M1アストレイ/アサギ・コードウェル
戦場の決意
地球連邦への参加を拒否した事により、
連邦は『オーブ連合首長国』を敵対勢力を
見なし、武力による侵攻を開始した…。
中立という自国の理念を守るため、
彼らとの戦いに踏み切るオーブ。
そんな中でオーブ軍のパイロット、
アサギ・コードウェルは
始めての実戦を前にして、
自らの心に芽生えた恐怖を
抑える事ができずにいた
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
アサギ「まさか本当に連邦と戦争する事になるなんて…」
ムウ「どうした、いつもの明るさがないぜ。始めての実戦で緊張しているのか?」
アサギ「い、いえ…そんな事は…」
ムウ「ふ、無理したって見てれば分かるさ。お嬢ちゃんみたくなっているパイロットは嫌って程、見てきたからな」
アサキ「…おかしいですよね。普段はカガリ様の事、泣き虫だなんてバカにしてるのに…」「いざ自分が実戦に出るとなったら、こんなに怖くなるなんて…」
ムウ「おかしくなんかないさ」
アサギ「え…?」
ムウ「死ぬのが怖い。そういうのは当たり前の感情だ。俺だって死ぬのは怖いぜ?」
アサギ「少佐が…?」
ムウ「ああ…。だから、ひとつ先輩として忠告をしておいてやる」「そういう気持ちに呑まれそうになっちまった時は、自分が戦う理由を思い出すようにしろ」
アサギ「自分が戦う理由…?」
ムウ「ああ、なんで戦争なんかしてんのか。こんな所に立っているのか、その理由さ」
アサギ「………」
ムウ「ま、どっしりと構えてろって事だよ。大丈夫、お嬢ちゃんたちの腕は悪くないんだ。それさえ忘れなきゃ、死にはしないさ」「さ、いくぞ! そろそろ出撃準備をしておかないとな」
アサギ「は、はい…」(あたしの戦う理由…。なんで…ここに…)
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
カガリ「アサギ達の部隊が交戦を開始したか…」「頼むぞ、みんな…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
アサギ「訓練と違う…! こんなに敵がいたんじゃ…手が回らない…!」
ムウ「孤立してるぞ、お嬢ちゃん! もっと周りを見るんだ!」
アサギ「わ、分かってます…! 分かってますけど…でも…!」
ムウ「訓練の時の調子を思い出せ! お嬢ちゃんの腕はそんなもんじゃないだろう!」
アサギ「は、はい…!」
ムウ(ダメだな、完全に空気に呑まれちまってる…! 俺の方でどこまでフォローしてやれるか…!)
アサギ「そうだ…いつも通りだ…! いつも通りやれば…!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アサギ「いつも通りやってるのに…! どうして敵を倒せないのよ…!」「もう落ちろ! 落ちろぉぉぉーっ!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
アサギ「まだ出てくる…! いったいどれだけの数がいるのよ…!」
〔爆発音〕
〔画面、震動〕
アサギ「きゃあああーっ!」
ムウ「お嬢ちゃんっ…!」
アサギ「う…ううぅ…ひ、被弾した…? ダメージチェックを…」
〔爆発音〕
〔画面、震動〕
ムウ「ひっ…!」「て、手が震えてる…。これが…実戦なんだ…」「怖い…。まだ死にたくない…死にたくないよぉ…」
〔通信の開く音〕
カガリ「何をやっている、アサギ!」
アサギ「! カガリ…様…?」
カガリ「その機体も…お前も…オーブの財産だ! 腑抜けた戦いでそれを失う事は許さん…!」「必ず生きて戻れ…! でないと…でないとぉっ…!」
アサギ「…泣いてるんですか…?」
カガリ「泣いてなど…泣いてなどいるかぁ…! 私はお前達の指揮官だぞ…!」
アサギ「ふふ…ふふふふふふふ…」
カガリ「なんだ、急に…?」
アサギ「もう…何やってるんですか、カガリ様は…」「指揮官だったら、こんな末端の兵の事なんかに気を使っている場合じゃないでしょう」
カガリ「私はお前たちを心配して…!」
アサギ「カガリ様に心配されるほど、あたしたちは情けなくないですよ! 結構すごいんですからね、あたしたちって!」「この国だって必ず守り切ってみせますよ。だから、カガリ様はもっとどっしりと構えていてください」
カガリ「アサギ…」「わかった…。死ぬなよ、アサギ」
アサギ「まったく…。ウチのお姫様は本当に泣き虫なんだから…」
ムウ「どうやらいつもの調子を取り戻せたみたいだな?」
アサギ「はい…! もう大丈夫です!」「そうだ、怖がっている場合じゃない! これ以上、この国に手は出させない! 見ていろ、連邦軍めーッ!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
アサギ「やらせるか…! この国は絶対にやらせるもんかぁぁぁぁッ!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アサギ「はぁ…はぁ…はぁ…敵が…撤退していく…?」
〔通信の開く音〕
カガリ「キラたちが敵の本隊を叩いてくれたおかげで、敵は引き上げた。」「お前たちも、よく守り切ってくれたな」
アサギ「そっか…あの人たちが…。良かった…」
カガリ「本当にご苦労だったな」
アサギ「でも、これで全部が終わったわけじゃないんですよね?」
カガリ「ああ、恐らくな…」
アサギ「…次も守り切ってみせますよ、あたしたちが」
カガリ「アサギ…」
アサギ(そう、何度だって守り切ってやる! この国だけは…!)
【シナリオエンドデモ終了】
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