イベント
約束のツバサ
[回り始める運命の輪]
【シナリオデモ開始】
ナイアーラ「こんにちは、お客さん。並行世界の吹き溜まりにようこそ」「約束って守らなきゃいけないものだよね」「しかし、約束を守らんがために、何かを犠牲にしてないかい?」「何かを犠牲にして成し遂げられる約束は、本当に必要なものなんだろうか?」「でもね…こうも思うんだ」「何の技師絵も伴わずに約束を果たす事に意味なんてあるのかな、ってね…」
ひとみ「あれは夢? それとも幻?」「あたしの占いで、ガイアに戻るためにはこの星を旅しながら、復興の手伝いをした方が良いと出る」「その途中、あたしたちはとある街で復興をあきらめてしまった人たちを元気づけるため何年かぶりのお祭りを手伝う事になった…」
サイ・サイシー「おーい! 誰か野菜きるの手伝っておくれよー!」
女(※若者)「はーい!」
男(※若者)「こっちも材料なくなっちまった! 誰か持ってきてくれー!」
メルル「あたしがやるよー!」
ひとみ「なんだかんだ、みんな楽しんでるみたい」
バァン「ああ、そうだな。俺たちがこの街に来たときは、皆の表情は暗かったからな」
ひとみ「準備、して良かったね。サラマンディーネさんもお祭り本番には来てくれるって言うし」「………」
バァン「不安か?」
ひとみ「まぁね…」
バァン「お前を元の世界に戻すと言ったのにな…。まさか、ガイアでもないところに来てしまうとは」
ひとみ「…ううん。バァンのせいじゃないしさ。あたしも頑張ってガイアに戻る手段…」
メルル「ちょっと、ひとみ! あんたなにサボってるのよ!? 人手足りないんだから休んでる暇無いわよ!」「あ、バァン様はゆっくりしててくださいね」
ひとみ「すっごい変わり身…呆れちゃうわ」
メルル「なんか言った?」
ひとみ「いーえ、なんにも…」
〔画面、フラッシュ〕
ひとみ「…!?」
バァン「どうした!?」
ひとみ「なにか…ううん。誰かが、この世界に来てる…?」
アマタ「シュレード! アンティ! みんな! 誰か返事をしてくれ!」「ダメだ…応答無しか。通信機がやられてるわけじゃなさそうなのに…」
ゼシカ「私のほうもダメ…。ベクターマシンはかろうじて動くみたいだからそれだけが救いかな…」
〔殴打音〕
アマタ「くそっ! 早くアルテアに向かわなきゃ! ミコノさんを助けなきゃいけないのに!」
ゼシカ「アマタ…」
サイ・サイシー「取り込み中悪いね、お二人さん。ちょーっと、話を聞き…」
ゼシカ「…!?」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
サイ・サイシー「おぉっと!?」
ゼシカ「止められた!?」
バァン「待ってくれ! 俺たちは怪しい者ではない!」
ひとみ「あたしたち、話をしたいだけなんです!」
アマタ「女の子…? じゃあ、ここはやっぱりアルテアじゃない…?」
バァン「やはりか…どうやらお前たちは、別の世界からこの世界に迷い込んだらしいな」「良かったら、俺たちに話を聞かせてくれないか?」
アマタ「………」
シュレード「状況はよくわからないが…」
〔機体の歩行音〕
〔機体の倒れる音〕
〔画面、震動〕
シュレード「…どうやら、熱烈な歓迎を受けているようだね」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
シュレード(敵意はあるが邪悪なものは感じられない。おそれ…おののき…おそらく、防衛本能といったいところか)「ならば、君たちの旋律を…俺が調律してみせる!」
シュレード「ゴホッゴホッ…くっ…」「こ、ここまでなんとか粘ってみたが、限界のようだね…」
サラマンディーネ「お前たち、おやめなさい!」
シュレード「…!?」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
シュレード「…なるほど。この世界の事情は把握できました」
サラマンディーネ「シュレード、と言いましたね。この度の無礼、わたくしからお詫び致します」
カナメ「サラマンディーネ様!? お顔をお上げください!」
サラマンディーネ「なにを言っているのですか。罪なき者が危うく生命を落とすところだった…。わたくしの頭など、いくらでも下げましょう」
