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ゴッドガンダム(明鏡止水)/ドモン・カッシュ
衝撃のドモン!暴かれた恋文!

第13回ガンダムファイトが終わり、
世界には4年間という期限つき且つ、
ルールにのっとった平和がようやく訪れた。

戦いの日々から解き放たれた
ガンダムファイターたちは、
平穏な日々を送っていた。

しかし、そんな束の間の安らぎは
ある一通の手紙により引き裂かれる…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

ドモン「はぁぁっ! たぁぁぁっっっ!」
サイ・サイシー「甘いよ、アニキ!」
ドモン「なっ!? かわされただと!?」
チボデー「隙だらけだぜ、ドモン!! Go To Heaven!!」
〔殴打音〕
〔画面、フラッシュ〕

ドモン「ぐぅぅ…。や、やるな、ふたりとも…」
サイ・サイシー「へへーん、今日はおいらたちの勝ちぃ~」
チボデー「どうしたどうした? 大会が終わって、ふぬけちまったんじゃないか?」
ドモン「馬鹿を言うな。『日々此れ修行なり』。鍛錬はつねに続けている」「ガンダムファイトに優勝したからといって、それは俺にとってのゴールではない」
サイ・サイシー「じゃあ、もしかして…レインの姉ちゃんとの『新婚ラァ~ブラブ生活!』とかの影響で弱くなったんじゃ…」
チボデー「おいおい、サイ・サイシー。ドモンの奴に限ってそんなのあるわけが…」
ドモン「………」
チボデー「おい、どうした? 急に黙り込んで…」
サイ・サイシー「逆に、レインの姉ちゃんが家を出て行っちゃった…とか?」
チボデー「まさか…といいたいところだが、女ひとりを理由に拳に力が入らない…俺にもそんな経験はある」「どうなんだ、ドモン?」
ドモン「いや、違う…」「…レインの機嫌が…いいんだ…」
チボデー「………」
サイ・サイシー「はいはい、ごちそーさま。そーゆーコッテリな味付けは、おいらの料理だけで充分だよ」
ドモン「話は最後まで聞け」「…その、昨日だな…。テーブルの上に見慣れない便せんがあった。レイン宛てのものだ」「差出人は不明だが、それ以来、ずっとレインの機嫌が良くてな…」
チボデー「それって、もしかしなくても…」
サイ・サイシー「ラブレターってやつ!?」
ドモン「レインのあの様子を見る限り、そうなのかもしれん…」
サイ・サイシー「レインのねーちゃん、モテるもんなぁ…たしか、ネオメキシコのチコとも昔、いい感じだったんだろ?」
ドモン「………」
チボデー「サイ・サイシー、どうしてお前はそう、余計なことを…」
ドモン「いや、構わない」「この程度のことで、拳を乱すようでは俺もまだまだ修行が足りんな」
チボデー「あれだけの大告白をやっといてよく言うぜ…。まだまだなのは修行じゃないだろ」
サイ・サイシー「ん~…けど、ドモンの兄貴もこれじゃあ特訓に身が入らないし、はっきりさせないとだよね」
ドモン「はっきりだと?」
サイ・サイシー「そう! 差出人が誰なのか調べるのさ! 真実はいつもひとつ、ってね!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ドモン「おい! この手紙の差出人を知っているか…!?」
ジョルジュ「誰かと思えば、ドモン・カッシュ、あなたでしたか」「それは手紙の写真…? 藪から棒に、一体何があったのですか?」
ドモン「いいから答えろ。心にやましいことがなければ、正直に言えるはずだ」
〔歩み寄る足音〕
アルゴ「おい、チボデー、サイ・サイシー。ドモンの奴はどうしたんだ?」
チボデー「ま、純情な男の暴走ってやつかな」
サイ・サイシー「ってか、オッサンがどうしてジョルジュと一緒にいるんだ?」
アルゴ「…花を選ぶのを付き合ってもらっていた。ナスターシャの誕生日が近いと聞き、それならば…とジョルジュがな」
ジョルジュ「花を贈られて喜ばない女性はいません。ましてや、心憎からぬ相手からなら、尚のこと」
チボデー「ハッ、なるほどな」
サイ・サイシー(オッサンが花束…悪いけど、似合わね~)
アルゴ「それより、お前たちこそ、いったい何があったというんだ?」
ジョルジュ「いきなりあのような剣幕で迫られたのです。説明はしていただきたいところですね」
ドモン「…実はだな…」

