バスターマシン7号/バスターマシン7号
彼方に届くヒバリの声
宇宙パイロットに憧れる、
女の子型アンドロイド、ノノ。
その正体は、
一万年以上前に造られた決戦兵器、
バスターマシン7号であった。
失われた太古の技術によって造られ、
現代兵器では及びもつかない力を持つノノは
宇宙軍に英雄として迎え入れられる。
だが、それと同時に
これまで宇宙怪獣の切り札として、
優遇されてきたトップレスたちの立場は一転。
その力を危険視され、多くの権限を
剥奪されてしまう。
彼女らを取り巻く環境、立場が変わり、
ノノとラルク・メルク・マールとの間に、
溝が生まれ始めていた…。
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
〔走り寄る足音〕
ノノ「おねーさまー! 待ってくださーい!」
ラルク「ノノ…」
ノノ「宇宙怪獣の迎撃に出られるんですよね! でしたら、ノノもお供します!」
ラルク「何を言ってるんだ。身体検査とかカウンセリングとか、お前はやることが山ほどあるんだからな」
ノノ「そんなことより今は宇宙怪獣です! ノノの使命は人類を守ること!」「ならば、これまでと同じようにノノもお姉さまと共に戦います!」
ラルク「これまでと同じ…か…」「そんなのできるわけないだろ…」
ノノ「お姉さま…?」
ラルク「ノノ、お前は一万二千年前に造られた、バスターマシン7号だ」「お前の解析が進めば、失われた技術が手に入るかもしれないって軍も躍起になってる。私なんかと行動するのを許すはずないだろ」
ノノ「大丈夫ですよ! みんな、すごくノノに良くしてくれますし! きっと、お願いすれば軍の人たちだって…」
ラルク「だから、できるわけないって言ってるだろ!」
ノノ「…!?」
ラルク「あ…」「ノノ…。お前は伝説のバスターマシンだ…」「あいつらが嫌ってるトップレスなんかとは違う。本当に人類が求めた救世主なんだ」
ノノ「………」
ラルク「みんながお前に期待してるんだ。人類の為だって言うなら、それに応えてやれよ」「私なんかのことは気にしなくてもいい…」
ノノ「でも…!」
ラルク「…じゃあな、ノノ」
〔歩き去る足音〕
ノノ「お姉さま…」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ノノ(今頃、お姉さまは宇宙怪獣と戦っている…。なのに、ノノは…)
男(※中年)「聞いているかね、7号?」「少しでも君の気持が落ち着けばと、立体映像で地球の環境を再現してみたのだが、あまり気に入ってはもらえなかったかな?」
ノノ「いえ、そんなことは…」
男(※中年)「そうか。ならばもう少しこちらに集中してもらえると助かる」「何せ君の技術は我々では解析不可能。太古の技術を我々が手にする為には、封印されている君の記憶に頼るしかないのだから」
ノノ「はい…」
男(※中年)「それは結構。では、さっそく始めよう。まずは確認されいている君の行動記録の確認だ」「君は、火星に住む天文学者が発見した、彗星の中で見つけられ、そこで目覚めた」
ノノ「はい…」
男(※中年)「その後、君はその天文学者の家で暮らしていたが、ある日その家を飛び出し…」
ノノ「…あの、すみません」
男(※中年)「なにかね」
ノノ「お姉さま…いえ…トップレスの方々が行なっている迎撃任務の状況は、どうなっているのでしょうか」
男(※中年)「ああ…やはり、気になるか? 太陽系絶対防衛システムの中核を担う、バスターマシン7号としては」「何、迎撃任務と言っても大した規模じゃない。あの程度なら、彼らにやらせておけばいい。君は自分の仕事に専念してくれ」
ノノ「でも…!」
男(※中年)「君がトップレスの力を疑問視するのはわかる。君と彼らの力とでは雲泥の差があるし…そもそも彼らは、人類の敵という可能性さえある」
ノノ「敵じゃありません! お姉さまはノノの味方です!」
男(※中年)「だが、バスター軍団はトップレスを攻撃し、彼女らを排除しようとしていた」「つまりそれは、トップレスという存在は人類の敵である…ということも考えられはしないか?」
ノノ「それは…」
男(※中年)「しかし、安心していい。現在我々は、トップレスを治療し、社会復帰できるようにする計画を立てている」「異質な存在であるトップレスも、いずれ普通の人間に戻れる。そのためにも、君の中の技術が必要なのだ」
ノノ「………」
男(※中年)「君が慕うお姉さまのためにもなる。協力、してくれるね?」
ノノ「はい…」
男(※中年)「それでいい。君はバスターマシン7号。宇宙怪獣の女王、太陽系の女神…」「トップレスなどとは、一線を画す存在なのだ」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ラルク「バスタアァァ! ビィィィィム!」
〔ビームの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
ラルク「はぁ…はぁ…。今までよりも、遙かに数が多い…。前の戦いの影響がまだ残っているのか?」「手数が足りない…。こんな時、あいつがいてくれたら…」「! 何を言ってるんだ、私…」「ずっとひとりで戦ってきたっていうのに、何を今更…」
〔機体の歩行音〕
ラルク「! ディス…ヌフ…?」「ふ…。ああ…そうだな。お前も一緒だったな」「なら、行くぞ! 私とお前で、奴らを片付ける!」(そうだ…。あいつと私は違うんだ)(だから、私は私だけでやるしかないんだ!)