カナメ「シュレード殿、どうかご理解を。ようやく平和を手に入れたというのに、またアウラ様を捕らえに来たのかもしれないと…」
サラマンディーネ「言い訳はおやめなさい。どのような理由があれ、襲ったことは事実。それでは、許しを請うているようなものですよ」
シュレード「いつの時代も勘違いや、すれ違いは起こるもの…」「過去を悔やむより、誤解が解けたことを喜びましょう」
ナーガ「心遣い、痛み入る…」
シュレード「ところで、サラマンディーネさん。ひとつ質問をよろしいでしょうか?」
サラマンディーネ「もちろんです。なんでしょう?」
シュレード「あなた方は『あちらの星』に行くと仰ってましたね?」
サラマンディーネ「ええ、あちらの星の復興に協力できればと思いましてね」
シュレード「その、異なる世界間に渡るテクノロジーで俺を元の世界に戻すことはできませんか?」
サラマンディーネ「お詫びをかねて力になってあげたいのは山々ですが…」「恐らく無理でしょう。わたくしどもの技術では、他のところにゲートは開けないでしょうから」
シュレード「そうですか…まったく…手詰まりとはこの事です」
サラマンディーネ「そういえば…これから向かうあちらの星に、占いに長けた人物がいます」
シュレード「占いですか…」
ナーガ「姫様…神崎ひとみのことですか?」
サラマンディーネ「ええ。ひとみならあるいは…」
シュレード(他人が奏でるメロディに自分を委ねる…か少し気は引けるが、他に手がかりが無い以上仕方が無いね…)「もしよろしければ、俺にその人を紹介していただけませんか?」
サラマンディーネ「ええ、紹介致しましょう」
【シナリオエンドデモ終了】
[隠者の唇]
【シナリオデモ開始】
メルル「このお祭り、鎮魂祭なの?」
ひとみ「聞いた話によると、だけどね。なんか、大きな争いがあったみたいなんだって。…なんの争いなのかはわからないけど」
バァン「…争い、か」
サイ・サイシー「バァンのアニキ!」
バァン「サイ・サイシーか。…アニキはやめろと言っているだろ?」
サイ・サイシー「へへ、呼び慣れちまったからなー。変えろってったって無理だよ!」
バァン「まったく…」
サイ・サイシー「それよりどうしたんだよ、暗い顔して?」
バァン「…いや、なんでもない」
アマタ「サイ・サイシー、あとはなにをすれば良い?」
サイ・サイシー「お、混ぜるの終わったかい。そしたら、どんどん包んじゃってよ! これからたくさん蒸すからさ!」
ゼシカ「こんなことしてて…良いのかな?」
アマタ「俺だって、本当はすぐにでも行きたいけど…。焦っても仕方ないよ」
サイ・サイシー「そうそう、急いては事を仕損じる、ってね。待ってた方が良い、って占いだったんだろ? どーんと腹を据えようぜ!」
ゼシカ「占い…か」「ひとみの占いってすごいよね…。アナタにもうひとりの自分がいる事もちゃんと言い当ててたし」
アマタ「そうだね。そういえば、ゼシカはなんて言われたの?」
ゼシカ「…!」
アマタ「ゼシカ?」
ゼシカ「…な、なんでもいいじゃない! 私、野菜取ってくる!」
〔走り去る足音〕
ゼシカ(私が失恋したばっかなこと、ひとみが知ってるはずないし…。やっぱり、あの子の占いは本物なのかな)
五飛「女」
ゼシカ「…誰?」
五飛「ダメだな…貴様は。迷ったまま戦うのはやめろ」
〔歩き去る足音〕
ゼシカ「あ、ちょっと…!」「なんなのよ…一体…」
アマタ「ねえ…バァン、サイ・サイシー。君たちはその、何て言うか…約束を守れなかったときってある?」
サイ・サイシー「なんだい急に?」
アマタ「いや、俺がここにいるのも…約束を守れなかったせいなんだ」
バァン「………」
アマタ「約束を守れなかったときって、どうすればいいんだろうね」
〔結晶が割れる音〕
バァン「なんだ!?」
ゼシカ「アマタ、逃げて!」
ミカゲ「物わかりが悪いようで困りますね。私が欲しいのは若草色の髪の君…あなただけなのです」
アマタ「ミカゲ!? どうしてここに!?」
ゼシカ「いやッ!?」
バァン「ゼシカ!!」
アマタ「次元ゲートが開いてる!? くっ…ゼシカとベクターマシンが!」
