ダブルオーライザー(GNソードⅢ)/刹那・F・セイエイ
未来を切り拓く刃
アロウズとの戦いが激化する中で、
限界を迎えてしまったダブルオーライザー。
修理を行うため、
刹那たちはトレミーを離れ、
ソレスタルビーイングの極秘施設へと、
ダブルオーライザーを運び込む…。
だが、激動する戦場は、
彼らに一時の休息さえ与えてくれなかった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
イアン「まったく…。ここに持ち込まなきゃならん程とは、随分と無理をさせたもんだ」「機体の修理は何とかなったが、GNシードはしばらく使い物にならんな」
刹那「そうか…」
イアン「そう暗い顔をするな。こういう時の為に備えておくのが、メカニックってもんだ」「代わりとなる新装備なら、もう開発してある」
沙慈「それって、あの剣ですか?」
刹那「エクシアのGNソードと似ているようだが…」
イアン「GNソードⅢ。ライザーソードに対応する為に開発した新装備だ」「まだ調整が完了していないが、完成すれば、ライザーソードをさらに効率的に使えるようになる」
沙慈「新装備か…」
イアン「ん? 何か問題があったか?」
沙慈「そういうわけじゃないんです。でも、少し虚しくなってしまって…」
イアン「虚しい…?」
沙慈「みんな戦いを終わりにしたいと思って戦ってる。なのに、その結果は逆です」「新しい兵器が次々と必要になる程、戦いが拡がってしまっている…。それがなんだか…」
イアン「沙慈…。お前さん、まだ…」
刹那「それでも俺たちは戦い続けなければならない」「お前もその覚悟を決めたはずだ」
沙慈「分かってる…。それは分かってるんだけどね…」
刹那「それにあれは必要なものだ。イノベイターのような存在と戦うためには」
沙慈「イノベイターと戦うため…?」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
沙慈「敵襲…!? ここは極秘のはずじゃ…!」
イアン「そのはずだったんだが…!」「マズいぞ…! ここには敵を迎撃できる設備なんかロクにありゃしない…!」
刹那「すぐに出撃する! ダブルオーは出せるな!」
イアン「もちろんだ! GNソードⅢも持って行け! ただし、ライザーソードは使うなよ!?」「まだ調整は完了していないんだ! 下手に使えばGNドライヴそのものが壊れちまう可能性だってある!」
刹那「了解した」「いくぞ、沙慈・クロスロード」
沙慈「うん…」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
刹那「はぁ…はぁ…」
沙慈「なんて敵の数なんだ…。大丈夫、刹那?」
刹那「問題ない。戦闘は続行可能だ」
沙慈「あんな規模で軍を動かしておいて、スメラギさんが気づいてないわけがない。きっと援軍が来るはずだよ」「それまで僕たちだけで何とか施設を守らないと…!」
刹那「ああ…。しかし、問題はそれだけではない」
沙慈「え…?」
刹那「恐らく敵の狙いは…!」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
沙慈「粒子ビーム…!?」
リヴァイヴ「今のをかわすとは、さすがはダブルオーか」
ヒリング「ますます放っておけないわ。その機体、今日こそ頂いていくよ!」
沙慈「イノベイターっ…!?」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
沙慈「進化した人類と名乗る者…イノベイター。アイツらまで…」「いくら刹那でも、施設を守りながら、アイツらまで相手にするのは…!」
刹那「………」
リヴァイヴ「フフフ…。卑怯だと思うかい?」
ヒリング「むしろ光栄に感じてほしいくらいだわ。あたしたちにここまでのことをさせたんだからさ」「まあ、それもそのツインドライヴを搭載したガンダムが、あればこそだけどね!」
リヴァイヴ「作戦は分かっているよな、ヒリング?」
ヒリング「ええ、もちろん。奴にトランザムを使わせて、粒子残量がなくなったところで、機体を頂く…」「でも、それは建前…」
リヴァイヴ「ああ…! 今まで散々、煮え湯を飲ませてくれた借り! 今日こそ返してあげるよ、ダブルオー!」
刹那「来るッ…!」
沙慈(何とかしないと…。このままじゃ…)
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
リヴァイヴ「ハハハハハ! 頼みのトランザムはどうしたんだ、ダブルオー!?」「あれを使えば、この状況だって切り抜けられるはずだろう? もっとも君は動けなくなるだろうけどね!」