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ラルク「よし! このまま一気に、押し切って…!」
〔レーダー反応〕
ラルク「! この反応…! なにか、ワープアウトしてくる!?」
〔転移音〕
〔画面、フラッシュ〕
ラルク「! デカイ…!?」「これまでの兵隊とは、違う…。宇宙怪獣の主力か…!」
男(※中年)「天文学者の下を離れ、君は宇宙パイロットになるために、女給として働き…」
ノノ(ノノは…こんな所で何をしているんでしょう…。今すぐお姉さまの下に駆けつけて、一緒に戦いたいのに…)(お姉さま…無事ならばいいのですが…)「あ…」
男(※中年)「どうしたのかね?」
ノノ「ヒバリ…ヒバリがいました…」
男(※中年)「ヒバリ…? バーチャル映像に映っている…アレか…」
ノノ(前にお姉さまに教えてもらった鳥…)(遠くて姿が見えなくても、ヒバリはそこにいる…近くにいるんだって…お姉さまが、教えてくれて…)「!」「今…声が聞えました…」
男(※中年)「は…? 声なんて何も…?」
ノノ「ノノにお姉さまの声が届いたんです! だから、ノノは行かなくては…!」
男(※中年)「待て! 行かなくてはとは…! どこに行くつもりだ!?」
ノノ「ノノが眠った理由は思い出せません…! ですが、目覚めた理由ならば分かります!」「ノノが一万二千年の眠りから目覚めた理由は…お姉さまと出会うためだったんです!」
〔転移音〕
〔画面、フラッシュ〕
男「7号が…消えた…?」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ラルク「これで…! どうだああぁぁッ!!」
〔ビームの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔ビームを弾く音〕
ラルク「くっ…! バスタービームでさえ、この程度か…!」「アイツは他の宇宙怪獣とは違う…! どうすれば私だけでアイツを…」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
ラルク「しまった…! デカいのに気を取られすぎた…!?」
〔エネルギーの充填音〕
〔画面、フラッシュ〕
ラルク「マズい…! 次が来る…! 避けきれない!」「ノノッ…!!」
〔機体の倒れる音〕
〔画面、フラッシュ〕
ラルク「………」「…? 死んで、ない…?」
????(※バスターマシン7号)「お姉さまは死にません、ならならば!」
ラルク「!」
バスターマシン7号「お姉さまの隣には、ノノがいるからです!」
ラルク「お前、どうしてここに…!」
バスターマシン7号「ワープです! 最早ノノとお姉さまとの絆に、距離などは関係ありません!」
ラルク「そんな、簡単に…」
バスターマシン7号「簡単案ことなんです! お姉さまの近くにはノノがいて、ノノの近くにはお姉さまがいる!」「それだけのことなんです!」
ラルク「ノノ…」「…ああ…そうか…。そうだったんだな…」
バスターマシン7号「お姉さま…」
ラルク「フ…」「なら、行くぞノノ! お前と私とディスヌフの力、アイツらにたっぷり見せてやろう!」
バスターマシン7号「…はい! お姉さまッ!!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
バスターマシン7号「やりましたね、お姉さま! やはりノノとお姉さまたちの前に、敵はありません!」
ラルク「ああ、そうだな…」「でも、どうして私が危ないって分かったんだ?」
バスターマシン7号「それは…お姉さまが教えてくれたんじゃないですか」
ラルク「私が…?」
バスターマシン7号「そうですよ…。どんなに遠くて姿が見えなくても、ヒバリはそこにいるんだって…」
ラルク「ヒバリ…そうか…」
バスターマシン7号「お姉さま…」
ラルク「ん…?」
バスターマシン7号「私もヒバリのように、いつまでもお姉さまのそばにいます! どんなことがあろうと、絶対に!」
ラルク「いや、ヒバリはずっとそばを飛んでいるわけじゃあ…」
バスターマシン7号「………」
ラルク「いや…そうだな…。これからも一緒だ」
バスターマシン7号「はい! お姉さま!」
【シナリオエンドデモ終了】
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