ガンダムDX/ガロード・ラン
宇宙は遠いか?
フリーデンでの旅の中で、少しずつ
心を通わせていったガロードとティファ。
しかしティファは、
宇宙革命軍の者によって攫われ、
彼女を乗せたシャトルは、
宇宙へと上がってしまう。
シャトルを止める事が出来なかった
ガロードは今、失意の底にいる…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ティファ(助けて…ガロード…)
ガロード「あのシャトルにティファが…!?」「ティファァァ!!」
ティファ(ガロードともう逢えなくなる夢…。それが…現実になった…)(ガロード…)
〔バーニアの噴射音〕
ガロード「どうしたダブルエックス!? もっとスピード出せよ!! このままじゃ、このままじゃ、ティファが…!」「返せよ…ティファを返してくれ…約束したんだ、ずっと一緒にいるって…。それにまだ…話したい事も沢山あるんだ…!」「ティファァァァァァァァ!!」
ガロード「………」
トニヤ「ガロード、ずっとあんな感じね…」
サラ「ティファが攫われたんだもの、無理もないわ」
ウィッツ「ならなおさら、落ち込んでる場合じゃねえだろ! こういう時は動くっきゃねえぜっ!!」
ロアビィ「無理言わない、どうやって追いかけるの? 宇宙にいるティファをさ」
ウィッツ「そ、それは…」
ガロード「………」
サラ「今はそっとしておいてあげましょう」
ウィッツ「………」
〔歩き去る足音〕
ガロード「………」
〔歩み寄る足音〕
ジャミル「ガロード…」
ガロード「………」
ジャミル「ここで、諦めるのか?」
ガロード「………」「ティファが言ってたんだ。もう、逢えなくなるって…」
ジャミル「………」
ガロード「今までに何度も引き離されたけど、その度に何とか乗り越えてきた…」「だけど、今度は…。どうやって宇宙に…」
ジャミル「………」「乗れ」
ガロード「え…」
ジャミル「ダブルエックスに乗って私と戦え、ガロード。その勝負に負けた時…」「お前に、フリーデンを降りてもらう」
ガロード「フリーデンを…降りる?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
キッド「ジャミル、機体の調子はどうだ?」
ジャミル「問題ない。すまないな、忙しいところに無理を言って」
キッド「気にすんなって。このキッド様の腕にかかれば、あっという間だからよぉ」「そっちはどうだ、ガンダム坊や?」
ガロード「…問題ない…と思う」
ジャミル「………」
キッド「おいおい、なんだその気の抜けた返事は。いつもの元気はどうした?」
ジャミル「…キッド、そろそろ始める」
キッド「…ああ、あんま無理させんなよ
〔通信の閉じる音〕
ガロード「なあ、ジャミル。本当にやるのか?」
ジャミル「艦の防衛はウィッツとロアビィがいれば充分だ。いざという時は私がGXで出る」「何より、ティファがいなくなった今となっては、お前を乗せる理由がない」
ガロード「………」
ジャミル「降りてもらうぞ、ガロード」
ガロード「…!」
〔バーニアの噴射音〕
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
ガロード「ぐっ!」
ジャミル「まだだ」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
ガロード「ぐわああああああああっ!!」
ウィッツ「おいおい、一方的すぎるだろ」
ロアビィ「そりゃそうでしょ。機体性能は上でも、相手はあのジャミルなんだ」「もっとも、手加減する気がないのは驚きだけどね」
シンゴ「じゃあキャプテンは、本当にガロードを…!?」
サラ(キャプテン…)
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔期待の倒れる音〕
ガロード(駄目だ…やっぱりジャミルは強い。俺なんかじゃ…)(いや、これでいいのかもしれない。ティファを守れない俺が、フリーデンにいても、きっと何も…)「ティファ…」
ジャミル「…ガロード」「宇宙は遠いか?」
ガロード「え?」
ジャミル「宇宙は遠いかと聞いている!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ガロード「宇宙は遠いか…って?」「…そりゃ遠いだろ。とんでもなく、遠い…」
ジャミル「だが、行けない所ではない」
ガロード「え…」
ジャミル「かつての戦争で、私は多くの仲間を失った。彼らに会いたいとどんなに願っても、もう二度と会う事はできない」「みな、宇宙よりも遠い所へ行ってしまったからな…」
ガロード「………」
ジャミル「だが、ティファは生きている。そして必ず…」「お前が救いに来るのを待っている」
ガロード「…!」
ジャミル「不可能だと思うな。どんなに宇宙が遠くに感じようと、お前は諦めてはいけない」「そこにティファがいる限り」
ガロード「ティファ…」(そうだ、俺が救わなければ、誰がティファを救えるっていうんだ…)(いや、誰にも救わせない! ティファを救うのは…)「俺なんだぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔機体の起動音〕
ジャミル「まだ、やれるようだな」
ガロード「何度だってやるさ! 俺は、降りるわけにはいかない!」「フリーデンは、俺とティファが一緒に戻る場所なんだ!」
ジャミル「…そうだ」「来い、ガロード!」
ガロード「行くぜ! ジャミル!!」
〔画面、発光〕
〔金属音×2〕
〔爆発音〕
テクス「まったく、以前の氷上の事といい、お前の指導は荒っぽいな」
ジャミル「こういう形でしか、伝える術を知らないからな」
テクス「だがそれにガロードは応えた」「もっとも、機体が動かなくなっても『まだ戦える』と言い張るところは、あいつならではだったがな」
ジャミル「どんな形でもいい。宇宙に上がる手段を得た今、必要なのは未来を変える強い想いだ」
テクス「想いか…」「戻ってくるといいな、二人揃って」
ジャミル「戻ってくる、二人揃ってな」
ガロード「エニルに教えてもらった情報通りなら、宇宙に上がるチャンスはある。いや、必ず上がってみせる!」「待っていてくれ、ティウファ! 俺が必ず救いに行くから!」
【シナリオデモ終了】
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