ガンダムX/ガロード・ラン
まだ伝えてなかったから
ニュータイプの保護を目的として、
世界中を旅するフリーデン。
長い旅の疲れを癒やす為、
彼らはある街へと寄進する。
久しぶりの休暇を満喫しようと、
ガロードたちは街へと繰り出すのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ガロード「うーん、どっちにしようかな。どっちも似合うと思うんだけど…やっぱり本人を連れてくるべきだったか…」「いや、しかしそれもなー…」
ウィッツ「お前、こんな所で何やってんだ?」
ガロード「ウィッツ…! それにロアビィ!」
ロアビィ「ははーん。ティファに服のプレゼントってわけか。積極的だねえ」
ガロード「い、いいだろ! 別に!」
ロアビィ「別に悪いなんて言ってないだろ。女性の気を惹くにはなんたって、プレゼントが一番だからな」「お、アレなんか似合うんじゃないか?」
ガロード「無理無理! あんな高いの!」
ロアビィ「バーカ。ここでケチってどうすんだよ。こういう時は気前良くいかないと」
ガロード「でもなぁ…」
ウィッツ「おい、それよりコレなんかどうだ?」
ガロード「いーっ…! な、なんだよ、その服…!?」
ロアビィ「いや、攻めるね…まったく…」
ガロード「そういう問題じゃねえ! これほとんど下着じゃんか!」
ウィッツ「なんだ、俺のセンスが悪いってのか?」
ガロード「いや、そういう訳じゃないけど…」
ウィッツ「じゃあ決まりだ。コイツにしろ」
ガロード「コイツにしろって…。こんなのティファに渡してどうしろってんだよ」
ロアビィ「どうするって、そんなのひとつしかないでしょ」
ガロード「ひとつ…」「いやいやいやいや…! 俺は別にそんなつもりじゃ…!」
ロアビィ「じゃあ、どういうつもりだよ?」
ガロード「ど、どうって言われても…」
ウィッツ「なぁにビビってやがんだよ。ここでガツンといかねえで、いついくんだ? 男だろ…?」
ガロード「ガ、ガツンと…」「…コ、コイツをティファに…」
ティファ「ガロード…?」
ガロード「ティファ…!?」
トニヤ「あんたたち、何やってんのよ? こんな所で…?」
ガロード「ふ、ふたりこそ…何やってんだよ!?」
トニヤ「ドクターに言われたのよ。たまにはティファも外に出してやれって。だからふたりで買い物よ」
ガロード「そ、そうなんだ…」
ティファ「それ…」
トニヤ「うわっ! 何よ、その品のない服! まさかあんた、そんなのティファに…!」
ガロード「ちち…違うんだ! これは成り行きで…!」
ティファ「………」
トニヤ「あっきれた。こんなバカ共放っといて行きましょ、ティファ」
ティファ「………」
〔歩き去る足音〕
ガロード「ま、待ってくれ! ティファ! 違うんだ!」
ウィッツ「あーあ、やっちまったなぁ…」
ロアビィ「最悪のタイミングってやつね」
ガロード「お、お前らのせいだぞ!!」
ウィッツ「何言ってんだ。てめえだって満更でもなかっただろうが」
ロアビィ「ま、人に当たる暇があるんなら、彼女のご機嫌を取る方法でも考えるんだな」
〔歩き去る足音〕
ガロード「お、おい! 待てよ! おい…!」「くっそぉぉぉー! なんだってんだよー!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
サラ「なるほど。それであの落ち込みようというわけ」
ロアビィ「そ、災難だったのよ」
サラ「もとはといえば、あなたたちのせいじゃない」
ウィッツ「ま、それはそうなんだけどな」
トニヤ「それは認めるけど、それにしたって気にしすぎよ。ちょっと機嫌を損ねただけじゃない」
ガロード「うるせー! ほっとけー!」
トニヤ「何よ、かわいくないわね! 言っとくけどね、女はそういうウジウジした男がいっちばん嫌いなのよ!」「いつまでもそうやってると、余計、ティファニ嫌われるわよ!」
ガロード「なんだとー!? 俺はな、ティファにただ喜んでもらいたかっただけだったんだ!」「いつも部屋にひとりきりだから、何か気分が変わるものでもあればって思って! それをお前らは…!」
〔歩み寄る足音〕
テクス「それだけ元気が余っているのなら、少し外にでも出てきたらどうだ?」
サラ「ドクター…?」
テクス「今日は一年で月がもっとも大きく見える日だ。気晴らしで出歩くには、ちょうどいいだろう」
ガロード「月がなんだってんだ。そんなんで気晴らしになるかよ!」
テクス「誰がお前ひとりで行けと言った」
ガロード「え…それって…?」
テクス「女性の気を惹くのは、プレゼントを贈るだけが手段ではないぞ」
ガロード「…そうか! その手があったよ!」「ありがとう、ドクター! 俺ちょっと行ってくる!」
〔走り去る足音〕
トニヤ「行っちゃった…」
ウィッツ「何だよ、あいつ…急に…」
ロアビィ「いいの、行かせちゃって? あの青少年、また飛び出していっちゃうよ?」
テクス「心配するな。ジャミルの許可は取ってある」
サラ「艦長が…? よく許可を出しましたね」
テクス「初恋の痛みというのは誰にだって平等だということさ。少年にも、元少年にもな」「ま、大人のセンチメンタルにたいなものさ」
サラ「はぁ…?」
テクス「それに今、、ティファの心を開けるのはガロードぐらいだ」「あいつはあいつでふたりのことを気にしてるんだろう」
サラ「そうですか…」
トニヤ「それにしても駆け出して行っちゃって…。良いわよね、若いって」
テクス「まったくだな…」
〔ノックの音〕
ガロード「ティファ…いるか…?」
ティファ(※画面オフ)「………」
ガロード「開けるぞ」
〔ドアノブを回す音〕
ガロード「ティファ…」
ティファ「ガロード…」
ガロード「あのさ…話があるんだ…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ガロード「GXを持ち出したってのに、ジャミルの奴やけにあっさりと出してくれたな」
ティファ「………」
ガロード「ごめんよ。その…無理矢理連れ出したりして…」
ティファ「大丈夫…」
ガロード「そ、そうか…ハハ…」「え、えーっと…そうかあの今日は月が綺麗な日らしくてさ…ティファにも見せたいなー…なんて…」
ティファ「………」
ガロード「あの…ティファ…昼間の件なんだけどさ…」
ティファ「月…」
ガロード「え…?」
ティファ「あの時も同じ月だった…」「ガロードと初めて会った時…」
ガロード「ああ、そうだな…」
ティファ「ありがとう…ガロード…」
ガロード「え…?」
ティファ「あの時のこと…。まだ伝えてなかったから」
ガロード「ティファ…」
ティファ「…ガロードの話って?」
ガロード「いや…もういいんだ…」
ティファ「…?」
ガロード「あのさ…これまで…色々あったけどさ…」「俺、これからもティファのこと守るから。また変な奴らがくるかもしれないけど、必ずさ…」
ティファ「うん…」
ガロード「へへ…」(ああ、そうだ…。俺は絶対守ってみせる! 絶対だ…!)
【シナリオデモ終了】
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