サイ・サイシー「へっ、連れて行かせるかよ!!」
バァン「俺たちも行くぞ!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
アマタ「ミカゲぇぇぇ!」
ミカゲ「君は必要無いよ」
〔金属音〕
アマタ「くっ…! くそぉっ!」
ゼシカ「アマタやめて! 私の事は良いから! アクエリオンに合体できないのに、ムチャだよ!」
バァン「アマタは下がっていろ!」
サイ・サイシー「ここはおいらたちに任せな!」
バァン「よし、ゲートが閉じたぞ!」
サイ・サイシー「ゼシカも無事だぜ!」
アマタ「ふたりともありがとう!」
アマタ「ゼシカ…無事で良かった…」
ゼシカ「もう、アマタのバカ! ムチャするんだから…」「でも、ありがとう…」「みんなも本当にありがとう」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ミカゲ(次元ゲートが閉まりましたか。やはり予定よりエネルギーを消費しますますね…)(しかし、ケルビム兵は既に充分な数を転移させています)
メルル「にゃにゃ!? なんなのあの数!?」
サイ・サイシー「アニキ、どうする? いくらなんでも戦力が足んないぜ!」
バァン「だが、退くわけにはいかない!」
サイ・サイシー「くそー、こんな時に五飛のやつはなにやってんだ!」
サラマンディーネ「お困りのようですね。力を貸しましょう!」
シュレード「アマタ、ゼシカ!」
アマタ「シュレード!? 無事で良かった!」
バァン「形勢逆転だな…!」
ミカゲ「果たして本当にそうかな?」
〔指パッチン〕
〔爆発音〕
ナーガ「くぅ!? これは…ッ!?}
〔指パッチン〕
〔爆発音〕
カナメ「きゃぁああ!?」
サラマンディーネ「ふたりとも!? しっかりしてください!」
ミカゲ「所詮は旧アトランディアの技術を模倣したおもちゃ…弱点は知っているよ」
サラマンディーネ「くっ…!」
ミカゲ「さて…」
〔光の放射音〕
〔画面、発光〕
ひかり「え!? なにかが…入ってくる…」「やめてぇ!!」
ミカゲ「…!?」
〔発光、収束〕
ひとみ「………」
ミカゲ「なるほど…」「君たち」
アマタ「な、なんだ?」
ミカゲ「もしゲートを使わずにアルテア界に来たいなら、そこの少女を捕まえて利用すれば良い。その少女には、特別な力があるからね」
ひとみ「え、あたし!?」
バァン「なんだと…!?」
アマタ「………」
ミカゲ「フフ…迷ったね」
ひとみ「あ…」
〔オーラの広がる音〕
〔画面、紫にフラッシュ〕
バァン「ひとみぃぃぃぃぃぃ!」
サイ・サイシー「逃がしちまったか…!」
〔打撃音〕
バァン「くそォッ!!」
メルル「バァン様…」
バァン「どうして…俺はいつも大事な時に…」
アマタ「ごめん…俺がためらったばっかりに…」
バァン「いや、俺がもっとしっかりしていれば良かっただけの話だ…。俺に誰かを守れる力さえあれば…」
サイ・サイシー「みんな! 落ち込んでたって始まらないだろ?」
バァン「サイ・サイシー…」
サイ・サイシー「おいらの知っている別のアニキも、どんな逆境の時もひたすら前に進んでいた。前に進まなきゃ、道なんてできないぜ!」
サラマンディーネ「サイ・サイシーの言う通りです。嘆く時間があるのなら、ひとみを助けに向かいましょう」
アマタ「俺も…力になりたい!」
メルル「でも、助けるにしても居場所がわかんないよ…?」
五飛「まったく、無様なやつらだ」
ゼシカ「あ、あんた!?」
サイ・サイシー「五飛! お前、どこ行ってたんだよ! こっちは大変だったんだぞ!?」
五飛「ヤツを追っていただけだ。ひとみの居場所を調べる為にな」「もっとも…うじうじしている貴様たちには必要のない情報だったか」
バァン「待て…五飛。頼む。ひとみの居場所を教えてくれないか?」
五飛「ほう…貴様は王のくせに女のために頭を下げるのか?」
バァン「頭すら下げられない人間に王たる資格はない」
五飛「フン…やはり貴様はそうでなくてはな。すぐに向かうぞ!」
【シナリオエンドデモ終了】
[死神の足音]
【シナリオデモ開始】
ミカゲ「ゲートをしばらく使えないとはいえ、偽りの翅の技術を使うとはね…」
