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ハインヘルム強襲型(オリーヴ機)/オリーヴ・オペール(RQ2017春)
ハインヘルム強襲型(アヤメ機)/アマノミヤ・アヤメ(RQ2017春)
宇宙に上がる、その前に

火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。

新型のハインヘルムである、
ハインヘルム強襲型が完成し、
とあるコロニーで、
お披露目会が行なわれることに。

その説明係に選ばれた、
オリーヴとアヤメだったが、
アヤメはセリフを覚えることに苦戦しており…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ(RQ)「準備はいいですか、アヤメさん?」
アヤメ(RQ)「はい、いつでもいけます」
オリーヴ(RQ)「それじゃあ早速、練習を始めましょうか」
アヤメ(RQ)「わかりました。まずは、私の自己紹介からですね」「それでは、いきます…!」「はじめましてー、みなさんー。私はー、ハインヘルム強襲型のパイロットー、アマノミヤー・アヤメー」
ベルタ「ストップ、ストップ!」
アヤメ(RQ)「む?」
ベルタ「なんだ、いまの自己紹介は!? 抑揚はどこにいったんだ!」
アヤメ(RQ)「ゆっくりと丁寧を心がけて、喋ってみたのですが…」
ベルタ「ゆっくりとか、そういうレベルじゃなかったぞ! 大根にもほどがあるだろ!」
アヤメ(RQ)「むぅ…」
オリーヴ(RQ)「げ、元気出して下さい! 大丈夫ですよ、まだ時間はありますから。これから、どんどん練習しましょう!」
カタリーナ「コロニーでのハインヘルム強襲型お披露目会まで、あと少しですよ?」「こんな調子で、本当に間に合うんですかね?」
ベルタ「そもそも、なんでアヤメをキャンペンガールなんかに選んだんだ…?」
カタリーナ「オリーヴさんはわかりますけど、アヤメはねぇ…」
アヤメ(RQ)「自分でも、向いていないのは自覚しています」「しかし、選ばれた以上は粉骨砕身の覚悟でやり切るつもりです!」
オリーヴ(RQ)「その意気ですよ! 一緒に頑張りましょう!」
アヤメ(RQ)「はい!」「では、もう一度頭からいきます」「はじめましてー、みなさんー。私はー…」
ベルタ「待て待て待て! 全然変わってないぞ!?」
アヤメ(RQ)「む?」
カタリーナ「いっそ腹話術の要領で、オリーヴさんが後ろから喋ったらどうですか?」
ベルタ「その方がいいかもしれんな」
オリーヴ(RQ)「ダメに決まってるじゃないですか」
カタリーナ「そうですか? いいアイディアだと思うんですけどね」
オリーヴ(RQ)「もう! そんな意地悪を言わないでください!」
カタリーナ「ほへ~?」
オリーヴ(RQ)「とにかく、最後までやって流れを確認しておきましょう」
アヤメ(RQ)「そうですね。ええと、次はハインヘルムを動かしながらの説明ですか…」「これなら、私にも出来そうな気がします」
カタリーナ「これは、絶対に失敗しますね」
ベルタ「ああ、間違いなく失敗するな」
オリーヴ(RQ)「コラー!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

アヤメ(RQ)「凄い…。凄いですよ、このハインヘルム!」「今までとはまるで違う! 自分の手足のように動かせます!」
オリーヴ(RQ)「アヤメさん、初めて乗って嬉しいのはわかりますけど、説明をお願いします…」
アヤメ(RQ)「早く戦いたい…。早く…早く…!」「ハハッ! ハハハハハハッ!」
オリーヴ(RQ)「ええ~!?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ(RQ)「楽しいですね! ハハハハハハッ!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

カタリーナ「あれを披露して、なにをキャンペーンするつもりなんですかね?」
ベルタ「あんな姿を子供が見たら、一生のトラウマになるぞ…」
オリーヴ(RQ)「アヤメさん、ストップ! ストップですよ!」
アヤメ(RQ)「もっと…もっと敵をください!」
カタリーナ「まるで、新しいオモチャを与えられた子供みたいですね」
ベルタ「あんな危険な子供がいてたまるか!」
カタリーナ「ほへ~?」
オリーヴ(RQ)「ああもう、全然止まってくれない!」
ベルタ「ああなったら、しばらくは無理だ。気が済むまで放っておいてやれ」
カタリーナ「飽きればそのうち止まりますよ」
オリーヴ(RQ)「いやいや、止めようとしてくださいよ~!」
アヤメ「アハハハハッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