ジョルジュ「なるほど…話はわかりましたがまさか私に対して疑惑を抱かれるとは」
サイ・サイシー「確かにオイラも『こういうのは身近なところで関係がある!』て言っちゃったけどさぁ」
チボデー「ともかく、さすがにジョルジュや、ましてやアラゴが相手ってことはないだろ」
アルゴ「余計なお世話だ」
ドモン「すまない、少しナーバスになっていたようだ」
アルゴ「手紙が誰から送られたものなど、中を見ればはっきりするのではないか?」
ドモン「…他人の手紙を勝手に読むなど、キング・オブ・ハートの名がすたる」
ジョルジュ「ええ、女性に宛てられた手紙を勝手に見るなど、騎士道精神に反する行為です」
サイ・サイシー「っていうより、たんに男らしくないでしょ。そんなデリカシーのなさで良く花束を贈ろうって気遣いができたもんだね」
アルゴ「いや、俺が言いたいのは、それは本当にラブレターなのか?」
チボデー「そいつはどういう意味だ?」
アルゴ「ネオロシアとなる遥か以前…俺の国ではかつて、他国の情報を得るために、相手と親密な関係になるスパイがいたという」
ジョルジュ「つまり、諜報活動の一環としてレインさんに近付く者がいる、と?」
アルゴ「ネオジャパンは今回のガンダムファイト優勝国…そのガンダムファイターのパートナーで、メカニックでもあるレインが持つ情報は…」
ドモン「計り知れない価値がある、か…」
チボデー「男と女…そこに絶対というものはないのかもしれん。悲しいことだがな」
アルゴ「もしかしたら、インクや便せんに相手の気を惹くための特殊な薬剤が使われていた可能性もある…」「レインの心を奪うほど、既に親密な関係が築かれていたとしたら…」
ドモン「………」
サイ・サイシー「な~んてね。そんなこと、あるわけ…」
ドモン「だとすると…レインをひとりにしていては危ない!」
チボデー「おいおい、ドモン!?」
〔歩み寄る足音〕
????(レイン)「いったい何の話をしているの、ドモン?」
アルゴ「…!」
サイ・サイシー「こ、この声って…もしかして…」
レイン「あたしの名前が聞こえたようだったけど?」
ドモン「レ、レイン…!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

レイン「偶然ね、みんなお揃いなんて。今日の修行はもういいの?」
ドモン「あ、ああ…チボデーたちに付き合ってもらって、な」
レイン「じゃあ、早く帰って来てね。今日もドモンの好きなもの、たくさん作って待ってるから」
ドモン「そ、そうだな…そうさせてもらうとしよう…」
サイ・サイシー「ねぇ、やっぱりなんかおかしくない?」
アルゴ「ああ、もしドモン以外に想い人がいたら、あんな笑顔をむけるだろうか」
ジョルジュ「わかりませんよ? 女性はいくつもの仮面を被るもの…。そこがまた、魅力でもありますが」
チボデー「ったく…もう少し様子を見てみようぜ」
レイン「ねぇ、ドモン…昨日の話だけど…」
ドモン「昨日…? 何の話だ?」
レイン「ハァ…やっぱり覚えてない。まぁ、そんな気はしてたのよね。話しかけても上の空だったし…」
ドモン「すまない…。何の話だったか、もう一度言ってもらえないか?」
レイン「今度のお休み、ネオジャパンのコロニーに里帰りしましょうって話よ」「夕食の後のこと、全然覚えてないでしょ?」
ドモン「あ、ああ…」
レイン「だと思った…」「もしかして、これについても覚えてないって言うつもりかしら?」
ドモン「そ、その手紙は!」
サイ・サイシー「あー、あれってドモンのアニキが言ってたラブレターってやつ!?」
ドモン「レイン…その手紙は誰から…」
レイン「むかーし、子供の頃にドモンがくれたのよね…。ふふ、嬉しかったわ」「『レインへ。 また、あしたもいっしょに あそぼう』ただ、これだけの手紙なのに」
ドモン「それは…俺が?」
レイン「こっちに来るときに、まとめた荷物の間に紛れてたのね…。って、その話をしたのも覚えてないの?」
ドモン「夕食後…夕食後か…。その時はテレビに映っていた密林が修行にうってつけだな、とか考えていて…」
レイン「呆れた…ドモン、あなたって人は…」
ドモン「す、すまん…」
レイン「…なんてね。そういうところも含めて、あたしの好きなドモンよね」
ドモン「レイン…」
レイン「ねぇ、ドモン。もう一度あなたから手紙をもらえる? また明日も一緒に…って」「…それとも、子供の頃とは違ってもう、こういうのは書いてはくれないのかしら…?」
ドモン「いや…書くさ。明日だけじゃない。あさってもその次も、ずっと一緒に、と」
レイン「ふふっ、楽しみにしてるわね」
サイ・サイシー「えーっと…つまり…?」
アルゴ「ロシアにこんなことわざがある。『恐怖の目は大きい』」
ジョルジュ「猜疑心は、真実を曇らせる…。ふたを開けてみれば、心配することはありませんでしたね」
チボデー「なんにせよ、これでドモンの奴も修行に身が入るし、一件落着ってやつだな!」
ドモン「さあ…早く帰って手紙を書こう。子供の頃よりも大きく膨らんだ、お前への気持ちをつづった手紙を…」
レイン「ありがとう、ドモン」
チボデー「…って」
サイ・サイシー「納得できるかぁぁぁぁーっ!!」
【シナリオデモ終了】


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