ひとみ「あたしをさらって、どういうつもりよ!?」
ミカゲ「その様子ではまだ気づいていないのですか」
ひとみ「なにが…?」
ミカゲ「そのペンダントの意味さえ知らない…か。それは、はるか太古アトランディアにあったもの」「そしてあのエスカフローネのコアもまた、我らの持つ悠久の夢…」
ひとみ「どうしてエスカフローネのこと…」
ミカゲ「それは…我らが翅を持つ一族だから」
ひとみ「え、羽…? あなたまさか…バァンと同じ…?」
ミカゲ(さあ、もっと動揺なさい。あなたの心が乱れれば乱れるほど…あなたの心は操りやすくなる)
ひとみ(この人がバァンと同じ竜神人…? でも、竜神人は…わからない…誰か教えて…)
〔画面、フラッシュ〕
ひとみ「…!?」「五つの竜の力…? 『ふたつの羽の力』…それがふたり?」「それが集まって…これは…真なる竜? それが元の世界に戻るのに必要なの?」
ミカゲ「ビジョン、ですか。運命に関与する力とも聞きますが、果たして…」
ひとみ「…アポロニアス」
ミカゲ「…!?」
ひとみ「そう、それがあなたの…」
ミカゲ「おのれ、それ以上は…」
バァン「ハァアアッ!」
ミカゲ「!?」
〔金属音〕
バァン「外したか!?」
ひとみ「バァン!?」
ミカゲ「おやおや…なんと無粋な事だろうね」
アマタ「ひとみを離せ、ミカゲ!」
ミカゲ「離しても良いが、それは君たちがこの世界から脱出できない事と同意になる。私はこの世界から出る方法を知っているからね」「それでもいいのかい?」
ゼシカ「ひ、卑怯よ!」
ミカゲ「アルテアに行きたいのであれば、君たち同士で争うと良い」
アマタ「そ、それは…」
サラマンディーネ「あの者の言葉に、耳を傾けてはいけません!」
シュレード「ヤツはスケルツァンドに、俺たちを翻弄しようとしているだけだ!」
メルル「でも、ひとみが捕まってると迂闊に攻撃できないんじゃ…」
サイ・サイシー「あらよっとおッ!」
五飛「はぁああ!」
〔殴打音〕
〔画面、フラッシュ〕
ミカゲ「!?」
サイ・サイシー「ひとみ、今だ!」
ひとみ「う、うん!」
バァン「よし! みんな、いったん退くぞ!」
ミカゲ「偽りの翅ごときが…手がかかりますね」
サイ・サイシー「くそっ、あいつまたケルビム兵を呼ぶ気だ!」
シュレード「俺たちの行こう!」
ゼシカ「シュレード!? 身体は大丈夫なの!?」
シュレード「後悔はしたくないんだ…」
アマタ「…。わかった!」
ミカゲ「フフ…。生命を散らすことを良しとするとは、悲しいね」
アマタ「くっ…!」
五飛「戯言を! 悲劇を生み出しているのは貴様だ!」
バァン「その卑劣さ…ザイバッハのヤツらのようだ。断じて許せん!!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ「開始】
ミカゲ「ここまでですか…。ですが、必ず私は…ッ!」
〔画面、フラッシュ〕
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アマタ「ミカゲは撃退できたけど…」
ゼシカ「帰る方法は無くなっちゃったね…」
ひとい「あの、その話なんだけど…」
バァン「どうした?」
ひとみ「わかりそうなの!」
メルル「わかりそうって? あんたって、相変わらず要領得ないわねえ」
ひとみ「うるさい、バカ猫!!」
サラマンディーネ「それで、わかりそとは?」
ひとみ「元の世界に戻る方法が、わかりそうなの!」
アマタ「…!?」
サイ・サイシー「本当かい!?」
ひとみ「うん。そのために必要なものは、そこにほとんど集まってるの」「そのためにはサラマンディーネさんの力も借りたりしなくちゃいけなくて…」
サラマンディーネ「わたくしの力もですか?」
五飛「要点だけ言ったらどうだ?」
ひとみ「あ、うん」「えっと…みんなが使ってるロボットと、バァンとアマタがいれば、元の世界に戻れる可能性があるの!」
バァン「エスカフローネ…それに、俺たちが?」
ひとみ「そう。『竜の力』…それが必要みたい」
サイ・サイシー「竜の力、ねえ…?」
シュレード「………」
ゼシカ「シュレード…どうかしたの?」
〔人の倒れる音〕
アマタ「シュレード!?」
バァン「どうした!? おい! …おい!」
