ファイナルダンクーガ/藤原忍
神をも超える力
突如始まった、
機界31原種とメガノイドの地球侵攻…。
地球連邦は彼らの侵攻に対応することができず、
地球は混乱の一途を辿っていた…。
そんな中、
人々を守る為に、
たったひとり戦い続ける男がいた……
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ソルジャー「散々、手こずらせてくれたが、そろそろお前もお終いのようだな!」
ソルジャー「さすがに黒騎士とやらも、この数を相手にするのは無謀だったようだな!」
アラン「アラートが鳴り止まん…。稼働効率も50%を切ったか…」「ふ、我ながら無茶をしたものだ。藤原のことは笑えんな…」
ソルジャー「一気にトドメを刺してやる!」「各機、射撃準備!」
〔エネルギーの充填音〕
〔画面、フラッシュ〕
アラン「ここまでか…!」
ソルジャー「発射ぁぁぁーっ!」
アラン「くっ…!」
忍「うおおぉぉぉー!」
〔機体の歩行音〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
アラン「な、なんだと…!?」
忍「へ、久しぶりに会ってみれば、ずいぶんイカした格好をしてるじゃねえか! 黒騎士さんよ!」
アラン「藤原…!」
ソルジャー「バカな…! ダンクーガだと…!?」
アラン「何故、お前たちがここに…!」
忍「バカがメガノイド相手にひとりでやり合ってるって聞いてな! どんだけ無様な姿を晒してるか拝みに来たのよ!」
アラン「ふ、言ってくれる…」
雅人「余裕こいてる場合じゃないよ、忍! 今のを食らったのは、結構マズかったみたい!」
亮「ダンクーガの性能が低下している…。アランを守る為とはいえ、無茶をしたものだ」
忍「なりふり構っていられる状況じゃなかったんだ! しょうがねえだろ!」
沙羅「そうだね! やっちまったもんじゃしょうがない!」「だったら、今の状態でやれる限りやるだけさ!」
忍「そういうことだ!」「てめえもやれるな、アラン!」
アラン「ああ、なんとかな」「だが、ダンクーガもブラックウイングも相当ダメージが溜まっている。さっきのような無茶は二度とするなよ、藤原」
忍「助けてもらっておいて説教とはてめえらしいぜ! なら、二度と情けねえ姿を見せんじゃねえぞ!」
アラン「当然だ!」
忍「なら、行くぜ! 手負いの獣の恐ろしさってのを、奴らにとことん味わわせてやるぜ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
忍「これで…終わりだッ!!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
亮「レーダーに敵影なし。どうにか、すべて倒せたようだな…」
雅人「よぉし! 作戦成功だね!」
沙羅「こっちもかなりやられていたからね…。後少し、敵が多かったら危なかったよ」
アラン「いや、恐らくまだ…」
亮「何…!? どういうことだ、アラン?」
〔レーダー反応〕
沙羅「レーダーに反応…!?」「…! なんだい、これは…!」
雅人「どうなっているのさ!? 敵の数がどんどん増えていく!」
忍「なんだと…!?」
アラン「やはり来たか…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
沙羅「この数…! まずいよ、忍! メガノイドの数、さっきまでより多いよ!」
忍「どうなってやがる…! これだけの数が、急に湧いてきたってのか!?」
アラン「ある意味、正解だ…! 奴らは近くにあるワープ装置を使い、火星にある基地から増援を送ってきているんだ!」
忍「ワープ装置だと!?」
アラン「そうだ。元々はそのワープ装置を使い、街の人々をさらうつもりだったんだろう」「俺はそいつを叩くために攻撃を仕掛けたが、結果はご覧の有様というわけだ…」
沙羅「あんた程の男が、それだけやられるなんて、おかしいとは思ってけど…」「なるほどね。倒しても倒しても、敵はいくらでも湧いて来るってわけか」
アラン「そういうことだ。奴らを倒すにはワープ装置を破壊するしかない!」
雅人「そうは言っても、あの数、さっきの比じゃないよ!」「ダンクーガもブラックウイングもボロボロのこの状況で、どうしろって言うのさ!」
忍「それでもやるしかねえだろ!」
雅人「忍…!