ヒリング「出し惜しみをするのは結構だけど、そんなことをしている間に、お仲間が死んじゃうわよ?」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
沙慈「まずい…! イアンさんたちが…!」
刹那「くっ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
刹那「があっ…!」
ヒリング「よそ見をしてるからよ!」
リヴァイヴ「フフ、後ろの施設が気になるかい?」
沙慈「そんなの、当たり前じゃないかっ!」
リヴァイヴ「これだから人間は甘いのさ。感情に惑わされて大局を見失う」「たかが修理施設とツインドライヴ。どちらが大事かぐらいは考えれば分かることだろうに」
イアン「何をやってる! こっちのことはいい! イノベイターとの戦いに集中しろ!」「その機体が奴らに奪われたら、洒落にならんぞ!」
刹那「ダブルオーライザーは渡さない…」「だが、イアン…。俺は、お前たちもしなせるつもりはない…」
イアン「何…?」
刹那「俺たちは破壊することしかできない。だから戦い続けた…。破壊者として…」「だが、今は違う。俺たちは生きるために戦っている。生きて未来を創るために!」
沙慈「………」
刹那「だから消させない。誰の生命も…!」
イアン「刹那…」
リヴァイヴ「さて、そろそろ仕留めさせてもらうぞ」
ヒリング「その機体はあたしたちにこそ、相応しいものね」
沙慈「刹那…。ライザーソードを…使ってくれ…!」
刹那「…!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
イアン「何を言ってる、沙慈!? あれを使えばどうなるか…」
沙慈「分かってます! だから、調整は僕の方でオーライザーからやります!」「僕だってメカニックの端くれです! それぐらいならやれます!」
イアン「無茶な…!」
沙慈「僕も君と戦うと決めたんだ! 刹那ッ!」
刹那「………」「信じるぞ、沙慈!」
ヒリング「終わりだよ、ダブルオー!」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
イアン「刹那…! 沙慈…!」
刹那「…トランザムッ!」
〔トランザムの発動音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
リヴァイヴ「かわした…!? ここに来て、トランザムを…!」
沙慈「ライザーシステム、作動! いけるよ、刹那ッ!」
刹那「了解した! ライザーソードを使う!」
ヒリング「アイツ、何を…!」
刹那「トランザムッ! ライザアアアアァァァァァ!」
〔トランザムの発動音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
ヒリング「こちらの部隊が…!」
リヴァイヴ「でも、これでダブルオーは動けない…! こちらの狙い通りだ!」「あとは動けなくなった機体を頂いていけば…!」
刹那「うおおおぉぉぉぉーッ!」
〔剣の交わる音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
リヴァイヴ「ぐっ…! 馬鹿な、なぜまだ動ける!」
ヒリング「アレを使えば、ダブルオーは動けなくなるんじゃ…!」
沙慈「粒子残量の調整に成功! やってくれ、刹那!」
刹那「俺のガンダムは…世界を歪めた者を破壊する切り札となるモノ…!」「ならば、その刃で世界を切り拓くッ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
沙慈「はぁ…はぁ…。何とか切り抜けれた」
イアン「まったく無茶をしおって。また一から修理のやり直しだ」
沙慈「すみません、イアンさん」
イアン「だが、ふたりが無事ならいい」「ふたりともよくやった。すぐに戻ってこい」
沙慈「はい」
刹那「沙慈・クロスロード…」
沙慈「ん? なんだい?」
刹那「戦いを続けることは望まない、お前の考えは何も間違っていない」
沙慈「刹那…」
刹那「だが、その未来を手にするには、俺たちはまだ戦い続けなければならない」
沙慈「そうだね…。僕も戦うよ」「君が言ってくれた僕自身のやり方で」
刹那「それでいい…。沙慈・クロスロード」「俺たちは俺たちのやり方で未来を切り拓いてみせる…。必ず…」
【シナリオエンドデモ終了】
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