メルスギア・ターラ/オリーヴ・オペール
いまは、まだ見えず
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
ついに火星へと辿り着いたソリスの面々は、
地下遺跡の中でナイアーラと遭遇。
なんとか生き延びることができたものの、
ハインヘルムは全機破壊されてしまう。
それから数日後…。
未だ火星の地にいるオリーヴは、
なにもできなかった自分の不甲斐なさを責め、
失意の底に沈んでいた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
グーニラ「はぁ…駄目か…。完全に破壊されてる…」「メカニック君、そっちのハインヘルムはどうだい?」
メカニック「どれもダメですね。フレーム部分から壊されちまってますよ。再起不能だな、こりゃ…」
グーニラ「再起不能…うう…私の娘たちよ…」
メカニック「あ、すみません、配慮が足りなくて…。元気出してください、博士…」
グーニラ「我が子がこんなことになってるんだよ!? 元気になれると思うかい!?」
メカニック「思わないですけど…」
グーニラ「だろ! だから、しばらく放っておいてくれ!」
メカニック「いや、損傷具合の確認をしないと…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ごめんね、ハインヘルム…。私がなにもできなかったせいで…」
〔歩み寄る足音〕
ベルタ(※新Pスーツ)「こんなところにいたのか、オリーヴ」
アヤメ(※新Pスーツ)「捜しましたよ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ダメですよ、ひとりでどっかに行っちゃ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「皆さん…」
ベルタ(※新Pスーツ)「改めて見ると、随分と手酷くやられたものだ…」
アヤメ(※新Pスーツ)「ええ、生きているのが不思議なくらいです」
オリーヴ(※新Pスーツ)「身体の方は大丈夫ですか?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「この通り、ポンポロピンですよ」
ベルタ(※新Pスーツ)「どんな状態なんだそれは…?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「グロデリーって感じですかね?」
アヤメ(※新Pスーツ)「ますますわからなくなりましたね…」
ベルタ(※新Pスーツ)「おっと、こんなアホな話をしに来たわけではないのだった」「オリーヴ、良かったら気分転換に少し歩かないか?」
アヤメ(※新Pスーツ)「向こうの方に凄い部隊がいるらしくて、ベルタがどうしても見に行きたいと」
ベルタ(※新Pスーツ)「気分転換にだ!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「目を輝かせて言うくらいですから、とてつもなく気分転換ができるでしょうね」
ベルタ(※新Pスーツ)「うるさい! バーカ! バーカ!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「折角、誘ってもらったのにすみません…。なんだか、ちょっと気分じゃなくて…」
ベルタ(※新Pスーツ)「そ、そうか…。なら、仕方がないな…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「私、行きますね…」
〔歩き去る足音〕
アヤメ(※新Pスーツ)「心配ですね、オリーヴさん」
ベルタ(※新Pスーツ)「オリーヴを追わなくていいのか、カタリーナ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「いいんじゃないですかね」
アヤメ(※新Pスーツ)「いつもなら、真っ先に行きそうなのに」
カタリーナ(※新Pスーツ)「必要とされていないんじゃ、仕方ないですよ」
ベルタ(※新Pスーツ)「どういうことだ?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「その時をただ待つってことです」「はぁ、つらいですよねぇ、恋心っていうのは」
〔歩き去る足音〕
ベルタ(※新Pスーツ)「わかるか、アヤメ?」
アヤメ(※新Pスーツ)「私に聞かないでください」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
オリーヴ(※新Pスーツ)「感じ悪いな、私…。折角、誘ってくれたのに…」
フローリア(※画面オフ)「遅いですわよ、エーメル」
エーメル(※画面オフ)「フローリア先輩が速いんですって…!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「あれは…」
フローリア(※新Pスーツ)「そんなことで、リベンジできると思ってますの?」
エーメル(※新Pスーツ)「ボク、ケガしてるんですけど!」
フローリア(※新Pスーツ)「そんなの、私様も同じですわ」
エーメル(※新Pスーツ)「だったら、少しは休みましょうよ!」
フローリア(※新Pスーツ)「もし明日、アイツが現れたらどうしますの? ケガをしてるから見逃してくれとでも言うつもりかしら?」
エーメル(※新Pスーツ)「そうは言いませんけど!」
フローリア(※新Pスーツ)「時間は有限ですわ。私様たちは限られた中で先へと進まないと…!」
エーメル(※新Pスーツ)「わかりましたよ! やればいいんでしょ、やれば!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ふたりとも…」
ドルテ(※新Pスーツ)「元気よねぇ、あのふたり」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ッ!?」
ドルテ(※新Pスーツ)「ごめんなさい、驚かせちゃったかしら?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「いえ…」
ドルテ(※新Pスーツ)「オリーヴちゃん、身体の方は大丈夫?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ええ、なんとか…」
ドルテ(※新Pスーツ)「なら良かった。けど、無理はしちゃダメよ? きつかったら相談してね」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ありがとうございます」
ドルテ(※新Pスーツ)「フローリアちゃんとエーメルちゃんにも、大人しくしているように言ったんだけどね」
「けど、あの謎の機体にリベンジするんだって言って聞かないの」
オリーヴ(※新Pスーツ)「………」
ドルテ(※新Pスーツ)「きっと、不安なのよね。身体を動かしていないと余計なことばかり考えてしまうから」
オリーヴ(※新Pスーツ)「そう、ですね…」
ドルテ(※新Pスーツ)「ふふっ、ありがとうね。私のお話に付き合ってくれて」
オリーヴ(※新Pスーツ)「いえ、そんな…」
ドルテ(※新Pスーツ)「私も少し走ってくるわ。それじゃあ、またね」
〔走り去る足音〕
オリーヴ(※新Pスーツ)「…私も走った方がいいのかな」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
オリーヴ(※新Pスーツ)「………」
〔ハッチの開閉音〕
グーニラ「あら、オリーヴ君じゃないか。今日は随分と夜更かしさんだね」
オリーヴ(※新Pスーツ)「最近、変な夢ばかり見るんです」
グーニラ「それは良くないなぁ。お医者さんには診てもらったかい?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ストレスによるものだろうって」
グーニラ「あんなことがあったし、仕方ないよね。仕方ないって言っちゃいけないんだけどさ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「グーニラ博士は、なんでここに?」
グーニラ「私は会議の帰りだよ。お偉いさんばかりが集まっててさ、いやぁ肩が凝って仕方がないよ」「あ、そうだ。数日後に地球に戻ることが決まったよ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「そうですか…」
グーニラ「ここでの調査は、引き続き調査チームがやってくれるってさ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「グーニラ博士は、火星に残らないんですか?」
グーニラ「私には地球でやるべきことがあるからね。それにちゃんとした調査は、専門家に任せた方が確実だよ」「君はどうするつもりだい?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「私ですか?」
グーニラ「火星に降り立ち、アルファオメガの団員が取り残されていないことがわかった」「つまり、オリーヴ君の当初の目的は達成されたわけだ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「あまり実感がないですけど…」
グーニラ「どうかもしれないけど、結果は結果だよ」「では、この先はどうしていくのか。それを考える時期に来たんじゃないかな?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「………」
グーニラ「ごめん、言い方が悪かったね。別にオリーヴ君を焦らせたいわけじゃないんだ」「ただの老婆心だから、聞き流してくれると嬉しいな」
オリーヴ(※新Pスーツ)はい…」(私は…私はどうしたいんだろう…?)
【シナリオデモ終了】
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