【シナリオエンドデモ終了】
[約束]
【シナリオデモ開始】
シュレード「………」
ゼシカ「容態はどうですか?」
ナーガ「なんとも言えんが…アクエリオンに合体するのは、やめておいた方が良いだろう」「ベクターマシンならまだしも、あと1度でもアクエリオンになれば、今の彼では…」
ゼシカ「そうですか…」「ひとみ、みんなは?」
ひとみ「『あれ』の調査に行ってる…」
サイ・サイシー「はぁえー…でっけえー」
メエルル「バァン様。。この大きなものが、本当にメルルたちを元の世界に返してくれるんでしょうか?」
バァン「わからん…」「だが、ひとみのビジョンのとおり、俺たちの機体と俺とアマタ…それらが力を重ねたときに、こいつは現れた」
サラマンディーネ「ひとみの予知は間違ってはいないのでしょうね」
カナメ「それにしても大きい…なにかの遺跡…人工的なもののようですね」
サイ・サイシー「ところでさ、おいらたちとアニキとアマタ…『竜の力』が足りなくねえか? 姉ちゃんたちの龍神器で試しても駄目だったしな」
サラマンディーネ「龍神器は一機で良い、ということやもしれません」
五飛「竜の力とやらが足りなくて動かないのであればどうやってこいつを動かすかが次の問題だな」
サイ・サイシー「現れたまんま、ウンともスンとも言わねえからなぁ…」
アマタ「………」
バァン「焦っているのか?」
アマタ「…そんなことないよ。シュレードも倒れちゃってるし、どちらにしても、今は動けないからね」
バァン「そうか…」「俺は焦っている。ひとみを元の世界に戻すと約束しておきながら、何の力にもなれていないからな…」
アマタ「本当は俺も…強がってるだけで焦ってるよ。大切な人を守るって約束したのに、簡単に連れ去られてしまって…」
バァン「………」
〔爆発音〕
バァン「なんだ!?」
メルル「うにゃーーー!?」「気持ち悪い化物が、あのでっかいのから向かってきてる!!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
五飛「お前たち、機体に乗れ! 臨戦態勢を取らなければやられるぞ!」
〔画面、フラッシュ〕
ひとみ「…!?」
ゼシカ「どうかした?」
ひとみ「みんなが危ない!」
ナーガ「姫様たちが!?」
ゼシカ「みんなに何かあったのかもしれない! 私、ベクターマシンで…」
シュレード「俺も行こう…」
ゼシカ「シュレード!? 起き上がっちゃダメだよ!」
シュレード「旋律が聞こえるんだ…インフェルナーレな…絶望の旋律が…」「戦力を欠いては…皆が殺される! 寝ている場合ではない!」
ゼシカ「だからって…!」
シュレード「俺は…友との約束を果たすまでは死なない!」
ゼシカ「…!」「…わかった。私も、もうためらわない! 行こう、シュレード!」
シュレード「ああ…!」
ひとみ「みんな、気をつけて!」
〔画面、フラッシュ〕
ひとみ「…!? そんな…シュレードが…」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
アマタ「ベクターマシン!? シュレード、大丈夫なのか!?」
シュレード「今はアクエリオンの力が必要な時だろう? 俺のことは気にしないでくれ」「それより、バァン。ナーガたちから連絡が入ってね、ひとみが戦場に出てしまったそうだ」
バァン「ひとみが!? 感謝する!」
シュレード「さて、俺たちもいこうか…! 運命合体! GO! アクエリオン!」
シュレード「ゴホッゴホッ! まいったね…まだ究極のメロディを見つけていないのに…」
アマタ「シュレード!?」
シュレード(あとは…頼んだよ…)「………」
ゼシカ「そんな…!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ひとみ(嫌な予感がする…シュレードが死んでしまうような…)
バァン「ひとみ!」
ひとみ「バァン!?」「あのね、あたし、また未来が見えて…」
バァン「ここは危ない! 俺と一緒にここを離れ…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
バァン「クッ!! 爆風が…ッ!?」