アヤメ(RQ)「…すみません。少々はしゃぎ過ぎました…」
カタリーナ「少々…?」
アヤメ(RQ)「…少々ではなかったかも知れません」
オリーヴ(RQ)「ま、まあ、気を取り直して、もう一度最初からやってみましょうか!」
ベルタ「待て、オリーヴよ」「このまま練習を続けたところで、こいつのポンコツ具合は直らないだろう」
アヤメ(RQ)「ポンコツ…」
オリーヴ(RQ)「そんな言い方しなくても」
ベルタ「まあ、最後まで聞け」「こいつのポンコツは今に始まったことではないので、我々は既に手を打っておいたのだ」
オリーヴ(RQ)「どういうことですか?」
カタリーナ「私とベルタで、ポンコツがちゃんとできるように、台本を作っておいたんです」
アヤメ(RQ)「あの、私の名前が、ポンコツみたいになっているのですが…」
カタリーナ「それじゃあ、これを読んで下さいね。ポンコツノミヤ・ポンコツさん」
アヤメ「名前になってた!」
オリーヴ(RQ)「おふたりとも、なんだかんだ言いながら、ちゃんとアヤメさんを心配していたんですね」
ベルタ「こいつが失敗すると、我々までポンコツだと思われかねんからな」
オリーヴ(RQ)「またまた、そんなこと言って」
ベルタ「ほ、ほんとだぞ!」
カタリーナ「それで、そろそろ覚えましたか?」
アヤメ(RQ)「…あの、本当にこれをやるのですか?」
カタリーナ「当たり前でしょうが。そのために作ったんですから」
アヤメ(RQ)「しかし、これはあまりにも…」
オリーヴ(RQ)「…?」
ベルタ「嫌だと言うのなら、お前のポンコツぶりを遺憾なく発揮して、大恥を晒すのだな」
アヤメ(RQ)「ッ!? わ、わかりました…やってみます」
オリーヴ(RQ)「頑張って下さい!」
アヤメ(RQ)「ふぅ…。いきます!」「み、みんなぁ、お、おっはよー」
オリーヴ(RQ)「ふぇ!?」
ベルタ「声が小さい! やる気があるのか、お前は!」
カタリーナ「もう一度、最初からお願いしますよ」
アヤメ(RQ)「…こうなればヤケです…!」「みんなぁ、おっはよー!」「どうしたどうした、声が小さいぞ? それじゃあ、もう1回いくからね」「みんなぁ、おっはよー!」「うん! みんあ、元気が弾けてるね!」「私は、ハインヘルム強襲型のパイロット、アマノミヤ・アヤメだよ! よろしくね☆」
オリーヴ(RQ)「な、なんですか、これ?」
ベルタ「これこそ我々の秘策だ! キャラに入り込むことによって、ちゃんとセリフを言えていただろ?」
カタリーナ「まさに、大成功ですね」
アヤメ(RQ)「…これはこれで、恥をかいているような…」
ベルタ「そんなことはないぞ。なあ、カタリーナ」
カタリーナ「まったくもって、そんなことはありませんね」
アヤメ(RQ)「本当ですか? 本当にそう思いますか、オリーヴさん?」
オリーヴ(RQ)「えぇと…それは…」
アヤメ(RQ)「ほら! 完全に言いにくそうにしているじゃありませんか!」
ベルタ「いいから、つづきをやれ。次はお前が大好きな戦闘パートだ」
カタリーナ「まさか、私たちの優しさを無駄にするようなことはしませんよね?」
アヤメ(RQ)「くっ…! わ、わかりました。続きをやります…!」「平和を乱す悪い子たちは、アヤメがお尻をペンペンしちゃうんだからね!」
〔コックピットの開閉音〕
ベルタ「予想以上の破壊力だな。全身がムズかゆくなってくるぞ…」
カタリーナ「これ以上聞いてると、気を失いかねませんね」
オリーヴ(RQ)「あの台本を書いたの、おふたりですよね!?」
アヤメ(RQ)「いくよ、ハインヘルム!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ベルタ「いまだ、アヤメ! 必殺技を放つんだ!」
アヤメ(RQ)「OK、ベルタ!」「ラブラブハートで、悪いの悪いの飛んでいけ~!」
〔波動の発生音〕
〔画面、ピンクにフラッシュ〕