忍「あのワープ装置ってのは、捕まえた人間を火星に送り込む為のもんでもあんだろ!」「だったら、そんなもん見過ごしちゃおけねえ!」
沙羅「同感だね。それにこの状況じゃ、どの道、大人しく帰してはくれないだろうさ」
雅人「もう…結局やるしかないってわけね!」
亮「ふ、お前も腹をくくるのが、早くなったな」
忍「アラン、さっき無茶はするなって言ったな」
アラン「ああ…!」
忍「悪いがその忠告は守れねえ! さっき以上の無茶をさせてもらうぜ!」「覚悟を決めろよ、てめえら! ここはもう、生きるか死ぬかの瀬戸際だぜ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
忍「クソが…! ワープ装置がもう見えてるってのに。敵が邪魔で、たどり着けねえ!」
沙羅「忍! 左から敵が!」
忍「何…!?」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
忍「ぐあぁ!」
亮「いかん…! 今ので左腕がいったぞ…!」
雅人「くそぅ…! 敵の数が、多すぎる!」
沙羅「ダンクーガもブラックウイングも限界だよ…! どうするんだい、忍!」
忍「うるせえ! 今、考えている途中なんだよ!」「なにか手はあるはずなんだ…! なにか…!」
アラン「…ひとつだけ、方法はある」
沙羅「本当なの、アラン!?」
アラン「あれを使えば、この状況を変えることができるかもしれない…」「そう…ファイナルダンクーガを使えば!」
忍「ファイナル…ダンクーガだと…!?」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
アラン「このブラックウイングを解析している時に、ある機能が隠されていることに俺は気付いた…」
沙羅「それが、ファイナルダンクーガ…?」
アラン「そうだ…。ダンクーガとブラックウイングが合体する事で、ファイナルダンクーガへと姿を変える」
忍「なんでそんな切り札があること、今まで黙ってやがった!」
アラン「理論上はできるというだけだ。合体のテストすら、まだ行っていない」
雅人「ぶっつけ本番でやってみて、失敗したら敵に隙をさらすだけ…」「確かにそりゃ、簡単に提案できない話だね…」
沙羅「だけどこの状況だ…。もうそれに賭けるしかないよ!」
亮「前門の虎、後門の狼…」「ならば、前に進むのを選ぶ方が俺たちらしいか…」
雅人「だね…!」
忍「虎も狼も関係ねえ! ここにいるのは、獣も人も超えたダンクーガだ!」「賭けてみようじゃねえか…! 俺たちが持つ、野性の本能によ!」
アラン「いいだろう。ならば、一か八か、勝負に出るぞ!」
忍「おお…!」
アラン「合体コードを転送する! やり方は、ダンクーガと一緒だ!」
忍「任せろ! データTHX-1138-4EB、ロック解除!」「キーワード! F・I・N・A・L! ファイナルダンクーガ!」「やああああぁぁぁぁっってやるぜ!」
〔合体音〕
〔画面、発光〕
忍(※画面オフ)「獣を超え、人を超え…! そして今、神をも超える!」
〔合体音〕
〔発光、収束〕
忍「それこそが、ファイナルダンクーガ!!」
亮「感じる…! ダンクーガの…! 俺たちの野性のパワーがひとつになるのを…!」
雅人「今までのとは比べ物にもならない…! これだけのパワーが秘められていただなんて…!」
沙羅「すごい…! これがファイナルダンクーガ…!」
アラン「だが、元の状態が悪すぎた…! そう長くは合体を維持できないぞ!」
忍「だったら一瞬で、ケリをつけてやる! 行くぜ、みんな!」「やああぁぁぁぁぁってやるぜッ!!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
アラン「今だ! あの装置を破壊するんだ!」
潮部「おお! ありったけのエネルギーをぶつけてやる!」「愛の心にて、悪しき空間を断つ!」「名付けて…! 断空光牙剣!!」「やああぁぁぁぁぁってやるぜ!!」
〔斬撃音〕
〔画面、赤に発光〕
【シナリオエンドデモ開始】
【シナリオエンドデモ開始】
亮「今度こそ、全ての敵を倒すことに成功したな」
沙羅「最後まで持ってくれるかどうか、ヒヤヒヤしたよ…」
忍「ったく…一時はどうなることかと思ったぜ…」
雅人「だけどまあ、新しい力も手に入ったし、結果的には良かったんじゃないの?」
亮「そこの男が首を縦に振れば、の話だがな」
アラン「………」
雅人「え…そんな、まさか…!? もしかしてアラン…また別行動取るの!?」「だってアランがいなけりゃ、ファイナルダンクーガにだって…!」
忍「まだイゴール長官とのこと、まだ気にしてやがるのかよ、アラン」
アラン「そう簡単に、解決できる問題ではない」
沙羅「いい加減、素直になりなよ。あんただって、このままじゃいけないことくらい分かるだろ?」
アラン「…悪いが、俺はまだ納得できていない」
〔バーニアの噴射音〕
沙羅「ちょっと! アラン!」
雅人「行っちゃったね…」
忍「ったく…! 頑固者が…! そういうところだけは、親父の奴にそっくりだぜ…!」
亮「だが、そう遠くない内に共に戦える日が来るはずだ」「今はまだ、その時ではない…。ただそれだけの話さ」
忍「へ…」(待っているぜ、アラン…)(お前が俺たちの前に現われる日を、ダンクーガと共によ…)
【シナリオエンドデモ終了】
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