ひとみ「きゃ!?」
バァン「ひとみが落ちる!? 待ってろ、今行く!」
〔金属音〕
バァン(な!? 竜になれない…!? まさか、今の衝撃で!?」
ひとみ「きゃぁあああああ!?」
バァン「ひとみぃぃぃぃぃぃ!」
〔人の倒れる音〕
ひとみ「バァン…」
〔画面、発光〕
????(※画面オフ)「最後の竜の心…受け取った!」
〔発光、収束〕
ひとみ「バァン、さっきの羽…見せちゃ駄目なんじゃ…」
バァン「仕方ない。エスカフローネでは、お前を傷つけてしまうかもしれなかったからな」
ひとみ「…ありがとう」
〔期待の起動音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
バァン「あのでかぶつが…起動した?」
ひとみ「最後の竜の力って…もしかして竜神人だったの?」
號「………」
バァン「誰だ!?」
號「恐れるな。俺は、お前たちの敵ではない」
シュレード「なるほど。俺がこうして生きていられるのは、これのおかげ、というわけか」
號「そうだ。お前たちの心、鼓動が、真ドラゴンに届き、俺を呼び覚ました」
サラマンディーネ「それで『真ドラゴン』の力を使えば、異世界にもいける…と?」
號「すべての始まりはひとつ、それはアトランティスにある」「真ドラゴンならば、枝分かれした世界へ導くことが可能だ」
ひとみ「始まりはひとつ…? じゃあ、やっぱり…ミカゲはバァンと同じ…」
號「その認識は違う。竜神人は堕天翅に故郷を追われた人間。同種などではない」
バァン「俺の祖先が…」
號「お前たちの想いは未来を切り開く。それを忘れるな」
ひとみ「あたしたちの想い…。はい!」
〔画面、緑にフラッシュ〕
シュレード「さて…そろそろ時間のようだね」
ナーガ「シュレード殿。…生命は大切にしろ。友との約束を果たすのだろう?」
シュレード「ありがとう…。ご忠告、感謝します。今度こそ、俺は…」
五飛「………」
ゼシカ「な、なに?」
五飛「女、お前は確かに弱者だが、弱くはない。ためらうな」
ゼシカ「それって、励ましてくれてるのよね。ありがと」
サイ・サイシー「はぁーあ、お祭りの準備したってのに、結局参加できねえでやんの」
メルル「ホントよねー…」
サラマンディーネ「フフッ…祭事は我々が滞りなく進めておきますわ」
サイ・サイシー「へへ、あんがとね、姉ちゃん。あんたとも会えなくなるのは寂しいよ!」
サラマンディーネ「まあ…」
メルル「今度は、お祭りに参加させてくださいね」
サラマンディーネ「もちろんです。また、いらしてください」
アマタ「バァン…色々と、ありがとう」
バァン「感謝は、ひとみにしてくれ。…俺は結局なにもできなかった」
アマタ「バァンが羽を見せてくれたから、俺たちは帰れるんじゃないか。本当は見せちゃいけなかったんだろ?」「俺も羽を持ってるから…わかるよ」
バァン「お前たちの手助けができたなら良かった。だが俺は…」
アマタ「もし、バァンの中で納得できないのなら、ここでもう一度約束すればいいんだよ」「俺も…もう一度、自分に約束をする。大切な人を、絶対に取り戻すって」
バァン「…ああ。そうだな。お前の約束が果たされるのを、俺も祈っている」
ひとみ「私も! ガイアから、応援してるね!」
バァン「待て、ガイアだと? お前だって、自分の世界に帰れるんだぞ」
ひとみ「なに言ってるの。ガイアにあたしの荷物、置いてきたままだし!」「それに…バァンを置いてこんな中途半端で帰れないよ」
サイ・サイシー「右に同じく! ザイバッハのヤツらをとっちめてやんねえとな!」
五飛「フッ…バァン、貴様の指図は受けん」
バァン「お前たち…ありがとう」
ひとみ「もう、大げさだなあ」
バァン「…ひとみ。俺はもう一度約束する。お前をこの手で帰すと」
ひとみ「うん。ありがとう、バァン。でもね、約束がなくたって…」
バァン「え…?」
號「行くぞ! ゲッタァァァァァ!!」
〔光の放射音〕
〔画面、発光〕
【シナリオエンドデモ終了】
● イベント「約束のツバサ」
◆ 「イベントクエスト」 へ戻る
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