オリーヴ(RQ)「なんですか、いまの音!?」
ベルタ「ん? 我にはなにも聞えなかったが?」
カタリーナ「私も聞こえませんでした」
オリーヴ(RQ)「ええ~!?」
アヤメ(RQ)「アハハハハッ!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ(RQ)「なんだか、段々と楽しくなってきました!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ベルタ「またテンションが上がってるのか、あいつは…」
アヤメ(RQ)「悪いの飛んでけ!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ(RQ)「飛んでけ!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ(RQ)「飛んでけぇぇぇ! アハハハハハッ!」
カタリーナ「なにもかもがヒドいですね」
オリーヴ(RQ)「ちょっと、全然ダメじゃないですか!」
ベルタ「いや、上手くいくと思ったんだがな…」
カタリーナ「私は最初から失敗すると思ってましたよ?」
ベルタ「え?」
カタリーナ「え?」
オリーヴ(RQ)「アヤメさんのピンチなんですから、上手くできる方法を真面目に考えましょうよ!」
ベルタ「笑いながら訓練機を殴るようなヤツだぞ? もう、なにをしても無理だろ…」
オリーヴ(RQ)「そんなことはありません。私はアヤメさんなら絶対にできるって信じています!」
カタリーナ「私はできないに、今月のお給料を半分賭けます」
ベルタ「我はできないに、今月の給料を全額賭けるぞ!」
オリーヴ(RQ)「アヤメさんの成否を、賭け事にしないでください!」「こうなったら、私が絶対にやってみせます!」
カタリーナ「私は、来月分のお給料の賭けちゃおうかなー?」
ベルタ「ならば我は、年内の給料全てを賭ける!」
オリーヴ(RQ)「だから、賭け事にしないでくださいってば!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

アヤメ(RQ)「私はハインヘルム強襲型のパイロット、アマノミヤ・アヤメです」「本日はお集りいただいた皆様に、新ハインヘルムの紹介をさせていただきます」
オリーヴ(RQ)「ちょっと早口になってるので、気持ちゆっくりと言ってみましょうか」「でも、すごくいい感じになってきていますよ」
アヤメ(RQ)「ありがとうございます。オリーヴさんが私の練習に付き合ってくれたおかげです」
オリーヴ(RQ)「アヤメさんが、いっぱい頑張ったからですよ。あれから、ずっと練習してきましたもんね」
〔歩み寄る足音〕
ベルタ「真面目に練習しているようだな」
カタリーナ「感心感心ですね」
オリーヴ(RQ)「ベルタさんに、カタリーナさん」
アヤメ(RQ)「どうしたんですか。訓練ならもう終わったはずですが?」
ベルタ「腹が減っただろうと思ってな。差し入れを作ってきたんだ」
カタリーナ「ちょっと休憩して、はぐっ。一緒に食べませんか? はぐっ」
ベルタ「なんで、お前が先に食べてるんだ!?」
カタリーナ「仕方ないでしょ。私は食べる係なんですから」
ベルタ「そんな係、いらんわ!」
アヤメ(RQ)「ありがとうございます、ベルタ、カタリーナ」
カタリーナ「感謝なんていりませんよ、はむはむっ」
ベルタ「本当にカタリーナには、いらないからな! なにもしてないぞ、こいつは!」
オリーヴ(RQ)「ふふっ。それじゃあ休憩にしましょうか」
アヤメ(RQ)「はい」
ベルタ「それで、間に合いそうなのか?」
アヤメ(RQ)「なんとしても間に合わせてみせます」
カタリーナ「いざとなったら、アヤメには口パクしてもらって、私が後ろで喋りますから」
オリーヴ(RQ)「ちゃんと練習してるんですから、そういうことを言わないでください!」
カタリーナ「いざとなったらですよ、いざとなったら」「まあ、私も邪魔してばかりじゃ悪いんで、ちょっとはアドバイスでもしましょうかね」
オリーヴ(RQ)「邪魔してたんですね…」
カタリーナ「アヤメは肩に力が入りすぎなんですよ。まずはリラックスして、自然体に。それから、ゆっくりと丁寧に話すんです」
アヤメ(RQ)「リラックスして、ゆっくりと丁寧に…。わかりました、やってみます」「私はー、ハインヘルム強襲型のパイロットー、アマノミヤー・アヤメですー」
オリーヴ(RQ)「元の状態に戻っちゃってるじゃないですか!」
ベルタ「なにをしているんだ、お前は…」
カタリーナ「えー。いまのは私のせいじゃ、なくないですか?」
メカニック「おーい、ハインヘルム強襲型の準備ができたぞ。訓練を始めてくれ」
アヤメ(RQ)「了解ー、しましたー。ではー、ちょっとー行ってきますー」
オリーヴ(RQ)「おかしくなってる!? アヤメさん、おかしくなったままですよ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

