止める!」
ゼロ「それは困るな…」
シュバルツ「なに…?」
ゼロ「私が再びあの空間へと行き、元の世界へと戻るためには必要なのだ」「あのふたりが戦い、大隆起を起こすことがな」
スザク「! ゼロ…! 貴様はぁっ!!」
ドモン「自分の都合のために、大勢の人間を犠牲にしようというのか!」
ゼロ「彼らの戦いは、彼らの意志によるものだ。どんなに言っても聞かないような意志の固い彼らのな…」「私はそれを、後押ししたいだけだ」
シュバルツ「そのためならば我々とも、拳を交える覚悟はあるということだな!」
クーガー「おい、仮面野郎。ここにいる面子を相手に、強行できると思っているのか?」
東方不敗「………」
スザク「………」
ゼロ「ああ…まともに戦えば勝機はない」「だから、手は打たせてもらったよ」
スザク「なに…!?」
〔破裂音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔破裂音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔崩落音〕
〔画面、フラッシュ〕

シュバルツ「! この爆発は…!?」
ドモン「地盤が崩れる…! 地面の下からか!?」
ゼロ「ロストグラウンドには、大隆起の関係で地下に空洞や街の跡地が数多く残っている。地盤沈下などの危険性から手付かずだがな」「そして、ロストグラウンドにはならず者が多い。逃げない人手という問題さえクリアすれば、構造の把握、爆弾の設置などは容易かったよ」
スザク「ゼロ、お前は…! お前という男は!!」
ゼロ「枢木スザク…元の世界へは私だけが戻る。お前はこの世界の秩序を守り続けるがいい。私の計画を成すためにはお前は最大の障害だ」「もっとも…この不安定な足場では、ランスロットで飛ぶことも出来ず、大地に潰されるのが先になるかもしれんが」
スザク「ゼロオオォォォォッ!!」
C.C.「…よかったのか?」
ゼロ「………」
ルルーシュ「当然だ。俺も、俺の生き方を変えることなど出来ん」(覚悟ならとうに決めているさ。ユフィを犠牲にした俺は、他の何を切り捨てでもナナリーを守る…!)
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、震動〕

クーガー「く…! この揺れ…!」
シュバルツ「最早、立つことすら…!」
ドモン「このままでは、ロストグラウンドの大地に飲み込まれる!」
スザク(みんな、死んでしまうのか…? 奴の思い描いた通りに…)
〔画面、発光〕

少女「助けてくれて…ありがとう!」
〔画面、発光〕

スザク(守りたいと想った生命も…俺も…こんなところで、死んで…)
〔ギアスの発動音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕

スザク「…! 生きる!」
〔滑空音〕
ルルーシュ「な…!?」
C.C.「崩壊する建物を蹴り上げて…!?」
ルルーシュ「飛んだだとおぉっ!?」
スザク「生きる…! 必ず! 生きるんだああぁぁぁ!!」
ルルーシュ「このっ…! やはりお前が立ちはだかるかっ!」
スザク「邪魔をするな! ゼロオオォォォォォォッ!!」
ルルーシュ「スザアアァァァァァァク!!」
劉鳳「俺の前に立ちはだかった敵…! この男を倒さない限り…俺は!」
カズマ「前へと突き進むことが出来なくなる…!」「一歩でも…前へと歩くために! 俺は…コイツをおぉぉぉ!」
劉鳳「カアァァァズマアアァァァァッ!!」
カズマ「劉うぅぅ鳳おおぉぉぉぉぉぉっ!!」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔斬撃音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔光の放出音〕
〔画面、緑に発光〕

????(画面オフ)「夢を…夢を見ていました」「強くありたい…誰にも負けたくない。大切な人を守りたい…生きていたい」「そんな純粋で、ささやかな願いを抱えた夢でした」「それでも夢には手が届かなくて…だからこそ手を伸ばして…」「私はその姿をただひたすらに、見ていたんです…」
【シナリオエンドデモ終了】


● 進撃イベント「1246秒の奇跡」


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