オリーヴ(RQ)「今日の練習はこれで終わりにして、続きはまた明日しましょうか」
アヤメ(RQ)「そうですね。みなさん練習に付き合ってくれて、ありがとうございました」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ(RQ)「………」
〔歩み寄る足音〕
オリーヴ(RQ)「アヤメさーん!」
アヤメ(RQ)「ん? オリーヴさん?」
オリーヴ(RQ)「どうしたんですか、こんな所で?」
アヤメ(RQ)「どうしたということもないのですが、少し夜空が見たくなって」
オリーヴ(RQ)「ふふっ、私と一緒ですね」
アヤメ(RQ)「私たち、ようやく宇宙に上がるんですね」
オリーヴ(RQ)「そうですね。たくさん訓練してきましたもんね」
アヤメ(RQ)「とはいえ、火星にはまだまだ行けなそうですけど」
オリーヴ(RQ)「それでも、大きな一歩です。そのために私たちは集まったんですから」
アヤメ(RQ)「はい」
〔歩み寄る足音〕
カタリーナ「ようやく見つけました」
ベルタ「まったく…。すごく捜してしまったぞ」
アヤメ(RQ)「カタリーナにベルタ。あなたたちまで、どうしてここに?」
カタリーナ「ふたりがいなくて寂しいってベルタが泣くから、一緒に捜してたんですよ」
ベルタ「泣いてない!」
オリーヴ(RQ)「ちょうどいま、これから宇宙に行くんだって、アヤメさんと話してたんですよ」
ベルタ「う、宇宙か。フフフ…楽しみで仕方ないな…!」
カタリーナ「足がガクガクしてますけど、大丈夫ですか?」
ベルタ「べ、別に怖くなんかないぞ!」
カタリーナ「誰もそんな話はしてませんよ?」
ベルタ「う、うるさい!」
アヤメ(RQ)「まったく、あなたたちは…」
ベルタ「…お前にだけは言われたくないぞ、ポンコツ」
カタリーナ「そうですよ、ポンコツ」
アヤメ(RQ)「ヒドい…」
オリーヴ(RQ)「ほらほら、仲良くしてください」
カタリーナ「はーい」
オリーヴ(RQ)「それじゃあ、みんなで気合いを入れるために、円陣でも組みましょうか」
ベルタ「円陣…。部活か何かか?」
オリーヴ(RQ)「えー、ダメですか?」
ベルタ「別にダメではないが」
オリーヴ(RQ)「ならやりましょうよ!」
アヤメ(RQ)「そうですね。わかりました」
カタリーナ「はいはーい」
オリーヴ(RQ)「それじゃあ…」「みんなで一緒に宇宙に行くぞー!」「おー!」
アヤメ(RQ)「はい!」
ベルタ「我に続け!」
カタリーナ「へろり~ん」
オリーヴ(RQ)「ちょっと! みんな合わせて下さいよ!」
アヤメ(RQ)「前途多難ですね…」
ベルタ「お前が言うな!」
【シナリオエンドデモ終了】


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